JP2019069239A - カーテンレール装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】リングランナの脱抜を防止することが可能なリングランナストッパを提供する。また、二重に設置されたカーテンのうち室外側のカーテンが室内側に露出するのを抑制することが可能なカーテンレール装置を提供する。【解決手段】カーテンレール1に取り付けられてリングランナ3を保持するリングランナストッパ6であって、カーテンレール1に取り付けた状態で、カーテンレール1と協働してリングランナ3の一部を脱抜不能に囲うように構成されている。また、リングランナストッパ6は、レースカーテン7の端縁71よりもドレープカーテン8の端縁81の方がドレープカーテン用レール1の一端部1a側に位置するように、端部リングランナ3Aのブラケット2側への移動を規制している。【選択図】図1

Description

本発明は、カーテンレールにカーテンを吊り下げ支持するリングランナをカーテンレールに移動しないように保持するリングランナストッパ及びカーテンレール装置に関する。
例えば特許文献1には、弾性的に開脚してカーテンレールに嵌合可能な樹脂製の嵌合部と、嵌合部の上部に配設されて上からリングランナを嵌めることができる係止部とを備え、嵌合部は、カーテンレールに上方から弾性的に嵌合し、係止部は、上から嵌めたリングランナをカーテンレールに摺動不能に係止するリングランナストッパが開示されている。嵌合部と係止部は一体であって、円弧状に形成されて内径が前記カーテンレールの外径より僅かに小さく形成された樹脂製の2つの板部材から成り、板部材は、平行にリングランナを挟むように離隔して両端部で結合している。
特許第3818343号公報
特許文献1に記載のリングランナストッパは、リングランナを平行に挟むように離間して配置された係止部としての2つの板部材の間にリングランナを上から嵌め入れる構造であった。そのため、例えばカーテンの操作時にリングランナに意図せずに上向きの力が作用した場合に、リングランナがリングランナストッパから外れてしまうおそれがあった。
また、リングランナ式のカーテンレールでは、カーテンの端部を吊り下げ支持する端部リングランナを、カーテンレールの一端部とブラケットとの間に配置することが多い。この場合、リングランナに吊り下げられたカーテンを閉じる方向に引いたときに、端部リングランナがブラケットに当接し、ブラケットよりも内側への移動が規制される。そのため、ブラケットがストッパの代わりになるので、リングランナストッパを用いないことがあった。
しかし、リングランナに吊り下げられたカーテンの室外側(窓側)にレースカーテンを設けた場合、端部リングランナがブラケットに当接するまで移動すると、レースカーテンが室内側に露出してしまう場合があった。また、これを防止するために、レースカーテンを吊り下げるカーテンレールの端部の位置をブラケットぎりぎりに設定すると、施工性が悪化するという問題があった。
本発明は、前記した問題を解決し、リングランナの脱抜を防止することが可能なリングランナストッパを提供することを課題とする。
また、本発明は、二重に設置されたカーテンのうち室外側のカーテンが室内側に露出するのを抑制することが可能なカーテンレール装置を提供することを他の課題とする。
前記課題を解決するため、本発明は、カーテンレールに取り付けられてリングランナを保持するリングランナストッパであって、前記カーテンレールに取り付けた状態で、前記カーテンレールと協働して前記リングランナの一部を脱抜不能に囲うように構成されていることを特徴とする。
本発明によれば、リングランナストッパは、カーテンレールに取り付けた状態で、カーテンレールと協働してリングランナの一部を脱抜不能に囲うように構成されているので、リングランナにどのような方向に力が作用したとしても、リングランナがリングランナストッパから抜け出すことがない。そのため、リングランナを確実に保持することができる。
また、本発明に係るリングランナストッパは、本体部と、前記本体部に設けられ、前記カーテンレールに着脱可能に係合する係合部と、前記本体部から前記カーテンレールに沿って延出する延出部と、前記延出部の先端から前記カーテンレール側に屈曲する屈曲部と、を有し、前記本体部と前記延出部と前記屈曲部と前記カーテンレールとで前記リングランナの一部を囲う構成とするのが好ましい。
このような構成によれば、リングランナストッパをカーテンレールに取り付けることによって、本体部と延出部と屈曲部とカーテンレールとで囲まれた空間が形成される。この空間にリングランナの一部を配置することによって、リングランナを脱抜不能に囲うことができる。
また、本発明に係るリングランナストッパは、前記カーテンレールに取り付けた状態で、前記カーテンレールと前記係合部との間に挟持される滑り止め部材を備えるのが好ましい。
このような構成によれば、カーテンレールと係合部との間に挟持される滑り止め部材によって、リングランナストッパのがたつきを抑制することができるとともに、リングランナストッパの位置ずれを抑制することができる。
また、前記係合部は、前記カーテンレールに形成された凹部に係合する凸部を有し、前記滑り止め部材は、前記凹部と前記凸部との間に挟持されるのが好ましい。
このような構成によれば、滑り止め部材が凹部と凸部との間に挟持されるので、滑り止め部材の接触面積が増加し、リングランナストッパの位置ずれを防止する機能が向上する。
また、前記屈曲部の先端は、平面視で前記カーテンレールと重なる位置に配置されているのが好ましい。
このような構成によれば、屈曲部の先端が平面視でカーテンレールと重なる位置に配置されているので、リングランナが完全に囲われた状態になる。そのため、リングランナの脱抜を一層確実に防止することができる。また、屈曲部の先端が下側からカーテンレールに支持されるので、屈曲部及び延出部の安定性が向上する。
また、本発明に係るカーテンレール装置は、構造物から室内側に突出するブラケットと、前記ブラケットに支持された第1カーテンレールと、前記第1カーテンレールよりも室内側で前記ブラケットに支持された第2カーテンレールと、前記第1カーテンレールに対して第1カーテンを吊り下げ支持する複数の吊下部材と、前記第2カーテンレールに沿って移動可能に設けられ、前記第2カーテンレールに対して第2カーテンを吊り下げ支持する複数のリングランナと、前記第2カーテンレールの一端部と前記ブラケットとの間において前記第2カーテンレールに取り付けられ、前記複数のリングランナのうちの一つであって前記第2カーテンの端縁を支持する端部リングランナの前記ブラケット側への移動を規制するリングランナストッパと、を備えるカーテンレール装置であって、前記リングランナストッパは、室内側から見て前記第1カーテンの端縁と前記第2カーテンの端縁とが揃う位置となるように、あるいは、前記第1カーテンの端縁よりも前記第2カーテンの端縁の方が前記第2カーテンレールの一端部側に位置するように、前記端部リングランナの前記ブラケット側への移動を規制することを特徴とする。
