JP3151958B2 - 再生データ検出方式 - Google Patents

再生データ検出方式

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JP3151958B2
JP3151958B2 JP27155292A JP27155292A JP3151958B2 JP 3151958 B2 JP3151958 B2 JP 3151958B2 JP 27155292 A JP27155292 A JP 27155292A JP 27155292 A JP27155292 A JP 27155292A JP 3151958 B2 JP3151958 B2 JP 3151958B2
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  • Detection And Correction Of Errors (AREA)
  • Facsimile Image Signal Circuits (AREA)
  • Error Detection And Correction (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は再生データ検出方式に関
し、特にディジタルVTR、光ディスク装置等に使用さ
れる再生データ検出方式における状態推移を利用したビ
ットエラー訂正方式に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、ディジタルVTR、ディジタル
光ディスク記録装置等の再生データ検出方式では、再生
したディジタルデータの識別判定をする際、1ビットご
とにあるスレッシュホールド電圧を決め、再生電圧レベ
ルがそのセレッシュホールド電圧を越えれば“ハイ”、
再生電圧レベルがそのスレッシュホールド電圧を越えな
ければ“ロー”と判定する方式を用いている。
【0003】また、ディジタル光ディスク装置の一部で
は、パーシャルレスンス(1,1)+ビタビ復号法に
よる再生データ検出方式が使われている。ここで、パー
シャルレスポンス(1)は、PR(1)と示すこともあ
り、例えば、”000010000”なるデータを記録
したとき、再生データを”000010000”とする
ように等化する等化方式のことである。また、パーシャ
ルレスポンス(1,1)は、PR(1,1)と示すこと
もあり、例えば、”000010000”なるデータを
記録したとき、再生データを”0000110000”
とするように等化する等化方式のことである。
【0004】図5はパーシャルレスポンス(PR)
(1,1)+ビタビ復号法による従来の再生データ検出
方式の一例を示すブロック図、図6は図5に示す従来の
再生データ検出方式のタイミングを示す図である。
【0005】図5,図6において記録側では信号をプリ
コータ11によりNRZ/NRZI変換し、再生側のの
PR(1,1)等化器13でパーシャルレスポンス(P
R)(1,1)検出を行う。パーシャルレスポンス
(1,1)検出は再生した符号間の相関を利用してデー
タ検出を行う方式であり、記録信号“1”に対して再生
等化出力信号を“・・001100・・”とし、その結
果3値でレベルを検出する方式である。パーシャルレス
ポンス(1,1)検出の後は、ビタビ復号を行う。
【0006】図7は図5に示す再生データ検出方式の状
態遷移図、図8はそのトレリス線図を示す。
【0007】図7,図8において、ビタビ復号法は、再
生の状態をS0、S1の2状態とし、状態S0で−1を
入力したとき状態S0へ推移して出力データを0とし、
状態S0で0を入力したとき状態S1へ推移して出力デ
ータを1とし、状態S1で0を入力したとき状態S0へ
推移して出力データを1とし、状態S1で1を入力した
とき状態S1へ推移して出力データを0とし、この状態
推移のルールに違反する入力があった時、その違反の状
態を検出し、本来の状態を判定することによりビットエ
ラー訂正を行い、ランダムエラーに対するエラーレート
を改良する方式である。
【0008】図9は図7に示す状態遷移におてデータ
