JPH02245333A - 輪転印刷機におけるスポット印刷方法及びスポット印刷用ブランケット胴 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、複数の刷版を装着する版胴を持つスポット
印刷付き輪転機におけるスポット印刷方法及びスポット
印刷用ブランケット胴に関する。

〔従来の技術］ 複数の刷版を装着する版胴を持つスポット印刷付きオフ
セット輪転機においては、一対のブランケット胴が対設
され、一方のブランケット胴に対し、例えばその上部に
スポット印刷用のブランケット胴が対設されており、各
ブランケット胴には夫々の版胴が対設されている。

料紙は、先ず一対の回転するブランケット胴間に挾まれ
て両面同時に印刷され、更に一方のブランケット胴に接
触したまま、スポット印刷用のブランケット胴との間に
挾まれて片面にスポット印刷が追加されるのである。

従って、印刷過程において、料紙は、一対のブランケッ
ト胴の一方に巻付いたまま、能力のブランケット胴及び
スポット印刷用のプランケント胴により連続して２度の
印圧を受ける。

そうして゛コ輪転印刷機におけるブランケット胴へのブ
ランケット装着に関する従来の技術としては、例えば実
公昭５０−１０００１号公報及び実開昭５５−３９８６
５号公報に記載されたようなものがある。

前者においては、ブランケット胴の外周面近くで軸線方
向に回転自在に設けられた巻取軸にブランケットの両端
縁を取付け、巻取軸の両端をウオームギヤを介してで回
転させて、ブランケットを巻き込むことにより、ブラン
ケット胴へブランケットを装着している。そうして、ブ
ランケット及び巻取軸は、ブランケット胴の全長に亘っ
て夫々単一である。

後者においては、ブランケットの両端縁の締付金（フィ
レットバー）をブランケット胴の周面に軸線方向に設け
られた凹溝に差し込み、更にその凹溝内に回転自在に設
けられたテンションバーの周面に軸線方向に設けられた
溝内にセットし、テンションバーを回転させて、ブラン
ケットを巻き込むことにより、ブランケット胴へブラン
ケットを装着している。そうして、ブランケット及びテ
ンションバーは、ブランケット胴の中央で夫々左方２つ
に分割されている。

〔発明が解決しようとする課題〕

一般に複数の刷版を装着する版胴を持つスポット印刷付
きオフセット輪転機における印刷過程においては、一対
の回転するブランケット胴の一方に巻付いたままの料紙
がブランケット胴に接触しながらも、料紙の張力の微小
な狂いや料紙の伸び微小な皺等により、紙面と巻付いた
ままのブランケット胴の周面との間に位相差が生じる６
その状態で上記のように第１回の印刷に続いてスポット
印刷による２度目の印圧が加わると、料紙が巻着いてい
るブランケット胴から相対する料紙面に印刷される紙面
上の文字、絵柄等が上下又は左右に太くなったり、二重
になったりする所謂［ダブリ］現象が発生することがあ
る。

このようなｒダブリｊ現象は、印刷品の著しい品質低下
をもたらすので、その無用な発生の防止が望まれている
。

上記の従来の技術によるにおけるブランケット締付装置
を備えたブランケット胴によれば、スポット印刷におい
てブランケット胴全幅で印刷必要がない場合（例えば幅
方向複数頁の中の一部の頁にスポット印刷をする場合）
でも、スポット印刷用ブランケット胴の全幅で不必要域
も含めて印圧が料紙に加えられる。

仮に実開昭５５−３９８６５号公報には記載されていな
いが、そのブランケット胴において半幅のブランケット
を独立して選択装着したとしても、例えば１／４幅（例
えば１頁分）のみのスポット印刷においては、不必要域
も含めて印圧が料紙に加えられることは避けられない。

〔課題を解決するための手段〕

この発明による輪転印刷機におけるスポット印刷方法は
、輪転印刷機において対設された一対のブランケット胴
の一方のブランケット胴に更に対設されたスポット印刷
用ブランケット胴によりスポット印刷する場合、スポッ
ト印刷用ブランケット胴の全幅範囲を適宜数に分割した
分割幅範囲内の幅の適宜数のブランケットを選択してス
ポット印刷用ブランケット胴に装着した上で該スポット
印刷用ブランケット胴で印刷するのである。

