JP3153350B2 - 自動焦点合わせ機能を備えた電子顕微鏡 - Google Patents
自動焦点合わせ機能を備えた電子顕微鏡Info
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Description
電子ビームを偏向する第1偏向レンズと第2偏向レンズ
にウォブラ信号を印加して対物レンズによって結像部に
結んだ像から焦点合わせを行うように構成した自動焦点
合わせ機能を備えた電子顕微鏡に関する。
の操作において、対物レンズ電流の粗調整を行うため
に、例えばウォブライメージ機能をオン/オフするスイ
ッチと対物レンズ電流の調整ツマミが設けられている。
そして、対物レンズ電流の粗調整を行う場合、このスイ
ッチを操作してウォブライメージ機能をオンにすると、
第1及び第2偏向コイルにウォブラ信号が印加されて、
電流が周期的に変化する。この周期的な電流の変化に対
して、焦点があっていない場合には、Xのウォブラ信号
をオンにしていると像がX方向に振動し、Yのウォブラ
信号をオンにしていると像がY方向に振動して見える。
したがって、それぞれのときに調整ツマミを操作して対
物レンズ電流を調整し像の振動を停止させて粗調整を行
っている。
来の方式では、ウォブライメージ機能をオン/オフする
ためのスイッチを操作し、像の振動状態を観察しながら
調整ツマミを操作して対物レンズ電流を調整するので、
操作が煩雑になるという問題がある。また、勘に頼った
調整操作であるため、像の振動状態と対物レンズ電流の
調整方向との関係を把握していないと難しく、調整に余
分な時間を費やしてしまうという問題が生じる。
って、映像信号とウォブラ信号との相関をとり煩雑な操
作を不要にした自動焦点合わせ機能を備えた電子顕微鏡
を提供することを目的とするものである。
子銃から発射された電子ビームを偏向する第1偏向レン
ズと第2偏向レンズにウォブラ信号を印加して対物レン
ズによって結像部に結んだ像から焦点合わせを行うよう
に構成した電子顕微鏡において、第1偏向レンズの電
源、第2偏向レンズの電源、第1偏向レンズの電源と第
2偏向レンズの電源にウォブラ信号を印加するウォブラ
信号発生手段、結像部に結んだ像の映像信号を検出する
検出手段、検出した映像信号とウォブラ信号との相関を
とる相関手段、及び該相関手段の出力が最小となるよう
に対物レンズ電流を調整する対物レンズの電源を備えた
ことを特徴とするものである。
鏡では、検出した映像信号とウォブラ信号との相関をと
る相関手段を備えるので、焦点が合っている状態と合っ
ていない状態で大きさの異なる相関出力を得ることがで
き、この相関出力が最小となるように対物レンズの電源
で対物レンズ電流を調整することにより、ウォブライメ
ージ機能をオンにするだけの簡単な操作で自動的に焦点
合わせを行うことができる。
明する。図1は本発明の電子顕微鏡の1実施例を示す図
であり、1は電子顕微鏡、2は電子光学コラム、3は電
子銃、4は第1偏向レンズ、5は第2偏向レンズ、6は
対物レンズ、7は電子ビーム、8は試料、9は結像部、
10は第1偏向レンズの電源、11は第2偏向レンズの
電源、12は対物レンズの電源、13は映像信号検出
器、14はウォブラ信号発生器、15は相関回路、16
は蛍光板を示す。
向レンズ5は、電子銃3から発射された電子ビームを偏
向するものであり、それぞれ第1偏向レンズの電源1
0、第2偏向レンズの電源11により駆動される。ウォ
ブラ信号発生器14は、対物レンズ電流の粗調整を行う
場合に、第1偏向レンズの電源10、第2偏向レンズの
電源11にウォブラ信号を印加するものである。対物レ
ンズの電源12は、試料8の下方に配置された対物レン
ズ6を駆動するものである。映像信号検出器13は、結
像部9に蛍光板16を置き、その明暗を映像信号として
検出するものであり、遮光板によって結像部9の外から
の光を遮断している。相関回路15は、ウォブラ信号と
映像信号との相関をとって相関出力により対物レンズの
電源12を制御するものであり、この相関出力は、焦点
の合っている状態のときに最小となる。
ている状態の像と合っていない状態の像を示す図、図3
はウォブラ信号と映像信号を示す図、図4は相関回路の
出力特性を説明するための図である。
ードにすると、ウォブラ信号発生器14から第1偏向レ
ンズの電源10、第2偏向レンズの電源11にウォブラ
信号が印加される。そのため、電子銃3から発射された
電子ビーム7は、第1偏向レンズ4、第2偏向レンズ5
に印加されたウォブラ信号によって偏向され、試料8に
照射される。試料8を透過した電子ビームは、対物レン
ズ6によって結像部9に像を結ぶ。このとき、焦点の合
っている状態を示したのが図2(a)であり、この場合
には、実線及び点線で示す偏向された電子ビーム7に対
して同じ位置に像を結ぶ。しかし、焦点のあっていない
状態の場合には、図2(b)に示すように実線及び点線
で示す偏向された電子ビーム7に対して図2(a)と同
じ結像部9において異なった位置に像を結ぶ。したがっ
て、実線と点線の電子ビームをウォブラ信号によって交
互につくり出すと、焦点のあっていない状態の場合に
は、像が振動しているように見える。この状態で、対物
レンズ6の電流を調整して結像部9にフォーカスを合わ
せると、像は、同じ位置に静止して見えるようになる。
試料を取り除いたときにも、電子ビームのスポット像と
して同様の現象が生じる。
えた電子顕微鏡では、ウォブラ信号を第1偏向レンズの
電源10、第2偏向レンズの電源11に印加して像を振
