JP3148323B2 - エレベータの液体ダンパ - Google Patents

エレベータの液体ダンパ

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はエレベータの液体ダンパ
に関するものであり、特に、エレベータのかご等の昇降
体を吊下する主索を保持するロープ保持装置の振動を、
液体の粘性により減衰する液体ダンパの蓋の構造の改良
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種のロープ保持装置として、
特開昭57−44593号公報に掲載の技術を挙げるこ
とができる。
【0003】図6は従来のエレベータの液体ダンパを特
公昭57−44593号公報に掲載のロープ保持装置に
取付けた状態を示す断面図である。図において、1aは
エレベータの昇降体としてのかごに配設された一対の上
梁、2は両上梁1aの下面相互間に架設して固着された
綱止め板、2aは綱止め板2に適宜間隔で形成された貫
通孔、3は上面の突部を貫通孔2aに遊嵌された上部バ
ネ受け、4は上部バネ受け3に対向配置された下部バネ
受け、5は上部バネ受け3及び下部バネ受け4の対向す
る突部間に上下両端部を遊嵌配置された圧縮弾性体とし
ての圧縮コイルバネ、6は前記下部バネ受け4の下面に
当接して配置された支持板、6aは支持板6の前記上部
バネ受け3の中央の孔及び下部バネ受け4の中央の孔と
連通する位置に形成された貫通孔、7は上部バネ受け3
の孔、圧縮コイルバネ5、下部バネ受け4の孔及び支持
板6の貫通孔6aに遊挿された周知のロープ保持具、8
はロープ保持具7の下端部の雄螺子に螺合されたナッ
ト、9は一端部をロープ保持具7の上端部に保持される
とともに、駆動綱車(図示略)に巻掛けられて前記かご
を吊下支持するエレベータの主索である。
【0004】10は液体ダンパ、11は圧縮コイルバネ
5の伸縮方向である上下方向に延びる筒状をなす液体ダ
ンパのシリンダであって、シリンダ11は、開口部を上
方に配置して支持板6に載置されている。12はシリン
ダ11を支持板6に固着するナット、13はシリンダ1
1に満たされた高粘度の液体、14はシリンダ11に適
度な隙間を介して嵌入されるピストン、14aはピスト
ン14の上面、14bはピストン14の下面、15はピ
ストン14の上面14aから突出されるピストン14の
径より小さい径の連結棒である。連結棒15は、圧縮コ
イルバネ5が縮小されたときに、ピストン14の下面1
4bがシリンダ11の底部に衝突しないよう、かつ、圧
縮コイルバネ5が伸張されたときに、ピストン14の上
面14aが液体13より上方に露出しないよう、所定長
さに調節され、上端部を綱止め板2に螺入固着されてい
る。16はシリンダ11の開口部を覆う平坦な蓋、16
aは蓋16の中央部に形成された連結棒15を遊挿する
貫通孔である。
【0005】次に、上記のように構成された従来のエレ
ベータの液体ダンパの動作を説明する。かごは、圧縮コ
イルバネ5、上部バネ受け3、下部バネ受け4及びロー
プ保持具7を介して主索9により吊下支持される。ま
た、圧縮コイルバネ5と液体ダンパ10は、エレベータ
の駆動装置(図示略)で発生する振動が、主索9を介し
てかごに伝達されることを防止する。そして、液体ダン
パ10の連結棒15の長さは上記所定長さに調節されて
いるため、かごに積載物がなく、圧縮コイルバネ5が最
大長さとなったときでも、ピストン14の上面14aが
液体13より上方に露出することはない。また、かごに
許容積載範囲内の最大積載重量物が積込まれ、圧縮コイ
ルバネ5が最小長さとなったときでも、ピストン14の
下面14bがシリンダ11の底部に衝突することはな
い。したがって、かごへの積載物の重量により圧縮コイ
ルバネ5が伸縮すると、ピストン14は圧縮コイルバネ
5の伸縮量に応じて円滑に上下に移動する。また、シリ