そうして、この発明による輪転印刷機におけるスポット
印刷方法に用いるスポット印刷用ブランケット胴は、ブ
ランケット胴の全幅範囲を分割した、例えば４分した分
割幅範囲内の幅の適宜数のブランケット及びブランケッ
ト胴の全幅範囲を分割した複数の各分割幅範囲において
独立して作動される夫々のブランケット装着装置を備え
ており、ブランケット装着装置としては、例えば下記の
ような形式のものがある。

ブランケット胴の外周面に軸線方向に形成された挿嵌溝
、ブランケット胴の全幅範囲を２分割した半幅範囲の夫
々に半幅範囲を更に２分割してブランケット胴内に設け
られた分割テンションバー及びそれら分割テンションバ
ーを個別に作動する作動装置から成るブランケット装着
装置やブランケット胴の外周面に軸線方向に形成された
挿嵌溝及び挿嵌溝内にブランケットの両端を牽引固締す
る挿嵌溝内に挿嵌される各ブランケットに個別に対応し
た押えバーから成るブランケット装着装置等である。

〔作　　用〕

上記のようなスポット印刷用ブランケット胴においては
、ブランケット胴の全幅範囲を分割した分割幅範囲内の
幅の必要な分割ブランケットのみをブランケット胴の必
要位置に巻着け、各分割ブランケットを夫々のブランケ
ット装着装置で個別にブランケット胴に固締し、又は個
別に分割ブランケットをブランケット胴から取外す。

テンションバー形式のものにおいては、必要な分割ブラ
ンケットのみをブランケット胴の必要位置に巻着け、各
々の分割ブランケットの端部を挿嵌溝に挿入し、夫々に
対応した分割テンションバーの作動により個別に端部を
牽引固締して分割ブランケットをブランケット胴に装着
し、又は個別に分割ブランケットをブランケット胴から
取外す。

押えバー形式のものにおいては、必要な分割ブランケッ
トのみをブランケット胴の必要位置に巻着け、各々の分
割ブランケットの端部を挿嵌溝に挿入し、挿嵌溝内に分
割ブランケットに対応した分割押えバーを挿嵌して挿嵌
溝内にブランケットの両端を牽引固締して分割ブランケ
ットをブランケット胴に装着し、又は個別に分割ブラン
ケットをブランケット胴から取外す。

従って、既述のいずれの形式のブランケット胴へのブラ
ンケット装着装置を用いるにしても、例えば、スポット
印刷用ブランケット胴において、必要なスポット印刷用
のみを必要位置に容易に着脱することができ、その着脱
は、他の分割ブランケットの着脱と無関係に行われる。

そうして、必要な分割ブランケット装着域以外のスポッ
ト印刷用ブランケット胴の外周面にはブランケットを存
在させないで済ませられる。

それにより、対設された一対のブランケット胴の一方の
ブランケット胴に更に対設されたスポット印刷用ブラン
ケット胴によりスポット印刷する場合、スポット印刷を
しない料紙の印刷面にはスポット印刷用ブランケット胴
による不必要な印圧が加わることがない。

〔実　施　例〕

この発明の輪転印刷機におけるスポット印刷方法の実施
例は、図面に示すようなこの発明の実施例のスポット印
刷用ブランケット胴を用いて行う。

先ず、スポット印刷用ブランケット胴の一実施例を図面
に従って説明する。

第２図に示すブランケット胴上は、第１図及び第３図乃
至第５図に示す構成を第２図に示すように長手方向の左
右に、軸線回りに位相をずらせて備えている。

そこで、第２図におけるブランケット胴上の左半分につ
いて、特にブランケット胴上におけるブランケット装着
装置について説明する。

端面に続く軸部２が形成されているブランケット胴本体
３には、端部３ａには第４図に示すような断面の空所４
が外周面に近接し、端面に開口して形成され、更にそれ
に続く第５図に示すような断面の溝５がブランケット胴
本体３の軸線方向の中央位置まで軸線方向に穿設されて
いる。

