JP3150700U - 除電ブラシの改良 - Google Patents

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隆行 橋本
隆行 橋本
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株式会社イーエスオリオン
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Abstract

【課題】製品コストの低下を図った除電ブラシを提供する。【解決手段】金属基材に非導電性粘着剤を設けてなる表面テープと裏面テープの間に、導電性ブラシ繊維の多数束を接着挟持させ、さらに、上記表、裏面テープの間に、上記多数のブラシ繊維束にそれぞれ接して横切る方向に延長する少くとも1本の導電性繊維と、上記導電性繊維と接し且つ上記表、裏面テープから一端部分を突出させる、金属基材の両面に導電性粘着剤を設けてなる少くとも1枚の小幅導電テープとをそれぞれ接着挟持させ、上記小幅導電テープの突出する一端部分を上記裏面テープの裏面に折り返し接着した、除電ブラシである。【選択図】図2

Description

本考案は、非導電性粘着剤を塗布された表面テープと、導電性粘着剤を塗布された裏面テープとの間に、導電性ブラシ繊維の多数束を互に小間隔をあけた並列状態で接着挟持させたテープ挟持タイプの除電ブラシの改良に関する。
従来、この種の除電ブラシとして、図3に示すように、アルミ箔等の金属基材(b)の裏面に非導電性粘着剤(c)を塗布してなる表面テープ(a)と、アルミ箔等の金属基材(e)の両面に導電性粘着剤(f)、(f)を塗布してなる裏面テープ(d)との間に、導電性ブラシ繊維束(g)の多数束を小間隔をあけて接着挟持させてなる除電ブラシであって、使用においては、各種機器の除電作業位置におけるアース接続された取付部材(h)に、上記裏面テープ(d)の導電性粘着剤(f)面を接着するものが広く使用されている。
しかし、上記従来の除電ブラシは、導電性粘着剤を両面に塗布した裏面テープが通常テープと比較して極めて高価(9〜10倍の価格)であり、それが除電ブラシのコスト低下への大きな障害となっていた。
本考案は、製品コストの低下を図ることを課題とする。
上記の課題を解決する手段として、本考案は、
金属基材の裏面に非導電性粘着剤を設けてなる表面テープと、金属基材の両面に非導電性粘着剤を設けてなる裏面テープとの互の非導電性粘着剤の間に、導電性ブラシ繊維の多数束を互に小間隔をあけ、各ブラシ繊維束の一端部分を表、裏面テープから突出させた状態で接着挟持させ、
さらに、上記表、裏面テープの間に、上記多数のブラシ繊維束にそれぞれ接して横切る方向に延長する少くとも1本の導電性繊維と、上記導電性繊維と接し且つ上記表、裏面テープから一端部分を突出させる、金属基材の両面に導電性粘着剤を設けてなる少くとも1枚の小幅導電テープとをそれぞれ接着挟持させ、
上記小幅導電テープの突出する一端部分を上記裏面テープの裏面に折り返し接着した、
除電ブラシを提案する。
本考案の除電ブラシによれば、金属基材の両面に導電性粘着剤を設けてなる高価なテープは、小幅のものを少くとも1枚使用するだけで足りるから、除電ブラシの大幅なコストダウンを実現することができるのである。
本考案の除電ブラシの製作工程を示し、 (イ)裏面テープにブラシ繊維の多数束を接着し、その上に1本の導電性繊維を接着した状態の一部省略平面図である。 (ロ)(イ)図の状態の上に、導電性粘着剤を塗布された小幅テープを接着した状態の同上平面図である。 (ハ)(ロ)図の状態の上に、裏面テープを接着した状態の同上平面図である。 (ニ)上記小幅テープを裏面テープに折り返し接着した状態の同上平面図である。 (イ)図1(ロ)のA−A線拡大断面図である。 (ロ)図1(ハ)のB−B線同上断面図である。 (ハ)図1(ニ)のC−C線同上断面図である。 従来例の拡大断面図である。
