JP3152162B2 - 溶融Zn系めっき浴浸漬部材およびその製造法 - Google Patents
溶融Zn系めっき浴浸漬部材およびその製造法Info
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Description
金化溶融Znめっきさらには溶融Zn−Al合金めっき等の溶
融Zn系めっきを行う際に、溶融Zn系めっき浴に浸漬され
て使用される溶融Zn系めっき浴浸漬部材およびその製造
法に関する。
金めっき鋼板等の溶融Zn系めっき鋼板は、耐食性,溶接
性さらには塗装性に優れた表面処理鋼板であり、自動車
用鋼板,土木・建築用鋼板,家電製品用鋼板として、多
用されている。
系めっき浴中に鋼帯を連続的に通板させて溶融Zn系めっ
きを行う連続溶融めっき法により、製造される。したが
って、溶融Zn系めっき浴中には、鋼帯の通板を案内する
サポートロールや鋼帯の通板方向を変更するシンクロー
ル等の溶融Zn系めっき浴浸漬部材が、配置される。
のうちで鋼帯と接触する作業面には、溶融Zn系めっき浴
中を浮遊するFe−Zn合金であるドロス成分やZn成分等が
付着・生成し、鋼帯表面に押し込み傷等の外観不良を発
生する。そこで、従来より、この外観不良の低減または
解消を図った発明が種々提案されている。
融金属めっき浴浸漬部材の表面に、Al2O3 −TiO2擬2元
系金属酸化物を溶射してなる保護層を形成することによ
り、溶融金属めっき浴への浸漬の際の合金層巻付きや異
物付着を抑制するとともに、熱衝撃性を改善して被膜剥
離等を防止する発明が、特開平6−299310号公報には、
溶融金属めっき浴に浸漬されるロールの表面温度を周囲
の溶融Zn温度より高くするとともにこのロールの表面を
高度に緻密な保護被膜で覆うことにより、ロール表面へ
のドロスおよびZnの付着をともに物理的に防止する発明
が、特開平5−247613号公報には、溶融金属めっき浴に
浸漬されるサポートロールの表面に特定形状の凹凸面を
形成することにより、ドロス付着を低減するとともに付
着したドロスを容易に剥離させる発明が、さらに、特公
平5−20496 号公報には、溶融金属めっき浴に浸漬され
るロールの表面に付着した異物を除去するために、ドク
ターブレードを設置して機械的に除去する発明が、それ
ぞれ提案されている。
の技術によっても、溶融Zn系めっき浴浸漬部材の作業面
に付着するドロス成分やZn成分等に起因する、鋼帯表面
の外観不良を長期間にわたって解消することはできな
い。
は、溶融金属めっき浴浸漬部材の作業面に溶射被膜を形
成して保護層とするものであるため、確かにZn合金層の
生成を抑制することは可能となるものの、溶射被膜はZn
との濡れ性が良いため、操業にともなって保護層の表面
にZnが密着・成長する現象である「Znの巻付き」が発生
するおそれがある。そのため、溶融金属めっき浴浸漬部
材の表面におけるドロス塊の成長がかえって促進されか
ねない。また、溶射被膜の表面には大きな凹凸が存在す
るため、異物が付着し易くなるおそれもある。
では、ロール表面の温度を上昇させると、グループ
(溝) の凹凸部における温度差が大きくなってしまい、
鋼帯表面にグループマークが転写されるおそれがある。
また、保護被膜には、Znとの濡れ性が良いこれまでの保
護被膜をそのまま用いており、Zn巻付きの改善を期待す
ることはできない。
では、サポートロール表面にめっき浴流を発生させるた
めに多少の改善は望めるものの、サポートロール表面に
おけるZnとロール成分との化学反応を根本的に低減でき
るものではないため、Zn巻付きや合金層の生成は不可避
的に発生してしまい、ドロス付着抑制を図ることは難し
い。
れた発明では、機械的に異物を除去するものであるた
め、除去できる異物は比較的大きなものに限られてしま
い、微小な異物や合金層のような薄膜状に生成された異
物を除去することは難しい。
を行う際に、溶融Zn系めっき浴浸漬部材の表面に付着し
たドロス成分やZn成分等に起因する、鋼帯表面の外観不
