JP3152537U - ハンガーラック収容システム - Google Patents

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匠 岩藤
匠 岩藤
大輔 中川
大輔 中川
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Abstract

【課題】ハンガーラックを効率良く段積保管でき、積み卸し作業も簡単に行えるハンガーラック収容システムを提供する。【解決手段】並列に配置された一対の脚フレーム11と、脚フレーム11に立ち上がり状にそれぞれ設けられた支柱12と、両支柱12間に架け渡されるハンガー吊下バー13と、脚フレーム11間に架け渡される連結フレーム14とを備えた複数のハンガーラック1を、2段以上の載置棚を有するパレットラックに収容するようにしたハンガーラック収容システムを対象とする。本システムは、前後に並べた2台のハンガーラック1を、前後2本の脚フレーム11を直列に配置した状態で、ハンガーラック連結手段2によって連結する。連結された2台のハンガーラック1を1ユニットとし、そのユニット単位でハンガーラック1をパレットラックの載置棚に対し出し入れする。【選択図】図5

Description

本考案は、衣料用ハンガーを介して衣料が吊下された複数のハンガーラックを保管することができるハンガーラック収容システムおよびその関連技術に関する。
衣料用ハンガーに吊された多数の衣料品を保管するような場合に用いられるハンガーラックとしては、下記特許文献1に示すものが周知である。このハンガーラックは、一対の脚フレームと、一対の脚フレームにそれぞれ立設された支柱と、両支柱間に架け渡されるハンガー吊下バーと、一対の脚フレーム間を連結する連結フレームと、各脚フレームに取り付けられたキャスター等の車輪とを備えている。そしてハンガーラックを搬送する場合には、人手によりハンガーラックを引っ張ったり押したりして移動させるのが通例である。また多数のハンガーラックを、倉庫等に保管するような場合には、床面等の平面上に多数並べて保管するのが一般的である。
特開2004−159903号
従来のハンガーラックは、平面上に並べて保管するものであるため、例えば倉庫の上部に多くの空間が残存している場合でも、上部空間を利用して保管することができず、十分な収容効率を得ることが困難であるという課題があった。
また仮に、上下方向に複数段の棚を有するパレットラックに、ハンガーラックを段積で保管しようとしても、簡単には保管できなかった。すなわち、従来のハンガーラックは、基本的に人手により移動させるものであるため、ハンガーラックを高位置の棚に積み上げたり、高位置の棚から荷卸しするような作業を人手だけでは簡単に行うことができなかった。なおフォークリフト等の荷役装置を用いて、ハンガーラックの積み卸し作業を行おうとしても、フォーク爪によりハンガーラックを安定状態で持ち上げることができないため、荷役装置も使用できず、依然として、ハンガーラックの積み卸し作業を簡単に行うことができないという課題を解消することはできなかった。
この考案は、上記の課題に鑑みてなされたものであり、ハンガーラックを段積保管できるとともに、ハンガーラックの積み卸し作業も簡単に行うことができるハンガーラック収容システムおよびその関連技術を提供することを目的とする。
上記の目的を達成するため、本考案は、以下の構成を備えている。
[1]前後方向に延び、かつ並列に配置された一対の脚フレームと、一対の脚フレームに立ち上がり状にそれぞれ設けられた支柱と、両支柱間に架け渡されるハンガー吊下バーと、一対の脚フレーム間に架け渡される連結フレームとを備えた複数のハンガーラックを、垂直方向に2段以上の載置棚を有するパレットラックに収容するようにしたハンガーラック収容システムであって、
前後に並べた2台のハンガーラックを、前後に対応する2本の脚フレームを直列に配置した状態で、ハンガーラック連結手段によって連結する一方、
連結された2台のハンガーラックを、1ユニットとして、ユニット単位で前記ハンガーラックを前記パレットラックの載置棚に対し出し入れするようにしたことを特徴とするハンガーラック収容システム。
[2]1ユニットを構成する各ハンガーラックの各連結フレームが並列に配置される一方、荷役装置によって、並列に配置された複数の連結フレームを支持しつつ、1ユニットのハンガーラックを移送できるようにした前項1に記載のハンガーラック収容システム。
[3]前記パレットラックの載置棚は、水平面内で並列に配置される複数の載置フレームによって構成され、
前記複数の連結フレームが、前記複数の載置フレームに交差した状態でそれぞれ載置されることによって、前記1ユニットのハンガーラックが、前記パレットラックに保管されるようになっている前項2に記載のハンガーラック収容システム。
[4]前記ハンガーラック連結手段は、両側に設けられた両側外嵌部と、両側外嵌部を連結する連結部とを有し、
前記ハンガーラック連結手段は、その一方側の外嵌部を、前後に対応する2本の脚フレームのうち、前側の脚フレームに外嵌させるとともに、他方側の外嵌部を、後側の脚フレームに外嵌させることによって、ハンガーラック同士を連結するようにした前項1〜3のいずれか1項に記載のハンガーラック収容システム。
[5]前記脚フレームは、断面矩形状に形成される一方、
