JP3148809U - ブレーキ装置および台車 - Google Patents

ブレーキ装置および台車 Download PDF

Info

Publication number
JP3148809U
JP3148809U JP2008007283U JP2008007283U JP3148809U JP 3148809 U JP3148809 U JP 3148809U JP 2008007283 U JP2008007283 U JP 2008007283U JP 2008007283 U JP2008007283 U JP 2008007283U JP 3148809 U JP3148809 U JP 3148809U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
brake
handle
release lever
wheel
cart
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2008007283U
Other languages
English (en)
Inventor
晃二 奥田
晃二 奥田
Original Assignee
株式会社粟津製作所
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 株式会社粟津製作所 filed Critical 株式会社粟津製作所
Priority to JP2008007283U priority Critical patent/JP3148809U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3148809U publication Critical patent/JP3148809U/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Handcart (AREA)

Abstract

【課題】手押し台車操作者が台車を操作する時、通常の姿勢で容易に操作することができ、しかも、継続して確実なブレーキ力を得ることが出来るブレーキ装置を提供すること、およびこのブレーキ装置を備えた台車を提供する。【解決手段】自走防止用ブレーキBであって略レの字状の板バネで作製されたブレーキ片Jを台車下部に固着させ、このブレーキ片Jが自らのバネ力によって、車輪外周面に押圧食込み保持されるブレーキとなり、この押圧を解除する手段としてワイヤーなどの可撓部材を介して手押し台車のハンドルH部分に解除用のレバーを設ける構造にすることにより、ブレーキを手元で解除することが出来るようにする。【選択図】図3

