JP3153953B2 - 多連装ダイヤフラム式気化器における燃料流路 - Google Patents
多連装ダイヤフラム式気化器における燃料流路Info
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Description
の量及び濃度を調整、制御する気化器に関し、そのうち
特に気化器本体に配置されたダイヤフラムにてレギュレ
ター室と大気室とに区分し、レギュレター室内に、ダイ
ヤフラムの移動に応じて燃料通路の端部に配置されるバ
ルブシートを開閉制御するバルブを配置するとともにレ
ギュレター室内に吸気道に連なる燃料供給系統の燃料制
御ジエットを開口したダイヤフラム式気化器を複数個配
置し、それら各気化器の絞り弁を同期的に開閉操作した
多連装ダイヤフラム式気化器に関する。
2−76276号公報に示される。このダイヤフラム式
気化器によると、吸気路の長手軸心方向に沿う上下方向
に密閉された縦長の燃料室を形成し、該燃料室の下部に
レギュレター室内に臨み、バルブシートへ連なる燃料流
出路を開口し、その上部に燃料源に連なる燃料流入路を
開口し、さらにその上部で且つ燃料室の最上部より下方
内部に、燃料源に連なり内部にリターンジエットを備え
た燃料リターン通路が開口する。そして、燃料流入路よ
り燃料室内に流入する空気を含んだ燃料は、その空気部
分が燃料と分離し、空気はその上方へ上昇し、燃料リタ
ーン通路より燃料源へ戻される。一方、空気部分の除去
された燃料がバルブシートを介してレギュレター室内へ
供給される。このように燃料リターン通路を設けたこと
は、燃料ポンプ内に発生する気泡、あるいは燃料流路が
機関雰囲気温度の上昇によって暖められて発生する気泡
がバルブシートを介してレギュレター室内に流入し、混
合気濃度を一時的に薄めたり、あるいは不均一な燃料流
れを抑止する為に必要となる。
気化器を複数個配置し、それら気化器の絞り弁を同期的
に開閉操作する多連装ダイヤフラム式気化器として用い
る場合、燃料流路として以下の構造が考えられる。第1
には、多連装を構成する各気化器の燃料流入路を直接的
に燃料ポンプの吐出路に接続し、一方リターンジエット
を備えた各気化器の燃料リターン通路を直接的に燃料源
に接続する方法である。又、第2には、第1の気化器の
燃料室内に、多連装気化器を構成する残余のダイヤフラ
ム式気化器の燃料流入路を開口するとともにリターンジ
エットを備えた燃料ターン通路を燃料室内に開口する方
法である。
室内には燃料ポンプを介してそれぞれ燃料が供給され、
該燃料中に含まれる空気はそれぞれのリターンジエッ
ト、燃料リターン通路を介して確実に燃料源内へと戻さ
れ、燃料中に含まれる空気を良好に排出できる。然しな
がら、各気化器にそれぞれ設けられた燃料流入路は直接
的に燃料ポンプの吐出路に接続され、各気化器にそれぞ
れ設けられた燃料リターン通路は直接的に燃料源に接続
されることから、燃料配管系が長くなり、燃料配管に対
する設計的自由度が阻害される。又、燃料配管系の長い
ことは、配管内を流れる燃料にとって熱の影響を受けて
気泡を発生し易いもので好ましいものでない。
器の燃料リターン通路は、第1の気化器の燃料室内に集
合して連絡されるので、全ての気化器における燃料中に
含まれる空気の排出が良好に行なわれにくい。すなわ
ち、第1の気化器の燃料室内に、全ての気化器の燃料中
に含まれる空気が流入し、一方、この第1の気化器の燃
料室内に流入した多量の空気は、単一のリターンジエッ
トを備えた第1の気化器の燃料リターン通路をもっての
み燃料源に排出されなければならないことによる。尚、
このリターンジエットの通路径を大きくすると、第1の
気化器の燃料室からの空気の排出性を高めることができ
るが、リターン量が増加することにより、バルブシート
へ供給される燃料圧力が低下して好ましいものでない。
で、燃料配管系を極力短く且つ単純として、燃料配管に
