JP3152396U - 替刃式刃物の収納具 - Google Patents

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【課題】替刃式刃物の収納機能、刃折り機能、折り取られた刃先の収容機能を備えた収納具を提供する。【解決手段】開口部7を有する有底袋状の収納具本体1と、収納具本体1に収納可能な金属製の基板14と、基板14の一側面15に設けた刃折部16と、基板14の上部に設けられた係止手段22とを備えた替刃式刃物の収納具であって、刃折部は、金属製の刃折体5と、基板4と刃折体5との間隔を替刃式刃物2の刃体3の厚み以上に保持するスペーサー部材6とを備えたことにより、替刃式刃物の収納、刃先の刃折り機能、折り取られた刃先の収容が一つの収納具の中で済ませられることで、作業者の腰回りの装備品を必要最小限に抑えるとともに、折り取られた刃先がそのまま収納具本体1に収容されるので、刃先が床等に飛散することを防ぎ、作業の安全性の向上と作業環境の保全を図ることができる。【選択図】図1

Description

本考案は、カッターナイフ等の替刃式刃物の収納具に関する。
従来、カッターナイフ等の替刃式刃物の替刃を収納する収納具において、プラスチックなどからなるケースに刃折の機能を持たせているものとしては、カッターナイフの替刃を収納する替刃収納ポケットと仕切られた状態で、刃折り機能を備えたものがある(例えば、特許文献1)。このような替刃収納具では、入口にカッターの刃が入るスリットが設けられ、そこにカッターの刃先を差し込んで折り取る仕組みとなっていた。折り取られた刃先は、そのまま仕切られた刃折収納部分に落ちる仕組みとなっている。
実開昭47−12599号公報
しかし、折り取られた刃先を替刃式刃物と一緒に収納可能とする収納具はこれまで無く、そのため折り取られた刃先と替刃式刃物をそれぞれ別々の収納具に収納する必要があり、替刃式刃物の収納、刃折り機能、折り取られた刃先の収容が一つの収納具の中で済ませられる収納具が待ち望まれていた。
そこで本考案は、替刃式刃物の収納機能、刃折り機能、折り取られた刃先の収容機能を備えた収納具を提供することを課題とする。
請求項1の考案は、上部に開口部を有する有底袋状の収納具本体と、前記収納具本体に収納可能な大きさに形成された金属製の基板と、前記基板の一側面に設けられた、替刃式刃物の刃体を折るための刃折部と、前記基板の上部に設けられた係止手段とを備えた替刃式刃物の収納具であって、前記刃折部は、前記基板の前記一側面側に配設された金属製の刃折体と、前記刃折体と前記基板の前記一側面との間隔を前記替刃式刃物の刃体の厚み以上に保持するスペーサー部材とを備えたことを特徴とする。
請求項2の考案は、前記基板の他側面を前記収納具本体内に着脱自在とする固定手段を備えたことを特徴とする。
請求項3の考案は、前記固定手段を、前記基板の前記他側面及び前記収納具本体の背面部の一方に設けられた凸部と、その他方に設けられた凹部とからなり、前記凸部と前記凹部を嵌合させる嵌合手段とすることを特徴とする。
請求項4の考案は、前記収納具本体の前面部には、板材からなる補強部材が配設されたことを特徴とする。
請求項5の考案は、前記収納具本体の前記背面部には、前記基板より可撓性の大きな合成樹脂製の板材が配設されたことを特徴とする。
請求項6の考案は、前記収納具本体の前記開口部から底部にかけて略先細形状を有することを特徴とする。
請求項7の考案は、前記刃折体を、円盤状の板材としたことを特徴とする。
請求項8の考案は、前記基板の前記一側面を隆起して形成された段差部を備え、この段差部に前記刃折体を配設したことを特徴とする。
請求項9の考案は、前記収納具本体は、高強度の織布、不織布、編布または皮革からなることを特徴とする。
請求項10の考案は、前記係止手段を、前記基板の上部を後方に折り返して形成されたクリップ構造としたことを特徴とする。