ンダ11の開口部には、連結棒15を遊挿する貫通孔1
6aを有する平坦な蓋16が設けられているため、シリ
ンダ11内にごみ等の異物が進入することはない。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】従来のエレベータの液
体ダンパは、上記のように構成されているから、かごに
最大積載重量物を積込むと、ピストン14は、その重量
によりシリンダ11内を底部近くまで降下する。また、
かごを昇降し、目的階でかごから積載物を全部降ろす
と、ピストン14は、圧縮コイルバネ5の押上力によ
り、シリンダ11内を瞬時に上昇する。このとき、シリ
ンダ11内の高粘度の液体13が連結棒15に絡まり付
着して、蓋16の貫通孔16aを通り抜け、シリンダ1
1の外に出る。次に、短時間のうちにかごに新たに最大
積載重量物を積込むと、ピストン14は、その重量によ
り再度シリンダ11内を底部近くまで降下する。このと
き、圧縮コイルバネ5は、横方向にガイドされていない
ため、かご内への積載物の積込みにより上下方向にたわ
むと同時に、横方向にもたわんで位置ずれを生じ、支持
板6とともにシリンダ11を横方向に移動させる。この
ため、連結棒15は、図6中二点鎖線で示すように、蓋
16の貫通孔16a周縁に接触しながら下方に移動す
る。これにより、連結棒15に絡まり付着していた液体
13は、蓋16の貫通孔16a周縁によりかき取られて
蓋16の上面に滞留し、その液体13aの大部分がシリ
ンダ11の外周を伝って落下してしまう。その結果、短
時間にエレベータを稼動して、かごにより積載物を昇降
すると、シリンダ11内の液体13がシリンダ11外へ
流出して、その量が初期設定量より減少してしまい、最
終的にピストン14が液体13の液面より上方に露出す
る状態が発生し、ダンパ効果が得られなくなる可能性が
ある。
【0007】そこで、本発明は、ピストンの連結棒に絡
まり付着した液体がシリンダ外に流出しない構造の蓋を
得ることにより、据付初期状態と同様なダンパ効果を維
持することができるエレベータの液体ダンパの提供を課
題とするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明にかかる
エレベータの液体ダンパは、上端に開口部を有して液体
を封入するシリンダを、圧縮弾性体の伸縮方向と平行に
支持板に固着するともに、前記シリンダにピストンを嵌
入し、前記ピストンの径より小さい径の連結棒の上端を
昇降体に固定するとともに、下端を前記ピストンに固定
し、前記連結棒を遊挿する貫通孔を有して、上方に開口
する凹状に形成された蓋により前記シリンダの前記開口
部を覆うものである。
【0009】請求項2の発明にかかるエレベータの液体
ダンパは、請求項1の発明の前記蓋に前記貫通孔から外
方に延びるスリットを形成したものである。
【0010】
【作用】請求項1の発明においては、昇降体への積載物
の積み降ろしに伴い、ピストンがシリンダの液体内を上
下してダンパ効果を発揮する。このとき、連結棒が貫通
孔を出入りするときに、シリンダと連結棒が横方向に相
対的に位置ずれを生じた場合、連結棒の周面に絡まり付
着した液体は、蓋の貫通孔周縁にかき取られて、シリン
ダ外部に漏出して蓋の上面に滞留する。しかし、蓋の上
面の液体は、凹状の蓋により外部への流出を防止され、
貫通孔からシリンダ内へと戻される。
【0011】請求項2の発明においては、凹状の蓋に滞
留した液体は、スリットから直接シリンダ内へと落下し
て戻されるため、液体が蓋に滞留する時間を短縮するこ
とができる。
【0012】
【実施例】以下、本発明の実施例を説明する。図1は本
発明の第一実施例のエレベータの液体ダンパの取付状態
を示す正面図である。図2は図1のA−A線断面図であ
る。図3は本発明の第一実施例のエレベータの液体ダン
バ装置の蓋の詳細を示す平面図である。図4は図3のB
