JP3150300U - 係合具 - Google Patents
係合具 Download PDFInfo
- Publication number
- JP3150300U JP3150300U JP2009000931U JP2009000931U JP3150300U JP 3150300 U JP3150300 U JP 3150300U JP 2009000931 U JP2009000931 U JP 2009000931U JP 2009000931 U JP2009000931 U JP 2009000931U JP 3150300 U JP3150300 U JP 3150300U
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- piece
- engaged
- state
- polymerized
- base
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Landscapes
- Purses, Travelling Bags, Baskets, Or Suitcases (AREA)
Abstract
【課題】基体等の外表面を傷付けることなく、基体に対して重合される重合片の重合状態を確実に保持することを目的とする。【解決手段】財布10は基体11に対して屈曲自在に備えられ、基体11に対して折り重なる状態で重合可能とされる重合片12を備える。重合される基体11と重合片のそれぞれには、係合具14が備えられ、該係合具14は重合片12の外表面に突設する被係合凸部15と、基体11に対して支持され、基体11に対して重合片12が重合された状態で被係合凸部15と係合される係合レバー19を備えた係合体16にて形成される。【選択図】 図1
Description
本考案は、財布、鞄などにおいて、布地、革材、ビニール地などからなる基体に対し、屈曲自在に備えられ、基体に対して折り重なる状態で重合可能とされ、基体と同様に布地、革材、ビニール地などにて形成される重合片にあって、重合される基体と重合片のそれぞれに備えられ、基体に対する重合片の重合状態を保持可能とする係合具に関する。
一般に財布や鞄などにおいては、お金、書類、衣服などの収納部の収納口が備えられ、また、こうした収納口を被覆する重合片が備えられる。例えば、図7ないし図9に示す財布1においては、お金やカード類の収納部2A、2B、3Cの各収納口3A、3B、3Cが備えられる。また、この財布1には基体4に対し図7の矢印A方向に屈曲自在とされる重合片5が備えられる。
すなわち、財布1の基体4並びに重合片5は、それぞれ布地、革材、ビニール地などを用いて形成され、図7ないし図9に示す従来例では基体4および重合片5を一体の合成皮革材を用いて形成され、図7のB線部分に係る屈曲線を中心に重合片5を基体4に対し、矢印A方向に屈曲自在としている。
矢印A方向に屈曲される重合片5は、基体4に対して折り重なる状態において、図8に示すように基体4に重合可能とされ、この状態において各収納部2A〜2Cの収納口3A〜3Cを重合片5により被覆することを可能としている。
ここで重合される基体4と重合片5のそれぞれには、図8に示す基体4に対する重合片5の重合状態を保持可能とする係合具6が備えられる。すなわち、図7ないし図9に示す従来の係合具6は、雌雄の一対のスナップ金具からなり、基体4には雌金具としての被係合体6Aが、重合片5には雄金具としての係合体6Bが備えられる。係合具6による係合は基材4に対して重合片5を図7に示す状態から図8に示す重合状態に屈曲させ、係合体6Bを被係合体6Aに係合させて行う。これにより、各収納口3A〜3Cが重合片5により被覆され、基体4に対する重合片5の重合状態を保持させることが可能となり、併せて収納口3A〜3Cの重合片5による被覆状態が保持されることとなる。
また、係合具6の係合体6Bを被係合体6Aから係合解除することで重合片5を基体4から離隔する状態に回動させることが可能となり、図8に示す状態から図7に示す収納口3A〜3Cの開放状態にすることが可能となる。
特許平9−56437
ところで、図7に示すようなタイプの財布1にあっては、係合具6の係合体6Bを被係合体6Aに止着し、係合することとし、この際、重合片5の内側に取着される凸条の係合体6Bを目測により基体4に備えられる被係合体6Aに位置合わせして止着していた。このため、図9に示すように被係合体6Aから外れた位置に凸条からなる係合体6Bが矢印Cに示すように当接する場合が発生していた。こうした係合体6Bの基体4に対する当接が繰り返されると、例えば基体4の外表面に模様が描かれている場合、その模様が削り落ちる場合が発生していた。また、図7に示すように基体4が革材や布材からなる編み込みで形成される場合、編み込みが破壊するなどの不具合が生じていた。
本考案はこうした従来の不具合に着目してなされたものであり、基体等の外表面を傷付けることなく、基体に対して重合される重合片の重合状態を確実に保持することを目的とするものである。
上記課題を解決するため、本考案の請求項1は財布、鞄などにおいて、布地、革材、ビニール地などからなる基体に対し、屈曲自在に備えられ、基体に対して折り重なる状態で重合可能とされ、基体と同様に布地、革材、ビニール地などにて形成される重合片にあって、重合される基体と重合片のそれぞれに備えられ、基体に対する重合片の重合状態を保持可能とする係合具であって、基体に対し屈曲され、基体に対して重合される状態にあって重合片の外表面に、重合片から突設する状態で支持される被係合凸部と、基体に対して重合片が重合された状態にあって、上記被係合凸部と対向する状態で基体に対し支持され、基体における重合片の重合対応位置に固着される固定部と、該固定部に支持される基軸に対して回動可能に支持され、基体に対して重合片が重合された状態において、重合片に備えられる被係合凸部に向けて基軸を中心に回動され、基体に対し重合された重合片の外表面を基体に対し押え付けるように被係合凸部と係合可能とし、一方、被係合凸部から離隔する状態に基軸を中心に回動させた状態において、被係合凸部に対する係合を解除し、基体に対し押え付けられていた重合片の重合を解除可能とする係合レバーと、からなる係合体とを備えた係合具としている。
また本考案の請求項2は、係合レバーには、重合片に突設する状態で支持される被係合凸部を係合状態において係入可能とする係合凹部を備えることとしてなる請求項1に記載の係合具としている。
さらに本考案の請求項3は、被係合凸部と、固定部並びに係合レバーとからなる係合体は、それぞれ金属材にて形成される請求項1または請求項2のいずれかに記載の係合具としている。
本考案の請求項1によれば、基材に対して重合片に重合された状態において、重合片の外表面に、重合片から突設する状態で支持される被係合凸部に係合レバーが回動されて係合体が被係合凸部に係合されるため、基体や重合片の表面において係合具としての係合体が干渉することがなく、基体等の外表面を傷付けることなく、基体に対して重合される重合片の重合状態を確実に保持することができる。
また本考案の請求項2によれば、係合レバーの被係合凸部に対する係合状態において、係合レバーの係合凹部に対して被係合凸部が係入されるため、係合体の被係合凸部に対する係合が確実になされることとなる。
さらに本考案の請求項3によれば、被係合凸部と、固定部並びに係合レバーとからなる係合体は、それぞれ金属材にて形成されるため、壊れにくく、長寿命の係合具を提供することが可能となる。
以下、本考案の最良の実施形態に係る係合具を図1ないし図6に基づいて説明する。実施形態に係る係合具は、図1ないし図3に示す財布10に備えられ、この財布10は、図3に示すように基体11に対して矢印D方向に屈曲自在な重合片12を備える。図3のE線部分に係る屈曲線Eを中心に矢印D方向に屈曲可能な重合片12は、図3に示す基体11に対する離隔状態において見られるように、内側にカード類の収納部13A、13B、13Cを備える。重合片12は、図1に示すように屈曲線Eを中心に矢印D方向に屈曲させ、基体11に対して折り重なる状態で重合可能とされる。こうした重合状態において、カード類の収納部13A〜13Cを閉じ、外部に露出させないようにすることが可能となる。
財布10の基体11並びに重合片12は、布地、革材、ビニール地などを用いて一体に形成され、図1に示すように屈曲線Eを中心に屈曲させた基体11並びに重合片12の外表面は、皮革材を編み込んだ状態で形成される。
ここで図1に示すようにして重合される基体11と重合片12のそれぞれには、基体11に対する重合片12の重合状態を保持可能とする係合具14が備えられる。係合具14は重合片12側に備えられる被係合凸部15と、被係合凸部15に対して係合可能とされ、基体11側に備えられる係合体16とにより形成される。
被係合凸部15は、図1に示すように基体11側に対して屈曲され、基体11に対して重合される重合片12の外表面において、該外表面から長さT1だけ突設する状態で重合片12に支持させる状態で備えられる(図6参照)。この被係合凸部15は金属製からなり、重合片12に対して固着する状態で支持される。
