JP3152601U - カーテンランナのカーテンレールへの組付治具 - Google Patents

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Abstract

【課題】ランナを嵌入したレールを壁等に取付けるために持上げても、異音が発生せず、またランナがレールの組付作業に支障を来すことはない。【解決手段】組付治具10は、長方形状の折曲げ可能なシート10aに、長辺方向に所定の間隔をあけて形成された複数の第1折曲げ線10bを有する。上記シートを第1折曲げ線上で折曲げることにより、リング状のカーテンランナを嵌入可能であって略円筒状のカーテンレールに嵌入可能な多角形筒体が形成される。【選択図】図1

Description

本考案は、リング状のカーテンランナ、特にリング状の一部を切欠いて形成された切欠き部を有する略逆C字状のカーテンランナを、略円筒状のカーテンレール、特に長手方向に延びる長溝を有する横断面逆C字状のカーテンレールに組付けるための治具に関するものである。
従来、装飾カーテンレールのランナの円環部の側面部を切欠いたものが開示されている(例えば、特許文献1参照。)。このランナでは、切欠き部の幅がカーテンレールの外径よりも小さく形成される。またブラケットの腕部がランナの切欠き部の間に入る位置にあり、レール支え部がランナの走行を妨げないように小さく形成される。このように構成されたカーテンレール及びランナでは、ランナの移動がブラケットにより妨げられないので、従来の装飾カーテンレールより多くのブラケットを使用できる。この結果、レール及びブラケットの強度を一般のレール及びブラケットと同程度の強度とすることができる。
特開平10−52360号公報(請求項1、2及び4、段落[0006]、[0009]〜[0011]、図1、図4、図8)
しかし、上記従来の特許文献1に示されたカーテンレールのランナでは、レールにランナを嵌入してレールの両端にキャップを取付け、壁に取付ブラケットを取付けた状態で、レールを取付ブラケットに組付けるためにレールを持上げると、ランナの姿勢が安定せず、ランナがレールを中心に回転したり或いはレールに沿って移動して、異音が発生したり或いはランナがレールの取付ブラケットへの組付作業に支障を来す不具合があった。
一方、本考案者は、レールが長手方向に延びる長溝を有し、ランナがリング状の一部を切欠いて形成された切欠き部を有し、切欠き部を形成する一対の端部のうち一方の端部に長溝に挿入可能であって切欠き部を狭める方向に延びる第1突起が設けられ、更に切欠き部を形成する一対の端部のうち他方の端部に長溝に挿入不能な曲率半径の大きな第2突起が設けられたカーテンランナのカーテンレールへの組付構造を創作した。この組付構造では、第1突起の先端と第2突起の先端との間隔がレールの外径より小さく形成され、第1突起を長溝に挿入したときにランナがレールから離脱可能又はレールに嵌入可能に構成されるので、レールの両端に取付けられたキャップを外すことなく、カーテンランナのレールへの着脱を容易に行うことができるようになっている。しかし、上記組付構造では、レールにランナを嵌入してレールの両端にキャップを取付け、壁に取付ブラケットを取付けた状態で、レールを取付ブラケットに組付けるためにレールを持上げると、ランナの姿勢が安定せず、ランナがレールに対して回転し、ランナの第1突起が意図せずにレールの長溝に挿入されると、ランナがレールから脱落するおそれがあった。
本考案の目的は、ランナを嵌入したレールを取付ブラケットに組付けるために持上げても、異音が発生せず、またランナがレールの組付作業に支障を来すことのない、カーテンランナのカーテンレールへの組付治具を提供することにある。本考案の別の目的は、ランナを嵌入したレールを取付ブラケットに組付けるために持上げても、ランナがレールから意図せずに脱落することのない、カーテンランナのカーテンレールへの組付治具を提供することにある。
本考案の第1の観点は、図1〜図6に示すように、長方形状の折曲げ可能なシート10aに長辺方向に所定の間隔をあけて形成された複数の第1折曲げ線10bを有する、カーテンランナをカーテンレールに組付けるための組付治具であって、シート10aを第1折曲げ線10b上で折曲げることにより、リング状のカーテンランナ12を嵌入可能であって略円筒状のカーテンレール11に嵌入可能な多角形筒体10eが形成されたことを特徴とするカーテンランナのカーテンレールへの組付治具である。
本考案の第2の観点は、第1の観点に基づく考案であって、更に図3及び図5に示すように、多角形筒体10eにカーテンランナ12を嵌入したときに多角形筒体10eがカーテンランナ12に内接し、多角形筒体10eをカーテンレール11に嵌入したときに多角形筒体10eがカーテンレール11に外接するように構成されたことを特徴とする。
本考案の第3の観点は、第1又は第2の観点に基づく考案であって、更に図1〜図6に示すように、シート10aの各第1折曲げ線10bの両端に第1折曲げ線10bに沿って延びる一対の切込み10cがそれぞれ形成され、上記隣り合う第1折曲げ線10b上の切込み10cの奧端を結ぶ直線上に第2折曲げ線10dが形成され、シート10aを第1折曲げ線10bで折曲げて形成された多角形筒体10eの各平面部の両端を第2折曲げ線10dで折曲げて起こすことにより、カーテンランナ12の多角形筒体10eからの脱落を阻止する複数のストッパ10fが形成されたことを特徴とする。
