JP3152590U - ローラー刷子 - Google Patents

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喬二 末松
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Abstract

【課題】被塗装面に凹凸があっても、良好に塗装が行える安価で使い易いローラー刷子を提供する。【解決手段】挿入軸4に着脱可能に取り付けられ、挿入軸4を中心に回転可能に保持されて、塗料を塗布するために使用するローラー刷子1である。ローラー刷子1の軸方向の略中央部には、ローラー刷子1の回転方向A1、A2を一方向A2のみに制限するワンウェイベアリング11が内蔵されている。【選択図】図1

Description

この考案は、ローラー刷子に関する。
ペンキを塗布する道具として、ローラー刷子が周知である。従来のローラー刷子は、取っ手、取っ手から延びるアームシャフト、アームシャフトの先端に回転自在に設けられたローラーを備えている。ローラーは前後いずれの方向にも回転自在であり、ペンキを浸漬させたローラーを被塗装面に当てて転がすことにより、塗装が行われる。
実用新案登録第3082387号公報 特開2009−101253号公報 特開2003−334486号公報 特開2001−9351号公報
従来のローラー刷子は、取っ手を握り、ローラーを被塗装面に押し当てて回転させることにより塗装を行うが、ローラーを手前に引きながら例えば後方回転させる場合であっても、ローラーを前方に押し出すように前方回転させて塗装を行う場合であっても、ローラーは自在に回転する。
ところで、被塗装面に凹凸が存在する場合、回転するローラーによっては凹凸内にペンキが十分に行き渡りにくいという課題がある。特に、回転するローラーによりペンキを塗布する場合、回転するローラーは凹部内にペンキを与えにくく、凹凸部に良好な塗装がしにくいという課題があった。
この考案は、上記課題を解決するためになされたものであり、被塗装面に凹凸があっても、良好に塗装が行えるローラー刷子を提供することを主たる目的とする。
この考案は、また、ローラー刷子において、ローラーをたとえば引き動かすときにはローラーが回転するが、逆方向に動かすとき、たとえば押し動かすときにはローラーが回転しないようにして、ローラーを回転させない状態でも塗装ができるようにしたローラー刷子を提供することを他の目的とする。
さらにこの考案は、ローラーを所定の方向には回転しない構成とし、回転しないローラーを刷毛の代わりに使用して、被塗装面に形成された凹凸等に対する塗装処理が行い易いローラー刷子を提供することを他の目的とする。
上記課題を解決するため、本件考案は、以下の構成を有している。
請求項1記載の考案は、塗料を塗布するために使用するローラー刷子であって、挿入軸に取り付けられ、挿入軸を中心に回転可能に保持されるローラーを有し、ローラー周面には、塗料を浸漬させるための浸漬層が設けられ、ローラー内部には、ローラーの軸方向に延びる筒軸が設けられ、前記筒軸内には、ローラーの軸方向一端側で前記挿入軸を回転自在に支持する側部軸受と、ローラーの軸方向略中央部で前記挿入軸を回転自在に支持する中央部軸受と、前記中央部軸受の前記側部軸受のある側と反対側に隣接して設けられ、前記挿入軸を一方向へ回転自在に支持するが、逆方向には回転を阻止するように支持するワンウェイベアリングと、を有することを特徴とするローラー刷子である。
請求項2記載の考案は、挿入軸に着脱可能に取り付けられ、挿入軸を中心に回転可能に保持されて、塗料を塗布するために使用するローラー刷子であって、前記ローラー刷子の軸方向の略中央部に、ローラー刷子の回転方向を一方向のみに制御するワンウェイベアリングが内蔵されていることを特徴とするローラー刷子である。
この考案は、ローラー刷子であって、ローラーを一方方向へ回転させる際には、ローラーがスムーズに回転して、ローラー刷子本来の機能を発揮し、被塗装面、特に広い被塗装面を良好に塗装することができる。
一方、ローラーを前記一方方向と逆方向に回転させるように操作しようとした場合、ローラーは回転しない。従って、回転しないローラーにより、被塗装面に形成された凹凸等を良好に塗装することができる。
この考案のローラー刷子は、ローラーの回転を一方方向にだけ許容し、反対方向には阻止する部材が、市販のワンウェイベアリング(ワンウェイクラッチとも称される)により実現されている。このワンウェイベアリングは、ローラーの軸方向ほぼ中央部に収容されている。ローラーの長さ方向(軸方向)の略中央部において、一方向に回転を許容したり、逆方向に回転を阻止する機能が果たされるため、ローラーの軸方向(左右方向)バランスが良く、ローラーをスムーズに一方向へ回転させることができるとともに、逆方向への回転を阻止することができる。
また、ローラー端部から毛細現象等によりローラーの内筒内に塗料が侵入しても、侵入した塗料はローラーの軸方向中央部に収容されたワンウェイベアリングにまでは達することはない。よって、精密部品であるワンウェイベアリングに塗料が付着し、ワンウェイベアリングの機能が低下する(回転がスムーズに行えなくなる)といった不具合が生じない。
この考案によれば、安価でかつ使い勝手が良く、良好な塗装を行うことができるローラー刷子を提供することができる。
この考案の一実施形態に係るローラー刷子の全体構成を示す図である。 この考案の一実施形態に係るローラー刷子のローラー部の構成を説明するための横断面図である。
以下には、図面を参照して、この考案の実施例について具体的に説明する。
図1は、この考案の一実施例に係るローラー刷子1の斜視図である。図1では、ローラー10内における特徴的な構成が破線で示されている。
この実施例に係るローラー刷子1は、取っ手2と、取っ手2の先端から突出し、所定の形状に折り曲げて構成されているアームシャフト3と、アームシャフト3の先端部に形成された挿入軸4に取り付けられたローラー10とを有している。ローラー10は、挿入軸4に対して、取り外し可能であり、異なる種類、用途のローラー10を挿入軸4に取り付けることができる。
この実施例の特徴は、挿入軸4とローラー10との間に、ワンウェイベアリング(ワンウェイクラッチとも称される)11が介在していることである。この結果、ローラー10は、挿入軸4を中心に、たとえば矢印A2方向へは回転自在であるが、矢印A2と逆方向の矢印A1方向へは回転しない構成となっている。なお、この回転方向、回転阻止方向は、それぞれ逆方向としてもよい。
図1に示すA−Aに沿うローラー10の横断面平面図を、図2に示す。
図2を参照して、ローラー10は、ペンキ等の塗料を塗布するために使用されるものであり、筒軸12の周面に塗料浸漬層13が形成されている。塗料浸漬層13は、種々の構成を採用することができる。たとえば、スポンジ生地により構成された浸漬層、刷子により構成された浸漬層、厚手不織布等により構成された浸漬層、その他の種々の浸漬層を採用することができる。また、浸漬層の厚みや横方向長さは、ローラー10の用途にあわせて、種々の寸法が採用される。
ローラー10の芯となる筒軸12内は空洞となっている。そしてこの空洞内に、たとえば樹脂製の軸ホルダ14が挿入されている。軸ホルダ14は、ローラー10の一端15側から筒軸12内へ挿入されており、その挿入方向終端部はローラー10の一端15に当接する側面キャップ16となっている。
軸ホルダ14はローラー10の一端15側から筒軸12内へ挿入されており、筒軸12の軸方向中央部をやや越えた略中央部まで延びている。軸ホルダ14は、ローラー10の軸方向略中央部に位置するベアリング収容部17と、一端15寄りに位置する長手の軸受収容部18とを含んでいる。ベアリング収容部17と軸受収容部18との境界には、くびれ部19が形成されていて、くびれ部19の内周面20は、挿入軸4のための中央側軸受20となっている。
軸受収容部18内には、挿入される挿入軸4に外嵌し、挿入軸4が反挿入方向へ抜け出るのを防止するためのコレットチャック21が収容されている。コレットチャック21は、たとえば樹脂でできた筒体であり、その内径が挿入軸4の外径よりやや小さく、その外径は軸受収容部18の内径よりやや小さい。そして、軸方向に一端から他端まで延びる割れ目が形成されている。挿入軸4がコレットチャック21に挿入されと、コレットチャック21の割れ目が広がり、コレットチャック21の外周径が拡開する。これにより、コレットチャック21の外周面は軸受収容部18の内周面に押圧され、挿入軸4を軸ホルダ14に対して固定する。
軸受収容部18には、側面キャップ16側から挿入軸受22が挿入されている。挿入軸受22は、ローラー10の軸方向一端側において、挿入軸を回転自在に支持する側部軸受である。すなわち、挿入軸受22は、挿入軸4の根元側(図において右側)を回転自在に支持している。挿入軸受22の一端(図2において右端)は、側面キャップ16とほぼ面一に嵌合している。なお、挿入軸受22は、軸受収容部18に挿入され、軸ホルダ14に接着剤等によって固定されている。
