JP3149772U - グラウト確認のできるプレキャストコンクリート製品 - Google Patents
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Abstract
【課題】プレキャストコンクリート製品において空洞部のグラウトを簡単に、またセメントミルクの充填確認を容易にするためのプレキャストコンクリート製品を提供する。【解決手段】プレキャストコンクリート製品にセメントミルク誘導溝5を有したセメントミルク充填注入口2と、空気抜きとセメントミルク充填確認を兼ねたセメントミルク充填確認孔4を設ける構造を付加したことで、簡単で経済的なグラウトを可能としたプレキャストコンクリート製品を構成する。【選択図】図1
Description
本考案はプレキャストコンクリート製品の空洞部のグラウトを容易に経済的に、また確実にできる技術に関するものである。
プレキャストコンクリート製品の空洞部のグラウトは通常、空洞部へチューブや管を挿入し、圧入機によりセメントミルクを注入する。
またプレキャストコンクリート製品を連結するボルトを鋼管としてこのボルトの頭部にチューブを取り付けてグラウトするもの(例えば特許文献1参照)がある。
特開2008−144442号
またプレキャストコンクリート製品を連結するボルトを鋼管としてこのボルトの頭部にチューブを取り付けてグラウトするもの(例えば特許文献1参照)がある。
プレキャストコンクリート製品の空洞部のグラウトは圧入機等の設備が必要であり決して経済的ではない。またグラウトの完了確認は注入口からのセメントミルクのオーバーフローを見る程度で、空洞部に空気溜まりが無く完全に充填できたかどうかの確認は不可能である。
したがって確実なセメントミルクの充填とその作業の容易性及び経済性が要求される。
したがって確実なセメントミルクの充填とその作業の容易性及び経済性が要求される。
本考案はかかる課題を解決するための具体的手段として、プレキャストコンクリート製品の頭部に空洞部に通じるセメントミルク誘導溝を有したセメントミルク充填注入口を設けるとともに、空洞部には空気抜きと充填確認をするための貫通孔を設けたプレキャストコンクリート製品とした。
本考案によれば、グラウトに用いるセメントミルクは通常セメント1:水1程度の配合で流動性の大きい液状のものであることから、プレキャストコンクリート製品にセメントミルク誘導溝と空洞部の空気抜き孔を設けることで、わずかな隙間からでもセメントミルクの流し入れを可能とした。したがってプレキャストコンクリート製品の頭部に設けたセメントミルク充填注入口からヒシャク等で容易にセメントミルクを流し入れることができ、圧入機等の設備が不要であることから経済的である。
プレキャストコンクリート製品の例を図1に示す。
その連結例を図2および図3に示す。
その連結例を図2および図3に示す。
空洞部であるPC鋼棒挿入孔3へのグラウトは、PC鋼棒6およびプレート7とカップラー8を取り付けた状態(図4の断面図参照)で行うため、セメントミルク充填注入口2(詳細を図4に示す)はPC鋼棒挿入孔3にセメントミルクを誘導するためのセメントミルク誘導溝5が設けてある。
グラウトに用いるセメントミルクは流動性の大きい液状のものであることから、セメントミルク充填注入孔2に取り付けたプレート7の上面へ、ヒシャク等で流しがけすることで、セメントミルク誘導溝5に流入する。
セメントミルクを容易にPC鋼棒挿入孔3に流入させるためには、セメントミルク充填注入口2の大きさ(長さ及び幅)を、プレート7より5mm〜10mm程度は大きくすることが望ましく、またセメントミルク誘導溝5は、幅約20mm深さ約20mm程度でV字型構造になっていることが望ましい。
グラウトに用いるセメントミルクは流動性の大きい液状のものであることから、セメントミルク充填注入孔2に取り付けたプレート7の上面へ、ヒシャク等で流しがけすることで、セメントミルク誘導溝5に流入する。
セメントミルクを容易にPC鋼棒挿入孔3に流入させるためには、セメントミルク充填注入口2の大きさ(長さ及び幅)を、プレート7より5mm〜10mm程度は大きくすることが望ましく、またセメントミルク誘導溝5は、幅約20mm深さ約20mm程度でV字型構造になっていることが望ましい。
セメントミルク充填確認孔4は、セメントミルク注入時の空気抜きと充填確認を目的としているため、空洞部であるPC鋼棒挿入孔3の上部と下部の2カ所(図1図2図3参照)に設けている。