本考案の第4の観点は、第1ないし第3の観点に基づく考案であって、更に図5及び図13に示すように、カーテンランナ12がリング状の一部を切欠いて形成された切欠き部12cを有し、カーテンレール11が長手方向に延びかつ取付ブラケット16の先端係止具21に嵌着される長溝11aを有し、多角形筒体10eの最外側に切欠き部12cに遊挿されるランナ回り止め片10gが設けられ、多角形筒体10eの最内側に長溝11aに遊挿される治具回り止め片10hが設けられたことを特徴とする。
本考案の第5の観点は、第1ないし第4の観点に基づく考案であって、更にシートの複数の第1折曲げ線の少なくとも1本に一致するようにミシン目が形成されたことを特徴とする。
本考案の第6の観点は、図17〜図22に示すように、長方形状のシート50aを長辺方向に湾曲可能に形成された、カーテンランナをカーテンレールに組付けるための組付治具であって、シート50aを長辺方向に湾曲して巻回することにより、リング状のカーテンランナ12を嵌入可能であって略円筒状のカーテンレール11に嵌入可能な円形筒体50eが形成されたことを特徴とするカーテンランナのカーテンレールへの組付治具である。
本考案の第7の観点は、第6の観点に基づく考案であって、更に図19及び図21に示すように、円形筒体50eにカーテンランナ12を嵌入したときに円形筒体50eがカーテンランナ12に内接し、円形筒体50eをカーテンレール11に嵌入したときに円形筒体50eがカーテンレール11に遊嵌されるように構成されたことを特徴とする。
本考案の第8の観点は、第6又は第7の観点に基づく考案であって、更に図17〜図22に示すように、シート50aの一対の長辺に互いに対向する一対の切込み50cが間隔をあけてそれぞれ形成され、隣り合う切込み50cの奧端を結ぶ直線上に折曲げ線50dが形成され、シート50aを長辺方向に湾曲させて形成された円形筒体50eの両端を折曲げ線50dで折曲げて起こすことにより、カーテンランナ12の円形筒体50eからの脱落を阻止する複数のストッパ50fが形成されたことを特徴とする。
本考案の第9の観点は、第6ないし第8の観点に基づく考案であって、更に図21に示すように、カーテンランナ12がリング状の一部を切欠いて形成された切欠き部52cを有し、カーテンレール11が長手方向に延びかつ取付ブラケットの先端係止具に嵌着される長溝11aを有し、円形筒体59eの最外側に切欠き部12cに遊挿されるランナ回り止め片50gが設けられ、円形筒体59eの最内側に長溝11aに遊挿される治具回り止め片50hが設けられたことを特徴とする。
本考案の第10の観点は、第6ないし第9の観点に基づく考案であって、更にシートにこのシートの短辺に平行に少なくとも1本のミシン目が形成されたことを特徴とする。
本考案の第1の観点の組付治具では、組付治具となるシートを第1折曲げ線上で折曲げて多角形筒体を形成し、この多角形筒体にリング状のカーテンランナを嵌入し、更にこの多角形筒体をカーテンレールに嵌入する。この状態でレールを壁等に取付けるために持上げても、多角形筒体がレールに沿って殆ど移動せずかつランナが多角形筒体に嵌入された状態にほぼ保たれるので、異音が発生せず、またランナがレールの取付け作業に支障を来すことはない。
本考案の第2の観点の組付治具では、多角形筒体にランナを嵌入したときに多角形筒体がランナに内接し、多角形筒体をレールに嵌入したときに多角形筒体がレールに外接するので、ランナを多角形筒体を介して嵌入したレールを壁等に取付けるために持上げても、多角形筒体がレールに沿って移動することを確実に阻止することができるとともに、ランナが多角形筒体に沿って移動することを確実に阻止することができる。この結果、異音の発生を確実に防止できるとともに、ランナがレールの取付け作業に支障を来すことを確実に防止できる。
本考案の第3の観点の組付治具では、多角形筒体にリング状のカーテンランナを嵌入した後に、多角形筒体の各平面部の両端を第2折曲げ線で折曲げて起こし複数のストッパを形成するので、この多角形筒体をカーテンレールに嵌入し、この状態でレールを壁等に取付けるために持上げても、多角形筒体がレールに沿って殆ど移動せずかつランナが多角形筒体に嵌入された状態に確実に保たれる。この結果、異音が発生せず、またランナがレールの取付け作業に支障を来すことはない。
本考案の第4の観点の組付治具では、ランナがリング状の一部を切欠いて形成された切欠き部を有し、レールが長手方向に延びかつ取付ブラケットの先端係止具に嵌着される長溝を有し、多角形筒体の最外側に切欠き部に遊挿されるランナ回り止め片を設け、多角形筒体の最内側に長溝に遊挿される治具回り止め片を設けたので、ランナを多角形筒体を介して嵌入したレールを壁等に取付けるために持上げても、ランナ回り止め片によりランナが多角形筒体上で回転することが阻止され、治具回り止め片により多角形筒体がレール上で回転することが阻止される。この結果、異音の発生を更に確実に防止できる。また本考案者の創作したカーテンランナのカーテンレールへの組付構造では、レールにランナを直接嵌入した状態で、レールを壁等に取付けるために持上げると、ランナの姿勢が安定せず、ランナがレールに対して回転し、ランナがレールから脱落するおそれがあったのに対し、本考案では、ランナが多角形筒体を介してレールに嵌入されているため、このレールを壁等に取付けるために持上げても、ランナがレールから脱落することはない。