前記ハンガーラック連結手段の外嵌部は、前記脚フレームの上壁に対応して配置される水平片と、前記水平片の外側縁に設けられ、かつ前記脚フレームの外側壁に対応して配置される垂直片と、前記水平片の内側縁に設けられ、かつ前記脚フレームの内側壁上縁部に沿って配置される上側係合爪と、前記垂直片の下端縁に設けられ、かつ前記脚フレームの下壁外側縁部に沿って配置される下側係合爪とを有し、
前記脚フレームの周囲4壁が、前記水平片、前記垂直片、前記上側係合爪および前記下側係合爪に係合されることによって、前側のハンガーラックに対し後側のハンガーラックの上下左右方向の相対移動が規制されるようになっている前項4に記載のハンガーラック収容システム。
[6]前記ハンガーラック連結手段の外嵌部における前記上側係合爪の先端と前記下側係合爪との間の垂直方向寸法が、前記脚フレームの高さ方向寸法よりも小さく形成されている前項5に記載のハンガーラック収容ラック。
[7]前記一方側の外嵌部が、前側のハンガーラックの構成部材に係合されるとともに、前記他方側の外嵌部が、後側のハンガーラックの構成部材に係合されることによって、前側のハンガーラックに対し後側のハンガーラックの前後方向の相対移動が規制されるようになっている前項4〜6のいずれか1項に記載のハンガーラック収容システム。
[8]前記ハンガーラックは、その一対の脚フレームのうち、一方側の脚フレームの前端と他方側の脚フレームの後端とが、前記連結フレームによって連結されたZ型ラックによって構成されている前項1〜7のいずれか1項に記載のハンガーラック収容システム。
[9]前後方向に延び、かつ並列に配置された一対の脚フレームと、一対の脚フレームに立ち上がり状にそれぞれ設けられた支柱と、両支柱間に架け渡されるハンガー吊下バーと、一対の脚フレーム間に架け渡される連結フレームとを備えたハンガーラックを、前後に2台並べて配置される態様に、前後に対応する2本の脚フレームを直列状態に連結するためのハンガーラック連結金具であって、
前後に対応する2本の脚フレームのうち、前側の脚フレームを外嵌して係合可能な一方側の外嵌部と、
後側の脚フレームを外嵌して係合可能な他方側の外嵌部と、
前記両側外嵌部を連結する連結部とを備えることを特徴とするハンガーラック連結金具。
<他の解決手段>
上記の課題は、以下の構成によっても解決可能である。
[A1]前後方向に延び、かつ並列に配置された一対の脚フレームと、一対の脚フレームに立ち上がり状にそれぞれ設けられた支柱と、両支柱間に架け渡されるハンガー吊下バーと、一対の脚フレーム間に架け渡される連結フレームとを備えた複数のハンガーラックを、垂直方向に2段以上の載置棚を有するパレットラックに収容するようにしたハンガーラック収容方法であって、
前後に並べた2台のハンガーラックを、前後に対応する2本の脚フレームを直列に配置した状態で連結するハンガーラック連結手段を準備しておき、
2台のハンガーラックを前記ハンガーラック連結手段により連結して、その2台のハンガーラックを1ユニットとし、ユニット単位で前記ハンガーラックを前記パレットラックの載置棚に対し出し入れするようにしたことを特徴とするハンガーラック収容方法。
[A2]1ユニットを構成する各ハンガーラックの各連結フレームが並列に配置される一方、荷役装置によって、並列に配置された複数の連結フレームを支持しつつ、1ユニットのハンガーラックを移送するようにした前項A1に記載のハンガーラック収容方法。
なお本件においては、上記の他の解決手段[A1][A2]に、上記[1]〜[9]の構成を適宜組み合わせて構成することも可能である。
考案[1]のハンガーラック収容システムによれば、連結した2台のハンガーラックを1ユニットとして、ユニット単位でパレットラックに対し出し入れするものであるため、ハンガーラックを荷役装置等で安定状態に支持することができる。従って荷役装置を用いることによって、ハンガーラックのパレットラックに対する積み卸し作業を簡単に行えるとともに、ハンガーラックを段積で保管することができる。
考案[2]のハンガーラック収容システムによれば、ハンガーラックを、荷役装置によって、より一層安定した状態で支持することができる。
考案[3]のハンガーラック収容システムによれば、ハンガーラックを、より一層安定した状態でパレットラックの載置棚上に載置することができる。
考案[4]のハンガーラック収容システムによれば、ハンガーラック連結手段を、前後に直列に並んだ脚フレームに外嵌するだけで簡単に、パレットラック同士を連結することができる。
考案[5]のハンガーラック収容システムによれば、パレットラック同士を、より確実に連結することができる。
考案[6]のハンガーラック収容システムによれば、ハンガーラック連結手段の不用意な脱外を有効に防止することができる。
考案[7]のハンガーラック収容システムによれば、パレットラック同士を、より一層確実に連結することができる。
考案[8]のハンガーラック収容システムによれば、衣料の吊下されていない複数の空のハンガーラックを、密に並べて効率良く配列することができる。
考案[9]のハンガーラック連結金具によれば、ハンガーラック同士を確実に連結することができ、上記ハンガーラック収容システムのハンガーラック連結手段として、好適に採用することができる。
なお上記他の解決手段[A1][A2]においても、上記と同様に、同様の作用効果を奏するものである。
