JP2658886B2 - Pll周波数シンセサイザ - Google Patents

Pll周波数シンセサイザ

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JP2658886B2 JP6179740A JP17974094A JP2658886B2 JP 2658886 B2 JP2658886 B2 JP 2658886B2 JP 6179740 A JP6179740 A JP 6179740A JP 17974094 A JP17974094 A JP 17974094A JP 2658886 B2 JP2658886 B2 JP 2658886B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、周波数シンセサイザに
関し、特にLPFを不要とする高速対応可能なシンセサ
イザに関する。
【0002】
【従来の技術】従来の周波数シンセサイザは、図13の
ブロック図に示されるように、基準信号frefと、VC
O(電圧制御発振器)5の出力周波数foutをディバイ
ダ20により分周した信号finと、を位相比較器18に
て比較し、その差分をパルス幅変調された信号としてL
PF(低域通過フィルタ)19に出力する。
【0003】LPF19において積分された、frefと
finの位相差に対応する位相誤差信号(周波数誤差と等
価)がVCO5に入力され、VCO5の出力周波数の安
定度が予め定められた値に保持されるフィードバック・
ループにより特定周波数が出力されるように設定され
る。
【0004】上述した従来の周波数シンセサイザにおい
ては、特定周波数への引き込み時間をループ内のLPF
の時定数より短くすることはできないため、一般に数十
ms(ミリ秒)以上必要となる。また、周波数応答性を
速くするために、LPF19の時定数を下げると、逆
に、VCO5の発振出力周波数の安定度が低下してしま
う。
【0005】そのため、図14に示すような周波数切替
形のPLL周波数シンセサイザが提案されている(丸山
喜代志、他、“位相比較周波数切替形PLL−FM変調
器”、電子情報通信学会論文誌 '87/1 Vol. J70-B No.1
を参照)。
【0006】この方式では位相同期ループの位相比較周
波数を変化させることにより、ループ利得が変化するこ
とに着目し、電源投入時には、ループ利得を大きくして
立ち上がり時間の高速化を図り、変調時にはループ利得
を小さくして安定性を確保している。
【0007】図14を参照して、まず、電源投入時に
は、シグナル・ディテクタ26により位相比較器18の
入力信号をディバイダ21の出力とディバイダ23の出
力となるようにスイッチ25を制御し、分周数を小さく
して周波数応答性を高め、次に一定時間後位相比較器1
8の入力信号をディバイダ22の出力とディバイダ24
の出力に切替えて分周数を大きくし、低域まで変調周波
数特性を延ばしている。
【0008】また、ディジタル・アナログ変換器(「D
/A変換器」という)による直流電圧をVCOのバラク
タ電圧に重畳して、速く周波数切替えを行ない、誤差分
のみをPLL制御する方法がある(藤本京平、“移動通
信装置の設計技術”、トリケップス、1987年刊、第97〜
98頁を参照)。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来のPLL
周波数シンセサイザにおいて、図13に示したシンセサ
イザは、周波数引き込み時間をループ内のLPF時定数
よりも短くすることはできないため、一般に数十ms
(ミリ秒)〜数s(秒)程度と遅く、この周波数切替時
間を速くするためにLPFの時定数を短くすると、逆に
VCO出力周波数の安定度が劣化する。
【0010】この周波数切替時間とVCO出力周波数安
定度との間には強い相関関係があり、高調波成分等を除
去して安定した出力信号を得るために、LPFの帯域幅
を狭くすると、時定数が大きくなり周波数の切替時間が
長くなるという問題がある。
【0011】図14に示す周波数切替方式においては、
位相比較特性が周期性を有しているために、周波数引き
込み時に一時的に逆特性の位相誤差信号が出力され、引
き込み動作が劣化(擾乱)するという問題がある。
【0012】また、D/A変換による直流電圧をVCO
のバラクタ電圧に重畳して速く周波数切替えを行ない、
誤差分のみをPLL制御する方式においては、VCOの
周波数ドリフト等により正確な特性把握ができない場合
には、余り引き込み時間の改善がみられないという問題
がある。
【0013】従って、本発明は前記問題点を解消し、V
CO入力用のLPFを不要とすると共に、周波数引き込
み特性を向上させるPLL(Phase Locked Loop)周波
数シンセサイザを提供することを目的とする。また、本
発明は基本周期を可変とするPLL周波数シンセサイザ
の提供を目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、本発明のPLL周波数シンセサイザは、電圧制御発
振器(「VCO」という)と、前記VCOに制御電圧を
供給するVCO用ディジタル/アナログ変換器(「VC
O用D/A変換器」という)と、前記VCO用D/A変
換器の出力電圧範囲を定める基準電圧入力端に出力を接
続したウィンドウディジタル/アナログ変換器(「ウィ
ンドウD/A変換器」という)と、前記ウィンドウD/
A変換器に対して選択された設定周波数に応じたディジ
タルコードを供給する手段と、前記VCOの出力クロッ
クを入力し前記設定周波数に対する前記VCOの発振周
波数の誤差を検出する誤差検出手段と、を備え、前記誤
差検出手段の出力を前記VCO用D/A変換器の入力に
帰還させたことを特徴とする。
【0015】本発明のPLL周波数シンセサイザにおい
ては、前記VCO用D/A変換器からの出力を制御電圧
として入力する前記VCOの発振周波数の範囲が前記設
定周波数を中心とする所定の周波数範囲となるように、
前記ウィンドウD/A変換器により前記設定周波数に応
じて前記VCO用D/A変換器の前記基準電圧が可変に
設定される、ことを特徴とする
【0016】また、本発明のPLL周波数シンセサイザ
においては、前記ウィンドウD/A変換器に対して選択
された設定周波数に応じたディジタルコードを供給する
手段が、設定周波数毎に前記VCO用D/A変換器の出
力電圧範囲を変移させるために前記ウィンドウD/A変
換器に与えるディジタルコードを格納した記憶手段と、
前記選択された設定周波数に対応するアドレスにて前記
記憶手段に格納されたディジタルコードを読み出し、該
ディジタルコードを前記ウィンドウD/A変換器に入力
する、ことを特徴とする。
【0017】さらに、本発明のPLL周波数シンセサイ
ザにおいては、前記VCO用D/A変換器のフルスケー
ルの1/2に、前記VCOの特性を補正する値を加えた
コードを、設定周波数に対応して基底データとして基底
データ記憶手段に記憶格納し、前記基底データ記憶手段
に格納された前記設定周波数に対応する基底データと、
前記誤差検出手段の出力である誤差信号と、を加算した
値を、前記VCO用D/A変換器に入力する、ことを特
徴とする。 また、本発明においては、前記誤差検出手段
が、前記VCOの出力クロックを入力し該出力クロック
を計数する計数手段と、前記計数手段の計数値と前記設
定周波数に対応する計数値とを比較してこれらの差分を
出力する手段と、を備え、前記差分を、前記VCOの発
振周波数と前記設定周波数の誤差信号として出力する、
ことを特徴とする。
【0018】本発明は、別の視点として、所定の基準周
波数発生手段から出力される基準周波数信号に対応して
形成される位相同期系を含み、選択された設定周波数の
信号を出力するPLL周波数シンセサイザにおいて、前
記基準周波数をカウントする基準周期カウンタから出力
される基本周期毎に、電圧制御発振器(「VCO」とい
う)の出力クロックを入力とし前記VCOの発振周波数
と前記設定周波数との差分を誤差信号として出力する誤
差検出手段を備え、前記誤差検出手段の出力と、前記設
定周波数毎に対応して前記VCOの発振周波数を補正す
る値を格納する基底データ記憶手段の値と、を加算演算
した結果を、前記VCOの制御電圧に出力が接続された
ディジタル・アナログ変換器(「VCO用D/A変換
器」という)の入力に供給し、前記設定周波数毎に、前
記VCOの発振周波数が、前記設定周波数を中心とした
所定の周波数範囲となるように、前記VCO用D/A変
換器の基準電圧を可変に制御するための電圧を出力する
ウィンドウデジタルアナログ変換器を備え、更に、前記
複数の設定周波数に対応する、前記VCO用D/A変換
器への入力データをそれぞれ基底データとして前記基底
データ記憶手段に格納する学習型記憶手段を、備えたこ
とを特徴とする
【0019】また、本発明は、更に別の視点において、
前記VCOの発振周波数と前記設定周波数との差分デー
タを入力し、前記基本周期の長さに応じて、前記差分デ
ータを乗算/除算又はビットシフト演算を行い、前記差
分データの大きさの調整する演算装置として、マイクロ
コンピュータの演算装置を用いた、ことを特徴とする
【0020】そして、本発明は、前記誤差検出手段の出
力と前記基底データとの加算演算を前記マイクロコンピ
ュータの前記演算装置にて行なうことを特徴とする
【0021】
【作用】上記構成のもと、本発明によれば、設定周波数
の変更時に位相比較回路から過渡応答信号が出力され高
調波成分が発生するアナログ型PLLと比較して、VC
Oに対する入力電圧として、不要な高調波が除去されて
いるため、LPFの挿入を必要とせず、位相同期系にお
ける周波数引き込み特性が大幅に改善される。
【0022】また、本発明によれば、設定周波数毎に、
位相誤差信号データを格納する学習機能を備えているた
め、次回の周波数設定時に、この学習した値を採用する
ことにより、対環境が変化しない条件下においては、周
波数切替時間をほぼ零にすることができる。
【0023】さらに、本発明によれば、マイクロコンピ
ュータにおいて、誤差データの大きさが基本周期に対応
して調整されるため、基本周期が可変に調整され、周波
数精度及び周波数切替時の応答特性が適応的に可変に調
整されると共に、基底データテーブルRAM15が削減
でき、回路規模が縮小される。
【0024】
【実施例】図面を参照して、本発明の実施例を以下に説
明する。
【0025】
【実施例1】図1は本発明に係るPLL周波数シンセサ
イザの第1の実施例の構成を示すブロック図である。
【0026】図1に示すように、本実施例に係るPLL
周波数シンセサイザは、所定の基準周波数発生器(不図
示)から出力される基準周波数frefを入力してカウン
トする基準周期カウンタ13、VCO(電圧制御発振
器)5、VCO5に制御電圧を供給するVCO用D/A
変換器4、VCO用D/A変換器4の基準電圧Vrefを
供給するウインドウD/A変換器3、ウインドウD/A
変換器3の出力電圧を選択された設定周波数に応じて可
変に制御するための周波数ウインドウテーブルROM
2、VCO5の出力信号foutの周波数と設定周波数の
誤差を検出する誤差周波数検出回路9、誤差周波数検出
回路9の出力をラッチする第2のラッチ回路10、第2
のラッチ回路10の出力である誤差データε(t)と零の
いずれかを選択するセレクタ14、VCO用D/A変換
器4に入力される基底データを格納した基底データテー
ブルRAM15、基底データテーブルRAM15の出力
とセレクタ14の出力を加算する加算器16、加算器1
6の出力をラッチしてVCO用D/A変換器4の入力端
に供給する第1のラッチ回路11、第2のラッチ回路
(ラッチ2)10の出力が零であることを検出する零検
出回路12、第1のラッチ回路11のラッチイネーブル
端子Gにその出力が接続されるORゲート17、及びマ
イクロコンピュータ1から構成されている。
【0027】図2はVCOの入力電圧−出力周波数特性
を示すもので、図示の通り、VCO出力周波数は入力電
圧の一次関数として表すことができる。
【0028】ここで、説明を簡単にするために、設定す
る周波数を、図3に表として示すように、1GHz近傍
の周波数帯でチャネル間隔を200KHz、チャンネル
数を128とする。図3に示すように、周波数チャネル
番号(0〜127)はそれぞれ各アドレスに対応してい
るものとする。
【0029】次に、本実施例に係るPLL周波数シンセ
サイザの動作及び構成を詳述する。
【0030】最初に、マイクロコンピュ―タ1は、所望
の周波数チャネルに相当するアドレスを周波数ウインド
ウテーブルROM2および基底データRAM15に出力
する。
【0031】周波数ウインドウテーブルROM2には、
図4に示すように、設定周波数毎に、ウインドウD/A
変換器3用の入力データが格納されている。
【0032】マイクロコンピュータ1からのアドレス信
号により参照され読み出されたデータは、周波数ウイン
ドウテーブルROM2の出力端子OUTからウインドウ
D/A変換器3の入力データとして出力される。
【0033】図5に、周波数ウインドウテーブルROM
2の入力アドレスとVCO5の出力周波数の関係を示
す。図5に示すように、アドレスにより参照された周波
数ウインドウテーブルROM2のデータは、VCO5の
出力周波数を選択的に定めるもので、例えば、アドレス
0にはVCO5の出力周波数を987.2MHz、アドレス
127にはVCO5の出力周波数を1012.4MHzとする
ためにウインドウD/A変換器3に入力するデータが格
納されている。
【0034】図4において、周波数ウインドウテーブル
ROM2に格納されたデータ(2進表示)はアドレスに
一致しているが、実際のVCOは完全な直線性を保って
いないため、VCO5の特性に応じて、周波数ウインド
ウテーブルROM2に書込まれるデータ値が決定され
る。
【0035】ウインドウD/A変換器3の出力電圧Vre
fは、VCO用D/A変換器4に基準電圧Vref+として
供給される。また、VCO用D/A変換器4の基準電圧
Vref-には次式(1)で与えられる電圧が供給される。
【0036】 Vref- = Vref+ − VWINDOW(V) …(1)
【0037】図6に、VCO用D/A変換器4の基準電
圧Vref+及びVref-と、VCO5の制御範囲の関係を示
す。図6に示すように、VCO5の出力周波数につい
て、設定周波数f0を中心とした所定の周波数範囲(f0
−Δf、f0+Δf)が、基準電圧Vref+とVref-で定
められるウインドウ(網かけ部分)に対応するようにバ
イアス値VWINDOWが決定される。
【0038】VCO5の出力周波数は、VCO5の入力
電圧(従ってVCO用D/A変換器4の出力電圧)が、
基準電圧Vref+とVref-の中央で設定周波数f0とな
り、Vref+のときはf0+Δfとなり、Vref-のときは
f0−Δfとなる。
【0039】なお、簡単のため、VCO用D/A変換器
4は電圧出力でバイナリ入力のD/A変換器とし、例え
ば入力コードが全て1のフルスケールに対して電圧Vre
f+を、入力コードが全て0の時には電圧Vref-を出力す
るものとする。図6において、基準電圧Vref±は、選
択された周波数チャネルの中心周波数が高くなるに従
い、その電圧値が上昇し、周波数ウインドウテーブルR
OM2に格納されたデータは基準電圧Vrefのレベルを
制御するものである。
【0040】図7は、誤差周波数検出回路9の構成の説
明図である。誤差周波数検出回路9は、VCO5の出力
foutを計数するパルス・カウンタ6、設定周波数に対
応するパルス・カウント値がセットされるパルス・カウ
ンタ比較レジスタ8と、パルス・カウンタ6のカウント
値とパルス・カウンタ比較レジスタ8の値を比較する比
較回路7から構成される。
【0041】比較回路7の出力は、VCO5の出力信号
foutのカウント値をA、マイクロコンピュ―タ1から
設定されたパルス・カウンタ比較レジスタの値をBとす
ると次式(2)で与えられる。
【0042】ε(t)=B−A …(2)
【0043】図8は、誤差周波数検出回路9のパルス・
カウンタ6の計数動作のタイミングを示すもので、基準
周期カウンタ13から出力される基本周期を示すパルス
信号ph1により、パルス・カウンタ6は零クリアさ
れ、VCO5の出力foutをカウントアップする。図8
の破線で示す理論値が、設定周波数に従うカウント値で
あり、基本周期分計数した時点で、比較回路7から、パ
ルス・カウンタ比較レジスタ8の値との誤差データε
(t)が出力され、信号ph1により、パルス・カウンタ
6は再び零クリアされる。
【0044】図9に示すように、誤差データε(t)は、
信号ph1をラッチタイミング信号として、第2のラッ
チ回路(ラッチ2)10にラッチされる。
【0045】ラッチされた誤差データε(t)は、セレク
タ14を介して基底データテーブルRAM15の出力デ
ータφ(m)と加算器16にて加算され、加算器16の
出力は、信号ph2をラッチタイミング信号として第1
のラッチ回路(ラッチ1)11にラッチされる。信号p
h2は、基準周期カウンタ13から出力され、セレクタ
14と加算器16の遅延分を補償するためのタイミング
信号である。
【0046】第1のラッチ回路11の出力は、VCO用
D/A変換器4の入力データとして与えられる。
【0047】図10に示すように、基底データテーブル
RAM15には、周波数チャネル毎に、VCO用D/A
変換器4のフルスケールの1/2に相当するコードにV
CO5の非直線性等の特性を補正するための補正値を加
味したディジタルコードが、VCO用D/A変換器4の
基底データとして格納されている。
【0048】図6に示すように、制御ウインドウの中心
(Vref+とVref-の中央破線)は、基本的に、設定周波
数f0に対応するため、VCO5の出力周波数を設定周
波数f0とするには、VCO用D/A変換器4にそのフ
ルスケールの1/2に相当するコードを入力すればよい
が、しかしながら、実際には、VCO5の特性等により
設定周波数f0は制御ウインドウの中心に一致するとは
限らず、このため、基底データテーブルRAM15を設
け、設定周波数毎に、それぞれの補正値をVCO用D/
A変換器4の基底データとして格納している。
【0049】なお、本実施例において、図1のセレクタ
14は電源立ち上げ時のフィードバック・パスを切るた
めのものである。
【0050】また、零検出回路12は、ロック検出回路
として機能し、零であればロックしているとマイクロコ
ンピュ―タ1は判断する。
【0051】なお、本実施例において、PLLシンセサ
イザの周波数精度は、原理的に、VCO用D/A変換器
4とウィンドウD/A変換器3の分解能で定まり、ま
た、要求する分解能はVCO5の可変周波数範囲と周波
数精度で決定され、従って、例えば可変周波数範囲を1
0MHz、周波数精度を1KHz(100ppm)とす
る場合、10MHz/1KHz=10000となり、こ
れは14ビット程度の分解能とされ、ウィンドウD/A
変換器3を7ビットとした場合(図4参照)、VCO用
D/A変換器4は7ビット程度とされる。
【0052】以上説明したように本実施例では、設定周
波数の変更時に位相比較回路から過渡応答信号が出力さ
れ高調波成分が発生するアナログ型PLLと比較して、
VCO5に対する入力電圧として、不要な高調波が除去
されているため、LPFの挿入を必要とせず、位相同期
系における周波数引き込み特性が大幅に改善されるとい
う効果がある。
【0053】本実施例のPLLシンセサイザにおいて、
具体的に周波数切替時間を計算してみると、設定周波数
が1GHz、精度が1ppmの場合においては1ms
(ミリ秒)、精度10ppmでは100μs(マイクロ
秒)にすることができる。
【0054】
【実施例2】図11を参照して、本発明の第2の実施例
を説明する。図11は、本発明に係るPLL周波数シン
セサイザの第2の実施例の構成を示すブロック図であ
る。図11において、図1と同一の構成要素には同一の
参照番号が付されている。以下では、図1の前記第1の
実施例との相違点のみを説明する。
【0055】前記第1の実施例に対して、本実施例で
は、基底データテーブルRAM15にVCO用D/A入
力データをリライト(再書き込み)できる信号経路を設
けていることが相違する。
【0056】すなわち、本実施例において、第1のラッ
チ回路11の出力が基底データテーブルRAM15のデ
ータ端子に帰還される構成とされ、VCO5が選択され
た周波数チャネルの設定周波数を出力する時のVCO用
D/A変換器4の入力(即ち基底データテーブルRAM
15の出力データφ(m)と誤差データε(t)の加算結果の
ラッチ出力)がマイクロコンピュータ1の制御のもと、
基底データテーブルRAM15の所定のアドレスに書き
込まれる。
【0057】本実施例では、これにより、次回の周波数
設定時のデータとして記憶する学習機能を付加すること
ができるという利点がある。そして、本実施例によれ
ば、対環境が変化しない条件下においては、周波数切替
時間をほぼ零にすることができるという効果がある。
【0058】
【実施例3】図12を参照して、本発明の第3の実施例
を説明する。図12は、本発明に係るPLL周波数シン
セサイザの第3の実施例の構成を示すブロック図であ
る。図3において、図1と同一の構成要素には同一の参
照番号が付されている。
【0059】前記第1および第2の実施例に対して、更
に周波数誤差の検出精度を向上させたい場合、信号ph
1で規定される基本周期を長くすればよいが、その場
合、検出された誤差データε(t)をそのまま基底データ
テーブルRAM15の出力データφ(m)と加算してVC
O用D/A変換器4の入力データとして供給すると、V
CO5の出力周波数が大きくなってしまうことになる。
【0060】すなわち、基本周期を長くすると、該基本
周期内においてVCO5の出力foutを計数するパルス
・カウンタ6の計数値が大きくなり(即ちカウンタのパ
ラレル出力の有効なビット幅が大となる)、誤差データ
ε(t)の有効なビット幅が増大し、仮に、この誤差デー
タε(t)をそのまま基底データテーブルRAM15の出
力データφ(m)と加算してVCO用D/A変換器4に入
力したとすると、例えばフルスケールの1/2に相当す
るコードから相当はずれた値が入力される場合が生じる
ことになり、周波数制御に不具合が生じる。
【0061】このため、誤差周波数検出回路9から出力
される誤差データε(t)について、基本周期の長さに応
じて、基底データ従ってVCO用D/A変換器4のビッ
ト数との相対的大きさを調整するための演算処理を行な
う必要がある。
【0062】本実施例では、基本周期を長くして分解能
を上げる場合には、誤差周波数検出回路9から出力され
る誤差データε(t)を、例えば右ビットシフト演算ある
いは除算等により小さくする処理を行ない、また、基本
周期を短くして周波数応答性を上げる場合には、誤差デ
ータε(t)を例えば左ビットシフト演算あるいは乗算等
により大きくする処理を行う。
【0063】図12に示すように、誤差周波数検出回路
9から出力される誤差データε(t)は、第2のラッチ回
路10を介してマイクロコンピュータ1の入力ポートに
入力され、マイクロコンピュータ1は、入力された誤差
データε(t)に対して、基本周期の長さに対応して、不
図示の演算装置(ALU)にて、乗/除演算又はビット
シフト演算を行なって誤差データε(t)のレンジの調整
を行ない、マイクロコンピュータ1のメモリ内に格納さ
れた基本データテーブルRAM15をアドレス参照して
読み出し、読み出された基底データφ(m)と、大きさが
調整された誤差データε(t)とを不図示の演算装置(A
LU)で加算し、加算結果を出力ポートから第1のラッ
チ回路11に出力すると共に、第1のラッチ回路11に
対してラッチタイミング信号を供給する。
【0064】なお、図12に示すように、基本周期カウ
ンタ13から出力される基本周期を定める信号ph1
は、マイクロコンピュータ1の割込み要求端子INTに
入力され、第2のラッチ回路10が誤差周波数検出回路
9から出力される誤差データε(t)をラッチするタイミ
ングで、マイクロコンピュータ1に割り込みをかける。
マイクロコンピュータは、上述した一連の処理、即ち誤
差データε(t)の入力、演算処理、基底データφ(m)と誤
差データε(t)の加算処理とその出力等を、割り込み処
理において行なうことになる。
【0065】そして、基本周期が小さく設定され、マイ
クロコンピュータ1において割り込み処理により実行さ
れる上記一連の処理が、マイクロコンピュータ1の動作
周波数と命令実行数との関係から1基本周期以内に行な
われない場合には、上記マイクロコンピュータ1におけ
る一連の処理は複数の基本周期に亘って行ってもよい。
例えば、誤差データε(t)の大きさの調整及び基底デー
タφ(m)と誤差データε(t)の加算処理とその出力という
一連の処理を、例えば2基本周期に亘って行なう場合、
演算処理実行中に発生する信号ph1による割り込み要
求はマスクされる。
【0066】本実施例によれば、基底データテーブルR
AM15として、マイクロコンピュータ1のメモリが利
用されるため前記第1の実施例の基本データテーブルR
AM15が削減される他、マイクロコンピュータ1の演
算装置が用いられるため、加算器16が不要とされる。
【0067】なお、本実施例においては、基本周期の設
定はマイクロコンピュータ1により基本周期カウンタ1
3に基本周期に対応したカウント値を設定し、パルス・
カウンタ比較レジスタ8に設定周波数に対応する値を設
定することにより行なわれる。
【0068】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は、PLL
シンセサイザにおいて、VCOに対する入力電圧とし
て、不要な高調波が除去されているため、LPFの挿入
を必要とせず、位相同期系における周波数引き込み特性
が大幅に改善されるという効果がある。
【0069】本発明の効果として、具体的に周波数切替
時間を計算してみると、設定周波数が1GHz、精度が
1ppmの場合においては1ms、精度10ppmでは
100μsにすることができる。
【0070】また、本発明によれば、設定周波数毎に、
位相誤差信号データを格納する学習機能を備えているた
め、次回の周波数設定時に、この学習した値を採用する
ことにより、対環境が変化しない条件下においては、周
波数切替時間をほぼ零にすることができるという効果が
ある。
【0071】さらに、本発明によれば、マイクロコンピ
ュータにおいて、誤差データの大きさが基本周期に対応
して調整されるため、基本周期を可変に制御することが
可能とされ、周波数精度及び周波数切替時の応答特性が
適応的に調整されると共に、基底データテーブルRAM
15が削減でき、回路規模が縮小されるとういう利点を
有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例を構成を示すブロック図
である。
【図2】VCOの特性を示す図である。
【図3】周波数チャンネルとVCO出力周波数の関係を
示す図である。
【図4】周波数ウインドウテーブルROMを構成の一例
を示す図である。
【図5】周波数ウインドウテーブルROMとVCO出力
周波数の関係を示す図である。
【図6】VCOの制御ウインドウの関係を示す図であ
る。
【図7】本発明における誤差周波数検出回路の構成を説
明する説明図である。
【図8】本発明における誤差周波数検出回路のパルス・
カウンタの動作タイミングを示す図である。
【図9】本発明の一実施例における動作タイミングを示
す図である。
【図10】基底データテーブルRAMの構成の一例を示
す図である。
【図11】本発明の第2の実施例の構成を示すブロック
図である。
【図12】本発明の第3の実施例の構成を示すブロック
図である。
【図13】従来のPLL周波数シンセサイザのブロック
図である。
【図14】従来の周波数切替型のPLL周波数シンセサ
イザのブロック図である。
【符号の説明】
1 マイクロコンピュ―タ 2 周波数ウインドウテーブルROM 3 ウインドウD/A 4 VCO用D/A変換器 5 VCO 6 パルス・カウンタ 7 比較回路 8 パルス・カウンタ比較レジスタ 9 誤差周波数検出回路 10、11 ラッチ 12 零検出回路 13 基準周期カウンタ 14 セレクタ 15 基底データテーブルRAM 17 ORゲート 18 位相比較器 19 LPF 20、21、22、23、24 ディバイダ 25 切替SW 26 シグナルディテクタ

Claims (8)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】電圧制御発振器(「VCO」という)と、 前記VCOに制御電圧を供給するVCO用ディジタル/
    アナログ変換器(「VCO用D/A変換器」という)
    と、 前記VCO用D/A変換器の出力電圧範囲を定める基準
    電圧入力端に出力を接続したウィンドウディジタル/ア
    ナログ変換器(「ウィンドウD/A変換器」という)
    と、 前記ウィンドウD/A変換器に対して選択された設定周
    波数に応じたディジタルコードを供給する手段と、 前記VCOの出力クロックを入力し前記設定周波数に対
    する前記VCOの発振周波数の誤差を検出する誤差検出
    手段と、 を備え、 前記誤差検出手段の出力を前記VCO用D/A変換器の
    入力に帰還させたことを特徴とするPLL周波数シンセ
    サイザ。
  2. 【請求項2】前記VCO用D/A変換器からの出力を制
    御電圧として入力する前記VCOの発振周波数の範囲が
    前記設定周波数を中心とする所定の周波数範囲となるよ
    うに、前記ウィンドウD/A変換器により前記設定周波
    数に応じて前記VCO用D/A変換器の前記基準電圧が
    可変に設定される、ことを特徴とする請求項1記載のP
    LL周波数シンセサイザ。
  3. 【請求項3】前記ウィンドウD/A変換器に対して選択
    された設定周波数に応じたディジタルコードを供給する
    手段が、 設定周波数毎に前記VCO用D/A変換器の出力電圧範
    囲を変移させるために前記ウィンドウD/A変換器に与
    えるディジタルコードを格納した記憶手段と、 前記選択
    された設定周波数に対応するアドレスにて前記記憶手段
    に格納されたディジタルコードを読み出し、該ディジタ
    ルコードを前記ウィンドウD/A変換器に入力する、
    とを特徴とする請求項1記載のPLL周波数シンセサイ
    ザ。
  4. 【請求項4】前記VCO用D/A変換器のフルスケール
    の1/2に、前記VCOの特性を補正する値を加えたコ
    ードを、設定周波数に対応して基底データとして基底デ
    ータ記憶手段に記憶格納し、 前記基底データ記憶手段に格納された前記設定周波数に
    対応する基底データと、前記誤差検出手段の出力である
    誤差信号と、を加算した値を、前記VCO用D/A変換
    器に入力する、 ことを特徴とする請求項1記載のPLL
    周波数シンセサイザ。
  5. 【請求項5】前記誤差検出手段が、前記VCOの出力ク
    ロックを入力し該出力クロックを計数する計数手段と、 前記計数手段の計数値と前記設定周波数に対応する計数
    値とを比較してこれらの差分を出力する手段と、 を備え、 前記差分を、前記VCOの発振周波数と前記設定周波数
    の誤差信号として出力する、ことを特徴とする請求項1
    記載のPLL周波数シンセサイザ。
  6. 【請求項6】所定の基準周波数発生手段から出力される
    基準周波数信号に対応して形成される位相同期系を含
    み、選択された設定周波数の信号を出力するPLL周波
    数シンセサイザにおいて、 前記基準周波数をカウントする基準周期カウンタから出
    力される基本周期毎に、電圧制御発振器(「VCO」と
    いう)の出力クロックを入力とし前記VCOの発振周波
    数と前記設定周波数との差分を誤差信号として出力する
    誤差検出手段を備え、 前記誤差検出手段の出力と、前記設定周波数毎に対応し
    て前記VCOの発振周波数を補正する値を格納する基底
    データ記憶手段の値と、を加算演算した結果を、前記V
    COの制御電圧に出力が接続されたディジタル・アナロ
    グ変換器(「VCO用D/A変換器」という)の入力に
    供給し、 前記設定周波数毎に、前記VCOの発振周波数が、前記
    設定周波数を中心とし た所定の周波数範囲となるよう
    に、前記VCO用D/A変換器の基準電圧を可変に制御
    するための電圧を出力するウィンドウデジタルアナログ
    変換器を備え、 更に、 前記複数の設定周波数に対応する、前記VCO用D/A
    変換器への入力データをそれぞれ基底データとして前記
    基底データ記憶手段に格納する学習型記憶手段を、 備えたことを特徴とするPLL周波数シンセサイザ。
  7. 【請求項7】前記VCOの発振周波数と前記設定周波数
    との差分データを入力し、前記基本周期の長さに応じ
    て、前記差分データを乗算/除算又はビットシフト演算
    を行い、前記差分データの大きさの調整する演算装置と
    して、マイクロコンピュータの演算装置を用いた、こと
    を特徴とする請求項6記載のPLL周波数シンセサイ
    ザ。
  8. 【請求項8】 前記誤差検出手段の出力と前記基底データ
    との加算演算を前記マイクロコンピュータの前記演算装
    置にて行なうことを特徴とする請求項7記載のPLL周
    波数シンセサイザ。
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