JP3150745U - バッグ - Google Patents
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Abstract
【課題】構成部品が少なく使用方法が簡便でありながら、必要に応じて安定して背負うことが可能となるバッグを提供する。【解決手段】片側の持ち手を2本以上設置し、該持ち手のうち少なくとも1本の付け根部の一方が着脱可能な構造であり、該付け根部を取り外してバック底部の固定された付け根部と同じ側に設置された同様の着脱可能な構造部に取り付けることによってショルダーベルトとなる、また、同じ側に設置された他の持ち手のうち少なくとも1本を上記片方の付け根部が着脱可能な構造である持ち手と対称を成して設置し、前述のショルダーベルトと併せて左右のショルダーベルトを構成させることが可能であることを特徴とする。左右のショルダーベルトとしても使用可能な2本以上の持ち手を設置した側と対向するバッグの上端または側面に持ち手を有し、手提げ使用時にも安定して使用することが可能である。【選択図】図1
Description
本考案は、片側の上端または側面に、一方の付け根部が着脱可能な持ち手を対称に設置し、それらの持ち手の取り外し端部をバッグ底部に設置された同様の着脱可能な構造部に取り付けることによって、安定して背負うことが容易に出来るものとしたバッグに関する。
従来より、対向する側面に設置された各持ち手の付け根の一方を取り外し可能な構造として、持ち手にショルダーベルトとしての機能を付与し背負うことが可能なバッグが考案されている。(特許文献1)
また従来より、3ウェイバッグや手提げ用の持ち手を具備したリュックサックなど、手提げ使用と背負い使用が可能なバッグが販売されている。
実用新案登録第3059813号
特許文献1の考案では、対向する側面の持ち手を使用して左右のショルダーベルトを構成させる。このため上端部の固定位置が対向する側面に分離されていることにより、バッグのマチ幅が大きい場合などにおいて、左右のショルダーベルトの上部(頭側)の起点位置が背中から同じ距離とならない、バッグの対向する側面の上端部の平行が保たれないなど、安定して背負うことが困難であったり、美観が損なわれるという欠点があった。
また、従来より販売されている3ウェイバッグや手提げ用の持ち手を具備したリュックサックなどでは、持ち手とショルダーベルトが別々に設置されていた。このためバッグの構成部品が多くなり、バッグの重量、コストなどが増加するとともに使用方法が複雑であったり、手提げ使用時には、ショルダーベルトが露出したままとなるため、他の歩行者の荷物等に引っかかったり美観が損なわれるなどの欠点があった。
このようなことから本考案が解決しようとする課題(技術的課題または目的)は、手提げバッグとして高い機能を有するとともに、持ち手をショルダーベルトとしても使用可能とすることで、構成部品が少なく使用方法が簡便でありながら、必要に応じて安定して背負うことが可能となるバッグを提供することである。
そこで、考案者は、上記課題を解決すべく、本考案を、片側の持ち手を2本以上設置し、該持ち手のうち少なくとも1本の付け根部の一方が着脱可能な構造であり、該付け根部を取り外してバック底部の固定された付け根部と同じ側に設置された同様の着脱可能な構造部に取り付けることによってショルダーベルトとなる、また、同じ側に設置された他の持ち手のうち少なくとも1本を上記片方の付け根部が着脱可能な構造である持ち手と対称を成して設置し、前述のショルダーベルトと併せて左右のショルダーベルトを構成させることが可能なバッグとしたことにより、上記課題を解決した。
請求項2の考案は、請求項1の構成において、左右のショルダーベルトとしても使用可能な2本以上の持ち手を設置した側と対向するバッグの上端または側面に持ち手を有するバッグとしたことにより、上記課題を解決した。
請求項1によれば、バッグの同じ側の持ち手を左右のショルダーベルトとして機能させることができる。これにより、左右のショルダーベルトの、頭側の起点を背中から同じ距離に保つことが可能となるため、バッグのマチ幅が大きい場合や収納物が重い場合においても安定して背負うことができるものである。
同様に、請求項1によれば、左右のショルダーベルトとしても機能させることができる持ち手をバッグの同じ側に集中したことにより、バッグ上端部の開口部をファスナーやホックなどの従来からある方法で閉じた場合においても、バッグの対向する上端部の平行を損なう応力が発生しないため、バッグのマチ幅が大きい場合や収納物が重い場合においても、美観を損なうことなく安定して背負うことができるものである。
また、請求項1によれば、マチ幅が小さく、対向する側面にそれぞれ持ち手を設置しなくても手提げバッグとして使用可能なバッグの場合でも、2本以上の持ち手で保持することができるため、より安定して無理なくバッグを持ち運ぶことができるものである。
請求項2によれば、左右のショルダーベルトとしても機能させることができる持ち手を設置した側面と対向する側面にも持ち手を設置することにより、手提げ使用時の安定性を向上させることができる。この場合少なくとも3本の持ち手を使用して手提げ使用することになり、対向する側面に2本の持ち手を設置した従来のバッグに比べて各持ち手にかかる重量が分散されることにより、マチ幅の大きなバッグとした場合や収納物が重い場合にも無理なくバッグを持ち運ぶことができるものである。
以下、本考案の一実施形態を図面に基づいて説明する。本考案は、図1及び図2に示すように、主にバッグ本体部1、右側ショルダーベルトとしても使用可能な持ち手(持ち手2)、左側ショルダーベルトとしても使用可能な持ち手(持ち手3)、対向する側面の持ち手(持ち手4)、右側上部着脱可能な構造部(構造部5)、左側上部着脱可能な構造部(構造部6)、右側底部着脱可能な構造部(構造部7)、左側底部着脱可能な構造部(構造部8)及び、中心をホックで留めることができるサイドポケット(サイドポケット9)から構成されている。