図1はこの考案の第1実施形態であるハンガーラック収容システムを示す斜視図である。 図2は第1実施形態のハンガーラック収容システムに採用されたハンガーラックを示す斜視図である。 図3は第1実施形態のハンガーラックを示す正面図である。 図4は第1実施形態のハンガーラックを前後に2台並べた状態で示す側面図である。 図5は第1実施形態においてハンガーラックを2台連結した状態で示す斜視図である。 図6は図5の分解斜視図である。 図7は第1実施形態のハンガーラック収容システムに採用されたハンガーラック連結金具を示す図であって、図(a)は外側面図、図(b)は平面図、図(c)は正面図である。 図8は第1実施形態において連結されたハンガーラックの連結金具周辺を示す図であって、図(a)は側面図、図(b)は平面図である。 図9は第1実施形態においてハンガーラック連結金具の組付方法を説明するための図であって、図(a)は組付直前の状態を示す正面断面図、図(b)は組付途中の状態を示す正面断面図、図(c)は組付完了状態を示す正面断面図である。 図10はこの考案の第2実施形態であるハンガーラック収容システムに採用されたハンガーラックを示す正面図である。 図11は第2実施形態のハンガーラックを前後に2台並べた状態で示す側面図である。 図12は第2実施形態のハンガーラック収容システムに採用されたハンガーラック連結金具を示す図であって、図(a)は外側面図、図(b)は平面図、図(c)は中間外嵌部の断面図である。 図13は第2実施形態において連結されたハンガーラックの連結金具周辺を示す図であって、図(a)は側面図、図(b)は平面図である。
<第1実施形態>
図1はこの考案の第1実施形態であるハンガーラック収容システムを示す斜視図である。同図に示すように、本第1実施形態のハンガーラック収容システムは、多数のハンガーラック(1)…と、2台のハンガーラック(1)(1)を連結するためのハンガーラック連結金具(2)と、ハンガーラック(1)を段積保管するためのパレットラック(5)とを基本的な構成要素として備えている。
図1〜4に示すように、ハンガーラック(1)は、間隔をおいて平行に配置される断面矩形状の一対の脚フレーム(11)(11)と、両脚フレーム(11)(11)にそれぞれ設けられる三角支柱(12)(12)と、両三角支柱(12)(12)間に架け渡されるハンガー吊下バー(13)と、一対の脚フレーム(11)(11)間を連結する連結フレーム(14)とを備えている。
なお本実施形態においては、発明の理解を容易にするため、ハンガーラック(1)の向きを特定する場合、脚フレーム(11)の長さ方向を前後方向とし、一対の脚フレーム(11)(11)の離間方向を左右方向として説明する。
三角支柱(12)は、逆V字状の形状を有し、両側片下端が脚フレーム(11)の前後両端に連結固定されて、上方に立ち上がるように配置されている。
ハンガー吊下バー(13)は、両端が両三角支柱(12)(12)の各頂上部にそれぞれ連結固定されて、左右方向に沿って水平に配置されている。
連結フレーム(14)は、一対の脚フレーム(11)(11)間に斜めに配置されるように、一端が一方側の脚フレーム(11)の前端に連結固定されるとともに、他端が他方側の脚フレーム(11)の後端に連結固定されている。
なお本第1実施形態のハンガーラック(1)は、一対の脚フレーム(11)(11)および連結フレーム(14)が平面視Z字状に配置されているため、Zラックとも称されている。
一対の脚フレーム(11)(11)の下面側における前後両端には、車輪を構成するキャスター(15)(15)がそれぞれ設けられており、このキャスター(15)が接地面(フロア面)を転がることによって、ハンガーラック(1)を人手でスムーズに運搬できるようになっている。
Z型ラックにより構成される本第1実施形態のハンガーラック(1)は、一対の脚フレーム(11)(11)間を連結する連結フレーム(14)が斜めに配置されているため、衣料の吊下されていない状態で、多数のハンガーラック(1)を保管するような場合、前側のハンガーラック(1)における連結フレーム(14)の後壁面に、後側のハンガーラック(1)における連結フレーム(14)の前壁面を接合させつつ、多数のハンガーラック(1)を前後に密に重ね合わせて整列させることができ、スペース的に効率良く保管することができる。
図5〜8に示すように、ハンガーラック連結金具(2)は、2台のハンガーラック(1)(1)を前後に並べて配置した状態で、前後に対応する2本の脚フレーム(11)(11)を直列に連結することによって、2台のハンガーラック(1)(1)を連結固定するものである。
ハンガーラック連結金具(2)は、長さ方向の両側に設けられ、かつハンガーラック(1)の脚フレーム(11)に外嵌可能な外嵌部(3)(3)と、両側外嵌部(3)(3)を連結する連結部(21)とを一体に備えている。
ハンガーラック連結金具(2)の長さは、2台のハンガーラック(1)(1)を前後に並べて配置した際に、直列に配置される2本の脚フレーム(11)(11)の長さよりも少し短くなるように設定されている。
外嵌部(3)は、脚フレーム(11)の上壁に対応して設けられる水平片(31)と、水平片(31)の外側縁に下方に向けて形成され、かつ脚フレーム(11)の外側壁に対応して設けられる垂直片(35)と、水平片(31)の内側縁に下方に向けて形成され、かつ脚フレーム(11)の内側壁上縁部に対応して設けられる上側係合爪(32)と、垂直片(35)の下側縁に内方に向けて水平に形成され、かつ脚フレーム(11)の下壁外側縁部に対応して設けられる下側係合爪(36)とを有している。また、上側係合爪(32)および下側係合爪(36)間は開放されており、その開放部が開口部(30)として構成されている。