を再生する確率を示す図である。ところで、雑音をガウ
ス分布と仮定すると、図9に示すように信号プラス雑音
の分布は、信号レベルを平均値とする正規分布となるた
め、状態S i j となるべきデータを再生したとき、レベ
ル″y k ″からレベル″y k +Δy″の間のレベルを持つ
データを受信する確率P ij は、 11 ,P 01 :レベル0を平均値とする正規分布 10 :レベル1を平均値とする正規分布 00 :レベル−1を平均値とする正規分布 において、レベル″y k ″とレベル″y k +Δy″で囲ま
れた面積を計算すればよく、これは確率の正規分布を示
す図9および下式により示すことができる。
【0009】図9から、
【0010】
【0011】ここで、メトリックの長さは、確率の負の
対数で示すことができる。従って、確率の積は、確率の
負の対数の和、即ちメトリック長さの和で示すことがで
きる。
【0012】[0010]に示した式から、
【0013】今後、メトリックは、絶対値ではなく、長
さの相対値を論ずるため、前記対数値の和に一定値を加
え、さらに一定値を乗じた後、比較を行う。
【0014】
【0015】上記100、110、111を、ブランチメトリ
ック定義し、 111=101=0 110=−yk +0.5 100=yk +0.5 とする。
【0016】ここで、時刻nにおいて、標本値をyn
状態S1、状態S0のパスメトリックを、それぞれmn
(S1)、mn (S0)とすると、 mn (S1)=min[mn-1 (S1)+110,mn-1 (S0)+101] =min[mn-1 (S1)−yn +0.5,mn-1 (S0)] mn (S0)=min[mn-1 (S1)+111,mn-1 (S0)+100] =min[mn-1 (S1),mn-1 (S0)+yn +0.5] となり、前式は以下のように展開できる。
【0017】
【0018】
【0019】
【0020】再生データをyn とし、−1≦yn ≦1と
する時、入力データからyn +0.5、−yn +0.5
を計算し、マージ0として、パスメトリックmn-1 (S
1)−mn-1 (S0)がyn +0.5より大きい時パス
メトリックmn (S1)をパスメトリックmn-1 (S
0)、パスメトリックmn (S0)をパスメトリックm
n-1 (S0)+yn +0.5とし、マージ1として、
メトリックmn-1 (S1)−mn-1 (S0)がyn
0.5とyn −0.5の間にある時パスメトリックmn
(S1)をパスメトリックmn-1 (S0)、パスメトリ
ックmn (S0)をパスメトリックmn-1 (S1)と
し、マージ2として、パスメトリックmn-1(S1)−
n-1 (S0)がyn −0.5より小さい時パスメトリ
ックmn (S1)をパスメトリックmn-1 (S1)−y
n +0.5、パスメトリックmn (S0)をパスメトリ
ックmn-1 (S1)とする。
【0021】そしてパスをマージさせ、パスマージした
点から過去に向かって最も確らしいパスを決定してい
く。通信高額ではこのようなパスの決定法をビタビ復号
法という。ここで、マージは、1つ前の時刻ではマージ
しないため、時刻nにおけるパス形状が求められても、
その時点だけではマージせず、出力値も得られない。し
かし、マージ0ないしマージ2が発生することにより、
パスはマージし、対応する出力系列が得られる。
【0022】図10はパスパージの一例を示す図であ
る。
【0023】図10において、パスがマージすると状態
S0→S0、S1→S1に対して出力0とし、状態S0
→S1、S1→S0に対して出力1とすることにより出
力データが得られる。
【0024】
【発明が解決しようとする課題】このような従来一般的
に使われている再生データ検出方式におけるビットごと
の判定は、ディジタル記憶の特徴を生かしたものであ
り、論理が単純で回路が簡単であるという利点を持って
いる。しかしながら、再生電圧にスレッシュホールドを
わずかに越えるようなエラーが発生した場合、これらは
全て直接ビットエラーへつながってしまう。また、1度
発生したエラーは、誤り訂正回路ブロックでこれを訂正