良を長期間にわたって解消することができる溶融Zn系め
っき浴浸漬部材およびその製造法を提供することであ
る。
を達成するために、種々検討を重ねた結果、作業面に溶
射被覆層を備える金属部材に、さらにTi含有塗膜を形成
することにより、溶射被覆層とTi含有塗膜との相乗的効
果により、表面へのドロス成分やZn成分等の付着を根本
的に防止することができ、これにより上記課題を解決す
ることができることを新規に知見し、さらに検討を重ね
て本発明を完成した。
とも作業面に、溶射被覆層からなる下層とTi含有塗膜か
らなる上層とを有する保護層を備えることを特徴とする
溶融Zn系めっき浴浸漬部材である。
漬部材では、Znとの濡れ性を低下させるため、Ti含有塗
膜を形成するTi含有塗料のTi含有量が、10〜80重量%で
あることが望ましい。
き浴浸漬部材では、Znとの濡れ性を低下させるため、Ti
含有塗膜の乾燥膜厚は30μm 以上であることが望まし
い。
き浴浸漬部材では、密着力を向上させるため、Ti含有塗
膜が、焼付け塗膜であることが望ましい。
面のうちの少なくとも作業面に形成された溶射被覆層の
上に、Ti含有塗料を塗布して焼付けを行うことにより、
Ti含有塗膜を形成することを特徴とする溶融Zn系めっき
浴浸漬部材の製造法である。
漬部材の製造法では、Znとの濡れ性を低下させるため、
焼付け温度が100 〜500 ℃であるとともに、焼付け時間
が3〜7時間であることが望ましい。
き浴浸漬部材の製造法では、密着力を向上させるため、
焼付けを行う前に自然乾燥を行うことが望ましく、この
場合、自然乾燥の乾燥時間は36時間以上であることが望
ましい。
は、溶融Zn系めっき浴浸漬部材が通板される鋼帯に直接
的に作業を行う表面を意味しており、例えば、シンクロ
ールやサポートロールの場合には、鋼帯と接触する外周
面を意味する。
図面を参照しながら、詳細に説明する。なお、以降の説
明では、「%」は「重量%」を意味するものとする。
漬部材5の構成例を示す断面図である。図1に示すよう
に、金属部材1の表面1aには、溶射被覆層からなる下層
2とTi含有塗膜からなる上層3とを有する保護層4が形
成されている。以下、この溶融Zn系めっき浴浸漬部材5
について、分説する。
っき浴浸漬部材5の本体をなすものであって、例えば溶
融Zn系めっき浴浸漬部材5がシンクロールである場合に
はシンクロール本体である。
浸漬されても問題を生じないとともに、その表面への溶
射被覆層2の形成が可能な材料により構成されていれば
よい。DCH-23,SS系,SUS 系等の一般鋼材を例示するこ
とができる。
材1の作業面に形成される。また、溶射被覆層2は、従
来より公知である溶射被覆層であってよく、WC系溶射
(例えばWC-12Co やMoサーメット等) を例示することが
できる。さらに、溶射条件等も従来の条件をそのまま用
いればよく、限定を要さない。なお、溶射被覆層2の表
面には、溶射により、微小な凹凸が多数付与される。
Ti含有塗膜3が形成されている。以下、溶融Zn系めっき
浴浸漬部材5におけるTi含有塗膜3の有効性を実験デー
タとともに詳細に説明する。
(SUS316L) を8枚製作し、これらのステンレス鋼板の表
面に、表1に示す成分を主体とし乾燥膜厚が約50〜200
μmの塗膜をそれぞれ形成して、試料No.1〜試料No.8を
形成した。
日間の自然乾燥を行ってから300 ℃で4時間焼き付ける
ことにより、行った。また、表1において、Ti含有塗膜
(TiC含有塗膜,TiB2含有塗膜,TiN含有塗膜,TiO2含
有塗膜)におけるTi含有量は、30%であった。
溶融Znめっき浴中に180 時間浸漬させた。そして、定期
的に引き上げることにより試料No.1〜試料No.8の表面を
観察し、各試料No.1〜試料No.8の溶融Znに対する反応性
を調査した。結果を、表1に併せて示す。なお、表1に
おいては、○は反応しなかったことを、△は僅かに反応
したことを、さらに×は顕著に反応したことをそれぞれ
示す。
試料No.6〜試料No.8の反応性は低かったが、特にTi含有
塗膜を備える試料No.1, 試料No.4, 試料No.6, 試料No.8
のZn濡れ性はいずれも非常に低く、より有効であった。
わち、塗膜中にTi成分を含有すると、TiとZnとの反応性
が低く、Zn系めっき浴中におけるZnとの濡れ性が低くな
る。そのため、Ti含有塗膜3を形成した溶融Zn系めっき
浴浸漬部材5の表面におけるZn合金層の生成やZnの巻付
きが抑制されると考えられる。
が残存するが、Ti含有塗膜3を形成することにより、こ
の凹凸は吸収されてTi含有塗膜3の表面は、溶射面に比
較すると平滑度が著しく向上する。これにより、異物が
さらに付着し難くなると考えられる。
におけるTi含有塗膜3として、TiO2,TiB2,TiN,TiC
等を含有する塗膜が例示される。このようなTi含有塗膜
3として一般の白色塗膜が知られている。本実施形態に
おけるTi含有塗膜3にも、この白色塗膜を用いることが
でき、市販の白色塗料を成分調整等を行わずに直接溶融
Zn系めっき浴浸漬部材の表面に塗布すればよい。このよ
うに、本実施形態では、上層:溶射被覆層2,下層:Ti
含有塗膜3からなる2層構造の保護層4を用いて、金属
部材1の保護を行うものである。
系めっき浴浸漬部材5の製造法を、説明する。すなわ
ち、本発明により、溶融Zn系めっき浴浸漬部材5は、金
属部材1の作業面に形成された溶射被覆層2の上に、Ti
含有塗料を塗布して焼付けを行ってTi含有塗膜3を形成
することにより、製造される。この製造法では、Ti含有
塗料の塗布は、公知の手段により行われればよく、刷毛
塗りやスプレー塗りが例示される。
試料No.8に用いたTi含有塗料を、シンクロールの表面に
スプレー塗布して塗膜を形成し、溶融Zn系めっき浴中に
浸漬・配置することにより、性能評価を行った。なお、
塗膜の形成は、塗布後自然乾燥しただけのものと、塗布
後3〜4日間自然乾燥してから200 〜300 ℃で5〜6時
間焼付けしたものとを比較した。結果を表2にまとめて
示す。
剥離が発生するため、塗布後に自然乾燥および焼付けを
行ったところ、充分な密着力を有し、溶融Zn系めっき浴
浸漬部材の保護層として充分に実用性のある塗膜が得ら
れた。
料とこのTi含有塗料の溶融Zn系めっき浴浸漬部材への塗
装条件とについて、好適条件があるのではと考え、詳細
に検討した結果、以下の好適条件(1)〜(4)を得
た。
ついて、説明する。 (1)Ti含有塗料のTi含有量:10〜80% 図2は、Ti含有塗料のTi含有量と、形成されたTi含有塗
膜3のZn濡れ性との関係を示すグラフである。図2にグ
ラフで示すように、Zn濡れ性は、Ti含有量:10〜80%の
範囲で特に低くなり、80%を超えると高くなる。したが
って、Ti含有塗膜の形成に用いるTi含有塗料におけるTi
含有量は、10〜80%の範囲が望ましい。さらに望ましく
は、20〜60%である。
塗膜3のZn濡れ性との関係を示すグラフである。図3に
グラフで示すように、Ti含有塗膜3の乾燥膜厚は30μm
以上が好ましい。乾燥膜厚が30μm 未満であると保護性
能が不足して金属部材1とZnとの反応が起こり易くな
り、Zn濡れ性が高くなってZn巻付きが発生することがあ
る。Zn濡れ性の観点からは上限は不要であるが、厚過ぎ
ると塗装不良 (流れ) を生じて、平滑な塗膜表面を得難
くなって異物の付着を誘発するおそれがあるため、300
μm 以下とすることがさらに望ましい。
自然乾燥を行わずに直ちに焼付けを行うと、Ti含有塗膜
3と溶射被覆層2との密着力が不足し、Ti含有塗膜3が
剥離し易くなる。
および溶射被覆層2の密着力との関係の一例を示すグラ
フである。図4にグラフで示すように、自然乾燥を行う
ことにより、Ti含有塗膜3の密着力は、略倍増する。こ
の自然乾燥は、常温下で36時間以上行うことが望まし
い。乾燥時間が36時間未満であると、密着力が不足する
ことがあるからである。
ためにTi含有塗膜3が焼付け塗膜であることが望まし
い。焼付けを行わないと、Ti含有塗膜3の密着力が低下
して耐久性が維持され難いとともに、Zn濡れ性が高いた
めにZn巻付きを防止に難いからである。
件で行うことが望ましい。図5は、焼付け時間と、形成
されたTi含有塗膜3のZn濡れ性との関係を、焼付け温度
毎に示すグラフである。
100 ℃未満であると塗膜の密着力が低下して耐久性が低
下したり塗膜のセラミック化が不足してZn濡れ性が良く
なり易く、一方焼付け温度が500 ℃を超えると効果が飽
和する。したがって、100 ℃以上500 ℃以下の温度で焼
付けを行うことが、望ましい。さらに、望ましくは、20
0 〜400 ℃である。
時間が3時間未満であると焼付け不足となり、一方焼付
け時間7時間超であると過酸化の影響で塗膜の密着力が
低下し、いずれの場合にも塗膜の耐久性が低下する。し
たがって、焼付け時間は3〜7時間が望ましい。さらに
望ましくは、4〜6時間である。さらに、本発明を実験
データを参照しながら、さらに詳細に説明する。
説明図である。Znめっき槽11には、約460 ℃の溶融Znめ
っき浴12が収容され、このめっき浴12に連続的に鋼帯13
が通板されることにより、溶融Znめっきが行われてい
る。
れ、めっき浴12中に回転自在に支持されて配置されるシ
ンクロール14の作業面 (外周面) 14a の一部に巻き付い
て上方へ方向変換され、サポートロール15,16 の作業面
(外周面) 15a,16a に両面を案内されて、めっき浴12外
へ導かれる。
10における溶融Znめっき浴浸漬部材であるサポートロー
ル15の作業面15a に、本発明における保護層5を形成し
た。すなわち、ロール径:260mm, ロール胴長:1400mm で
あって DCH−23からなるサポートロール15の作業面15a
に、WC−12Coを溶射してWC系溶射被覆層2を100 μm 形
成した。
に示す組成のTi含有塗料を刷毛塗りし、約48時間自然乾
燥した後、350 ℃で5時間焼き付けることにより、乾燥
膜厚が約100 μm のTi含有塗膜3を形成した。
ル15を製造し、図6に示す連続溶融Znめっき設備10に組
み込んで、操業した。そして、操業開始後3日経過時お
よび6日経過時のそれぞれにおいて、本実施例のサポー
トロール15を抜き出して、作業面へのZn付着量を測定す
るとともに、操業開始後1日経過時、2日経過時,3日
経過時,4日経過時,5日経過時および6日経過時のそ
れぞれにおいて、鋼帯への押し込み欠陥等の外観不良を
調査した。
トロール15の重量W1と、10%硫酸による酸洗後における
サポートロール15の重量W2との差 (W1−W2) として、求
めた。一方、比較例として、作業面15a にWC−12Coを溶
射してWC系溶射被覆層2を100 μm 形成しただけのサポ
ートロール15を製造し、本実施例と同様に、作業面への
Zn付着量測定と鋼帯外観不良調査とを行った。
とともに、鋼帯外観不良の調査結果を表4にまとめて示
す。なお、表4では、操業時に鋼帯の表面にロール表面
への異物巻付きに起因した押し込み傷が発生したものを
×として示し、発生しなかったものを○として示した。
のサポートロール15によれば、作業面へのZn付着量が略
半減されて、従来は新サポートロール15の使用開始時か
ら略3日目に発生していた鋼帯の押し込み傷を、使用開
始時から6日目を経過した時点でも発生させないことと
なった。
15−2,15−3 と、従来例のサポートロール15−4,15−5,
15−6 とについて、作業面へのZn付着による作業面再形
成までに要する期間(ロール寿命)を測定した。結果
を、図8にグラフで示す。
り、ロール作業面へのZn付着量を略半減できるため、ロ
ール寿命を略倍増できたことがわかる。これにより、ロ
ール原単位を低減することができた。
は、溶融Zn系めっき浴浸漬部材としてサポートロールを
用いたが、本発明にかかる溶融Zn系めっき浴浸漬部材は
サポートロールに限定されるものではなく、シンクロー
ルやスナップロール、さらには溶融Zn系めっき槽フレー
ム等にも適用される。
面にだけ本発明における保護層を形成したが、本発明は