−B線断面図である。
【0013】なお、図中、従来例と同一符号及び同一記
号は、従来例の構成部分と同一または相当部分を示すも
のであるから、ここでは、重複する説明を省略する。図
1において、1は上梁1aにより支持されるかご、20
は綱止め板2と支持板6との間に介装される第一実施例
の液体ダンパである。図2乃至図4において、21は液
体ダンパ20の蓋、22は略円板状の底壁、23は底壁
22の周縁に立設され、外面をシリンダ11の上端部内
面に密嵌される略円筒状の側壁、24は前記底壁22の
上面及び側壁23の内面により構成される上方に開口す
る凹部、25は側壁23の上端周縁から外方に張出され
たフランジ状の支持部、26は底壁22の略中央に穿設
された連結棒15を遊挿する略円形の貫通孔である。第
一実施例のエレベータの液体ダンパ20の蓋21は、底
壁22及び側壁23によりシリンダ11の上端の開口部
を覆うとともに、支持部25を介してシリンダ11の上
端に載置支持される。これにより、蓋21が、シリンダ
11内の液体13が外部へ漏出することを防止し、か
つ、外部からシリンダ11内へ塵等の異物が進入するこ
とを防止する。また、連結棒15が蓋21の貫通孔26
を介して上下に移動し、ピストン14がシリンダ11の
液体13内を上下動可能となる。
【0014】次に、上記のように構成された第一実施例
のエレベータの液体ダンパ20の動作を説明する。ま
ず、かご1への積載物の積み降ろし及びかご1の昇降に
伴い、かご1からロープ保持具7を介して主索9に荷重
が伝達されると、綱止め板2及び支持板6間に介装され
た圧縮コイルバネ5が伸縮し、かご1と主索9の間に発
生する振動を吸収する。一方、同じく綱止め板2及び支
持板6間に介装された液体ダンパ20は、シリンダ11
の液体13内を、連結棒15下端のピストン14が上下
動して、かご1と主索9との間に発生する振動を減衰し
て吸収する。これにより、かご1に振動が伝達されるこ
とを防止する。このとき、圧縮コイルバネ5が横方向に
たわんだ場合、シリンダ11と連結棒15との間で横方
向に相対的な位置ずれを生じる。そして、例えば、ピス
トン14が図2中二点鎖線で示す位置から実線で示す位
置へと下降する際に、シリンダ11と連結棒15との間
で横方向に相対的な位置ずれを生じると、連結棒15の
周面に絡まり付着した液体13は、連結棒15の下降と
ともに、蓋21の貫通孔26周縁によりかき取られ、蓋
21の凹部24内に少量の液体13aが滞留する。この
液体13aは、シリンダ11が横方向に振動等した場合
でも、凹部24の側壁23に遮断されて、シリンダ11
外へ流出することはなく、凹部24の底壁22の表面を
貫通孔26へ流動して、貫通孔26からシリンダ11内
へと落下して戻される。
【0015】このように、上記第一実施例のエレベータ
の液体ダンパ20は、上端に開口部を有して液体13を
封入するシリンダ11を、圧縮コイルバネ5の伸縮方向
と平行に支持板6に固着するともに、前記シリンダ11
にピストン14を嵌入し、前記ピストン14の径より小
さい径の連結棒15の上端をかご1に固定するととも
に、下端を前記ピストン14に固定し、前記シリンダ1
1の前記開口部を覆う蓋21を、略円板状の底壁22
と、底壁22の周縁に立設され、外面をシリンダ11の
上端部内面に密嵌される略円筒状の側壁23と、側壁2
3の上端周縁から外方に張出されたフランジ状の支持部
25により形成して、前記底壁22の上面及び側壁23
の内面により上方に開口する凹部24を形成し、底壁2
2の略中央に連結棒15を遊挿する略円形の貫通孔26
を穿設したものである。
【0016】したがって、上記第一実施例は、かご1へ
の積載物の積み降ろし及びかご1の昇降に伴い、ピスト
ン14がシリンダ11内を上下動してダンパ効果を発揮
する。このとき、連結棒15が貫通孔26を出入りする
ときに、シリンダ11と連結棒15が横方向に相対的に
位置ずれを生じた場合、連結棒15の周面に絡まり付着
した液体13が、蓋21の貫通孔26周縁にかき取られ
て、シリンダ11外部に漏出して蓋21の底壁22の表
面に滞留する。しかし、その液体13aは、蓋21の凹
部24の側壁23により外部への流出を防止されるとと
もに、底壁22表面に沿って貫通孔26に案内され、貫
通孔26からシリンダ11内へと戻される。その結果、
シリンダ11内の液体13の量が初期設定量より減少す
ることはなく、ピストン14が最上昇時に、液体13の
液面より上方に露出して、ダンパ効果を損なうおそれは
なく、シリンダ11内の液体の量は迅速に初期設定量に
復帰し、良好なダンパ効果を発揮することができる。
【0017】次に、本発明による第二実施例を以下に説
明する。なお、第二実施例においては上記第一実施例と
の相違点のみを説明し、上記第一実施例と同一の構成に
ついては図面に同一符号を付してその説明を省略する。
図5は本発明の第二実施例のエレベータの液体ダンバ装
置の蓋の詳細を示す平面図である。
【0018】図において、27は蓋21の貫通孔26を
中心として、底壁22に放射状に形成された複数のスリ
ットである。第二実施例のエレベータの液体ダンパで
は、8個のスリット27が略等角度で形成され、各スリ
ット27は、貫通孔26から放射方向に側壁23の途中
まで略同一長さで延びるよう形成される。即ち、上記第
一実施例では、凹部24に滞留した液体13aを蓋21
の貫通孔26からシリンダ11内に戻すようにしている
が、第二実施例では、凹部24に滞留した液体13a
を、貫通孔26の他に、スリット27を介してシリンダ
11内に戻すようにしている。
【0019】したがって、第二実施例のエレベータの液
体ダンパにおいては、蓋21の凹部24に滞留した液体
13aは、貫通孔26の他に、各スリット27から直接
シリンダ11内へと落下して戻されるため、液体13a
が蓋21の凹部24に滞留する時間を短縮することがで
きる。その結果、シリンダ11内の液体13の量はより
迅速に初期設定量に復帰し、良好なダンパ効果を発揮す
ることができる。特に、スリット27は底壁22の放射
方向に延びるため、液体13が、底壁22の貫通孔26
周縁にかき取られて落ちる方向に延びることになり、液
体13が効率良くシリンダ11内に落下する。ところ
で、上記各実施例の凹部24は、円板状の底壁22と円
筒状の側壁23より構成されているが、本発明を実施す
る場合には、これに限定されるものではなく、貫通孔2
6を有して、連結棒15からかき取られる液体13が、
シリンダ11外へ流出するのを遮断すべく機能するもの
であればよい。例えば、略半球状の凹部を形成したり、
外周から貫通孔に向かって下方に傾斜する凹部とする
等、他の形状を採用することも可能である。
【0020】また、上記第二実施例のスリット27は、
貫通孔26を中心として放射方向に延びるよう形成され
ているが、放射方向以外に、貫通孔26から外方に延び
るものであればよく、例えば、螺旋状に延びるよう形成
する等、他の構成を採用することも可能である。また、
各スリット27の長さを相違させてもよく、或いは、ス
リット27を1個のみ形成することも可能である。或い
は、本発明のエレベータの液体ダンパを20、昇降体と
しての釣合おもりに具体化することも可能である。
【0021】
【発明の効果】以上のように、請求項1の発明のエレベ
ータの液体ダンパは、上端に開口部を有して液体を封入
するシリンダを、圧縮弾性体の伸縮方向と平行に支持板
に固着するともに、前記シリンダにピストンを嵌入し、
前記ピストンの径より小さい径の連結棒の上端を昇降体
に固定するとともに、下端を前記ピストンに固定し、前
記連結棒を遊挿する貫通孔を有して、上方に開口する凹
状に形成された蓋により前記シリンダの前記開口部を覆
うものである。したがって、昇降体への積載物の積み降
ろしに伴い、ピストンがシリンダの液体内を上下してダ
ンパ効果を発揮する。このとき、連結棒が貫通孔を出入
りするときに、シリンダと連結棒が横方向に相対的に位
置ずれを生じた場合、連結棒の周面に絡まり付着した液
体は、蓋の貫通孔周縁にかき取られて、シリンダ外部に
漏出して蓋の上面に滞留する。しかし、蓋の上面の液体
は、凹状の蓋により外部への流出を防止され、貫通孔か
らシリンダ内へと戻される。その結果、シリンダ内の液
体の量が初期設定量より減少することはなく、ピストン
が最上昇時に、液体の液面より上方に露出して、ダンパ
効果を損なうおそれはなく、シリンダ内の液体の量を迅
速に初期設定量に復帰して、良好なダンパ効果を発揮す
ることができる。
【0022】請求項2の発明のエレベータの液体ダンパ
は、請求項1の発明の前記蓋に前記貫通孔から外方に延
びるスリットを形成したものである。したがって、凹状
の蓋に滞留した液体は、スリットから直接シリンダ内へ
と落下して戻されるため、液体が蓋に滞留する時間を短
縮することができる。その結果、シリンダ内の液体の量
を、より迅速に初期設定量に復帰して、良好なダンパ効
果を発揮することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明の第一実施例のエレベータの液体
ダンパの取付状態を示す正面図である。
【図2】図2は図1のA−A線断面図である。
【図3】図3は本発明の第一実施例のエレベータの液体
ダンパの蓋の詳細を示す平面図である。
【図4】図4は図3のB−B線断面図である。
【図5】図5は本発明の第二実施例のエレベータの液体
ダンバ装置の蓋の詳細を示す平面図である。
【図6】図6は従来のエレベータの液体ダンパを特開昭
57−44593号公報に掲載のロープ保持装置に取付
けた状態を示す断面図である。
【符号の説明】
1 かご(昇降体) 5 圧縮コイルバネ(圧縮弾性体) 6 支持板 7 ロープ保持具 9 主索 11 シリンダ 13 液体 14 ピストン 15 連結棒 21 蓋 26 貫通孔 27 スリット
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 下秋 元雄 愛知県稲沢市菱町1番地 三菱電機株式 会社 稲沢製作所内 (56)参考文献 特開 昭54−3745(JP,A) 特開 平2−75588(JP,A) 特開 平4−3790(JP,A) 実開 昭54−165965(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B66B 7/08

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 昇降路内を昇降される昇降体を吊下する
    主索と、 一端を前記主索に固定されるとともに、他端を前記昇降
    体に遊挿して突出されるよう上下に延びるロープ保持具
    と、 前記ロープ保持具の前記他端に設けられる支持板と、 前記支持板と前記昇降体との間に介装される圧縮弾性体
    とからなるロープ保持装置において、 前記圧縮弾性体の伸縮方向と平行に前記支持板に固着さ
    れ、上端に開口部を有して液体を封入するシリンダと、 前記シリンダに嵌入されるピストンと、 上端を前記昇降体に固定されるとともに、下端を前記ピ
    ストンに固定される前記ピストンの径より小さい径の連
    結棒と、 上方に開口する凹状に形成されるとともに、前記連結棒
    を遊挿する貫通孔を有して、前記シリンダの前記開口部
    を覆う蓋とを具備することを特徴とするエレベータの液
    体ダンパ。
  2. 【請求項2】 前記蓋の前記凹部に、前記貫通孔から外
    方に延びるスリットを形成したことを特徴とする請求項
    1記載のエレベータの液体ダンパ。
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