さらに外嵌部(3)における前後方向の長さ寸法は、ハンガーラック(1)における三角支柱(11)の両側片下端間の寸法よりも短く形成されている。
また中間の連結部(21)は、帯板状に形成されており、両側外嵌部(3)(3)の垂直片(35)(35)間を連結するように一体に形成されている。
連結部(21)における前後方向の長さ寸法は、後述するように2台のハンガーラック(1)(1)が連結された際に、前側のハンガーラック(1)における三角支柱(12)の後側片と、後側のハンガーラック(1)における対応する三角支柱(12)の前側片との間の寸法よりも長く、かつ前側ハンガーラック(1)の後側キャスター(15)と、後側ハンガーラック(1)の前側キャスター(15)との寸法よりも長く形成されている。これにより後述するように、2台のハンガーラック(1)(1)をハンガーラック連結金具(2)により連結した際に、ハンガーラック連結金具(2)がハンガーラック(1)の三角支柱(12)およびキャスター(15)に干渉するのを防止できるようになっている。
また、ハンガーラック連結金具(2)の両外嵌部(3)(3)における上側係合爪(32)(32)の対向し合う端縁には、切欠部(33)(33)が形成されている。この切欠部(33)(33)は、後述するように、ハンガーラック連結金具(2)によって2台のハンガーラック(1)(1)を連結した際に、ハンガーラック連結金具(2)がハンガーラック(1)の連結フレーム(14)に干渉するのを防止するためのものである(図8参照)。
本実施形態において、ハンガーラック連結金具(2)を用いて2台のハンガーラック(1)(1)を連結するには、まず前後に配置した2台のハンガーラック(1)(1)のうち、前側のハンガーラック(1)の両側脚フレーム(11)(11)の後端と、後側のハンガーラック(1)の両側脚フレーム(11)(11)の前端とを接合させて、前後に対応する2本の脚フレーム(11)(11)を前後方向に沿って直列に配置する。
次に、一方側(例えば右側)において前後に直列に配置された2本の脚フレーム(11)(11)間をハンガーラック連結金具(2)により連結する。すなわち図9(a)に示すようにハンガーラック連結金具(2)における外嵌部(3)の開口部(30)を、脚フレーム(11)の外側やや上方において脚フレーム(11)に対向させて配置する。このとき、一方側(前側)の外嵌部(3)は、前側の脚フレーム(11)における三角支柱(12)の両側片下端間に対向させるとともに、他方側(後側)外嵌部(3)は、後側脚フレーム(11)における三角支柱(12)の両側片下端間に対向させて配置する。
続けて図9(b)に示すように、前後の両外嵌部(3)の開口部(30)から前後両脚フレーム(11)の上側部をそれぞれ挿入するように、両外嵌部(3)を両脚フレーム(11)に外嵌していき、脚フレーム(11)の上側部内側コーナ部(111)を、両外嵌部(3)の水平片(31)内面に当接させるとともに、脚フレーム(11)の上側部外側コーナ部(112)を、垂直片(35)内面に当接させる。
その後図9(c)に示すように、脚フレーム(11)の上側両コーナ部(111)(112)を外嵌部(3)の水平片(31)内面および垂直片(35)内面に沿って滑らせつつ、ハンガーラック連結金具(2)を同図の時計方向に回転操作することにより、外嵌部(3)の上側係合爪(32)を、脚フレーム(11)の内側壁上縁に係合させるとともに、外嵌部(3)の下側係合爪(36)を、脚フレーム(11)の下壁外側縁に対向して配置させる。この状態においては、上側係合爪(32)および下側係合爪(36)が、脚フレーム(11)の内側壁および下壁に係合することにより、脚フレーム(11)の開口部(30)からの不用意な抜け出し、つまりハンガーラック連結金具(2)の不用意な脱外を防止することができる。
またこの外嵌状態においては、前後に対応する2本の脚フレーム(11)における上下左右の周囲4側面が、両側外嵌部(3)の水平片(31)、上側係合爪(32)、垂直片(35)および下側係合爪(36)にそれぞれ係合することによって、前側の脚フレーム(11)に対する後側の脚フレーム(11)の上下左右方向の相対的な移動(位置ずれ)が防止されて、前後のハンガーラック(1)間での上下左右方向の移動が規制される。
さらに前後のハンガーラック(1)が前後方向に離間しようとする作用に対しては、前側のハンガーラック(1)における三角支柱(12)の後側片が、ハンガーラック連結金具(2)の前側外嵌部(3)における水平片(31)の後端縁に係合するとともに、後側のハンガーラック(1)における三角支柱(12)の前側片が、ハンガーラック連結金具(2)の後側外嵌部(3)における水平片(31)の前端縁に係合することによって、前後のハンガーラック(1)間での前後方向の離間移動が規制される。
こうして前後のハンガーラック(1)(1)間で前後左右上下方向の全方向の移動が規制されて、2台のハンガーラック(1)(1)が連結される。