対する設計的自由度を高めるとともに、燃料中に含まれ
る空気を良好に燃料源に排出しうる多連装ダイヤフラム
式気化器における燃料流路を提供することにある。
フラム式気化器における燃料流路は、前記目的達成の為
に、ダイヤフラムによってレギュレター室と大気室とに
区分され、レギュレター室には、燃料源に連なる燃料通
路が開口するとともに燃料通路のレギュレター室への開
口端部に配置されるバルブシートが、ダイヤフラムの移
動に応じて動作するバルブにて開閉制御されるダイヤフ
ラム式気化器を複数個配置した多連装ダイヤフラム式気
化器において、各気化器には、内部にリターンジェット
を備え、該リターンジェットによって、リターンジェッ
トより下方に向かうとともにバルブシートに連なる上流
側燃料通路と、リターンジェットより上方に向かう下流
側燃料通路と、に区分される燃料通路が上方に向かって
穿設され、第1の気化器C1の上流側燃料通路を主燃料
流入路を介して燃料源と連絡するとともに下流側燃料通
路を燃料リターン通路を介して燃料源と連絡し、一方、
残余の気化器C2・・・・の上流側燃料通路を第1の気
化器C1の上流側燃料通路と副燃料流入路にて連絡し、
下流側燃料通路を第1の気化器C1の下流側燃料通路と
副燃料リターン通路を介して連絡したことを第1の特徴
とする。
燃料流入路と、副燃料リターン通路とは、剛性を有する
管状部材によって形成され、互いに隣接せる気化器の対
向する側面間に挟持して固定配置したことを第2の特徴
とする。
源に連絡される主燃料流入路及び燃料源に連絡される燃
料リターン通路はそれぞれ単一の燃料通路をもって第1
の気化器に構成される。又、残余の気化器の上流側燃料
通路と第1の気化器の上流側燃料通路とは副燃料流入路
にて連絡される。更に、残余の気化器の下流側燃料通路
と第1の気化器の下流側燃料通路とは副燃料リターン通
路を介して連絡される。而して、燃料源に連絡される長
い通路長を有する主燃料流入路及び燃料リターン通路は
それぞれ一本づつ用意すればよいので、多連装ダイヤフ
ラム式気化器における燃料配管に対する設計的自由度を
高めることができる。又、燃料ポンプによって適正に昇
圧された燃料は第1の気化器の上流側燃料通路に供給さ
れ、この燃料が多連装を構成する各気化器のバルブシー
トへ供給されるので適正な燃料圧力を有する燃料をレギ
ュレター室内へ供給できる。一方、各気化器の上流側燃
料通路内に存在する空気は、各リターンジェットを介し
て第1の気化器の下流側燃料通路内へ流入した後に燃料
リターン通路を介して燃料源内へ排出されるので上流側
燃料通路において良好な空気の排出が行なわれる。
び副燃料リターン通路は、それぞれ互いに隣接せる気化
器の対向する側面間に挟持して配置されるので、それら
通路の通路長はもっとも短縮化でき、更にその組付け作
業が容易に行なわれる。
化器における燃料流路の一実施例について図1によって
説明する。Cは多連装気化器を構成するダイヤフラム式
気化器であって、以下よりなる。1は内部を吸気路2が
上下方向に貫通した気化器本体であって、下方の吸気路
2は絞り弁3によって開閉制御されるもので、この絞り
弁3は、気化器本体1に回転自在に支持された絞り弁軸
4に取着される。気化器本体1の側方に上方に向かって
形成された凹部上にダイヤフラム5が配置され、このダ
イヤフラム5上に有底カップ状のカバー6が配置され
る。以上によると、ダイヤフラム5の上面と気化器本体
1の凹部とによってレギュレター室7が形成され、ダイ
ヤフラム5の下面とカバー6とによって大気孔6Aが穿
設された大気室8が区分形成される。
0により回転自在に支持されたアームであり、このアー
ム9の左端9Aはダイヤフラム5の上面に対向して配置
され、右端9Bは後述するバルブに対接して配置され
る。尚、11はアーム9に反時計方向の回転力を付与す
る(いいかえると後述するバルブがバルブシートを閉塞
する側である)スプリングであり、上端がレギュレター
