JP3151339U - ダイヤフラムポンプ - Google Patents

ダイヤフラムポンプ Download PDF

Info

Publication number
JP3151339U
JP3151339U JP2009002191U JP2009002191U JP3151339U JP 3151339 U JP3151339 U JP 3151339U JP 2009002191 U JP2009002191 U JP 2009002191U JP 2009002191 U JP2009002191 U JP 2009002191U JP 3151339 U JP3151339 U JP 3151339U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
diaphragm
output shaft
crank body
drive shaft
drive
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP2009002191U
Other languages
English (en)
Inventor
大輔 栗田
大輔 栗田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Oken Seiko Co Ltd
Original Assignee
Oken Seiko Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Oken Seiko Co Ltd filed Critical Oken Seiko Co Ltd
Priority to JP2009002191U priority Critical patent/JP3151339U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3151339U publication Critical patent/JP3151339U/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Reciprocating Pumps (AREA)

Abstract

【課題】振動を的確に抑制することができる小型のダイヤフラムポンプを提供する。【解決手段】クランク体8の出力軸4を挟んで駆動軸13が固着された部位と反対側の部位の上面に凹部11を設ける。この凹部11内にクランク体8と駆動軸13と駆動体15との三部材の重心を、出力軸4の軸芯G1と一致させる重量を有するボールベアリング用のボールを固定する。【選択図】図1