一方、係合体16は、図1に示す基体11に対して重合片12が重合された状態にあって、上記被係合凸部15と対向する状態で基体11に対して支持され、係合体16は図3に示すように基体11における重合片12の重合対応位置に固着される固定部17と、該固定部17に支持される基軸18に対して矢印F方向に回動可能に支持される係合レバー19とにより形成される(図3、図4参照)。
すなわち、係合体16は図4に示すように固定ピン20により固定部17を基体11に固着させて形成され、全体を金属材で形成するようにしている。係合レバー19は、図4に示すように固定部17の端部に配設される軸受部21に支持される基軸18を中心に矢印F方向に回動可能に支持される。係合レバー19は、軸受部21に備えられる係止片22に矢印G方向での開放位置を規制され(図4、図5参照)、また軸受部21において閉方向(矢印H方向)での回動端を図5に示す2点鎖線に示す位置に規制される(図5参照)。すなわち、係合レバー19は両回動端の間を矢印F方向に回動可能とされる。
係合レバー19は、基体11に対して重合片12が重合された状態において、重合片12に備えられる被係合凸部15に向けて基軸18を中心に回動され、基体11に対して重合された重合片12の外表面を基体11に対し、押え付けるように被係合凸部15と係合可能とされる(図2、図6参照)。この係合状態において、係合レバー19の被係合凸部15との対向位置には係合凹部23が備えられ、該係合凹部23に被係合凸部15を係入させ、重合片12に突設する状態で支持される被係合凸部15と係合レバー19を相互に係合可能にしている。
ここで係合レバー19は、被係合凸部15と係合させた状態の係合レバー19の閉方向での回動端が、軸受部21において位置規制され、さらに被係合凸部15は重合片12の外表面よりT1だけ突設する状態で備えられるため、係合レバー19は重合片12の外表面と干渉することなく、被係合凸部15と係合させることが可能となる。
一方、係合レバー19は被係合凸部15から離隔する状態に基軸18を中心に回動させた状態において、被係合凸部15に対する係合を解除し、これにより図1および図5に示すように基体11に対して押え付けられていた重合片12の重合が解除可能とされ、図3に示すようにカード類の収納部13A〜13Cを外部に露出可能となるよう重合片12を基体11から離隔させるよう開くことが可能となる。
このように実施形態に係る係合具14によれば、係合状態あるいは係合する際において係合レバー19が基体11や重合片12の外表面に干渉せず、特に革材を編み込んで形成される重合片において、これら外表面を傷付けることがなく、基体11に対して重合される重合片12の重合状態を確実に保持させることが可能となる。また係合レバー19は係合の際、係合凹部23に係入されることとなり、係合が確実に行えることとなる。
以上のように、本考案に係る係合具によれば、重合片の基体に対する重合状態を保持し、重合に際して基体等の外表面を傷付けることもないので、様々なタイプの財布、鞄類において採用することが可能となる。
1、10 財布
2A、2B、2C 収納部
3A、3B、3C 収納口
4、11 基体
5、12 重合片
6、14 係合具
6A 被係合体
6B、16 係合体
13B、13C カード類の収納部
15 被係合凸部
17 固定部
18 基軸
19 係合レバー
20 固定ピン
21 軸受部
22 係止片
23 係合凹部
2A、2B、2C 収納部
3A、3B、3C 収納口
4、11 基体
5、12 重合片
6、14 係合具
6A 被係合体
6B、16 係合体
13B、13C カード類の収納部
15 被係合凸部
17 固定部
18 基軸
19 係合レバー
20 固定ピン
21 軸受部
22 係止片
23 係合凹部
Claims (3)
- 財布、鞄などにおいて、布地、革材、ビニール地などからなる基体に対し、屈曲自在に備えられ、基体に対して折り重なる状態で重合可能とされ、基体と同様に布地、革材、ビニール地などにて形成される重合片にあって、重合される基体と重合片のそれぞれに備えられ、基体に対する重合片の重合状態を保持可能とする係合具であって、
基体に対し屈曲され、基体に対して重合される状態にあって重合片の外表面に、重合片から突設する状態で支持される被係合凸部と、
基体に対して重合片が重合された状態にあって、上記被係合凸部と対向する状態で基体に対し支持され、基体における重合片の重合対応位置に固着される固定部と、該固定部に支持される基軸に対して回動可能に支持され、基体に対して重合片が重合された状態において、重合片に備えられる被係合凸部に向けて基軸を中心に回動され、基体に対し重合された重合片の外表面を基体に対し押え付けるように被係合凸部と係合可能とし、一方、被係合凸部から離隔する状態に基軸を中心に回動させた状態において、被係合凸部に対する係合を解除し、基体に対し押え付けられていた重合片の重合を解除可能とする係合レバーと、からなる係合体と