Description

本考案は、車輪を有する台車におけるブレーキ装置およびそのブレーキ装置を備えた台車に関する。
手押し台車等においては、その停車位置に車体を固定するための駐車ブレーキが必要であり、従来、車輪外周面に板バネ状の押圧片を、カム等の動きを利用して当接させて、ブレーキ力を発揮させるようにしていた。
しかしながら、この従来装置においては、前記カム等を作用させるためのレバーが、各車輪のすぐ脇にそれぞれ配置されていたため、作業者による操作が煩わしく、確実な操作を怠る可能性があった。そのため、不用意に台車が動き出すという不具合も生じていた。
また、上記のブレーキ操作面の改善に関して見れば、例えば、特開2002−250370号公報に示すような構成のものが従来から提案されていた。
この従来構成では、図1に示すように、車輪の外周辺に配置されたブレーキ板を、該ブレーキ板(68)の先端歯部(69)が車輪(61)外周面に押圧食込み保持されるブレーキ作動位置と、前記押圧を解除してブレーキ板の先端歯部と車輪外周面との接触を解除された位置との間を移動可能としたものであった。
この従来技術によると、ブレーキ板(68)が車輪(61)外周面に対して押圧されると、車輪外周部が弾性変形して、その先端歯部(69)が食込む形となり、強力な摩擦力を生起して、その車輪に対して十分で確実なブレーキ力を発揮させるものであった。
さらに、先端歯部(69)で車輪(61)外周面に適宜押圧可能なブレーキ板と、該ブレーキ板を車輪外周面に向けて付勢するブレーキレバー(67)と、該ブレーキレバーをブレーキ作動状態に保持するロック装置とを備えたものであり、ブレーキ板の先端歯部で車輪外周面に押圧食込み保持して十分なブレーキ力を発揮するとともに、そのブレーキ力を継続して保持することができるものであった。
この従来技術において、前記ロック装置を、台車のフレームに対し上下回動自在に取付けられたロック枠と、ブレーキレバー側面に突出配置された係留ロッドとより構成し、前記ロック枠の下端面は前記係留ロッドに摺接可能とするとともに、前記ロック枠の下端面の一部に前記係留ロッドを係止可能なロッド係留部を設けたものであり、複雑な構造であった。
考案が解決しようとする課題
しかしながら、この従来技術においては、作業者が自然な姿勢のままで、手元にある取手を手前に引くだけでブレーキを掛けることができるため、それ以前の従来技術におけるブレーキ操作がし難いという欠点は解消されたものの、装置本体が停車した後、作業者が取手から手を放すと、バネ部材の付勢力によって、ブレーキ板が元位置に復帰してブレーキ力が解除されてしまい、停車後のブレーキ力の保持については何の対策も施されてはいなかった。また、これら何れの従来技術においても、板バネ状の押圧片やブレーキ板の平坦面で車輪外周面を押圧して、その摩擦力によってブレーキを掛けるようにしているため、十分なブレーキ力を発揮させるには困難な面があった。
この考案は、このような従来技術の欠点に着目してなされたものであって、その目的とするところは、作業者が台車を運転する時の通常の姿勢のままで、容易にブレーキ機能の解除を行うことができ、しかも、ノーマル状態では常時確実なブレーキ力を得ることができるとともに、そのブレーキ力を継続して保持することができるブレーキ装置を提供すること、およびそのブレーキ装置を備えた台車を提供することにある。
課題を解決するための手段
課題を解決するための手段として、本考案によるブレーキ装置および台車は、略「レの字」形に板バネ材で作成したブレーキ板を車輪の外周辺に配置させ、「レの字」形の中間部が車輪外周面に押圧食込み保持されるブレーキ作動位置と、この押圧を解除する手段としてワイヤーを介して手押し台車の取手部分に解除用のレバーを設ける構造にすることにより、ブレーキを手元で解除できるようにした。
考案の効果
本考案の台車は、上述のように略「レの字」形に板バネ材で作成したブレーキ板を車輪の外周辺に配置させ、「レの字」形の中間部が車輪外周面に押圧食込み保持されるブレーキとし、この押圧を解除する手段としてワイヤーを介して手押し台車の取手部分に解除用のレバーを設けたことにより、下記の効果が得られる。
(1)押圧を解除する手段としてワイヤーを介して手押し台車の取手部分に解除用のレバーを設ける構造であるので、ブレーキを手元で解除することが出来る。
(2)押圧を解除する手段としてワイヤーなどの可撓部材を介して手押し台車の取手部分に解除用のレバーを設ける構造にすることにより、解除用のレバーを設けたハンドルがハンドル脚部分で折りたためる構造に出来る。
(3)ノーマル状態では、自力押圧により常時ブレーキが自動的に掛かっており、この押圧を解除する手段としてワイヤーを介して手押し台車の取手部分に解除用のレバーの形状を半円にすることにより、手押し開始時に、特段の意識と行動を伴わせないで、手押しハンドルを把握して押せば、ブレーキが同時に解除できる。
以上の三大効果が得られる。このほか、装置の構成部品点数が少ない構造であるため、台車の軽量化と製造原価を低減できるなどの利点も有している。
図2、図3および図4に示すようにブレーキ装置と台車を一体化することにより解決させた。
「請求項1」の実施形態の例として、図2、図3および図4に示すように自走防止用ブレーキ(B)を略レの字状の板バネで作製されたブレーキ板(J)を台車下部(D)に固着させ、このブレーキ板(J)が自らのバネ力によって、車輪(S)外周面に押圧食込み保持されるブレーキとなり、この押圧を解除する手段としてワイヤー(W)を介して手押し台車の取手部分に解除用レバー(L)を設ける構造であるので、ブレーキを手元で解除することが出来るブレーキ装置および台車とした。
「請求項2」の実施形態の例として、図2、図3に示すように、押圧を解除する手段としてワイヤー(W)などの可撓部材を介して手押し台車の手押しハンドル(H)部分に解除用のレバー(L)を設ける構造にすることにより、解除用のレバーを設けたハンドルがハンドル脚(K)部分で折りたたむことも出来るブレーキ装置および台車とした。図2、図3は、ハンドル脚(K)を折り畳んだ状態を示している。
「請求項3」の実施形態の例として、図2に示すようにブレーキ装置および台車において、ノーマル状態では、自力押圧により常時ブレーキが自動的に掛かっており、この押圧を解除する手段としてワイヤーを介して手押し台車のハンドル(H)部分に解除用のレバー(L)の形状を半円にすることにより、手押し開始時に、特段の意識と行動を伴わせないで、手押しハンドルを把握して押せば、ブレーキが同時に解除できるブレーキ解除レバーを装着したブレーキ装置および台車とした。
図1は、本考案に類似する従来技術の代表的なもの側面図であり、図2は本考案の平面図であり、図3は本考案の正面図であり、図4は本考案の側面図である。
図5は、本考案の板バネ製のブレーキ板(J)の正面・側面を示す。
図6は、台車の車輪(S)とブレーキ板(J)の相対関係を示す図である。
以下、図面に基づいて説明する。
簡潔な構造で、ブレーキのロックおよびロック解除が簡単な操作で、確実に行うことができる。すなわち、手押しハンドル(H)を押すために握れば、ブレーキは解除され、手押しハンドルから手放せば、自動的にブレーキがロックする。
この考案によると、ブレーキレバー(L)は半月形を呈しており、手押しハンドル(H)とほぼ一体的に取り付けられているので、手押しハンドルを握れば複雑な操作と機構を経ることなく、そのままブレーキ板(J)が車輪(S)から乖離して、ブレーキが解除できる。
ブレーキ板は車輪外周面に向けて往復揺動運動に連携可能に配置されるとともに、ブレーキレバーの揺動運動をブレーキ板の往復揺動運動に変換する運動変換機構を設けたものである。
この考案によると、ブレーキレバーの回動運動を受けて、ブレーキ板(J)は車輪(S)外周面に向けて往復揺動運動することによって、ブレーキ板(J)が車輪(S)外周面に対して、接離可能とされている。
この特徴的なブレーキ装置を備えたため、簡単な操作で、安定した停車状態を確保することのできる台車を得ることができる。
本考案の目的は、上記の課題を解消して、運搬の作業性が高く、しかも低コストで実現できるブレーキ装置と台車の連結方法を提供することである。したがって、産業上の運搬作業面で広く利用できる場面を有している。
本考案に類似する従来技術の台車の側面図である。 本考案の台車の平面図である。 本考案の台車の正面図である。 本考案の台車の側面図である。 本考案の「レの字」形のブレーキ金具片の正面・側面を示す図である。 本考案の台車の車輪とブレーキ金具片の関係を示す図である。 従来技術を示す部分断面図
符号の説明
50、50a、50b 台車
51 フロア
57、61 車輪
58 固定輪
62 ハンドル脚
63 ハンドル
65 回動軸
67 ブレーキレバー
68 ブレーキ板
69 先端歯部
70 ロック枠
(B) 自走防止用ブレーキ
(J) ブレーキ板
(D) 台車下部
(W) ワイヤー
(H) ハンドル
(K) ハンドル脚
(S) 車輪
(L) 解除用レバー