Description

本考案は、モータを駆動源としてクランク体を回転させる相対的に小型のダイヤフラムポンプに関し、特にクランク体の回転にともなって発生する振動を抑制することを目的としたダイヤフラムポンプに関するものである。
この種のダイヤフラムポンプとしては、クランク体の外周側面であってモータの出力軸を挟んで駆動軸が取り付けられた部位と反対側の部位に、バランスウェイトを設けたものや、ねじを螺合させナットによってねじの弛みを規制したり、穴や凹部を形成し、これらの穴や凹部にバランスウェイトを挿入したものがある(例えば、特許文献1参照)。このように構成することにより、バランスウェイトやねじによってクランク体の回転にともなって発生する振動を抑制している。
特許第4045477号公報
上述した従来のダイヤフラムポンプのうち、バランスウェイトをクランク体の外周側面に設けたものは、クランク体の回転によってバランスウェイトに遠心力が作用すると、バランスウェイトがクランク体から緩んで取付位置がずれたり、外れたりすることがある。また、ボルトとナットで行うものは、二部品となるだけではなく、ボルトの進退量を調節する作業がきわめて煩雑となるため実用的ではない。また、クランク体の外周面に穴や凹部を形成し、これらの穴や凹部にバランスウェイトを挿入する構造のものでは、円弧面に穴や凹部を形成することになるから、製造が容易ではなく、製造コストも嵩むという問題がある。さらに、上述した特許文献1は、十分な機械的強度を必要とするために重量の大きい軸受を採用した相対的に大型のダイヤフラムポンプを念頭において本出願人が考案したものであり、あくまでも重量の大きい軸受に起因する大型のダイヤフラムポンプ特有の課題を解決しようとしたものである。これに対して、構成部品のほとんどがプラスチックによって形成され軸受を特別に必要としない相対的に軽量で小型のダイヤフラムポンプにおいても、大型のダイヤフラムポンプほどではないが、クランク体の回転にともなって振動が発生する。このため、この種の小型のダイヤフラムポンプにおいても、振動に対して何らかの解決策が要望されていた。
本考案は上記の要望に鑑みなされたものであり、その目的とするところは、振動を的確に抑制することができ相対的に小型のダイヤフラムポンプを安価に提供することにある。
この目的を達成するために、本考案は、モータの出力軸が固定されたクランク体と、このクランク体の前記出力軸から偏心した部位に傾斜した状態で一端部が固定された駆動軸と、この駆動軸の他端部に回転自在に支持された駆動体と、この駆動体にポンプ室を形成するダイヤフラム部が取り付けられたダイヤフラムとを備え、前記クランク体の回転にともなって前記駆動軸および前記駆動体を介して前記ダイヤフラムのダイヤフラム部を昇降させ前記ポンプ室を拡縮することによりポンプ作用をするダイヤフラムポンプにおいて、前記クランク体をプラスチックによって形成し、当該クランク体の前記出力軸を挟んで前記駆動軸の一端部が固定された部位と反対側の部位の上下面のいずれか一方に凹部を設け、前記クランク体と前記駆動軸と前記駆動体との三部材の重心を前記出力軸の軸芯と一致させる重量を有するボールベアリング用のボールを前記凹部内に固定したものである。
本考案は、モータの出力軸が固定されたクランク体と、このクランク体の前記出力軸から偏心した部位に傾斜した状態で一端部が回転自在に支持された駆動軸と、この駆動軸の他端部に固定された駆動体と、この駆動体にポンプ室を形成するダイヤフラム部が取り付けられたダイヤフラムとを備え、前記クランク体の回転にともなって前記駆動軸および前記駆動体を介して前記ダイヤフラムのダイヤフラム部を昇降させ前記ポンプ室を拡縮することによりポンプ作用をするダイヤフラムポンプにおいて、前記クランク体をプラスチックによって形成し、当該クランク体の前記出力軸を挟んで前記駆動軸の一端部が支持された部位と反対側の部位の上下面のいずれか一方に凹部を設け、前記クランク体と前記駆動軸と前記駆動体との三部材の重心を前記出力軸の軸芯と一致させる重量を有するボールベアリング用のボールを前記凹部内に固定したものである。
本考案は、前記考案のいずれか一つの考案において、前記ボールの径に対して、前記凹部の内径を99.5〜95.0%の範囲に形成したものである。
本考案は、前記考案のいずれか一つの考案において、前記凹部の上方または下方が開口している。
本考案は、前記考案のいずれか一つの考案において、前記凹部の底部に孔を設けたものである。
本考案は、前記考案のいずれか一つの考案において、前記凹部の内周面に、前記出力軸の軸線方向に延在し円周方向に互いに等間隔をおいた複数の溝を形成したものである。
本考案によれば、クランク体がプラスチックによって形成されていることにより、凹部を弾性変形させながらボールを圧入することができる。しかも、ボールが球形であることにより、弾性変形するのは凹部の一部だけであるから弾性変形がしやすいとともに、凹部の内周面にはボールの一部が接触するだけであるから接触抵抗も小さいため組付けが容易になる。また、ボールベアリング用のボールを使用するため安価であり、かつボールベアリング用のボールは重量および形状が一定であるため、クランク体と駆動軸と駆動体との三部材の重心を、ばらつきなく的確に出力軸の軸芯に一致させることができるから、振動を確実に抑制することができる。
本考案に係るダイヤフラムポンプの断面図である。 本考案に係るダイヤフラムポンプにおけるクランク体を拡大して示し、同図(A)は平面図、同図(B)は同図(A)におけるII(B)-II(B) 線断面図、同図(C)は底面図、同図(D)は同図(C)におけるII(D)矢視図である。なお、明細書中において方向を説明するために使用した「上、下」は、説明の便宜上図中における方向をいうものであって、本考案に係るダイヤフラムポンプを実際に使用する際の上、下の方向とは必ずしも一致するものではない。
以下、本考案の実施の形態を図1および2に基づいて説明する。
図1に示すように、全体を符号1で示すダイヤフラムポンプは、駆動源であるモータ2を備えており、このモータ2は、上方が開口しプラスチックによって有底円筒状に形成されたケース3の底部5に、出力軸4がケース3の底部5に形成した穴6からケース3内に臨むように、ねじ7によって固定されている。
図2において、8はプラスチックによって楕円柱状に形成されたクランク体であって、上端側の両側部には一対の鍔8a,8aが突設されており、底面の略中央部には、鉛直方向を指向する非貫通穴状に形成された中心穴9が設けられている。また、クランク体8の上面であって中心穴9の軸芯G1から偏心した部位には、上方に向かって軸芯G1側に傾斜し非貫通穴状に形成された傾斜穴10が設けられている。
さらに、クランク体8の上面であって、軸芯G1を挟んで傾斜穴10と反対側の部位には、上方が開口した平面視円形の凹部11が設けられている。これら中心穴9と傾斜穴10と凹部11とは、同図(A)および(C)に示すようにクランク体8の中心線G2上に位置するように並べられており、クランク体8は中心線G2を挟んで線対称となるように形成されている。すなわち、クランク体8は中心線G2を挟んで、その両側の部位が同じ重量に形成されており、後述するように、モータ2の駆動によってこのクランク体8が中心穴9を回転中心として回転する際に、X軸方向の重量のバランスが保たれる。凹部11の底部の中央部には、平面視円形の貫通孔11aが設けられており、凹部11の開口端縁にはすり鉢状の面取部11bが形成されている。この凹部11の内径Rは、後述するボールベアリング用のボール12の径に対して、99.5〜95.0%の範囲に形成されている。
ボールベアリング用のボール12は、図1に示すように凹部11の開口から圧入されて上端が凹部11から突出しないように凹部11内に固定される。このとき、凹部11の内径Rがボール12の径よりもわずかに小さく形成されているが、クランク体8がプラスチックによって形成されていることにより、凹部11の内周面を弾性変形させながらボール12を圧入することができる。しかも、ボール12が球形であることにより、弾性変形するのは凹部11の内周面の一部だけであるから弾性変形がしやすく、また凹部11の内周面にはボール12の一部が接触するだけであるから接触抵抗も小さいため、ボール12の組付けが容易である。
また、凹部11の内径Rがボール12の径に対して、99.5〜95.0%の範囲に形成されていることによって、凹部11を破損することなく円滑にボール12を凹部11内に圧入することができるとともに、凹部11内に圧入したボール12を凹部11内に堅固に固定することもできる。凹部11の底面に設けた貫通孔11aは、ボール12を凹部11内に圧入する際の空気抜き孔として機能させるための孔である。また、凹部11の開口端縁に形成したすり鉢状の面取部11bは、ボール12を凹部11内へ挿入する際の案内として機能させるためのものである。
これら凹部11の位置とボール12の重量とは、クランク体8と後述する駆動軸13と駆動体15との三部材の重心が、クランク体8の軸孔9の軸芯G1、すなわちモータ2の出力軸4の軸芯G1と一致するように設定されている。このように、クランク体8と駆動軸13と駆動体15との三部材の重心が、モータ2の出力軸4の軸芯G1と一致していることにより、クランク体8は中心穴9を回転中心として回転する際に、Y軸方向の重量のバランスが保たれる。上述したように、クランク体8は、X軸方向の重量のバランスも保たれているため、クランク体8が回転する際に少なくともクランク体8と駆動軸13と駆動体15との三部材に起因する振動は発生するようなことがない。
クランク体8は、中心穴9にモータ2の出力軸4が圧入され固定されることにより、出力軸4と一体的に回転する。13は駆動軸であって、下端部がクランク体8の傾斜穴10に圧入され固定されており、上端部13aは半球状に形成されている。
図1に符号15で示す駆動体は、軸孔16が設けられたボス17と、このボス17の上端に一体に形成された本体18とからなり全体がプラスチックによって形成されている。この駆動体15は、軸孔16に駆動軸13の上部側が嵌挿されることにより、駆動軸16に回転自在に支持される。本体18は、平面視において円周方向に等角度をおいて中心から放射状に延設された3つの駆動子19(二つの駆動子19,19のみ図示)によって一体に形成されており、これら3つの駆動子19は、中心から先端に向かっていずれも同じ角度だけ下方に傾斜している。各駆動子19の先端部には、後述するダイヤフラム25の各ダイヤフラム部26を取り付けるための取付孔19aが設けられている。
20はプラスチックによって略キャップ状に形成されたダイヤフラムホルダーであって、天井部21には、3つのダイヤフラム部保持孔22が円周方向に等角度をおいて設けられており、このダイヤフラムホルダー20は、上記したケース3上に載置されている。
25はダイヤフラムであって、ゴム等の柔軟性を有する材料によって、平面視において円周方向に等角度をおいて設けられ上方が開口した3つのダイヤフラム部26と、これら3つのダイヤフラム部26の上端部を連設する略円板状に形成されたフランジ27とによって一体に形成されている。各ダイヤフラム部26の下面には、断面が略円錐台状のピストン28が一体に形成されており、このピストン28の下部には、細径の首部29を介して係止用の凸部30が一体に形成されている。また、フランジ27の中央部には円筒状に形成された第2の弁体31が一体に立設されている。
このダイヤフラム25は、各ダイヤフラム部26の凸部30を弾性変形させながら、駆動体10の各駆動子19のダイヤフラム部取付孔19aに挿入することにより、首部29がダイヤフラム部取付孔19aに取り付けられる。
また、ダイヤフラム25の各ダイヤフラム部26が、図1に示すように、ダイヤフラムホルダー20のダイヤフラム部保持孔22に挿入され、駆動軸9がシール部材17の貫通孔17aを貫通し駆動体10の軸孔11に挿入されて、ダイヤフラムホルダー20がダイヤフラムホルダー20の天井部21上に載置されている。
同図に符号35で示すバルブホルダーは、プラスチックによって略円板状に形成されており、このバルブホルダー35の中央部には大径の筒体37が一体に立設され、この筒体37に囲まれた部位に円筒状の弁室38が形成されている。この筒体37の内周面39には、弁室38に臨む上記した第2の弁体31が密着し、この筒体37の内周面39には、後述する各ポンプ室49と連通する溝状に形成された3つの排気通路40が円周方向に等角度をおいて凹設されている。
第2の弁体31は、弁室38と排気通路40との間を閉塞するように筒体37の内周面39に密着する。したがって、これら第2の弁体31と筒体37の内周面39とが、後述する吐出口43から吸気通路40を通ってポンプ室49に流体が流れるのを規制する逆止め弁を構成する。
大径の筒体37の上側には、弁室38と連通する中空部42を有する小径の筒体41が一体に立設されており、この筒体41の上端開口は吐出口43を形成している。また、大径の筒体37の周りには、3つの第1の弁体取付孔44が円周方向に等角度をおいて穿孔されており、これら第1の弁体取付孔44の周りには多数の吸気通路45が穿孔されている。
同図に符号47で示す第1の弁体は、ゴム等の柔軟性を有する材料によって傘形に形成されており、第1の弁体取付孔44に取り付けられることにより、吸気通路45とポンプ室49との間を閉塞するようにバルブホルダー35の下面に密着する。したがって、この第1の弁体47とバルブホルダー35の下面とが、ポンプ室49から吸気通路45へ流体が流れるのを規制する逆止め弁を構成する。
このバルブホルダー35は、上記したダイヤフラム25をダイヤフラムホルダー20とともに挟持するように、ダイヤフラムホルダー20上に載置されており、ダイヤフラム25の各ダイヤフラム部26とともに3つのポンプ室49を形成している。また、このバルブホルダー35の3つの排気通路40と3組の吸気通路45のそれぞれは、各ポンプ室49に対応するように位置付けられている。また、ダイヤフラム25の第2の弁体31が、バルブホルダー35の弁室38に臨み、大径の筒体37の内周面39に密着する。上記したケース3、ダイヤフラムホルダー20およびバルブホルダー35が、図示を省略した棒状(線状)ばねまたは板ばねあるいは通しねじによって一体化されることによりダイヤフラムポンプ1が形成される。
次に、このように構成されたダイヤフラムポンプ1の動作を説明する。
モータ2を駆動し出力軸4が回転すると、クランク台8も一体的に回転し、このクランク台8に出力軸4の軸芯G1から偏心した位置に傾斜した状態で固定された駆動軸13が、出力軸4の周りを傾斜方向を変えるようにして偏心回転する。このとき、ボール12の重量によって、クランク体8と駆動軸13と駆動体15との三部材の重心が、モータ2の出力軸4の軸芯G1と一致するように設定されているため、出力軸4の回転にともなって少なくともこれらの三部材に起因して振動が発生するようなことはない。
駆動軸13が、出力軸4の周りを傾斜方向を変えるようにして偏心回転すると、この駆動軸13に回転自在に支持された駆動体15の各駆動子19が順次上下に揺動し、ダイヤフラム25の各ダイヤフラム部26も順次昇降するので、各ポンプ室49は順次拡縮しポンプ作用を行う。
すなわち、図1に示すように、ダイヤフラム25の3つのダイヤフラム部26のうちの一つが下降すると、そのポンプ室49は拡張するので、ポンプ室49が負圧状態になる。このとき、第2の弁体31は、流体が弁室38から排気通路40を通ってポンプ室49へ流れるのを規制する逆止弁として機能するから、この第2の弁体31によって排気通路40が閉じられる。一方、第1の弁体47は吸気通路45とポンプ室49との間を開放するので、吸気通路45からポンプ室49内に流入する。
モータ2の出力軸4がさらに回転して、拡張したポンプ室49のダイヤフラム部26が上昇するとポンプ室49は収縮するため、ポンプ室49内の流体の圧力が上昇する。このとき、第1の弁体47は、流体がポンプ室49から吸気通路45へ流れるのを阻止する逆止弁として機能するから、この第1の弁体47によってポンプ室49と吸気通路45との間が閉塞される。一方、第2の弁体31は排気通路40と弁室38との間を開放するために、ポンプ室49内の流体は排気通路40を通って弁室38に流入し中空部42を介して吐出口43から吐出される。このポンプ室49の拡縮動作は、各ポンプ室49において順次連続して行われるので、各排気通路40から弁室38に排出された流体は、弁室38によって集められて1つの吐出口43から連続して吐出される。
このように、振動抑制用としてボールベアリング用のボール12を使用するため入手が容易で安価となる。また、ボールベアリング用のボール12は重量および形状が一定であるため、クランク体8と駆動軸13と駆動体15との三部材の重心を、モータ2の出力軸4の軸芯G1にばらつきなく的確に一致させることができる。このため、クランク体8の回転にともなって、クランク体8、駆動軸13、駆動体15の三部材に起因して発生する振動を安定的に確実に抑制することができる。
なお、本実施の形態においては、ポンプ室49を三室設けた例を説明したが、一室、二室でもよく、また、四室以上でもよい。また、凹部11の底部に空気抜き孔として機能する貫通孔11aを設けたが、貫通孔11aの替わりに、凹部11の内周面に、鉛直方向、すなわち出力軸4の軸線方向に延在する溝を設けるようにしてもよい。また、凹部11をクランク体8の上面に設け、上方を開口させるようにしたが、凹部11をクランク体8の下面に設け、下方を開口させるようにしてもよく、その場合は、凹部11の上方側に位置する底部に貫通孔11aを設けるようにすればよい。また、駆動軸13は、下端部がクランク体8の傾斜穴10に固定され、上端部が駆動体15の軸孔16に嵌挿されることにより駆動体15に回動自在に支持される例を説明したが、下端部をクランク体8の傾斜穴10に回動自在に支持し、上端部を駆動体15の軸孔16に固定してもよい。
1…ダイヤフラムポンプ、2…モータ、4…出力軸、8…クランク体、9…中心穴、11…凹部、11a…貫通孔、12…ボールベアリング用のボール、13…駆動軸、15…駆動体、25…ダイヤフラム、49…ポンプ室、G1…出力軸4の軸芯。

