JP3153960B2

JP3153960B2 - 交通信号燈調時式報知センタ

Info

Publication number: JP3153960B2
Application number: JP50777591A
Authority: JP
Inventors: ウエスト，ハロルド，ビー．
Original assignee: ウエスト，ハロルド，ビー．
Priority date: 1990-04-12
Filing date: 1991-04-10
Publication date: 2001-04-09
Anticipated expiration: 2016-04-09
Also published as: JPH05506952A; AU646457B2; US5150116A; EP0524244A1; WO1991016698A1; EP0524244A4; AU7683891A

Description

【発明の詳細な説明】技術分野本発明は既して表示及び報知表示に関し、特に交通信
号燈に組合せ且つ同調して用いられる始動及び停止可能
な報知表示装置に関する。

背景技術交通信号燈は永らく我々と共に存在して来た。自動車
等の乗物は今世紀初頭では稀であるものから現実的に必
要なものと次第に変化し、同時に交通信号燈も次第に複
雑なものになって来た。交通信号燈を交通制御系に一体
化することは交通信号を電気的に相互に組合せることを
必要とし、特別な交差点では車輌と歩行者との調知を計
り、同時に交差点における車輌相互の通行を適正なもの
として来た。

商品及びサービスの促進のために乗員に向けた報知表
示は勿論一般に実施され、高速道路際の看板、道路に沿
った看板及び店頭表示板等の型のものが一般である。又
報知表示を交通信号燈と組合せることには非常に良い理
屈がある。例えば交通整理信号は車輌の交通量の多い交
差点に配置されていて、この交差点で報知することは車
輌を運転及び乗込む時間外の時間に多くの人々が受ける
ことになる。交通信号上の報知空間を賃貸することから
生じる収入は道路、通路の改善又は他の地域団体の改善
等のために地方公共団体により善用することもできた。
報知表示を準備し、運転者の心を集め、混雑した交通状
態で赤信号で車を止めている間に運転者の苛立ちを低減
することも非常に現実的な利点がある。

不幸にして、安全性と実用性の観点から過去において
交通信号に組合せた報知表示の拡大は妨げられ、又その
利用も最小限なものとなって来た。安全性の問題の最も
重要なものの一つは、報知表示が交通整理信号を注視す
ることと、運転者の注意が交通混雑を防ぎ又事故を起さ
ないようにしなければならないときの混雑した交差点で
周囲の車輌及び歩行者を観察することから運転者の注意
を外させる傾向をもつ点にある。又、繁雑な道路及び歩
行道路に隣接又はこれ等の上に交通信号を物理的に配置
すると、交通の流れを妨げることなく通常の業務時間中
に報知表示を変えるという点に問題がある。

従来、交通信号と報知表示と組合せる試みがいくつか
あるが、これ等の実用化は、多分上述の安全性と実用性
の問題を解決してしないので達成されていない。例えば
米国特許第1,662,348号、1928年にジー・ストリッカに
与えられた特許は、フレーム式の大きな箱状の取付構造
物を開示し、この構造物は赤、橙及び緑色の交通信号燈
セットとイリュミネーション式の報知表示を包含してい
る。ストリッカの装置の報知表示部分は半透明表面マス
ク又はスクリーンを含み、１セットのバックライトと共
にスクリーンに印刷された報知内容を備え、後方からバ
ックライトで報知マスク又はスクリーンを照射する。ス
トリッカは、報知表示を照射するための光を交通信号燈
に対応して赤、緑及び橙としているので明らかに運転者
の注意を進め、止れ及び注意の各信号から逸らさないこ
とを意途している。不幸にして、この様な色付報知表示
は常時、運転者に情報を与えつづけることになる。1950
年、ジェー、アレンに与えられた米国特許2,503,574号
は車輌用の交通整理燈に隣接するよりも離れて配置した
報知表示を開示している。この特許もこの表示を見る位
置にいる歩行者及び運転者に同じ種類の問題を与えてい
る。事実、このアレンの装置は、安全性の問題を解決し
ていないが、その理由は報知メッセージと一体化した
“停止”“進行”の信号を組合せているからである。こ
の様な組合せは人々を惑わし、報知メッセージ中の交通
整理メッセージを覆い、交通整理メッセージの重要性を
消したり、又は少くとも稀釈する。

発明の開示従って本発明の全般的な目的は、運転者が最も注意を
要する時に交通整理信号から運転者及び歩行者の注意を
逸らさないようにして、交通燈で整理された交差点で利
用できる多人数の人々に報知するという利点を伴うよう
にして交通整理信号と共に配置及び同期する報知表示を
提供することにある。

本発明のより特別な目的は、何時でも表示される交通
整理信号に対応して、選択した時に可視及び不可視な目
視報知メディアとなり、交通整理信号に隣接配置可能な
目視報知メディアを提供することにある。

本発明の他の目的は、交通整理信号が表示されている
通常のサイクルの選択された時間部分のみで報知が目視
可能である様に交通整理信号に隣接及び同期する目視報
知メディアを提供することにある。

更に本発明の別の目的は、交通の流れを妨害せずメデ
ィア上に表示される報知メッセージを容易及び素速く変
えるようにした目視可能な報知メディアを交通整理信号
に隣接して設けることにある。

本発明の他の目的、利点及び新規な構成は、後述の説
明により当業者にとって明らかとなるか、本発明を実施
することにより知り得ることにもなる説明中に記述しよ
う。本発明の目的と利点は添付の請求の範囲に特に抽出
された器具及びその組合せにより実現できるものであ
る。

ここに例示及び説明した様に本発明の目標に応じて、
前述及び他の目的を達成するために、本発明による信号
燈調時式広報センタは交通整理信号と組合せて用いる報
知表示装置を有し、交通整理信号が例えば赤ランプの様
な交通の流れを停止する第１相と例えば、緑ランプの様
な交通の流れを許容する第２の相とを有している。報知
表示装置は表示手段、例えばコンピュータで制御される
電子報知センタの様な報知表示装置を包含し、報知内容
を表示可能とし、報知内容を交通整理信号により制御さ
れる交通の流れ内の運転者に目視可能及び目視不能に選
択可能である。又報知表示装置は例えば適当な電子回路
等の表示制御手段を含み、交通整理信号と協働させ、報
知メッセージを、表示されたメッセージが運転者の責任
からその注意力を損ないときのみの交通整理信号の適当
な相のみに運転者に目視可能としている。このときは、
例えば赤ランプ相が動作しているときであり、更に運転
者の運転義務への注意が、緑ランプから赤ランプ相へと
変位又はこの逆に変位する時に目視可能とされる。又、
表示制御手段が報知表示を動作されず、緑から赤へと変
わった後の様な一つの交通信号相から他の相へ変位した
後の所定の時間間隔に目視可能とし、報知表示により妨
げられる前の変位した相に調整する時間を運転者に提供
するようにしてもよい。同様に表示制御手段は、交通信
号相の変位する前の適当な時間間隔に報知メッセージを
目視不能とし、運転者に、その注意を次の相変位に対し
て準備すべき運転義務の方へ指向させるようにしてもよ
い。赤及び緑のランプの交通整理信号に加えて、この報
知表示装置を例えば鉄道の踏切信号等の交通整理信号と
共に用いることもよい。更に、コンピュータ制御式電子
メッセージセンタ表示を用いる他の変形例では、固定し
た目視型表示を発光及び消光を交互にして表示を選択的
に目視可能又は目視不能にして用い、この固定した目視
型表示を裏を不透明にしたプレキシガラス、固定表示上
に設けた閉鎖可能なシャッタ又は回転又は可動な表示と
してもよい。