セメントミルクの充填とその確認は、セメントミルク充填注入口2から流入したセメントミルクが、まず下部のセメントミルク充填確認孔4から流出してくることを確認してから、そのセメントミルク充填確認孔4(下部)の出口をモルタルまたはセメントペーストで塞ぐ、つづいて上部のセメントミルク充填確認孔4からセメントミルクが流出してくることを確認し、そのセメントミルク充填確認孔4(上部)の出口をモルタルまたはセメントペーストで塞ぐ、その後はセメントミルク充填注入口2からセメントミルクのオーバーフローを確認してセメントミルクの注入を止める。
セメントミルク充填確認孔4の位置は、空洞部の空気溜まりを防ぐために、上部下部とも製品端部から製品長さの1/10〜2/10程度の位置が望ましく、その貫通孔の径は直径18〜20mm程度が適当である。
セメントミルクの充填とその確認は、セメントミルク充填注入口2から流入したセメントミルクが、まず下部のセメントミルク充填確認孔4から流出してくることを確認してから、そのセメントミルク充填確認孔4(下部)の出口をモルタルまたはセメントペーストで塞ぐ、つづいて上部のセメントミルク充填確認孔4からセメントミルクが流出してくることを確認し、そのセメントミルク充填確認孔4(上部)の出口をモルタルまたはセメントペーストで塞ぐ、その後はセメントミルク充填注入口2からセメントミルクのオーバーフローを確認してセメントミルクの注入を止める。
セメントミルク充填確認孔4の位置は、空洞部の空気溜まりを防ぐために、上部下部とも製品端部から製品長さの1/10〜2/10程度の位置が望ましく、その貫通孔の径は直径18〜20mm程度が適当である。
1 フ゜レキャストコンクリートハ゜ネル
2 フ゜レートヘ゛ース兼セメントミルク充填注入口
3 PC鋼棒挿入孔
4 セメントミルク充填確認孔
5 セメントミルク誘導溝
6 PC鋼棒
7 フ゜レート
8 カッフ゜ラー
2 フ゜レートヘ゛ース兼セメントミルク充填注入口
3 PC鋼棒挿入孔
4 セメントミルク充填確認孔
5 セメントミルク誘導溝
6 PC鋼棒
7 フ゜レート
8 カッフ゜ラー
Claims (3)
- プレキャストコンクリート製品において、製品空洞部にグラウトをする場合のセメントミルク充填注入口と空気抜きと充填確認を兼ねたセメントミルク充填確認孔を設けたことを特徴とするプレキャストコンクリート製品。
- 前記のセメントミルク充填注入口は、空洞部に通じるセメントミルク誘導溝を設けたことを特徴とする請求項1記載のプレキャストコンクリート製品。
- 前記のセメントミルク充填確認孔は、製品空洞部において空気抜きと充填確認ができる貫通孔を設けたことを特徴とする請求項1と請求項2記載のプレキャストコンクリート製品。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008006800U JP3149772U (ja) | 2008-09-29 | 2008-09-29 | グラウト確認のできるプレキャストコンクリート製品 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2008006800U JP3149772U (ja) | 2008-09-29 | 2008-09-29 | グラウト確認のできるプレキャストコンクリート製品 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3149772U true JP3149772U (ja) | 2009-04-16 |
Family
ID=54854323
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2008006800U Expired - Fee Related JP3149772U (ja) | 2008-09-29 | 2008-09-29 | グラウト確認のできるプレキャストコンクリート製品 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP3149772U (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2017180075A (ja) * | 2016-03-24 | 2017-10-05 | 日鐵住金建材株式会社 | 鋼矢板の補修工法および補修構造ならびに同補修工法に用いる充填材漏れ防止部材 |
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2008
- 2008-09-29 JP JP2008006800U patent/JP3149772U/ja not_active Expired - Fee Related
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