JP3149086B2 - Pllプリセットデータ補正方法 - Google Patents
Pllプリセットデータ補正方法Info
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Description
のプリセットデータ補正方法に関するものである。
は、記憶手段としてのランダムアクセスメモリー(以下
RAMという。)17からのデータによって,プリセッ
ト周波数ごとに、マイクロプロセッサ(以下CPUとい
う。)15が可変分周器18を制御するとともに、デジ
タル/アナログ変換器(以下D/A変換器という。)1
3を介して電圧制御型発振器(以下VCOという。)1
2を制御して、PLL回路の発振周波数を高速で切り換
え、周波数スキャンを行っていた。
周器18の分周比(以下Nデータという。)ごとに、位
相比較器11で位相を比較してPLL回路がロックした
時の、VCO12の入力制御電圧をアナログ/デジタル
変換器(以下A/D変換器という。)10でデジタル信
号に直し、一定関数に従って補正するか、機器の発熱の
影響によるVCO12の発振の誤差を考えて少し低いめ
に補正するかした後、CPU15を介してRAM17に
記憶させ、それを随時取り出して、プリセットデータと
して活用するものであった。
ードオンリーメモリー(以下ROMという。)16内の
制御プログラム,データによって行われる。
法では、機器の発熱の影響による誤差を考えて、所望の
周波数にロックしているVCOの印加電圧より少し低め
の値をROMやRAM等の半導体メモリーにプリセット
データとして記憶させてあるので、ロックレンジの中心
値を正確にプリセットすることは難しく、所望の周波数
からのある程度の誤差は避けられなくて、そのためプリ
セットデータを与えた後のロックアップタイムが長くな
りがちであった。
ペクトラム拡散通信や一般の無線通信機の超高速スキャ
ンに使用されるPLL回路では、ロックする前に周波数
が切り替わってしまい、周波数の精度が悪くなり動作に
支障が出る場合もあった。
されたもので、プリセット型PLL回路において、温
度,湿度などその場の環境のもとで、ロックアップタイ
ムの最も短いプリセットデータを得るためのプリセット
データ補正方法を提供することを目的としている。
に、本発明のPLLプリセットデータ補正方法において
は、位相比較器と、可変分周器と、各分周比に対応する
プリセットデータを記憶する記憶手段と、前記プリセッ
トデータによってプリセットされる電圧制御型発振器と
からなるプリセット型PLL回路のPLLプリセットデ
ータ補正方法において、ロック状態にある電圧制御型発
振器のデータを増加させ、前記アンロック信号が出力さ
れた時点のデータを出力するステップと、ロック状態に
ある電圧制御型発振器のデータをを減少させ、前記アン
ロック信号が出力された時点のデータを出力するステッ
プと、出力された2つのデータの平均値を求め、プリセ
ットデータとして上記記憶手段に書き込むステップと、
を設けるという方法を用いた。
るNデータとプリセットデータの初期値が取り出され、
可変分周器にはNデータが、VCOにはプリセットデー
タの初期値が入力される。VCOはプリセットデータの
初期値に応じた周波数で発振する。プリセットデータの
初期値は正確で、VCOの出力周波数は必ずロックレン
ジに入っている。
COに入力して位相比較器でロック状態を監視する。そ
の状態で、PLL回路がまだロック状態であれば、更に
規定値を加える。そして、PLL回路のロックが外れア
ンロック状態になったら、その時点のVCOへの入力デ
ータを、記憶手段に一時記憶する。
再びVCOに入力される。今度は初期値から規定値ずつ
減じていき、それをVCOに入力して位相比較器でロッ
ク状態を監視する。位相比較器がロック状態であれば、
更に規定値を減じる。そして、PLL回路のロックが外
れアンロック状態になったら、その時点のVCOの入力
データを、記憶手段に一時記憶する。
取り出して、その平均値を計算してロックレンジの中心
値を求め、それを所望周波数のNデータとともにプリセ
ットデータとして、前記記憶手段の所定の場所に記憶さ
せておく。
いて、詳細に説明する。図1は本発明のPLLプリセッ
トデータ補正方法を用いたプリセット型PLL回路のブ
ロック図で、アンロック検出器を設けたものである。図
2はその制御プログラムのフローチャート図,図3はC
PUからの出力データとアンロック信号のタイムチャー
ト図である。
はD/A変換器,4はA/D変換器,5はCPU,6は
ROM,7はRAM,8は可変分周器,9は位相比較器
1に内蔵されたアンロック検出器である。なお、データ
はデジタル値であるが、図3の(B)ではそれをアナロ
グ値に変換してグラフに表している。
を中心に、図1と図3を参照しながら説明する。本発明
のPLLプリセットデータ補正方法によれば、ステップ
S1で、先ずCPU5を介してRAM7より、プリセッ
ト周波数f1に対応するNデータN1 とプリセットデー
タの初期値S(N1)が読み出される。
するNデータをデータNとし、プリセット周波数fに対
応するプリセットデータの初期値をデータS(N),変
数データをデータD(N)として、ここでは1回目のプ
リセット周波数f1に対応してそれぞれデータN1,デ
ータS(N1),データD(N1)としている。これ以
外の記号H(N),L(N)についても同様である。
1は可変分周器8に入力され、プリセットデータの初期
値S(N1)はデータD(N1)に代入される。図3の
タイミングT1で、ステップS3のように、データD
(N1)は規定値dを加算された後、ステップS4でD
/A変換器3に入力される。
た制御電圧が出てVCO2に印加され、VCO2はその
制御電圧に応じて発振する。ここで、VCO2は入力制
御電圧が上がると、出力周波数も高くなるように構成さ
れている。
ると、それがNデータに応じて分周されて出力され、そ
の周波数と基準周波数の位相差が位相比較器1で検出さ
れる。前記位相比較器1にはアンロック検出器9が内蔵
され、位相差の状態を監視しており、位相比較器1がア
ンロック状態になると、それを検出してアンロック信号
を出力される。
テップS5とステップS3に示すように、CPU5の指
令によってデータD(N1 )を規定値dだけ上げ、それ
を再びD/A変換器3に入力する。D/A変換器3が出
力電圧を上げてVCO2に印加すると、VCO2の発振
周波数は上がる。そして上述の経路で位相比較器1でア
ンロック状態をチェックする。以上の動作を、アンロッ
ク信号が出力されるまで繰り返す。このデータの加算の
様子は図3の〔B〕に表されている。
と、アンロック検出器9は位相比較器1のアンロック状
態を検出し、図3のタイミングT2の時点でアンロック
信号U1を出力する。アンロック信号U1が出力された
ら、ステップS5によってデータの加算を中止し、その
時点でのCPU5内のデータD(N1')を読み取り、ス
テップS6のように、読み取ったデータD(N1')をロ
ックレンジの上端周波数のデータH(N1 )として、R
AM7に一時記憶しておく。
セットデータの初期値S(N1)を、タイミングT3の
時点でステップS7に示すように、再びデータD(N
1)に代入する。続いてステップS8で、データD(N
1)から規定値dを引き、ステップS9でそれをD/A
変換器3に入力する。
VCO2に印加され、可変分周器8で分周され、位相比
較器1で位相を比較してもアンロック信号が出ない時
は、ステップS8で、規定値dだけ下げる。それを再び
D/A変換器3に入力して、アンロック信号が出力され
るまで上述の動作を繰り返す。
2が出力されたら、ステップS10でデータの減算を中
止し、その時点でのCPU5の出力データD(N1")を
読み取り、ステップS11で、読み取ったデータD(N
1")をロックレンジの下端周波数のデータL(N1)と
して、RAM7に一時記憶しておく。
上端周波数のデータH(N1)と下端周波数のデータL
(N1)を平均して、平均値M(N1)を出し、それを
周波数f1のプリセットデータとして、ステップS13
で、RAM7に書き込む。
ステップS14によってステップS1に戻され、2つめ
のプリセット周波数f2に対応するデータN2,データ
S(N2)がRAM7から読み出され、タイミングT5
の時点で、可変分周器8にはデータN2が、D/A変換
器3にはデータS(N2)に規定値dを足した値がそれ
ぞれ入力される。
2のロックレンジに入っているのでアンロック信号は出
力されない。以上の動作がプリセットすべき周波数の回
数だけ繰り返される。
M6に書かれた制御プログラム,データによって実行さ
れる。本実施例ではプリセットデータをデジタル値と
し、それをD/A変換器によってアナログ値に変換して
VCOに入力したが、これをアナログ値として直接VC
Oに印加しても効果は同じである。
トデータ初期値は、本実施例の補正方法を行う前に、予
めRAM7に記憶させておくが、その値はある程度幅を
持ったロックレンジ内にさえあればよいので、本実施例
のようにアンロック信号を使って求めても、従来例のよ
うにA/D変換器を使って求めてもよく、入力は容易で
ある。
正方法を用いた通信機は、使用者がそれに通電する度に
自動的にプリセットデータを補正する。しかし、使用場
所等の環境の急変化によって、使用者がプリセットデー
タの補正が必要と判断すれば、随時補正できるように通
信機に外部スイッチを設けてもよい。
法によると、温度,湿度等の周囲の環境変化に合わせ
て、ロックレンジの中央の周波数を正確にプリセットで
きるので、ロックアップタイムが最も短くてすむ正確な
プリセットデータを得ることができ、特に周波数ホッピ
ング方式のスペクトラム拡散通信で使用されるPLL回
路に最適で、その他、一般の無線通信機においても周波
数の超高速スキャンがスムーズに行われる。
用したアンロック検出器を設けたプリセット型PLL回
路のブロック図である。
ローチャート図である。
タイムチャート図である。
した一般的なプリセット型PLL回路の1例のブロック
図である。
Claims (1)
- 【請求項1】位相比較器と、可変分周器と、各分周比に
対応するプリセットデータを記憶する記憶手段と、前記
プリセットデータによってプリセットされる電圧制御型
発振器と、前記位相比較器のアンロック状態を検出する
アンロック検出器とを備えたプリセット型PLL回路の
PLLプリセットデータ補正方法において、 ロック状態にある電圧制御型発振器のデータを増加さ
せ、前記アンロック信号が出力された時点のデータを出
力するステップと、 ロック状態にある電圧制御型発振器のデータをを減少さ
せ、前記アンロック信号が出力された時点のデータを出
力するステップと、 出力された2つのデータの平均値を求め、プリセットデ
ータとして上記記憶手段に書き込むステップと、 を含むことを特徴とするPLLプリセットデータ補正方
法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP26170792A JP3149086B2 (ja) | 1992-09-30 | 1992-09-30 | Pllプリセットデータ補正方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP26170792A JP3149086B2 (ja) | 1992-09-30 | 1992-09-30 | Pllプリセットデータ補正方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06112819A JPH06112819A (ja) | 1994-04-22 |
JP3149086B2 true JP3149086B2 (ja) | 2001-03-26 |
Family
ID=17365594
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP26170792A Expired - Lifetime JP3149086B2 (ja) | 1992-09-30 | 1992-09-30 | Pllプリセットデータ補正方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3149086B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2953992B2 (ja) * | 1995-06-02 | 1999-09-27 | 埼玉日本電気株式会社 | Pll回路 |
JP4691960B2 (ja) * | 2004-11-09 | 2011-06-01 | 株式会社ケンウッド | Pll回路 |
JP6239274B2 (ja) * | 2013-06-10 | 2017-11-29 | 古河電気工業株式会社 | 発振回路及びその調整方法 |
-
1992
- 1992-09-30 JP JP26170792A patent/JP3149086B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH06112819A (ja) | 1994-04-22 |
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