動させたとき、図3に示すようにウォブラ信号に同期し
た信号が映像信号検出器13に現れるので、例えば18
0°の位相差でこのウォブラ信号と映像信号との相関を
とり、この相関出力により対物レンズ電流を調整し焦点
合わせを行うようにしている。
うに焦点の合っている状態のときに最小となり、焦点が
合っていない状態では大きい値となるので、この相関出
力を対物レンズの電源12に供給し、対物レンズの電源
12では、相関出力が小さくなるように対物レンズ電流
を調整することによって焦点合わせを行う。
るものではなく、種々の変形が可能である。例えば上記
の実施例では、結像部9に蛍光板を置き、その明暗を映
像信号を検出したが、蛍光板の中央部等の限定された領
域の総光量を検出する小蛍光板の電流量を測定するよう
に構成してもよいし、蛍光板の所定の領域の電流のみを
取り出す機構を設けてもよい。また、結像部9における
テレビカメラの信号を利用してもよい。
によれば、ウォブラ信号を印加して対物レンズによって
結像部に結んだ像の映像信号とウォブラ信号との相関を
とるので、焦点が合っている状態と合っていない状態で
大きさの異なる相関出力を得ることができ、ウォブライ
メージ機能をオンにするだけの簡単な操作で自動的に焦
点合わせを行うことができる。しかも、相関出力信号が
最小になるように自動的に対物レンズ電流を調整するの
で、煩雑な操作が不要になり、操作性の向上を図ること
ができる。
る。
態の像を示す図である。
る。
…第1偏向レンズ、5…第2偏向レンズ、6…対物レン
ズ、7…電子ビーム、8…試料、9…結像部、10…第
1偏向レンズの電源、11…第2偏向レンズの電源、1
2…対物レンズの電源、13…映像信号検出器、14…
ウォブラ信号発生器、15…相関回路、16は蛍光板
Claims (1)
- 【請求項1】 電子銃から発射された電子ビームを偏向
する第1偏向レンズと第2偏向レンズにウォブラ信号を
印加して対物レンズによって結像部に結んだ像から焦点
合わせを行うように構成した電子顕微鏡において、第1
偏向レンズの電源、第2偏向レンズの電源、第1偏向レ
ンズの電源と第2偏向レンズの電源にウォブラ信号を印
加するウォブラ信号発生手段、結像部に結んだ像の映像
信号を検出する検出手段、検出した映像信号とウォブラ
信号との相関をとる相関手段、及び該相関手段の出力が
最小となるように対物レンズ電流を調整する対物レンズ
の電源を備えたことを特徴とする自動焦点合わせ機能を
備えた電子顕微鏡。
Priority Applications (1)
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---|---|---|---|
JP20119392A JP3153350B2 (ja) | 1992-07-28 | 1992-07-28 | 自動焦点合わせ機能を備えた電子顕微鏡 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP20119392A JP3153350B2 (ja) | 1992-07-28 | 1992-07-28 | 自動焦点合わせ機能を備えた電子顕微鏡 |
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JPH0696710A JPH0696710A (ja) | 1994-04-08 |
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Family
ID=16436892
Family Applications (1)
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---|---|---|---|
JP20119392A Expired - Fee Related JP3153350B2 (ja) | 1992-07-28 | 1992-07-28 | 自動焦点合わせ機能を備えた電子顕微鏡 |
Country Status (1)
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Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP7511171B2 (ja) | 2019-10-31 | 2024-07-05 | パナソニックIpマネジメント株式会社 | 床パン |
Families Citing this family (3)
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WO2005074002A2 (en) * | 2004-01-29 | 2005-08-11 | Applied Materials Israel, Ltd. | Focusing system and method for a charged particle imaging system |
-
1992
- 1992-07-28 JP JP20119392A patent/JP3153350B2/ja not_active Expired - Fee Related
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JPH0696710A (ja) | 1994-04-08 |
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