図面の簡単な説明本明細書に添付され、本発明の推奨実施例を説明する
文書の一部を形成し、説明と共に本発明の原理を詳説す
る添付図面。

図面中；図１はアルファベットの表示を代表的な交通信号燈と
共に示した本発明の推奨例を示し、図２はタイマー回路
の略図であり、本発明による交通信号燈信号と共にアル
ファベットの報知表示に調時を与えることが可能であ
り、図３は本発明により交通燈を制御する回路からアル
ファベット型の表示を調時するタイマー回路の回路ダイ
アグラムを示し、図４は本発明の別の推奨例を示し、そ
れ等交通燈調時式報知センタと交通信号燈そのものと一
体の電子メッセージセンタに組合せたものを示し、図５
は裏を不透明にした表示の形の本発明の別の実施例の断
面図であり、図６はシャッタシステムの後方に配置した
表示の型の本発明の更に別な実施例の断面図であり、図
７は回転シリンダ型の本発明の別の実施例の断面図であ
り、図８は代表的な鉄道踏切信号と組合せた本発明の推
奨例を示す。

本発明を実施する最良の形態本発明の交通信号燈調時式報知センタ10は図１に示し
ている様に代表的な交通信号燈11と組合せたアルファベ
ットの表示31を含む報知サイン30を含む。交通信号燈11
は汎用の赤色ランプ14、橙色又は黄色ランプ16及び緑色
ランプ18を含む、汎用のケース又はハウジング12を示し
ている。赤色ランプ14は勿論停止信号を搬送し、黄色ラ
ンプ16は注意信号を搬送し、緑色ランプ18は通常の様に
通過信号を搬送する。勿論、矢印、歩行可又は歩行不可
等の交通信号燈も交通信号燈調時式報知センタと共に用
いてもよい。交通信号燈11のケース12は代表的には道路
の中心又は上で懸架されている。懸架アーム20は直立ポ
スト28により支持されていて、直立ポスト28は交差点の
隅28の歩道に固定されている。勿論交通信号燈調時式報
知センタは他の汎用の交通信号燈取付け部材と共に用い
ることもでき、例えば垂直棒、空中ケーブル等と共に用
いてもよい（図示せず）。

本発明の交通信号調時式報知センタの目視可能な報知
表示メディアの推奨例を示すサイン30は図１に示され、
サポートアーム20の頂部に配置されているが、交通信号
燈11に組合せた適当な取付け位置に配置してもよい。サ
イン30は例えばケース12に直接サポートアーム20の下に
配置することもできる。図１に示している様に、サイン
30は面32、上面34及び底面36及び背面（図１に示さず）
を包含する。

本発明の推奨実施例では、例えば、スポーツ開催、商
品宣伝等に用いられる他の報知及びメッセージ表示に用
いられる電子メッセージセンタとしてもよい。この様な
電子メッセージでセンタは周知であり通常光を作る複数
のエレメントが２次元的に多列で配置され、それぞれの
エレメントがコンピュータ又はマイクロプロセッサの制
御により選択的にオン・オフできる。コンピュータ又は
マイクロプロセッサはプログラムでき、所望のアルファ
ベット表示、シンボル等を表示フォーマットに従って、
表示の幅に亘ってフラッシュ発光、一定発光又は移動発
光して表示するが、複数の相異ってメッセージは表示を
周期的及び選択した時間間隔だけ表示するようにプログ
ラムすることもできる。この様な電子メッセージセンタ
は本発明と共に用いることがよく、その理由は所定のア
ルファベット表示31が変更又はオン・オフされる速度と
容易さがあるからである。表示中の変更はこの例では通
常であり、広告する顧客の変更、顧客により指定される
表示の変更があるからである。従って、本発明と共に電
子メッセージセンタを用いる利点は報知表示が遠隔地か
らプログラム及び変更できることにある。又他のメッセ
ージ、例えば公共のサービス報知も商用のものに加えて
本発明により表示できる。従って、一方では本発明の主
たる目的が商用の広報にあるが、他の種類の報知も適当
に行いうることは理解されよう。この様に報知という言
葉は本発明を説明するのに都合が良いが、この目的の報
知は本発明によるどの形式のメッセージ表示を含んでよ
い。

安全及び他の理由で、所定の交通燈信号の間又は一つ
の交通信号から他の交通信号へ変る間サイン30表に報知
を表示しないことも推奨できる。

例えば、全ての車輌が停止すべき時又は全ての交通が
通常のように流れるべき時の緑のランプの間のみ及び交
通信号等の位置での報知が表示される交通信号からまさ
に妨げられない時のみに報知を表示することが推奨され
ます。

しかしながら例えば、交通信号燈のサイクルが緑色か
ら黄へ又赤へ又は赤色から緑色へ変わる時、そして、運
転者の注意が交通信号に集中されるべき時のような交通
信号燈の変わる間サイン30上の黙示可能な報知表示をし
ないことが推奨されます。事実交通信号燈が変わる時の
前後及び後又は前のいずれかの時間に時間を設けること
が望まれますがこの時間が運転者に交通信号に従って通
過又は停止させることを許しサイン上の報知表示によっ
て交通が妨げられないようにすることも良い。交通信号
燈調時式報知センタは下記に示すような選択と能力を提
供する。

表示31の動作を特別な発光相、例えば赤色相にのみに
制限して用いることができるシークエンシャルネットワ
ーク（順序回路網）15が図２に示されている。この例で
は左の交通信号燈11は交差点における流入交通に対して
目視可能である物と考えられ右側の交通信号は同じ交差
点で交差する交通に面しているものと考えられる。左の
交通信号燈11は図１に示した信号燈11と同じであり、そ
のケース12には赤色燈14、黄色燈16及び緑色燈18が収め
られている。右側の交通信号燈41は左側のもの11と同様
に赤色燈44、黄色燈46及び緑色燈48を含むケース有して
いる。このシークエンシャルネットワークは電圧変換器
を含み左側の信号燈11に接続されていて更に右側の信号
燈41に接続されたゲノム52を有している。電圧変換器50
を52の出力54を56はそれぞれ回路にＨとＬのポテンシャ
ルをデジタル的に搬送する。このネットワークにはゲー
トG1,G2,G3,G4の４つのナンドゲートがある。この４つ
のナンドゲートは単一のICチップにあり、例えば7,400
クォード２入力ナンドゲートチップにあります。ナンド
ゲートG3の出力はＤフリップフロップDFの解消入力162
に接続されている。ゲートG4の出力111はＤフリップフ
ロップDF2のクロック入力164に接続されている。Ｄフリ
ップフロップDF2はどの形式のＤフロップフリップでよ
く例えば747デュアルＤフリップフロップでよい。シー
クエンシャルネットワークはキャパシターC1,C2とレジ
スターR1,R2と含んでいる。