請求項1の考案によれば、替刃式刃物の収納、刃体の刃折り機能、折り取られた刃体の収納が一つの収納具の中で済ませられることで、作業者の腰回りの装備品を必要最小限に抑えて、作業性の向上を図ることができる。さらに、刃体の切れ味が落ちる毎に刃体の刃先を折り取って、別の新しい刃先を使用する替刃式刃物において、替刃式刃物の収納と刃先の刃折り、折り取られた刃体の収容を同時に行うことにより、刃折部により折り取られた刃先もそのまま収納具本体に収納されるので、刃先が床等に飛散することを防ぎ、作業の安全性の向上と作業環境の保全を図ることができる。また、替刃式刃物の刃体を簡単、そして確実に折り取ることが可能な構成とすることで、刃先の刃折作業を効率よく行うことができる。
請求項2の考案によれば、固定手段を介して収納具本体と基板を着脱自在とすることで、基板を他の収納具に係止させたまま、収納具本体を基板から取り外すだけで、他の収納具から本考案の収納具の収納具本体のみを離脱させることで、収納具本体1内部に溜まった折れた刃体を廃棄する際に、収納具本体内の刃体を基板に引っ掛けることなく収納具本体外に除去することが可能となり、刃体の廃棄作業を安全、且つ、簡便に行うことができる。
請求項3の考案によれば、固定手段を凸部と凹部とを嵌合させる構成とすることで、収納具本体と基板との着脱作業を容易にするとともに、基板を収納具本体に取り付ける際の凸部と凹部を嵌合させて生じる衝撃とカチッという音によって、基板の収納具本体への取り付け完了を容易に確認することができるので、不完全な取り付けによる収納具本体の脱落を防止することができる。
請求項4の考案によれば、収納具本体内部の刃体や刃折作業中の刃物により収納具本体の前面部が傷付き破損することを防止できるものとなっている。
請求項5の考案によれば、収納具本体の背面部に外側から力を加えて弾性変形させ、この弾性変形した背面部によって収納具本体内部に凸曲面を形成して、嵌合状態の凸部と凹部を引き離して、固着手段の嵌合状態を解除させることができる。このように作業者は固定手段に直接手を触れずに、収納具本体の背面部に外側から力を加えて弾性変形させて、弾性変形させた収納具本体の背面部を介して収納具本体内部に固定された基板を押すだけという簡単な操作によって固定手段の嵌合状態を解除させることが可能となるので、固定手段の操作性を向上させるとともに、固定手段の嵌合解除の際に収納部本体内部に手を入れる必要が無いので、収納具本体内部に溜まった刃体によって作業者の手が傷付けられることも防ぐことができる。
請求項6の考案によれば、他の収納具への出し入れが容易になり、例えば、間口の狭い収納具への出し入れも容易にすることができる。
請求項7の考案によれば、刃折体を全周に亘り引っ掛かりの少ない形状とすることで、基板と刃折体との隙間に対して刃折体の周方向のどの方向から刃先を差し込んだとしても、容易に刃体を折り取ることが可能となるので、作業者の利き腕が左右どちらであったとしても関係なく、刃折作業を容易に行うことができる。
請求項8の考案によれば、刃折体と基板の一側面との隙間への刃体の挿入可能角度が広がり、刃折作業が更に容易となる。
請求項9の考案によれば、収納具本体を所定の強度を有する材料から形成することで、替刃式刃物の刃先や、折り取られた刃先によって収納具本体が破損してしまうことを防ぎ、収納具の信頼性を向上させることができる。
請求項10の考案によれば、係止手段をクリップ構造としたことにより、本考案の収納具を他の収納具や作業者の腰ベルトに脱着させる作業を容易にするとともに、係止手段は基板の上部を折り返して形成させたクリップ構造であるから他の収納具や腰ベルトに対して面接触が可能となり、他の収納具や腰ベルトへの安定して係止させることができる。
本考案の替刃式刃物の収納具を示す斜視図である。 同収納具の分解斜視図である。 同収納具の断面図である。 図3において刃折部付近を拡大した断面図である。 本考案の替刃式刃物の収納具を他の収納具に装着した状態を示す斜視図である。 同収納具を収納具本体と基板に分解する際に、収納具本体に力を加えた状態を示す斜視図である。 図6における背面部材付近を示す収納具の断面図である。 同上、刃折作業を示す斜視図である。 同上、収納具本体内の刃先を廃棄する様子を示す斜視図である。
