JP3152875B2 - 列車位置検知装置 - Google Patents
列車位置検知装置Info
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- JP3152875B2 JP3152875B2 JP4531996A JP4531996A JP3152875B2 JP 3152875 B2 JP3152875 B2 JP 3152875B2 JP 4531996 A JP4531996 A JP 4531996A JP 4531996 A JP4531996 A JP 4531996A JP 3152875 B2 JP3152875 B2 JP 3152875B2
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Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は列車位置検知装置に
係り、特に、軌道回路を利用して列車を検知するととも
に、その検知情報の正当性を判定できるようにしたもの
に関する。
係り、特に、軌道回路を利用して列車を検知するととも
に、その検知情報の正当性を判定できるようにしたもの
に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来、軌道回路を利用した列車位置検知
装置は、レール（軌道）を所定長さ毎に区分して軌道回
路の一部とし、その軌道回路の始端側（列車の進出する
側）に、所定周波数の信号を送出する送信器を接続する
とともに、その軌道回路の終端側（列車が侵入する側）
に信号を受信する受信器を接続して構成されている。
装置は、レール（軌道）を所定長さ毎に区分して軌道回
路の一部とし、その軌道回路の始端側（列車の進出する
側）に、所定周波数の信号を送出する送信器を接続する
とともに、その軌道回路の終端側（列車が侵入する側）
に信号を受信する受信器を接続して構成されている。
【０００３】上記構成において、軌道回路内に列車が存
在し、レールが列車の車軸（車輪）で短絡されたときは
受信器の受信レベルは低下し、一方、軌道回路内に列車
が存在しないときは受信レベルは所定高さに維持され
る。したがって、受信器の出力で軌道リレーをＯＮ，Ｏ
ＦＦさせれば、そのＯＮ，ＯＦＦ状態で軌道回路、つま
り、閉そく区間内の列車有無を検知することができる。
在し、レールが列車の車軸（車輪）で短絡されたときは
受信器の受信レベルは低下し、一方、軌道回路内に列車
が存在しないときは受信レベルは所定高さに維持され
る。したがって、受信器の出力で軌道リレーをＯＮ，Ｏ
ＦＦさせれば、そのＯＮ，ＯＦＦ状態で軌道回路、つま
り、閉そく区間内の列車有無を検知することができる。
【０００４】上記軌道回路は、相隣接する軌道回路とイ
ンピーダンスボンド等で交流信号に対して電気的絶縁が
図られていて、相隣接する軌道回路の列車検知用の信号
と干渉し合わないように工夫されている。また、交流信
号に対して電気的に無絶縁に形成されている場合は、相
隣接する軌道回路で使用される検知用の信号の周波数を
互いに異なるようにして干渉を防止している。
ンピーダンスボンド等で交流信号に対して電気的絶縁が
図られていて、相隣接する軌道回路の列車検知用の信号
と干渉し合わないように工夫されている。また、交流信
号に対して電気的に無絶縁に形成されている場合は、相
隣接する軌道回路で使用される検知用の信号の周波数を
互いに異なるようにして干渉を防止している。
【０００５】ところで、上記従来の軌道回路を利用した
列車位置検知装置において、軌道回路の一部を形成する
レールは、ノイズを受けやすい環境にあるためＳ／Ｎ比
が低くなりやすく、また、隣接する軌道との相互干渉を
無くすため、搬送周波数を変え、又は軌道の境界に共振
回路を設ける等のために回路構成が複雑になるという欠
点があった。
列車位置検知装置において、軌道回路の一部を形成する
レールは、ノイズを受けやすい環境にあるためＳ／Ｎ比
が低くなりやすく、また、隣接する軌道との相互干渉を
無くすため、搬送周波数を変え、又は軌道の境界に共振
回路を設ける等のために回路構成が複雑になるという欠
点があった。
【０００６】そこで、本出願人は、このような欠点を解
決するために、耐雑音特性の高い列車位置検知装置とし
て、軌道回路を形成するレールの始端側に列車検知用信
号を所定のＰＮ符号で拡散処理して供給し、そのレール