この例ではレジスターR1,R2は50キロΩと3.9キロΩの
抵抗値を有している。レジスターR1,R2は５パーセント
の許容誤差をもって1/2ワットの定率をもっている。又
この例ではキャパシターC1,C2は220マイクロＦとコンマ
03マイクロＦの値を有している。レジスターR1・R2の値
とキャパシターC1・C2の値は単に例示した目的でのみ示
してあります。レジスターR1とキャパシターC1はトラン
ジスタのベース120と電圧変換器50の出力54の間の結線
を形成する。トランジスタX1は代表的なNPNトランジス
タ、例えば2N222であります。すでに示したようにレジ
スターR1とキャパシターC1の値は変換可能であります
が、この例に対して選択されたものであり、その理由は
11のγｃ時定数により電圧変換器50の出力54とトランジ
スタX1のベース120との間に3/2の遅れを生じる。トラン
ジスタX1エミッタ122は接地されていてベースに所定の
プラスを与えトランジスタが動作する。トランジスタX1
からのコレクター出力124はキャパシターC2を介してゲ
ートG4のデュアル入力112,113に供給する。キャパシタ
ーC2の目的は交通信号燈11と41が相互に変化する間、短
絡するマイナスのパルスを接地する。この変化はＤフリ
ップフロップDF2を調時する。この回路の目的のため低
レベルが0Vに対応し高レベルとVCCがプラス5VDCに対応
する。

左の交通信号燈11が赤色信号燈を動作する時にコンバ
ータ50の出力電圧54はＨに変化しゲートG2の入力105で
高レベルにする。左の信号燈11と同時に赤色信号燈14が
動作すると左側の交通信号燈41は緑色燈48を動作させ
る。黄色燈46と赤色燈48は消えると電圧変換器52の出力
56は低になる。出力56においてこの低はゲートG1のデュ
アル入力101,102へ低を与え、ゲートG1の出力104を高レ
ベルにする。104と105両方が高レベルになるとゲートG1
・G3を介してＤフリップフロップDF2のクリアインプッ
ト162を生じ、このようにしてＤフリップフロップDF2を
動作させる。

電圧変換器50高レベル出力54はレジスターR1とキャパ
シターC1によって形成されたRC時定数により３秒の遅延
された後でトランジスタX1のベース120に到達する。ベ
ース120が高になるとトランジスタX1は動作しコレクタ
ー124とゲートG4を介してＤフリップフロップDF2と調時
する。ＤフリップフロップDF2のこの動作はその低に等
しい状態Q2から高に等しい電流状態Q2へ出力状態を変化
する。高に等しい状態Q2は高レベルをメッセージセンタ
32に与えディスプレイ31を動作させる。集約するとアル
ファベット表示31はまず消える。左の交通信号燈11が赤
色燈を動作する時に対応して右の交通信号燈41が緑色燈
48を動作する時にアルファベットの表示31は３秒の遅れ
をもって動作する。

右の交通信号燈41が黄色ランプ46を動作させると、電
圧変換器52からの出力56は高になる。出力56のこの高レ
ベルはゲートG1,G2,G3を介してフリップフロップDF2へ
クリヤ入力162となる。このクリヤされたＤフリップフ
ロップDF2はQ2を低レベルに再調整し、この様にしてメ
ッセージセンタ30のアルファベット表示31を消す。集約
すると、アルファベット表示31は右の交通信号燈41が黄
色ランプ46を動作し、左の交通信号燈11が赤色ランプ14
を動作させていても消されることになる。この様にし
て、左の交通信号燈11が赤色ランプを動作し、右の信号
燈41がほぼ３秒間の遅れにつづいて緑色ランプ48を表示
しているときに、アルファベット表示31が表示される。

左の交通信号燈11につながる電圧変換器50の出力から
分れて入力するゲートG2への入力104,105と右の交通信
号燈41につながる電圧変換器52の出力56とは安全型のも
のとして動作する。もし何らかの理由で右の交通信号燈
41の黄色ランプ46の動作が、メッセージセンタ30のアル
ファベット表示31を消すＤフリップフロップDF2への入
力をクリヤできないとすれば、左の交通信号燈11は赤色
ランプ14を消し、緑色ランプ18を動作させることにな
る。赤色ランプ14が消え、緑色ランプ18が動作される
と、電圧変換器50の出力54は低レベルになり、Ｄフリッ
プフロップDF2への入力162をクリヤにし、その結果低レ
ベルのQ2を生じてメッセージセンタ表示31を消す。

交通信号のサイクル制御に対する他の調時式表示31の
方法は、その動作を交通信号燈そのものを制御する同じ
回路に結ぶ点にある。この方法を例示するために、原型
回路100を図３に示している。例示の目的で、交通信号
燈及びメッセージセンタ表示は発光ダイオード（LED'
s）D₁,D₂,D₃,D₄,D₅,D₆及びD₇によって模型化されてい
る。左の交通信号燈11は赤色ランプ14となるダイオード
D1で、緑色ランプ18となるダイオードD2で模式化してい
る。この原形モデルの目的には、黄色ランプ46は左の交
通信号燈11と同一方向を向くメッセージセンタ30の表示
31を動作させないので示されていない。右の交通信号燈
41はダイオードD5により示された赤色ランプ44で模式化
されていて、黄色燈46はダイオードD6により、又緑色48
はダイオードD7により模式化されている。ダイオードD
3,D4はメッセージセンタ30のアルファベット表示31を模
式化し、センタ30は左の交通信号燈11と同じ方法を向い
ている。

図３に示した原形回路100は図２に示した順次的ネッ
トワーク15のエレメントの大半を有している。例えば２
入力ナンドゲートG1,G2,G3及びG4は図２に示したものと
同一である。同様に、レジスタR1,R2,キャパシタC1,C2
及びトランジスタX1及びＤフリップフロップDF2も全て
図２に示したものと同一である。

原形回路100には電圧変換器50,52は図３に示した回路
の残りの部分で置換する。図３に示したエレメントの残
りは他のキャパシタC3、他のフリップフロップDF1、他
のトランジスタX2及び６個のインバータINV1,INV2,INV
3,INV4,INV5,INV6,を包含する。この原形回路100は３個
のスイッチSW1,SW2,SW3,とダイオードD8に直列したバッ
テリB1を包含させてもよい。この原形回路は、レジスタ
R3からR12の付加的なレジスタが設けられ、このレジス
タの値はR3＝R4＝1.2KΩ;R5＝50KΩ,R6＝R7＝R8＝R10＝
R11＝R12＝470Ω及びR9＝2.2KΩの値を有している。全
てのレジスタは５パーセント（５％）の許容値で２分の
１ワットの率を有している。ＤフリップフロップDF2は1
cチップの半部分でよく、プリセットとクリヤを有する7
47デュアルＤフリップフロップである。キャパシタC3は
100μＦの容量である。トランジスタX1はトランジスタX
2と同様2N222でよい。インバータINV1からINV6は単一の
1cチップでよく、例えば7404ヘックスインバータでよ
い。スイッチSW2はスイッチエレメント92,94を含む２段
式の２極スイッチであり、スイッチSW1とSW3は単投スイ
ッチである。ダイオードD1〜D7は例えば20mAのLEDダイ
オードである。ダイオードD8はIN34Aでよい。バッテリB
1は1.5Vの4AAバッテリでよい。

ナンドゲートG3,G4はマッチングデュアルインプット
を有し、この原形回路で２個のインバータの替りに用い
られていて、回路に付加的なチップを加えず用いられて
いる1cチップを完全に用いるようにしている。7407ヘッ
クスインバータチップは６個のインバータを包含し、こ
のインバータはインバータINV1〜INV6である。7400クア
ド２入力ナンドゲートチップは４個の２入力ナンドゲー
トを含み、このゲートはゲートG1,G2としてこのナンド
ゲートの２個を用いた後に２個のナンドゲートを残す。
従って部分的に用いられる付加的なインバータチップを
加えるよりはむしろ、２ナンドゲートの残りをマッチン
グデュアルインプットと共にインバートするゲートG3,G
4として用いた。

原形回路100の動作はスイッチSW1を閉じることにより
始まる。スイッチSW2はＤフリップフロップDF1を高にす
るような出力状態G1にプリセットする位置、上方又はＡ
位置に動く。状態変数G1でのこの高レベルはインバータ
INV1で反転され、ダイオードD7のカソード側140に低を
与え、その結果発光ダイオードD7（緑色ランプ42）を点
灯する。状態変数G1の高レベルはQ1′が低であることを
意味している。Q1′からの低はそのベース130に低を与
えるのでトランジスタX2を切り、従ってそのコレクタ出
力134を高に保つ。又これはダイオードD1（赤色ランプ1
4）を点灯し、インバータINV4とレジスタR6の出力142に
よる。このコレクタ134の高レベルはインバータINV5と
レジスタR7の出力を低レベルにし、ダイオードD2（緑色
ランプ18）を消灯する。同様にインバータINV2とレジス
タR11の出力146は低であり、ダイオードD5（赤色ランプ
44）を消灯する。ゲートG1への入力101はコレクタ134の
高と結合し、入力102はＤフリップフロップDF1からの状
態変数Q1′の低とつながり、従ってゲートG1からの出力
103は高である。これはダイオードD6のアノード側148を
低にし、インバータINV3とレジスタR10によるものであ
り、これはダイオードD6（黄色ランプ46）を消灯する。
集約すれば、始動の第１段階では、ダイオードD1（赤色
ランプ14）が点灯し、ダイオードD2（緑色ランプ18）が
消灯し、他方ダイオードD7（緑色ランプ48）が点灯し、
ダイオードD5（赤色ランプ44）とダイオードD6（黄色ラ
ンプ46）とが消灯する。

プロセススイッチSW2は次の段階ではＤフリップフロ
ップDF1の出力状態量を変えるＦ即ちＢ位置にスイッチ
され、状態量Ｑ′が低でQ1′が高となる。高のQ1′は約
２秒間の遅れを伴ってトランジスタX2のベース130を高
にする。遅れはレジスタR5とキャパシタC3のRC時定数γ
により与えられる。トランジスタX2が状態量Q1′の高に
より動作１始める前に、Q1′がこの高レベルをゲートG1
の入力102に与える。トランジスタX2が動作始める迄に
コレクタに残存する高レベルと組合せて入力102での高
は出力103に低を与え、出力103はインバータINV3とレジ
スタR10を通じて反転されダイオードD6（黄色ランプ4
6）のカソード側148を低にし、これを点灯する。Ｄフリ
ップフロップDF1からの状態量Q1の低レベルはインバー
タINV1を介してダイオードD7（緑色ランプ48）を消灯す
る。

ゲートG1への両入力101,102での１時的高レベルはゲ
ートG2,G3を通じ低に変換され、ＤフリップフロップDF2
へのクリヤへ入力162をクリヤする。この様にして、Ｄ
フリップフロップDF2の状態量Q2′は高であり、インバ
ータINV6とレジスタR12を通じてダイオードD3,D4の入力
170へ低を与え、ダイオードD3,D4（メッセージセンタ表
示31）を消灯する。スイッチSW2をＢ位置にすると、ダ
イオードD7（緑色ランプ48）を消灯し、ダイオードD61
黄色ランプ46）を点灯し、他方ダイオードD3,D4（メッ
セージセンタ表示31）を消灯する。

最終段階では状態量Q1′からの高がキャパシタC3とレ
ジスタR5による２秒程の遅れでトランジスタX2のベース
130に達し、トランジスタX2を動作させる。トランジス
タX2がコレクタを動作させるとき出力134は低となり、
インバータINV2とレジスタR11の出力からダイオードD5
（赤色ランプ44）を点灯する。コレクタ出力134が低に
なる同様の結果は、ダイオードD1（赤色ランプ14）がイ
ンバータINV4レジスタR6の出力142から消灯される。ダ
イオードD2（緑色ランプ18）がインバータINV5とレジス
タR7の出力144から点灯される。ダイオードD6はダイオ
ードD6（黄色ランプ46）の入力148でのゲートG1、イン
バータINV3及びレジスタR10を通じる低レベルによりこ
の低コレクタ出力134により消灯される。ダイオードD6
（黄色ランプ46）の点灯からダイオードD5（赤色ランプ
44）の点灯へとの変化中に、ダイオードD7（緑色ランプ
48）は消灯されつづけ、ＤフリップフロップDF1の低状
態量Q1により動作し、トランジスタX2からのコレクタ出
力134により動作はしない。ゲートG1からの出力103が低
に変化していたとしても、ＤフリップフロップDF2への
クリヤ入力102は低でありつづけるかゲートG2への入力1
05へ低を与えることによりクリヤ状態にある。これはダ
イオードD3,D4（メッセージセンタ表示31）を消灯しつ
づける。集約すると、２秒間の遅れにつづいて、右の交
通信号燈41は黄色ランプ46（ダイオードD6）から赤色ラ
ンプ44（ダイオードD51）へ変り、左の交通信号燈11は
赤色ランプ14（ダイオードD1）から緑色ランプ18（ダイ
オードD2）へ変り、他方メッセージセンタ表示31（ダイ
オードD3,D4）は消灯しつづける。これで原形回路100の
動作は完了する。

