JP3153679B2 - 粗大物破砕装置 - Google Patents

粗大物破砕装置

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JP3153679B2 JP17215993A JP17215993A JP3153679B2 JP 3153679 B2 JP3153679 B2 JP 3153679B2 JP 17215993 A JP17215993 A JP 17215993A JP 17215993 A JP17215993 A JP 17215993A JP 3153679 B2 JP3153679 B2 JP 3153679B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、廃材、都市ゴミ、産業
廃棄物等の粗大物を破砕する粗大物破砕装置の改良に関
する。
【0002】
【従来の技術】上記粗大物破砕装置の一例を図10乃至
図12に示す。この粗大物破砕装置50は対をなす上部
破砕ローラ52,53を略々平行に筐体51内に回動可
能に収納する。それぞれの破砕ローラ52,53には略
々中央部から両側にねじれ方向の異なるスクリュー状の
破砕刃52a,52b及び53a,53bを設ける。但
し破砕ローラ52,53のそれぞれに相対する破砕刃5
2a,53a及び52b,53bはねじれ方向を反対方
向とし、両破砕ローラ52,53は反対方向に、かつ供
給される粗大物を噛み込む方向に回転させる。これによ
り破砕ローラ52,53は左右それぞれ中央部に向かっ
て送り作用を有せしめると共に、破砕ローラ52,53
の回転速度に差を有せしめ、あるいは図示の如くスクリ
ュー破砕刃のピッチに差を設け、送り速度S1とS3
間、及びS2とS4間に差を生ぜしめる。
【0003】これにより両破砕刃52,53の回転に伴
い、粗大物は中央部に寄せ集められるも、一方の破砕ロ
ーラ52の送り速度S1,S2は他方の破砕ローラ53
の送り速度S3,S4より大とした追送式とし、破砕刃
52a,52bはその進行方向に切刃を設け、53a,
53bはその進行方向の逆側に切刃を設けることにより
破砕ローラ53の破砕刃53a,53bを破砕ローラ5
2の破砕刃52a,52bが追い越すことにより破砕さ
れると共に、破砕され落下した破砕物はリード角の細か
い主破砕刃54a,54bと、リード角の粗い副破砕刃
54c,54dとにより枡目を形成する下部破砕ローラ
54といずれか一方の上部破砕ローラとにより上述した
方法と同様にさらに細かく破砕され、下部破砕ローラ5
4の破砕刃54a,54bより突出する粗大な破砕物は
固定ナイフ58により切断され、破砕刃54a,54b
内の微少破砕物のみ下方に排出される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記各破砕ローラ5
2、53、54を正逆及び可変速駆動するためには、そ
れぞれに例えば油圧モータ等より構成される駆動機構5
5、56、57を備える必要がある。このため消費動力
が大きく、かつ油圧ポンプも大型となり、装置全体が大
型且つ高価となる等の問題がある。またふとん、カーペ
ット等の軟質物の場合、上部破砕ローラ52,53が共
に引き込み方向に作用するため、十分に破砕されずに排
出される等の問題がある。本発明はかゝる点に鑑み、構
成を簡素化し、安価に提供できる粗大物破砕装置を提供
することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の本発明の粗大物破砕装置は、1個の上部破砕ローラ
と、これに対向する上部固定破砕刃部材と、それらの下
方に配備される下部破砕ローラとより構成され、上部破
砕ローラ及び下部破砕ローラはそれぞれスクリュー状の
破砕刃を備えて回転されると共に、上部固定破砕刃部材
は多数の半円形の破砕刃を所定間隔を存して並列し、上
部破砕ローラに対向して固定台に取付けたことを特徴と
するものである。
【0006】
【作 用】供給される粗大物は、上部破砕ローラの回