軸ホルダ14のベアリング収容部17内には、ワンウェイベアリング11が収容されている。ワンウェイベアリング11の外周面(外輪)は、ベアリング収容部17内で固定されている。ワンウェイベアリング11の内輪には、挿入された挿入軸4の先端部(図2において左端部)が内嵌する。
さらに、ワンウェイベアリング11には、ベアリング収容部17内でその外輪が回転しないよう、筒スペーサー23によって図2において左側から押圧力が加えられている。
筒スペーサー23は、その一端面(図2において右端面)が、上述したように、ベアリング収容部17内に収容されたワンウェイベアリング11の図において左端面を右方向に押圧しており、ワンウェイベアリング11がベアリング収容部17内で回動しないように、かつベアリング収容部17から左方向へ抜け出ないようにしている。筒スペーサー23の左端部は、筒軸12の左端部からわずかに突出しており、筒軸12の左端部に嵌合固定されたキャップ24の内面と当接している。
キャップ24は、筒軸12の左端面を覆っており、筒軸12内に塗料が侵入するのを阻止している。
ワンウェイベアリング11は、内輪および外輪を有し、外輪を固定した場合、内輪に嵌合された回転軸を一方方向にのみ回転させ、他方向へは回転させないという特性を有するベアリングであり、種々の大きさや規格のものが市販されている。(たとえば、NTN社により、他種類のワンウェイベアリング(ワンウェイクラッチ)が販売されている。)
この実施例では、かかる市販のワンウェイベアリング11を用いることにより、ローラー10が一方向にのみ回転可能な構成を実現した。
また、ワンウェイベアリング11は、金属製の小型精密部品である。そしてベアリングとしての回転を確保するため、グリース等が内部に塗布されている。このため、ワンウェイベアリング11に塗料等の粘性のある液体が付着すると、ワンウェイベアリング11のスムーズな回転を妨げる恐れがある。
そこで、この実施例では、ワンウェイベアリング11を、塗料が触れることのないローラー10の軸方向ほぼ中央部に配置するように、軸ホルダ14の形状等が工夫されている。また、ワンウェイベアリング11をローラー10の軸方向中央部に設けたことにより、挿入軸4に対するローラー1の回転がスムーズになる。換言すれば、ローラー10の回転が、軸方向左右でブレることなく、スムーズに一方向に回転し、逆方向に回転が阻止される構成とすることができる。
さらに、挿入軸4の根元側、すなわちアームシャフト3をほぼ90°曲成して挿入軸4が構成されているが、この挿入軸4の根元側は、挿入軸受22により回転自在に軸支されている関係上、挿入軸受22と挿入軸4との隙間から、毛細管現象等により、ペンキ等の塗料がわずかに侵入する可能性がある。しかし、たとえわずかの塗料が侵入しても、その塗料は中央側軸受20を経てローラー10の軸方向ほぼ中央部に設けられたワンウェイベアリング11まで到達することはない。よって、ローラー10のスムーズな回転が、塗料の進入等により阻害されることはない。
この考案は、以上説明した実施例に限定されるものではなく、請求項記載の範囲内において種々の変更が可能である。
1 ローラー刷子
2 把手
3 アームシャフト
4 挿入軸
10 ローラー
11 ワンウェイベアリング
12 筒軸
13 塗料浸漬層
14 軸ホルダ
15 一端
16 側面キャップ
17 ベアリング収容部
18 軸受収容部
20 中央側軸受
22 挿入軸受(側部軸受)

Claims (2)

  1. 塗料を塗布するために使用するローラー刷子であって、
    挿入軸に取り付けられ、挿入軸を中心に回転可能に保持されるローラーを有し、
    ローラー周面には、塗料を浸漬させるための浸漬層が設けられ、
    ローラー内部には、ローラーの軸方向に延びる筒軸が設けられ、
    前記筒軸内には、ローラーの軸方向一端側で前記挿入軸を回転自在に支持する側部軸受と、ローラーの軸方向略中央部で前記挿入軸を回転自在に支持する中央部軸受と、前記中央部軸受の前記側部軸受のある側と反対側に隣接して設けられ、前記挿入軸を一方向へ回転自在に支持するが、逆方向には回転を阻止するように支持するワンウェイベアリングと、を有することを特徴とするローラー刷子。
  2. 挿入軸に着脱可能に取り付けられ、挿入軸を中心に回転可能に保持されて、塗料を塗布するために使用するローラー刷子であって、
    前記ローラー刷子の軸方向の略中央部に、ローラー刷子の回転方向を一方向のみに制御するワンウェイベアリングが内蔵されていることを特徴とするローラー刷子。
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