Claims (3)

  1. 自走防止用ブレーキ(B)を略レの字状の板バネで作製されたブレーキ片(J)を台車下部(D)に固着させ、このブレーキ片(J)が自らのバネ力によって、車輪外周面に押圧食込み保持されるブレーキとなり、この押圧を解除する手段としてワイヤーなどの可撓部材を介して手押し台車のハンドル(H)部分に解除用のレバー(L)を設ける構造にすることにより、ブレーキを手元で解除することが出来ることを特徴とするブレーキ装置および台車。
  2. 押圧を解除する手段としてワイヤーなどの可撓部材を介して手押し台車のハンドル(H)部分に解除用のレバー(L)を設ける構造にすることにより、解除用のレバーを設けた手押しハンドル(H)がハンドル脚(K)部分で折り畳めることを特徴とした請求項1のブレーキ装置および台車。
  3. 請求項1および請求項2のブレーキ装置および台車において、ノーマル状態では、自力押圧により常時ブレーキが自動的に掛かっており、この押圧を解除する手段としてワイヤーなどの可撓部材を介して手押し台車の手押しハンドル(H)部分に解除用の半月の解除レバー(L)を取り付けることにより、手押し開始時に、特段の意識と行動を伴わせないで、手押しハンドル(H)を把握して押せば、ブレーキが同時に解除できるブレーキ解除レバー(L)を装着したことを特徴とするブレーキ装置および台車。
JP2008007283U 2008-09-18 2008-09-18 ブレーキ装置および台車 Expired - Fee Related JP3148809U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008007283U JP3148809U (ja) 2008-09-18 2008-09-18 ブレーキ装置および台車

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008007283U JP3148809U (ja) 2008-09-18 2008-09-18 ブレーキ装置および台車

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP3148809U true JP3148809U (ja) 2009-03-05

Family

ID=54853430

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2008007283U Expired - Fee Related JP3148809U (ja) 2008-09-18 2008-09-18 ブレーキ装置および台車

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3148809U (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2015231806A (ja) ストッパー付きキャスター
JP4729689B2 (ja) 車椅子および車椅子の操作部材
JP2006224742A (ja) ショッピングカート
JP2006183809A5 (ja)
JP2018140706A (ja) 乳母車
JP2009132372A (ja) 乳母車用ブレーキ装置
JP3148809U (ja) ブレーキ装置および台車
JP2007168759A5 (ja)
EP1950130A4 (en) STEERING DEVICE OF A SMALLER ELECTRIC VEHICLE
JP2017039405A (ja) キャスター
CN206968639U (zh) 一种汽车手刹
JP2632006B2 (ja) ステッキ型パーキングブレーキの操作装置
EP1186511B1 (en) Brake for a hand truck
JP2007269159A (ja) 手押し車の制動装置
JP3127546U (ja) 歩行補助車のブレーキ装置
JP2013006512A (ja) ハンドブレーキレバー装置
JP2001151118A (ja) ハンドカート
JP4783841B2 (ja) 手押し車の駐車ブレーキ機構
JP5558089B2 (ja) 制動用制御装置とそれを用いた車いす
JP2006263119A (ja) ブレーキのグリップ装置
ATE400491T1 (de) Handbremse für ein motorfahrzeug
US995211A (en) Wrench.
JP3117065U (ja) 車椅子
US963930A (en) Vehicle-brake.
JPH0719940Y2 (ja) ステッキ型パーキングブレーキの操作装置

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20081118

R150 Certificate of patent (=grant) or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120212

Year of fee payment: 3

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees