JP3092735U - 除電、導電等用のブラシの改良 - Google Patents

除電、導電等用のブラシの改良

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JP3092735U
JP3092735U JP2002005789U JP2002005789U JP3092735U JP 3092735 U JP3092735 U JP 3092735U JP 2002005789 U JP2002005789 U JP 2002005789U JP 2002005789 U JP2002005789 U JP 2002005789U JP 3092735 U JP3092735 U JP 3092735U
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Japan
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brush
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brush fibers
fibers
conductive
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Inventor
信幸 久野
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株式会社イーエスオリオン
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 除電、導電等用のブラシにおいて、ブラシ繊
維の十分な抜け止めと、ブラシ繊維と基材との確実な導
通を低コストで実現する。 【解決手段】 金属板の基材が2つ折りに折曲され、該
2つ折り基材の内側に、多数本の導電性ブラシ繊維の各
一部が接着されると共に、該ブラシ繊維の各他部が基材
から突出され、上記2つ折り基材におけるブラシ繊維を
はさんで相対する両端部分が内側に屈曲されて上記ブラ
シ繊維に導通状態で強く挾着している、除電、導電等用
のブラシ。

Description

【考案の詳細な説明】 【0001】 【考案の属する技術分野】 本考案は、複写機、プリンター等の各種事務機器等に使用される静電気除去( 除電)用、導電用等のブラシであって、金属製板状基材を2つ折りし、該2つ折 り基材の内側に多数本の導電性ブラシ繊維の各一部を挾持させ、各他部を基材か ら突出させてなるタイプのブラシの改良に関する。 【0002】 【従来の技術】 従来、例えば事務機器の除電用ブラシとして、ミクロン単位の細いステンレス 鋼繊維の多数本を束ねてなる導電性ブラシ繊維の多数本と、アルミ合金薄板の長 方形基材とを用意し、上記基材の一面に導電性両面粘着テープを貼り、該粘着テ ープ上に上記ブラシ繊維の各一端部分を互に間隔をあけて貼った後上記基材を2 つ折りして該2つ折り基材間に各ブラシ繊維の一端部分を接着挾持した構造のも のが広く知られている。 【0003】 しかし、上記の除電ブラシは、ブラシ繊維が基材から抜け易く、一旦抜けた繊 維は事務機器の電気回路盤等に入りこんで誤動作を生じることがしばしばあった 。 【0004】 これを改善するため、上記両面粘着テープに代え熱硬化性合成樹脂によりブラ シ繊維を基材に強く固着するものが提案された。しかし、この改善方法では、熱 硬化処理に余分のコストがかかり、しかも上記熱硬化性合成樹脂は一般に電気絶 縁性であるため、各ブラシ繊維の一端部分を2つ折り基材内に長く残して基材内 面に直接押しつける導通方法を採っているが、そのような導通方法では、接触が 不安定で確実な導通がえられない場合が生じる。 【0005】 【考案が解決しようとする課題】 本考案は、ブラシ繊維の十分な抜け止めと共に、ブラシ繊維と基材との確実な 導通を低コストで実現することを課題とする。 【0006】 【課題を達成するための手段】 上記課題を達成する手段として、本考案は、 金属板の基材が2つ折りに折曲され、該2つ折り基材の内側に、多数本の導電 性ブラシ繊維の各一部が接着されると共に、該ブラシ繊維の各他部が基材から突 出され、 上記2つ折り基材におけるブラシ繊維をはさんで相対する両端部分が内側に屈 曲されて上記ブラシ繊維に導通状態で強く挾着している、 除電、導電等用のブラシを提案する。 【0007】 本考案における上記基材の「金属板」には、アルミニウム合金、銅、スズめっ き鋼等の導電性でプレス加工の容易な金属板を含む。 【0008】 また、上記「導電性ブラシ繊維」とは、ステンレス鋼、銅・亜鉛合金、ニッケ ル・チタン合金等の導電性弾性金属、又はカーボン繊維、アクリル繊維等の合成 繊維に金属等の導電性材料を蒸着したもの等の導電性弾性細線の1本又は複数本 の束からなる。 