転に伴い固定刃との間に噛込み破砕される。この際固定
刃を半円弧状としたことにより供給される粗大物を回転
する上部破砕ローラとの噛込み側に円滑に移送し、かつ
下部破砕ローラとにより粗大物を再度破砕する。
【0007】
【実 施 例】図1及び図5は本発明の第1実施例を示
す。この粗大物破砕装置1は、上下を開放した筐体2内
上方に1個の上部破砕ローラ3と、これに対向して配備
した上部固定破砕刃部材4と、それらの下方に配備され
る下部破砕ローラ5とより構成される。6、7はそれぞ
れ上部破砕ローラ3、下部破砕ローラ5の油圧モータ等
の駆動機構を示す。上部破砕ローラ3は中央部より左右
方向にそれぞれ送り方向を逆としたねじれを有するスク
リュー状の単位破砕刃3a、3bとを備える。但し破砕
ローラ3が粗大物噛込み方向に回転したとき、各単位破
砕刃はそれぞれ粗大物を中央部に向けて押し出す方向に
形成され、かつその進行方向側に切刃を設ける。なお、
各破砕刃3a、3bはそれぞれすくい角を形成するが、
これは周知構造であり説明を省略する。
【0008】上部固定破砕刃部材4は、半円形の破砕刃
10を所定間隔を存して上部破砕ローラ3と略々平行に
配備し、これを上部破砕ローラに対向して固定台11に
取り付ける。この場合、該破砕刃10は相対する破砕ロ
ーラ3の破砕刃3a、3bにより送られる粗大物を噛込
み勝手に傾斜αとした左右の単位破砕刃10a、10b
とした例を示す。なお、各破砕刃は図5に示す如く、上
部破砕ローラ3による送り方向に対しすくい角βを有せ
しめ、その先端に切刃10cを形成する。但し図は一方
の単位破砕刃10bの断面図を示したが、他方の単位破
砕刃10aに対しても上部破砕ローラ3による送り方向
(逆方向)に対し同様のすくい角を付与する。なお、こ
の破砕刃10a、10bは一体構造としてもよいが、図
は取付け調整及び交換に便利ならしめるため、複数(図
例は3個)の単位部材4a、4b、4cに分割して固定
台11に取り付けるようにした構造を示す。
【0009】下部破砕ローラ5は、中央部において分割
した左右の単位破砕刃12a、12bとから構成し、そ
れぞれの単位破砕刃12a、12bは、上部破砕ローラ
3に対向してそれぞれ送り方向を同一としたねじれを有
するリード角の細かい主破砕刃13a、13bと、リー
ド角の粗い副破砕刃14a、14bとの交差型破砕刃と
した例を示す。なお、この下部破砕ローラ5の回転方向
は図2で示す如く上部破砕ローラ3とは同方向であり、
回転に伴う主破砕刃13a、13bによる粗大物の送り
方向は上部破砕ローラ3と同じ左右それぞれ中央部に向
かって送る方向に形成される。図中、8は固定ナイフ、
9は補助ナイフをそれぞれ示す。
【0010】上記構成において供給される粗大物は、上
部破砕ローラ3の回転に伴い中央部に寄せ集められる
も、固定破砕部材4の破砕刃10a,10bにより、粗
大物を把持する作用を有し、破砕刃3a,3bがそれぞ
れ破砕刃10a,10bを通過するときに粗大物を破砕
する。また破砕刃10a,10bに傾斜角α、すくい角
βを有せしめることにより、上部破砕ローラの破砕刃3
a,3b及び下部破砕ローラの破砕刃13a,13bの
間で破砕刃の切刃同士が会合する時間を長く保て、粗大
物を細かく剪断破砕することができる。
【0011】両上部破砕刃により破砕された粗大破砕物
は下部破砕ローラ5の回転により上部固定破砕刃部材4
とにより再度破砕され、主破砕刃13a、13b、副破
砕刃14a、14bより突出した部分は固定ナイフ8に
より切断され、破砕刃内の微小破砕物のみが下方に排出
される。
【0012】次に図6乃至図9は第2実施例を示す。前
記第1実施例は、上部固定破砕刃部4の半円形の破砕刃
を中央部より左右を反対方向に傾斜αして取付けた構造
を示したが、本実施例の粗大物破砕装置20における上
部固定破砕刃部材21は多数の半円形の破砕刃21aを
垂直方向、即ち該破砕刃部材21の軸心と直交し、これ
を所定間隔を存して上部破砕ローラ3と平行に列設し、
これを固定台22に取付けた構造を示す。各破砕刃は前