ブランケット胴本体３の端面には、空所４を覆う環板６
が軸部２に挿着され着脱自在に取付られている。

溝５は、ブランケット胴本体３の外周面に開口した中間
溝部、即ち挿嵌溝７とそれを間にして、互に連通した２
本平行の軸線方向の穴状部８．９とから構成されている
。

溝５の同大状部８，９の夫々には、テンションバーが挿
入されているが、穴状部８のテンションバー１０と穴状
部９のテンションバー１１とは、同一構造である。従っ
て、以下、穴状部８のテンションバー１０の構造ついて
テンションバー１１に係る対応部位を括弧書きで併記し
ながら説明する。

テンションバー１０（１１）は、第１テンシヨンバー１
２（２９）と第２テンシヨンバー１３（３０）とから構
成され、第１テンシヨンバー１２（２９）は、溝５の長
さの略半分の長さのバー本体１４（３１）と軸部１５（
３２）とが同軸線関係に軸線方向に結合した形状であり
、それは一体成形のものでも、別体で嵌着結合のもので
もよい。それらの先端に軸部１６．１７（図示省略）が
形成されている。第２テンシヨンバー１３（３０）は、
第１テンシヨンバー１２（２９）のバー本体１４（３１
）同様に溝５の長さの略半分の長さを有し、第１テンシ
ヨンバー１２（２９）の軸部１５（３２）が挿入される
軸孔１８（図示省略）が穿設されている。更に、第１テ
ンシヨンバー１２（２９）のバー本体１４（３１）と第
２テンシヨンバー１３（３０）とには、全長に亘って周
面に軸線方向の巻込み溝１４ａ、１３ａ（３１ａ、３０
ａ）が形成されている。

そうして、第２テンシヨンバー１３（３０）は、その軸
孔１８（図示省略）に第１テンシヨンバー１２（２９）
の軸部１５（３２）が挿入されてることにより第１テン
シヨンバー１２（２９）に回転自在に取付けられており
、第１テンシヨンバー１２（２９）は、本体側の軸部１
６（図示省略）が穴状部８（９）の底に取付けられた軸
受ブツシュ１９（図示省略）に、軸部側の軸部１７（図
示省略）がブランケット胴本体３の端面の環板６に取付
られた軸受ブツシュ２０（図示省略）に夫々支承され、
ブランケット胴上に回転自在に取付られている。

ブランケット胴本体３の空所４において、第２テンシヨ
ンバー１３（３０）の素板６側の端部には、ウオームホ
イール２１（３３）が一体に形成され（別体のウオーム
ホイールが固着されてもよい）、ウオームホイール２１
（３３）と環板６との間には、ウオームホイール２２（
３４）が軸部１５（３２）に回転自在に支承されている
。同じく空所４にあってウオームホイール２１．２２（
３３，３４）に夫々噛み合うウオーム２３．２４（３５
゜３６）は、ブランケット胴本体３に半径方向に、且つ
回転自在に取付けられており、その外端はブランケット
胴本体３の端部３ａの外周面に形成された巻込み調整穴
２５．２６（３７，３８）内に突出した操作端となって
いる。

ウオームホイール２１（３３）とウオームホイール２２
（３４）との間には、軸部１５（３２）に滑りキー２７
（３９）を介してクラッチ部材２ｇ（４０）が取付けら
れている。

そうして、クラッチ部材２１ｉ（４０）は、軸部１５（
３２）上を軸線方向に移動し、ウオームホイール２１（
３３）とウオームホイール２２（３４）とに遺沢的に係
合するようになっている。

クラッチ部材２８．４０の切換移動手段の一例において
は、ウオームホイール２１，３３；２２，３４に隣接し
、両軸部１５．３２の中間で空所４の底に長平方向に所
定間隔をあけて立設されたストッパ一部材４１．４２に
は両軸部Ｉｓ、３２に平行なねじ杆４３が回転自在に支
承されており、阿クラッチ部材２８．４０の両者に係合
しているシフター４４が両ストッパ一部材４１゜４２の
間でねじ杆４３に螺合し、且つねじ杆軸線回りの回転を
ガイド４５により拘束されている。