室7の上底部に係止され、下端がアーム9の左端9A上
に係止される。又、12はその下流端が吸気路2内に開
口する主燃料系統の上流側に配置され、レギュレター室
7内に開口する主燃料ジエットである。13はその下流
端が絞り弁3の端部に対応する吸気路2内に開口する低
速燃料系統の上流側に配置され、レギュレター室7内に
開口する低速燃料ジエットである。
に向かって穿設された燃料通路であり、該燃料通路14
のレギュレター室7への開口端部にはバルブシート15
が配置される。このバルブシート15内にはバルブ16
が上下方向移動自在に配置され、機関の停止時におい
て、バルブ16はアーム9の反時計方向回転によって上
方へ押圧され、バルブシート15の開口が閉塞される。
一方、機関の運転時において、レギュレター室7内には
主燃料ジエット12及び低速燃料ジエット13を介して
吸気路2内の負圧が導入され、レギュレター室7内の負
圧力に応じてダイヤフラム5が上方に移動し、アーム9
が時計方向に回転することによってバルブ16はバルブ
シート15を開放する。
路14内に配置されたリターンジェットであり、燃料通
路14は、このリターンジェット17によって、リター
ンジェット17より下方に向かうとともにバルブシート
15に連なる上流側燃料通路14Aと、リターンジェッ
ト17より上方に向かう下流側燃料通路14Bとに区分
される。これは図1によく示される。以下、上流及び下
流とはその流れ方向においていう。
Cを多連装とするには、例えば側方に単一の気化器を複
数個配置し、それらを取付けステー等の取付け手段をも
って固定する。図1における実施例は2連装を示すもの
で、側方にダイヤフラム式気化器Cを2個配置するとと
もに両気化器間に取付けステー18をかけ渡し、ビス1
9によって固定したものである。図1において、右方の
ダイヤフラム式気化器Cを第1の気化器C1と呼び、左
方のダイヤフラム式気化器Cを、多連装気化器を構成す
る残余の気化器C2と呼ぶ。すなわち、多連装気化器
(例えば3連装、4連装、6連装)において、特定され
た気化器を第1の気化器と呼び、第1の気化器C1以外
の気化器を残余の気化器と呼ぶ。
式気化器において燃料流路は以下の如く形成される。第
1の気化器C1には、主燃料流入路20と燃料リターン
通路21が設けられる。主燃料流入路20の下流は、上
流側燃料通路14Aの右側内壁に開口し、その上流は燃
料ポンプPを介して燃料源T内に開口する。この燃料ポ
ンプP、燃料源Tは図2に示される。一方、燃料リター
ン通路21の下流は、下流側燃料通路14Bの右側内壁
に開口し、その上流は燃料源T内に開口する。
路14Aと、残余の気化器C2の上流側燃料通路14A
とは副燃料流入路22によって連絡される。又、第1の
気化器C1の下流側燃料通路14Bと、残余の気化器C
2の下流側燃料通路14Bとは副燃料リターン通路23
によって連絡される。
燃料リターン通路23は、例えば合成樹脂材料、アルミ
ニウム材料、銅材料、等の剛性を有する管状部材によっ
て形成されるとともにそれらの両端部の外周にリング溝
Rが穿設され、このリング溝R内にシール部材としての
OリングSが配置される。
する第1の気化器C1の側面A1には、側面A1から水
平方向に向かい、第1の気化器C1の上流側燃料通路1
4Aの左側内壁に開口する副燃料流入路挿入孔24Aが
穿設される。又、第1の気化器C1の側面A1には、側
面A1から水平方向に向かい、第1の気化器C1の下流
側燃料通路14Bの左側内壁に開口する副燃料リターン
通路挿入孔25Aが穿設される。
る残余の気化器C2の側面A2には、側面A2から水平
方向に向かい、第2の気化器C2の上流側燃料通路14
Aの右側内壁に開口する副燃料流入路挿入孔24Bが穿
設される。又、第2の気化器C2の側面A2には、側面
A2から水平方向に向かい、第2の気化器C2の下流側
燃料通路14Bの右側内壁に開口する副燃料リターン通
