JP3153813U - ブランケット又は刷版の固定装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】機構を簡素化するとともに胴の剛性を低下させることなく、ブランケット又は刷版をより確実に固定できる固定装置を提供すること。【解決手段】輪転機において胴20に巻き付けたブランケット10又は刷版を固定するブランケット又は刷版の固定装置であって、胴20に形成され、ブランケット又は刷版のくわえ側11aが引っ掛けられるとともに、くわえ尻側11bが挿入される拘束溝21と、 拘束溝21の胴軸方向全長にわたって配置され、拘束溝21の一部となるスリット31を有する拘束体30とを備える。拘束体30は、胴軸方向の中心軸を回転軸として回転可能である。【選択図】図1

Description

本考案は、輪転機において胴に巻き付けたブランケット又は刷版を固定するブランケット又は刷版の固定装置に関する。
新聞などを印刷する輪転機においては、ブランケット胴に巻き付けたブランケットが、回転しながら版胴に巻き付けた刷版から転写されたインキを走行紙に転写することによって印刷を行っている。
従来、ブランケットや刷版をブランケット胴や版胴に巻き付けて固定する方式として、ブランケット胴や版胴に拘束溝を形成し、その拘束溝にブランケットや刷版のくわえ側を引っ掛けるとともに、くわえ尻側を固定する方式が知られている。そして、その固定を確実にするための固定装置が特許文献1に開示されている。この特許文献1の固定装置は、ブランケットのくわえ側(先行端)及びくわえ尻側(後行端)を挿入した拘束溝(挿入溝)に圧入体を圧入することで、ブランケットのくわえ側及びくわえ尻側を拘束溝の壁面に押し付けて固定するものである。
しかし、圧入体を圧入するだけでは、ブランケットや刷版の固定は不十分であり、とくにブランケット胴や版胴をより高速で回転させる印刷条件では、ブランケットや刷版が緩んで印刷不良が発生することがあった。
特開2002−326341号公報
本考案が解決しようとする課題は、機構を簡素化するとともに胴の剛性を低下させることなく、ブランケット又は刷版をより確実に固定できる固定装置を提供することにある。
本考案の固定装置は、輪転機において胴に巻き付けたブランケット又は刷版を固定するブランケット又は刷版の固定装置であって、前記胴に形成され、ブランケット又は刷版のくわえ側が引っ掛けられるとともに、くわえ尻側が挿入される拘束溝と、前記拘束溝の胴軸方向全長にわたって配置され、前記拘束溝の一部となるスリットを有する拘束体とを備え、前記拘束体が、胴軸方向の中心軸を回転軸として回転可能であることを特徴とするものである。
なお、本考案において、「胴」とはブランケット胴及び版胴を総称するものである。
本考案によれば、拘束溝及び拘束体のスリットにくわえ尻側を挿入し、その状態で拘束体を回転させることで、くわえ尻側が締め込まれるので、機構を簡素化するとともに胴の剛性を低下させることなく、ブランケット又は刷版をより確実に固定できる。
本考案の実施例を示す断面図である。 図1の実施例で使用した拘束体を上から見た図である。 図1の実施例における拘束体と戻り防止機構の関係を示す図で、(a)は平面図、(b)は側面図である。 戻り防止機構の他の例を示す図で、(a)は平面図、(b)は側面図である。
以下、図面に示す実施例に基づき本考案の実施の形態を説明する。
図1は、本考案の実施例を示す断面図である。この実施例の固定装置はブランケット10をブランケット胴20に固定するものである。このブランケット胴20には、2頁幅のブランケット10が1枚だけ巻き付けられる。
ブランケット10は、金属板11の一面に、その両端部(くわえ側11a及びくわえ尻側11b)を除いてゴム状のブランケットシート12を被覆した、いわゆるメタルブランケットであり、そのくわえ側11aをブランケット胴20に形成した拘束溝21の壁面に引っ掛け、くわえ尻側11bを拘束溝21内に挿入することで、ブランケット胴20に巻き付けられる。