を備えた係合具。 - 係合レバーには、重合片に突設する状態で支持される被係合凸部を係合状態において係入可能とする係合凹部を備えることとしてなる請求項1に記載の係合具。
- 被係合凸部と、固定部並びに係合レバーとからなる係合体は、それぞれ金属材にて形成される請求項1または請求項2のいずれかに記載の係合具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2009000931U JP3150300U (ja) | 2009-02-23 | 2009-02-23 | 係合具 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2009000931U JP3150300U (ja) | 2009-02-23 | 2009-02-23 | 係合具 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3150300U true JP3150300U (ja) | 2009-05-07 |
Family
ID=54854812
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2009000931U Expired - Fee Related JP3150300U (ja) | 2009-02-23 | 2009-02-23 | 係合具 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3150300U (ja) |
-
2009
- 2009-02-23 JP JP2009000931U patent/JP3150300U/ja not_active Expired - Fee Related
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US10756480B2 (en) | Connector and connector assembly | |
JP6942038B2 (ja) | コネクタ | |
JP3574891B2 (ja) | Fpc用コネクタ | |
JP2009205914A (ja) | ケーブル用コネクタ | |
JP3120077U (ja) | Icソケット | |
JP3150300U (ja) | 係合具 | |
JP2004111125A (ja) | 薄形コネクタ | |
JP2009093930A (ja) | レバー式コネクタ | |
JP2010082066A (ja) | 脱落防止機能付き衣類用ハンガー | |
TWI461159B (zh) | 卡扣具 | |
JP4780280B2 (ja) | 留め具 | |
JP4310454B2 (ja) | 名札装着具 | |
JP2009112677A (ja) | クリップおよびネックストラップ | |
JP4558439B2 (ja) | 小型電子機器 | |
JPH1118806A (ja) | ロックカバー付きバックル | |
JP2007116562A (ja) | 携帯電子装置 | |
JP2011044236A (ja) | カバー支持構造、及び電子機器 | |
JP5743130B2 (ja) | 衣類用ベルトのバックル | |
JP4983590B2 (ja) | 携帯用無線機のベルトフック構造 | |
CN111525344A (zh) | 用于多极电连接器壳体的锁定杆的锁定装置 | |
JP2016136462A (ja) | 電気コネクタ | |
JP2008261464A (ja) | クリップ | |
JP5413316B2 (ja) | 蓋付き容器 | |
JP3182356U (ja) | クリップ付きスタイラスペン | |
JP3220885U (ja) | キーケース |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
R150 | Certificate of patent (=grant) or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120415 Year of fee payment: 3 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |