JP3152941U - 卓上カレンダー - Google Patents

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修一 柿沢
修一 柿沢
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株式会社東洋加工
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Abstract

【課題】樹脂製環状綴じ具が不要で、かつ低製造コストの卓上カレンダーを提供する。【解決手段】厚紙を所要の展開形状に裁断し、これを折り畳んで立体形状に組み立てることによりスタンドフレームとする。該スタンドフレームの前面フレーム9部分に、暦24その他の任意の文字や図柄を表示したカレンダー紙葉23を束ねて差し込んで収納する。【選択図】図1

Description

本考案は卓上カレンダーに関するものである。
卓上カレンダーは、一般的に特許文献1に示す如き形態のものが多い。図11には該特許文献1に示す卓上カレンダーを示しており、該卓上カレンダー100は、厚紙を側断面三角形状に組み立てたスタンド部101の前面にカレンダー紙葉102,102,102・・・の束を重ね、これらスタンド部101とカレンダー紙葉102,102,102・・・の夫々の頂部に列設した綴じ穴103,103,103・・・に、樹脂製環状綴じ具104,104,104・・・を嵌め、もってスタンド部101の前面に手めくり可能にカレンダー紙葉102,102,102・・・を取り付けてなるものである。
ところで、図示の如き卓上カレンダーは、宣伝広告用の所謂販促品として用いられることが多い。そして、斯かる場合には、現実的にこれを用いる注文者からカレンダー製造業者に対して厳しく低価格での提供を要求されることが多い。
このような状況の中において、製造業者が困ることは、従来の卓上カレンダーが、上記の如く樹脂製環状綴じ具104を必要とし、そしてこれがこの種の製品の材料としては高価である上に、製品一個あたりにおいて用いる個数も多く、よって製品一個あたりのコストに占める割合が高過ぎることである。したがって、製造業者にとって、注文者から低価格での提供を要求されている中で、このように製造上における高コスト化が避けられなかったことが、利益を圧迫する大きな原因となっていた。
実開平2−99671号公報
本考案は上記の点に鑑みなされたものであって、従来の卓上カレンダーにおいて用いられていた樹脂製環状綴じ具を不要として製造コストを軽減し、もって製造業者における利益率の大幅な向上を図ることができるようになした卓上カレンダーを提供しようとするものである。
而して、本考案の要旨とするところは、厚紙を、下端部から所定の高さの位置における中央部に後記スタンド部における差込片の差込用切込みを設けると共に、両側部における下端部から所定の高さの位置に後記フレーム部にける差込片の差込用切込みを設けてなる所定の大きさを有する方形の基板部の両側部に、夫々折目線を介して所要幅のフレーム側部を連成すると共に、該フレーム側部の外側に折目線を介してフレーム前部を連成し、更に該フレーム前部の下側に折目線を介して前記フレーム側部と同一幅のフレーム底部を連成すると共に該フレーム底部の下側に折目線を介して連結部を連成し、該連結部の下側に折目線を介して差込片を連成する一方、前記基板部の下端部に折目線を介してスタンド底部を連成すると共に、該スタンド底部の下側に折目線を介してスタンド支持部を連成し、該スタンド支持部の下側に折目線を介して差込片を連成してなる展開形状に裁断し、これを折り畳んで立体形状に組み立てることによりスタンドフレームとなし、該スタンドフレームの前面フレーム部分にカレンダー紙葉を差し込んで収納することを特徴とする卓上カレンダーにある。
本考案は上記の如き構成であり、厚紙を所要の展開形状に裁断し、これを折り畳んで立体形状に組み立てることによりスタンドフレームとなし、該スタンドフレームの前面フレーム部分にカレンダー紙葉を差し込んで収納するようになしたものであるから、従来の卓上カレンダーにおいて用いられていた樹脂製環状綴じ具を全く用いないものである。そして、このように樹脂製環状綴じ具を用いないことにより製造コストを大幅に軽減し、もって製造業者における利益率の大幅な向上を図ることができるものである。
また、スタンドフレームは糊等の接着剤を用いないで立体形状に組み立てることができるから、接着に要する材料費と手間が不要であり、スピーディーな組み立てが可能である。
本考案に係る卓上カレンダーの斜視図である。 スタンドフレームの前面側から看た斜視図である。 スタンドフレームの背面側から看た斜視図である。 スタンドフレームの裁断した状態の展開平面図である。 スタンドフレームの組立工程説明図であり、第1工程を示すものである。 スタンドフレームの組立工程説明図であり、第2工程を示すものである。 スタンドフレームの組立工程説明図であり、第3工程を示すものである。 スタンドフレームの組立工程説明図であり、第4工程を示すものである。 スタンドフレームの組立工程説明図であり、第5工程を示すものである。 スタンドフレームの組立工程説明図であり、最終工程を示すものである。 従来の卓上カレンダーの斜視図である。
以下、本考案を実施するための形態について、図面を参照して説明する。