スイッチSW2が位置A,即ち交通信号燈11の赤色ランプ1
4と交通信号燈11の緑色ランプを点灯する。位置に動作
される。ＡでのスイッチSW2はＤフリップフロップDF1を
プリセットし、状態量Q1を高にQ1′を低にする。Q1高は
インバータINV1を介してダイオードD7（緑色ランプ48）
のカソード1401を低にし、これを動作させてダイオード
D7（緑色ランプ48）を点灯する。キャパシタC3はスイッ
チSW2のスイッチエレメント94により接地され、トラン
ジスタX2のベース130を低にし、トランジスタX2を動作
させず、コレクタ出力134を高レベルに維持しつづけ
る。前述の様にコレクタ出力134が高レベルであり、ダ
イオードD1（赤色ランプ14）がインバータINV4とレジス
タR4により点灯されるときダイオードD2（緑色ランプ1
8）がインバータINV5とレジスタR2を介して消灯され
る。同様ダイオードD5（赤色ランプ44）はインバータIN
V2とレジスタR11により点灯され、ダイオードD6（黄色
ランプ46）はゲートG1、インバータINV3及びレジスタR1
0を通じて消灯される。他方ダイオードD7（緑色ランプ4
8）は点灯している。ダイオードD1（赤色交通信号燈1
4）が点灯するとき、ダイオード123,124（メッセージセ
ンタ表示31）は３秒間の遅れにつづいて点灯する。この
３秒間の遅れはレジスタとキャパシタC1のRC時定数γに
より与えられ、トランジスタX1のベース120からの高状
態量Q1を遅延させる。ベース120が高になると、トラン
ジスタX1はコレクタ出力124を低にするように動作可能
となり、低はゲートG4によりＤフリップフロップDF2の
状態量Q2,Q2′を変化させる。

これはQ2′を低にしダイオードD3,D4を動作させイン
バータINV6とレジスターR12を介して点灯する。集約す
るとスイッチ２をA1に動作させると交通信号燈11の赤色
ランプ14は点灯し緑色ランプ（18）ダイオードには消灯
する。

同様に交通信号燈41、緑色ランプ48（ダイオードD7）
は点灯し、他方黄色ランプ46（ダイオードD6）と赤色ラ
ンプ44（ダイオードD5）は消灯する。３秒間の遅れに続
いてメッセージセンタ表示31（ダイオードD3,D4）は点
灯する。

次に動作相はスイッチSW2がB12に位置した時に生じ
る。B1でのスイッチSW2はまず信号灯11の赤色ランプ14
を連続的に点灯し緑色ランプ48の点灯から黄色ランプ46
への点灯への変化を代表する。約２秒間の時間の遅れの
後でB1のスイッチSW2は赤色ランプ14の点灯から緑色ラ
ンプ18への変化を代表し又黄色ランプ46から赤色ランプ
44への変化を代表する。従ってスイッチSW2はＤフリッ
プフロップDF1をまずクリアする劣期状態を完成しその
状態量Q1,Q1′を変化させQ1は低にQ1′は高にする。こ
のQ1の低レベルはD7（緑色ランプ48）のカソード側の14
0を高にし、これはインバータINV1によって行われダイ
オードD7を動作させない。

このカソード側の高はダイオードD7（緑色ランプ48）
消灯する。トランジスタX1のコレクター124は直接的に
ベース120によって高レベルに変化されベース120はスイ
ッチSW2のスイッチ要素92によ漬て接地されている。ト
ランジスタX1のコレクタの高はクロック入力111に低を
与えることによってゲートG4を介してＤフリップフロッ
プDF2のクロック入力111からクロック入力を除去する。

ＤフリップフロップDF1の状態量Q1′の高レベルはレ
ジスターR5とキャパシタC3によって作られるRC時定数γ
による約２秒の遅れの後にトランジスタX2のベース130
に達する。トランジスタX2のベース130の高レベルはト
ランジスタX2を動作させこれによってコレクター出力13
4を低にする。２秒間の遅れの終了前にゲートG1の出力1
03は一時的に低になりこの原因はゲートG1の入力に土達
される高状態量Q1′にするものであります。出力103の
一時的低はインバータINV3とレジスタR10とによってダ
イオードD6（黄色ランプ46）を点灯する。又、出力103
の一時的低はゲートG2・G3を介してＤフリップフロップ
DF2インプット162をクリアする。これはＤフリップフロ
ップDF2の状態量Q2・Q2′をリセットし状態量Q2′を高
にしてダイオードD3・D4メッセージセンタ表示を消灯
し、この消灯はインバータINV6とレジスターR12によっ
て行われる。集約するとスイッチSW2がＢ位置に位置す
ると２秒間の間隔で黄色ランプ46（ダイオードD6）が点
灯し他方緑色ランプ48（ダイオードD7）が消灯する。こ
の時、メッセージセンタ表示31（ダイオードD3,D4）は
消灯され左の交通信号燈11は赤色ランプ14（ダイオード
D1）点灯し緑色ランプ18（ダイオードD2）に消灯し続け
る。

状態量Q1′からの高をトランジスタのX2のベース130
に到達させる２秒間の時間、経過後にトランジスタX2は
コレクター出力134を低にするように動作する。コレク
ター出力134のこの低はゲートG1の出力103を常の高にも
どしこのようにしてダイオードD6（黄色ランプ46）を消
灯し出力103の変化はゲートG2の入力104の変化を生じる
がゲートG2への入力105の対応した変化が低になりＤフ
リップフロップDF2のクリア入力162への入力がメッセー
ジセンタ表示31を消灯し続ける。コレクター出力134の
低レベルはダイオードD5（路色ランプ44）を点灯しイン
バータINV2とレジスターR11によって行われる。同様に
左の交通信号燈11のダイオード（赤色ランプ14）はイン
バータINV4とレジスターR6によって消灯されダイオード
D2（緑色ランプ18）はインバータINV5とレジスターR7に
よって点灯される。２秒間の遅れに続いて右の交通信号
燈41は黄色ランプ46（ダイオードD6）の発光から赤色ラ
ンプ44（ダイオードD6）の発光へと変化し又左の交通信
号燈11は赤色ランプ14（ダイオードD1）の発光から緑色
ランプ18（ダイオードD2）の発光へと変化する。その間
メッセージセンタ表示31（ダイオードD3・D4）は動作し
ない。

動作の位置サイクルはこれで完成する。スイッチSW1
が閉じる位置又は入力位置にあり続ける限りスイッチSW
2は位置Ａを位置Ｂとの間に変化する時上述の結果と同
じ結果を作り続ける。経速的なネットワーク100に生じ
る時間の遅れによって位置ＡとＢとの間のスイッチSW2
の動作は交通信号と交差点の通常の整理経過を代表する
ものである。

