JP2019069239A - カーテンレール装置 - Google Patents
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Abstract
Description
また、本発明は、二重に設置されたカーテンのうち室外側のカーテンが室内側に露出するのを抑制することが可能なカーテンレール装置を提供することを他の課題とする。
その他の構成については、実施形態で説明する。
また、本発明に係るカーテンレール装置によれば、二重に設置されたカーテンのうち室外側のカーテンが室内側に露出するのを抑制することが可能となる。
図2に示すように、カーテンレール1は、リングランナ3を介してドレープカーテンを吊り下げ支持する部材であり、例えば金属材料で形成されている。カーテンレール1は、長手方向に同一の断面形状で延設されている。カーテンレール1は、図2に示す断面視で、下側及び室内側が円弧状に形成された閉断面部11と、閉断面部11の室内側かつ上側の角部から上方かつ室外側に湾曲して延出する延出壁部15と、を有している。
リングランナ3は、カーテンレール1に対してドレープカーテンを移動自在に支持する部材であり、例えば樹脂材料で形成されている。リングランナ3の形状は、特に限定されないが、第1実施形態では円環状を呈している。リングランナ3は、円環状のランナ本体31と、ランナ本体31の下端中央部に取り付けられたカーテン取付部32と、を有している。なお、ランナ本体31とカーテン取付部32は、一体的に形成されてもよい。
図2、図3(a)(b)に示すように、リングランナストッパ6は、カーテンレール1に取り付けられてリングランナ3を保持する部材であり、例えば樹脂材料で形成されている。リングランナストッパ6は、カーテンレール1に取り付けた状態で、カーテンレール1と協働してリングランナ3の一部を脱抜不能に囲うように構成されている。
具体的には、リングランナストッパ6は、本体部61と、本体部61に設けられ、カーテンレール1に着脱可能に係合する係合部62と、本体部61からカーテンレール1に沿って延出する延出部63と、延出部63の先端からカーテンレール1側に屈曲して延びる屈曲部64と、を主に有している。
なお、室内側係合部22及び室外側係合部23の形状、機構等は、特に限定されるものではないが、例えば、第1実施形態に係るリングランナストッパ6の係合部62と同様の構成としてもよい。
図5(a)に示すように、ドレープカーテン用レール1の一端部1aは、ブラケット2から長さL1だけ延出している。
カーテン取付部92は、リング状の部材であり、このカーテン取付部92にカーテンフック72を介してレースカーテン7が掛止されている。
吊下部材9は、ブラケット2に干渉しないので、レースカーテン用レール5の一端部5a側からブラケット2を越えて反対側まで移動できる。
なお、端部吊下部材は、エンドキャップ9Aに限定されるものではなく、例えば固定位置を変更可能な公知のフリーストップ等で構成してもよい。また、レースカーテン7の端縁71は、固定されていなくてもよく、例えば移動可能な吊下部材9に吊り下げられていてもよい。
第2カーテンを構成するドレープカーテン8は、ドレープ(ひだ)が形成された遮光性を有する布状部材であり、レースカーテン7よりも室内側に取り付けられている。
図8に示すように、比較例に係るカーテンレール装置300は、リングランナストッパ6を有していない。そのため、ドレープカーテン8を閉める方向に操作したときに、端部リングランナ3Aがブラケット2側に移動し、ブラケット2に干渉(当接)して停止することがある。このとき、レースカーテン7の端縁71は、端部吊下部材であるエンドキャップ9Aに吊り下げられて位置が変わらない。そのため、室内側から見て、レースカーテン7の端縁71が、ドレープカーテン8の端縁81から長さL3だけ突出した状態になる(図8(b)のドットハッチング部分)。
ちなみに、発明者の実験の結果、参考例に係るリングランナストッパ6’において、リングランナ3Bを矢印Y1方向に傾動させずに、矢印Y2方向だけに回動させた場合、角部37がリングランナストッパ6’の下側に潜り込むことはなかった。
2 ブラケット
11 閉断面部
12 円弧状壁部
13 上壁部
13a 溝部(凹部)
14 縦壁部
15 延出壁部
3 リングランナ
3A 端部リングランナ
5 レースカーテン用レール(第1カーテンレール)
6 リングランナストッパ
61 本体部
62 係合部
62a 第1係合部
62b 第2係合部(凸部)
62c 第3係合部
63 延出部
64 屈曲部
65 滑り止め部材
66 保持部