Claims (6)

  1. モータの出力軸が固定されたクランク体と、このクランク体の前記出力軸から偏心した部位に傾斜した状態で一端部が固定された駆動軸と、この駆動軸の他端部に回転自在に支持された駆動体と、この駆動体にポンプ室を形成するダイヤフラム部が取り付けられたダイヤフラムとを備え、前記クランク体の回転にともなって前記駆動軸および前記駆動体を介して前記ダイヤフラムのダイヤフラム部を昇降させ前記ポンプ室を拡縮することによりポンプ作用をするダイヤフラムポンプにおいて、
    前記クランク体をプラスチックによって形成し、当該クランク体の前記出力軸を挟んで前記駆動軸の一端部が固定された部位と反対側の部位の上下面のいずれか一方に凹部を設け、前記クランク体と前記駆動軸と前記駆動体との三部材の重心を前記出力軸の軸芯と一致させる重量を有するボールベアリング用のボールを前記凹部内に固定したことを特徴とするダイヤフラムポンプ。
  2. モータの出力軸が固定されたクランク体と、このクランク体の前記出力軸から偏心した部位に傾斜した状態で一端部が回転自在に支持された駆動軸と、この駆動軸の他端部に固定された駆動体と、この駆動体にポンプ室を形成するダイヤフラム部が取り付けられたダイヤフラムとを備え、前記クランク体の回転にともなって前記駆動軸および前記駆動体を介して前記ダイヤフラムのダイヤフラム部を昇降させ前記ポンプ室を拡縮することによりポンプ作用をするダイヤフラムポンプにおいて、
    前記クランク体をプラスチックによって形成し、当該クランク体の前記出力軸を挟んで前記駆動軸の一端部が支持された部位と反対側の部位の上下面のいずれか一方に凹部を設け、前記クランク体と前記駆動軸と前記駆動体との三部材の重心を前記出力軸の軸芯と一致させる重量を有するボールベアリング用のボールを前記凹部内に固定したことを特徴とするダイヤフラムポンプ。
  3. 前記ボールの径に対して、前記凹部の内径を99.5〜95.0%の範囲に形成したことを特徴とする請求項1または2記載のダイヤフラムポンプ。
  4. 前記凹部の上方または下方が開口していることを特徴とする請求項1または2記載のダイヤフラムポンプ。
  5. 前記凹部の底部に貫通孔を設けたことを特徴とする請求項1または2記載のダイヤフラムポンプ。
  6. 前記凹部の内周面に、前記出力軸の軸線方向に延在する溝を形成したことを特徴とする請求項1または2記載のダイヤフラムポンプ。
JP2009002191U 2009-04-08 2009-04-08 ダイヤフラムポンプ Expired - Lifetime JP3151339U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009002191U JP3151339U (ja) 2009-04-08 2009-04-08 ダイヤフラムポンプ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009002191U JP3151339U (ja) 2009-04-08 2009-04-08 ダイヤフラムポンプ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP3151339U true JP3151339U (ja) 2009-06-18