することになるものの、識別再生回路ブロックでこれを
修正することは不可能であるという欠点がある。
【0025】また、再生信号の符号間相関を使ったパー
シャルレスポンス(PR)(1,1)検出+2状態ビタ
ビ復号法は、再生信号が3値であることによる相関を使
ってビットエラー訂正を行っているものの、記録側で連
続する非符号反転ビットを最小3の範囲内に抑えてチャ
ンネルビットに変換し、記録する符号変換方式において
は、記録側で連続する非符号反転ビット最小で3の範囲
内に抑えているという相関を使っておらず、ビットごと
の判定に比べるとビットエラー訂正によるエラーレート
改善は行われているが、本来の記憶した符号の能力を十
分使っているとは言えない欠点がある。
【0026】
【課題を解決するための手段】本発明の再生データ検出
方式は、データビットを、記憶側で連続する非符号反転
ビットが最小で3の範囲内に抑えてチャンネルビットに
変換し、記録する符号変換方式に対し、再生側で符号間
相関を利用したパーシャルレスポンス(1)ないし
(1,1)検出により再生信号を2値に変換し、レベル
判定した後、再生状態をS0,S1,S2,S3,S
4,S5の6状態とし、前記S0で−1を入力した時前
記S0へ推移し出力データを0とし、前記S0で1を入
力した時前記S1へ推移し出力データを1とし、前記S
1で1を入力した時前記S2へ推移し出力データを0と
し、前記S2で1を入力した時前記S3へ推移し出力デ
ータを0とし、前記S3で−1を入力した時前記S4へ
推移し出力データを1とし、前記S3で1を入力した時
前記S3へ推移し出力データを0とし、前記S4で−1
を入力した時前記S5へ推移し出力データを0とし、前
記S5で−1を入力した時前記S0へ推移し出力データ
を0とし、この状態推移のルールに従って最も確からし
い状態遷移を推定し、トレリス線図を決定することによ
り、再生信号検出の再ビットエラー訂正を行い、又は、
入力データをyn とし、−1≦yn ≦1とする時、前記
再生状態を前記S0,S1,S2,S3,S4,S5の
6状態とし、このうちある1つの状態をとる確立の逆数
をメトリックと呼び、マージ0として、メトリックm
n-1 (S3)がメトリックmn-1 (S2)より小さくメ
トリックmn-1 (S0)がメトリックmn-1 (S5)よ
り小さい時メトリックmn (S5)をメトリックmn-1
(S4)+yn 、メトリックmn (S4)をメロリック
n-1 (S3)+yn 、メトリックmn (S3)をメト
リックmn-1 (S3)−yn 、メトリックmn (S2)
をメトリックmn-1 (S1)−yn 、メトリックmn
(S1)をメトリックmn-1 (S0)−yn 、メトリッ
クmn (S0)をメトリックmn-1 (S0)+yn
し、マージ1として、メトリックmn-1 (S3)がメト
リックmn-1 (S2)より小さくメトリックmn-1 (S
0)がメトリックmn-1 (S5)より大きい時メトリッ
クmn (S5)をメトリックmn-1 (S4)+yn 、メ
トリックmn (S4)をメトリックmn-1 (S3)+y
n 、メトリックmn-1 (S3)をメトリックmn-1 (S
3)−yn ,メトリックmn (S2)をメトリックm
n-1 (S1)−yn 、メトリックmn (S1)をメトリ
ックmn-1 (S0)−yn 、メトリックmn (S0)を
メトリックmn-1 (S5)+yn とし、マージ2とし
て、メトリックmn-1 (S3)がメトリックmn-1 (S
2)より大きくメトリックmn-1 (S0)がメトリック
n-1 (S5)より小さい時メトリックmn (S5)を
メトリックmn-1 (S4)+yn 、メトリックmn (S
4)をメトリックmn-1 (S3)+yn 、メトリックm
n (S3)をメトリックmn-1 (S2)−yn 、メトリ
ックmn (S2)をメトリックmn-1 (S1)−yn
メトリックmn (S1)をメトリックmn-1 (S0)−
n 、メトリックmn (S0)をメトリックmn-1 (S
0)+yn とし、マージ3として、メトリックmn-1
(S3)がメトリックmn-1 (S2)より大きくメトリ