路挿入孔25Bが穿設される。前述した第1の気化器C
1の副燃料流入路挿入孔24Aと、第2の気化器C2の
副燃料流入路挿入孔24Bとは水平方向に互いに同芯に
対向して開口し、第1の気化器C1の副燃料リターン通
路挿入孔25Aと、第2の気化器C2の副燃料リターン
通路挿入孔25Bとは、水平方向に互いに同芯に対向し
て開口する。
ターン通路23とは以下によって多連装気化器に組付け
られる。第1の気化器C1と残余の気化器C2とは側方
に配置され、このとき各気化器C1、C2の側面A1、
A2は互いに対向して配置され、各気化器C1、C2の
副燃料流入路挿入孔24A、24Bは互いに対向して同
芯的に配置され、更に各気化器C1、C2の副燃料リタ
ーン通路挿入孔25A、25Bもまた互いに対向し同芯
的にて配置される。
備えた右端を第1の気化器C1の副燃料流入路挿入孔2
4A内に挿入し、副燃料リターン通路23のOリングS
を備えた右端を第1の気化器C1の副燃料リターン通路
挿入孔25A内に挿入配置する。一方、副燃料流入路2
2のOリングSを備えた左端を第2の気化器C2の副燃
料流入路挿入孔24B内に挿入し、副燃料リターン通路
23のOリングSを備えた左端を第2の気化器C2の副
燃料リターン通路挿入孔25B内に挿入配置する。
リターン通路23は、第1の気化器C1の側面A1と、
残余の気化器C2の側面A2との間に挟持され配置され
るもので、この状態において第1の気化器C1と残余の
気化器C2との間に取付けステー18をかけ渡し、取付
けステー18をビス19を介して各気化器C1、C2に
螺着固定する。
気化器C2とは互いに固定的に配置されて多連装気化器
をなし、副燃料流入路22と副燃料リターン通路23と
は、互いに隣接せる気化器C1とC2の対向する側面A
1とA2との間に挟持されて固定される。
転に伴なって燃料ポンプPが駆動すると、燃料源T内の
燃料は昇圧され、燃料ポンプPから主燃料流入路20を
介して第1の気化器C1の上流側燃料通路14Aに供給
される。そして、この第1の気化器C1の上流側燃料通
路14A内の燃料の一部は、バルブシート15を介して
第1の気化器C1のレギュレター室7内へ供給される。
一方他の燃料は、副燃料流入路22を介して第2の気化
器C2の上流側燃料通路14A内へ供給され、バルブシ
ート15を介して第2の気化器C2のレギュレター室7
内へ供給される。そして、第1の気化器C1にあって
は、上流側燃料通路14A内の燃料はリターンジエット
17を介してリークするのみであるので、第1の気化器
C1における上流側燃料通路14A内の燃料圧力は適正
圧力に保持されて、所望の燃料圧力を有する燃料をバル
ブシート15より第1の気化器C1のレギュレター室7
内へ供給できる。
C2の上流側燃料通路14A内へ供給される燃料は、第
2の気化器C2のリターンジエット17を介してリーク
するのみであるので第2の気化器C2における上流側燃
料通路14A内の燃料圧力は適正圧力に保持されて、所
望の燃料圧力を有する燃料をバルブシート15より第2
の気化器C2のレギュレター室7内へ供給できる。
C1の上流側燃料通路14A内に供給される燃料中に空
気が含まれる場合があるが、この空気は空気自身が有す
る浮力によって上方位置にあるリターンジェット17に
向かいリターンジェット17によって微細化されて下流
側燃料通路14B内へ排出され、更にこの下流側燃料通
路14B内の空気は燃料リターン通路21を介して燃料
源T内へと還流されて排出される。
14Aから副燃料流入路22を介して第2の気化器C2
の上流側燃料通路14Aに向かって流れる燃料中に第1
の気化器C1において抜けきれなかった空気が混入する
恐れがあるが、この空気は第2の気化器C2の上流側燃
料通路14A内において前記と同様に上方向へ移動し、
リターンジェット17によって微細化されて第2の気化
器C2の下流側燃料通路14B内へ排出される。そし
て、第2の気化器C2の下流側燃料通路14B内にある