Family

ID=54855740

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2009002191U Expired - Lifetime JP3151339U (ja) 2009-04-08 2009-04-08 ダイヤフラムポンプ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3151339U (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102242706A (zh) * 2011-07-07 2011-11-16 厦门坤锦电子科技有限公司 微型水泵

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102242706A (zh) * 2011-07-07 2011-11-16 厦门坤锦电子科技有限公司 微型水泵
CN102242706B (zh) * 2011-07-07 2013-09-11 厦门坤锦电子科技有限公司 微型水泵

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US9453504B2 (en) Diaphragm pump
JP5731576B2 (ja) 急排弁構造体およびダイヤフラムポンプ
JP6190177B2 (ja) ダイヤフラムポンプ
JP3151339U (ja) ダイヤフラムポンプ
JP2003293958A (ja) 液体用ダイヤフラムポンプ
JP4150244B2 (ja) 逆止め弁
JP6592333B2 (ja) 吐出用弁体およびダイヤフラムポンプ
JP4181429B2 (ja) ピストンポンプ
JP2005030341A (ja) ダイヤフラムポンプ
JP4307867B2 (ja) ダイヤフラムポンプにおける駆動軸の軸受構造
JP2013545056A (ja) ポンプ用の継手、ロータ及び構成群
JP6393551B2 (ja) ダイヤフラムポンプ
JP4230761B2 (ja) ダイヤフラムポンプ
JP2019183711A (ja) ダイヤフラムポンプ
JP2004225607A (ja) ダイヤフラムポンプ
JP5749590B2 (ja) ダイヤフラムポンプ
JP5846798B2 (ja) ダイヤフラムポンプ
JP2012188983A (ja) ダイヤフラムポンプ
JP4144796B2 (ja) ダイヤフラムポンプおよびその組立方法
JP4345569B2 (ja) 流体圧アクチュエータ
JP5735373B2 (ja) ダイヤフラムポンプ
JP5846786B2 (ja) ダイヤフラムポンプ
JP5860252B2 (ja) 吐出弁およびそれを使用したポンプ
JP2004346886A (ja) ダイヤフラムポンプ
JP4092918B2 (ja) ダイヤフラムポンプ

Legal Events

Date Code Title Description
R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120527

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130527

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130527

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140527

Year of fee payment: 5

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

EXPY Cancellation because of completion of term