拘束体30が、拘束溝21の胴軸方向全長にわたって配置されている。拘束体30には、拘束溝21の一部となるスリット31が形成されている。具体的には、スリット31が拘束溝21の胴軸方向全長にわたってその一部を構成するように、スリット31の胴軸方向の長さは、拘束溝21の胴軸方向の長さと同一又はそれ以上とされる。
拘束体30は、胴軸方向の中心軸を回転軸として回転可能となるようにブランケット胴20に装着されている。本実施例では、拘束体30は円柱形状を有し、その円柱の中心軸を回転軸として回転可能である。そして、拘束体30を回転させるため、図2に示すように、拘束体30の一端に操作部32が設けられている。操作部32は、ブランケット胴20の操作側から操作可能な位置に設けられ、操作側から六角レンチ等の操作具を操作部32に嵌め込んで回転させることにより、拘束体30が回転する。
なお、拘束体30の形状は、その回転を円滑に行うためには本実施例のように円柱形状が好ましいが、本考案では、拘束体30が回転可能となるようにブランケット胴20に装着されていればよく、拘束体30の形状は円柱形状に限定されない。
以上の構成において、ブランケット10をブランケット胴20に巻き付けて固定するには、まず図1(a)に示すように、拘束体30のスリット31が拘束溝21と連なる状態としておき、ブランケット10のくわえ側11aを拘束溝21の壁面に引っ掛け、次いでブランケット胴20を回転させてくわえ尻側11bを拘束溝21に挿入する。このとき、くわえ尻側11bは、ブランケット胴20外周側の拘束溝21の開口部から挿入され、拘束体30のスリット31を通過してさらにブランケット胴20中心側の拘束溝21に達するように挿入される。なお、図1(a)の例では、くわえ側11aも同様に、拘束体30のスリット31を通過させてブランケット胴20中心側の拘束溝21に達するようにしたが、くわえ側11aについては、単に拘束溝21の壁面に引っ掛けるだけでもよい。
上述の要領でブランケット10をブランケット胴20に巻き付けた後に、拘束体30を回転させる。これにより、図1(b)に示すように、くわえ側11a及びくわえ尻側11bが屈曲して締め込まれ、ブランケット10がブランケット胴20に確実に固定される。このとき、くわえ側11a及びくわえ尻側11bが損傷することなく円滑に屈曲できるように、本実施例では、拘束体30のスリット開口部周囲を面取りして、そのスリット開口部周囲とブランケット胴20との間に隙間30aが形成されるようにしている。
本実施例は、上述の基本構成に加え、図3に示すように、一方向に回転した拘束体30が逆方向に回転することを阻止する戻り防止機構を備える。
図3に示す戻り防止機構は、先端部材41が基端部材42に対して進退可能であるとともにこの先端部材41が弾性体(バネ)43によって突出する方向に付勢されている弾性棒40からなる。弾性棒40は、その軸線が拘束体30の中心軸33と直交するように配置されている。また、先端部材41は、拘束体30の側面部に設けられた受け板34に回転可能に軸支され、基端部材42は、拘束体30の中心軸33が位置する水平面上で回転可能に軸支されている。
そして、拘束体30が図1(a)の状態にあるときは、図3(b)に破線で示すように、先端部材41の軸支部41aが拘束体30の中心軸33が位置する水平面よりも下方に位置するように構成され、拘束体30が図1(b)の状態にあるときは、図3(b)に実線で示すように、先端部材41の軸支部41aが拘束体30の中心軸33が位置する水平面よりも上方に位置するように構成されている。
このように、拘束体30を図1(a)の状態から反時計回り方向に回転させて図1(b)の状態にすると、先端部材41の軸支部41aが拘束体30の中心軸33が位置する水平面よりも上方に位置するので、拘束体30が時計回りに回転することが阻止される。すなわち、図1(b)の状態から拘束体30を時計回りに回転させるには、その回転の当初には先端部材41を後退させる必要があるので、相当の力が必要である。言い換えれば、相当の力を作用させなければ、拘束体30は時計回りに回転しないので、一旦図1(b)の状態にすると、輪転機の運転中に図1(a)の状態に移行することはない。なお、図1(a)の状態に移行させるには、拘束体30を強制的に時計周りに回転させる。
