JP3148850U - 蔓性植物用フェンス - Google Patents

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達雄 野々内
達雄 野々内
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【課題】蔓性植物の蔓を紐などで金網に結び付けるときの作業が行いやすく、蔓を水平に長く誘引でき、しかも、蔓性植物に対して風通しが悪くならないようにする。【解決手段】地上に立設した一対の支柱3,3間に金網4を取り付けた蔓性植物用フェンス1において、前記金網4の網目9を人の拳が通過できる大きさに設定する。【選択図】図1

Description

この考案は、建物の壁際や庭などに設置して、蔓性植物を誘引する蔓性植物用フェンスに関する。
例えば、薔薇等の蔓性植物は蔓が柔軟であり、蔓が成長するにつれてあらゆる形態に変化させることができる。しかし、蔓性植物はそれ自体で立つことができないので、建物の近傍や庭などに飾る場合、蔓性植物用フェンスが用いられている。
従来の蔓性植物用フェンスとして、例えば、地上に間隔をおいて立設する支柱間に金網を取り付けたものが知られている(特許文献1)。この蔓性植物用フェンスは、建物の壁際や庭などに設置され、蔓性植物の蔓を好みの形・方向になるように紐などで金網に結び付けて、蔓性植物を誘引するものである。
特開2005−179985号公報
しかし、従来の蔓性植物用フェンスに使用されている金網は、その網目が小さいので、蔓性植物の蔓を金網に紐などで結び付けるときに、作業者の手を網目に通すことができず、紐を金網の一面側から他面側に通した後、一面側に戻して結わえる作業が行いにくい。そのため、蔓性植物の蔓の締結が困難であるという問題があった。
また、蔓性植物は、できるだけ水平に長く誘引すると、発芽数が増加するものであるが、金網の網目が小さいと、これを知らずに蔓を短い距離で上方に誘引してしまい、結果として開花数が少なくなる。
更に、網目の小さな金網に多くの蔓を結び付けると、網目が葉や花で覆われて風通りが悪くなって蒸れが生じ、これが原因で蔓性植物の成長を阻害したり病害虫の発生を招いたりする。また、病害虫の予防のための消毒が十分に行えないという問題もある。
この考案が解決しようとする課題は、蔓性植物の蔓を紐などで金網に結び付ける作業が容易に行え、蔓を水平に長く誘引でき、しかも、蔓性植物に対して風通しのよい条件を作ることができるようにすることである。
上記課題を解決するために、この考案の蔓性植物用フェンスは、地上に間隔をおいて立設する一対の支柱に金網を取り付け、その金網の網目を人の拳が通過できる大きさに設定したものである。
このようにすると、金網の網目は、作業者の手を貫通させることができる大きさとなるので、蔓性植物の蔓を紐などで金網に結び付けるときの締結作業が行いやすく、また、金網の網目が大きいことで、蔓の水平誘引長さを長くでき、発芽数を多くすることができる。しかも、網目が大きいことで、空間が保持されて風通りがよく蒸れにくい。
前記金網の網目の大きさを12cm〜20cmの範囲とするのが好ましい。金網の網目が大きすぎると、蔓の誘引方向の変更を選択する箇所が少なくなり、蔓を好みの形や方向に仕立てるのが困難となるからである。
前記支柱の上部に、前記金網を引っ掛けることができるフックを設けると、金網の上部をフックに引っ掛けるだけで支柱に取り付けることができるので、前記金網の支柱への着脱作業が容易となる。フックの形状は、S字環を用いたり、支柱の一部を切起こしてU字状に形成したものなど、金網の上部を引っ掛けることができる形状であればいずれでもよい。
前記金網は、3枚のメッシュパネルからなり、これら3枚のメッシュパネルを折り畳み可能に順次連結することができる。このようにすると、金網を折り畳むことができるので、金網の搬送作業を楽にすることができる。
前記金網は、折り畳んだときの折り目が水平又は垂直の何れかになる態様で前記支柱に取り付けることができる。前記折り目を垂直になるよう取付けると、支柱間に金網を屈曲させた状態で立設することができるので、フェンスに見た目の変化を持たせることができるだけでなく、建物や庭の形に応じて蔓性植物用フェンスを使用することができ便利である。