以下、本考案における好適な実施の形態について、添付図面を参照して説明する。尚、以下に説明する実施の形態は、実用新案登録請求の範囲に記載された本考案の内容を限定するものではない。また、以下に説明される構成の全てが、本考案の必須要件であるとは限らない。
図1乃至図9は、本考案の収納具の一実施例を示すものであり、1は有底袋状の収納具本体である。この収納具本体1は、略矩形状の合成樹脂製の板材からなる背面部材2と、略矩形状に形成された前面部3の左右両側にマチ部として蛇腹状に形成された側面部4,4を一体に形成した収容部材5とから構成されており、背面部材2の下縁と収容部材5の前面部3の下縁とを縫製して底部6を形成すると共に、背面部材2の左右両縁と収容部材5の左右両側面部4,4の側縁とを縫製することにより、収納具本体1は上部に開口部7を有し、この開口部7から底部6にかけて側面視略先細な形状を有するものとする。
ここで、背面部材2と収容部材5の表皮8には、ナイロン等の化学繊維製で高強度の織布、不織布、編布または皮革を用いることが好ましい。
また、収容部材5の前面部3は、前述の表皮8に矩形の合成樹脂製の板材からなる補強部材9を内包して形成されており、前面部3の内面には保護部材10として切り裂き強度に優れた合成樹脂製の織布が貼設されている。
この収納具本体1に収納される替刃式刃物としてのカッターナイフ11は、取り替え可能な替刃として破断溝12を所定間隔で形成した刃体13を備えたものである。
4は、ステンレス鋼等の金属板からなる基板14を示している。基板14の一側面15には、カッターナイフ11の刃体13を折るための刃折部16を備えている。この刃折部16は、円盤状の金属製の板材からなる刃折体17と、刃体13の厚みH1以上の厚みH2に形成されたスペーサー部材としてのワッシャー18と、刃折体17をワッシャー18及び基板14に設けた貫通部19を介して基板14の一側面15に保持する保持部材としてのリベット20によって構成されている。このような構成により、刃折体17は基板14の一側面15に対して、平行、且つ刃体13の厚みH1以上の間隔H2を有した状態で保持されている。ここで、貫通部19は基板14の一側面15側へ2段階に円形状に隆起させて形成した段差部21の略中心部分に形成されたものである。
また、基板14の上部には、他の収納具28の収納部であるポケット29の開口縁30等への係止を可能とする係止手段22を備えている。この係止手段22は、基板14の上部を基板14の背面である他側面23と略平行となるように下方へと折り返したクリップ構造としたものとする。
ここで、収納具本体1の背面部材2と基板14との関係としては、背面部材2は基板14よりも可撓性を大きく設計されていることが好ましい。
さらに、収納具は、基板14の他側面23を収納具本体1の背面部材2の一側面24に着脱自在にするスナップボタンからなる固定手段25を備えている。この固定手段25は、収納具本体1の背面部材2の一側面24に左右一対に備えた嵌合凸部としての凸型スナップ26と、基板14の他側面23に左右一対に備えた嵌合凹部としての凹型スナップ27とを備えており、凸型スナップ26と凹型スナップ27とをスナップ嵌合させることにより、基板14と収納具本体1の背面部材2とを着脱自在なものとしている。
以上の構成について、図5に基づいてカッターナイフ11が収納具本体1の収容部材5に収納された本考案の収納具の他の収納具28への装着方法を述べると、他の収納具28のポケット29に本考案の収納具本体1を底部6から差し込み、係止手段22を他の収納具28のポケット29の開口縁30に係止させると、収納具の装着が完了する。