このような構成によれば、リングランナストッパは、室内側から見て第1カーテンの端縁と第2カーテンの端縁とが揃う位置となるように、あるいは、第1カーテンの端縁よりも第2カーテンの端縁の方が第2カーテンレールの一端部側に位置するように、端部リングランナのブラケット側への移動を規制するので、第1カーテンの端縁の室内側に必ず第2カーテンが位置する状態となる。そのため、第1カーテンの端縁が室内側に露出するのを抑制することができる。
その他の構成については、実施形態で説明する。
また、本発明は、カーテンレールに取り付けられて非正円形のリングランナを保持するリングランナストッパであって、前記カーテンレールに取り付けた状態で、前記カーテンレールと協働して前記リングランナの一部を脱抜不能に囲うように構成され、前記リングランナの前記カーテンレールの長手方向への傾動を抑制し、かつ、前記リングランナを前記カーテンレールの周方向に回動不能に保持する保持手段を有することを特徴とする。このような構成によれば、リングランナストッパの脱落を好適に抑制することができる。
本発明に係るリングランナストッパによれば、リングランナの脱抜を防止することが可能となる。
また、本発明に係るカーテンレール装置によれば、二重に設置されたカーテンのうち室外側のカーテンが室内側に露出するのを抑制することが可能となる。
第1実施形態に係るリングランナストッパを備えたカーテンレール装置の平面図である。 図1のII−II矢視における側断面図である。 (a)はリングランナストッパの平面図、(b)はリングランナストッパの側面図、である。 変形例に係るリングランナストッパの説明図であり、(a)は概略平面図、(b)は側断面図、である。 第2実施形態に係るカーテンレール装置の説明図であり、(a)は平面図、(b)は正面図、である。 図5(a)のVI−VI矢視における側断面図である。 図5(a)のVII−VII矢視における正面図である。 比較例に係るカーテンレール装置の説明図であり、(a)は平面図、(b)は正面図、である。 第3実施形態に係るリングランナストッパを備えたカーテンレール装置の側断面図である。 第3実施形態に係るリングランナストッパの平面図である。 (a)は参考例に係るカーテンレール装置の斜視図、(b)は参考例に係るカーテンレール装置の側断面図、である。 第4実施形態に係るリングランナストッパを備えたカーテンレール装置の側断面図である。 第4実施形態に係るリングランナストッパの平面図である。 第4実施形態に係るリングランナストッパを備えたカーテンレール装置を室内側からみた正面図である。
本発明の第1実施形態について、図面を参照して詳細に説明する。説明において、同一の要素には同一の符号を付し、重複する説明は省略する。
図1に示すように、カーテンレール装置100は、カーテンレール1と、カーテンレール1を壁Wに固定するブラケット2と、カーテンレール1の外周面に装着されレール長手方向に沿って移動自在な複数のリングランナ3と、最も端のリングランナ3を保持するリングランナストッパ6と、を備えている。カーテンレール装置100は、ドレープカーテン(図示省略)をレール長手方向に沿って移動自在に吊り下げ支持する装置であり、例えば建物や車両等の窓部付近に取り付けられている。
カーテンレール1の長手方向の端部は、ブラケット2よりも外側に突出しており、当該端部には、フィニアル4が装着されている。カーテンレール1よりも室外側の位置には、レースカーテン(図示省略)を吊り下げ支持するレースカーテン用レール5が配置されている。レースカーテン用レール5は、ブラケット2によって、カーテンレール1と共に壁Wに固定されている。最も端のリングランナ3及びリングランナストッパ6は、ブラケット2とフィニアル4の間であって、レースカーテン用レール5の端部付近に配置されている。
<カーテンレール>
図2に示すように、カーテンレール1は、リングランナ3を介してドレープカーテンを吊り下げ支持する部材であり、例えば金属材料で形成されている。カーテンレール1は、長手方向に同一の断面形状で延設されている。カーテンレール1は、図2に示す断面視で、下側及び室内側が円弧状に形成された閉断面部11と、閉断面部11の室内側かつ上側の角部から上方かつ室外側に湾曲して延出する延出壁部15と、を有している。
閉断面部11は、断面視で、円弧状の円弧状壁部12と、円弧状壁部12の室内側の端部から室外側に向かって略水平方向に延在する上壁部13と、円弧状壁部12の室外側の端部と上壁部13とを連結する縦壁部14と、を有している。
円弧状壁部12は、カーテンレール1の下側と室内側の意匠面を形成している。円弧状壁部12の外周面は、一定の曲率の円弧形状を呈している。
上壁部13は、リングランナストッパ6及びブラケット2に下側から係合する部位である。上壁部13の略中央部には、下方へ向けて凹む凹部としての溝部13aが設けられている。溝部13aは、上方に開口する略V字状(台形状)を呈している。上壁部13の室外側の端部13bは、縦壁部14よりも室外側に突出している。
延出壁部15は、円弧状壁部12の室内側の端部(上壁部13との連結部位)に連続して形成されている。延出壁部15の外周面は、円弧状壁部12の外周面と同一の曲率に形成されており、一連の意匠面を形成している。
また、延出壁部15は、リングランナストッパ6及びブラケット2に上側から係合する部位である。延出壁部15の内周面には、膨出部15aが形成されている。膨出部15aの下面は、室外側に向かう程上側に位置するように傾斜している。膨出部15aの下面には、凹凸が形成されている。膨出部15aと延出壁部15の上端部との間には、リングランナストッパ6の着脱時にリングランナストッパ6との干渉を回避するための切り欠き部15bが形成されている。
また、延出壁部15の上端部には、上向きに突出する突条部15cが形成されている。突条部15cは、リングランナ3を支持している。
<リングランナ>