ここで、図3の例では、図1(a)の状態で先端部材41の軸支部41aが拘束体30の中心軸33が位置する水平面よりも下方に位置し、図1(b)の状態で先端部材41の軸支部41aが拘束体30の中心軸33が位置する水平面よりも上方に位置するようにしたが、拘束体30を回転させる方向を逆にすれば、図3の例とは逆に、図1(a)の状態において先端部材41の軸支部41aが拘束体30の中心軸33が位置する水平面よりも上方に位置し、図1(b)の状態において先端部材41の軸支部41aが拘束体30の中心軸33が位置する水平面よりも下方に位置するようにすることもできる。
図4は、ロック部材の他の例を示す。同図に示すロック部材50は、つめ51とつめ車52とからなるラチェット機構を備えている。つめ51は架台53に回動可能に装着され、つめ車52は拘束体30の一端に固定されている。そして、つめ51がつめ車52に噛み合っている状態では、つめ車52及び拘束体30は、反時計回り方向にのみ回転可能である。本実施例では先に説明したとおり、図1(b)の状態から図1(a)の状態にするには、拘束体30を時計回りに回転させる必要があるが、つめ51がつめ車52に噛み合っている状態では、時計回りの回転が阻止されるので、図1(b)の状態のままとなる。なお、つめ51とつめ車52の噛み合いを解除すると、拘束体30を時計回りに回転させることができるので、図1(a)の状態とすることができる。
以上の実施例では、2頁幅のブランケットをブランケット胴に1枚だけ巻き付ける例を示したが、本考案は、2頁幅のブランケットをブランケット胴の軸方向に沿って2枚巻き付ける場合にも適用可能である。この場合、各々の拘束溝は180°位相をずらして形成されていることから、それぞれの拘束溝に対応させて個別に拘束体を配置する。
また、以上の実施例では、ブランケットを固定する場合について説明したが、刷版も同様に固定できることは自明である。
10 ブランケット
11 金属板
11a くわえ側
11b くわえ尻側
12 ブランケットシート
20 ブランケット胴
21 拘束溝
30 拘束体
30a 隙間
31 スリット
32 操作部
40 弾性棒(ロック部材)
41 先端部材
41a 軸支部
42 基端部材
43 弾性体(バネ)
50 ロック部材
51 つめ
52 つめ車
53 架台

Claims (4)

  1. 輪転機において胴に巻き付けたブランケット又は刷版を固定するブランケット又は刷版の固定装置であって、
    前記胴に形成され、ブランケット又は刷版のくわえ側が引っ掛けられるとともに、くわえ尻側が挿入される拘束溝と、
    前記拘束溝の胴軸方向全長にわたって配置され、前記拘束溝の一部となるスリットを有する拘束体とを備え、
    前記拘束体が、胴軸方向の中心軸を回転軸として回転可能であるブランケット又は刷版の固定装置。
  2. 一方向に回転した拘束体が逆方向に回転することを阻止する戻り防止機構を備える請求項1に記載のブランケット又は刷版の固定装置。
  3. 前記戻り防止機構が、先端部材が基端部材に対して進退可能であるとともに前記先端部材が弾性体によって突出する方向に付勢されている弾性棒を備え、
    前記弾性棒は、その軸線が前記拘束体の中心軸と直交するように配置され、
    前記弾性棒の先端部材は、前記拘束体の側面部に回転可能に軸支にされ、
    前記弾性棒の基端部材は、前記拘束体の中心軸が位置する水平面上で回転可能に軸支され、
    前記拘束体の回転により、前記弾性体の先端部材の軸支部が前記拘束体の中心軸が位置する水平面よりも上方又は下方に位置する請求項2に記載のブランケット又は刷版の固定装置。
  4. 前記戻り防止機構がラチェット機構を備える請求項2に記載のブランケット又は刷版の固定装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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