例と同様に上部破砕ローラ3による粗大物の軸方向の移
行に対しすくい角βを有せしめ、その先端に切刃21c
を形成する。但し本実施例の場合も上部破砕ローラ3の
破砕刃3a、3bに対応して中央部より左右にそれぞれ
反対方向のすくい角を付与する。なお本実施例の上部固
定破砕刃部21も前例と同様に一体構造としてもよい
が、図は取付け調整及び交換に便利ならしめるため、各
破砕刃21a毎に区分して固定台22に取り付けるよう
にした構造を示す。その他上部破砕ローラ3及び下部破
砕ローラ5等は前例と同一構造であり、同一部品に対し
ては同一符号を付して説明を省略する。
【0013】なお本実施例における粗大物の破砕要領
は、スクリユー状の上部破砕ローラ3の破砕刃3aに対
し、前例の傾斜した半円形の固定刃に代えて垂直状の固
定刃としたもので、その切断作用は略々同一であり、説
明を省略する。
【0014】
【発明の効果】以上の如く本発明によるときは、一方を
上部破砕ローラとし、他方を固定した多数の半円形の破
砕刃としたことにより、これに対する駆動機構は不要と
なり、装置全体の駆動機構に対する油圧ポンプは小容量
で済み、装置全体として小型軽量で安価に提供すること
ができる。また上部固定破砕刃部材の破砕刃は半円形の
固定構造としたことにより、ふとん、カーペット等の軟
質物に対し、従来の如き引き込み作用が少なく、粗大物
を把持案内するから、十分な破砕が行われると共に下部
破砕ローラとによる再度の破砕も効果的に行うことがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施例の平面図である。
【図2】図1におけるA−A線に沿う断面図である。
【図3】図2におけるB−B線に沿い上部固定破砕刃部
材及び下部破砕ローラの正面図を示す説明図である。
【図4】上部固定破砕部材の正面図である。
【図5】図4におけるC−C線に沿う断面図である。
【図6】第2実施例の平面図である。
【図7】図6におけるD−D線に沿う断面図である。
【図8】第2実施例の上部固定破砕刃部材の正面図であ
る。
【図9】図8におけるE−E線に沿う断面図である。
【図10】従来例の粗大物破砕装置の平面図である。
【図11】図10におけるF−F線に沿う断面図であ
る。
【図12】従来例における下部破砕ローラの正面図であ
る。
【符号の説明】
1 粗大物破砕装置 3 上部破砕ローラ 4 上部固定破砕刃部材 5 下部破砕ローラ 10 上部固定破砕刃部材の破砕刃 20 粗大物破砕装置 21 上部破砕刃部材 21a 上部破砕刃部材の破砕刃

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 1個の上部破砕ローラと、これに対向す
    る上部固定破砕刃部材と、それらの下方に配備される下
    部破砕ローラとより構成され、上部破砕ローラ及び下部
    破砕ローラはそれぞれスクリュー状の破砕刃を備えて回
    転されると共に、上部固定破砕刃部材は多数の半円形の
    破砕刃を所定間隔を存して並列し、上部破砕ローラに対
    向して固定台に取付けたことを特徴とする粗大物破砕装
    置。
JP17215993A 1993-06-18 1993-06-18 粗大物破砕装置 Expired - Fee Related JP3153679B2 (ja)

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NL1007069C2 (nl) * 1997-09-18 1999-03-22 Visno Maschf B V Inrichting voor het verkleinen en vermalen van grof materiaal.
CZ308350B6 (cs) * 2019-03-04 2020-06-10 Briklis, Spol.S R.O. Drtič pro mělnění a drcení materiálů

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