この考案の蔓性植物用フェンスは、金網の網目を、拳が通過できる大きさとしたので、蔓性植物の蔓を紐などで金網に結び付けるときに、紐を金網の一面側から他面側に通した後一面側に戻す作業が金網の一面側から行え、作業者が金網の一面側と他面側の環を移動する必要がなくなり、蔓性植物の蔓を金網に締結する作業が能率よく容易に行える。
また、金網の網目を大きくすることで、蔓の水平方向への誘引が長くでき、芽付きの数を増やせるようになると共に、網目によってほどよく空間が保持されるので、風通りがよくて蒸れにくくなり、そのため、害虫の予防や蔓性植物の成長に適し、病害虫の消毒も確実に行える。
以下、この考案の実施形態の蔓性植物用フェンスを添付図面に基づいて説明する。
図1に示すように、蔓性植物用フェンス1は、地中に打設して固定する2本の角杭2,2と、この角杭2、2に下部を外嵌挿入することにより地面上に起立配置する2本の支柱3,3と、両支柱3,3間に取り付けられる金網4とを有する。
前記角杭2,2は、長さpが90cmであり、その長さの半分が庭などの地中5に打ち込まれることで、両側に所定の間隔をおいて地上に固定配置されることになり、この角杭2,2の打ち込み間隔は、金網4の寸法に応じて決められ、この実施形態では180cmとした。
前記支柱3,3は長さhが200cmの丸パイプを用い、図2に示すように、角杭2,2の地上に出ている部分2a,2aにそれぞれ外嵌状に差し込まれることにより、両側に間隔をおいて地上に立設される。
これにより、角杭2,2の打ち込み深さにずれが生じていても、支柱3,3は地上からの高さが同一になるので、角杭2,2の打ち込み精度が要求されない。そのため、支柱3,3の立設が容易である。
前記支柱3,3の上部には、図1、図3に示すように、金網4を引っ掛けることができるフック6が設けられている。
これにより、金網4の上部をフック6に引っ掛けるだけで支柱3,3に取り付けることができるので、金網4の支柱3,3への着脱が容易である。なお、フック6は、図3(a)のようにS字環を用いたり、図3(b)に示すように、支柱3,3の上端部に切り込み片を形成し、その切り込み片を外側に折り曲げることにより切起こしたU字状に形成したものでもよい。
図1に示すように、前記金網4は、全体が1辺の長さが180cmの正方形であり、同一大きさの3枚のメッシュパネル4a,4b,4cからなる。3枚のメッシュパネル4a,4b,4cは長辺lが180cm、短辺sが60cmの長方形であり、例えば、3.2mm径の金属線材を用い、横線材7と縦線材8を交差させて交差点を溶接することにより形成される。各メッシュパネル4a,4b,4cは、それぞれ同一大きさの正方形の網目9が複数形成され、この網目9は、大人の拳が貫通できる大きさ、具体的には、一辺の長さaが12cm〜20cmの範囲、好ましくは15cmの大きさになっている。
なお、前記金網4の網目9の1辺の長さが12cm以下であると、大人の拳が通りにくいと共に、1辺の長さが20cmよりも大きいと、蔓性植物13の蔓の締結可能な部分が少なくなり、蔓を好みの形や方向に仕立てるのが困難となるからである。
この金網4は、3枚のメッシュパネル4a,4b,4cが端部の横線材7を連結部材10で順次連結されることにより、三つ下りに折り畳み可能となるよう形成され、折り畳んだときの折り目11が水平になる態様でフック6,6に上端部を引っ掛けられる。これにより、金網4は、フック6,6を介して支柱3,3に取り付けられる。また、金網4の両側は、支柱3,3の上部から下部の間において、バンド12で確実に支柱3,3に固定される。
このように構成された蔓性植物用フェンス1は、図1のように、地中に打設した両側の角杭2,2に支柱3,3の下端を差込み、地上に起立する両側支柱間に金網4を取付け、地面に植えた蔓薔薇のような蔓性植物13の蔓を好みの形・方向になるように紐などで金網4に結び付けていくことにより、蔓性植物13の誘引が行なわれる。
