JP3153330B2 - 製織長の変更制御方法 - Google Patents

製織長の変更制御方法

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JP3153330B2
JP3153330B2 JP13565592A JP13565592A JP3153330B2 JP 3153330 B2 JP3153330 B2 JP 3153330B2 JP 13565592 A JP13565592 A JP 13565592A JP 13565592 A JP13565592 A JP 13565592A JP 3153330 B2 JP3153330 B2 JP 3153330B2
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Tsudakoma Industrial Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、布卸し設定時間帯で織
機を停止させることによって、布卸し作業を所定の時間
帯で行えるようにする制御方法に関する。
【0002】
【従来の技術】特公昭60−12463号公報は、製織
長が定尺に達したとき、その時点が深夜時間帯であれ
ば、製織を継続して、深夜時間帯を脱出するまでさらに
所定外の定尺製織長を製織することを開示している。こ
の技術によると、定尺製織長の単位例えば30疋(1疋
=50〔m〕)単位で製織を繰り返すので、延長された
結果、製織の停止時点が深夜時間帯から脱出できる保証
はない。
【0003】また実開平4−13685号公報は、布卸
し設定長に達する以前に、未来の布卸し時刻を予測し
て、予測時刻が布卸し時間帯に入っていないときに、設
定時間帯に入るよう、布卸し設定長を変更することを開
示している。この技術の場合には、布卸し設定長に達す
る以前に布卸し時刻を予測するため、予測後の織機の稼
動状況によって、予測が外れることもあり、確実性の点
で問題がある。
【0004】
【発明の目的】本発明の目的は、織機を布卸し設定時間
帯に確実に停止させることによって、織機の稼動率を向
上させることである。
【0005】
【発明の解決手段】上記目的のもとに、本発明は、設定
された布卸し製織長の製織を完了した時点で、その現在
時刻が布卸し設定時間帯に入っているか否かを判断し、
入っているときには、この時点で織機を停止させ、また
入ってないときには、布卸し設定長に、予め設定された
所定の単位長さの延長製織長を追加するか、または布卸
し設定長に、演算により求めた未来の布卸し設定時間帯
に入るような延長製織長を追加することにより、製織を
継続し、最終的に製織を布卸し設定時間帯で確実に停止
させるようにしている。ここで、布卸し設定時間帯と
は、布卸しの可能な時間帯として、予め作業者によって
設定することができる。例えば、作業者の存在する勤務
時間帯、またはその中の特定の時間帯として設定するこ
とができる。
【0006】
【実施例】図1は、制御対象の織機1との関連で、制御
システム2の全体的な構成を示している。織機1は、織
機制御ユニット3によって制御され、また制御システム
2の中央処理ユニット6に接続されている。織機1の内
部のたて糸ビーム4や服巻ロール5は、織機制御ユニッ
ト3の制御下におかれている。中央処理ユニット6はメ
モリユニット7の他、表示ユニット8、入力ユニット9
に接続されている。
【0007】中央処理ユニット6は、たて糸ビーム4の
残り巻量を巻量検出センサ10により、また服巻ロール
5の巻取り量を巻量検出センサ11によってそれぞれ検
出し本発明に基づくプログラムによって、織機1の停止
時点を判断し、また布卸し製織長を延長していく。
【0008】図2は、本発明に基づくプログラムを示し
ている。プログラムの開始後、まずオペレータは、入力
ユニット9を操作して、表示ユニット8で確認しなが
ら、中央処理ユニット6の内部の図示しないハードウエ
アまたはソフトウエアのカウンタをリセットの状態と
し、また布卸し設定長、布卸し設定時間帯および延長製
織長として所定の単位長さや延長製織長を計算するため
の計算式を入力し、その後に織機制御ユニット3に運転
指令を与えることによって、織機1を起動させ、織機1
を運転状態に設定する。
【0009】製織中に、巻量検出センサ10、11は、
それぞれ対応のたて糸ビーム4の残り巻量や服巻ロール
5の布の巻取り量を検出し、そのデータを中央処理ユニ
ット6に送り込んでいる。中央処理ユニット6の内部の
図示しないハードウエアまたはソフトウエアのカウンタ
は、巻量検出センサ11からのデータに基づいて〔現在
の製織長=布卸し設定長〕となった時点でカウントアッ
プの出力を発生するように設定されている。
【0010】そこで、中央処理ユニット6は、製織中
に、カウントアップ?の判断を継続的に行っていく。服
巻ロール5がカウントアップ状態になった時点で、中央
処理ユニット6は、現在時刻が布卸し設定時間帯に入っ
ているか否かの判断を行い、図3のように、現在時刻が
布卸し設定時間帯に入っているときに、織機1を止めて
製織を停止させるとともに、カウントアップ出力および
カウントアップ内容を表示ユニット8によって表示した
後、一連のプログラムを終了する。
【0011】しかし、図4のように、カウントアップし
た時点が布卸し設定時間帯に入っていないときに、中央
処理ユニット6は、この後に続く未来の布卸し設定時間
帯に入るような延長製織長を与えて、織機1を停止させ
ないまま製織を継続させる。延長製織長の追加は、布
卸し設定長に予め設定した所定の単位長さを加えること
によって、または布卸し設定長に、未来例えばその後
の最初の布卸し設定時間帯もしく任意の布卸し設定時間
帯に入るような計算長を加えることによって行われる。
この追加様式は、予め選択しておく。
【0012】の場合に、所定の単位長さとしては、例
えば、1疋、10メートル等といった値が設定される。
【0013】また、の場合で、最初の設定時間帯に入
るような延長製織長は、布卸し設定時間帯内の適当な時
刻から現在の時刻を引いて、製織を継続すべき時間を求
め、この時間に単位時間当りの製織長を掛けることによ
って、つまり下記の式から求められる。
【0014】延長製織長=(未来の布卸し設定時間帯内
の時刻−現在の時刻)×単位時間当りの製織長
【0015】このように延長製織長の変更操作は、所定
の単位長さを追加設定するか、または上記計算式から延
長製織長を追加設定するかのいずれかによって実行され
る。この後に、中央処理ユニット6は、カウントアップ
状態のカウンタをリセットした後、布卸し設定長を新た
な目標の延長製織長に変更する。このため、織機の運転
は、継続して行われ、前述のカウントアップ?のステッ
プに移行し、以上のステップを繰り返す。
【0016】なお、布卸し設定長を延長すると、時とし
て、たて糸の残り量が、布卸し設定長よりも少なくなる
こともある。すなわち、一般に、たて糸ビームは、布卸
し設定長を考慮して、半端なたて糸が残らないように整
経される。しかし、本願のように、設定布卸し長を延長
すると、どうしても半端なたて糸が残ってしまう。これ
に備えて次のような対策が講じられる。
【0017】(1)巻量検出センサ10がたて糸の残り
巻量を検出しているので、布卸し後の製織開始時点で残
り巻量が布卸し設定長に満たないときには、布卸し設定
長をたて糸残り量とする。
【0018】(2)たて糸の残り巻量を検出し、布卸し
後の製織を開始する時点で、残り巻量が布卸し設定長の
2倍の長さに満たない場合には、布卸し設定長をたて糸
残り量とする。
【0019】上記(1)または(2)は、現場の要望に
合わせて、予めいずれかを選択するか、初期設定の段階
で選択するか、あるいは織物の種類に合わせて現場でい
ずれかを選択可能にしておく。これによって、たて糸不
足の事態に対して適切な対応が可能となる。
【0020】
【発明の効果】本発明では、布卸し設定長まで製織した
時点で、現在の時刻が布卸し設定時間帯に入っているか
否かの判断が行われ、入っているときにはこの時点で織
機を停止させ、また入っていないときには未来の布卸し
設定時間帯に入るような延長製織長を追加して製織を継
続させるので、制御の信頼性が高く、布卸し設定時間帯
内に確実にカウントアップさせることができるため、無
人時間帯などの非布卸し設定時間帯での織機の停止が未
然に防止でき、その分織機の稼動率が向上する。たて糸
の残り量を検出し、この検出されたたて糸の残り量に基
づいて延長製織長を設定すれば、半端なたて糸が残ら
ず、たて糸不足の事態に対して適切な対応が可能とな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】織機および制御システムの概略的なブロック線
図である。
【図2】本発明の方法に基づくプログラムのフローチャ
ート図である。
【図3】時間帯の説明図である。
【図4】時間帯の説明図である。
【符号の説明】
1 織機 2 制御システム 3 織機制御ユニット 4 たて糸ビーム 5 服巻ロール 6 中央処理ユニット 7 メモリユニット 8 表示ユニット 9 入力ユニット 10 巻量検出センサ 11 巻量検出センサ

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 設定された布卸し製織長の製織を完了し
    た時点で、その現在時刻が布卸し設定時間帯に入ってい
    るか否かを判断し、入っているときにはこの時点で織機
    を停止させ、また入っていないときには未来の布卸し設
    定時間帯に入るような延長製織長を追加して製織を継続
    することを特徴とする製織長の変更制御方法。
JP13565592A 1992-04-30 1992-04-30 製織長の変更制御方法 Expired - Fee Related JP3153330B2 (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101859553B1 (ko) * 2016-06-09 2018-05-21 정찬규 캣타워

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR101859553B1 (ko) * 2016-06-09 2018-05-21 정찬규 캣타워

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