リングランナ3は、カーテンレール1に対してドレープカーテンを移動自在に支持する部材であり、例えば樹脂材料で形成されている。リングランナ3の形状は、特に限定されないが、第1実施形態では円環状を呈している。リングランナ3は、円環状のランナ本体31と、ランナ本体31の下端中央部に取り付けられたカーテン取付部32と、を有している。なお、ランナ本体31とカーテン取付部32は、一体的に形成されてもよい。
ランナ本体31は、カーテンレール1の外周面に装着される部位である。ランナ本体31は、図4に示すように、外側に位置するランナアウタ33と、ランナアウタ33の内側に位置するランナインナ34の2部材に分割されて構成されている。なお、ランナ本体31は、単一の部材で構成されてもよい。
ランナアウタ33は、主として意匠性を高める機能を備えた樹脂で形成されている。ランナインナ34は、主として走行性や静音性を高める機能を備えた樹脂で形成されている。ランナインナ34は、ランナアウタ33に対して着脱可能に構成されている。
カーテン取付部32は、ドレープカーテンが取り付けられる部位である。カーテン取付部32は、例えば機能性且つ汎用性のある樹脂で形成されている。カーテン取付部32は、ランナアウタ33の下端部に回転可能に取り付けられている。
<リングランナストッパ>
図2、図3(a)(b)に示すように、リングランナストッパ6は、カーテンレール1に取り付けられてリングランナ3を保持する部材であり、例えば樹脂材料で形成されている。リングランナストッパ6は、カーテンレール1に取り付けた状態で、カーテンレール1と協働してリングランナ3の一部を脱抜不能に囲うように構成されている。
具体的には、リングランナストッパ6は、本体部61と、本体部61に設けられ、カーテンレール1に着脱可能に係合する係合部62と、本体部61からカーテンレール1に沿って延出する延出部63と、延出部63の先端からカーテンレール1側に屈曲して延びる屈曲部64と、を主に有している。
本体部61は、略直方体形状に形成された部位である。本体部61の中央には、上下方向に貫通する開口部61aが形成されている。
係合部62は、カーテンレール1に弾性的に係合する部位である。係合部62は、本体部61の室内側端部の上面に設けられた第1係合部62aと、本体部61の下面に設けられた凸部としての第2係合部62bと、同じく本体部61の下面に設けられた第3係合部62cと、から構成されている。
第1係合部62aは、カーテンレール1に設けられた膨出部15aの下面に係合する部位である。第1係合部62aは、傾斜面からなり、室内側から室外側に向かう程上側に位置するように傾斜している。
第2係合部62bは、カーテンレール1に設けられた溝部13aに係合する部位である。第2係合部62bは、本体部61の下面から下向きに突出する突条(凸部)であり、断面視で半円形状に形成されている。第2係合部62bは、第1係合部62aよりも室外側に設けられている。第2係合部62bの下側には、滑り止め部材65が固着されている。
第3係合部62cは、カーテンレール1に設けられた上壁部13の室外側の端部13bに室外側かつ下側から係合する部位である。第3係合部62cは、第2係合部62bよりも室外側に設けられている。第3係合部62cは、平面視で本体部61の開口部61aに臨む位置に設けられている。第3係合部62cは、側面視で鉤状に形成されており、その下端部には室内側に突出する突出部62dが設けられている。また、突出部62dの室内側の側面には、下方に向かう程室外側に位置する傾斜面62eが形成されている。第3係合部62cは、室外側に弾性変形可能(あるいは弾性的に変位可能)に構成されている。
延出部63は、本体部61の室外側の端部からカーテンレール1に沿って(第1実施形態ではカーテンレール1と平行に)延出する梁状の部位である。延出部63は、リングランナ3に対してカーテンレール1と反対側に配置される。
屈曲部64は、延出部63の先端からカーテンレール1に向かって屈曲して延びる梁状の部位である。延出部63及び屈曲部64は、平面視で略L字形状に形成されている。屈曲部64は、リングランナ3に対して本体部61と反対側に配置される。屈曲部64の先端部は、平面視でカーテンレール1と(より詳しくは上壁部13と)重なる位置まで延在している。
本体部61と延出部63と屈曲部64とによって、平面視で凹状の保持部66が形成される。リングランナストッパ6をカーテンレール1に取り付けていない状態で、保持部66のカーテンレール1側は開放されている。リングランナ3は、この開放部を通って保持部66に配置される。リングランナストッパ6をカーテンレール1に係合した状態で、保持部66の開放部はカーテンレール1によって閉じられる。これにより、リングランナ3が脱抜不能に囲われた状態となる。
滑り止め部材65は、第2係合部62bと溝部13aとの間に配置される部材であり、例えばスポンジやゴム等の可撓性材料からなる。滑り止め部材65は、カーテンレール1とリングランナストッパ6とのがたつきを抑制する機能、及び、カーテンレール1に対するリングランナストッパ6の滑り止めとしての機能を有している。滑り止め部材65は、本体部61と上壁部13の間および第2係合部62bと溝部13aの間で潰された状態となり、リングランナストッパ6とカーテンレール1に密着する。また、滑り止め部材65は、溝部13aに入り込んで屈曲した状態となる。これにより、摩擦抵抗が増加し、リングランナストッパ6の滑り止め機能が向上する。
図1、図2に示すように、リングランナストッパ6は、カーテンレール1に対して、上側かつ室外側に面する領域に配置されている。換言すれば、リングランナストッパ6は、カーテンレール1に対して、室内側及び下方側から見えにくい位置に設置されている。リングランナストッパ6の上面は、カーテンレール1の突条部15cよりも低い位置に配置されている。そのため、リングランナストッパ6がカーテンレール1に隠れて室内側から見えないので、カーテンレール1及びリングランナ3の意匠性を向上することができる。
第1実施形態に係るリングランナストッパ6の構造は以上の通りであり、次に、リングランナストッパ6の動作及び作用効果について説明する。
初めに、最も端のリングランナ3を保持したい位置(図1ではレースカーテン用レール5の端部に対応する位置)に配置する。次に、このリングランナ3に保持部66の位置を合わせた状態で、リングランナストッパ6をカーテンレール1に係合させる。
具体的には、リングランナストッパ6をカーテンレール1に係合させる場合、リングランナストッパ6の室内側を下向きに傾けて、第1係合部62a及び第2係合部62bをそれぞれ膨出部15a及び溝部13aに近接配置する。このとき、延出壁部15の先端側に切り欠き部15bが形成されているので、延出壁部15とリングランナストッパ6とが干渉し難い。
次に、リングランナストッパ6の室外側を降下させると、第3係合部62cの傾斜面62eが上壁部13の室外側の端部13bに当接する。さらに、本体部61の室外側を降下させると、傾斜面62eが端部13bに押圧されて室外側に弾性変形し、突出部62dが端部13bを乗り越えて端部13bの下側に係合する。これにより、リングランナストッパ6がカーテンレール1に弾性的に係合した状態となる。
そして、リングランナストッパ6がカーテンレール1に係合するのと同時に、保持部66がカーテンレール1によって閉じられ、保持部66に配置されたリングランナ3が脱抜不能に囲われた状態となる。すなわち、リングランナストッパ6とカーテンレール1が協働してリングランナ3の一部を脱抜不能に囲うので、リングランナ3にどのような方向の力が作用したとしても、リングランナ3がリングランナストッパ6の保持部66から抜け出すことがない。そのため、リングランナ3を確実に保持することができる。
なお、屈曲部64の先端は、平面視でカーテンレール1(上壁部13)の室外側の端部13bと重なる位置まで延出している。そのため、リングランナ3は、本体部61と延出部63と屈曲部64とカーテンレール1とで完全に(隙間なく)囲まれた状態となる。そのため、リングランナ3を確実に保持することができる。また、屈曲部64の先端がカーテンレール1の室外側の端部13bに下側から支持された状態になるので、保持部66の安定性が向上する。
また、滑り止め部材65は、本体部61と上壁部13の間および第2係合部62bと溝部13aの間で潰された状態となり、リングランナストッパ6とカーテンレール1に密着する。また、滑り止め部材65は、溝部13aに入り込んで屈曲した状態となる。これにより、摩擦抵抗が増加し、リングランナストッパ6の滑り止め機能が向上する。そのため、カーテンの開閉力によってリングランナストッパ6がカーテンレール1に沿って移動することが抑制され、室内側にレースカーテンが露出するのを防止することができる。
リングランナストッパ6をカーテンレール1から取り外す場合、傾斜面62eを指で室外側に押圧して第3係合部62cを室外側に弾性変形させて端部13bとの係合状態を解除する。この状態でリングランナストッパ6の室外側を持ち上げれば、リングランナストッパ6をカーテンレール1から取り外すことができる。すなわち、係合部62(第3係合部62c)は、弾性的にカーテンレール1に係合するので、リングランナストッパ6をカーテンレール1に容易に着脱することができる。
以上、本発明の第1実施形態について説明したが、本発明は前記実施形態に限定されることなく、その趣旨を逸脱しない範囲で適宜に変更が可能である。
例えば、第1実施形態では、リングランナストッパ6とカーテンレール1とによってリングランナ3の一部を隙間なく完全に囲う構成としたが、本発明はこれに限定されるものではない。以下、変形例に係るリングランナストッパ6Aについて図4を参照して説明する。なお、前記した実施形態と同一の要素には同一の符号を付し、重複する説明を省略する。
図4(a)(b)に示すように、リングランナストッパ6Aは、屈曲部64の先端部64aがカーテンレール1の室外側の端部13bよりも室外側に位置している点で、前記した実施形態と相違している。つまり、屈曲部64の先端部64aとカーテンレール1の室外側の端部13bとの間には隙間Sが存在する。
そして、屈曲部64の先端部64aとカーテンレール1の室外側の端部13bとの最大離間距離L1は、リングランナ3の径方向の幅寸法L2よりも小さく設定されている(L1<L2)。
このような構成によれば、屈曲部64の先端部64aとカーテンレール1の室外側の端部13bとの最大離間距離L1が、リングランナ3の径方向の幅寸法L2よりも小さく設定されている(L1<L2)ので、リングランナ3が完全に囲われていなくても、リングランナ3が保持部66から抜け出ることがない。すなわち、変形例に係るリングランナストッパ6Aとカーテンレール1によって、リングランナ3が脱抜不能に囲われた状態になる。
変形例に係るリングランナストッパ6Aによれば、屈曲部64の長さを小さくすることができるので、部品や金型の小型軽量化、材料の低減等を図ることができる。
また、前記した実施形態及び変形例では、延出部63と屈曲部64を平面視略L字形状に形成したが、リングランナ3の一部を脱抜不能に囲うことができる限りにおいて、延出部63と屈曲部64の形状は限定されない。
また、前記した実施形態及び変形例では、カーテンレール1とブラケット2の係合構造を利用して、カーテンレール1にリングランナストッパ6,6Aを係合させる構成としたが、本発明の係合部(係合構造)はこれに限られるものではなく、例えばリングランナストッパ6,6Aをボルト・ナット等でカーテンレール1に係合(固定)してもよい。
また、リングランナストッパ6で保持するリングランナ3の形状は、正円形状に限られず、四角枠形状や楕円形状等の非円形状であってもよい。また、カーテンレール1の断面形状も、前記した実施形態に限定されるものではない。
次に、第2実施形態に係るカーテンレール装置200について、図5乃至図8を参照して詳細に説明する。なお、第1実施形態と同一の構成には同一の符号を付し重複する説明を省略する。
図5(a)(b)に示すように、第2実施形態に係るカーテンレール装置200は、構造物である壁Wから室内側に突出するブラケット2と、ブラケット2に支持された第1カーテンレールであるレースカーテン用レール5と、レースカーテン用レール5よりも室内側でブラケット2に支持された第2カーテンレールであるカーテンレール1(以下、説明の便宜のため「ドレープカーテン用レール1」という)と、レースカーテン用レール5に対して第1カーテンであるレースカーテン7を吊り下げ支持する複数の吊下部材9と、ドレープカーテン用レール1に対して第2カーテンであるドレープカーテン8を吊り下げ支持する複数のリングランナ3と、ドレープカーテン用レール1に取り付けられたリングランナストッパ6と、を備えている。