スイッチSW3はゲートG1の出力103をバイパスさせるの
に用いることができることを注記します。

スイッチSW3がＣ位置にある時ゲートG1の出力103はゲ
ートG2の入力104になる。この位置でのスイッチSW3は就
成したように原形回路100動作しこのときＤフリップフ
ロップDF2はクリアされメッセージセンタ表示31（ダイ
オードD3,D4）を消灯し緑色ランプ48（ダイオードD7）
の発光から黄色ランプ46（ダイオードD6）の発光へ変化
する。

これは赤色ランプ14（ダイオードD1）が同左の交通信
号燈11量に表示されていてメッセージセンタ表示31（ダ
イオードD3,D4）が消灯されることを意味している。そ
の理由は黄色ランプ46（ダイオードD6）の発光があるか
らである。しかしながらスイッチSW3がＤ位置スイッチ
されるとゲートG1の出力103はバイパスされゲートG2へ
の入力104は一定の高レベルにあり、すなわち、直接＋V
CCへつながっている。従ってトランジスタＸそのものの
コレクター出力134はＤフリップフロップDF2のクリア入
力162を制御し、この制御はゲートG2への入力105によっ
て行われる。

主として出力103のこのバイパスはトランジスタX2の
コレクター出力134が黄色ランプ46（ダイオードD6）が
発光している間の約２秒間おいて低になるまでメッセー
ジセンタ表示31（ダイオードD3,D4）を発光し続けさせ
る。他言すればメッセージセンターディプレイ31（ダイ
オードD3,d4）は左の交通信号燈11が赤色ランプ14（ダ
イオードD1）から緑色ランプ（ダイオードD2）へ及び右
の交通信号燈41が黄色ランプ46（ダイオードD6）から赤
色ランプ44（ダイオードD5）へ変化するまで発光し続け
る。

この原形回路100は例示の目的でのみ示したものであ
る。実際にはこの発明は４つの交通信号燈と組み合わせ
て４つのメッセージセンタ31を用いても良い。例えば２
つの左の交通信号燈11と２つの右の交通信号燈41とを設
け、一方は南北に方向を向け他方は南西に方向を向け
る。このようにして開示した回路はより複雑になること
は必然でありましょうが原理は変わらない。

本発明の原理がハードウエア回路シークエンスネット
ワーク15及び原形回路が同じ原理を実施する適当なマイ
クロプロセッサコントローラに置き換えることができる
ということは理解できるでしょう。

図４に示した他の実施例は代表的な交通信号燈11がサ
イン30としての同じ電子メッセージセンタに統合された
ものである。この実施例では赤色ランプ14、黄色ランプ
16及び緑色ランプ18はメッセージセンタ30上の報知表示
31に加えられるメッセージセンタ表示の一つを構成す
る。

サイン30を電子メッセージセンタとする利点の一つは
広告依頼者の変更による一つの報知メッセージから他の
報知メッセージへの変更、或いは広告依頼者の所望によ
る表示内容の変更が遠隔位置から達成されることであ
る。このような報知メッセージ表示31の変更はメッセー
ジセンタ30を制御するマイクロプロセッサ又はコンピュ
ータコントローラ（図示せず）にプログラム化すること
ができる。かくして、報知メッセージ表示31は即座に変
更でき、或いはメッセージセンタ30のコントローラへの
コンピュータリンクからあらかじめプログラム化した変
更を通じてなされる。このコンピュータのリンクはケー
ブルリンク、モデム型インターフェイス或いは他の形式
のコンピュータリンクによって行われる。この遠隔操作
による変更により表示31の変更を早くすることができ、
その場で変更する場合に生じる交通渋滞を軽減する。

サイン30が電子メッセージセンタであることが望まし
いが、これは唯一のものではない。図１に戻りサイン30
は塗料サイン、ステンシルパネル、レターガラス又は小
さなビルボード等の固定した表示の形でもよい。もし交
通信号燈11の動作サイクル部分で目視可能な表示31のみ
を所望するときには、サイン30の発光は交通信号燈11
を、例えば赤色ランプ14の点灯中のみに発光するように
調時することもできる。この様な発光は表示31の後方か
ら光を照らす型式でも、上面34から照らす上部発光で
も、サイン30の底36から照らす底部発光型でもよい。も
し交通信号燈11,41のサイクルで表示31を発光させる手
段を調時したいとき、この発光手段を図２のシークエン
シャルネットワーク15により模式化し、図３に示した様
に原形回路100中のダイオードD3,D4（表示31）により模
式化する。

発光により交互に目視可能及び不能に表示31をすると
いうこの技術思想を拡張すると、図５に示している様に
面31に配置され、不透明なプレキシガラス板80の後方に
表示31を配置することも可能である。この例では、発光
はランプ82,84により示されたランプシステムにより達
成される。ランプ82,84が発光していない時不透明な凹
所86、不透明なプレキシガラス80は黒い面となり、表示
31を目視不能とする。ランプ82,84が発光すると、凹所8
6を発光し、プレキシガラス80は表示31を発光させ、表
示31を目視可能とする。

表示31を交互に目視可能及び不能とする別の方法は図
6,7に示している色色な機械的手段も包含している。機
械的に目視可能及び不能にする手段は回転シャッタ61,6
3,65のシステムの後方に表示31を配置することも含む。
図６では、表示31は前述実施例と同様の電子メッセージ
センタ、固定表示、塗布サイン、ステンシルパネル、レ
ターガラス、又は小さなビルボードの型のものでよい。
シャッタ61,63,65はシャッタ軸62,64,66周のに回転可能
である。シャッタ軸62,64,66の回転、即ちシャッタ61,6
3,65の回転は電子的に制御される。シャッタ軸62,64,66
の回転は右回転するとシャッタ61,63,65を面32に横切ら
せ、これは図６で点線で示している。このシャッタの指
向性は閉じ位置に対応し、有効に表示31を目視不能とす
る。

逆にシャッタ軸62,64,66を完全に左回転させると面32
に対し角度θでシャッタ61,63,65を配置する開き位置に
対応している。角度θはメッセージセンタ30が配置され
ている交差位置に応じて変えられ、所定の交差点で赤色
ランプにより運転を停止している運転者に良く見える角
度に対応している。交通信号燈の赤信号相中のみに表示
31を目視可能とするためにシャッタ61,63,65を開くこと
が望ましいときには、シークエンシャルネットワーク15
と原形回路100とは、図2,3に示したモデルと同一にする
とよい。この例では原形回路100のダイオードD3,D4の作
動はシャッタ62,63,65の開放ととなり、ダイオードD3,D
4の不作動はシャッタ61,63,65の閉鎖となる。