ックmn-1 (S0)がメトリックmn-1 (S5)より大
きい時メトリック(S5)をメトリックmn-1 (S4)
+yn 、メトリックmn (S4)をメトリックmn-1
(S3)+yn 、メトリックmn (S3)をメトリック
n-1(S2)−yn 、メトリックmn (S2)をメト
リックmn-1 (S1)−yn 、メトリックmn (S1)
をメトリックmn-1 (S0)−yn 、メトリックmn
(S0)をメトリックmn-1 (S5)+yn とし、これ
らの前記再生状態の推移パターンが、(前記マージ0な
いし前記マージ1)→(前記マージ0ないし前記マージ
1)→(前記マージ0ないし前記マージ1)→(前記マ
ージ0ないし前記マージ1)と推移した時前記再生状態
S3に、(前記マージ0ないし前記マージ2)→(前記
マージ0ないし前記マージ2)→前記マージ2→(前記
マージ0ないし前記マージ2)→(前記マージ0ないし
前記マージ2)と推移した時前記再生状態S0にパース
がマージし、その時点までの再生状態が決定し、その後
前記再生状態S0,S1,S2,S3,S5,に対して
出力“0”とし、前記再生状態S1,S2に対して出力
“1”とすることにより出力データを演算する。
【0027】
【作用】本発明の再生データ検出方式は、データビット
を、記録側で連続する非符号反転ビットが最小で3の範
囲内に抑えてチャンネルビットに変換し、記録する符号
変換方式に対し、再生側で連続する非符号反転ビットが
最小で3であるという符号間の相関を利用して再生信号
を2値に変換し、レベル判定した後、再生の状態をS
0、S1、S2、S3、S4、S5の6状態とし、各状
態における入力レベルを一定の範囲に制限し、この状態
推移のルールに違反する入力があった時その違反の状態
を検出し、本来の状態を判定することによりビットエラ
ー訂正を行い、ランダムエラーに対するエラーレートを
改良することができる。また、S3とS2、S0とS5
の値の大小によりマージを判定し、S3ないしS0のパ
スマージを判定し、その後の状態により出力データを得
る回路を実現することができ、それによりビットエラー
訂正を行い、ランダムエラーに対するビットエラーレー
トを改良することができるという作用を持っている。
【0028】
【実施例】次に、本発明について図面を参照して説明す
る。
【0029】図1は本発明の一実施例の状態遷移図、図
2は図1に示す状態遷移におけるトレリス線図である。
【0030】図1,図2において、本実施例では、再生
の状態をS0、S1、S2、S3、S4、S5の6状態
とし、S0で−1を入力した時S0へ推移し出力データ
0とし、S0で1を入力した時S1へ推移し出力データ
を1とし、S1で1を入力した時S2へ推移し出力デー
タを0とし、S2で1を入力した時S3へ推移し出力デ
ータを0とし、S3で−1を入力した時S4へ推移し出
力データを1とし、S3で1を入力した時S3へ推移し
出力データを0とし、S4で−1を入力した時S5へ推
移し出力データを0とし、S5で−1を入力した時S0
へ推移し出力データを0とし、この状態遷移のルールに
違反する入力があった時、その違反の状態を検出し、本
来の状態を判定することによりビットエラー訂正を行
い、ランダムダムエラーに対するエラーレートを改良す
る。
【0031】 図5ないし図10で述べた式の導出法を使
い、計算を行う。雑音をガウス分布と仮定すると、図9
に示すように信号プラス雑音の分布は、信号レベルを平
均値とする正規分布となるため、状態Si から状態Sj
に移行すべきとき、レベル″yk″からレベル″yk+Δ
y″の間のレベルを持つデータを受信する確率Pijは、 P00,P34,P45,P50:レベル−1を平均値とする正
規分布 P01,P12,P23,P33:レベル1を平均値とする正規
分布 において、レベル″yk″とレベル″yk+Δy″で囲ま
れた面積を計算すればよく、これは確率の正規分布を示
す図9および下式により示すことができる。 上式を[0011]〜[0014]と同様にまとめるこ
とにより、下記ブランチメトリックが得られる。
【0032】ブランチメトリック100,101,112,1