ここで本実施形態においては、ハンガーラック連結金具(2)の外嵌部(3)における開口部(30)の垂直寸法(S1)は、ハンガーラック(1)の脚フレーム(11)における高さ寸法(垂直寸法S2)よりも小さく形成されている。このため、ハンガーラック連結金具(2)は、脚フレーム(11)に外嵌した状態では、上側係合爪(32)が脚フレーム(11)の内側壁に係合することにより、外側に脱外するのが防止される。
さらに外嵌部(3)における開口部(30)の水平寸法(S3)は、脚フレーム(11)の幅寸法(水平寸法S4)よりも小さく形成されている。このため、ハンガーラック連結金具(2)は、下側係合爪(36)が脚フレーム(11)の下壁に係合することにより、下方への脱外するのが防止される。
このようにハンガーラック連結金具(2)が、垂直方向および水平方向へ不用意に脱外するのが防止され、ハンガーラック連結金具(2)が安定した状態でハンガーラック(1)に組み付けられる。
なお、ハンガーラック連結金具(2)を取り外す場合には、まずハンガーラック連結金具(2)を、ハンガーラック(2)の脚フレーム(11)に対し少し上方へ持ち上げた状態で、図9の反時計方向に回転させて、ハンガーラック連結金具(2)の下側係合爪(36)を脚フレーム(11)の下壁から外側に離脱させる。こうして、下側係合爪(36)の脚フレーム(11)への係合を解除した後、脚フレーム(11)がハンガーラック連結金具(2)の開口部(30)から抜け出すように、ハンガーラック連結金具(2)を脚フレーム(11)から取り外す。これにより、ハンガーラック連結金具(2)を脚フレーム(11)から簡単に取り外すことができ、ハンガーラック(1)(1)の連結を解除することができる。
一方、2台のハンガーラック(1)(1)を前後に連結した状態では、各ハンガーラック(1)(1)の連結フレーム(14)(14)が、左右の脚フレーム(11)(11)間において、互いに同一水平面内で平行に配置される。従ってこの平行な2本の連結フレーム(14)(14)の下側に、フォークリフトの一対のフォーク爪を挿入して持ち上げることにより、一対のフォーク爪上に、連結された2台のハンガーラック(1)(1)を2本の連結フレーム(14)(14)を介して載置することができる。この支持(載置)状態においては、1ユニットのハンガーラック(1)(1)の2本の連結フレーム(14)(14)が、2本のフォーク爪に交差した状態に載置されているため、1ユニットのハンガーラック(1)(1)を、同一水平面内の4点で支持することができ、ハンガーラック(1)(1)を安定した状態に支持することができる。従ってフォークリフトを用いて、連結された2台のハンガーラック(1)(1)を支障なく昇降させたり、搬送したりすることができ、人手だけに頼ることなく、フォークリフト等の荷役装置を用いて、ハンガーラック(1)の積み卸し作業を簡単に行うことができる。
また図1に示すように、パレットラック(5)は、前後左右に4本の支柱(51)が立ち上がり状に設けられるとともに、前後に隣合う支柱(51)(51)間には、補強材(52)…が複数設けられている。さらに左右に隣合う支柱(51)(51)間には、上下方向に所定の間隔をおいて、左右方向に沿うはり材(53)(53)がそれぞれ設けられている。前後に対応するはり材(53)(53)間には、左右方向に所定の間隔をおいて、前後方向に水平に配置された一対の載置フレーム(54)(54)がそれぞれ設けられている。各一対の載置フレーム(54)(54)は、互いに同一水平面内において平行に配置されている。
なお本実施形態において、各一対の載置フレーム(54)(54)は、上記ハンガーラック(1)を載置可能な載置棚として構成されている。
ここで本実施形態においては、前後に連結した2台のハンガーラック(1)(1)を1ユニットとし、1ユニット毎に、ハンガーラック(1)(1)を上記パレットラック(5)に対し出し入れするものである。そして本実施形態において、パレットラック(5)は、1ユニットのハンガーラック(1)(1)を、左右2列で、上下3段で収納できるように構成されている。
言うまでもなく、本発明において、ハンガーラックの構成は上記のものに限定されるものではなく、例えば1ユニットのハンガーラック(1)(1)を、左右1列または3列以上で収納できるように構成しても良い、上下に1,2段または4段以上収納できるように構成しても良い。さらにパレットラック(5)を前後方向や左右方向に複数並べて配置するようにしても良い。
一方、上記したように、前後に連結された1ユニットのハンガーラック(1)(1)を、パレットラック(5)の2段目や3段目等の高位置の棚に積み上げる場合には、フォークリフトの一対のフォーク爪を、1ユニットのハンガーラック(11)(11)の両連結フレーム(14)(14)の下側に前面側(後面側)から差し込んで少量持ち上げる。これにより、一対のフォーク爪上に両連結フレーム(14)(14)が載置されて、一対のフォーク爪によって、ハンガーラック(1)(1)が支持される。
こうして一対のフォーク爪上に載置した1ユニットのハンガーラック(1)(1)を、パレットラック(5)の例えば2段目や3段目等の高位置に配置された一対の載置フレーム(54)(54)に保管する場合には、フォークリフトの操作によって、その高位置の一対の載置フレーム(54)上まで、1ユニットのハンガーラック(1)(1)を持ち上げて移動させる。
その後、一対のフォーク爪を、一対の載置フレーム(54)(54)間に降下させていき、1ユニットのハンガーラック(1)(1)を一対のフォーク爪から一対の載置フレーム(54)(54)に移載させ、その後、一対のフォーク爪を、一対の載置フレーム(54)(54)間から手前に抜き取る。
これにより高位置の一対の載置フレーム(54)(54)上に1ユニットのハンガーラック(1)(1)を載置して保管することができる。このようにパレットラック(5)に、ハンガーラック(1)をユニット単位で順次積み上げて、多数のパレットラック(1)を収容保管するものである。
なお保管状態において、1ユニットのハンガーラック(1)(1)の2本の連結フレーム(14)(14)は、2本の載置フレーム(54)(54)に交差した状態に載置されているため、1組のハンガーラック(1)(1)を、同一水平面内の4点で支持することができ、ハンガーラック(1)(1)を安定した状態に保管することができる。
一方、パレットラック(5)に保管されたハンガーラック(1)を荷卸しする場合には、上記と逆手順で行えば良い。例えばパレットラック(5)の高位置に配置された一対の載置フレーム(54)(54)上に保管された1ユニットのハンガーラック(1)(1)を取り出す場合には、そのハンガーラック(1)(1)の前面(後面)位置まで、フォークリフトの一対のフォーク爪を移動させて、一対のフォーク爪を、一対の載置フレーム(54)(54)間に挿入して、1ユニットのハンガーラック(1)(1)の両連結フレーム(14)(14)の下側に配置する。続いて、一対のフォーク爪を少量上昇させて、1ユニットのハンガーラック(1)(1)を、一対の載置フレーム(54)(54)から一対のフォーク爪上に移載させる。
続けて、フォークリフトを操作して、一対のフォーク爪によって支持された1ユニットのハンガーラック(1)(1)を、パレットラック(5)から取り出して、所定の位置まで搬送した後、一対のフォーク爪を降下させていき、1ユニットのハンガーラック(1)(1)を、一対のフォーク爪から所定位置、例えば床面上に移載させる。
これにより高位置に配置された1ユニットのハンガーラック(1)(1)を取り出すことができる。このようにハンガーラック(1)を荷卸しする場合にも、ハンガーラック(1)をパレットラック(5)からユニット単位で順次取り出すものである。
なおパレットラック(5)の1段目(床面)に対し、1ユニットのハンガーラック(1)(1)を出し入れするような場合には、上記と同様に、フォークリフトを用いて行っても良いし、人手のみで行うようにしても良い。
以上のように、本第1実施形態のハンガーラック収容システムにおいては、2台のハンガーラック(1)(1)を連結して、1ユニットとするものであるため、1ユニットの各ハンガーラック(1)(1)の2本の連結フレーム(14)(14)が同一水平面内に平行に配置される。従ってその2本の連結フレーム(14)(14)を、一対のフォーク爪によって持ち上げることにより、フォークリフトによってハンガーラック(1)(1)を支障なく支持することができ、ハンガーラック(1)を人手のみに頼らずに、フォークリフト等の荷役装置を用いて、積み卸し作業や搬送作業を簡単に行うことができる。
さらにハンガーラック(1)をフォークリフトによって積み卸しできるため、高位置の棚に対しても、ハンガーラック(1)を積み上げることができ、2段以上の段積状態で保管することができ、ハンガーラック(1)を効率良く収納することができる。
また本実施形態においては、ハンガーラック連結金具(2)を、前後に配置した2台のハンガーラック(1)(1)における前後の脚フレーム(11)(11)に跨らせて外嵌して、ハンガーラック(1)(1)を連結するものであるため、例えばボルトやナット等による面倒な締結操作によって連結するものとは異なり、ハンガーラック連結金具(2)を脚フレーム(11)(11)に外嵌するだけの簡単な操作によって、ハンガーラック(1)(1)を確実に連結することできる。
<第2実施形態>
図10〜12はこの発明の第2実施形態であるハンガーラック収容システムを説明するための図である。
これらの図に示すように、本第2実施形態に採用されるハンガーラック(1)は、一対の脚フレーム(11)(11)の中間位置同士が連結フレーム(14)によって連結されるている。さらに一対の脚フレーム(11)(11)の各中間位置に垂直に立ち上がるように1本の支柱(12)(12)がそれぞれ設けられるとともに、両支柱(12)(12)の上端部間に架け渡されるようにしてハンガー吊下バー(13)が設けられている。
なお支柱(12)(12)の下端部における前後には、支柱補助板(121)がそれぞれ設けられている。本実施形態において、この支柱補助板(121)は、支柱(12)の構成要素として含まれているものとする。
本実施形態において、ハンガーラック(1)は、一対の脚フレーム(11)(11)および連結フレーム(14)が、平面視H字状に配置されている。
またこのハンガーラック(1)を前後に2台並べて連結するためのハンガーラック連結金具(2)は、長さ方向の両側に設けられ、かつハンガーラック(1)の脚フレーム(11)に外嵌可能な両側外嵌部(3)(3)と、長さ方向の中間に設けられ、かつ脚フレーム(11)に外嵌可能な中間外嵌部(4)と、両側外嵌部(3)(3)および中間外嵌部(4)間をそれぞれ連結する連結部(21)(21)とを一体に備えている。
両側外嵌部(3)(3)は、上記第1実施形態と同様、水平片(31)、垂直片(35)、上側係合爪(32)および下側係合爪(36)を有し、上側係合爪(32)および下側係合爪(36)間に開口部(30)が設けられている。
