JP3149865U - 黒板シート - Google Patents

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希予 稲垣
希予 稲垣
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株式会社ライト黒板製作所
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Abstract

【課題】シートを丸めて嵩を低くし、且つ軽量にて、持ち運びが少人数で簡単に行え、また糊付けのための作業を必要とせず、よって簡単に既存の黒板表面に取り付けることができると共に、古くなると一旦取り外して再生して再使用することができ、且つ皺がよらず、表面塗料の摩耗も少ない黒板シートの提供を課題とする。【解決手段】既存の黒板表面に張り付けて新しい黒板表面を構成するのに用いられる黒板シート10であって、磁性ゴムシート11を用い、該磁性ゴムシート11の上面にプラスチックフィルム層13を積層すると共に該プラスチックフィルム層13の上面に黒板塗料14を積層してなり、且つ全体を巻回自在なシートに構成してある。【選択図】 図1

Description

本考案は既存の黒板(ホワイトボードを含む)の表面に張り付けることで、新たな黒板表面とすることができる黒板シートに関する。
黒板は、従来、一般にベニア板等の上に塗料を施した鉄板等を張り付けた形で構成され、学校やその他の場所で使用されている。この黒板は、使い古されてくるとチョークの乗りが悪くなったりするので、新しいものに取り替えたり或いは補修する必要が生じる。
特開2002−2186号公報(特許文献1)には、基板1の表面にマグネットシート5を貼着し、このマグネットシート5の上に剥離用シート13を介して鋼板製の黒板表面材7を貼着するようにした黒板が開示されている。
特開2003−118294号公報(特許文献2)には、既存の鋼板製黒板にシート状磁石4を介在させて鋼板製表示部材5を吸着力で取り付けるようにした表示装置が開示されている。
特開2005−313326号公報(特許文献3)には、基板3の表面に図形や文字、罫線等を印刷し、或いは印刷したシート2を介して透明若しくは半透明のフィルム1を貼付してなる黒板が開示されている。
特開2002−2186号公報 特開2003−118294号公報 特開2005−313326号公報
ところが上記特許文献1の黒板や特許文献2の表示装置は、重量と取り扱いが素人には容易でない鋼板製の黒板表面材7や鋼板製表示部材5を用いるものであるので、工場において黒板の製作や補修を行うには比較的容易であるとは言えるが、学校等の現場での作業を考えると、柔軟性に欠ける鋼板を巻回した状態で現場に運ばなければならず、張り替え作業も容易ではないという問題が残る。
一方、上記特許文献3の黒板では、表面にフィルム1を一旦貼り付けた黒板は、そのフィルム1の状態が悪くなって補修を要する際に、フィルム1の張り替えが容易ではなく、また上張りをしても平滑で良好な黒板が得られないという問題がある。
そこで本考案は上記従来における問題点を解消し、シートを丸めて嵩を低くし、且つ軽量にて、持ち運びが少人数で簡単に行え、また糊付けのための作業を必要とせず、よって簡単に既存の黒板表面に取り付けることができると共に、古くなると一旦取り外して再生して再使用することができ、且つ皺がよらず、表面塗料の摩耗も少ない黒板シートの提供を課題とする。
上記課題を解決するため、本考案の黒板シートは、既存の黒板表面に張り付けて新しい黒板表面を構成するのに用いられる黒板シートであって、磁性ゴムシートを用い、該磁性ゴムシートの上面にプラスチックフィルム層を積層すると共に該プラスチックフィルム層の上面に黒板塗料を積層してなり、且つ全体を巻回自在なシートに構成してあることを第1の特徴としている。
また本考案の黒板シートは、上記第1の特徴に加えて、プラスチックフィルム層は、プラスチックフィルムを磁性ゴムシートの上面に接着剤により接着することで構成し、黒板塗料層は、黒板塗料を静電処理されたプラスチックフィルム上面に塗装することで構成してあることを第2の特徴としている。
また本考案の黒板シートは、上記第1又は第2の特徴に加えて、プラスチックフィルム層は、厚みが数十〜数百μmからなることを第3の特徴としている。