ねじ杆４３の突出端部には、傘歯車４６が取付られ、傘
歯車４６に噛み合う傘歯車４７を内端に取付た切換軸４
８は、ブランケット胴本体３に半径方向に、且つ回転自
在に取付けられており、その外端はブランケット胴本体
３の端部３ａの外周面に形成されたクラッチ切換穴４９
内に突出した操作端となっている。

シフター４４の作動手段としては、上記の例の池。

空気圧シリンダや小型モータ等が利用し得る。又、クラ
ッチ自体に電磁クラッチを利用してもよい。

上記のブランケット装着装置によりプランケット胴１に
ブランケット５０ａ、　５０ｂを装着する操作を説明す
る。

各ブランケット５０ａ、　５０ｂをブランケット胴本体
３に巻着け、夫々の両端縁のフィレットバー５１ａ。

５２ａ；５１ｂ、５２ｂを共に挿嵌溝７に挿入し、更に
ブランケット５０ａのフィレットバー５１ａをテンショ
ンバー１０の第２テンシヨンバー１３の巻込み溝１３ａ
に、ブランケット５０ａのフィレットバー５２ａをテン
ションバー１１の第２テンシヨンバー３０の巻込み溝３
０　ａに、夫々差込み、ブランケット５０ｂのフィレッ
トバー５１ｂをテンションバー１０の第１テンシヨンバ
ー１２の巻込み溝１４ａに、ブランケット５０ｂのフィ
レットバー５２ｂをテンションバー１１の第１テンシヨ
ンパー２９の巻込み溝３１ａに、夫々差込む。

そうして、クラッチ切換穴４９に工具を挿入して切換軸
４８を回転し、傘歯車４６．４７を介してねじ杆４３を
回転させ、シフター４４をストッパ部材４１に当接する
まで切換移動する。すると、クラッチ部材２８は、ウオ
ームホイール２１に、クラッチ部材４０は、ウオームホ
イール３３に夫々係合する。

そこで、巻込み調整穴２５．３７に工具を挿入してウオ
ーム２３．３５を回転し、ウオームホイール２１を第４
図で時計方向に、ウオームホイール３３を第４図で反時
計方向に、夫々回転させる。すると、両第２テンション
バー１３．３０は直接、両第１テンションバー１４．２
９はクラッチ部材２８．４０及び滑りキー２７、３９を
介して夫々回転する。

かくして、ブランケット５０ａ、　５０ｂは両端縁から
各テンションバーに巻込まれ、ブランケット胴本体３に
装着される。

そうして、各テンションバーの回動はウオームギヤを介
し非可逆回転であるのでブランケット５０ａ、　５０ｂ
の装着は弛緩しない。

ブランケット５０ａ、　５０ｂをブランケット胴本体３
から取外す場合には、巻込み調整穴２５．３７に工具を
挿入して装着の場合と逆方向にウオーム２３．３５を回
転すると両第１テンションバー１４．２９及び両第２テ
ンションバー１３．３０が装着時と反方向に回転し、ブ
ランケット５０ａ、　５０ｂは各テンションバーから巻
戻される。そこで、ブランケット５０ａ、　５０ｂの両
端縁のフィレットバー５１ａ、５２ａ；５１ｂ、５２ｂ
を各巻込み溝、更には挿嵌溝７から抜出すことによりブ
ランケット５０ａ、　５０ｂは、ブランケット胴本体３
から取外される。

テンションバー１０とテンションバー１１とは、独立し
て個別に回動され得るので、各ブランケット５０ａ、　
５０ｂを個別にブランケット胴本体３上に装着すること
及び個別にブランケット胴本体３上から取外すことが可
能である。

例えば、両ブランケット５０ａ、　５０ｂのうちの一方
のみをブランケット胴本体３から取外す場合には、クラ
ッチ切換穴４９に工具を挿入して切換軸４８を回転し、
傘歯車４６．４７を介してねじ杆４３を回転させ、シフ
ター４４をストッパ部材４２に当接するまで切換移動す
る。すると、クラッチ部材２８は、ウオームホイール２
２に、クラッチ部材４０は、ウオームホイール３４に夫
々係合する。

