JP3153814U - ブランケット又は刷版の固定装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】機構を簡素化するとともに胴の剛性を低下させることなく、ブランケット又は刷版をより確実に固定できる固定装置を提供すること。【解決手段】輪転機において胴20に巻き付けたブランケット10又は刷版を固定するブランケット又は刷版の固定装置であって、胴20に形成され、ブランケット又は刷版のくわえ側11aが引っ掛けられるとともに、くわえ尻側11bが挿入される拘束溝21と、 胴軸方向に沿って拘束溝21に臨むように配置され、外方に突出する偏心部31を有する拘束棒30とを備え、拘束棒30が、その中心軸周りに回転可能である。【選択図】図1

Description

本考案は、輪転機において胴に巻き付けたブランケット又は刷版を固定するブランケット又は刷版の固定装置に関する。
新聞などを印刷する輪転機においては、ブランケット胴に巻き付けたブランケットが、回転しながら版胴に巻き付けた刷版から転写されたインキを走行紙に転写することによって印刷を行っている。
従来、ブランケットや刷版をブランケット胴や版胴に巻き付けて固定する方式として、ブランケット胴や版胴に拘束溝を形成し、その拘束溝にブランケットや刷版のくわえ側を引っ掛けるとともに、くわえ尻側を固定する方式が知られている。そして、その固定を確実にするための固定装置が特許文献1に開示されている。この特許文献1の固定装置は、ブランケットのくわえ側(先行端)及びくわえ尻側(後行端)を挿入した拘束溝(挿入溝)に圧入体を圧入することで、ブランケットのくわえ側及びくわえ尻側を拘束溝の壁面に押し付けて固定するものである。
しかし、圧入体を圧入するだけでは、ブランケットや刷版の固定は不十分であり、とくにブランケット胴や版胴をより高速で回転させる印刷条件では、ブランケットや刷版が緩んで印刷不良が発生することがあった。
特開2002−326341号公報
本考案が解決しようとする課題は、機構を簡素化するとともに胴の剛性を低下させることなく、ブランケット又は刷版をより確実に固定できる固定装置を提供することにある。
本考案の固定装置は、輪転機において胴に巻き付けたブランケット又は刷版を固定するブランケット又は刷版の固定装置であって、前記胴に形成され、ブランケット又は刷版のくわえ側が引っ掛けられるとともに、くわえ尻側が挿入される拘束溝と、胴軸方向に沿って前記拘束溝に臨むように配置され、前記拘束溝側に突出する偏心部を有する拘束棒とを備え、前記拘束棒が、その中心軸周りに回転可能であることを特徴とするものである。
なお、本考案において、「胴」とはブランケット胴及び版胴を総称するものである。
本考案によれば、拘束棒を回転させることで拘束棒の偏心部が拘束溝側に突出し、その結果、拘束溝に挿入されたくわえ尻側が押圧されてロックされるので、機構を簡素化するとともに胴の剛性を低下させることなく、ブランケット又は刷版をより確実に固定できる。
本考案の実施例を示す断面図である。 図1の実施例における拘束棒とロック部材の関係を示す図で、(a)は平面図、(b)は側面図である。 ロック部材の他の例を示す図で、(a)は平面図、(b)は側面図である。
以下、図面に示す実施例に基づき本考案の実施の形態を説明する。
図1は、本考案の実施例を示す断面図である。この実施例の固定装置はブランケット10をブランケット胴20に固定するものである。このブランケット胴20には、2頁幅のブランケット10が1枚だけ巻き付けられる。
ブランケット10は、金属板11の一面に、その両端部(くわえ側11a及びくわえ尻側11b)を除いてゴム状のブランケットシート12を被覆した、いわゆるメタルブランケットであり、そのくわえ側11aをブランケット胴20に形成した拘束溝21の壁面に引っ掛け、くわえ尻側11bを拘束溝21内に挿入することで、ブランケット胴20に巻き付けられる。
拘束棒30が、拘束溝21の胴軸方向全長にわたり拘束溝21に臨むように配置されている。拘束棒30は、図2(a)に示すように、外方に突出する偏心部31を有する。本実施例では、偏心部31は拘束棒30の軸線方向に沿って等間隔で4箇所に設けられている。なお、本考案において偏心部31の個数は限定されず、また、偏心部は拘束棒の軸線方向に連続して設けてもよい。
拘束棒30は、その中心軸32周りに回転可能にブランケット胴20に装着されている。そして、拘束棒30を回転させるため、拘束棒30の一端に操作部33が設けられている。操作部33は、ブランケット胴20の操作側から操作可能な位置に設けられ、操作側から六角レンチ等の操作具を操作部33に嵌め込んで回転させることにより、拘束棒30が回転する。
このような構成において、ブランケット10をブランケット胴20に巻き付けて固定するには、まず、拘束棒30の偏心部31が拘束溝21側に突出しないロック解除位置としておき、ブランケット10のくわえ側11aを拘束溝21の壁面に引っ掛け、次いでブランケット胴20を回転させてくわえ尻側11bを拘束溝21に挿入する。その後、拘束棒30を回転させて偏心部31が拘束溝21側に突出するロック位置にする。そうすると、図1に示すように、偏心部31によってくわえ側11a及びくわえ尻側11bが押圧されてロックされ、ブランケット10がブランケット胴20に確実に固定される。
本実施例は、上述の基本構成に加え、図2に示すように、拘束棒30をロック位置に拘束するロック部材を備える。
図2に示すロック部材は、先端部材41が基端部材42に対して進退可能であるとともにこの先端部材41が弾性体(バネ)43によって突出する方向に付勢されている弾性棒40からなる。弾性棒40は、その軸線が拘束棒30の中心軸32と直交するように配置されている。また、先端部材41は、拘束棒30の側面部に設けられた受け板34に回転可能に軸支され、基端部材42は、拘束棒30の中心軸32が位置する水平面上で回転可能に軸支されている。そして、拘束棒30の偏心部31が拘束溝21側に突出するロック位置では、図2(b)に破線で示すように、先端部材41の軸支部41aが拘束棒30の中心軸32が位置する水平面よりも上方に位置するように構成されている。また、拘束棒30の偏心部31が拘束溝21側に突出しないロック解除位置では、図2(b)に実線で示すように、先端部材41の軸支部41aが拘束棒30の中心軸32が位置する水平面よりも下方に位置するように構成されている。
このようにロック位置において先端部材41の軸支部41aが拘束棒30の中心軸32が位置する水平面よりも上方に位置するようにすれば、先端部材41がロック解除位置に移行するにあたっての抵抗となり、拘束棒30はロック位置に拘束される。なお、ロック解除位置にするには、拘束棒30を強制的に回転(図2(b)では時計回りに回転)させる。このとき、回転の当初には先端部材41を後退させる必要があるので、相当の力が必要である。言い換えれば、相当の力を作用させなければ、ロック位置からロック解除位置には移行しないので、一旦ロック位置にすれば、輪転機の運転中にロック解除位置に移行することはない。
なお、図2の例では、ロック位置において先端部材41の軸支部41aが拘束棒30の中心軸32が位置する水平面よりも上方に位置し、ロック解除位置において先端部材41の軸支部41aが拘束棒30の中心軸32が位置する水平面よりも下方に位置するようにしたが、拘束棒30を回転させる方向と偏心部31の位置関係によっては図2の例とは逆に、ロック位置において先端部材41の軸支部41aが拘束棒30の中心軸32が位置する水平面よりも下方に位置し、ロック解除位置において先端部材41の軸支部41aが拘束棒30の中心軸32が位置する水平面よりも上方に位置するようにすることもできる。
図3は、ロック部材の他の例を示す。同図に示すロック部材50は、つめ51とつめ車52とからなるラチェット機構を備えている。つめ51は架台53に回動可能に装着され、つめ車52は拘束棒30の一端に固定されている。そして、つめ51がつめ車52に噛み合っている状態では、つめ車52及び拘束棒30は、時計回り方向にのみ回転可能である。本実施例では先に説明したとおり、拘束棒30をロック位置からロック解除位置に移行させるには、拘束棒30を時計回りに回転させる必要があるので、つめ51がつめ車52に噛み合っている状態では拘束棒30をロック解除位置に移行させることはできず、拘束棒30はロック位置に拘束される。なお、つめ51とつめ車52の噛み合いを解除すると、拘束棒30を時計回りに回転させることができるので、ロック解除位置に移行させることができる。
以上の実施例では、2頁幅のブランケットをブランケット胴に1枚だけ巻き付ける例を示したが、本考案は、2頁幅のブランケットをブランケット胴の軸方向に沿って2枚巻き付ける場合にも適用可能である。この場合、各々の拘束溝は180°位相をずらして形成されていることから、それぞれの拘束溝に対応させて個別に拘束棒及びロック部材を配置する。
また、以上の実施例では、ブランケットを固定する場合について説明したが、刷版も同様に固定できることは自明である。
10 ブランケット
11 金属板
11a くわえ側
11b くわえ尻側
12 ブランケットシート
20 ブランケット胴
21 拘束溝
30 拘束棒
31 偏心部
32 中心軸
33 操作部
34 受け板
40 弾性棒(ロック部材)
41 先端部材
41a 軸支部
42 基端部材
43 弾性体(バネ)
50 ロック部材
51 つめ
52 つめ車
53 架台