図6に示すように、ブラケット2は、レースカーテン用レール5及びドレープカーテン用レール1を支持する片持ち梁状の部材である。ブラケット2は、水平方向に所定間隔を空けて壁Wに複数取り付けられている。図5では、最も一端部側のブラケット2のみを図示している。ブラケット2は、室外側の端部から上方に延出する取付部21を有しており、この取付部21が壁WにビスSで留め付けられている。ブラケット2は、室内側の端部に、ドレープカーテン用レール1に係合する室内側係合部22を有している。また、ブラケット2は、取付部21と室内側係合部22の中間部であってブラケット2の下面に、レースカーテン用レール5に係合する室外側係合部23を有している。
なお、室内側係合部22及び室外側係合部23の形状、機構等は、特に限定されるものではないが、例えば、第1実施形態に係るリングランナストッパ6の係合部62と同様の構成としてもよい。
ドレープカーテン用レール1は、第1実施形態で説明したカーテンレール1と同一の構成であるので、詳細な説明を省略する。
図5(a)に示すように、ドレープカーテン用レール1の一端部1aは、ブラケット2から長さL1だけ延出している。
図5、図6に示すように、レースカーテン用レール5は、レースカーテン7を吊り下げるためのレールであり、壁W及びドレープカーテン用レール1と平行かつ水平に延設されている。レースカーテン用レール5は、ドレープカーテン用レール1よりも室外側でブラケット2に支持されている。レースカーテン用レール5は、例えば金属板をロール成形することで所定の中空形状に形成されている。レースカーテン用レール5は、上端側に設けられた被係合部51と、下端部に設けられた一対の支持片52と、を主に有している。
被係合部51は、ブラケット2の室外側係合部23に係合する部位であり、複数の突起や凹部を有している。被係合部51は、レースカーテン用レール5の全長に亘って形成されている。
一対の支持片52は、後記する吊下部材9のローラ91を下側から支持する部位である。一対の支持片52は、互いに離間しており、その間にスリット53が形成されている。一対の支持片52及びスリット53は、レースカーテン用レール5の全長に亘って形成されている。
図5(a)に示すように、レースカーテン用レール5の一端部5aは、ブラケット2から長さL2だけ延出している。ブラケット2に対するレースカーテン用レール5の延出長L2は、ドレープカーテン用レール1の延出長L1よりも短い(L2<L1)。
図5、図6に示すように、リングランナ3は、ドレープカーテン8を吊り下げるためのリング状の部材である。複数のリングランナ3が、ドレープカーテン用レール1に沿って移動可能に挿通されている。リングランナ3は、下端にリング状のカーテン取付部32を有しており、このカーテン取付部32にカーテンフック82を介してドレープカーテン8が掛止されている。リングランナ3の構成は、第1実施形態と同様であるので詳細な説明を省略する。第2実施形態では、最も一端部側のリングランナ3が、ドレープカーテン8の端縁81を吊り下げている。以下では、このリングランナ3を「端部リングランナ3A」と称する。
端部リングランナ3Aは、ブラケット2よりもドレープカーテン用レール1の一端部1a側に配置されている。端部リングランナ3Aは、リングランナストッパ6によって、ドレープカーテン用レール1に移動不能に固定されている。換言すれば、リングランナストッパ6は、端部リングランナ3Aのブラケット2側及び一端部1a側への移動を規制している。なお、端部リングランナ3Aは、リングランナストッパ6を取り外した状態でブラケット2側へ移動させると、ブラケット2に干渉し、それ以上の移動が規制される。
図5、図6に示すように、吊下部材9は、レースカーテン7を吊り下げるための部材である。複数の吊下部材9が、レースカーテン用レール5に沿って移動可能に装着されている。吊下部材9の上半部は、レースカーテン用レール5の内部に配置されており、吊下部材9の下半部は、レースカーテン用レール5のスリット53から下向きに突出している。吊下部材9は、上端側の両側部に設けられた一対のローラ91と、下端部に設けられたカーテン取付部92とを主に有している。
一対のローラ91は、レースカーテン用レール5の一対の支持片52上を転動する。これにより、吊下部材9がレースカーテン用レール5に沿って滑らかに移動する。
カーテン取付部92は、リング状の部材であり、このカーテン取付部92にカーテンフック72を介してレースカーテン7が掛止されている。
吊下部材9は、ブラケット2に干渉しないので、レースカーテン用レール5の一端部5a側からブラケット2を越えて反対側まで移動できる。
図7に示すように、レースカーテン用レール5の一端部5aには、端部吊下部材としてのエンドキャップ9Aが設置されている。エンドキャップ9Aには、レースカーテン7の端縁71が吊り下げられている。エンドキャップ9Aは、レースカーテン用レール5の一端部5aにビスで移動不能に固定されている。エンドキャップ9Aは、側面視で略L字形状に形成されている。エンドキャップ9Aは、下端部から下方に延出する延出部9Aaを有しており、この延出部9Aaにカーテン取付部92が設置されている。
なお、端部吊下部材は、エンドキャップ9Aに限定されるものではなく、例えば固定位置を変更可能な公知のフリーストップ等で構成してもよい。また、レースカーテン7の端縁71は、固定されていなくてもよく、例えば移動可能な吊下部材9に吊り下げられていてもよい。
リングランナストッパ6は、端部リングランナ3Aの少なくともブラケット2側への移動を規制する装置である。リングランナストッパ6は、ブラケット2よりもドレープカーテン用レール1の一端部1a側の任意の位置に固定されている。リングランナストッパ6は、ドレープカーテン用レール1と協働して端部リングランナ3Aを保持している。リングランナストッパ6の構成は、第1実施形態と同様であるので詳細な説明を省略する。
第1カーテンを構成するレースカーテン7は、すかし模様等の入った透光性を有する布状部材であり、ドレープカーテン8よりも室外側に取り付けられている。
第2カーテンを構成するドレープカーテン8は、ドレープ(ひだ)が形成された遮光性を有する布状部材であり、レースカーテン7よりも室内側に取り付けられている。
第2実施形態に係るカーテンレール装置200の構成は以上の通りであり、次に、カーテンレール装置200の動作及び作用効果について、図5及び図8を参照して説明する。
図8は、比較例に係るカーテンレール装置300の説明図であり、(a)は平面図、(b)は室内側から見た正面図である。
図8に示すように、比較例に係るカーテンレール装置300は、リングランナストッパ6を有していない。そのため、ドレープカーテン8を閉める方向に操作したときに、端部リングランナ3Aがブラケット2側に移動し、ブラケット2に干渉(当接)して停止することがある。このとき、レースカーテン7の端縁71は、端部吊下部材であるエンドキャップ9Aに吊り下げられて位置が変わらない。そのため、室内側から見て、レースカーテン7の端縁71が、ドレープカーテン8の端縁81から長さL3だけ突出した状態になる(図8(b)のドットハッチング部分)。
一方、図5(a)(b)に示すように、リングランナストッパ6は、レースカーテン7の端縁71よりもドレープカーテン8の端縁81の方がドレープカーテン用レール1の一端部1a側に位置するように、端部リングランナ3Aのブラケット2側への移動を規制している。これにより、例えばドレープカーテン8を閉める方向に操作したときに、端部リングランナ3Aがブラケット2側へ移動することがない。そのため、カーテンレール装置200を室内側から見たときに、レースカーテン7の端縁71がドレープカーテン8に隠れて見えない状態を維持することができ、レースカーテン7の端縁71が室内側に露出するのを抑制することができる。
また、エンドキャップ9Aは、レースカーテン用レール5に対して固定されているので、レースカーテン7の端縁71が移動することがない。そのため、レースカーテン7の端縁71を基準として、リングランナストッパ6の設置位置(すなわちドレープカーテン8の端縁81の位置)を設定するのが容易になる。
また、ドレープカーテン用レール1の一端部1aからブラケット2までの長さL1は、レースカーテン用レール5の一端部5aからブラケット2までの長さL2よりも長く、リングスランナトッパ6は、ドレープカーテン用レール1の一端部1aからレースカーテン用レール5の一端部5aまでの領域R(図5(a)参照)に設置されている。そのため、リングランナストッパ6をこの領域Rに設置して端部リングランナ3Aを保持すれば、レースカーテン7の端縁71が室内側に露出するのを略確実に防止することができる。
以上、本発明の第2実施形態に係るカーテンレール装置200について説明したが、本発明はこれに限定されるものではない。
前記した第2実施形態では、レースカーテン7の端縁71をエンドキャップ9Aに吊り下げて固定する構成としたが、本発明はこれに限定されるものではなく、端縁71が移動するように構成してもよい。例えば、レースカーテン7の端縁71を移動式の吊下部材9に吊り下げた場合でも、この吊下部材9(すなわち端縁71)はレースカーテン用レール5の一端部5aまでしか移動できず、領域Rには侵入できない(図5(a)参照)。そのため、レースカーテン7の端縁71が固定されていない場合でも、端部リングランナ3Aが領域Rに位置するようにリングランナストッパ6で端部リングランナ3Aの移動を規制すれば、レースカーテン7の端縁71をドレープカーテン8で確実に隠すことができる。
また、レースカーテン7の端縁71とドレープカーテン8の端縁81とが、室内側から見てぴったりと揃うように、リングランナストッパ6の位置を調節してもよい。このようにすれば、レースカーテン7の端縁71が室内側に露出するのを抑制することができるとともに、カーテンの見栄えをよくすることができる。
また、リングランナストッパは、リングランナのブラケット2側への移動を規制できる構造であれば、リングランナストッパ6に限定されない。例えば、特許文献1に記載のリングランナストッパを採用してもよい。ただし、第1、第2実施形態で説明したリングランナストッパ6を用いれば、リングランナストッパ6がドレープカーテン用レール1に隠れて室内側から見え難くなり、デザイン性が向上するという利点がある。
また、第1カーテンは、レースカーテン7に限られるものではなく、他のカーテンを用いてもよい。また、第2カーテンはドレープカーテン8に限られるものではなく、他のカーテンを用いてもよい。
また、第1カーテンを吊り下げる吊下部材(端部吊下部材を含む)は、図6、図7に記載した吊下部材9,9Aのような構造に限定されるものではなく、例えばリングランナを用いてもよい。端部吊下部材をリングランナで構成した場合、端部吊下部材をブラケット2側に移動させると、端部吊下部材がブラケット2に干渉して停止する。
次に、第3実施形態に係るリングランナストッパ6Bについて、図9乃至図11を参照して詳細に説明する。説明において、前記した実施形態と同一の要素には同一の符号を付し、重複する説明を省略する。
第3実施形態に係るリングランナストッパ6Bは、非正円形のリングランナ3Bを保持する点、及び、リングランナ3Bの角型カーテンレール1Aの長手方向への傾動を抑制し、かつ、リングランナ3Bを角型カーテンレール1Aの周方向に回動不能に保持する保持手段を有する点、において、前記した実施形態と相違している。以下、前記した実施形態との相違点を中心に説明する。
図9に示すように、リングランナ3Bは、角型カーテンレール1Aの長手方向から見て四角環状のランナ本体31と、カーテン取り付けるためのカーテン取付部32と、を有している。ランナ本体31は、上辺部31aと、下辺部31bと、室内側の内辺部31cと、室外側の外辺部31dと、これらに囲まれた貫通孔である挿通部35と、を有している。挿通部35には、角型カーテンレール1Aが挿通されている。
角型カーテンレール1Aは、図9に示す断面視で、横長の略長方形状に形成された閉断面部11と、閉断面部11の室内側かつ上側の角部から上方かつ室外側に延出する延出壁部12と、を有している。延出壁部12は、断面視で略F字形状に形成されている。閉断面部11の上面と延出壁部12との間に、後記するリングランナストッパ6Bの先端部が係合している。閉断面部11の室外側かつ上側の角部には、室外側に突出する突出部13bが形成されている。
図10に示すように、リングランナストッパ6Bは、本体部61と、本体部61に設けられ、カーテンレール1に着脱可能に係合する係合部62と、本体部61からカーテンレール1に沿って延出する延出部63と、延出部63の先端からカーテンレール1側に屈曲して延びる屈曲部64と、を主に有している。本体部61と延出部63と屈曲部64とによって、平面視で凹状の保持部66が形成される。第3実施形態では、屈曲部64の厚さ寸法W1は、本体部61と屈曲部64との間隔L4に略等しい。さらに詳しくは、第3実施形態では、第1実施形態に比較して、屈曲部64の厚さ寸法W1が大きくなるとともに、本体部61と屈曲部64との間隔L4が小さくなっている。
第3実施形態において、保持部(保持手段)66は、リングランナ3Bの角型カーテンレール1Aの長手方向への傾動を抑制し、かつ、リングランナ3Bを角型カーテンレール1Aの周方向に回動不能に保持している。また、保持部66は、リングランナ3Bが角型カーテンレール1Aに沿って移動するのを規制している。
具体的には、本体部61と屈曲部64との間隔L4は、リングランナ3Bの厚さ寸法T1と略等しく形成されている。そのため、保持部66にリングランナ3Bを配置すると、本体部61の側面61bと屈曲部64の側面64aとが、リングランナ3Bの両側面31eにそれぞれ当接する。その結果、リングランナ3Bが、本体部61と屈曲部64とに挟み込まれた(挟持された)状態となり、リングランナ3Bの傾動が抑制されるとともにリングランナ3Bの回動が不能になる。
ここで、図11に示す参考例に基づいて、四角環状のリングランナ3Bとリングランナストッパ6Bとの関係について説明する。
図11(a)に示すように、参考例に係るリングランナストッパ6’は、本体部61と屈曲部64との間隔L5がリングランナ3Bの厚さ寸法T1よりも大きく形成されている。このような場合、リングランナ3Bに吊下げられたカーテン(図示省略)を開閉すると、リングランナ3Bは、保持部66に保持されている部分を支点として角型カーテンレール1Aの長手方向に傾動する(矢印Y1参照)。この状態で、さらにカーテンが室内側に引かれると(矢印Y2参照)、リングランナ3Bが角型カーテンレール1Aの周方向に回動し、リングランナ3Bの室外側かつ上側の角部37が、リングランナストッパ6’の延出部63の下側に潜り込んでしまうことがある(図11(b)参照)。
そして、図11(b)に示すように、この状態からリングランナ3Bが元の状態に戻るように回動すると(矢印Y3参照)、角部37によってリングランナストッパ6’が押し上げられ(矢印Y4参照)、角型カーテンレール1Aからリングランナストッパ6’が外れてしまう可能性がある。
ちなみに、発明者の実験の結果、参考例に係るリングランナストッパ6’において、リングランナ3Bを矢印Y1方向に傾動させずに、矢印Y2方向だけに回動させた場合、角部37がリングランナストッパ6’の下側に潜り込むことはなかった。
これに対して、図9及び図10に示す第3実施形態に係るリングランナストッパ6Bは、保持手段である保持部66が、リングランナ3Bの角型カーテンレール1Aの長手方向への傾動を抑制し、かつ、リングランナ3Bを角型カーテンレール1Aの周方向に回動不能に保持している。そのため、カーテンの開閉時に、そもそも角部37がリングランナストッパ6Bの下側に入り込むことがない。その結果、リングランナストッパ6Bの脱落を抑制することができる。
以上、本発明の第3実施形態について詳細に説明したが本発明はこれに限定されるものではなく、本発明の主旨を逸脱しない範囲で適宜変更可能である。
例えば、保持部66は、角型リングランナ3Aの傾動を抑制できればよく、角部37がリングランナストッパ6Bの下に入り込まない範囲で、リングランナ3Bの傾動を若干許容してもよい。例えば、本体部61の側面61b又は屈曲部64の側面64aとリングランナ3Bとの間に微小な隙間が存在してもよい。なお、保持部66によってリングランナ3Bを傾動不能かつ回動不能に保持すれば、リングランナストッパ6Bの脱落を確実に防止することができる。
また、リングランナ3Bは非正円形であればよく、例えば五角形や六角形等の多角環状形や楕円形であってもよい。また、カーテンレールは角型カーテンレール1Aに限定されるものではない。
また、例えば、本体部61の側面61b及び屈曲部64の側面64aの少なくともいずれか一方に、軟質ゴムなどの他部材を取り付けることで、リングランナ3Bの傾動抑制、回動不能を実現してもよい。
次に、第4実施形態に係るリングランナストッパ6Cについて、図12、図13、図14を参照して説明する。前記した実施形態と同一の要素には同一の符号を付し、重複する説明を省略する。
図13、図14に示すように、第4実施形態に係るリングランナストッパ6Cは、四角環状のリングランナ3Bがカーテンレール1Aの長手方向に傾動した状態で、保持部66の上端から角部37までの高さ寸法L7が、カーテンレール1Aに直交する方向における保持部66の寸法L8よりも大きいことを特徴とする。
具体的には、図13に示すように、本体部61と屈曲部64との間隔L6は、リングランナ3Bの厚さ寸法T1よりも大きい。そのため、図14に示すように、リングランナ3Bは、カーテンレール1Aの長手方向に傾動することができる。具体的には、リングランナ3Bは、本体部61の側面61b及び屈曲部64の側面64aにリングランナ3Bの両側面がそれぞれ当接するまで傾動することができる。このように最も傾動した状態で、保持部66の上端(より具体的には延出部63の上端)から角部37までの高さ寸法L7が最小になる。
第4実施形態に係るリングランナストッパ6Cは、延出部63の上端から角部37までの高さ寸法L7の最小値が、延出部63の内側面からカーテンレール1Aの突出部13bまでの寸法L8よりも大きい(L7>L8)。なお、延出部63の上端から角部37までの高さ寸法L7の最小値は、リングランナ3Bの傾きが大きくなる程小さくなる。つまり、本体部61と屈曲部64との間隔L6とリングランナ3Bの厚さ寸法T1との寸法差が小さい程、延出部63の上端から角部37までの寸法L7の最小値は大きくなる。
このようなリングランナストッパ6Cによれば、リングランナ3Bがカーテンレール1Aの長手方向に傾動した姿勢のままでカーテンレール1Aの周方向に回動した場合、角部37が延出部63の上端に当接する。したがって、リングランナ3Bの角部が、保持部66を通過してリングランナストッパ6Cの下側に潜り込むことがない。それ故、リングランナ3Bの角部37がリングランナストッパ6Cを下側から押し上げることもない。よって、リングランナストッパ6Cの脱落を防止することができる。
以上、本発明の様々な実施形態について詳細に説明したが本発明はこれに限定されるものではなく、本発明の主旨を逸脱しない範囲で適宜変更可能である。
例えば、前記した各実施形態では、リングランナストッパ6,6A,6B,6Cをカーテンレール1,1Aのブラケット2よりも端部側に設置して、最も外側のリングランナを固定したが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、リングランナストッパ6,6A,6B,6Cを用いて、カーテンの中央側の端部を吊下げ支持するリングランナを、カーテンレールの中央付近に固定してもよい。このようにすれば、カーテンの下側をタッセルで窓際にまとめたときに、カーテンの上部が中央側に残って開いた状態になる。そのため、カーテンや窓を美しくみせることができ、意匠性、商品性を向上することができる。また、リングランナストッパ6,6A,6B,6Cは、室内側に露出しないので、意匠性を損なうことがない。
1 カーテンレール,ドレープカーテン用レール(第2カーテンレール)
2 ブラケット
11 閉断面部
12 円弧状壁部
13 上壁部
13a 溝部(凹部)
14 縦壁部
15 延出壁部
3 リングランナ
3A 端部リングランナ
5 レースカーテン用レール(第1カーテンレール)
6 リングランナストッパ
61 本体部
62 係合部
62a 第1係合部
62b 第2係合部(凸部)
62c 第3係合部
63 延出部
64 屈曲部
65 滑り止め部材
66 保持部
7 レースカーテン(第1カーテン)
8 ドレープカーテン(第2カーテン)
9 吊下部材
9A エンドキャップ(端部吊下部材)
1A 角型カーテンレール(カーテンレール)
3B リングランナ
37 角部
6B,6C リングランナストッパ
本発明は、カーテンレール装置に関する。
発明は、意匠性を高めることが可能なカーテンレール装置を提供することを課題とする。
前記課題を解決するため、本発明に係るカーテンレール装置は、構造物に固定されたブラケットと、前記ブラケットに支持された第1カーテンレールと、前記第1カーテンレールよりも室内側で前記ブラケットに支持された第2カーテンレールと、を備え、第1カーテンレールは、カーテンレールの内面を摺動するランナが装着されるカーテンレールであり、第2カーテンレールは、カーテンレールの外面を摺動するリングランナが装着されるカーテンレールであることを特徴とする。
発明に係るカーテンレール装置によれば、意匠性を高めることが可能となる。

Claims (11)

  1. カーテンレールに取り付けられてリングランナを保持するリングランナストッパであって、
    前記カーテンレールに取り付けた状態で、前記カーテンレールと協働して前記リングランナの一部を脱抜不能に囲うように構成されていることを特徴とするリングランナストッパ。
  2. 本体部と、
    前記本体部に設けられ、前記カーテンレールに着脱可能に係合する係合部と、
    前記本体部から前記カーテンレールに沿って延出する延出部と、
    前記延出部の先端から前記カーテンレール側に屈曲する屈曲部と、を有し、
    前記本体部と前記延出部と前記屈曲部と前記カーテンレールとで前記リングランナの一部を囲うことを特徴とする請求項1に記載のリングランナストッパ。
  3. 前記カーテンレールに取り付けた状態で、前記カーテンレールと前記係合部との間に挟持される滑り止め部材を備えることを特徴とする請求項2に記載のリングランナストッパ。
  4. 前記係合部は、前記カーテンレールに形成された凹部に係合する凸部を有し、
    前記滑り止め部材は、前記凹部と前記凸部との間に挟持されることを特徴とする請求項3に記載のリングランナストッパ。
  5. 前記屈曲部の先端は、平面視で前記カーテンレールと重なる位置に配置されていることを特徴とする請求項2から請求項4のいずれか1項に記載のリングランナストッパ。
  6. 構造物から室内側に突出するブラケットと、
    前記ブラケットに支持された第1カーテンレールと、
    前記第1カーテンレールよりも室内側で前記ブラケットに支持された第2カーテンレールと、
    前記第1カーテンレールに対して第1カーテンを吊り下げ支持する複数の吊下部材と、
    前記第2カーテンレールに沿って移動可能に設けられ、前記第2カーテンレールに対して第2カーテンを吊り下げ支持する複数のリングランナと、
    前記第2カーテンレールの一端部と前記ブラケットとの間において前記第2カーテンレールに取り付けられ、前記複数のリングランナのうちの一つであって前記第2カーテンの端縁を支持する端部リングランナの前記ブラケット側への移動を規制するリングランナストッパと、
    を備えるカーテンレール装置であって、
    前記リングランナストッパは、室内側から見て前記第1カーテンの端縁と前記第2カーテンの端縁とが揃う位置となるように、あるいは、前記第1カーテンの端縁よりも前記第2カーテンの端縁の方が前記第2カーテンレールの一端部側に位置するように、前記端部リングランナの前記ブラケット側への移動を規制する
    ことを特徴とするカーテンレール装置。
  7. 前記複数の吊下部材のうちの一つであって前記第1カーテンの端縁を支持する端部吊下部材は、前記第1カーテンレールに対して固定されている
    ことを特徴とする請求項6に記載のカーテンレール装置。
  8. 前記第2カーテンレールの一端部から前記ブラケットまでの長さは、前記第1カーテンレールの一端部から前記ブラケットまでの長さよりも長く、
    前記リングランナストッパは、前記第2カーテンレールの一端部から前記第1カーテンレールの一端部までの領域に固定されている
    ことを特徴とする請求項6又は請求項7に記載のカーテンレール装置。
  9. 前記リングランナストッパは、請求項1から請求項5のいずれか1項に記載のリングランナストッパである
    ことを特徴とする請求項6から請求項8のいずれか1項に記載のカーテンレール装置。
  10. カーテンレールに取り付けられて非正円形のリングランナを保持するリングランナストッパであって、
    前記カーテンレールに取り付けた状態で、前記カーテンレールと協働して前記リングランナの一部を脱抜不能に囲うように構成され、
    前記リングランナの前記カーテンレールの長手方向への傾動を抑制し、かつ、前記リングランナを前記カーテンレールの周方向に回動不能に保持する保持手段を有することを特徴とするリングランナストッパ。
  11. カーテンレールに取り付けられて、角部を有する多角形環状のリングランナを保持するリングランナストッパであって、
    前記カーテンレールに取り付けた状態で、前記カーテンレールと協働して前記リングランナの一部を脱抜不能に囲う保持部が構成され、
    前記リングランナが前記カーテンレールの長手方向に傾動した状態で、前記保持部の上端から前記角部までの高さ寸法が、前記カーテンレールに直交する方向における前記保持部の寸法よりも大きい
    ことを特徴とするリングランナストッパ。
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