23,133,134,145,150は、 100=yn01=yn12=−yn23
−yn33=−yn34=yn45=yn50
n となる。
【0033】ここで、時刻nにおいて、標本値をyn
状態S3、S2、S1、S0のパスメトリックを、mn
(S5)〜(S0)とすると、 mn (S5)=mn-1 (S4)+145=mn-1 (S4)+ynn (S4)=mn-1 (S3)+134=mn-1 (S3)+ynn (S3)=min[mn-1 (S3)+133,mn-1 (S2)+123min[mn-1 (S3)−yn ,mn-1 (S2)−yn ] mn (S2)=mn-1 (S1)+112=mn-1 (S1)−ynn (S1)=mn-1 (S0)+101=mn-1 (S0)−ynn (S0)=min[mn-1 (S0)+100,mn-1 (S5)+150] =min[mn-1 (S0)+yn ,mn-1 (S5)+yn ] となり、前式は以下のように展開できる。
【0034】
【0035】
【0036】
【0037】
【0038】再生データをyとし、−1≦y≦1とする
時、入力データからマージを判定する。
【0039】マージ0として、パスメトリックm
n-1 (S3)がパスメトリックmn-1 (S2)より小さ
パスメトリックmn-1 (S0)がパスメトリックm
n-1 (S5)より小さい時パスメトリックmn (S5)
パスメトリックmn-1 (S4)+yn パスメトリッ
クmn-1 (S4)をパスメトリックmn-1 (S3)+y
n パスメトリックmn (S3)をパスメトリックm
n-1 (S3)−yn パスメトリックmn (S2)を
メトリックmn-1 (S1)−yn パスメトリックm
n(S1)をパスメトリックmn-1 (S0)−yn
メトリックmn (S0)をパスメトリックmn-1 (S
0)+yn とし、マージ1として、パスメトリックm
n-1 (S3)がパスメトリックmn-1 (S2)より小さ
パスメトリックmn-1 (S0)がパスメトリックm
n-1 (S5)より大きい時パスメトリックmn (S5)
パスメトリックmn-1 (S4)+yn パスメトリッ
クmn-1 (S4)をパスメトリックmn-1 (S3)+y
n パスメトリックmn (S3)をパスメトリックm
n-1 (S3)−yn パスメトリックmn (S2)を
メトリックmn-1 (S1)−yn パスメトリックm
n (S1)をパスメトリックmn-1 (S0)−yn
メトリックmn (S0)をパスメトリックmn-1 (S
0)+yn とし、マージ2として、パスメトリックm
n-1 (S3)がパスメトリックmn-1 (S2)より大き
パスメトリックmn-1 (S0)がパスメトリックm
n-1(S5)より小さい時パスメトリックmn (S5)
パスメトリックmn-1 (S4)+yn パスメトリッ
クmn (S4)をパスメトリックmn-1 (S3)+
n パスメトリックmn (S3)をパスメトリックm
n-1 (S2)−yn パスメトリックmn (S2)を
メトリックmn-1 (S1)−yn パスメトリックm
n (S1)をパスメトリックmn-1 (S0)−yn
メトリックmn (S0)をパスメトリックmn-1 (S
0)+yn とし、マージ3として、パスメトリックm
n-1 (S3)がパスメトリックmn-1 (S2)より大き
パスメトリックmn-1 (S0)がパスメトリックm
n-1 (S5)より大きい時パスメトリックmn (S5)
パスメトリックmn-1 (S4)+yn パスメトリッ
クmn (S4)をパスメトリックmn-1 (S3)+
n パスメトリックmn (S3)をパスメトリックm
n-1 (S2)−yn パスメトリックmn (S2)を
メトリックmn-1 (S1)−yn パスメトリックm
n (S1)をパスメトリックmn-1 (S0)−yn
メトリックmn (S0)をパスメトリックmn-1 (S
0)+yn とし、その後、次に示す、どちらかが発
生することにより、パスはマージし、対応する出力系列
が得られる。
【0040】図3は本実施例におけるパスマージの一例