7 レースカーテン(第1カーテン)
8 ドレープカーテン(第2カーテン)
9 吊下部材
9A エンドキャップ(端部吊下部材)
1A 角型カーテンレール(カーテンレール)
3B リングランナ
37 角部
6B,6C リングランナストッパ
Claims (11)
- カーテンレールに取り付けられてリングランナを保持するリングランナストッパであって、
前記カーテンレールに取り付けた状態で、前記カーテンレールと協働して前記リングランナの一部を脱抜不能に囲うように構成されていることを特徴とするリングランナストッパ。 - 本体部と、
前記本体部に設けられ、前記カーテンレールに着脱可能に係合する係合部と、
前記本体部から前記カーテンレールに沿って延出する延出部と、
前記延出部の先端から前記カーテンレール側に屈曲する屈曲部と、を有し、
前記本体部と前記延出部と前記屈曲部と前記カーテンレールとで前記リングランナの一部を囲うことを特徴とする請求項1に記載のリングランナストッパ。 - 前記カーテンレールに取り付けた状態で、前記カーテンレールと前記係合部との間に挟持される滑り止め部材を備えることを特徴とする請求項2に記載のリングランナストッパ。
- 前記係合部は、前記カーテンレールに形成された凹部に係合する凸部を有し、
前記滑り止め部材は、前記凹部と前記凸部との間に挟持されることを特徴とする請求項3に記載のリングランナストッパ。 - 前記屈曲部の先端は、平面視で前記カーテンレールと重なる位置に配置されていることを特徴とする請求項2から請求項4のいずれか1項に記載のリングランナストッパ。
- 構造物から室内側に突出するブラケットと、
前記ブラケットに支持された第1カーテンレールと、
前記第1カーテンレールよりも室内側で前記ブラケットに支持された第2カーテンレールと、
前記第1カーテンレールに対して第1カーテンを吊り下げ支持する複数の吊下部材と、
前記第2カーテンレールに沿って移動可能に設けられ、前記第2カーテンレールに対して第2カーテンを吊り下げ支持する複数のリングランナと、
前記第2カーテンレールの一端部と前記ブラケットとの間において前記第2カーテンレールに取り付けられ、前記複数のリングランナのうちの一つであって前記第2カーテンの端縁を支持する端部リングランナの前記ブラケット側への移動を規制するリングランナストッパと、
を備えるカーテンレール装置であって、
前記リングランナストッパは、室内側から見て前記第1カーテンの端縁と前記第2カーテンの端縁とが揃う位置となるように、あるいは、前記第1カーテンの端縁よりも前記第2カーテンの端縁の方が前記第2カーテンレールの一端部側に位置するように、前記端部リングランナの前記ブラケット側への移動を規制する
ことを特徴とするカーテンレール装置。 - 前記複数の吊下部材のうちの一つであって前記第1カーテンの端縁を支持する端部吊下部材は、前記第1カーテンレールに対して固定されている
ことを特徴とする請求項6に記載のカーテンレール装置。 - 前記第2カーテンレールの一端部から前記ブラケットまでの長さは、前記第1カーテンレールの一端部から前記ブラケットまでの長さよりも長く、
前記リングランナストッパは、前記第2カーテンレールの一端部から前記第1カーテンレールの一端部までの領域に固定されている
ことを特徴とする請求項6又は請求項7に記載のカーテンレール装置。 - 前記リングランナストッパは、請求項1から請求項5のいずれか1項に記載のリングランナストッパである
ことを特徴とする請求項6から請求項8のいずれか1項に記載のカーテンレール装置。 - カーテンレールに取り付けられて非正円形のリングランナを保持するリングランナストッパであって、
前記カーテンレールに取り付けた状態で、前記カーテンレールと協働して前記リングランナの一部を脱抜不能に囲うように構成され、
前記リングランナの前記カーテンレールの長手方向への傾動を抑制し、かつ、前記リングランナを前記カーテンレールの周方向に回動不能に保持する保持手段を有することを特徴とするリングランナストッパ。 - カーテンレールに取り付けられて、角部を有する多角形環状のリングランナを保持するリングランナストッパであって、
前記カーテンレールに取り付けた状態で、前記カーテンレールと協働して前記リングランナの一部を脱抜不能に囲う保持部が構成され、
前記リングランナが前記カーテンレールの長手方向に傾動した状態で、前記保持部の上端から前記角部までの高さ寸法が、前記カーテンレールに直交する方向における前記保持部の寸法よりも大きい
ことを特徴とするリングランナストッパ。
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