空気は、副燃料リターン通路23を介して第1の気化器
C1の下流側燃料通路14B内へ流入し、次いで燃料リ
ターン通路21を介して燃料源T内へ排出される。すな
わち、第1の気化器C1にあっては、リターンジェット
17より排出された空気は、大きな流れ抵抗を有するこ
とのない第1の気化器C1の下流側燃料通路14B内へ
排出され、一方第2の気化器C2にあっては、リターン
ジェット17より排出された空気は大きな流れ抵抗を有
することのない第2の気化器C2の下流側燃料通路14
B、副燃料リターン通路23、第1の気化器C1の下流
側燃料通路14B内と排出される。そして、第1の気化
器C1の下流側燃料通路14B内に集合せる空気が大き
な流れ抵抗を有することのない燃料リターン通路21を
介して燃料源T内へ排出される。
ラム式気化器における燃料流路によると、多連装気化器
を構成する各ダイヤフラム式気化器のレギュレター室内
には、空気が効果的に除去され、且つ適正な燃料圧力に
制御された燃料を継続して供給することができたので、
特に運転性の優れた多連装ダイヤフラム式気化器を提供
できる。
も長い通路長を有する、燃料源と接続される主燃料流入
路と、燃料リターン通路とをそれぞれ単一に第1の気化
器に設ければよいので、燃料配管に対する設計的自由度
を高めることができるとともに比較的離れた位置にある
燃料源との配管接続作業を容易に行なうことができるも
のである。
副燃料流入路と副燃料リターン通路とを配置したことに
よると、それら通路長はもっとも短くすることができ、
気化器の他の構成部品に対して干渉することがなく、多
連装ダイヤフラム式気化器の設計的自由度を向上できた
ものである。
通路とを剛性を有する管状部材によって形成し、これら
を隣接する気化器の対向側面間に挟持したことによる
と、その取付け作業性を大きく向上できるとともに取付
けの信頼性を一層向上できたものである。又、剛性を有
する管状部材を使用したことによって流路が機関の振動
を受けて共振することがなくなったものである。
ける燃料流路を示す系統図であり、図中C1は第1の気
化器、C2は第2の気化器、C3は第3の気化器を示す
もので、他は図1と同一の符号が用いられる。図2に示
される如く、本発明は二連装のみならず多連装としても
採用が可能であることが理解される。更に又、二連装の
気化器にあっては第2の気化器C2のリターンジエット
17を副燃料リターン通路23に配置してもよい。
フラム式気化器における燃料流路によると、各気化器に
は、内部にリターンジェット17を備え、該リターンジ
ェットによって、リターンジェットより下方に向かうと
ともにバルブシートに連なる上流側燃料通路と、リター
ンジェットより上方に向かう下流側燃料通路とに区分さ
れる燃料通路が設され、第1の気化器の上流側燃料通路
を主燃料流入路を介して燃料源と連絡するとともに下流
側燃料通路を燃料リターン通路を介して燃料源と連絡
し、一方、残余の気化器の上流側燃料通路を第1の気化
器の上流側燃料通路と副燃料流入路にて連絡し、下流側
燃料通路を第1の気化器の下流側燃料通路と副燃料リタ
ーン通路を介して連絡したので、各ダイヤフラム式気化
器のレギュレター室内には、空気が除去され、適正な燃
料圧力を有する燃料を供給できて機関の運転性を向上で
きる。又、もっとも長い通路長を有する主燃料流入路と
燃料リターン通路とは第1の気化器にそれぞれ単一に設
ければよいので燃料配管に対する設計的自由度を高める
ことができるとともにその配管作業性を向上できる。そ
して、上記効果は、気化器の連装数が三連装、四連装と
増加するにつれ一層増加する。又、副燃料流入路と、副
燃料リターン通路とは、剛性を有する管状部材によって
形成され、互いに隣接せる気化器の対向する側面間に挟
持して固定配置したことによると、各気化器間を連絡す
る上記流路長をもっとも短くすることができ、多連装気
化器における通路の設計的自由度を高めることができ