機械的手段により表示31を可視及び不可視にする手段
としての本発明の別の例を図７に示している。この例で
は、前述の２個の平面的定置表示31は回転可能なシリン
ダ70に置換され、図７に示している様に三角形等の多角
形の断面形状を有している。３角シリンダ70はその中心
軸78周りに回転可能であると共に面72,74,76を有し、こ
の面を角71,73,75で相互に接続されている。シリンダ70
を軸78周りに回転させるのは、電子的に制御される。こ
の様にシリンダ70を制御回転すると、選択的にサイン30
の面32と同一平面位置に所望の面72,74又は76を配置で
きる。即ち、面72,74,76のうち一つの面を面32に所定の
時間置くことができる。この例では、上面34と底面36は
三角形のシリンダ70が回転するように角71,73,75が通る
様に必然的に曲面に形成されている。

もし、交通信号燈の赤色発光サイクル中のみに報知表
示を可視としたいときには、３角形シリンダ70の面の一
つ、例えば面72を空白とし、他の面74,76に報知表示を
与える。３角形シリンダ70を順次交互方向に回転し赤色
信号相で報知表示面74を見せ、黄及び緑色信号相で空白
面72を見せ、次の赤色信号相で別の報知表示面76を見せ
るようにすることができる。別に３角形シリンダ70を一
方向に連続的に回転し、第１の報知表示面74を赤色信号
相の第１半期中に、次いで第２の報知表示面76をこの赤
色信号相の後半部分中に見せ、次いで緑色及び黄色信号
相で空白面を見せるようにしてもよい。もし交通信号の
赤色信号相のみで報知表示面74,66を見せたいときに
は、最小の例を示した図2,3にあるシークエンシャルネ
ットワーク15と原形回路100とによって適当な回路を模
式することができる。この回路例12はバイナリカウンタ
又は他の手段を包含させ３角形シリンダ70の交互的回転
をするか、前半分の赤色信号相で一つのメッセージを、
この後半分で別のメッセージを見せるのに必要な遅れと
組合せてもよい。

上述の例は代表的な固定交通信号燈11と組合せた報知
サイン30を示しているが、他の交通信号整理装置、例え
ばモービル交通信号と共に用いることもよい。モービル
交通信号はスポーツやエンターテイメント等がある場所
で１時的に交通整理を行ったり、交通信号が故障したと
き１時的に置き換えることができる交通信号装置であ
る。モービル交通信号の場合、アルファベットの報知表
示は、次のスポーツ又はエンターテイメントの予告や交
通情報とか混雑状態の時を得た情報を含ませてもよい。

図８に示しているように、サイン30は例えば鉄道踏切
信号90等の交通整理信号と組合せて用いてもよい。鉄道
踏切信号90は通常鉄道線路88を横切る路22上に線路88の
直近に配置され、固定したポスト98に取付けた１対のサ
イン92,93を有している。この様な鉄道踏切信号90は可
動な遮断アーム96と警告灯94,95を有している。図８に
示している様に、サイン30はアーム20に懸架するとよ
い。遮断アーム上にサイン30を配置すると鉄道踏切信号
90で停止に何列かの運転者に目視可能となり、サイン30
を道路22上の中心に置けば踏切信号90で待つ運転者の注
意を突起する表示31を増やすことができる。しかしなが
ら、鉄道踏切信号90と組合せてサイン30を数個所に配置
してもよい。鉄道踏切信号ポスト98と組合せて配置した
垂直ポスト24によりサポートアーム20を路22上に押上げ
ることもよい。アルファベットの表示31の動作は、遮断
アーム96が下方にあり、警告灯94,95がフラッシュし、
交通の流れが停止しているときに目視可能に起動され
る。報知に加えて、踏切に配置されたサイン30が踏切で
の長時間の待ちがあった場合に気を静める内容のものを
表示するようにするとよい。

この様に、簡単な表示装置と組合せて報知又は公共情
報メッセージの形でアルファベット表示を行い、メッセ
ージを他のものに効率的に変更する装置と方法を提案し
て来た。

これ迄述べたことからは単に本発明の原理を例示した
ものにすぎない。当業者にとって数多くの変形例が考え
られると思われるので、本発明は今迄述べた構成、動作
に限定されるものではなく、別紙の請求の範囲に規定し
た技術的範囲に、これ等の変形例も属することもあるこ
とを付言する。

産業への応用本発明はその性質に対応し且つ前述の如く電気／機械
産業により創作できる。

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献特開昭57−3198（ＪＰ，Ａ) 特開昭61−51599（ＪＰ，Ａ) 実開昭62−158598（ＪＰ，Ｕ) 実開昭57−185100（ＪＰ，Ｕ) 実開昭62−9899（ＪＰ，Ｕ) 米国特許4059821（ＵＳ，Ａ) (58)調査した分野(Int.Cl.⁷，ＤＢ名) G08G 1/07 - 1/096