本考案における上記「導電性繊維」には、ポリアミド系、ポリアクリル系等の極細合成繊維の複数本を撚り合わせてなる糸を銀、銅等の導電性金属でメッキしたもの、その他屈撓性が良く、導電性を有する種々の繊維が使用される。
図1(イ)に示すように、長方形のアルミ箔からなる金属基材(2)の裏面に、通常の非導電性粘着剤(3)を塗布してなる表面テープ(1)の裏面粘着剤(3)面に、導電性のブラシ繊維束の多数束(4)…を、表面テープ(1)の長手方向に互に小間隔をあけた並列状態で、且つブラシ繊維束(4)…の一端部分を表面テープ(1)の一側方へ突出した状態で、それぞれ接着し、ついでナイロン極細繊維糸を銀メッキしてなる1本の導電性繊維(5)を、上記各ブラシ繊維束(4)…の上に重合当接しつつ横切る方向へテープ全長に延長した状態で、上記粘着剤(3)面に接着してある。
次に、同図(ロ)及び図2(イ)のように、アルミ箔からなる短冊状基材(7)の両面に導電性粘着剤(8)、(8)を塗布してなる小幅の導電テープ(6)を、本例では2枚、表面テープ(1)の両端部において上記導電性繊維(5)の両端部と接着当接した状態で、上記粘着剤(3)面に接着すると共に、一端部分を表面テープ(1)の一側方へ突出させる。
次に、同図(ハ)及び図2(ロ)のように、アルミ箔の基材(10)の両面に通常の非導電性粘着剤(11)、(11)を塗布してなる上記表面テープ(1)と同寸法の裏面テープ(9)を、上記表面テープ(1)、ブラシ繊維束(4)…、導電性繊維(5)及び小幅導電テープ(6)、(6)に重合接着する。
ついで、同図(ニ)及び図2(ハ)に示すように、上記小幅導電テープ(6)、(6)の突出一端部分を裏面テープ(9)の裏面粘着剤(11)面上に折り返して接着する。
使用において、図2(ハ)のように、特定機器における除電作業位置にあるアース接続された取付部材(12)に、裏面テープ(9)の非導電性粘着剤(11)面と共に小幅導電テープ(6)、(6)の導電性粘着剤(8)、(8)面をそれぞれ接着して本案除電ブラシを取りつけると、各ブラシ繊維束(4)…が1本の導電性繊維(5)、2枚の小幅導電テープ(6)、(6)を経て上記取付部材(12)に導通し、それにより各ブラシ繊維束(4)…がアースされる。
1 表面テープ
2 金属基材
3 非導電性粘着剤
4 導電性ブラシ繊維束
5 導電性繊維
6 小幅導電テープ
7 金属基材
8 導電性粘着剤
9 裏面テープ
10 金属基材
11 非導電性粘着剤

Claims (1)

  1. 金属基材の裏面に非導電性粘着剤を設けてなる表面テープと、金属基材の両面に非導電性粘着剤を設けてなる裏面テープとの互の非導電性粘着剤の間に、導電性ブラシ繊維の多数束を互に小間隔をあけ、各ブラシ繊維束の一端部分を表、裏面テープから突出させた状態で接着挟持させ、
    さらに、上記表、裏面テープの間に、上記多数のブラシ繊維束にそれぞれ接して横切る方向に延長する少くとも1本の導電性繊維と、上記導電性繊維と接し且つ上記表、裏面テープから一端部分を突出させる、金属基材の両面に導電性粘着剤を設けてなる少くとも1枚の小幅導電テープとをそれぞれ接着挟持させ、
    上記小幅導電テープの突出する一端部分を上記裏面テープの裏面に折り返し接着した、
    除電ブラシ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN104670562A (zh) * 2015-02-12 2015-06-03 安徽永成电子机械技术有限公司 一种自动灌装线供袋机用静电吸附分离装置

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