図1乃至図10において、1は本考案の実施形態に係る卓上カレンダーである。また、該卓上カレンダー1は、後記スタンドフレームとカレンダー紙葉とからなるものである。
2はスタンドフレームである。また、該スタンドフレーム2は、厚紙を、下端部から所定の高さの位置における中央部に後記スタンド部における差込片の差込用切込み3を設けると共に、両側部における下端部から所定の高さの位置に後記フレーム部にける差込片の差込用切込み4,4を設けてなる所定の大きさを有する方形の基板部5の両側部に、夫々折目線6,6を介して所要幅のフレーム側部7,7を連成すると共に、該フレーム側部7,7の外側に折目線8,8を介してフレーム前部9,9を連成し、更に該フレーム前部9,9の下側に折目線10,10を介して前記フレーム側部7,7と同一幅のフレーム底部11,11を連成すると共に該フレーム底部11,11の下側に折目線13,13を介して連結部14,14を連成し、該連結部14,14の下側に折目線15,15を介して差込片16,16を連成する一方、前記基板部5の下端部に折目線17を介してスタンド底部18を連成すると共に、該スタンド底部18の下側に折目線19を介してスタンド支持部20を連成し、該スタンド支持部20の下側に折目線21を介して差込片22を連成してなる展開形状に裁断し、これを折り畳んで立体形状に組み立てることによりスタンドフレームとなしたものである。
また、該スタンドフレーム2は、以下の工程により組み立てるものである。
先ず、図5に示す如く、折目線8,8において左右のフレーム前部9,9を前面側に折り曲げて重ねる。次に、図6に示す如く、折目線6,6において左右のフレーム側部7,7を前面側に折り立てる。次に、図7に示す如く、全体を裏返し、この状態において折目線10,10においてフレーム底部11,11を背面側に折り曲げ、更に折目線13,13において連結部14,14を上側に向けて折り曲げる。そして、図8に示す如く、差込片16,16を前記差込片の差込用切込み4,4に夫々差し込み、更に該差込片16,16を折目線15,15において下側に向けて折り曲げる。これによりフレーム部が完成する。
次に、図9に示す如く、折目線17においてスタンド底部18を背面側に折り曲げる。そして、更に図10に示す如く、折目線19においてスタンド支持部20を前部側に向けて折り返し、その端部の差込片22を前記差込片の差込用切込み3に差し込み、折目線21において該差込片22を下側に向けて折り曲げるものである。これによりスタンド部が完成する。以上によりスタンドフレーム2の組み立ては完了する。尚、斯かる組立工程については、適宜その順序を違えるようにしてもよい。
23,23,23・・・は方形のカレンダー紙葉であり、暦24とその他の任意の文字や図柄(図示せず。)を表示してなるものである。そして、該カレンダー紙葉23,23,23・・・は、所定枚数を束ね、前記スタンドフレーム2の前面フレーム部分に差し込んで収納するものである。
上記実施形態は、厚紙を所要の展開形状に裁断し、これを折り畳んで立体形状に組み立てることによりスタンドフレーム2となし、該スタンドフレーム2の前面フレーム部分にカレンダー紙葉23,23,23・・・を束ねて差し込んで収納するようになしたものであるから、従来の卓上カレンダーにおいて用いられていた樹脂製環状綴じ具を全く用いないものである。そして、このように樹脂製環状綴じ具を用いないことにより製造コストを大幅に軽減し、もって製造業者における利益率の大幅な向上を図ることができるものである。また、スタンドフレーム2は糊等の接着剤を用いないで立体形状に組み立てることができるから、接着に要する材料費と手間が不要であり、スピーディーな組み立てが可能である。
1 卓上カレンダー
2 スタンドフレーム
3 差込片の差込用切込み
4,4 差込片の差込用切込み
5 基板部
6,6 折目線
7,7 フレーム側部
8,8 折目線
9,9 フレーム前部
10,10 折目線
11,11 フレーム底部
13,13 折目線
14,14 連結部
15,15 折目線
16,16 差込片
17,17 折目線
18 スタンド底部
19 折目線
20 スタンド支持部
21 折目線
22 差込片
23,23,23 カレンダー紙葉
24 暦

Claims (1)

  1. 厚紙を、下端部から所定の高さの位置における中央部に後記スタンド部における差込片の差込用切込みを設けると共に、両側部における下端部から所定の高さの位置に後記フレーム部にける差込片の差込用切込みを設けてなる所定の大きさを有する方形の基板部の両側部に、夫々折目線を介して所要幅のフレーム側部を連成すると共に、該フレーム側部の外側に折目線を介してフレーム前部を連成し、更に該フレーム前部の下側に折目線を介して前記フレーム側部と同一幅のフレーム底部を連成すると共に該フレーム底部の下側に折目線を介して連結部を連成し、該連結部の下側に折目線を介して差込片を連成する一方、前記基板部の下端部に折目線を介してスタンド底部を連成すると共に、該スタンド底部の下側に折目線を介してスタンド支持部を連成し、該スタンド支持部の下側に折目線を介して差込片を連成してなる展開形状に裁断し、これを折り畳んで立体形状に組み立てることによりスタンドフレームとなし、該スタンドフレームの前面フレーム部分にカレンダー紙葉を差し込んで収納することを特徴とする卓上カレンダー。
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