Claims (5)

  1. 輪転機において胴に巻き付けたブランケット又は刷版を固定するブランケット又は刷版の固定装置であって、
    前記胴に形成され、ブランケット又は刷版のくわえ側が引っ掛けられるとともに、くわえ尻側が挿入される拘束溝と、
    胴軸方向に沿って前記拘束溝に臨むように配置され、前記拘束溝側に突出する偏心部を有する拘束棒とを備え、
    前記拘束棒が、その中心軸周りに回転可能であるブランケット又は刷版の固定装置。
  2. 前記偏心部が、前記拘束棒の軸線方向に沿って連続して、又は等間隔で複数設けられている請求項1に記載のブランケット又は刷版の固定装置。
  3. 前記拘束棒の回転に伴い前記偏心部が拘束溝側に突出するロック位置において、前記拘束棒を前記ロック位置に拘束するロック部材を備える請求項1又は2に記載のブランケット又は刷版の固定装置。
  4. 前記ロック部材が、先端部材が基端部材に対して進退可能であるとともに前記先端部材が弾性体によって突出する方向に付勢されている弾性棒を備え、
    前記弾性棒は、その軸線が前記拘束棒の中心軸と直交するように配置され、
    前記弾性棒の先端部材は、前記拘束棒の側面部に回転可能に軸支にされ、
    前記弾性棒の基端部材は、前記拘束棒の中心軸が位置する水平面上で回転可能に軸支され、
    前記ロック位置において、前記弾性棒の先端部材の軸支部が前記拘束棒の中心軸が位置する水平面よりも上方又は下方に位置する請求項3に記載のブランケット又は刷版の固定装置。
  5. 前記ロック部材がラチェット機構を備える請求項3に記載のブランケット又は刷版の固定装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP5736460B2 (ja) * 2012-05-14 2015-06-17 雅幸 井爪 印刷版ユニット、印刷版装着装置および印刷機

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