また本考案の黒板シートは、上記第1〜第3の何れかの特徴に加えて、黒板塗料は、グリーン、ブラック、ホワイトの何れか1つの色としたことを第4特徴としている。
上記第1の特徴によれば、黒板シートは鋼板等の強磁性体を用いた既存の黒板に対して適用される。
黒板周縁の押え縁等の付属品を外した後、本考案に係る黒板シートをその裏側部材である磁性ゴムシートで黒板表面に張り重ねていく。
糊付け等とは異なり、磁力によって黒板表面へ密着固定させるので、張り直し等が容易に行える。
黒板シートを黒板正面全体に皺のないように張り付けた後、黒板押え縁等で周縁を固定することで、新しい黒板表面を持つ黒板が完成される。
本考案の黒板シートは、鋼板等を用いることなく、磁性ゴムシートと、プラスチックフィルムと、その上に積層された黒板塗料とで構成されるので、重量を非常に軽くすることができ、黒板張り替え現場までの持ち運びが非常に容易になる。
また磁性ゴムシートとプラスチックフィルムとその上に積層された黒板塗料とからなる巻回自在な柔軟シートであるので、現場に1人で運んで1人で張り替え作業ができる。よって既存の黒板を工場に持ち帰って張り替え作業をする必要もない。
また黒板塗料は磁性ゴムシート上にプラスチックフィルム層を介して積層しているので、磁性ゴムシート上に金属シートを介して黒板塗料を積層しているものに比べて、十分軽く、しかも張り替えた際に均質な黒板表面を構成することができる。
また本考案の黒板シートは、磁性ゴムにより黒板表面に密着させるものであるので、糊付けする場合に比べて、作業が容易で、皺等の発生も少なく、勿論、失敗しても容易にやり直すことができるので、奇麗な表面の黒板を確実に再生することができる。
また黒板シートが古くなった場合には、黒板に取り付けた状態から丸めて回収し、工場に持ち帰って、容易に再生することも可能である。
また上記第2の特徴によれば、上記第1の特徴による作用効果に加えて、磁性ゴムシートとプラスチックフィルムとは接着剤による接着とし、黒板塗料はプラスチックフィルム上面に静電処理後に塗装してあるので、プラスチックフィルムを簡単に磁性ゴムシートに固着することができると共に、黒板塗料をプラスチックフィルム上面に十分、強固に密着させて積層することができる。
また上記第3の特徴によれば、上記第1又は第2の特徴による作用効果に加えて、プラスチックフィルム層は、厚みが数十〜数百μmからなるポリエステルフィルムで構成したことで、黒板シートに十分な強度と柔軟性とを持たせることができると共に、チョーク等を押し当てて記載するのに適当な硬さを提供することができる。
また上記第4の特徴によれば、上記第1〜3の何れかの特徴による作用効果に加えて、黒板塗料は、グリーン、ブラック、ホワイトの何れか1つの色としたので、好みに応じた黒板表面に張り替えることができる。
本考案の実施形態を示す黒板シートの構造を説明する図である。 ロール状に巻回された黒板シートを示す図である。 黒板シートの黒板への取り付けを説明する図である。
図1において、黒板シート10は、最下層を磁性ゴムシート11とし、その磁性ゴムシート11の上面に接着剤12を介してプラスチックフィルム層13を積層し、このプラスチックフィルム層13の上面に黒板塗料14を積層している。即ち、構成材を磁性ゴムシート11とプラスチックフィルム層13と黒板塗料14として、巻回自在な柔軟なシートに構成している。
前記黒板シート10の厚みは、例えば0.5mm〜数mm程度とする。この厚みは従来の張り替え用の鋼板等の黒板表面材に比べてかなり薄く、また重量も従来の鋼板等の黒板表面材に比べて十分に軽くなる。勿論、巻回ができる柔軟性があるという前提で、黒板シート10の厚みについては、必ずしも前記範囲の厚みに限定されない。全体の重さや、張り替えられた後の黒板の使用勝手に応じて適当な厚みのものを用いることができる。本実施形態では0.5mm程度としている。
前記磁性ゴムシート11は磁性体をゴム内に均一に分散させたシートで、十分に巻回できる柔軟性を持たせている。そしてその厚みは、実質上、黒板シート10の厚みの半分か、それ以上を占めることになる。
前記プラスチックフィルム層13は、芯部材を構成すると共に塗料を積層するための基礎を構成する。即ち黒板シート10の芯材として、ある程度の強度と硬さを前記磁性ゴムシート11による柔軟性に付加する役割を果すと共に、十分な柔軟性をもって黒板塗料14を十分に、且つ確実に密着させ、これによって巻回したり延ばしたりしたりしても皺が入ったりしないようにする役割を果す。