【0009】 さらに、上記ブラシ繊維の「各一部」が2つ折り基材の内側に接着され、「各 他部」が基材から突出され、とは、ブラシ繊維の各一端部分が2つ折り基材の内 側に接着され、各他端部分が基材から突出する構造、ブラシ繊維が中間部で2つ 折りされ、該2つ折り部分が2つ折り基材の内側に接着され、2つ折りの両端部 分が基材から突出する構造、及びブラシ繊維が一端部分で2つ折りされ、該2つ 折り部分が2つ折り基材の内側に接着され、2つ折りの一他端部分が基材から突 出する構造を含む。 以下図面を参照して本考案の詳細を説明する。 【0010】 【実施例】 図1(イ)に示すように、導電性基材(1)は長方形のアルミ合金板で、その 相対する長辺がわ両側辺部に、該基材(1)の一面がわに階段状に一段屈曲する 屈曲段部(2)、(2)をプレス加工により成形してあり、その両段部(2)、 (2)間の基材(1)一面に、本例では通常の非導電性の剥離紙(4)つき両面 粘着テープ(3)を貼ってある。この場合、上記屈曲段部(2)、(2)の基材 (1)本体との段差は、本例では上記両面粘着テープ(3)のほぼ厚さ分として ある。 【0011】 ついで、上記剥離紙(4)を剥離した後、同図(ロ)に示すように、粘着テー プ(3)上に、一例として約20ミクロン径のステンレス鋼繊維約30本の束か らなる導電性ブラシ繊維多数本(5)…を基材(1)の長手方向と直交する向き で等間隔をあけて貼りつける。本例では、各ブラシ繊維(5)…の各一端を基材 (1)の幅中間に位置させ、各他端部分を基材(1)一側辺から突出させる。 【0012】 次に、同図(ハ)に示すように、プレス加工により基材(1)を、該基材(1 )の幅の中間線を折曲線として、粘着テープ(3)を内側に、V字状に2つ折り し、ついで同図(ニ)に示すように基材(1)をさらに強く2つ折りしてブラシ 繊維(5)…の一端部分を粘着テープ(3)を介して2つ折り基材(1)間に挾 着すると共に、屈曲段分(2)、(2)をブラシ繊維(5)…に強く圧着させる 。それにより上記屈曲段部(2)、(2)をブラシ繊維(5)…への圧着挾持に より基材(1)と各ブラシ繊維(5)…との導通を確実に行うと共に、各ブラシ 繊維(5)…を抜け止め状態に強く保持することができる。 【0013】 図2に示す他の実施例は、同図(イ)に示すように基材(1a)の粘着テープ (3a)上に導電性ブラシ繊維(5a)…を、該基材(1a)の幅からブラシ繊 維両端部分を張り出した状態で、貼りつけ、ついで各種の糸、又は合成樹脂、金 属等の線、テープ、その他種々の材料からなる各種断面形状の線状芯材(6a) を基材(1a)の幅の中間線に沿って各ブラシ繊維(5a)…の上に重ねつつ粘 着テープ(3a)に貼る。ついで上記基材(1a)を上記芯材(6a)に対応す る位置を折曲線として、ブラシ繊維(5a)…を内側に2つ折りしつつ全体を2 つ折りすると共に、屈曲段部(2a)、(2a)を2つ折りブラシ繊維(5a) …に強く圧着させ、他の構造は図1と実質的に同一である。 【0014】 図3に示す基材の他の実施例は(1b)は、基材(1b)の2つ折り時に、屈 曲段部(2b)、(2b)のブラシ繊維(5b)…に圧着すべき面に、本例では ブラシ繊維(5b)…の半断面よりやや浅い半円筒状溝からなるブラシ繊維1本 づつを挾持する溝(7b)…、(7b)…をそれぞれ設け、両挾持溝(7b)( 7b)、…間にブラシ繊維(5b)…をそれぞれ圧着挾持するようにした例であ る。 【0015】 【考案の効果】 本考案の除電、導電等用のブラシによれば、2つ折り基材の両端部分がブラシ 繊維に導通状態で強く挾着しているから、ブラシ繊維の基材からの抜け止めを十 分に果すことができると共に、ブラシ繊維と基材との導通を確実に行うことがで き、しかも従来のようなコスト高を解消することができる。
【図面の簡単な説明】 【図1】(イ)両面粘着テープを貼った基材の一部省略
斜面図である。 (ロ)基材にブラシ繊維を貼りつけた状態の一部省略斜
面図である。 (ハ)基材をV字状に折った状態の拡大側面図である。 (ニ)基材を最終的に2つ折りした状態の拡大側面図で
ある。 【図2】(イ)他の実施例の基材にブラシ繊維及び芯材
を貼りつけた状態の一部省略斜面図である。 (ロ)基材を最終的に2つ折りした状態の拡大側面図で
ある。 【図3】基材の他の例の拡大一部省略斜面図である。 【符号の説明】 1、1a、1b 基材 2、2a、2b 屈曲段部 3、3a、3b 両面粘着テープ 4、4a、4b ブラシ繊維

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 【請求項1】 金属板の基材が2つ折りに折曲され、該
    2つ折り基材の内側に、多数本の導電性ブラシ繊維の各
    一部が接着されると共に、該ブラシ繊維の各他部が基材
    から突出され、 上記2つ折り基材におけるブラシ繊維をはさんで相対す
    る両端部分が内側に屈曲されて上記ブラシ繊維に導通状
    態で強く挾着している、除電、導電等用のブラシ。
JP2002005789U 2002-09-12 2002-09-12 除電、導電等用のブラシの改良 Expired - Lifetime JP3092735U (ja)

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