次に、図2に基づいて収納具本体1に対する基板14の取付方法について説明すると、互いに固定手段25である収納具本体1に設けた凸型スナップ26と基板14に設けた凹型スナップ27とを、スナップ嵌合させて、収納具本体1への基板14の取り付けを行う。一方、嵌合状態の凸型スナップ26と凹型スナップ27による収納具本体1と基板14の固定を解除するには、図6及び図7に示すように収納具本体1の背面部材2に外側から力Fを加えて弾性変形させ、この弾性変形した背面部材2に凸曲面Rを形成させて、嵌合状態の凸型スナップ26と凹型スナップ27を引き離すことによって、固定手段25の嵌合状態を解除させて、収納具本体1から基板14を離脱させる。
続いて、図2及び図8に示すように、刃折部16を用いたカッターナイフ11の刃折作業について説明する。刃先13Aが磨耗や欠損等により切れ味が低下した刃体13に対して、その刃先13Aを刃折体17と基板14との隙間に挿入して、カッターナイフ11の握り部2A側を基板14の一面から離れる方向へ動かすと、刃体13と刃折体17との接触部分を支点、刃体13の刃先13Aと基板14との接触部分を作用点、カッターナイフ11の握り部11A側を力点としたてこの原理により刃先13Aに力が掛かると、刃先13Aが破断溝12から折り取られて新しい刃先13Aが形成される。刃体13から離脱した刃先13Aは、落下して収納部本体1内に収容される。そして、作業後に使い終わったカッターナイフ11は離脱した刃先13Aとともに収納具本体1の内部に収容される。
ここで、刃折体17を円盤状に形成された金属製の板材としたことにより、刃折体17の全周に亘り引っ掛かりの少ない形状となり、刃折体17の周方向のどの方向からでも容易に刃折体17と基板14との隙間に刃体13を挿入することができるので、作業者の利き腕が左右どちらであったとしても容易に刃体13の刃折作業を行うことが可能となる。
さらに、収納具本体1に収容された刃先13Aの廃棄方法について説明すると、前述の通り他の収納具28に装着された本考案の収納具を、基板14の係止部を他の収納具28の開口縁30に係止させたままの状態で、収納具本体1と基板14とを固定している固定手段25の嵌合状態を解除させて、収納具本体1のみを他の収納具28から離脱させて、この収納具本体1に収容されている刃先13Aをゴミ箱31等へ廃棄する(図9参照)。その後、刃先13Aの廃棄が済んだ収納具本体1を、元の他の収納具28のポケット29に差し込み、ポケット29の開口縁30に係止させたままの基板14を固定手段25を介して固定させて、他の収納具28に装着する。
以上の本実施例は請求項1に対応しており、上部に開口部7を有する有底袋状の収納具本体1と、収納具本体1に収納可能な大きさに形成された金属製の基板14と、基板14の一側面15に設けられた、替刃式刃物11の刃体13を折るための刃折部16と、基板14の上部に設けられた係止手段22とを備えた替刃式刃物11の収納具であって、刃折部16は、基板14の一側面15側に配設された金属製の刃折体17と、刃折体17と基板14の一側面15との間隔H2を替刃式刃物11の刃体13の厚みH1以上に保持するスペーサー部材としてのワッシャー18とを備えている。
この場合、替刃式刃物2の収納、刃先13Aの刃折り機能、折り取られた刃先13Aの収容が一つの収納具の中で済ませられることで、作業者の腰回りに装着される装備品を必要最小限に抑えて、作業性の向上を図ることができる。さらに、刃先13Aの切れ味が落ちる毎に刃体13の刃先13Aを折り取って、別の新しい刃先13Aを使用する替刃式刃物11において、替刃式刃物11の収納と刃先13Aの刃折りと折り取られた刃先13Aの収容を同時に行うことにより、刃折りにより折り取られた刃先13Aもそのまま収納具本体1に収容されるので、刃先13Aが床等に飛散することを防ぎ、作業の安全性の向上と作業環境の保全を図ることができる。また、替刃式刃物11の刃体13を簡単、そして確実に折り取ることが可能な構成とすることで、刃折作業を効率よく行うことができる。
また、本実施例は請求項2に対応しており、基板14の他側面23を収納具本体1内に着脱自在とする固定手段25を備えている。
この場合、固定手段25を介して収納具本体1と基板14を着脱自在とすることで、基板14を他の収納具28に係止させたまま、固定手段25の凸型スナップ26と凹型スナップ27による嵌合状態を解除して、収納具本体1を基板14から取り外すだけで、他の収納具28から本考案の収納具の収納具本体1のみを離脱させることで、収納具本体1内部に溜まった折れた刃先13Aを廃棄する際に、収納具本体1内の刃先13Aを基板14に引っ掛けることなく収納具本体1外に除去することが可能となり、刃先13Aの廃棄作業を安全、且つ、簡便に行うことができる。
さらに、本実施例は請求項3に対応しており、固定手段25を、収納具本体1の背面部としての背面部材2の一方に設けられた凸部としての凸型スナップ26と、基板14の他側面23に設けられた凹部としての凹型スナップ27とからなり、凸型スナップ26と凹型スナップ27を嵌合させる嵌合手段であるスナップボタンとしている。
この場合、固定手段25を凸型スナップ26と凹型スナップ27とを嵌合させる構成とすることで、収納具本体1と基板14との着脱作業を容易にするとともに、基板14を収納具本体1に取り付ける際の凸型スナップ26と凹型スナップ27を嵌合させて生じる衝撃とカチッという音によって、基板14の収納具本体1への取り付け完了を容易に確認することができるので、不完全な取り付けによる収納具本体1の脱落を防止することができる。
また、本実施例は請求項4に対応しており、収納具本体1の前面部3には、板材からなる補強部材9が内包して配設されている。
この場合、収納具本体1内部の刃体13や刃折作業中のカッターナイフ11により収納具本体1の前面部3が傷付き破損することを防止できるものとなっている。
さらに、本実施例は請求項5に対応しており、収納具本体1の背面部である背面部材2には、基板14より可撓性の大きな合成樹脂製の板材が配設されている。
この場合、収納具本体1の背面部材2に外側から力Fを加えて弾性変形させ、この弾性変形した背面部材2の一側面24に凸曲面Rを形成させることによって、嵌合状態の凸型スナップ26と凹型スナップ27を引き離して、固定手段25の嵌合状態を解除させることができる。このように作業者は固定手段25に直接手を触れずに、収納具本体1の背面部材2に外側から力Fを加えて弾性変形させるだけという簡単な操作によって固定手段25の嵌合状態を解除させることが可能となるので、固定手段25の操作性を向上させるとともに、固定手段25の嵌合解除の際に収納部本体1内部に手を入れる必要が無く、収納具本体1内部に溜まった刃先13Aによって作業者の手が傷付けられることも防ぐことができる。
また、本実施例は請求項6に対応しており、収納具本体1の開口部7から底部6にかけて略先細形状を有している。
この場合、他の収納具28への出し入れが容易になり、例えば、間口の狭い他の収納具28への出し入れも容易にすることができる。
さらに、本実施例は請求項7に対応しており、刃折体17を円盤状の板材としており、刃折体17を全周に亘り引っ掛かりの少ない形状とすることで、基板14と刃折体17との隙間に対して刃折体17の周方向のどの方向から刃先13Aを差し込んだとしても、容易に刃体13を折り取ることが可能となるので、作業者の利き腕が左右どちらであったとしても関係なく、刃折作業を容易に行うことができる。
また、本実施例は請求項8に対応しており、基板14の一側面15を隆起して形成された段差部21を備え、この段差部21に設けた貫通部19にリベット20を介して刃折部16の刃折体17を配設したことにより、図4に示すように刃折体17と基板14の一側面15との隙間への刃体13の挿入可能角度θが広がり、刃折作業が更に容易となる。
さらに、本実施例は請求項9に対応しており、収納具本体1の表皮8は、高強度の織布、不織布、編布または皮革からなり、替刃式刃物11の刃先13Aや、折り取られた刃先13Aによって収納具本体1が破損してしまうことを防いで、収納具の信頼性を向上させることができる。
また、本実施例は請求項10に対応しており、係止手段22を、基板14の上部を後方に折り返して形成されたクリップ構造としている。
この場合、係止手段22をクリップ構造としたことにより、本考案の収納具を他の収納具28等に脱着させる作業を容易にするとともに、係止手段22は基板14の上部を基板14の他側面23と略平行となるように下方へと折り返して形成させたクリップ構造であるから、係止手段22は他の収納具28等に対して面接触が可能となるので、係止状態を安定させることができる。
以上、本考案の替刃式刃物の収納具について前記実施例を参照して説明してきたが、本考案は、前記実施例に限られるものではなく、本考案の思想の範囲内で種々の変形実施が可能である。例えば、係止手段が係止される対象についても、他の収納具に限られるものではなく、作業者の腰ベルトや壁等であってもよく、また固定手段についてもスナップボタンに限らず、面ファスナなど汎用の係合・係止手段を用いることができる。さらに、収納具本体の側面形状も略先細形状に限られるものではない。
1 収納具本体
2 背面部材(背面部)
3 前面部
6 底部
7 開口部
9 補強部材
11 カッターナイフ(替刃式刃物)
13 刃体
14 基板
15 一側面(基板)
16 刃折部
17 刃折体
18 ワッシャー(スペーサー部材)
21 段差部
22 係止手段
23 他側面(基板)
25 固定手段
26 凸型スナップ(凸部)
27 凹型スナップ(凹部)
H1 厚み
H2 間隔

Claims (10)

  1. 上部に開口部を有する有底袋状の収納具本体と、前記収納具本体に収納可能な大きさに形成された金属製の基板と、前記基板の一側面に設けられた、替刃式刃物の刃体を折るための刃折部と、前記基板の上部に設けられた係止手段とを備えた替刃式刃物の収納具であって、
    前記刃折部は、前記基板の前記一側面側に配設された金属製の刃折体と、前記刃折体と前記基板の前記一側面との間隔を前記替刃式刃物の前記刃体の厚み以上に保持するスペーサー部材とを備えたことを特徴とする替刃式刃物の収納具。
  2. 前記基板の他側面を前記収納具本体内に着脱自在とする固定手段を備えたことを特徴とする請求項1記載の替刃式刃物の収納具。
  3. 前記固定手段を、前記基板の前記他側面及び前記収納具本体の背面部の一方に設けられた凸部と、その他方に設けられた凹部とからなり、前記凸部と前記凹部を嵌合させる嵌合手段とすることを特徴とする請求項2記載の替刃式刃物の収納具。
  4. 前記収納具本体の前面部には、板材からなる補強部材が配設されたことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の替刃式刃物の収納具。
  5. 前記収納具本体の前記背面部には、前記基板より可撓性の大きな合成樹脂製の板材が配設されたことを特徴とする請求項3又は4に記載の替刃式刃物の収納具。
  6. 前記収納具本体の前記開口部から底部にかけて略先細形状を有することを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の替刃式刃物の収納具。
  7. 前記刃折体を、円盤状の板材としたことを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項に記載の替刃式刃物の収納具。
  8. 前記基板の前記一側面を隆起して形成された段差部を備え、この段差部に前記刃折体を配設したことを特徴とする請求項1〜7のいずれか1項に記載の替刃式刃物の収納具。
  9. 前記収納具本体は、高強度の織布、不織布、編布または皮革からなることを特徴とする請求項1〜8のいずれか1項に記載の替刃式刃物の収納具。
  10. 前記係止手段を、前記基板の上部を後方に折り返して形成されたクリップ構造としたことを特徴とする請求項1〜9のいずれか1項に記載の替刃式刃物の収納具。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2020115966A (ja) * 2019-01-21 2020-08-06 タイガー魔法瓶株式会社 回転式破砕混合調理器

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