JP3148526U - 片手用キーケース - Google Patents
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Abstract
【課題】三つ折型のキーケースにおいて、鍵の吊り下げ部材を台片ごと本体から脱落させる事なく、かつキーケース本体の開閉操作、鍵の束の出し入れ操作及び鍵の使用操作を、すべて本体を掴んでいる片手だけでより容易に滑らかに行える片手用キーケースを提供する。【解決手段】キーケース本体の中央片2の内側に、中央左台片2aと中央右台片2bを固着し、この左右の台片の間を跨ぐ事なく、鍵の吊り下げ部材、特に回転式キーホルダー7aを、中央左台片2aと中央右台片2bに固着した事により、キーケースの左右の折返し片の開閉と鍵の束の出し入れ操作を、キーケース本体を掴んだ片手のみで容易により滑らかに行えるようにしている。また車輪側面の溝の一部が塞がった回転式キーホルダー7aを用い、キーケース本体の外部にも常時鍵を露出させて吊り下げられるようにしている。【選択図】図1
Description
本考案は、キーケースに関するものである。
従来のキーケースには、キーケース本体が、中央片と、開閉部材を有する左右の折返し片とから成る、三つ折型の物があった。そして、このキーケース本体の中央片の内側上には、一つの台片が固着し、これに、フックを横一列に取り付けた長方形様の金属製の鍵の吊り下げ部材を固着していた。(例えば、特許文献1参照)
また別の三つ折型のキーケースには、フックを横一列に取り付けた鍵の吊り下げ部材を用い、この鍵の吊り下げ部材を固着した数個の台片を、面ファスナーによってキーケース本体に着脱させるものもあった。(例えば、特許文献2参照)
実開平06−024525号公報(第2頁、図1)
実開昭53−090594号公報(第1頁、図1)
従来の三つ折型のキーケースには、キーケース本体の中央片の内側上に一つの台片が固着し、これにフックを横一列に取り付けた長方形様の金属製の鍵の吊り下げ部材を固着したものがあった。(例えば、特許文献1参照)
そしてこのキーケースは、その使用者が鍵の束を出し入れする際に、手で左右の折返し片を外側に開放し、また鍵の束を収納する際も、手で左右の折返し片を元通りに閉じていた。
しかしその操作の間は、常にもう片方の手でキーケース本体を掴んで支えておく必要があった。つまりすべての操作を、キーケース本体を掴んでいるほうの手だけで行う事は容易ではなかった。
そしてこの事は、片手が不自由な人や、手荷物を持っていて片手が使えない状態の人が鍵を使用する場合には不便であった。
そしてこのキーケースは、その使用者が鍵の束を出し入れする際に、手で左右の折返し片を外側に開放し、また鍵の束を収納する際も、手で左右の折返し片を元通りに閉じていた。
しかしその操作の間は、常にもう片方の手でキーケース本体を掴んで支えておく必要があった。つまりすべての操作を、キーケース本体を掴んでいるほうの手だけで行う事は容易ではなかった。
そしてこの事は、片手が不自由な人や、手荷物を持っていて片手が使えない状態の人が鍵を使用する場合には不便であった。
また、別の三つ折型のキーケースには、フックを横一列に取り付けた鍵の吊り下げ部材を台片に固着し、これを数個用いて、面ファスナーによってキーケース本体の中央片に着脱させる物もあった。(例えば、特許文献2参照)
しかしこのキーケースの場合は、鍵の吊り下げ部材を固着した台片自体はキーケース本体に固着されていないために、吊り下げた鍵自体の重さと面ファスナーの劣化によって、吊り下げた鍵の束が台片ごと本体から脱落したり紛失したりするおそれがあった。
しかしこのキーケースの場合は、鍵の吊り下げ部材を固着した台片自体はキーケース本体に固着されていないために、吊り下げた鍵自体の重さと面ファスナーの劣化によって、吊り下げた鍵の束が台片ごと本体から脱落したり紛失したりするおそれがあった。
そこで本考案は、上記従来技術の問題点を解決し、鍵の吊り下げ部材を台片ごと本体から脱落させる事なく、なおかつキーケース本体の開閉操作、鍵の束の出し入れ操作及び鍵の使用操作を、すべて本体を掴んでいる片手だけで滑らかに行なう事ができる、片手用キーケースの提供を課題としている。
請求項1の本考案について述べる。 キーケース本体が、中央片と、この中央片の左端に連続する左折返し片及び右端に連続する右折返し片とから成る三つ折型であり、かつ、左折返し片の内側上に固着した左折返し台片と右折返し片、もしくは右折返し片の内側上に固着した右折返し台片と左折返し片に、開閉部材を固着しているキーケース本体において、この中央片の内側上に、中央左台片と中央右台片を左右に並べて固着し、中央片が中央左台片と中央右台片との間に沿って、外側に二つに折れ曲がる構造を形成し、かつ、この中央左台片と中央右台片の間を跨ぐ事なく、左折返し台片、右折返し台片、中央左台片及び中央右台片の以上四箇所のうちの、いずれか一箇所または二箇所に、鍵の吊り下げ部材を固着して、片手用キーケースを製作する。
次に請求項2の本考案について述べる。本考案では、請求項1の片手用キーケースにおいて、中央左台片と中央右台片にそれぞれ、鍵の吊り下げ部材として回転式キーホルダーを固着し、鍵の出し入れ操作をより滑らかに行える、キーケースを形成する。
さらに請求項3の本考案について述べる。本考案では、請求項2のキーケースにおいて、回転式キーホルダーのうちの一つまたは二つが、車輪側面の溝の一部が塞がった回転式キーホルダーであり、かつこの溝が塞がった部分が、中央左台片上の回転式キーホルダーでは上端部寄りの左斜め上の向きに、中央右台片上の回転式キーホルダーでは上端部寄りの右斜め上の向きにくるようにして、それぞれ固着する。これにより、キーケース内部へ収納する鍵の収納時の操作を妨げることなく、キーケース本体の外部にも常時鍵を露出させて吊り下げる事ができるキーケースを形成する。
本考案によれば、キーケース本体の中央片の内側上に、中央左台片と中央右台片を左右に並べて固着した事により、中央片がこの中央左台片と中央右台片との間に沿って、外側に二つに折れ曲がり易い構造となっている。
そして本考案の新規性には、現在最も一般的に普及している背景技術である特許文献1のキーケースにおける、フックを横一列に取り付けた長方形様の金属製の鍵の吊り下げ部材が大きく関係している。
なぜなら、従来のこの種の三つ折型のキーケースの中央片部分には、硬い金属製の長方形様の鍵の吊り下げ部材が横に広く跨って固着していたため、この部分を二つ折りにするという発想自体が奇抜なものであったからだ。
これは背景技術である特許文献2のキーケースに関しても、充分に当てはまる。このキーケースは使用する台片の数は、数個であると記載され、つまり二つとは限定されておらず、本考案のごとく中央片を外側に二つ折りにする発想自体がそもそも存在していないからである。
さらに本考案の片手用キーケースにおいては、鍵の吊り下げ部材をキーケース本体内部に台片ごと固着したため、この背景技術の特許文献2のキーケースのように、吊り下げた鍵自体の重さと面ファスナーの劣化によって、キーケース本体から台片ごと鍵の束を脱落させて鍵を紛失するという可能性はない。
そして本考案の新規性には、現在最も一般的に普及している背景技術である特許文献1のキーケースにおける、フックを横一列に取り付けた長方形様の金属製の鍵の吊り下げ部材が大きく関係している。
なぜなら、従来のこの種の三つ折型のキーケースの中央片部分には、硬い金属製の長方形様の鍵の吊り下げ部材が横に広く跨って固着していたため、この部分を二つ折りにするという発想自体が奇抜なものであったからだ。
これは背景技術である特許文献2のキーケースに関しても、充分に当てはまる。このキーケースは使用する台片の数は、数個であると記載され、つまり二つとは限定されておらず、本考案のごとく中央片を外側に二つ折りにする発想自体がそもそも存在していないからである。
さらに本考案の片手用キーケースにおいては、鍵の吊り下げ部材をキーケース本体内部に台片ごと固着したため、この背景技術の特許文献2のキーケースのように、吊り下げた鍵自体の重さと面ファスナーの劣化によって、キーケース本体から台片ごと鍵の束を脱落させて鍵を紛失するという可能性はない。
そして本考案では、鍵の吊り下げ部材を、中央左台片と中央右台片の間を跨ぐ事なく固着している。
これによりキーケースを開ける際は、このキーケース本体を片手で掴んだまま開閉部材を開放後、その人差し指で中央片を外側から軽く押すだけで、中央片を容易に外側に二つに折り曲げて左右の折返し片を開くことができる。この際、同時にキーケース本体の横幅も狭くなり、これはキーケース本体をより掴みやすくするという相乗効果ももたらす。
すなわち、キーケース本体の形状が図5に示す状態から図6に示す状態へと変化するのである。
これらの効果によりさらに、その後のキーケース本体からの鍵の束のとり出し操作、鍵の使用操作、キーケース本体への鍵の束の収納操作及びキーケースを元どおりに閉じる操作もすべて、このキーケース本体を掴んでいる片手のみで行う事ができる。
これによりキーケースを開ける際は、このキーケース本体を片手で掴んだまま開閉部材を開放後、その人差し指で中央片を外側から軽く押すだけで、中央片を容易に外側に二つに折り曲げて左右の折返し片を開くことができる。この際、同時にキーケース本体の横幅も狭くなり、これはキーケース本体をより掴みやすくするという相乗効果ももたらす。
すなわち、キーケース本体の形状が図5に示す状態から図6に示す状態へと変化するのである。
これらの効果によりさらに、その後のキーケース本体からの鍵の束のとり出し操作、鍵の使用操作、キーケース本体への鍵の束の収納操作及びキーケースを元どおりに閉じる操作もすべて、このキーケース本体を掴んでいる片手のみで行う事ができる。
図面を使って本考案の実施の形態を説明する。
図1、図2、図3及び図4において、キーケース本体1の中央片2の内側上には中央左台片2aと中央右台片2bを、左折返し片3の内側上には左折返し台片3aを、右折返し片4の内側上には右折返し台片4aを、それぞれ接着剤と縫い糸5によって固着している。
これらキーケース本体1と各台片の材料としては、天然皮革が最も適しており、次に合成皮革、合成樹脂等が適している。
そしてこのキーケース本体1の左折返し片3には凸型開閉部材6bを、右折返し台片4aには凹型開閉部材6aをそれぞれ固着している。これらの凹凸型開閉部材は、バネホック及びマグネットホック等が最も適している。
図1、図2、図3及び図4において、キーケース本体1の中央片2の内側上には中央左台片2aと中央右台片2bを、左折返し片3の内側上には左折返し台片3aを、右折返し片4の内側上には右折返し台片4aを、それぞれ接着剤と縫い糸5によって固着している。
これらキーケース本体1と各台片の材料としては、天然皮革が最も適しており、次に合成皮革、合成樹脂等が適している。
そしてこのキーケース本体1の左折返し片3には凸型開閉部材6bを、右折返し台片4aには凹型開閉部材6aをそれぞれ固着している。これらの凹凸型開閉部材は、バネホック及びマグネットホック等が最も適している。
このキーケース本体1においては、中央左台片2aと中央右台片2bのそれぞれに、鍵の吊り下げ部材として金属製の回転式キーホルダー7aを固着している。
この回転式キーホルダー7aは、車輪側面の溝の一部が塞がっており、この溝が塞がった部分を、中央左台片2a上の回転式キーホルダー7aでは上端部寄りの左斜め上の向きに、中央右台片2b上の回転式キーホルダー7aでは上端部寄りの右斜め上の向きにして、それぞれ固着して、このキーケースを完成する。
なお図1、図2、図3及び図4に示した上記のキーケースは、右手で操作する事を想定した右手用の場合である。これは、このキーケースの使用者が鍵を使用するために、片手でキーケース本体1の開閉部材を開ける際、親指以外の4本の指のうち、人差し指と小指で左折返し片3の付け根部分を押さえながら、中指と薬指で右折返し台片4aの端を押し上げて、開放する操作を行う事を想定しているからである。
もちろん、この右手用を左手に持ち左手の親指で開閉する事も可能ではあるが、これは右手での操作の場合に比べて開けにくい。したがって左手用の場合は、この右手用のキーケースの鏡像体を図7、図8、図9及び図10に示すごとく製作する。
もちろん、この右手用を左手に持ち左手の親指で開閉する事も可能ではあるが、これは右手での操作の場合に比べて開けにくい。したがって左手用の場合は、この右手用のキーケースの鏡像体を図7、図8、図9及び図10に示すごとく製作する。
図1、図2、図3、図4及び図24に示した実施例について述べる。
キーケース本体1の中央片2の内側上には中央左台片2aと中央右台片2bを、左折返し片3の内側上には左折返し台片3aを、右折返し片4の内側上には右折返し台片4aを、それぞれ接着剤と縫い糸5によって固着している。
これらのキーケース本体1と各台片の材料としては、天然皮革が最も適しているが、合成皮革及び合成樹脂を用いてもよい。あるいは、これらの材料を外材として使い、その内部や内側を厚紙や合成繊維や合成樹脂等の芯材で補強して用いてもよい。
また中央左台片2aと中央右台片2bに関しては、天然皮革、合成皮革及び合成樹脂を外材として用い、この外材と同形で一回り小さい金属の板を、回転式キーホルダー7aを打ち込むための穴をあけたうえで、外材の裏または外材の内部に挟み込んで接着剤で接着するなどして、補強してもよい。
そしてこのキーケース本体1の左折返し片3には凸型開閉部材6bを、右折返し台片4aには凹型開閉部材6aをそれぞれ固着している。
本実施例の凹凸型開閉部材としては、バネホックやマグネットホック等を用いて、これらを打ち込んでかしめたり、取り付けたりして固着するのが最も適しているが、コバホックなどを用いてもよい。
なお、凸型と凹型の開閉部材はお互い逆の位置の組み合わせで固着することも可能である。すなわち左折返し片3には凹型開閉部材6aを、右折返し台片4aには凸型開閉部材6bをそれぞれ固着する事もできる。
ただしこの場合は、キーケースの使用者が鍵の束の出し入れ操作をする際に、凸型開閉部材6bが鍵の束に引っ掛かり易くなるので、それを防ぐためには、前出の組み合わせの方がより好ましい。
キーケース本体1の中央片2の内側上には中央左台片2aと中央右台片2bを、左折返し片3の内側上には左折返し台片3aを、右折返し片4の内側上には右折返し台片4aを、それぞれ接着剤と縫い糸5によって固着している。
これらのキーケース本体1と各台片の材料としては、天然皮革が最も適しているが、合成皮革及び合成樹脂を用いてもよい。あるいは、これらの材料を外材として使い、その内部や内側を厚紙や合成繊維や合成樹脂等の芯材で補強して用いてもよい。
また中央左台片2aと中央右台片2bに関しては、天然皮革、合成皮革及び合成樹脂を外材として用い、この外材と同形で一回り小さい金属の板を、回転式キーホルダー7aを打ち込むための穴をあけたうえで、外材の裏または外材の内部に挟み込んで接着剤で接着するなどして、補強してもよい。
そしてこのキーケース本体1の左折返し片3には凸型開閉部材6bを、右折返し台片4aには凹型開閉部材6aをそれぞれ固着している。
本実施例の凹凸型開閉部材としては、バネホックやマグネットホック等を用いて、これらを打ち込んでかしめたり、取り付けたりして固着するのが最も適しているが、コバホックなどを用いてもよい。
なお、凸型と凹型の開閉部材はお互い逆の位置の組み合わせで固着することも可能である。すなわち左折返し片3には凹型開閉部材6aを、右折返し台片4aには凸型開閉部材6bをそれぞれ固着する事もできる。
ただしこの場合は、キーケースの使用者が鍵の束の出し入れ操作をする際に、凸型開閉部材6bが鍵の束に引っ掛かり易くなるので、それを防ぐためには、前出の組み合わせの方がより好ましい。
なお開閉部材に関しては、凹凸型開閉部材を用いる代わりに、図24のごとく面ファスナー11を縫い付けて、これを開閉部材とする事も可能である。
そしてこのキーケース本体1において、中央左台片2aと中央右台片2bには、それぞれ鍵の吊り下げ部材として金属製の回転式キーホルダー7aを打ち込んでかしめて固着している。すなわち請求項3で示したごとく、車輪側面の溝の一部が塞がった回転式キーホルダー7aを用い、かつこの溝が塞がった部分を、中央左台片2a上の回転式キーホルダー7aでは上端部寄りの左斜め上の向きに、中央右台片2b上の回転式キーホルダー7aでは上端部寄りの右斜め上の向きにして、それぞれの台片に固着して、キーケースを完成している。
なお、この回転式キーホルダー7aは、より確実に固定するために、図26及び図27に示すごとく背面にピン8を有する物や、あるいは図28及び図29に示すごとく背面にクリップ9を有する物を用いて固着してもよい。
またこの回転式キーホルダー7aは、回転式キーホルダー7bの車輪側面の溝の一部をはんだづけするなどして塞いだ物を代用してもよい。
この鍵の吊り下げ部材を、中央左台片2aと中央右台片2bに固着した事には次の様な効果がある。
それは例えば、図22に示した実施例10及び図23に示した実施例11と比べても、よりバランスがとれ、より安定したキーケースを形成できる。図22及び図23の様に、中央片の内側上の左右の台片以外の場所、すなわち左右の折返し台片の場所に鍵の吊り下げ部材を固着する事も可能ではあるが、この場合強度不足のため、そこに吊り下げた鍵の束の重みによってバランスがくずれて、キーケース本体が変形しやすくなり、操作性の点でも劣る。
それは例えば、図22に示した実施例10及び図23に示した実施例11と比べても、よりバランスがとれ、より安定したキーケースを形成できる。図22及び図23の様に、中央片の内側上の左右の台片以外の場所、すなわち左右の折返し台片の場所に鍵の吊り下げ部材を固着する事も可能ではあるが、この場合強度不足のため、そこに吊り下げた鍵の束の重みによってバランスがくずれて、キーケース本体が変形しやすくなり、操作性の点でも劣る。
また本実施例においては、次の効果もある。すなわち、請求項3で示したごとく回転式キーホルダー7aを中央左台片2aと中央右台片2bに固着しているために、鍵の束の出し入れの際、内部の回転式キーホルダー7aの中心付近の位置を、二つ折りにしたキーケース本体1の左右の折返し片の外側から掴んでおけば、そのままキーケース本体1を前後方向に傾ける事により、それら内部の鍵の束の通りを妨げることなく、より滑らかに鍵の束の出し入れ操作を行う事ができる。これは、請求項2の実施例である図19に示した実施例7の場合も同様である。
そしてこの事は、例えば図20に示した請求項1のみの実施であるところの、実施例8のキーケースで操作する場合と比較しても、鍵の束を出し入れする際の、鍵同士のばらつきや、キーケース本体を掴んでいる指による外側からの圧迫がもたらす、鍵の束の通りづらさを、より軽減する効果がある。
そしてこの事は、例えば図20に示した請求項1のみの実施であるところの、実施例8のキーケースで操作する場合と比較しても、鍵の束を出し入れする際の、鍵同士のばらつきや、キーケース本体を掴んでいる指による外側からの圧迫がもたらす、鍵の束の通りづらさを、より軽減する効果がある。
また特許文献1のフックを横一列に取り付けた長方形様の金属製の鍵の吊り下げ部材や特許文献2のフックを横一列に取り付けた鍵の吊り下げ部材を用いるこれら背景技術のキーケース、及び図20に示した請求項1のみの実施であるところの実施例8のキーケースの場合、キーケースを逆さにして振ると、鍵をつけていないフックや鍵の束がキーケースの上部から露出してしまう可能性がある。
これに対して本実施例においては、請求項3で示したごとく回転式キーホルダー7aを中央左台片2aと中央右台片2bに固着しているために、次のような効果が生じる。
それは本考案においては、二つの回転式キーホルダー7aをお互い隣りあわせの位置に固着しているために、キーケース本体1を閉じた状態では、二つの間が非常に狭くなり、この内部の二つの回転式キーホルダー7aの円形部分が、お互い相手のフックの自由な回転を阻止する効果を発揮し、鍵をつけていないフックや鍵の束が、キーケース本体1の上部から露出してしまう事を防いでいる。これはキーケースの携帯時の、激しい動きなどにも対処できて便利である。これは、請求項2の実施例である図19に示した実施例7の場合も同様である。
これに対して本実施例においては、請求項3で示したごとく回転式キーホルダー7aを中央左台片2aと中央右台片2bに固着しているために、次のような効果が生じる。
それは本考案においては、二つの回転式キーホルダー7aをお互い隣りあわせの位置に固着しているために、キーケース本体1を閉じた状態では、二つの間が非常に狭くなり、この内部の二つの回転式キーホルダー7aの円形部分が、お互い相手のフックの自由な回転を阻止する効果を発揮し、鍵をつけていないフックや鍵の束が、キーケース本体1の上部から露出してしまう事を防いでいる。これはキーケースの携帯時の、激しい動きなどにも対処できて便利である。これは、請求項2の実施例である図19に示した実施例7の場合も同様である。
このキーケースには次のような使用方法もある。それは、左右二つの回転式キーホルダー7aのフックを、それぞれ垂直に垂らした状態から外向きに回転させて、図25に示すごとく外部斜め上方向に移動させた後、これに鍵を取り付けて左右の折り返し片を閉じる事によって、キーケース本体1の外部上方向にも常時、鍵を露出させたまま吊り下げておく方法である。そしてこの回転式キーホルダー7aは、キーケース内部に収納している鍵の束を鍵の使用後に収納する際に、たとえキーケース本体1を前後方向に傾けて激しく動かしても、その車輪側面の溝が塞がった部分がストッパーとなり、常時外部に吊り下げた鍵は図6に示したごとき形状のキーケース本体1の平面上を、旋回しながら通るだけで、それら外部に吊り下げた鍵が一緒に滑り込んでキーケース内部に混入する事がない。
そして、このキーケース本体1の外部上方向に常時、鍵を露出させたまま吊り下げておく事には、片手が不自由な人や、手荷物を持っていて片手が使えない状態の人にとって、次の様な効果がある。
それは例えば、外出時に自宅の鍵を使用しキーケースを閉じた後、引き続き自家用車の鍵を使用する際や、逆に車で帰宅時に車の鍵を使用し引き続き自宅の鍵を使用するという場合に便利である。
なぜなら、この位置に鍵を吊り下げておけば、最初にキーケースを使用した後に、キーケース本体1を掴んでいる位置を、そのまま少しずらすだけで、引き続き次の鍵の使用の準備ができるからである。これはキーケースの下端部に鍵を吊り下げる場合に比べてもより便利である。
特にリモコン付きの車の鍵のような、大きすぎてキーケース内部への収納が困難な鍵なども、キーケース本体1と繋いで一所に携帯しておく事ができて便利である。
そして、このキーケース本体1の外部上方向に常時、鍵を露出させたまま吊り下げておく事には、片手が不自由な人や、手荷物を持っていて片手が使えない状態の人にとって、次の様な効果がある。
それは例えば、外出時に自宅の鍵を使用しキーケースを閉じた後、引き続き自家用車の鍵を使用する際や、逆に車で帰宅時に車の鍵を使用し引き続き自宅の鍵を使用するという場合に便利である。
なぜなら、この位置に鍵を吊り下げておけば、最初にキーケースを使用した後に、キーケース本体1を掴んでいる位置を、そのまま少しずらすだけで、引き続き次の鍵の使用の準備ができるからである。これはキーケースの下端部に鍵を吊り下げる場合に比べてもより便利である。
特にリモコン付きの車の鍵のような、大きすぎてキーケース内部への収納が困難な鍵なども、キーケース本体1と繋いで一所に携帯しておく事ができて便利である。
なお、このキーケースの大きさは、その持ち易さと操作のし易さを考慮して、キーケース本体1を閉じた状態で、縦11cm前後、横幅5cm前後、厚さ18mm前後である。
また、この場合の各部品の大きさはおおよそ次のとおりである。すなわちキーケース本体1は縦11cm横幅14cmであり、中央左台片2a、中央右台片2b及び左折返し台片3aは共にそれぞれ縦11cm横幅2cmであり、右折返し台片4aは縦11cm横幅4cmである。
そしてこれらの各部品の厚さはおおよそ1mmから2mm程度である。
なお、本考案に使用する回転式キーホルダー7aの一個あたりのフックの数は、1から4が適しているが、キーケース本体1のサイズを大きく作れば、フックの数は5つ以上でも可能である。
また、この場合の各部品の大きさはおおよそ次のとおりである。すなわちキーケース本体1は縦11cm横幅14cmであり、中央左台片2a、中央右台片2b及び左折返し台片3aは共にそれぞれ縦11cm横幅2cmであり、右折返し台片4aは縦11cm横幅4cmである。
そしてこれらの各部品の厚さはおおよそ1mmから2mm程度である。
なお、本考案に使用する回転式キーホルダー7aの一個あたりのフックの数は、1から4が適しているが、キーケース本体1のサイズを大きく作れば、フックの数は5つ以上でも可能である。
本考案の片手用キーケースにおいては、左折返し片3及び右折返し片4の形状を決定する際は、閉じた際に、より内側になる方の折返し片の横幅をあまり広くしすぎると、キーケース本体1を二つ折りにして開く際に、内側の折返し片が、外側から覆う方の折り返し片に遮られて開きにくくなる場合がある。
さらに詳しく説明すれば、この左右の折返し片の形状は、開閉部材の開放のし易さ、左右の折返し片の開き易さ、鍵の束の出し入れのし易さ、左右の折返し片の閉じ易さ、開閉部材の閉じ易さ及び二つ折りにして掴む際の掴み易さに影響するものであり、右手用のキーケースを例とした本実施例の場合は、左折返し片3を右折り返し片4の約半分の横幅にする事により、左右の折返し片の開き易さ、鍵の束の出し入れのし易さ及び二つ折りにして掴む際の掴み易さを実現し、かつ、右手で掴んだ際に、右折返し片4の先端部が親指以外の四本の指に届きやすく、開閉部材の開閉のし易さも実現している。
さらに詳しく説明すれば、この左右の折返し片の形状は、開閉部材の開放のし易さ、左右の折返し片の開き易さ、鍵の束の出し入れのし易さ、左右の折返し片の閉じ易さ、開閉部材の閉じ易さ及び二つ折りにして掴む際の掴み易さに影響するものであり、右手用のキーケースを例とした本実施例の場合は、左折返し片3を右折り返し片4の約半分の横幅にする事により、左右の折返し片の開き易さ、鍵の束の出し入れのし易さ及び二つ折りにして掴む際の掴み易さを実現し、かつ、右手で掴んだ際に、右折返し片4の先端部が親指以外の四本の指に届きやすく、開閉部材の開閉のし易さも実現している。
図11に示す本実施例は、実施例1において、回転式キーホルダー7aを中央左台片2aのみに固着し、中央右台片2bには車輪側面の溝が全部空いた回転式キーホルダー7bを固着して製作した場合である。そしてこれは右手用のキーケースの場合であり、左手用の場合は回転式キーホルダー7aを中央右台片2bのみに固着し、中央左台片2aには回転式キーホルダー7bを固着して、右手用のキーケースの鏡像体を製作する。
図12に示す本実施例は、実施例1のキーケース本体1の、右折返し片4及び右折り返し台片4aの端の形状のみを変更して、端が丸みを帯びた形状にして製作した場合である。
図13及び図14に示す本実施例は、実施例1のキーケース本体1における、左折返し片3と右折返し片4の折り重ね方を、逆にした場合の実施例である。
すなわち左折返し台片3aに凹型開閉部材6aを、右折返し片4に凸型開閉部材6bを固着した実施例である。
すなわち左折返し台片3aに凹型開閉部材6aを、右折返し片4に凸型開閉部材6bを固着した実施例である。
図15、図16及び図17に示す本実施例は、実施例1のキーケース本体1における、左折返し片3と右折返し片4の形状を左右対称に、また、左折返し台片3aと右折返し台片4aの形状も左右対称に、かつ共に端が丸みを帯びている形状にして製作した場合の実施例である。また本実施例においては、開閉部材がキーケース本体の中央に位置している。
図18に示す本実施例は、実施例1のキーケース本体1における、中央左台片2aと中央右台片2bの材料として、金属製の板を露出させて用いた場合である。この金属製の板は、回転式キーホルダー7aを打ち込んでかしめて固着するための穴と、この金属の板自体を中央片2へ固着するための穴を有し、直接キーケース本体1の中央片2に打ち込んでかしめて固着するか、あるいはこの金属製の板の裏側に天然皮革、合成皮革または合成樹脂などを補強材として接着剤で接着したものを中央左台片2a及び中央右台片2bとして、中央片2に打ち込んでかしめて固着する。
図19に示す本実施例は、実施例1のキーケース本体1において、車輪側面の溝がすべて空いている回転式キーホルダー7bを用いた場合の実施例である。中央左台片2aと中央右台片2bのそれぞれに、鍵の吊り下げ部材として回転式キーホルダー7bを打ち込んでかしめて固着した実施例であり、すなわち請求項2のキーケースである。
図20に示す本実施例においては、中央左台片2aと中央右台片2bのそれぞれに、鍵の吊り下げ部材としてフックを横一列に取り付けた金属製の四角形の鍵の吊り下げ部材10を打ち込んでかしめて固着している。
なおこの場合の実施例は、請求項1のみに基づく実施であり、以下に続く三つの実施例もすべて、請求項1にのみ基づいている。
なおこの場合の実施例は、請求項1のみに基づく実施であり、以下に続く三つの実施例もすべて、請求項1にのみ基づいている。
図21に示す本実施例においては、中央左台片2aに回転式キーホルダー7bを、中央右台片2bにフックを横一列に取り付けた金属製の四角形の鍵の吊り下げ部材10を、それぞれ打ち込んでかしめて固着している。
図22に示す本実施例においては、左折返し台片3aと中央右台片2bに回転式キーホルダー7bを打ち込んでかしめて固着している。
図23に示す本実施例においては、左折返し台片3aのみに回転式キーホルダー7bを打ち込んでかしめて固着している。
1 キーケース本体
2 中央片
2a 中央左台片
2b 中央右台片
3 左折返し片
3a 左折返し台片
4 右折返し片
4a 右折返し台片
5 縫い糸
6a 凹型開閉部材
6b 凸型開閉部材
7a 回転式キーホルダー
7b 回転式キーホルダー
8 ピン
9 クリップ
10 四角形の鍵の吊り下げ部材
11 面ファスナー
2 中央片
2a 中央左台片
2b 中央右台片
3 左折返し片
3a 左折返し台片
4 右折返し片
4a 右折返し台片
5 縫い糸
6a 凹型開閉部材
6b 凸型開閉部材
7a 回転式キーホルダー
7b 回転式キーホルダー
8 ピン
9 クリップ
10 四角形の鍵の吊り下げ部材
11 面ファスナー
Claims (3)
- キーケース本体が、中央片と、この中央片の左端に連続する左折返し片及び右端に連続する右折返し片とから成る三つ折型であり、かつ、左折返し片の内側上に固着した左折返し台片と右折返し片、もしくは右折返し片の内側上に固着した右折返し台片と左折返し片に、開閉部材を固着しているキーケース本体において、この中央片の内側上に、中央左台片と中央右台片を左右に並べて固着した事により、中央片が中央左台片と中央右台片との間に沿って、外側に二つに折れ曲がる構造を有し、かつ、この中央左台片と中央右台片の間を跨ぐ事なく、左折返し台片、右折返し台片、中央左台片及び中央右台片の以上四箇所のうちの、いずれか一箇所または二箇所に、鍵の吊り下げ部材を固着している事を特徴とする、片手用キーケース。
- 請求項1の片手用キーケースにおいて、鍵の吊り下げ部材として回転式キーホルダーを用い、かつ、これを中央左台片と中央右台片にそれぞれ固着した事を特徴とする、キーケース。
- 請求項2のキーケースにおいて、一つまたは二つの回転式キーホルダーが、車輪側面の溝の一部が塞がった回転式キーホルダーであり、かつこの溝が塞がった部分を、中央左台片上の回転式キーホルダーでは上端部寄りの左斜め上の向きに、中央右台片上の回転式キーホルダーでは上端部寄りの右斜め上の向きにして、固着している事を特徴とする、キーケース。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008008489U JP3148526U (ja) | 2008-12-04 | 2008-12-04 | 片手用キーケース |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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WO2010007737A1 (ja) * | 2008-07-18 | 2010-01-21 | Kimura Kenshi | 片手用キーケース |
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WO2010007737A1 (ja) * | 2008-07-18 | 2010-01-21 | Kimura Kenshi | 片手用キーケース |
JP5466158B2 (ja) * | 2008-07-18 | 2014-04-09 | 謙志 木村 | 片手用キーケース |
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