JP3151024U - ラドル - Google Patents

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Abstract

【課題】取付部材の抜け落ちが発生せず且つ取付部材への溶湯の付着や取付部材の成分が溶解しないラドルを提供する。【解決手段】ラドル1は、溶湯容器2と取付部材3とからなるラドル1であって、取付部材3に取り付けられるピン4と、取付部材3は移動手段に取り付けられる係合部と溶湯容器2の側面に埋設固定される埋設部と溶湯容器2を持ち上げた際に加わる荷重方向に対して略垂直な貫通方向にピン4が貫通する孔が形成され埋設部が埋設固定される側面の外側に位置するピン固定部とを有し、溶湯容器2は埋設部が挿入される被埋設部と孔と連通し貫通方向にピン4が差し込まれ溶湯容器2の内側とは連通しない穴が形成されたピン挿入部とを有することを特徴とする。【選択図】図1

Description

本考案は、溶湯が保持されている保存炉から溶湯を汲み出し保持可能なラドルに関する。
ラドルは、一般に溶湯を保持炉から取り出し、鋳型等まで移動する間、溶湯を保持するために用いられる。セラミックス製ラドルの場合、強度及び工作精度の理由から鋳造機への取付のために取付部材(金具)を接合している。取付部材の接合は、ラドルの側壁に取付部材の差し込み穴を設けて取付部材を差し込み、接着剤で固定する方法(特許文献1)、ラドルの側壁に内側まで貫通する孔を開け、ボルトで固定する方法(特許文献2)等がある。
特開平11−147168号公報 特開昭63−248564号公報
しかし、上記した接着剤で固定する方法では、使用中に取付部材が差し込み穴から抜けるトラブルが発生することがあり、ボルトで固定する方法では、内壁側の取付部材への溶湯の付着あるいは取付部材の成分による溶湯汚染の恐れがある。
本考案は、上記課題に鑑みてなされたもので、取付部材の抜け落ちが発生せず且つ取付部材への溶湯の付着や取付部材の成分が溶解しないラドルを提供することを解決すべき課題とする。
上記課題を解決するための請求項1に係る考案の構成上の特徴は、溶湯が保持されている保存炉から溶湯を汲み出し保持可能な上方に開口する窪みを区画する溶湯容器と、
前記溶湯容器によって汲み出された前記溶湯を鋳型に移動させる移動手段に前記溶湯容器を取り付ける取付部材と、
からなるラドルであって、
前記取付部材に取り付けられるピンと、
前記取付部材は、前記移動手段に取り付けられる係合部と、前記溶湯容器の側面に埋設固定される埋設部と、前記溶湯容器を持ち上げた際に加わる荷重方向に対して略垂直な貫通方向に前記ピンが貫通する孔が形成され前記埋設部が埋設固定される前記側面の外側に位置するピン固定部とを有し、
前記溶湯容器は、前記埋設部が挿入される被埋設部と、前記孔と連通し前記貫通方向に前記ピンが差し込まれ前記溶湯容器の前記窪みの内側とは連通しない穴が形成されたピン挿入部とを有することである。
また請求項2に係る考案の構成上の特徴は、請求項1において、板状の前記埋設部は板状の前記係合部から延設されており、
板状の前記ピン固定部は前記係合部から略垂直方向に立ち上がり、前記荷重方向に前記前記埋設部と略平行に延設され、前記埋設部は前記被埋設部に接着剤で固定され、前記ピンは前記孔を貫通し前記ピン挿入部に接着剤で固定されることである。
本考案のラドルは、取付部材が埋設部に埋設される埋設部とピンにて溶湯容器に固定されるピン固定部とを有するため、取付部材が溶湯容器から抜け落ちたりしにくい。そして、ピン挿入部は溶湯容器の内側には開口しておらず、ピンは溶湯容器の内側には貫通しないため、ピンに溶湯が付着したり取付部材の成分が溶解して溶湯を汚染したりすることはない。
本実施形態のラドル1の斜視図である。 (a)は本実施形態のラドル1の断面図であり、(b)は取付部材3のみの断面図である。
本考案の代表的な実施形態を図1〜図2を参照して説明する。
(実施形態)
本実施形態のラドル1は、図1に示されるように、溶湯容器2と、取付部材3と、ピン4とを有する。
溶湯容器2は、上方に開口する窪みを区画する本体部21と、側面の1つが外側に突出した注ぎ口22とを有する。そして、図2に示されるように、被埋設部23と、ピン挿入部24とを有する。被埋設部23は、厚さが他の側壁より厚くなった側壁に、開口20から底面29側に向かう鉛直方向(溶湯容器を持ち上げた際に荷重が加わる荷重方向)に窪んだ穴である。底面29側には貫通していない。ピン挿入部24は、被埋設部23と同じ側壁の外側から内側に向かう方向、つまり鉛直方向に対して垂直方向に形成された孔であり、被埋設部23及び側壁内側には連通していない。注ぎ口22は、被埋設部23と隣接する側面側に形成されている。
取付部材3は、係合部31と埋設部32とピン固定部33とを有する。係合部31と埋設部32とは一枚の板状であり、ピン固定部33は埋設部32よりの係合部31から側壁の外側方向に立ち上がり、その立ち上がり先端部分から荷重方向に側壁に沿って埋設部32と略平行に延設されている。ピン固定部33は、図2(b)に示されるように、ピン挿入部24と連通する位置に、垂直方向に貫通した孔331が2カ所、荷重方向で同じ位置になるように並んで形成されている。埋設部32は、溶湯容器2の被埋設部23に挿入される。挿入された埋設部32は、接着剤(図略)によって、被埋設部23に固着される。
ピン4は、取付部材3のピン固定部33の孔331から溶湯容器2の内側に向かって、ピン固定部33と連通する溶湯容器2のピン挿入部24に挿入される。挿入されたピン4は、接着剤によって、ピン挿入部24及びピン固定部33の孔311に固着される。図1では、この孔331にピン4が挿入されている状態が表されている。ピン4は、1つから2以上の複数用いて、取付部材3を溶湯容器2に固定し、ピン4の数に合わせて孔311を形成することができる。
本実施形態のラドル1によれば、取付部材3の埋設部32が溶湯容器2の被埋設部23に挿入固定され、更に取付部材3のピン固定部33がピン4によって溶湯容器2に固定されるため、取付部材3が溶湯容器2から抜け落ちたりしにくい。接着剤で固着される埋設部32が被埋設部23との固着状態が解除されたとしてもピン固定部33がピン4によって、溶湯容器2に固着されている。ピン4は、溶湯容器2が持ち上げられた際に加わる荷重方向に対して垂直方向に挿入されるため、溶湯容器2のピン挿入部24から外れ難い。
そして、ピン挿入部24は溶湯容器2の内側には開口しておらず、ピン4も溶湯容器2の内側には一端が突出することがないため、ピン4に溶湯が付着したりすることはない。また、取付部材3は溶湯容器2の内側には接していないため、成分が溶解する等して、溶湯を汚染することはない。
以上、本考案の好適な実施形態について説明したが、本考案は上記実施形態に限定されるものではない。例えば、注ぎ口22と被埋設部23とは隣接する位置関係ではなく、対面する側面に形成することもできる。また、取付部材3の係合部31を埋設部32から平面上に延設するのではなく、ピン固定部33と平面上に延設する取付部材3とすることもできる。その他に、ピン挿入部24は、溶湯容器2の側壁内側には開通しておらず、被埋設部23には連通することができる。その際、ピン挿入部24に挿入されるピン4は、被埋設部23まで挿入される長さのものを使用しても良い。更に、被埋設部23に挿入させる取付部材3の埋設部32にピン挿入部24に挿入されたピン4の端部が挿入できるように、被埋設部23に挿入された状態でピン挿入部24と連通する孔を形成することもできる。溶湯容器2が持ち上げられた際、埋設部32の接着固定が荷重方向に対してピン4によって強化されることになり、より取付部材4が溶湯容器2から抜け落ちにくくなる。
1:ラドル、
2:溶湯容器、20:開口、21:本体部、22:注ぎ口、23:被埋設部、
24:ピン挿入部、29:底面、
3:取付部材、31:係合部、32:埋設部、33:ピン固定部、331:孔、
4:ピン。

Claims (2)

  1. 溶湯が保持されている保存炉から溶湯を汲み出し保持可能な上方に開口する窪みを区画する溶湯容器と、
    前記溶湯容器によって汲み出された前記溶湯を鋳型に移動させる移動手段に前記溶湯容器を取り付ける取付部材と、
    からなるラドルであって、
    前記取付部材に取り付けられるピンと、
    前記取付部材は、前記移動手段に取り付けられる係合部と、前記溶湯容器の側面に埋設固定される埋設部と、前記溶湯容器を持ち上げた際に加わる荷重方向に対して略垂直な貫通方向に前記ピンが貫通する孔が形成され前記埋設部が埋設固定される前記側面の外側に位置するピン固定部とを有し、
    前記溶湯容器は、前記埋設部が挿入される被埋設部と、前記孔と連通し前記貫通方向に前記ピンが差し込まれ前記溶湯容器の前記窪みの内側とは連通しない穴が形成されたピン挿入部とを有することを特徴とするラドル。
  2. 板状の前記埋設部は板状の前記係合部から延設されており、
    板状の前記ピン固定部は前記係合部から略垂直方向に立ち上がり、前記荷重方向に前記前記埋設部と略平行に延設され、前記埋設部は前記被埋設部に接着剤で固定され、前記ピンは前記孔を貫通し前記ピン挿入部に接着剤で固定される請求項1に記載のラドル。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN106513646A (zh) * 2016-09-27 2017-03-22 无锡市明骥智能机械有限公司 金属溶液舀汤勺

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