Claims

(57)【特許請求の範囲】

【請求項１】道路に隣接して配置された交通整理信号装
置と組合せた可変メッセージ報知表示装置にして、該信
号装置が複数の信号燈セットからなり、各セットが交通
の方向に向いていて、交通の流れを止める第１相と道路
上での交通の流れを許す第２相を有し、前記可変メッセ
ージ報知表示装置は、交通制御情報以外の情報を表示す
るものであり、前記信号燈セットに隣接して配置され、交通整理信号装
置により制御される交通の流れの中にいる運転者及び乗
員に対し、情報を表示し、且つ選択的に目視可能及び目
視不能とされる電子的可変報知メッセージ表示手段と、該報知表示手段と前記交通整理信号装置とに接続され、
報知表示手段を自動的及び選択的に動作及び停止させ、
報知メッセージを目視可能及び目視不能とする表示制御
装置であって、フリップフロップマルチバイブレータに
接続したデジタルロジックゲートを有し、交通信号燈の
対応したセットの動作相が機能するに従って報知表示を
動作及び停止させる表示制御手段と、前記表示制御手段と報知表示手段とに接続され、使用者
により選択された所定の表示計画に沿って報知メッセー
ジを自動的及び選択的に変える電子プログラム手段と、
を含み、前記表示制御手段は、交通整理信号と同調し、前記報知
表示手段を作動し、交通整理信号の一方の相からもう一
方の相へ移る間に報知メッセージを目視不能にする、報
知表示装置。
【請求項２】請求項１の報知表示装置にして、前記表示
制御手段が交通整理信号と同調し、交通整理信号の一方
の相からもう１方の相へ移った後の所定の時間、報知表
示手段の動作を遅らせ、運転者に報知メッセージの目視
不能を保ち、その後可視可能とする報知表示装置。
【請求項３】請求項１の報知表示装置にして、前記表示
制御手段が交通整理信号と同調し、報知表示手段を作動
し、交通整理信号の一方の相からもう一方の相へ移る前
の所定の時間間隔の間報知メッセージを目視不能とす
る、報知表示装置。
【請求項４】請求項１報知表示装置にして、前記表示制
御装置が交通整理信号と同調し、交通整理信号の一つの
相の一部分の間のみ報知メッセージを目視可能とし、こ
の相の始めの部分及び終りの部分に対して目視不能とす
るように前記報知手段を作動する、報知表示装置。
【請求項５】請求項２の報知表示装置にして、報知表示
手段の作動を交通整理信号の第１相の始めの所定の時間
遅らした、報知表示装置。
【請求項６】交通整理装置に電気的に接続され、それと
同期して、従来の交通者に交通制御情報以外の情報を報
知するための文字・シンボル表示を表示する、可変メッ
セージ装置にして、前記交通整理装置が交通の流れを阻
止しているとき、文字・シンボル表示を目視可能とし、
前記交通整理装置が交通の流れを許すとき、文字・シン
ボル表示が目視不能とするように自動的に制御される表
示目視手段を有し、前記表示目視手段が電気的にプログ
ラムされ、文字・シンボル表示を、使用者により選択さ
れた所定の表示スケジュールに沿って自動的及び選択的
に変える、可変メッセージ装置。
【請求項７】請求項６の装置にして、前記交通整理装置
が道路に沿って規定の側に位置する車輌交通の整理用の
固定した交通信号燈である、装置。
【請求項８】請求項６の装置にして、前記交通整理装置
が車輌の通行を１時的に整理するモービル交通信号燈で
ある、装置。
【請求項９】前記交通整理装置が鉄道踏切装置である請
求項６の装置。
【請求項１０】文字・シンボル表示がプログラム可能な
電子メッセージセンタにより形成され、前記表示目視手
段がメッセージセンタを作動及び停止することにより形
成され、メッセージセンタを動作させると表示が目視可
能となり、メッセージセンタを停止させると表示が目視
不能となる、請求項６の装置。
【請求項１１】前記交通整理装置が電子メツセージセン
タと一体化され、交通整理信号が該メッセージセンタに
付加される一つのメッセージを構成する、請求項10の装
置。
【請求項１２】表示目視手段が少なくとも１個のシャッ
タの後方に文字・シンボル表示を配置することを含み、
表示を横切り前方にシャッタがあると表示が目視不能と
なり、表示の前方を越えた位置からシャッタが少なくと
も部分的に外されると表示が目視可能となる、請求項６
の装置。
【請求項１３】前記表示目視手段が正多角形横断面形の
回転可能なシリンダに文字・シンボル表示を配置したも
のを含み、シリンダが空白面迄回転されると表示が目視
不能となり、空白面以外の面迄回転されると表示が目視
可能となる、請求項６の装置。
【請求項１４】可変メッセージ報知表示上に交通制御情
報以外の情報である可変文字・シンボルメッセージを表
示する方法にして、表示を交通整理装置に同期して電気
的に接続することと、文字・シンボル表示が使用者によ
り選択された所定の表示スケジュールに沿って自動的及
び選択的に変るように表示をプログラムすることと、表
示を表示目視手段と適合させることとを含み、前記表示目視手段は、前記交通整理装置が交通の流れを
止めているとき、文字・シンボル表示を目視可能とし、
前記交通整理装置が交通の流れを許すとき、文字・シン
ボル表示を有効に目視不能とするメッセージ表示方法。
【請求項１５】文字・数字及びシンボル表示がプログラ
ム可能な電子メッセージセンタにより形成され、表示目
視手段が前記メッセージセンタを動作及び停止すること
により形成され、メッセージセンタを動作させると表示
が目視可能となり、メッセージセンタの動作を停止する
と表示が目視不能となる、請求項14の方法。
【請求項１６】表示目視手段が少なくとも１個のシャッ
タの後方に文字・シンボル表示を配置し、シャッタが表
示を横切って前方にあるときに表示が目視不能とされ、
シャッタが表示の前方の位置から少なくとも部分的に外
されると表示が目視可能とされる、請求項14の方法。
【請求項１７】表示目視手段が正多角形横断面形の回転
可能なシリンダ上に文字・シンボル表示を配置している
ことを含み、空白面にシリンダを回転すると表示が目視
不能となり、空白面以外の面に回転すると表示が目視可
能どなる、請求項14の方法。
【請求項１８】道路に隣接して用いるための交通整理信
号表示と、交通制御情報以外の情報を報知する可変メッ
セージ報知表示とを組合せた装置にして、２次元配列の
複数の発光エレメントを有し、それぞれのエレメントが
別々にオン・オフ可能であり、該２次元的配列が文字・
数字の報知メッセージと、道路上の交通の流れを停止す
る第１相と、交通の流れを許す第２相とを有する交通整
理制御信号を構成する図的シンボルを形成可能である電
子メッセージセンタと、前記電子メッセージセンタに接続され、前記交通の流れ
の第１相と第２相に対して交通整理信号を継続して自動
的に発生し、使用者によって選択された所定の順序に沿
って発光エレメントを動作させて表示フオーマットを変
えることにより文字・数字の報知メッセージの表示を制
御するプログラム可能なマイクロプロセッサと、前記電子メッセージセンタとプログラム可能なマイクロ
プロセッサに接続され、前記複数の発光エレメントの動
作を自動的に可能にし、且つ制限し、交通整理信号の一
方の相から他方の相へ移る間に報知メッセージを目視不
能とするシークエンシャルネットワークとを含む装置。
【請求項１９】前記シークエンシャルネットワークが、
一方の相から他方の相へと交通整理信号が変わった後の
所定の時間間隔だけプログラム可能なマイクロプロセッ
サの動作を遅延させ、信号の変化後報知メッセージが目
視可能となる前の所定の時間間隔だけ運転者に報知メッ
セージを目視不能とする、請求項18の装置。
【請求項２０】前記シークエンシャルネットワークが、
プログラム可能なマイクロプロセッサを動作させ、一方
の相から他方の相へ交通整理信号が移る前の所定の時間
間隔だけ報知メッセージを目視不能とする、請求項18の
装置。
【請求項２１】前記シークエンシャルネットワークがプ
ログラム可能なマイクロプロセッサを動作させ、交通整
理信号の単一の相の一部分で報知メッセージを目視可能
とし、相の始めと終りの部分で目視不能とする、請求項
18の装置。
【請求項２２】前記プログラム可能なマイクロプロセッ
サの動作が交通整理信号の前記第１相の始めで所定の時
間だけ遅延される、請求項18の装置。
【請求項２３】前記交通整理信号装置が可変メッセージ
報知表示装置と一体化され、交通整理信号が可変メッセ
ージ報知表示に付加される一つのメッセージを構成す
る、請求項１の装置。
【請求項２４】前記交通整理信号装置を可変メッセージ
報知表示装置と一体的に形成し、交通整理信号が可変メ
ッセージ報知表示に付加される一つのメッセージを構成
する、請求項15の方法。