る。又、副燃料流入路と副燃料リターン通路との取付け
作業性及び取付け信頼性を高めることができ、更には上
記流路の共振を効果的に抑止することができるものであ
る。
ける燃料流路の一実施例を示す要部縦断面図。
ける燃料流路を三連装気化器に採用した際における燃料
流路を示す系統図。
Claims (2)
- 【請求項1】 ダイヤフラムによってレギュレター室と
大気室とに区分され、レギュレター室には、燃料源に連
なる燃料通路が開口するとともに燃料通路のレギュレタ
ー室への開口端部に配置されるバルブシートが、ダイヤ
フラムの移動に応じて動作するバルブにて開閉制御され
るダイヤフラム式気化器を複数個配置した多連装ダイヤ
フラム式気化器において、各気化器には、内部にリター
ンジェット17を備え、該リターンジェットによって、
リターンジェット17より下方に向かうとともにバルブ
シート15に連なる上流側燃料通路14Aと、リターン
ジェット17より上方に向かう下流側燃料通路14B
と、に区分される燃料通路14が上方に向かって穿設さ
れ、第1の気化器C1の上流側燃料通路14Aを主燃料
流入路20を介して燃料源Tと連絡するとともに下流側
燃料通路14Bを燃料リターン通路21を介して燃料源
Tと連絡し、一方、残余の気化器C2・・・・の上流側
燃料通路14Aを第1の気化器C1の上流側燃料通路1
4Aと副燃料流入路22にて連絡し、下流側燃料通路1
4Bを第1の気化器C1の下流側燃料通路14Bと副燃
料リターン通路23を介して連絡したことを特徴とする
多連装ダイヤフラム式気化器における燃料流路。 - 【請求項2】 前記、副燃料流入路22と、副燃料リタ
ーン通路23とは、剛性を有する管状部材によって形成
され、互いに隣接せる気化器の対向する側面間に挟持し
て固定配置したことを特徴とする請求項1記載の多連装
ダイヤフラム式気化器における燃料流路。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP35337295A JP3153953B2 (ja) | 1995-12-29 | 1995-12-29 | 多連装ダイヤフラム式気化器における燃料流路 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP35337295A JP3153953B2 (ja) | 1995-12-29 | 1995-12-29 | 多連装ダイヤフラム式気化器における燃料流路 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
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JPH09189266A JPH09189266A (ja) | 1997-07-22 |
JP3153953B2 true JP3153953B2 (ja) | 2001-04-09 |
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ID=18430396
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP35337295A Expired - Fee Related JP3153953B2 (ja) | 1995-12-29 | 1995-12-29 | 多連装ダイヤフラム式気化器における燃料流路 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP3153953B2 (ja) |
-
1995
- 1995-12-29 JP JP35337295A patent/JP3153953B2/ja not_active Expired - Fee Related
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