を示す図である。
【0041】図3において、連続した3状態が、(マ
ージ0ないしマージ1)→(マージ0ないしマージ1)
→マージ1→(マージ0ないしマージ1)→(マージ0
ないしマージ1)の時、S3にパスがマージする。
【0042】連続した3状態が、(マージ0ないしマ
ージ2)→(マージ0ないしマージ2)→マージ2→
(マージ0ないしマージ2)→(マージ0ないしマージ
2)の時、S0にパスがマージする。
【0043】パスがマージすることにより状態が得ら
れ、出力データが得られる。即ち、状態S0、S2、S
3、S5に対して出力0とし、状態S1、S4に対して
出力1とすることにより出力データが得られランダムエ
ラーに対するビットエラー訂正を行うことができる。
【0044】図4は本発明の一実施例を適用する再生デ
ータ検出回路を示すブロック図である。
【0045】本適用例の再生データ検出回路はyn を入
力し、yn ,−yn を演算する条件演算回路1とyn
−yn を入力し、mn (S1)〜mn (S5)と演算
し、mn-1 (S1)とmn-1 (S2)、0とmn-1 (S
5)を大小判定し、マージ0〜マージ3を判定する規定
化メトリック演算回路・マージ判定回路2と、マージ
0,2→0,2→2→0,2→0,2ないしマージ0,
1→0,1→1→0,1→0,1の連続を検出し、それ
ぞれS0マージからS3マージを判定するパスマージ判
定回路3と、S0マージ,S3マージから過去にさかの
ぼりデータを判定するためのパスメモリ回路4とを有し
て構成している。
【0046】次に本適用例の再生データ検出回路の動作
について説明する。
【0047】入力信号yn は条件演算回路1に入力す
る。ここではyn を4ビットでA/D変換し、yn 、−
n を計算する。
【0048】次に規格化メトリック演算回路2に入力す
る。ここではyn 、−yn から前サンプルのマージ0、
マージ1、マージ2、マージ3の結果によりmn (S
1)〜mn (S3)を演算する。
【0049】更にマージ判定回路2に入力する。ここで
はmn-1 (S3)とmn-1 (S2)、mn-1 (S0)と
n-1 (S5)を大小判定し、 ・mn-1 (S3)〈mn-1 (S2)かつmn-1 (S0)
〈mn-1 (S5)と時はマージ0、 ・mn-1 (S3)〈mn-1 (S2)かつmn-1 (S0)
≧mn-1 (S5)と時はマージ1、 ・mn-1 (S3)≧mn-1 (S2)かつmn-1 (S0)
〈mn-1 (S5)と時はマージ2、 ・mn-1 (S3)≧mn-1 (S2)かつmn-1 (S0)
≧mn-1 (S5)と時はマージ3を判定する。ここで、
n の値は相対値が重要であるため、mn (S0)=0
とし、mn (S1)〜mn (S3)は、それぞれmn
(S0)との相対値を計算している。
【0050】その後、パスマージ判定回路3に入力す
る。これは、 ・(マージ0、1)→(マージ0、1)→マージ1→
(マージ0、1)→(マージ0、1)が出現した時は、
S3マージとし、 ・(マージ0、2)→(マージ0、2)→マージ2→
(マージ0、2)→(マージ0、2)が出現した時は、
S0マージとする。
【0051】最後にマージ情報、パスマージ情報はバス
メモリ回路4に入力する。ここではパスを順々に並べて
行き、バスマージを検出してパスを過去にさかのぼり、
最尤パスを捜し出して状態S0〜S5をどう推移するか
検出し、S1とS4に対して出力データ“1”、S0、
S2、S3、S5に対して出力データ“0”とする。
【0052】一例として、図3において時刻1から順
に、 マージ1→2→0→2→3→1→0→1→1→0 となっており、時刻6から時刻10までマージ1→0→
1→1→0であるため時刻6でS3にマージし、出力デ
ータは“0”となる。ここからパスを過去にさかのぼっ
ていくと、時刻5ではマージS2、出力データ“0”、
時刻4ではマージS1、出力データ“1”、時刻3では
マージS0、出力データ“0”、時刻2ではマージS
0、出力データ“0”、時刻1ではマージS5、出力デ
ータ“0”となる。
【0053】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、データビ
ットを、記録側で連続する非符号反転ビットが最小で3
の範囲内に抑えてチャンネルビットに変換し、記録する
符号変換方式に対し、再生側で連続する非符号反転ビッ
トが最小で3であるという符号間の相関を利用して再生
信号を2値に変換し、レベル判定した後、再生の状態を
S0、S1、S2、S3、S4、S5の6状態とし、各
状態における入力データを一定の範囲に制限し、この状
態推移のルールに違反する入力があった時、その違反の
状態を検出し、本来の状態を判定することによりビット
エラー訂正を行い、ランダムエラーに対するエラーレー
トを改良することができるという効果がある。またS3
とS2、S0とS5の値の大小によりマージを判定し、
S3ないしS0のパスマージを判定し、出力データを得
る回路を実現することができ、それによりビットエラー
訂正を行い、ランダムエラーに対するエラーレートを改
良することができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の状態遷移図である。
【図2】図1に示す状態遷移におけるトレリス線図であ
る。
【図3】本実施例におけるパスマージの一例を示す図で
ある。
【図4】本発明の一実施例を適用する再生データ検出回
路を示すブロック図である。
【図5】パーシャルレスポンス(PR)(1,1)+ビ
タビ復号法による従来の再生データ検出方式の一例を示
すブロック図である。
【図6】図5に示す従来の再生データ検出方式のタイミ
ングを示す図である。
【図7】図5に示す従来の再生データ検出方式の状態遷
移図である。
【図8】図7に示す状態遷移におけるトレリス線図であ
る。
【図9】図7に示す状態遷移におけるデータを再生する
確率を示す図である。
【図10】図7に示す状態遷移後におけるパスマージの
一例を示す図である。
【符号の説明】
1 条件演算回路 2 規格化メトリック演算回路・マージ判定回路 3 パスマージ判定回路 4 パスメモリ回路 11 プリコーダ 12 記録,再生部 13 パーシャルレスポンス(PR)(1,1)等化
器 14 高域ろ波器(HPF) 15 ビタビ復号器
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G11B 20/18 H03M 13/00 - 13/53

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 データビットを、記憶側で連続する非符
    号反転ビットが最小で3の範囲内に抑えてチャンネルビ
    ットに変換し、記録する符号変換方式に対し、再生側で
    符号間相関を利用したパーシャルレスポンス(1)ない
    し(1,1)検出により再生信号を2値に変換し、レベ
    ル判定した後、再生状態をS0,S1,S2,S3,S
    4,S5の6状態とし、前記S0で−1を入力した時前
    記S0へ推移し出力データを0とし、前記S0で1を入
    力した時前記S1へ推移し出力データを1とし、前記S
    1で1を入力した時前記S2へ推移し出力データを0と
    し、前記S2で1を入力した時前記S3へ推移し出力デ
    ータを0とし、前記S3で−1を入力した時前記S4へ
    推移し出力データを1とし、前記S3で1を入力した時
    前記S3へ推移し出力データを0とし、前記S4で−1
    を入力した時前記S5へ推移し出力データを0とし、前
    記S5で−1を入力した時前記S0へ推移し出力データ
    を0とし、この状態推移のルールに従って最も確からし
    い状態遷移を推定し、トレリス線図を決定することによ
    り、再生信号検出の再ビットエラー訂正を行うことを特
    徴とする再生データ検出方式。
  2. 【請求項2】 入力データをyn とし、−1≦yn ≦1
    とする時、前記再生状態を前記S0,S1,S2,S
    3,S4,S5の6状態とし、このうちある1つの状態
    をとる確の逆数をメトリックと呼び、マージ0とし