そこで、ブランケット５０ａをブランケット胴本体３か
ら取外す場合には、巻込み調整穴２５．３７に工具を挿
入し、ブランケット５０ｂをブランケット胴本体３から
取外す場合には、巻込み調整穴２６゜３８に工具を挿入
して、夫々装着の場合と逆方向にウオーム２３．３５を
回転する。以下は上記の取外し操作と同様である。

上記のことから理解されるように、阿テンション／＜−
１０，１１を個別に、しかも各テンションバー１０、１
１において各第１テンシヨンバー１２．２９と各第２テ
ンシヨンバー１３．３０とを一緒に、又は個別に、任意
に選択して正逆転させることができる。従って、ブラン
ケット５０ａ、　５０ｂのブランケット胴上への着脱は
適宜選択的に行い得る。

既に述べたように、ブランケット胴上は、第１図及び第
３図乃至第５図に示す構成を第２図に示すように長手方
向の左右に、軸線回りに位相をずらせて備えているので
、上記ブランケット５０ａ、　５０ｂと同様にして、ブ
ランケット５０ｃ、　５０ｄを適宜ブランケット胴よ（
第２図における右半分）に適宜選択的に着脱し得る。

各ブランケット５０ａ、　５０ｂ、　５０ｃ、　５０ｄ
の幅は、料紙の幅方向に並ぶ単位印刷面の幅、即ち各刷
版の幅に整合させて、例えば、新聞印刷の場合には１頁
分に設定するのが通常であるが、各テンションバーの長
さ以下であればよく、その場合、各巻込み溝の長さの範
囲内で各ブランケットの幅方向の位置決めを選択し得る
。

上記のテンションバー１０，１１を使用するブランケッ
ト装着装置の実施例の他に、第６図及び第７図に示すよ
うな構成のブランケット装着装置がある。

ブランケット胴本体３の外周面に形成され、底面に長手
方向に適宜の間隔をあけて適宜数のねじ孔６１．６１・
・・が穿設された断面長方形の溝部、即ち挿嵌溝６２と
、挿嵌溝６２に幅方向に余裕をもって嵌め込み得て、且
つ挿嵌溝６２に嵌め込まれた際挿嵌溝６２の底面に穿設
されたねじ孔６１．６１・・・に整合するボルト孔６３
．６３・・・が穿設された断面丁字形の押えバー６４と
、ボルト孔６３．６３・・・に挿入され、ねじ穴６１．
６１に螺合するボルト６５．６５・・・とから構成され
、押えバー６４は、小幅の（例えば１頁分の）ブランケ
ット５０の幅に応じた長さに分割されている。

挿嵌溝６２の底面に穿設するねじ孔６１の間隔・位置も
それに応じて適宜窓められる。

上記の断面丁字形の押えバー６４を用いたブランケット
装着装置によりブランケット胴上にブランケット５０ａ
、　５０ｂ、　５０ｃ、　５０ｄを装着する操作を説明
する。

適宜選択したブランケット５０ａ、　５０ｂ、　５０ｃ
、　５０ｄを適宜選択した軸線方向の位置にブランケッ
ト胴本体３に巻着け、夫々の両端縁のフィレットバー５
１ａ、　５２ａ；５１ｂ、　５２ｂ；５１ｃ、　５２ｃ
；５１ｄ、　５２ｄを共に挿嵌溝６２挿入し、更に挿嵌
溝６２に平行にした上、頭部６４ａを上にして脚部６４
ｂを各両端縁フィレットバー間に挿入して各ブランケッ
トの押えバー６４を挿嵌溝６２に差込む。すると、各両
端縁フィレットバーは、押えバー６４の頭部６４ａの下
面に係合する。

そうして、ボルト６５．６５・・・をボルト孔６３．６
３・・・に挿入し、工具でねじ穴６１．６１にねじ込み
、押えＡ　−５４で各ブランケット５０の両端縁フィレ
ットバー５１．５２を挿嵌溝６２内に押込み緊締する。