本考案の第5の観点の組付治具では、ランナを多角形筒体を介してレールに嵌入した状態で、このレールを取付ブラケットを介して壁等に取付けた後に、ランナを組付治具の長手方向に移動させて組付治具から外すことにより、ランナをレールに直接嵌入する。そして組付治具をミシン目で破断して2つ又は3つ以上に分離することにより、組付治具をレールから容易に取り除くことができる。
本考案の第6の観点の組付治具では、組付治具となるシートをその長辺方向に湾曲して巻回することにより円形筒体を形成し、この円形筒体にリング状のカーテンランナを嵌入し、更にこの円形筒体をカーテンレールに嵌入する。この状態でレールを壁等に取付けるために持上げても、円形筒体がレールに沿って殆ど移動せずかつランナが円形筒体に嵌入された状態にほぼ保たれるので、異音が発生せず、またランナがレールの取付け作業に支障を来すことはない。
本考案の第7の観点の組付治具では、円形筒体にランナを嵌入したときに円形筒体がランナに内接し、円形筒体をレールに嵌入したときに円形筒体がレールに緩く嵌合されるので、ランナを円形筒体を介して嵌入したレールを壁等に取付けるために持上げても、円形筒体がレールに沿って移動することをほぼ阻止することができるとともに、ランナが円形筒体に沿って移動することを確実に阻止することができる。この結果、異音の発生を確実に防止できるとともに、ランナがレールの取付け作業に支障を来すことを確実に防止できる。
本考案の第8の観点の組付治具では、円形筒体にリング状のカーテンランナを嵌入した後に、隣り合う切込みの奧端を結ぶ折曲げ線で折曲げて起こし複数のストッパを形成するので、この円形筒体をカーテンレールに嵌入し、この状態でレールを壁等に取付けるために持上げても、円形筒体がレールに沿って殆ど移動せずかつランナが円形筒体に嵌入された状態に確実に保たれる。この結果、異音が発生せず、またランナがレールの取付け作業に支障を来すことはない。
本考案の第9の観点の組付治具では、ランナがリング状の一部を切欠いて形成された切欠き部を有し、レールが長手方向に延びかつ取付ブラケットの先端係止具に嵌着される長溝を有し、円形筒体の最外側に切欠き部に遊挿されるランナ回り止め片を設け、円形筒体の最内側に長溝に遊挿される治具回り止め片を設けたので、ランナを円形筒体を介して嵌入したレールを壁等に取付けるために持上げても、ランナ回り止め片によりランナが円形筒体上で回転することが阻止され、治具回り止め片により円形筒体がレール上で回転することが阻止される。この結果、異音の発生を更に確実に防止できる。また本考案者の創作したカーテンランナのカーテンレールへの組付構造では、レールにランナを直接嵌入した状態で、レールを壁等に取付けるために持上げると、ランナの姿勢が安定せず、ランナがレールに対して回転し、ランナがレールから脱落するおそれがあったのに対し、本考案では、ランナが円形筒体を介してレールに嵌入されているため、このレールを壁等に取付けるために持上げても、ランナがレールから脱落することはない。
本考案の第10の観点の組付治具では、ランナを円形筒体を介してレールに嵌入した状態で、このレールを取付ブラケットを介して壁等に取付けた後に、ランナを組付治具の長手方向に移動させて組付治具から外すことにより、ランナをレールに直接嵌入する。そして組付治具をミシン目で破断して2つ又は3つ以上分離することにより、組付治具をレールから容易に取り除くことができる。
本考案の第1実施形態の組付治具の展開図である。 その組付治具を多角形筒体に折曲げた状態を示す断面図である。 その折曲げた組付治具にカーテンランナを嵌入した状態を示す図2に対応する断面図である。 カーテンランナが嵌入されかつ両端のストッパが起こされた組付治具の正面図である。 カーテンランナが嵌入されかつ両端のストッパが起こされた組付治具をカーテンレールに嵌入した状態を示す図2に対応する断面図である。 カーテンランナが嵌入されかつ両端のストッパが起こされた組付治具をカーテンレールに嵌入した後にレールの端部にキャップを取付けた状態を示す図4に対応する正面図である。 壁に取付ブラケットが取付けられた状態を示す断面図である。 取付ブラケットのブラケット本体のアッパ爪がアッパ受け部に係合しロア爪がロア受け部に係合した状態を示す断面図である。 取付ブラケットのレバーのミドル爪がベース部のミドル孔に係合した状態を示す断面図である。 壁に取付けられた取付ブラケットの先端係止具にカーテンレールを組付けた状態を示す断面図である。 カーテンランナを組付治具の長手方向に移動させることにより組付治具から外してカーテンランナがカーテンレールに直接嵌入された状態を示す図4に対応する正面図である。 組付治具をカーテンレールから外している途中の状態を示すレールの正面図である。 カーテンレールに組付けられたカーテンランナにカーテンのフックを吊下げた状態を示す断面図である。 カーテンランナの第1突起をカーテンレールの長溝に挿入しない状態ではカーテンランナがカーテンレールから離脱しないことを示す図である。 カーテンランナの第2突起を長溝に一致させた状態ではカーテンランナがカーテンレールから離脱しないことを示す図である。 カーテンランナがカーテンレールから脱落する動作を示す図である。 本考案の第2実施形態の組付治具の展開図である。 その組付治具を円形筒体に湾曲して巻回した状態を示す断面図である。 その湾曲して巻回した組付治具にカーテンランナを嵌入した状態を示す図2に対応する断面図である。 カーテンランナが嵌入されかつ両端のストッパが起こされた組付治具の正面図である。 カーテンランナが嵌入されかつ両端のストッパが起こされた組付治具をカーテンレールに嵌入した状態を示す図18に対応する断面図である。 カーテンランナが嵌入されかつ両端のストッパが起こされた組付治具をカーテンレールに嵌入した後にレールの端部にキャップを取付けた状態を示す図20に対応する正面図である。 カーテンランナを組付治具の長手方向に移動させることにより組付治具から外してカーテンランナがカーテンレールに直接嵌入された状態を示す図20に対応する正面図である。 組付治具をカーテンレールから外している途中の状態を示すレールの正面図である。
次に本考案を実施するための形態を図面に基づいて説明する。
<第1の実施の形態>
図1及び図5に示すように、カーテンランナ12をカーテンレール11に組付けるための組付治具10は、長方形状の折曲げ可能なシート10aにより形成される。シート10aとしては、厚紙、プラスチック板、糊付け加工された布地等のシート等が挙げられる。このシート10aには、長辺方向に所定の間隔をあけて複数の第1折曲げ線10bが形成され、各第1折曲げ線10bの両端に第1折曲げ線10bに沿って延びる一対の切込み10cがそれぞれ形成される。またシート10aには、隣り合う第1折曲げ線10b上の切込み10cの奧端を結ぶ直線上に第2折曲げ線10dが形成される。なお、図示しないが、シートの複数の第1折曲げ線の1本に一致するように1本のミシン目を形成してもよく、或いはシートの複数の第1折曲げ線の2本以上に一致するように2本以上のミシン目を形成してもよい。
図2に示すように、シート10aを第1折曲げ線10b上で折曲げることにより、リング状のカーテンランナ12を嵌入可能であって略円筒状のカーテンレール11に嵌入可能な多角形筒体10eが形成される。また多角形筒体10eの各平面部の両端を第2折曲げ線10dで折曲げて起こすことにより、カーテンランナ12の多角形筒体10eからの脱落を阻止する複数のストッパ10fが形成される(図4)。この実施の形態では、シート10aを折曲げて六角形筒体10eが形成される。なお、シートを折曲げて三角形筒体、四角形筒体、五角形筒体、七角形筒体、或いはそれ以上の多角形筒体を形成してもよい。但し、ランナ12の回り止め効果及びシート10aの折曲げ作業を考慮すると、五角形筒体から八角形筒体の間の多角形筒体10eを形成することが好ましい。
また多角形筒体10eの最外側にはランナ回り止め片10gが設けられる(図1及び図2)。このランナ回り止め片10gはシート10aの一端側(図1の右側)にシート10aと一体的に形成される。更に多角形筒体10eの最内側には治具回り止め片10hが設けられる(図1及び図2)。この治具回り止め片10hはシート10aの他端側(図1の左側)にシート10aと一体的に形成される。ランナ回り止め片10gの長さはシート10aの幅と略同一に形成され、ランナ回り止め片10gの両端部には隣のストッパ10fと分離するための切込み10cが形成される(図1)。治具回り止め片10hはその両端部から一対のストッパ10f分だけ除去した形状に形成される。なお、上記多角形筒体10eは、この筒体の機械的強度を確保するために、1つの平面部を1片とするとき2〜4片が重なって二重になるように構成される。この実施の形態では3片が重なって二重になるように構成される。
一方、カーテンレール11は略円筒状に形成され、このレール11は長手方向に延びる長溝11aを有する。これによりレール11の横断面形状は略逆C字状となる(図5、図10及び図13)。またカーテンランナ12は、カーテン(図示せず)をレール11に沿って移動可能に吊下げるためにレール11に嵌入される(図3、図5及び図13)。このランナ12はリング状の一部を切欠いて形成された切欠き部12cを有する。これによりランナ12は略逆C字状となる。レール11の内部には、横断面略T字状の2本の補強リブ11b,11cがレール11と一体的にレール11の長手方向に延びて設けられる。レール11はアルミ合金等の軽合金の押出し成形又は引抜き成形により形成されることが好ましい。またランナ12の切欠き部12cを形成する一対の端部のうち一方の端部には、レール11の長溝11aに挿入可能であって切欠き部12cを狭める方向に延びる第1突起12aが設けられる。ランナ12の切欠き部12cを形成する一対の端部のうち他方の端部には、レール11の長溝11aに挿入不能な曲率半径の大きな第2突起12bが設けられる。本明細書において、第2突起12bをレール11の長溝11aに挿入不能に設けることには、第2突起12bがレール11の長溝11aに臨んで僅かに挿入される場合も含むものとする(図15)。第2突起12bがレール11の長溝11aに僅かに挿入される場合には、レール11の横断面において長溝11aの形成された部分とは反対側にその分だけ半径方向外側に僅かに突出させることが好ましい。これにより第2突起12bがレール11の長溝11aに係合してもランナ12がレール11から意図せずに離脱することを阻止できる。
ランナ12は、アルミ合金等の軽合金により略逆C字状に形成され内周面に沿って延びるC型溝12eが形成されたランナ本体12dと、このランナ本体12dのC型溝12eに挿着されレール11の外周面に接触するプラスチック製の略逆C字状のランナ摺動体12fと、基端がランナ本体12d及びランナ摺動体12fに挿通されて取付けられ先端にカーテンのフック13が係合する円環12hが設けられた吊り具12gとを有する(図13)。第1突起12a及び第2突起12bはランナ摺動体12fと一体的にプラスチックにより形成される。吊り具12gは第2突起12bの近傍のランナ本体12d及びランナ摺動体12fに挿通される。また第1突起12aの先端と第2突起12bの先端との間隔はレール11の外径より小さく形成されかつ後述する取付ブラケット16の先端係止具21の厚さより大きく形成される。更にランナ12の第1突起12aをレール11の長溝11aに挿入したときにランナ12がレール11から離脱可能又はレール11に嵌入可能に構成される。なお、図14に示すように、レール11の外径をDとするとき、ランナ12の第1突起12aの先端と第2突起12bの先端との間隔Bは0.7D〜0.9D、好ましくは0.75D〜0.95Dの範囲に設定される。ここで、間隔Bを0.7D〜0.9Dの範囲内に限定したのは、0.7D未満ではランナ12の第1突起12aをレール11の長溝11aに挿入したときにランナ12をレール11から離脱させたり或いはレール11に嵌入することが難しくなり、0.9Dを越えるとランナ12がレール11から意図せずに離脱するおそれがあるからである。
一方、レール11は取付ブラケット16を介して壁14に取付けられる(図10及び図13)。取付ブラケット16は、角柱状のブラケット本体17と、ビス22により壁14に取付けられた板状のベース部18と、ブラケット本体17の基端をベース部18に離脱可能に係合させる基端係止具19と、ブラケット本体17の先端に設けられレール11の長溝11aを離脱可能に嵌着させる先端係止具21とを備える。ブラケット本体17及びベース部18はアルミ合金等の軽合金のダイカスト法により形成されることが好ましい。
基端係止具19は、図7〜図9に示すように、ブラケット本体17の基端上部の左右に突設された一対のアッパ爪19aと、ブラケット本体17の基端下部の左右に突設された一対のロア爪19bと、ベース部18の上部に設けられ一対のアッパ爪19aがそれぞれ係合する一対のアッパ受け部19cと、ベース部18の下部に設けられ一対のロア爪19bがそれぞれ係合する一対のロア受け部19dと、ブラケット本体17にビス19eにより取付けられブラケット本体17及びベース部19間に介装されたプラスチック製のレバー19fと、ベース部18に取付けられレバー19fを押上げる方向に付勢する押上げ手段19gと、レバー19fの上下方向中央に突設された一対のミドル爪19hと、ベース部18の上下方向中央に形成され一対のミドル爪19hがそれぞれ係合する一対のミドル孔19iとを有する。押上げ手段19gは、ベース部18に上下方向に摺動可能に嵌め込まれた押上げ本体19jと、ベース部18と押上げ本体19jとの間に介装され押上げ本体19jを押上げる方向に付勢する圧縮コイルばね19kとからなる。
先端係止具21は、図7及び図10に示すように、ブラケット本体17の先端にビス21bにより取付けられた略クランク状の枠部21aと、この枠部21aに摺動可能に収容された係止具用摺動体21cと、枠部21aの先端に突設されレール11の長溝11aの上縁に係合するアッパ係止部21dと、係止具用摺動体21cの先端に突設されレール11の長溝11aの下縁に係合するロア係止部21eと、係止具用摺動体21cを斜め下方に押下げる押下げ手段21fと、係止具用摺動体21cの下面に突設され係止具用摺動体21cを押下げ手段21fの押下げ力に抗して斜め上方に押上げるための操作用突起21gとを有する。枠部21a及びアッパ係止部21dは鋼板のプレス加工により一体的に形成される。係止具用摺動体21c、ロア係止部21e及び操作用突起21gはプラスチックにより一体的に形成される。押下げ手段21fは枠部21aと係止具用摺動体21cとの間に介装され係止具用摺動体21cを斜め下方に押下げる方向に付勢する圧縮コイルばねである。
このように構成された組付治具10を用いてカーテンランナ12をカーテンレール11に組付ける手順を説明する。先ず組付治具10となるシート10a(図1)を第1折曲げ線10b上で折曲げて多角形筒体10e(この実施の形態では六角形筒体)を形成し(図2)、この多角形筒体10eに切欠き部12cを有するランナ12を嵌入する(図3)。次いで多角形筒体10eの各平面部の両端を第2折曲げ線10dで折曲げて起こし、複数のストッパ10fを形成する(図4)。これによりランナ12が多角形筒体10eから脱落するのを阻止できる。また多角形筒体10eにランナ12を嵌入したときに多角形筒体10eがランナ12に内接するとともに、ランナ回り止め片10gがランナ12の切欠き部12cに遊挿されるので、ランナ12が多角形筒体10eに沿って移動するのを阻止できるとともに、ランナ12が多角形筒体10e上で回転するのを阻止できる。この状態で多角形筒体10eをレール11に嵌入した後に(図5)、レール11の両端にキャップ23を取付ける(図6)。このとき多角形筒体10eがレール11に外接するとともに、治具回り止め片10hがレール11の長溝11aに遊挿されるので、組付治具10がレール11に沿って移動するのを阻止できるとともに、組付治具10がレール11上で回転するのを阻止できる。この結果、ランナ12を多角形筒体10eを介して嵌入したレール11を壁14に取付けるために持上げても、異音が発生せず、またランナ12がレール11の取付ブラケット16への取付け作業に支障を来すことはない。
なお、レール11にランナ12を直接嵌入した状態で、レール11を取付ブラケット16に取付けるために持上げると、ランナ12の姿勢が安定せず、ランナ12がレール11に対して回転しレール11から脱落するおそれがあった。具体的には、図16(a)の二点鎖線で示すようにランナ12の第1突起12aがレール11の長溝11aに意図せずに挿入され、この状態でランナ12が図16(b)の二点鎖線矢印の方向に回転すると、ランナ12がレール11から脱落するおそれがあった。一方、本実施の形態では、上述のように、ランナ12が多角形筒体10eを介してレール11に嵌入されているため、このレール11を取付ブラケット16に取付けるために持上げても、ランナ12がレール11から脱落することはない。
次に取付ブラケット16を壁14に取付ける。このとき予めベース部18に押上げ本体19gを組付けておく。またブラケット本体17の基端にレバー19fをビス19eにより取付けるとともに、ブラケット本体17の先端に先端係止具21をビス21bにより取付けておく。この状態でベース部18をビス22により壁14に取付けた後に(図7)、ブラケット本体17を基端係止具19を介してベース部18に取付ける。具体的には、アッパ爪19aをアッパ受け部19cに係合させると同時にロア爪19bをロア受け部19dに係合させる(図8)。これによりレバー19fが圧縮コイルばね19kの弾性力に抗して押上げ本体19jを押下げて、ミドル爪19hがミドル孔19iに係合する(図9)。このような簡単な作業でブラケット本体17をベース部18に取付けることができる。なお、ブラケット本体17をベース部18から外す場合には、レバー19fの上端を壁13から離す方向に引く。これによりミドル爪19hがミドル孔19iから離脱し、押上げ手段19gがレバー19fを押上げるので、アッパ爪19aがアッパ受け部19cから離脱すると同時にロア爪19bがロア受け部19dから離脱する。
次に複数のランナ12が嵌入された多角形筒体10eを嵌入したレール11を、取付ブラケットに嵌着させる。具体的には、レール11の長溝11aの上縁を先端係止具21のアッパ係止部21dに係合させた後に、レール11の長溝11aの下縁を先端係止具21のロア係止部21eに係合させる。このときロア係止部21eの上面を先細りに形成しておけば、レール11をアッパ係止部21dに係合した長溝11aの上縁を中心に回転させることにより、レール11の長溝11aの下縁が係止具用摺動体21cを押下げ手段21fの弾性力に抗して斜め上方に押上げた後に、レール11の長溝11aの下縁が先端係止具21のロア係止部21eに係合する。このときロア係止部21eが押下げ手段21fにより斜め下方に押下げる方向に付勢されるので、レール11が取付ブラケット16から意図せずに離脱することはない。またレール11の長溝11aは壁14側の斜め下方に位置するため、室内側からは殆ど見えず、レール11の見栄えを損なわない。このような極めて簡単な作業で、レール11を取付ブラケット16を介して壁14に固定することができる。
次に複数のランナ12を組付治具10の長手方向に移動させて、全てのランナ12を組付治具10から外す。これによりランナ12がレール11に直接嵌入された状態になる(図11)。そして組付治具10をレール11から外す(図12)。具体的には、ランナ回り止め片10gを摘んで多角形筒体10e(多角形筒状に折曲げられた組付治具10)を展開する方向に回転させた後に、治具回り止め片10hをレール11の長溝11aから引抜く。このような簡単な作業でキャップ23を外すことなく、組付治具10をレール11から外すことができる。なお、シートの複数の第1折曲げ線の1本又は2本以上に一致するように1本又は2本以上のミシン目を形成しておくと、組付治具をミシン目で破断して2つ又は3つ以上に分離することにより、組付治具をレールから更に容易に取り除くことができる。
更にランナ12の吊り具12gにカーテンのフック13を係合させてカーテンを吊下げると、レール11の長溝11aがランナ12の第1突起12aに係合せずにずれるので、カーテンを開閉してもランナ12がレール11から意図せずに離脱することを防止できる(図13)。またランナ12をレール11に沿って移動させたときに、ランナ12が先端係止具21に接触することなく、ランナ12の切欠き部12cが取付ブラケット16の先端係止具21を通過するので、取付ブラケット16によるレール11の固定位置に拘らず、レール11に嵌入されたランナ12をレール11の全長にわたって移動させることができる。
<第2の実施の形態>
図17〜図24は本考案の第2の実施の形態を示す。図17〜図24において図1〜図12と同一符号は同一部品を示す。この実施の形態では、図17び図21に示すように、カーテンランナ12をカーテンレール11に組付けるための組付治具50は、長辺方向に湾曲可能な長方形状のシート50aにより形成される。シート50aには、このシート50aの一対の長辺に互いに対向する一対の切込み50cが長辺方向に間隔をあけてそれぞれ形成される。なお、図示しないが、シートにこのシートの短辺に平行に1本のミシン目を形成してもよく、或いはシートの短辺に平行に2本以上のミシン目を長辺方向に間隔をあけて形成してもよい。
図18に示すように、シート50aを長辺方向に湾曲して巻回することにより、リング状のカーテンランナ12を嵌入可能であって略円筒状のカーテンレール11に嵌入可能な円形筒体50eが形成される。また円形筒体50eの隣り合う切込み50cの奧端を結ぶ直線上に形成された折曲げ線50dで折曲げて起こすことにより、カーテンランナ12の円形筒体50eからの脱落を阻止する複数のストッパ50fが形成される(図20)。なお、本明細書では、『円形筒体』には、円形の筒状に形成された部材に加えて、横断面略C字状に形成された略円筒形の部材、即ち円形の筒体にその長手方向にスリット状の間隙が形成された部材も含む意味で用いられる。弾性係数が比較的小さいシートを用いて円形筒体を形成する場合には、円形筒体を円形の筒状に形成し、弾性係数の比較的大きいシートを用いて円形筒体を形成する場合には、円形筒体を横断面略C字状に形成された略円筒形に形成することが好ましい。
また円形筒体50eの最外側にはランナ回り止め片50gが設けられる(図17及び図18)。このランナ回り止め片50gはシート50aの一端側(図17の右側)にシート50aと一体的に形成される。更に円形筒体50eの最内側には治具回り止め片50hが設けられる(図17及び図18)。この治具回り止め片50hはシート50aの他端側(図17の左側)にシート50aと一体的に形成される。ランナ回り止め片50gの長さはシート50aの幅と略同一に形成され、ランナ回り止め片50gの両端部には隣のストッパ50fと分離するための切込み50cが形成される(図17)。治具回り止め片50hはその両端部から一対のストッパ50f分だけ除去した形状に形成される。なお、この実施の形態では、円形筒体50eには、円形筒体の中心角が90〜270度、好ましくは150〜210度の範囲で重なり部が設けられる。これは、弾性係数の比較的小さいシートを用いた円形筒体の機械的強度を確保するためである。弾性係数の比較的大きなシートを用いて円形筒体を形成する場合には、重なり部を有する円形の筒状に形成せずに、横断面略C字状(略円筒状)に形成しても、円形筒体の機械的強度を確保できる。上記以外は第1の実施の形態と同一に構成される。
このように構成された組付治具50を用いてカーテンランナ12をカーテンレール11に組付ける手順を説明する。先ず組付治具50となるシート50a(図17)を長辺方向に湾曲して巻回することにより円形筒体50eを形成し(図18)、この円形筒体50eに切欠き部12cを有するランナ12を嵌入する(図19)。次いで円形筒体50eの隣り合う切込み50cの奧端を結ぶ直線上に形成された折曲げ線50dで折曲げて起こし、複数のストッパ50fを形成する(図20)。これによりランナ12が円形筒体50eから脱落するのを阻止できる。また円形筒体50eにランナ12を嵌入したときに円形筒体50eがランナ12に内接するとともに、ランナ回り止め片50gがランナ12の切欠き部52cに遊挿されるので、ランナ12が円形筒体50eに沿って移動するのを阻止できるとともに、ランナ12が円形筒体50e上で回転するのを阻止できる。この状態で円形筒体50eをレール11に嵌入した後に(図21)、レール11の両端にキャップ23を取付ける(図22)。このとき円形筒体50eがレール11に緩く嵌合するとともに、治具回り止め片50hがレール11の長溝11aに遊挿されるので、組付治具50がレール11に沿って移動するのをほぼ阻止できるとともに、組付治具50がレール11上で回転するのを阻止できる。この結果、ランナ12を円形筒体50eを介して嵌入したレール11を壁に取付けるために持上げても、異音が発生せず、またランナ12がレール11の取付ブラケットへの取付け作業に支障を来すことはない。
なお、上記第1の実施の形態と同様に、レール11にランナ12を直接嵌入した状態で、レール11を取付ブラケットに取付けるために持上げると、ランナ12の姿勢が安定せず、ランナ12がレール11に対して回転しレール11から脱落するおそれがあった。しかし、本実施の形態では、上述のように、ランナ12が円形筒体50eを介してレール11に嵌入されているため、このレール11を取付ブラケットに取付けるために持上げても、ランナ12がレール11から脱落することはない。
次に第1の実施の形態と同様にして、取付ブラケットを壁に取付けた後に、複数のランナ12が嵌入された円形筒体50eを嵌入したレール11を取付ブラケットの先端係止具に嵌着させる。そして複数のランナ12を組付治具50の長手方向に移動させて、全てのランナ12を組付治具50から外す。これによりランナ12がレール11に直接嵌入された状態になり(図23)、何も嵌入されていない組付治具50をレール11から外す(図24)。具体的には、ランナ回り止め片50gを摘んで円形筒体50e(円形筒状に巻回された組付治具50)を展開する方向に回転させた後に、治具回り止め片50hをレール11の長溝11aから引抜く。このような簡単な作業でキャップ23を外すことなく、組付治具50をレール11から外すことができる。なお、シートの短辺に平行に1本のミシン目を形成するか、或いはシートの短辺に平行に2本以上のミシン目を長辺方向に間隔をあけて形成しておくと、組付治具をミシン目で破断して2つ又は3つ以上に分離することにより、組付治具をレールから更に容易に取り除くことができる。
更に第1の実施の形態と同様に、ランナ12の吊り具にカーテンのフックを係合させてカーテンを吊下げる。これにより第1の実施の形態と同様に、レール11の長溝11aがランナ12の第1突起12aに係合せずにずれるので、カーテンを開閉してもランナ12がレール11から意図せずに離脱することを防止できるとともに、ランナ12をレール11に沿って移動させたときに、ランナ12が先端係止具に接触することなく、ランナ12の切欠き部12cが取付ブラケットの先端係止具を通過するので、取付ブラケットによるレール11の固定位置に拘らず、レール11に嵌入されたランナ12をレール11の全長にわたって移動させることができる。
なお、上記第1及び第2の実施の形態では、長溝が壁側の斜め下方に位置するようにレールを取付ブラケットに取付けたが、長溝が壁に対向するようにレールを取付ブラケットに取付けたり、或いは長溝が壁側の斜め上方に位置するようにレールを取付ブラケットに取付けてもよい。この場合、ランナの切欠き部が取付ブラケットの先端係止具を通過するように、吊り具のランナへの取付け位置を変更する必要がある。
10,50 組付治具
10a,50a シート
10b 第1折曲げ線
10c,50c 切込み
10d 第2折曲げ線
10e 多角形筒体
10f,50f ストッパ
10g,50g ランナ回り止め片
10h,50h 治具回り止め片
11 カーテンレール
11a 長溝
12 カーテンランナ
12c 切欠き部
16 取付ブラケット
21 先端係止具
50d 折曲げ線
50e 円形筒体

Claims (10)

  1. 長方形状の折曲げ可能なシート(10a)に長辺方向に所定の間隔をあけて形成された複数の第1折曲げ線(10b)を有する、カーテンランナをカーテンレールに組付けるための組付治具であって、
    前記シート(10a)を前記第1折曲げ線(10b)上で折曲げることにより、リング状のカーテンランナ(12)を嵌入可能であって略円筒状のカーテンレール(11)に嵌入可能な多角形筒体(10e)が形成されたことを特徴とするカーテンランナのカーテンレールへの組付治具。
  2. 多角形筒体(10e)にカーテンランナ(12)を嵌入したときに前記多角形筒体(10e)が前記カーテンランナ(12)に内接し、前記多角形筒体(10e)をカーテンレール(11)に嵌入したときに前記多角形筒体(10e)が前記カーテンレール(11)に外接するように構成された請求項1記載のカーテンランナのカーテンレールへの組付治具。
  3. シート(10a)の各第1折曲げ線(10b)の両端に第1折曲げ線(10b)に沿って延びる一対の切込み(10c)がそれぞれ形成され、隣り合う第1折曲げ線(10b)上の切込み(10c)の奧端を結ぶ直線上に第2折曲げ線(10d)が形成され、前記シート(10a)を前記第1折曲げ線(10b)で折曲げて形成された多角形筒体(10e)の各平面部の両端を前記第2折曲げ線(10d)で折曲げて起こすことにより、前記カーテンランナ(12)の前記多角形筒体(10e)からの脱落を阻止する複数のストッパ(10f)が形成された請求項1又は2記載のカーテンランナのカーテンレールへの組付治具。
  4. カーテンランナ(12)がリング状の一部を切欠いて形成された切欠き部(12c)を有し、カーテンレール(11)が長手方向に延びかつ取付ブラケット(16)の先端係止具(21)に嵌着される長溝(11a)を有し、多角形筒体(10e)の最外側に前記切欠き部(12c)に遊挿されるランナ回り止め片(10g)が設けられ、前記多角形筒体(10e)の最内側に前記長溝(11a)に遊挿される治具回り止め片(10h)が設けられた請求項1ないし3いずれか1項に記載のカーテンランナのカーテンレールへの組付治具。
  5. シートの複数の第1折曲げ線の少なくとも1本に一致するようにミシン目が形成された請求項1ないし4いずれか1項に記載のカーテンランナのカーテンレールへの組付治具。
  6. 長方形状のシート(50a)を長辺方向に湾曲可能に形成された、カーテンランナをカーテンレールに組付けるための組付治具であって、
    前記シート(50a)を長辺方向に湾曲して巻回することにより、リング状のカーテンランナ(12)を嵌入可能であって略円筒状のカーテンレール(11)に嵌入可能な円形筒体(50e)が形成されたことを特徴とするカーテンランナのカーテンレールへの組付治具。
  7. 円形筒体(50e)にカーテンランナ(12)を嵌入したときに前記円形筒体(50e)が前記カーテンランナ(12)に内接し、前記円形筒体(50e)をカーテンレール(11)に嵌入したときに前記円形筒体(50e)が前記カーテンレール(11)に遊嵌されるように構成された請求項6記載のカーテンランナのカーテンレールへの組付治具。
  8. シート(50a)の一対の長辺に互いに対向する一対の切込み(50c)が間隔をあけてそれぞれ形成され、隣り合う切込み(50c)の奧端を結ぶ直線上に折曲げ線(50d)が形成され、前記シート(50a)を長辺方向に湾曲させて形成された円形筒体(50e)の両端を前記折曲げ線(50d)で折曲げて起こすことにより、前記カーテンランナ(12)の前記円形筒体(50e)からの脱落を阻止する複数のストッパ(50f)が形成された請求項6又は7記載のカーテンランナのカーテンレールへの組付治具。
  9. カーテンランナ(12)がリング状の一部を切欠いて形成された切欠き部(52c)を有し、カーテンレール(11)が長手方向に延びかつ取付ブラケットの先端係止具に嵌着される長溝(11a)を有し、円形筒体(59e)の最外側に前記切欠き部(12c)に遊挿されるランナ回り止め片(50g)が設けられ、前記円形筒体(59e)の最内側に前記長溝(11a)に遊挿される治具回り止め片(50h)が設けられた請求項6ないし8いずれか1項に記載のカーテンランナのカーテンレールへの組付治具。
  10. シートにこのシートの短辺に平行に少なくとも1本のミシン目が形成された請求項6ないし9いずれか1項に記載のカーテンランナのカーテンレールへの組付治具。
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