前記プラスチックフィルム層13は、ポリエステル(PET)フィルムとすることができる。またこのポリエステルフィルムの厚みは、例えば数十〜数百μmとするのがよいが、本実施形態では100μm程度としている。ポリエステルフィルムとすることで、黒板シートとして相応しい強度と硬度を備えつつ且つ巻回することができ、且つ巻回を解いて黒板表面としての使用に供する際にも表面が平滑な面を提供することができる。
ポリエステルフィルムの代わりに金属シート、金属フィルムを用いる場合には、巻回したり、それを解いたりすることで、表面に凸凹が生じやすい。
前記プラスチックフィルム層13の上面に積層される黒板塗料14は、黒板用塗料として、熱硬化性アクリル樹脂100部に、架橋剤としてアミノ樹脂10〜100部、エポキシ樹脂1〜30部を配合したものを基本樹脂組成としている。この基本樹脂100部に平均粒径が1〜100μmのグリーン、ブラック、ホワイトの各種着色顔料、体質顔料を100〜350部の割合で配合し、これをボールミル、ロールミル、サンドグラインドミル等により分散させ、グラインドゲージによる分散度を30〜50μmになるように調整する。前記ホワイトの場合は紫外線カット塗料とすることができる。
ポリエステルフィルムからなるプラスチックフィルム層13の上面を静電処理した後、上記黒板塗料14を高温塗装する。
高温塗装は、例えばエポキシ系プライマーを5μm、140〜160℃以下で20秒焼き付け、乾燥塗布量が10〜30μmになるようにリバースコーターで連続的に塗布し、140〜160℃以下で60秒焼き付けて行う。
黒板塗料14は先にプラスチックフィルム層13に積層され、得られたプラスチックフィルム層13がフィルムとして磁性ゴムシート11上に接着され、黒板シート10が出来上がる。
図2を参照して、黒板シート10はロール状にしておくことで、持ち運びや作業準備が容易となり、作業員1人でも現場への持ち運びが可能となる。
図3を参照して、黒板シート10の取り付けを説明する。先ず既存の黒板Bの表面Sの周縁の押え縁Eを外す。次に黒板表面の左右の何れか一辺(図3では右辺)に対して、ロール状の黒板シート10の端部10aを合わせ、その一辺側から黒板シート10のロールを徐々に開放していきながら、磁性ゴムシート11の裏面を順次、既存の黒板Bの表面Sに接面していくことで、磁力による黒板シート10の既存の黒板Bの表面Sへの密着固定を完成させることができる。
黒板シート10の張り付けが終ると、前記外した押え縁Eで黒板B表面Sの周縁を固定する。これにより黒板シート10が確実に密着した、新しい黒板表面を持つ黒板が完成される。作業は1人で行うことが可能である。
本考案の黒板シートは、既存の黒板を補修するのに用いられ、また新たな黒板を製作する際にも用いられるものとして、黒板の張替業や黒板製造業等の産業上において、その利用可能性がある。
10 黒板シート
10a 黒板シートの端部
11 磁性ゴムシート
12 接着剤
13 プラスチックフィルム層
14 黒板塗料
B 既存の黒板
E 既存の黒板の押え縁
S 既存の黒板の表面

Claims (4)

  1. 既存の黒板表面に張り付けて新しい黒板表面を構成するのに用いられる黒板シートであって、磁性ゴムシートを用い、該磁性ゴムシートの上面にプラスチックフィルム層を積層すると共に該プラスチックフィルム層の上面に黒板塗料を積層してなり、且つ全体を巻回自在なシートに構成してあることを特徴とする黒板シート。
  2. プラスチックフィルム層は、プラスチックフィルムを磁性ゴムシートの上面に接着剤により接着することで構成し、黒板塗料層は、黒板塗料を静電処理されたプラスチックフィルム上面に塗装することで構成してあることを特徴とする請求項1に記載の黒板シート。
  3. プラスチックフィルム層は、厚みが数十〜数百μmからなるポリエステルフィルムで構成したことを特徴とする請求項1又は2に記載の黒板シート。
  4. 黒板塗料は、グリーン、ブラック、ホワイトの何れか1つの色としたことを特徴とする請求項1〜3の何れかに記載の黒板シート。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014051058A (ja) * 2012-09-10 2014-03-20 Plus Corp ホワイトボード用テンプレートシート

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