このような態様に限定されるものではなく、ロールの外
表面のうちの作業面を除いた部分(例えば、ロール側面
や軸支用小径部等)に対しても、保護面を形成すること
ができる。これにより、Zn付着量が低減され、同様に、
ロール寿命を延長することができる。
き」が溶融Znめっきである場合を例にとったが、本発明
はかかる態様に限定されるものではなく、溶融Zn−Al合
金めっきにも適用される。
かる溶融Zn系めっき浴浸漬部材によれば、金属部材に、
溶射被覆層からなる下層とTi含有塗膜からなる上層とを
有する保護層を形成して、溶融Zn系めっき浴浸漬部材を
構成するため、ドロス成分やZn成分等の付着を顕著に抑
制することができ、これにより、鋼帯表面の外観不良を
長期間にわたって解消するとともに溶融Zn系めっき浴浸
漬部材の寿命を延長することができる。
漬部材の製造法では、上記の本発明にかかる溶融Zn系め
っき浴浸漬部材を確実かつ簡単に製造することができ
る。
て著しい。
を示す断面図である。
膜のZn濡れ性との関係を示すグラフである。
膜のZn濡れ性との関係を示すグラフである。
層の密着力との関係の一例を示すグラフである。
性との関係を、焼付け温度毎に示すグラフである。
る。
Claims (2)
- 【請求項1】 金属部材の表面のうちの少なくとも作業
面に、溶射被覆層からなる下層とTi含有塗膜からなる上
層とを有する保護層を備えることを特徴とする溶融Zn系
めっき浴浸漬部材。 - 【請求項2】 金属部材の表面のうちの少なくとも作業
面に形成された溶射被覆層の上に、Ti含有塗料を塗布し
て焼付けを行うことにより、Ti含有塗膜を形成すること
を特徴とする溶融Zn系めっき浴浸漬部材の製造法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP04922497A JP3152162B2 (ja) | 1997-03-04 | 1997-03-04 | 溶融Zn系めっき浴浸漬部材およびその製造法 |
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---|---|---|---|
JP04922497A JP3152162B2 (ja) | 1997-03-04 | 1997-03-04 | 溶融Zn系めっき浴浸漬部材およびその製造法 |
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JPH10245664A JPH10245664A (ja) | 1998-09-14 |
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JP (1) | JP3152162B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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CN107250274B (zh) * | 2015-02-20 | 2021-02-02 | 旭化成株式会社 | 聚酰胺树脂组合物、聚酰胺树脂组合物的制造方法和成型品 |
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KR20020051089A (ko) * | 2000-12-22 | 2002-06-28 | 이구택 | 용융아연도금욕조에서 사용되는 롤의 산화물 코팅방법 |
KR100445453B1 (ko) * | 2001-12-11 | 2004-08-21 | 현대하이스코 주식회사 | 드로스 및 아연의 내부착성 및 내용손성이 우수한 스핀들 |
-
1997
- 1997-03-04 JP JP04922497A patent/JP3152162B2/ja not_active Expired - Fee Related
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