    て、メトリックmn-1 (S3)がメトリックmn-1 (S
    2)より小さくメトリックmn-1 (S0)がメトリック
    n-1 (S5)より小さい時メトリックmn (S5)を
    メトリックmn-1 (S4)+yn 、メトリックmn (S
    4)をメリックmn-1 (S3)+yn 、メトリックm
    n (S3)をメトリックmn-1 (S3)−yn 、メトリ
    ックmn (S2)をメトリックmn-1 (S1)−yn
    メトリックmn (S1)をメトリックmn-1 (S0)−
    n 、メトリックmn (S0)をメトリックmn-1 (S
    0)+yn とし、 マージ1として、メトリックmn-1 (S3)がメトリッ
    クmn-1 (S2)より小さくメトリックmn-1 (S0)
    がメトリックmn-1 (S5)より大きい時メトリックm
    n (S5)をメトリックmn-1 (S4)+yn 、メトリ
    ックmn (S4)をメトリックmn-1 (S3)+yn
    メトリックmn-1 (S3)をメトリックmn-1 (S3)
    −yn ,メトリックmn (S2)をメトリックm
    n-1 (S1)−yn 、メトリックmn (S1)をメトリ
    ックmn-1 (S0)−yn 、メトリックmn (S0)を
    メトリックmn-1 (S5)+yn とし、 マージ2として、メトリックmn-1 (S3)がメトリッ
    クmn-1 (S2)より大きくメトリックmn-1 (S0)
    がメトリックmn-1 (S5)より小さい時メトリックm
    n (S5)をメトリックmn-1 (S4)+yn 、メトリ
    ックmn (S4)をメトリックmn-1 (S3)+yn
    メトリックmn (S3)をメトリックmn-1 (S2)−
    n 、メトリックmn (S2)をメトリックmn-1 (S
    1)−yn、メトリックmn (S1)をメトリックm
    n-1 (S0)−yn 、メトリックmn(S0)をメトリ
    ックmn-1 (S0)+yn とし、 マージ3として、メトリックmn-1 (S3)がメトリッ
    クmn-1 (S2)より大きくメトリックmn-1 (S0)
    がメトリックmn-1 (S5)より大きい時メトリック
    (S5)をメトリックmn-1 (S4)+yn 、メトリッ
    クmn (S4)をメトリックmn-1 (S3)+yn 、メ
    トリックmn (S3)をメトリックmn-1 (S2)−y
    n 、メトリックmn (S2)をメトリックmn-1 (S
    1)−yn 、メトリックmn (S1)をメトリックm
    n-1 (S0)−yn 、メトリックmn (S0)をメトリ
    ックmn-1 (S5)+yn とし、 これらの前記再生状態の推移パターンが、(前記マージ
    0ないし前記マージ1)→(前記マージ0ないし前記マ
    ージ1)→(前記マージ0ないし前記マージ1)→(前
    記マージ0ないし前記マージ1)と推移した時前記再生
    状態S3に、(前記マージ0ないし前記マージ2)→
    (前記マージ0ないし前記マージ2)→前記マージ2→
    (前記マージ0ないし前記マージ2)→(前記マージ0
    ないし前記マージ2)と推移した時前記再生状態S0に
    パースがマージし、その時点までの再生状態が決定し、
    その後前記再生状態S0,S1,S2,S3,S5,に
    対して出力“0”とし、前記再生状態S1,S2に対し
    て出力“1”とすることにより出力データを演算するこ
    とを特徴とする請求項1記載の再生データ検出方式。
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山本、糸井、"1,7符号に対する4状態ビタビ復号の誤り率特性"電子情報通信学会技術研究報告,vol.91,No.284,pp.19−24(1991)

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