JP3150285U - カーテン吊り具 - Google Patents
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Abstract
Description
ところで、カーテンは、これを開閉するときに下方へ引き下げる力及び左右へ引かれる力を受ける。この力は、カーテンの上端縁に取付けられているカーテン吊り具に集中的にかかるので、フックが左右に曲がって、折損しやすいし、ときには吊り環からはずれてしまうことがある。
フックが吊り環から外れるのを防止するために、特許文献2に記載されたカーテン吊り具が提案されているが、これはフックを吊り環から外そうとするとき、フックと突出片との間が閉じてしまい、取外しが容易でなく、無理に引き外すとフック又は突出片が折損しやすい難点がある。
これに対して、特許文献3に記載されたカーテン吊り具が提案されているが、これは先端に環状部を有する弾性突出片を設けるため、原材料の増加や複雑な形状が製作コストの低廉化や小型化の妨げになるし、脆弱部分が付加されて強度上の難点がある。
また、本体には、フック体12を係合させるための縦方向に伸びる主杆4を前方に設けると共に、カーテンCに取付けるための取付け部5を後方に設け、主杆4の前面側には、中央の縦方向に伸びるの仕切壁6を隔てて、その左右両側に、縦方向のラチェット歯7列を設け、仕切壁6の前方端部は、ラチェット歯7の頂部よりも高く前方に張り出させ、フック体3の抱持部11の内側には、さらに本体2のラチェット歯7に係合するように、一対の薄板状のラチェット爪13を設け、フック12には、さらに抱持部11から上方へ真っ直に伸びる立上げ部18を設け、かつこの立上げ部23の背面に、本体の仕切壁6を上下に相対移動自在に受け入れる縦方向に伸びる割溝8を設けた。
また、フック体3が本体2に対して上方に確実に固定され、ラチェット爪13が抱持部11の内側に設けられており、外側に張り出していないから、全体が小型であり、体裁が良いし、折損のおそれもない。ラチェット爪13は、薄板状で比較的柔軟であるから、下方への移動操作を軽快に行なうことができる。フック12の割溝20に仕切り壁8が嵌合しているので、フック12の立上げ部18が補強され、左右に振られる力を受けても容易に左右に曲がることがないし、折損しにくく、吊り環から離脱するおそれもない等の効果を有する。
図1ないし図9において、カーテン吊り具1は、カーテンCに取付けられる弾性合成樹脂製の本体2と、この本体2に対してラチェット式に下方へ移動自在に係合する弾性合成樹脂製のフック体3とから成る。
2 本体
3 フック体
4 主杆
5 挿入杆
7 ラチェット歯
8 仕切壁
9 係合溝
11 抱持部
12 フック
13 ラチェット爪
14 前方側壁
18 立上げ部
19 折り返し部
20 割溝
21 張出部
22 隙間
23 外側開放部
24 内側開放部
C カーテン
Claims (4)
- カーテンに取り付けられる弾性合成樹脂製の本体と、この本体に対してラチェット式に下方へ移動自在に係合し、吊り環に掛け止め可能な弾性合成樹脂製のフック体とから成るカーテン吊り具において、
前記フック体は、前記本体を上下に摺動自在に抱持する抱持部と、この抱持部から立ち上がった後、前方へ湾曲して下方へ折り返されるフックとを具備し、
前記フックは、前記抱持部から上方へ伸びた立上げ部と、この立上げ部の上部に連続して下方へ伸びつつ後方へ向かった後、前方に向かう折り返し部とを具備し、
前記フック体における折り返し部が接近する対向部には、前方に張り出して、前記フックの折り返し部との間に狭隘な隙間と、その片側の外広がりの外側開放部と、他側の内広がりの内側開放部とを形成する張出部を具備することを特徴とするカーテン吊り具。 - 前記本体が、カーテンへ挿入して取付けるための挿入杆を備えていることを特徴とする請求項1に記載のカーテン吊り具。
- 前記本体が、カーテンへ縫い付けるための薄板部を備えていることを特徴とする請求項1に記載のカーテン吊り具。
- カーテンに取付けられる弾性合成樹脂製の本体と、この本体に対してラチェット式に下方へ移動自在に係合し、吊り環に掛け止め可能な弾性合成樹脂製のフック体とから成り、
前記本体は、前記フック体を係合させるための縦方向に伸びる主杆を前方に有すると共に、カーテンに取付けるための取付け部を後方に有し、前記主杆の前面側には、中央の縦方向に伸びるの仕切壁を隔てて、その左右両側に、縦方向のラチェット歯列を備え、
前記フック体は、前記本体を上下に摺動自在に抱持する抱持部と、この抱持部から上方へ伸びた後、前方へ湾曲して折り返して下方へ伸びるフックと、前記ラチェット歯に係合するように、前記抱持部の内側に、これと一体的に形成された一対の薄板状ラチェット爪とを備えたカーテン吊り具において、
前記仕切壁の前方端部は、ラチェット歯の頂部よりも高く前方に張り出しており、
前記フックは、前記抱持部から上方へ真っ直に伸びる立上げ部と、立上げ部の上部から前方へ湾曲して下方へ伸びつつ後方へ向かった後、前方に向かう折り返し部とを有し、
前記立上げ部の背面に、前記本体の仕切壁を上下に相対移動自在に受け入れる縦方向に伸びる割溝を有し、
前記フック体における折り返し部が接近する対向部には、前方に張り出して、前記フックの折り返し部との間に狭隘な隙間と、その片側の外広がりの外側開放部と、他側の内広がりの内側開放部とを形成する張出部を具備することを特徴とするカーテン吊り具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2009000914U JP3150285U (ja) | 2009-02-23 | 2009-02-23 | カーテン吊り具 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2009000914U JP3150285U (ja) | 2009-02-23 | 2009-02-23 | カーテン吊り具 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3150285U true JP3150285U (ja) | 2009-05-07 |
Family
ID=54854797
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2009000914U Expired - Lifetime JP3150285U (ja) | 2009-02-23 | 2009-02-23 | カーテン吊り具 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP3150285U (ja) |
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2009
- 2009-02-23 JP JP2009000914U patent/JP3150285U/ja not_active Expired - Lifetime
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