の終端側からその拡散処理された信号を受信するととも
に、そのＰＮ符号で逆拡散処理してその列車検知用信号
を検出できるように構成し、その検出された受信信号の
レベル変化により、そのレール上の列車の有無を検知す
るようにした列車位置検知装置を提案している（例え
ば、特開平５−２５４４３１号公報等）。
決するために、耐雑音特性の高い列車位置検知装置とし
て、軌道回路を形成するレールの始端側に列車検知用信
号を所定のＰＮ符号で拡散処理して供給し、そのレール
の終端側からその拡散処理された信号を受信するととも
に、そのＰＮ符号で逆拡散処理してその列車検知用信号
を検出できるように構成し、その検出された受信信号の
レベル変化により、そのレール上の列車の有無を検知す
るようにした列車位置検知装置を提案している（例え
ば、特開平５−２５４４３１号公報等）。
【０００７】
【発明が解決しようとする課題】上記提案に係る列車位
置検知装置は、列車検知を耐雑音特性を高くして実現で
きるという特長を有しているが、本発明は、さらに改良
を加えて、列車検知情報の正当性を判定して、より安全
性に優れた列車位置検知装置を提供することを目的とし
ている。
置検知装置は、列車検知を耐雑音特性を高くして実現で
きるという特長を有しているが、本発明は、さらに改良
を加えて、列車検知情報の正当性を判定して、より安全
性に優れた列車位置検知装置を提供することを目的とし
ている。
【０００８】
【課題を解決するための手段】本発明に係る列車位置検
知装置は、上記目的を達成するために、軌道回路を形成
するレールの始端側に所定の周波数を有する搬送波を所
定のＰＮ符号で拡散処理して生成した信号を送出する送
出手段を設けるとともに、そのレールの終端側にその送
出された信号を受信する受信手段を設けてなる列車位置
検知装置において、前記送出手段には、前記レールの始
端側に送出する信号以外にその始端側に送出する信号と
所定の位相差を有するチェック用信号を送出するチェッ
ク信号生成送出手段を設け、前記受信手段には、前記送
出手段から送出されてきたチェック信号を受信するチェ
ック信号受信手段を設けるとともに、そのチェック信号
が受信されているとき正常と判定し、そのチェック信号
が受信されないとき異常と判定する判定手段を設けた、
ことを特徴としている。また、前記所定の周波数を有す
る搬送波を所定のＰＮ符号で拡散処理した信号は、軌道
回路を形成するレールの始端側以外に、その軌道回路を
形成するレールを所定間隔毎に区分し、かつ互いに所定
の位相差を設けてその区分されたレールに送出するもの
であることを特徴としている。
知装置は、上記目的を達成するために、軌道回路を形成
するレールの始端側に所定の周波数を有する搬送波を所
定のＰＮ符号で拡散処理して生成した信号を送出する送
出手段を設けるとともに、そのレールの終端側にその送
出された信号を受信する受信手段を設けてなる列車位置
検知装置において、前記送出手段には、前記レールの始
端側に送出する信号以外にその始端側に送出する信号と
所定の位相差を有するチェック用信号を送出するチェッ
ク信号生成送出手段を設け、前記受信手段には、前記送
出手段から送出されてきたチェック信号を受信するチェ
ック信号受信手段を設けるとともに、そのチェック信号
が受信されているとき正常と判定し、そのチェック信号
が受信されないとき異常と判定する判定手段を設けた、
ことを特徴としている。また、前記所定の周波数を有す
る搬送波を所定のＰＮ符号で拡散処理した信号は、軌道
回路を形成するレールの始端側以外に、その軌道回路を
形成するレールを所定間隔毎に区分し、かつ互いに所定
の位相差を設けてその区分されたレールに送出するもの
であることを特徴としている。
【０００９】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施の形態を図
面に基づいて説明する。図１は、列車位置検知装置の概
略構成図であって、Ｔはレールｒを所定の長さに区分し
て一つの閉そく区間を形成する軌道回路である。なお、
ここでは、図面を簡略化するために１個の軌道回路しか
示されていないが、この軌道回路は、図示の軌道回路Ｔ
の前後方向にも多数の軌道回路が設けられている。ま
た、各軌道回路の区分は、周知のインピーダンスボンド
を用いた区分でもよく、また、レール間にコンデンサ等
を介在させた無絶縁区分でもよい。
面に基づいて説明する。図１は、列車位置検知装置の概
略構成図であって、Ｔはレールｒを所定の長さに区分し
て一つの閉そく区間を形成する軌道回路である。なお、
ここでは、図面を簡略化するために１個の軌道回路しか
示されていないが、この軌道回路は、図示の軌道回路Ｔ
の前後方向にも多数の軌道回路が設けられている。ま
た、各軌道回路の区分は、周知のインピーダンスボンド
を用いた区分でもよく、また、レール間にコンデンサ等
を介在させた無絶縁区分でもよい。
【００１０】以下、閉そく区間Ｔに対応した列車位置検
知装置を説明する。
知装置を説明する。
【００１１】軌道回路Ｔを形成するレールｒの始端側に
は、増幅回路等から形成された送信器１から所定の信号
が供給されるように構成されている。
は、増幅回路等から形成された送信器１から所定の信号
が供給されるように構成されている。
【００１２】この送信器１から送出される信号は、搬送
波発生回路２からの所定の周波数を有する搬送波（ｆ
ｃ）を、ＰＮ符号発生回路（ＰＮＧ）３からの所定の基
準のＰＮ符号（ＰＮi ）を用いて第１拡散回路４で拡散
処理されたものである。
波発生回路２からの所定の周波数を有する搬送波（ｆ
ｃ）を、ＰＮ符号発生回路（ＰＮＧ）３からの所定の基
準のＰＮ符号（ＰＮi ）を用いて第１拡散回路４で拡散
処理されたものである。
【００１３】上記第１拡散回路４で用いられるＰＮ符号
（ＰＮi ）は、遅延回路５で所定時間（Ｄ）遅延処理さ
れている。また、遅延処理されないＰＮ符号（ＰＮi ）
を用いて、第２拡散回路６で搬送波発生回路２からの搬
送波（ｆｃ）を拡散処理して、後述する受信器側に直接
送出するように構成されている。
（ＰＮi ）は、遅延回路５で所定時間（Ｄ）遅延処理さ
れている。また、遅延処理されないＰＮ符号（ＰＮi ）
を用いて、第２拡散回路６で搬送波発生回路２からの搬
送波（ｆｃ）を拡散処理して、後述する受信器側に直接
送出するように構成されている。
【００１４】軌道回路Ｔを形成するレールｒの終端側に
は、フィルタ及び増幅回路等から形成された受信器１０
が接続されていて、上記送信器１側から送出された信号
を受信できるように構成されている。
は、フィルタ及び増幅回路等から形成された受信器１０
が接続されていて、上記送信器１側から送出された信号
を受信できるように構成されている。
【００１５】受信器１０の出力信号は、加算回路１１に
おいて、上述した送信器１側からの遅延処理されていな
い拡散信号と加算処理されるように構成されている。そ
して、その加算処理された信号は、上記搬送波発生回路
２からの信号（ｆｃ）を用いて復調回路１２において復
調処理されるように構成されている。したがって、復調
回路１２からは、軌道回路Ｔを経由した遅延処理された
ＰＮ符号（ＰＮi ）と、遅延処理されることなく、かつ
直接供給されたＰＮ符号（ＰＮi ）とを含む信号が出力
される。
おいて、上述した送信器１側からの遅延処理されていな
い拡散信号と加算処理されるように構成されている。そ
して、その加算処理された信号は、上記搬送波発生回路
２からの信号（ｆｃ）を用いて復調回路１２において復
調処理されるように構成されている。したがって、復調
回路１２からは、軌道回路Ｔを経由した遅延処理された
ＰＮ符号（ＰＮi ）と、遅延処理されることなく、かつ
直接供給されたＰＮ符号（ＰＮi ）とを含む信号が出力
される。
【００１６】復調回路１２からの出力信号は、ローパス
フィルタ１３を介して相関器１４に入力されるように構
成されている。そして、この相関器１４において、基準
のＰＮ符号（ＰＮi ）との相関値が求められるように構
成されている。
フィルタ１３を介して相関器１４に入力されるように構
成されている。そして、この相関器１４において、基準
のＰＮ符号（ＰＮi ）との相関値が求められるように構
成されている。
【００１７】図１の右下に示される波形は、相関器１４
における相関値を示している。ここでチェック用信号
は、送信器１側から遅延処理されることなく直接送出さ
れてきた信号であり、また、受信信号は、軌道回路Ｔ
を経由してきた信号を意味している。
における相関値を示している。ここでチェック用信号
は、送信器１側から遅延処理されることなく直接送出さ
れてきた信号であり、また、受信信号は、軌道回路Ｔ
を経由してきた信号を意味している。
【００１８】したがって、チェック用信号は、軌道回
路Ｔに列車イが存在していても、また、存在していない
ときでも、常時、ＰＮＧ３から送出されるＰＮ符号１周
期毎に出現し、他方、受信信号は、軌道回路Ｔに列車
イが存在するときは、列車イの車軸（車輪）で短絡され
るので出現せず、軌道回路Ｔに列車イが存在しないとき
のみ出現する。
路Ｔに列車イが存在していても、また、存在していない
ときでも、常時、ＰＮＧ３から送出されるＰＮ符号１周
期毎に出現し、他方、受信信号は、軌道回路Ｔに列車
イが存在するときは、列車イの車軸（車輪）で短絡され
るので出現せず、軌道回路Ｔに列車イが存在しないとき
のみ出現する。
【００１９】図１中、相関値判定回路１５は、相関器１
４の相関値出力状態を監視して、列車検知情報及びその
列車検知情報の正常性を判定するように構成されてい
る。
４の相関値出力状態を監視して、列車検知情報及びその
列車検知情報の正常性を判定するように構成されてい
る。
【００２０】すなわち、軌道回路Ｔの列車イの有無にか
かわらず、チェック用信号が所定の周期毎に出現して
いなければ、列車位置検知装置に異常が生じていると判
定し、また、そのチェック用信号が出現していても、
軌道回路Ｔに列車イが存在していないとき、チェック用
信号と受信信号との間に所定の間隔、つまり、遅延
回路５で規定された遅延時間（Ｄ）を有していないとき
も、列車位置検知装置に異常が発生したとして、その旨
の検出信号を出力することができるように構成されてい
る。
かわらず、チェック用信号が所定の周期毎に出現して
いなければ、列車位置検知装置に異常が生じていると判
定し、また、そのチェック用信号が出現していても、
軌道回路Ｔに列車イが存在していないとき、チェック用
信号と受信信号との間に所定の間隔、つまり、遅延
回路５で規定された遅延時間（Ｄ）を有していないとき
も、列車位置検知装置に異常が発生したとして、その旨
の検出信号を出力することができるように構成されてい
る。
【００２１】もちろん、相関値判定回路１５は、チェッ
ク用信号が所定の周期毎に出現し、さらに、受信信号
がそのチェック用信号と所定の間隔を保って検出さ
れたとき、軌道回路Ｔ上に列車なしを、また、チェック
用信号が所定の周期毎に出現していて、受信信号が
出現しないとき、軌道回路Ｔ上に列車ありの検出信号を
出力できるように構成されている。
ク用信号が所定の周期毎に出現し、さらに、受信信号
がそのチェック用信号と所定の間隔を保って検出さ
れたとき、軌道回路Ｔ上に列車なしを、また、チェック
用信号が所定の周期毎に出現していて、受信信号が
出現しないとき、軌道回路Ｔ上に列車ありの検出信号を
出力できるように構成されている。
【００２２】したがって、上記構成の列車位置検知装置
は、列車位置情報の正当性を判定しながら列車位置を検
出することが可能となる。
は、列車位置情報の正当性を判定しながら列車位置を検
出することが可能となる。
【００２３】なお、上述の例では、遅延処理した拡散信
号を列車位置検知用信号とし、遅延処理しない拡散信号
をチェック用信号としたが、これを逆にするようにして
もよい。
号を列車位置検知用信号とし、遅延処理しない拡散信号
をチェック用信号としたが、これを逆にするようにして
もよい。
【００２４】図２は、本発明の他の実施形態を示すもの
であって、上記図１と同一構成要素については同じ数字
の符号が付されている。ここでは、軌道回路Ｔを形成す
るレールｒを複数（図示の例では６個）に細分し、軌道
回路Ｔのどの位置に列車イが存在するかを検知できるよ
うにしている。
であって、上記図１と同一構成要素については同じ数字
の符号が付されている。ここでは、軌道回路Ｔを形成す
るレールｒを複数（図示の例では６個）に細分し、軌道
回路Ｔのどの位置に列車イが存在するかを検知できるよ
うにしている。
【００２５】図２中、ａ1 〜ａ6 は、細分されたレール
ｒに送信信号をそれぞれ供給する送信設備を表し、ｂ
は、図１の受信器１側に該当している。
ｒに送信信号をそれぞれ供給する送信設備を表し、ｂ
は、図１の受信器１側に該当している。
【００２６】図２中、２０は、同期回路であって、基準
のＰＮ符号（ＰＮi ）を発生させるＰＧＮ３ａ〜３ｇを
所定の間隔を保ってサイクリックに駆動制御できるよう
に構成されている。図示の（ＰＮ0 ）〜（ＰＮ6 ）は、
サイクリックの順序を加味したＰＮ符号の出力を表して
いる。なお、図２中、１′，１０′，６′，１０″は、
上記図１で省略されている接続トランス、増幅回路、バ
ンドパスフィルタを表している。
のＰＮ符号（ＰＮi ）を発生させるＰＧＮ３ａ〜３ｇを
所定の間隔を保ってサイクリックに駆動制御できるよう
に構成されている。図示の（ＰＮ0 ）〜（ＰＮ6 ）は、
サイクリックの順序を加味したＰＮ符号の出力を表して
いる。なお、図２中、１′，１０′，６′，１０″は、
上記図１で省略されている接続トランス、増幅回路、バ
ンドパスフィルタを表している。
【００２７】図２に示されるＰＮ符号検出の回路構成
は、加算回路１１の出力を二分するとともに、その二分
された一方の出力信号を反転回路２１で反転された搬送
波（ｆｃ）で復調処理し、その後、両者をそれぞれ相関
処理している（図２の１３ａ〜１４ａ、１３ｂ〜１４ｂ
参照）。そして、相関値判定回路１５の前処理として両
相関処理の出力を加算回路１５′で加算処理するように
している。
は、加算回路１１の出力を二分するとともに、その二分
された一方の出力信号を反転回路２１で反転された搬送
波（ｆｃ）で復調処理し、その後、両者をそれぞれ相関
処理している（図２の１３ａ〜１４ａ、１３ｂ〜１４ｂ
参照）。そして、相関値判定回路１５の前処理として両
相関処理の出力を加算回路１５′で加算処理するように
している。
【００２８】図３は、加算回路１５′の出力状態を示し
たもので、チェック用信号（ＰＮ0）は、軌道回路Ｔを
経由することなく直接送出されてきた信号であり、ま
た、受信信号（ＰＮ1 ）〜（ＰＮ6 ）は、軌道回路Ｔを
それぞれ経由してきた信号を意味している。
たもので、チェック用信号（ＰＮ0）は、軌道回路Ｔを
経由することなく直接送出されてきた信号であり、ま
た、受信信号（ＰＮ1 ）〜（ＰＮ6 ）は、軌道回路Ｔを
それぞれ経由してきた信号を意味している。
【００２９】したがって、チェック用信号（ＰＮ0 ）
は、軌道回路Ｔに列車イが存在していても、また、存在
していないときでも、常時、所定の周期毎に出現する。
他方、受信信号（ＰＮ1 ）〜（ＰＮ6 ）は、軌道回路Ｔ
に列車イが存在するとき、始端側から列車イの車軸（車
輪）が位置するところまで短絡されるので、その部分に
当たる受信信号は出現せず、また、軌道回路Ｔに列車イ
が存在しないときは全ての受信信号（ＰＮ1 ）〜（ＰＮ
6 ）が同期回路２０の同期順に従って出現する。
は、軌道回路Ｔに列車イが存在していても、また、存在
していないときでも、常時、所定の周期毎に出現する。
他方、受信信号（ＰＮ1 ）〜（ＰＮ6 ）は、軌道回路Ｔ
に列車イが存在するとき、始端側から列車イの車軸（車
輪）が位置するところまで短絡されるので、その部分に
当たる受信信号は出現せず、また、軌道回路Ｔに列車イ
が存在しないときは全ての受信信号（ＰＮ1 ）〜（ＰＮ
6 ）が同期回路２０の同期順に従って出現する。
【００３０】相関値判定回路１５は、上記図１と同様
に、相関値出力状態を監視して、列車検知情報及びその
列車検知情報の正当性を判定するように構成されてい
る。
に、相関値出力状態を監視して、列車検知情報及びその
列車検知情報の正当性を判定するように構成されてい
る。
【００３１】上記構成の列車位置検知装置は、列車位置
情報の正当性を判定しながら、細かい範囲で列車位置を
検出することが可能となる。
情報の正当性を判定しながら、細かい範囲で列車位置を
検出することが可能となる。
【００３２】
【発明の効果】本発明に係る列車位置検知装置は、軌道
回路を形成するレールの始端側に所定の周波数を有する
搬送波を所定のＰＮ符号で拡散処理して生成した信号を
送出する送出手段を設けるとともに、そのレールの終端
側にその送出された信号を受信する受信手段を設けてな
る列車位置検知装置において、前記送出手段には、前記
レールの始端側に送出する信号以外にその始端側に送出
する信号と所定の位相差を有するチェック用信号を送出
するチェック信号生成送出手段を設け、前記受信手段に
は、前記送出手段から送出されてきたチェック信号を受
信するチェック信号受信手段を設けるとともに、そのチ
ェック信号が受信されているとき正常と判定し、そのチ
ェック信号が受信されないとき異常と判定する判定手段
を設けたので、列車位置検知情報の正当性を判定するこ
とができる。また、所定の周波数を有する搬送波を所定
のＰＮ符号で拡散処理した信号は、軌道回路を形成する
レールの始端側以外に、その軌道回路を形成するレール
を所定間隔毎に区分し、かつ互いに所定の位相差を設け
てその区分されたレールに送出するものとしたときは、
列車位置を細かく検知することができる。
回路を形成するレールの始端側に所定の周波数を有する
搬送波を所定のＰＮ符号で拡散処理して生成した信号を
送出する送出手段を設けるとともに、そのレールの終端
側にその送出された信号を受信する受信手段を設けてな
る列車位置検知装置において、前記送出手段には、前記
レールの始端側に送出する信号以外にその始端側に送出
する信号と所定の位相差を有するチェック用信号を送出
するチェック信号生成送出手段を設け、前記受信手段に
は、前記送出手段から送出されてきたチェック信号を受
信するチェック信号受信手段を設けるとともに、そのチ
ェック信号が受信されているとき正常と判定し、そのチ
ェック信号が受信されないとき異常と判定する判定手段
を設けたので、列車位置検知情報の正当性を判定するこ
とができる。また、所定の周波数を有する搬送波を所定
のＰＮ符号で拡散処理した信号は、軌道回路を形成する
レールの始端側以外に、その軌道回路を形成するレール
を所定間隔毎に区分し、かつ互いに所定の位相差を設け
てその区分されたレールに送出するものとしたときは、
列車位置を細かく検知することができる。
【図１】本発明の一実施の形態に係る列車位置検知装置
の概略構成図である。
の概略構成図である。
【図２】本発明の他の実施の形態に係る列車位置検知装
置の概略構成図である。
置の概略構成図である。
【図３】受信されたＰＮ符号のタイムチャートである。
１ 送信器 ２ 搬送波発生回路 ３ ＰＮ符号発生回路（ＰＮＧ） ４ 第１換算回路 ５ 遅延回路 ６ 第２拡散回路 １０ 受信器 １１ 加算回路 １２ 復調回路 １３ ローパスフィルタ １４ 相関器 １５ 相関値判定回路 Ｔ 軌道回路 ｒ レール イ 列車
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7，ＤＢ名) B61L 1/18 B61L 1/10 H04B 1/707
Claims (2)
- 【請求項１】 軌道回路を形成するレールの始端側に所
定の周波数を有する搬送波を所定のＰＮ符号で拡散処理
して生成した信号を送出する送出手段を設けるととも
に、そのレールの終端側にその送出された信号を受信す
る受信手段を設けてなる列車位置検知装置において、 前記送出手段には、前記レールの始端側に送出する信号
以外にその始端側に送出する信号と所定の位相差を有す
るチェック用信号を送出するチェック信号生成送出手段
を設け、 前記受信手段には、前記送出手段から送出されてきたチ
ェック信号を受信するチェック信号受信手段を設けると
ともに、そのチェック信号が受信されているとき正常と
判定し、そのチェック信号が受信されないとき異常と判
定する判定手段を設けた、 ことを特徴とする列車位置検知装置。 - 【請求項２】 所定の周波数を有する搬送波を所定のＰ
Ｎ符号で拡散処理した信号は、軌道回路を形成するレー
ルの始端側以外に、その軌道回路を形成するレールを所
定間隔毎に区分し、かつ互いに所定の位相差を設けてそ
の区分されたレールに送出するものであることを特徴と
する請求項１記載の列車位置検知装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4531996A JP3152875B2 (ja) | 1996-02-07 | 1996-02-07 | 列車位置検知装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4531996A JP3152875B2 (ja) | 1996-02-07 | 1996-02-07 | 列車位置検知装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09207777A JPH09207777A (ja) | 1997-08-12 |
| JP3152875B2 true JP3152875B2 (ja) | 2001-04-03 |
Family
ID=12715992
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP4531996A Expired - Fee Related JP3152875B2 (ja) | 1996-02-07 | 1996-02-07 | 列車位置検知装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
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