このバッグ本体部1は、布地、皮革、ナイロン、合成樹脂、金属等の従来よりバッグ、スーツケース及びアタッシュケース等に使用されている素材で形成されている。
バッグ本体部1は、図1に示すように、手提げまたは肩掛けタイプのバッグとして使用できる。
そして、バッグ本体部1には、図1に示すように、持ち手2、持ち手3、持ち手4が設けられている。各々の持ち手は、手に提げるのに適切なループ状をなしており、手に持つことが容易にできるものである。具体的には、持ち手2及び持ち手3はバッグ本体部1の同じ側に、その対向する側に持ち手4がそれぞれ装着されており、バッグ本体部1の上方に略逆U字形状に設けられている。
なお、持ち手2の構造部6との着脱部分を2a、持ち手3の構造部5との着脱部分を3aと称する。
なお、持ち手2の構造部6との着脱部分を2a、持ち手3の構造部5との着脱部分を3aと称する。
またバッグ本体部1には、図1に示すように、構造部5、構造部6、構造部7、構造部8が設けられている。これらの構造部はそれぞれ着脱部分2a、着脱部分3aと着脱することが容易にできるものである。具体的には、例えば着脱部分2a、着脱部分3aに凸バックルを装着し、着脱可能な構造部5、6、7、8に凹バックルを装着する。
バッグ本体部1には、図2に示すように、持ち手4と同じ側面にサイドポケット9が設けられている。具体的には、サイドポケット9は携帯バッグ本体部1と同じ幅で設けられておりポケット上端部の中心にホックが設置されている。
バッグ本体部1は、図3、図4に示すように、背負いタイプのバッグとして使用できる。
本実施形態に述べる構成のバッグを、背負って使用する場合は、着脱部分2aを構造部6から取り外して構造部7に装着する。次に、着脱部分3aを構造部5から取り外して構造部8に装着する。最後に、持ち手4をサイドポケット9に入れホックを留める。
1 バッグ本体部
2 右側ショルダーベルトとしても使用可能な持ち手
2a 着脱部分
3 左側ショルダーベルトとしても使用可能な持ち手
3a 着脱部分
4 対向する側面の持ち手
5 右側上部着脱可能な構造部
6 左側上部着脱可能な構造部
7 右側底部着脱可能な構造部
8 左側底部着脱可能な構造部
9 中心をホックで留めることができるサイドポケット
2 右側ショルダーベルトとしても使用可能な持ち手
2a 着脱部分
3 左側ショルダーベルトとしても使用可能な持ち手
3a 着脱部分
4 対向する側面の持ち手
5 右側上部着脱可能な構造部
6 左側上部着脱可能な構造部
7 右側底部着脱可能な構造部
8 左側底部着脱可能な構造部
9 中心をホックで留めることができるサイドポケット
Claims (2)
- 対向する面の一方の上端または側面に2本以上の持ち手を有するバッグであって、該持ち手のうち少なくとも1本の付け根部の一方がバッグ本体に固定され、もう一方の付け根部が着脱可能な構造であり、着脱可能な付け根部を取り外してバック底部の固定された付け根部と同じ側に設置された同様の着脱可能な構造部に取り付けることによって、ショルダーベルトとなること。同じ側に設置された他の持ち手のうち少なくとも1本が、上記片方の付け根部が着脱可能な構造である持ち手と対称を成して設置されており、同様にショルダーベルトとなることで、前述のショルダーベルトと併せて左右のショルダーベルトを構成させることにより、手提げバッグを必要に応じて安定して背負うことも可能であることを特徴とするバッグ。
- 上記請求項1に記載のバッグであって、左右のショルダーベルトとしても使用可能な2本以上の持ち手を設置した側と対向する面のバッグの上端または側面に持ち手を有し、手提げ使用時にも安定して使用することが可能であることを特徴とするバッグ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2008008598U JP3150745U (ja) | 2008-11-10 | 2008-11-10 | バッグ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2008008598U JP3150745U (ja) | 2008-11-10 | 2008-11-10 | バッグ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP3150745U true JP3150745U (ja) | 2009-06-04 |
Family
ID=54855206
Family Applications (1)
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Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP3150745U (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2014050657A (ja) * | 2012-09-05 | 2014-03-20 | Akiko Kurosawa | 肩にかけたままリュックになるショルダーバッグ |
-
2008
- 2008-11-10 JP JP2008008598U patent/JP3150745U/ja not_active Expired - Fee Related
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