両側外嵌部(3)(3)の前後方向の長さ寸法は、支柱(12)と、前側または後側のキャスター(15)との間に配置できる寸法に設定されている。
中間外嵌部(4)は、外側外嵌部(3)と同様、脚フレーム(11)の上壁に対応して設けられる水平片(41)と、水平片(41)の外側縁に下方に向けて形成され、かつ脚フレーム(11)の外側壁に対応して設けられる垂直片(45)と、水平片(41)の内側縁に下方に向けて形成され、かつ脚フレーム(11)の内側壁上縁部に対応して設けられる上側係合爪(42)と、垂直片(45)の下側縁に内方に向けて水平に形成され、かつ脚フレーム(11)の下壁外側縁部に対応して設けられる下側係合爪(46)とを有している。さらに上側係合爪(42)および下側係合爪(46)間には、開口部(40)が形成されている。
なお中間外嵌部(4)における長さ方向(前後方向)中間部は、後述するようにキャスター(15)との干渉を避けるために、下側係合爪(46)が設けられていない切欠部(47)が形成されている。
この中間外嵌部(4)における前後方向の長さ寸法は、2台のハンガーラック(1)(1)を前後に並べて配置した際に、前側の支柱(12)および後側の支柱(12)間に配置できる寸法に設定されている。
また連結部(21)(21)は、両側外嵌部(3)(3)と、中間外嵌部(4)との各間を連結するように一体に形成されている。
本第2実施形態において、ハンガーラック連結金具(2)を用いて2台のハンガーラック(1)(1)を連結する場合、上記第1実施形態と同様に、左右両側において前後に直列に配置された2本の脚フレーム(11)(11)間をハンガーラック連結金具(2)によりそれぞれ連結する。すなわち一方側(前側)の外嵌部(3)を前側の支柱(12)および前側のキャスター(15)間の脚フレーム(11)に、中間外嵌部(4)を、前後の支柱(12)(12)間の脚フレーム(11)(11)に、他方側(後側)の外嵌部(3)を後側の支柱(12)および後側のキャスター(15)間の脚フレーム(11)に、上記第1実施形態と同様にしてそれぞれ外嵌して組み付ける。
この組付(連結)状態においては、上記したように中間外嵌部(4)における下側係合爪(46)に、切欠部(47)を形成しているため、その切欠部(47)に、前側脚フレーム(11)の後端位置のキャスター(15)と、後側脚フレーム(11)の前端位置のキャスター(15)とが挿通配置されることにより、ハンガーラック連結金具(2)とキャスター(15)との干渉を避けることができる。
またこの連結状態においては、外嵌部(3)(4)における前後方向の端縁が、支柱(12)(12)に係合することによって、前後のハンガーラック(1)(1)における前後方向の離間移動が規制される。
さらに、前後の両脚フレーム(11)における上下左右の周囲4側面が、外嵌部(3)(4)の水平片(31)(41)、上側係合爪(32)(42)、垂直片(35)(45)および下側係合爪(36)(36)にそれぞれ係合することによって、前側の脚フレーム(11)に対する後側の脚フレーム(11)の上下左右方向の相対的な移動(位置ずれ)が防止され、前後のハンガーラック(1)間での上下左右方向の移動が規制されている。
こうして、2台のハンガーラック(1)(1)を前後に連結した状態では、各ハンガーラック(1)(1)の連結フレーム(14)(14)が、左右の脚フレーム(11)(11)間において、互いに同一水平面内で平行に配置される。従って上記第1実施形態と同様に、2本の平行な連結フレーム(14)(14)の下側に、フォークリフトの一対のフォーク爪を挿入して持ち上げることにより、一対のフォーク爪上に、2本の連結フレーム(14)(14)を介して、2台のハンガーラック(1)(1)を安定状態に載置することができる。そのため、この連結状態においては、人手だけに頼ることなく、フォークリフトによる積み卸し操作や、搬送操作を支障なく行うことができる。
本第2実施形態において、他の構成は、上記第1実施形態と実質的に同様であるため、同一または相当部分に同一または相当符号を付して、重複説明は省略する。
この第2実施形態のハンガーラック収容システムにおいても、上記第1実施形態と同様に、連結された2台のハンガーラック(1)(1)を1ユニットとし、ユニット毎に、フォークリフト等の荷役装置を用いて、積み卸し作業や搬送作業を簡単に行うことができる。
さらに上記と同様に、フォークリフトによって、高位置にハンガーラック(1)を積み上げることができ、2段以上の段積状態で保管することができて、収納効率を向上させることができる。
しかも、ハンガーラック連結金具(2)を脚フレーム(11)(11)に外嵌するだけで簡単に、ハンガーラック(1)(1)同士を確実に連結することができる。
<変形例>
なお、上記実施形態においては、ハンガーラック(1)を2台連結するようにしているが、それだけに限られず、本発明においては、ハンガーラックを3台以上連結するようにしても良い。
また、上記実施形態においては、パレットラックのハンガーラックを載置するための載置棚として、棒状の2本の載置フレームによって構成したものを採用しているが、それだけに限れず、本発明においては、パレットラックの載置棚として、帯板状部材、平板状部材の他、3本以上の棒状部材や、これらの組み合わせたもの等によって構成されたものも採用することができる。要は、連結されたハンガーラックを安定状態に載置できる構成であれば、どのようなものでも載置棚として構成することができる。
また上記実施形態においては、作業者がフォークリフトを操作してハンガーラックを、パレットラックに対し積み卸す場合を例に挙げて説明したが、それだけに限られず、本発明においては、ボタン操作等の簡易操作で、ハンガーラックを、所望の載置棚に対し積み卸しできるようにした自動ないし半自動ラック収容システムにも採用することができる。
本考案のハンガーラック収容システムは、衣料が吊下された複数のハンガーラックを保管する倉庫等に適用することができる。
1:ハンガーラック
11:脚フレーム
12:支柱
13:ハンガー吊下バー
14:連結フレーム
2:ハンガーラック連結金具(ハンガーラック連結手段)
21:連結部
3:外嵌部
31:水平片
32:上側係合爪
35:垂直片
36:下側係合爪
5:パレットラック
54:載置フレーム(載置棚)

Claims (9)

  1. 前後方向に延び、かつ並列に配置された一対の脚フレームと、一対の脚フレームに立ち上がり状にそれぞれ設けられた支柱と、両支柱間に架け渡されるハンガー吊下バーと、一対の脚フレーム間に架け渡される連結フレームとを備えた複数のハンガーラックを、垂直方向に2段以上の載置棚を有するパレットラックに収容するようにしたハンガーラック収容システムであって、
    前後に並べた2台のハンガーラックを、前後に対応する2本の脚フレームを直列に配置した状態で、ハンガーラック連結手段によって連結する一方、
    連結された2台のハンガーラックを、1ユニットとして、ユニット単位で前記ハンガーラックを前記パレットラックの載置棚に対し出し入れするようにしたことを特徴とするハンガーラック収容システム。
  2. 1ユニットを構成する各ハンガーラックの各連結フレームが並列に配置される一方、荷役装置によって、並列に配置された複数の連結フレームを支持しつつ、1ユニットのハンガーラックを移送できるようにした請求項1に記載のハンガーラック収容システム。
  3. 前記パレットラックの載置棚は、水平面内で並列に配置される複数の載置フレームによって構成され、
    前記複数の連結フレームが、前記複数の載置フレームに交差した状態でそれぞれ載置されることによって、前記1ユニットのハンガーラックが、前記パレットラックに保管されるようになっている請求項2に記載のハンガーラック収容システム。
  4. 前記ハンガーラック連結手段は、両側に設けられた両側外嵌部と、両側外嵌部を連結する連結部とを有し、
    前記ハンガーラック連結手段は、その一方側の外嵌部を、前後に対応する2本の脚フレームのうち、前側の脚フレームに外嵌させるとともに、他方側の外嵌部を、後側の脚フレームに外嵌させることによって、ハンガーラック同士を連結するようにした請求項1〜3のいずれか1項に記載のハンガーラック収容システム。
  5. 前記脚フレームは、断面矩形状に形成される一方、
    前記ハンガーラック連結手段の外嵌部は、前記脚フレームの上壁に対応して配置される水平片と、前記水平片の外側縁に設けられ、かつ前記脚フレームの外側壁に対応して配置される垂直片と、前記水平片の内側縁に設けられ、かつ前記脚フレームの内側壁上縁部に沿って配置される上側係合爪と、前記垂直片の下端縁に設けられ、かつ前記脚フレームの下壁外側縁部に沿って配置される下側係合爪とを有し、
    前記脚フレームの周囲4壁が、前記水平片、前記垂直片、前記上側係合爪および前記下側係合爪に係合されることによって、前側のハンガーラックに対し後側のハンガーラックの上下左右方向の相対移動が規制されるようになっている請求項4に記載のハンガーラック収容システム。
  6. 前記ハンガーラック連結手段の外嵌部における前記上側係合爪の先端と前記下側係合爪との間の垂直方向寸法が、前記脚フレームの高さ方向寸法よりも小さく形成されている請求項5に記載のハンガーラック収容ラック。
  7. 前記一方側の外嵌部が、前側のハンガーラックの構成部材に係合されるとともに、前記他方側の外嵌部が、後側のハンガーラックの構成部材に係合されることによって、前側のハンガーラックに対し後側のハンガーラックの前後方向の相対移動が規制されるようになっている請求項4〜6のいずれか1項に記載のハンガーラック収容システム。
  8. 前記ハンガーラックは、その一対の脚フレームのうち、一方側の脚フレームの前端と他方側の脚フレームの後端とが、前記連結フレームによって連結されたZ型ラックによって構成されている請求項1〜7のいずれか1項に記載のハンガーラック収容システム。
  9. 前後方向に延び、かつ並列に配置された一対の脚フレームと、一対の脚フレームに立ち上がり状にそれぞれ設けられた支柱と、両支柱間に架け渡されるハンガー吊下バーと、一対の脚フレーム間に架け渡される連結フレームとを備えたハンガーラックを、前後に2台並べて配置される態様に、前後に対応する2本の脚フレームを直列状態に連結するためのハンガーラック連結金具であって、
    前後に対応する2本の脚フレームのうち、前側の脚フレームを外嵌して係合可能な一方側の外嵌部と、
    後側の脚フレームを外嵌して係合可能な他方側の外嵌部と、
    前記両側外嵌部を連結する連結部とを備えることを特徴とするハンガーラック連結金具。
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