かくして、各ブランケット５０は個別にブランケット胴
本体３の所定位置に装着される。

ブランケット５０をブランケット胴本体３から取外す場
合には、ボルト６５．６５・・・をねじ穴６１．６１か
ら外し、押えバー６４を挿嵌溝６ｚ内から取除くことに
より、各ブランケット５０の両端縁フィレットバー５１
．５２は解放され、各ブランケット５０は個別にブラン
ケット胴本体３から取外され得る。

従って、既述のいずれの形式のブランケット胴へのブラ
ンケット装着装置を用いるにしても、そのスポット印刷
用ブランケット胴を用いてこの発明によるスポット印刷
を行うと、ブランケット胴には分割された必要なスポッ
ト印刷用ブランケットのみを必要域（スポット印刷頁域
）にのみ独立して容易に装着しているので、必要域（ス
ポット印刷頁域）以外のスポット印刷用ブランケット胴
の外周面にはブランケットを存在させないで済ませられ
る、即ち必要域（スポット印刷頁域）以外には、不要の
印圧が加わらない。

〔発明の効果） この発明によれば１輪転印刷におけるブランケット胴に
、特にスポット印刷におけるスポット印刷用ブランケッ
ト胴に必要な分割ブランケットのみを必要位置に独立し
て容易に着脱することができ、それ以外のブランケット
胴の外周面にはブランケットを存在させないで済ませら
れるので、特に複数の刷版を装着する版胴を持つスポッ
ト印刷付き輪転印刷機における印刷過程において、一対
の回転するブランケット胴の一方に巻付いたままの料紙
は、再度、スポット印刷用ブランケット胴に接触しなが
ら連続して２度目の印圧が加わるにしても、その印圧が
加わる範囲はスポット印刷される範囲に止まる。従って
、印刷品の著しい品質低下をもたらす所！Ｗｆダブリｊ
現象の発生の範囲は、スポット印刷が行われない不必要
な範囲には及ばない。

しかも、分割ブランケットの着脱は、他の分割ブランケ
ット着脱とは全く無関係に独立して行い得ので、作業効
率がよい。

【図面の簡単な説明】

第１図は、この発明の一実施例における輪転印刷機のブ
ランケット胴の断面部分図。 第２図は、この発明の一実施例における輪転印刷機のブ
ランケット胴の斜視図、 第３図は、第２図の輪転印刷機のブランケット胴の部分
正面図、 第４図は、第３図のＩＶ−ＩＶ線における断面図、第５
図は、第３図のＶ−Ｖ線における断面図、第６図は、こ
の発明の他の実施例における輪転印刷機のブランケット
胴の断面部分図、第７図は、第６図における押えバーの
斜視図である。 工：ブランケット胴　　　２：細首 ３：ブランケット胴本体　３ａ：端部　４：空所５：溝
　６：原板　７，６２：挿嵌溝　８，９：穴状部１０、
ＩＩ：テンションバー ＋２，２９：第１テンシヨンバー １３．３０：第２テンシヨンバー １３ａ、　１４ａ、　３０ａ、　３１ａ：巻込み溝１６
．１７：細首　　１８：軸孔 １５．３２：軸部 １４．３１：バー本体 １９．２０＋軸受プッシュ ２１．２２，３３，３４：ウオームホイール２３，２４
，３５，３６：ウオーム

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. （１）輪転印刷機において対設された一対のブランケッ
   ト胴の一方のブランケット胴に更に対設されたスポット
   印刷用ブランケット胴によりスポット印刷する場合、ス
   ポット印刷用ブランケット胴の全幅範囲を適宜数に分割
   した分割幅範囲内の幅の適宜数のブランケットを選択し
   てスポット印刷用ブランケット胴に装着した上で該スポ
   ット印刷用ブランケット胴で印刷する輪転印刷機におけ
   るスポット印刷方法
2. （２）ブランケット胴の全幅範囲を２を超えた適宜数に
   分割した分割幅範囲内の幅の適宜数のブランケット及び
   ブランケット胴の全幅範囲を前記適宜数に分割した各分
   割幅範囲において独立して作動される夫々のブランケッ
   ト装着装置を備えたスポット印刷用ブランケット胴