蔓性植物用フェンス1は、金網4の網目9を手の拳が通過できる大きさとしたので、蔓性植物13の蔓を締結するときに、紐を金網4の一面側から他面側に通した後一面側に戻す作業が金網4の一面側から行え、作業者が金網4の一面側と他面側の環を移動する必要がなくなり、蔓性植物13の蔓を金網4に締結する作業が能率よく容易に行える。
また、蔓性植物用フェンス1は、金網4の網目9を大きく設定することにより、網目9が大きいことでほどよく空間が保持され、風通りがよく蒸れにくい。そのため、病害虫の予防や蔓性植物13の成長に適し、病害虫の消毒も確実に行える。
また、蔓性植物用フェンス1は、網目9を形成する線材7,8の径が3.2mmと小さいので、金網4の線材7,8が目立ちにくい。そのため、開花時期に蔓性植物13の花が空間に咲き乱れるといった趣のある風景を創り出すことができる。
また、蔓性植物用フェンス1は、金網4の網目9を大きくすることで、蔓性植物13の蔓を水平に誘引することができる距離が長くなる。蔓性植物13の蔓薔薇などは、蔓が真上に延びていると、蔓の先に芽を付ける傾向があるが、蔓が水平に延びていると、蔓が水平となった部分に芽を付ける傾向がある。そのため、蔓性植物13の蔓を水平に長く誘引すれば、その蔓に多くの芽を付けさせることができ、その結果、開花数を増やすことができる。
また、蔓性植物用フェンス1は、地上に立設した支柱に金網4を取り付けているので、両サイドからの蔓性植物13の観賞が可能である。
また、蔓性植物用フェンス1は、支柱3,3から金網4を取り外したときに、金網4を1/3に折り畳むことができるので、撤去後の金網4の搬送作業が楽である。
上記実施形態では、折り畳んだときの折り目11が水平になる態様で金網4を支柱3、3間に取り付けたが、図4に示すように、折り目11が垂直になる態様で金網4をフック6,6に引っ掛けて支柱3,3に取り付けてもよい。このようにすると、支柱3,3間に金網4を屈曲させた状態で立設することができ、建物や庭の形に応じて蔓性植物用フェンス1を設置することができて便利であり、見た目に立体感のある変化を持たせることができる。
上記実施形態では、金網4を取り付ける支柱3,3を2本立設したが、さらに同一の支柱3を複数立設していってもよい。このようにすると、各支柱3、3間に金網4を取り付けることができるようになるので、蔓性植物13の成長をさらに促進することが可能となる。
この考案の実施形態の蔓性植物用フェンスを示す正面図 図1に示す支柱の下部固定構造を示す拡大断面図 図1に示す支柱の上部に設けたフックを示す図であり、(a)はS字環のフックを示す縦断面図、(b)はU字状のフックを示す縦断面図 図1に示す蔓性植物用フェンスの金網を屈曲状態で配置した状態を示す斜視図
符号の説明
1 蔓性植物用フェンス
3 支柱
4 金網
4a メッシュパネル
4b メッシュパネル
4c メッシュパネル
6 フック
7 横線材
8 縦線材
9 網目
11 折り目

Claims (5)

  1. 地上に間隔をおいて立設する一対の支柱(3,3)間に金網(4)を取り付けた蔓性植物用フェンス(1)において、前記金網(4)の網目(9)を人の拳が通過できる大きさに設定したことを特徴とする蔓性植物用フェンス。
  2. 前記金網(4)の網目(9)の大きさが12cm〜20cm角の範囲である請求項1に記載の蔓性植物用フェンス。
  3. 前記支柱(3,3)の上部に、前記金網(4)を引っ掛けることができるフック(6,6)を設け、そのフック(6,6)を介して前記金網(4)の上部を前記支柱(3,3)に取り付けるようにした請求項1又は2に記載の蔓性植物用フェンス。
  4. 前記金網(4)は、3枚のメッシュパネル(4a,4b,4c)を用い、この3枚のメッシュパネル(4a,4b,4c)を折り畳み可能に順次連結して形成されている請求項1乃至3の何れかに記載の蔓性植物用フェンス。
  5. 前記金網(4)は、折り畳んだときの折り目(11)が水平又は垂直の何れかになる態様で前記支柱(3,3)に取り付けられる請求項4に記載の蔓性植物用フェンス。
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