JP3148134U - キーボード - Google Patents

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Abstract

【課題】使用者が手に持ちながらキー操作する際の良好な操作性を確保できるとともに、入力効率を向上させることができるキーボードを提供する。【解決手段】使用時に使用者が手に持ちながらキー操作可能なキーボード1であって、一方の手で掴まれた状態においてその手の親指が可動な範囲の母音キー配置領域8を有し、平面形状が母音キー配置領域8から拡がるように形成されたボード本体2と、母音キー配置領域8に配置され、一方の手の親指によるキー操作により、「A」〜「Z」のアルファベットのうち、「A」、「I」、「U」、「E」および「O」である母音を入力するための複数の母音キー3と、ボード本体2の母音キー配置領域8から遠い縁部であるボード縁部9において、その長さ方向に沿って配置され、他方の手の親指によるキー操作により、アルファベットのうち、母音以外である子音を入力するための複数の子音キー4と、を備えている。【選択図】図1

Description

本考案は、使用時に使用者が手に持ちながらキー操作可能なキーボードに関し、主に親指によるキー操作によって、文字などを入力するためのキーボードに関する。
従来、この種のキーボードとして、例えば特開2005−134970号公報に開示されたものが知られている。このキーボードは、所定形状のボード本体と、このボード本体上に配置された多数のキーとを備えている。ボード本体は、使用者側に突出する左右2つのグリップ部を有している。これらのグリップ部は、キーボードの使用時に、両手の親指がボード本体の上側に位置するように握られる。一方、ボード本体上のキーは、「A」〜「Z」の26個のアルファベットキー、「0」〜「9」の10個の数字キー、および数個の記号キーを有し、さらに、カーソルキー、バックスペースキー、エンターキー、スペースキー、文字入力モード切替キー、およびシフトキーを有している。これらのキーのうち、アルファベットキーは、パソコンや英文タイプライターなどの一般的なキーボードと同様、QWERTY配列で配置されている。
このキーボードでは、使用時に、使用者が左右のグリップ部を握った状態のまま、両手の親指のみでキー操作が行われる。しかし、上記のキーボードでは、上述した40個以上の多数のキーが、ボード本体上の両親指の可動範囲に配置されているため、各キーのサイズが非常に小さく、隣り合うキーの間隔も非常に狭い。しかも、キー操作に使用する親指は、他の指に比べて太い。そのため、このキーボードでは、キー操作時に、押すべきキーとともにその隣のキーを押したり、キーを押し間違えたりすることにより、誤入力してしまうことがある。
また、親指によってキー操作可能な他のキーボードとして、例えば特開2002−140148号公報に開示されたものも知られている。このキーボードは、平面形状が横長矩形のボード本体と、このボード本体上の右半部に配置された「あ」行の5つの母音キーと、左半部に配置された「あ」段の9つの子音キーとを備えている。5つの母音キーは、ボード本体の右側の手前端部を中心とする円弧上に配置される一方、9つの子音キーは、ボード本体の左側の手前端部を中心とする2つの円弧上に配置されている。また、これらの母音キーおよび子音キーにはそれぞれ、語感の近いアルファベットが割り振られている。さらに、ボード本体上には、上記の母音キーと子音キーとの間の領域に、スペースキー、エンターキー、カーソルキー、文字入力モード切替キー、および電源キーが配置され、加えて、母音キー側に、濁音や半濁音を入力する際に操作される濁音/半濁音キーなども配置されている。
このキーボードでは、使用時に、ボード本体を左右両側から把持し、両手の親指を、その付け根部分を中心として回すように動かしながら、各キーが押される。例えば、「ぬ」の文字を入力する場合、左手の親指で「な」の子音キーを押した後、右手の親指で「う」の母音キーを押す。このキーボードは、前述したキーボードに比べて、キーの数が少なく構成されているため、各キーのサイズや隣り合うキーの間隔を比較的大きくでき、それにより、キーの押し間違えなどによる誤入力を低減することが可能である。しかし、このキーボードには、操作性や文字の入力効率の観点において、以下のような問題がある。
すなわち、例えば、濁音や半濁音を入力する場合、一文字を入力するのに、子音キーおよび母音キーに加えて、濁音/半濁音キーの合計3つのキー操作が必要となる。また、アルファベットが、仮名の母音および子音を基準に配置されているため、使用者にとって、アルファベットの配置を覚えにくく、そのため、英文を入力したり、日本語をローマ字入力したりする際に、アルファベットの入力効率が悪い。さらに、日本語入力を行う場合、入力した仮名を漢字変換したり、入力を確定したりする際に、スペースキーやエンターキーが操作され、これらのキーの操作は、比較的頻繁に行われる。しかし、このキーボードでは、スペースキーおよびエンターキーが、母音キーと子音キーとの間の領域に配置されているため、母音キーや子音キーの操作時と同様のボード本体を把持した状態のままでは、親指がスペースキーやエンターキーに届きにくく、それらのキーを親指で押しにくいという問題もある。
本考案は、以上のような課題を解決するためになされたものであり、使用者が手に持ちながらキー操作する際の良好な操作性を確保できるとともに、入力効率を向上させることができるキーボードを提供することを目的とする。
上記の目的を達成するために、請求項1に係る考案は、使用時に使用者が手に持ちながらキー操作可能なキーボードであって、使用者の一方の手で掴まれた状態においてその手の親指が可動な範囲で且つ所定のキーが配置される所定キー配置領域を有し、平面形状が所定キー配置領域から拡がるように形成されたボード本体と、所定のキーとして所定キー配置領域に配置され、一方の手の親指によるキー操作により、「A」〜「Z」のアルファベットのうち、「A」、「I」、「U」、「E」および「O」である母音を入力するための複数の母音キーと、ボード本体の所定キー配置領域から遠い縁部において、縁部の長さ方向に沿って配置され、他方の手の親指によるキー操作により、アルファベットのうち、母音以外である子音を入力するための複数の子音キーと、を備えていることを特徴とする。
この構成によれば、ボード本体は、所定キー配置領域を有し、平面形状が所定キー配置領域から拡がるように形成されている。上記の所定キー配置領域は、ボード本体が使用者の一方の手で掴まれた状態においてその手の親指が可動な範囲であり、ボード本体の所定キー配置領域には、「A」〜「Z」のアルファベットのうち、「A」、「I」、「U」、「E」および「O」である母音を入力するための複数の母音キーが配置されている。また、ボード本体の所定キー配置領域から遠い縁部(以下、本欄において「ボード縁部」という)には、アルファベットのうち、上記母音以外である子音を入力するための複数の子音キーが、ボード縁部の長さ方向に沿って配置されている。
キーボードの使用時に、使用者は、一方の手の親指が所定キー配置領域に位置するとともに、他方の手の親指がボード縁部に位置するように、ボード本体を掴む。そして、母音を入力する場合には、一方の手の親指を動かし、その親指で母音キーを押す。また、子音を入力する場合には、他方の手を、ボード本体のボード縁部に沿って動かし、その手の親指で子音キーを押す。以上のようにして、使用者がキーボードを手に持ちながら、両手の親指で、「A」〜「Z」のアルファベットを入力するので、本考案のキーボードでは、キー操作する際に、誤入力を低減し、良好な操作性を確保することができる。加えて、英文を入力する場合はもちろん、日本語をローマ字入力する場合も、入力効率を向上させることができる。
請求項2に係る考案は、請求項1に記載のキーボードにおいて、ボード本体の縁部は、その外縁が所定キー配置領域側に凹む円弧状に形成されていることを特徴とする。
この構成によれば、ボード本体は、ボード縁部の外縁が円弧状に凹んでいる分、平面形状の面積が小さくなる。その結果、キーボード全体をコンパクトに構成することができる。
請求項3に係る考案は、請求項1または2に記載のキーボードにおいて、複数の母音キーは、所定の1つの母音を入力するための母音用第1キーと、この母音用第1キーの周囲を囲むように配置されるとともに、母音用第1キーの前後左右において押圧可能に構成され、所定の1つの母音と異なる4つの母音を入力するための母音用第2キーと、を有していることを特徴とする。
この構成によれば、母音用第2キーは、母音用第1キーの周囲を囲むように配置され、母音用第1キーの前後左右において押圧可能に構成されている。所定の1つの母音を入力する場合には、一方の手の親指で母音用第1キーを押し、また、他の4つの母音のいずれかを入力する場合には、その親指を、母音用第1キーの前後左右の一方に動かし、母音用第2キーを押す。5つの母音を入力するための母音用第1および第2キーは、全体としてまとまった状態に配置されるので、母音ごとの母音キーを一列に配置する従来と異なり、親指を大きく動かすことなく、母音を簡単に入力することができる。
請求項4に係る考案は、請求項1ないし3のいずれかに記載のキーボードにおいて、複数の子音キーのうちの1つ以上の子音キーは、ボード本体の縁部の長さ方向とほぼ同じ方向に延びる軸線を支点として揺動自在に構成され、互いに異なる2つの子音を入力可能に構成されていることを特徴とする。
この構成によれば、1つ以上の子音キーが、互いに異なる2つの子音を入力可能に構成されているので、子音ごとに子音キーを設ける場合に比べて、子音キーの数を少なくすることができる。これにより、子音キーが配置されるボード縁部の長さを短くできることで、ボード本体の面積を小さくでき、その結果、キーボード全体を、よりコンパクトに構成することができる。また、2つの子音を入力可能な子音キーは、ボード縁部の長さ方向とほぼ同じ方向に延びる軸線を支点として揺動自在に構成されている。この子音キーを操作する場合、例えば、他方の手の親指を子音キーに載せた状態で、その手でボード縁部を掴み、親指で子音キーを揺動させるように押すことにより、その子音キーの2つの子音の一方を簡単に入力することができる。
請求項5に係る考案は、請求項1ないし4のいずれかに記載のキーボードにおいて、複数の子音キーは、所定の1つの子音を入力するための子音用第1キーと、この子音用第1キーの周囲を囲むように配置されるとともに、子音用第1キーの前後左右において押圧可能に構成され、所定の1つの子音と異なりかつ互いに異なる所定の4つの子音を入力するための子音用第2キーと、を有していることを特徴とする。
この構成によれば、前述した母音用第1および第2キーと同様、子音用第2キーが、子音用第1キーの周囲を囲むように配置され、子音用第1キーの前後左右において押圧可能に構成されている。したがって、所定の5つの子音を入力するための子音用第1および第2キーを、全体としてまとまった状態に配置することができ、また、例えば、所定の5つの子音を連続して入力する場合には、他方の手の親指を大きく動かすことなく、それらの子音を簡単に入力することができる。
請求項6に係る考案は、請求項1ないし5のいずれかに記載のキーボードにおいて、ボード本体の奥側端面の上部に設けられるとともに、ボード本体が一方の手で掴まれた状態においてその手の人差し指で操作可能に構成され、所定機能を実行するために操作される第1機能キーと、ボード本体の奥側端面の下部に設けられるとともに、ボード本体が一方の手で掴まれた状態においてその手の中指で操作可能に構成され、所定機能と異なる他の所定機能を実行するために操作される第2機能キーと、をさらに備えていることを特徴とする。
この構成によれば、ボード本体の奥側端面には、上部および下部にそれぞれ、第1および第2機能キーが配置されている。ボード本体が使用者の一方の手で掴まれた状態において、第1機能キーがその手の人差し指で操作されることにより、所定機能が実行される。また、上記と同様の状態において、第2機能キーが一方の手の中指で操作されることにより、上記所定機能と異なる他の所定機能が実行される。前述したように、母音キーや子音キーの操作によるアルファベットの入力は、使用者の一方の手が、ボード本体を掴んだ状態で行われる。したがって、第1および第2機能キーを、所定機能を実行するためのキー、例えば、スペースキーやエンターキー、シフトキーなどとして利用することにより、ボード本体を手で掴んだ状態のまま、一方の手の人差し指または中指によって、スペースキーやエンターキー、シフトキーなどを、簡単に操作することができる。
以下、図面を参照しながら、本考案の好ましい実施形態を詳細に説明する。図1(a)は、本考案の第1実施形態によるキーボードを示している。このキーボード1は、使用者が手に持ちながらキー操作可能なものであり、例えばパソコンや他の情報機器などに、有線または無線で接続され、文字などを入力するためのものである。なお、以下の説明では、図1(a)に示すキーボード1の下側を、前側または手前側と呼び、キーボード1の上側を、後ろ側または奥側と呼ぶものとする。
図1(a)に示すように、このキーボード1は、所定形状のボード本体2を備えており、このボード本体2上に、後述する母音文字および子音文字(以下、単に「母音」および「子音」という)をそれぞれ入力するための複数の母音キー3および子音キー4が配置されている。また、ボード本体2の奥側端面には、その上部に、左右に並んだスペースキー5(第1機能キー)およびシフトキー6(第1機能キー)が配置され、下部に、エンターキー7(第2機能キー)が配置されている。
ボード本体2は、所定の厚さを有する平板状で、平面形状がほぼL字状に形成されている。具体的には、ボード本体2の左奥側の角部が直角に形成され、その角部付近の比較的小さな領域である母音キー配置領域8(図1(a)の一点鎖線で囲まれた領域。所定キー配置領域)に母音キー3が配置されている。なお、この母音キー配置領域8は、キーボード1の使用時に、使用者がボード本体2を左手で掴んだ状態において(図3(a)参照)、その左手の親指が可動な範囲である。
また、ボード本体2の母音キー配置領域8から遠い縁部、すなわち、ボード本体2の上記角部に対向する縁部(以下「ボード縁部9」という)は、その外縁が母音キー配置領域8側に凹む円弧状に形成されている。そして、このボード縁部9に、その長さ方向に沿って、複数の子音キー4が配置されている。
ボード本体2は、その外郭を構成するケース11と、このケース11に内蔵されたプリント基板12とを有している。ケース11の上面には、母音キー3および子音キー4にそれぞれ対応するように、複数の開口(図示せず)が形成されており、これらの開口から、母音キー3および子音キー4が外部に突出している。また、ケース11の奥側端面(図1(b)の左側端面)は、下半部が上半部よりも凹んだ状態に形成されている。そして、この奥側端面の上半部に形成された開口(図示せず)を介して、スペースキー5およびシフトキー6が外部に臨むように配置され、奥側端面の下半部に形成された開口(図示せず)を介して、エンターキー7が外部に臨むように配置されている。
プリント基板12は、母音キー3、子音キー4、スペースキー5、シフトキー6およびエンターキー7の位置に応じた所定の配線パターン(図示せず)を有している。また、プリント基板12上には、CPUなどを有するコントローラ(図示せず)が設けられており、上記の各種キー3、4、5、6および7のいずれかが操作されたときに、そのキーに対応する電気信号が、コントローラから出力される。
図1(a)に示すように、母音キー3は、「A」〜「Z」のアルファベットのうち、「A」、「I」、「U」、「E」および「O」である母音を入力するためのキーである。この母音キー3は、前述したように、母音キー配置領域8に配置されており、平面形状が円形の中央キー3A(母音用第1キー)と、この中央キー3Aの周囲を囲むように配置され、平面形状が矩形の外周キー3Bとで構成されている。中央キー3Aは、「I」を入力するためのキーであり、上方から押圧可能に構成され、上面に「I」の文字が印字されている。また、中央キー3Aとプリント基板12の間には、所定のスイッチ(図示せず)が設けられており、このスイッチにより、母音キー3の「I」が押されたか否かが判別される。
一方、外周キー3Bは、他の母音、すなわち「A」、「U」、「E」および「O」を入力するキーであり、中央キー3Aの前後左右の4箇所が押圧可能に構成され、それらの箇所にそれぞれ、「O」、「A」、「U」および「E」の4つの文字が印字されている。また、外周キー3Bとプリント基板12の間には、上記4つの文字の印字箇所に対応して、上記中央キー3Aと同様、4つのスイッチ(図示せず)が設けられている。これらのスイッチにより、母音キー3の「A」、「U」、「E」および「O」のいずれが押されたか否かが判別される。
子音キー4は、「A」〜「Z」のアルファベットのうち、上記の母音以外である子音を入力するためのキーであり、母音キー3と同じタイプで、所定の5つの子音を入力可能な子音キー(以下「5字・子音キー13」という)と、母音キー3と異なるタイプで、互いに異なる2つの子音を入力可能な8つの子音キー(以下「2字・子音キー14」という)とを有している。
5字・子音キー13は、母音キー3と同様、中央キー13Aおよび外周キー13Bで構成されている。中央キー13Aは、「L」を入力するためのキーであり、上方から押圧可能に構成され、上面に「L」の文字が印字されている。一方、外周キー13Bは、「J」、「K」、「M」および「N」を入力するためのキーであり、中央キー13Aの前後左右の4箇所が押圧可能に構成され、それらの箇所にそれぞれ、「M」、「K」、「J」および「N」の4つの文字が印字されている。また、これらの中央キー13Aおよび外周キー13Bとプリント基板12の間には、母音キー3と同様、5つのスイッチ(図示せず)が設けられており、これらのスイッチにより、子音キー4の「J」、「K」、「L」、「M」および「N」のいずれが押されたか否かが判別される。
2字・子音キー14は、図1(a)および(c)に示すように、平面形状が長方形で、上面が凹むように形成されている。また、2字・子音キー14は、その配置位置に対応する、ボード縁部9の円弧状の外縁の接線方向(長さ方向)とほぼ同じ方向に延びる支軸15(軸線)を支点として、揺動自在に構成されている。さらに、2字・子音キー14の上面の両端部に、互いに異なる2つの子音が印字されている。また、2字・子音キー14とプリント基板12の間には、所定のスイッチ16が設けられており、このスイッチにより、2字・子音キー14の2つの子音のいずれが押されたか否かが判別される。そして、このように構成された2字・子音キー14は、5字・子音キー13の手前側に5つ、奥側に3つ配置されている。
また、スペースキー5、シフトキー6およびエンターキー7は、以下の所定機能をそれぞれ実行するための機能キーである。すなわち、スペースキー5は、空白文字(スペース)を入力する他、日本語入力時に、入力された仮名を漢字変換するために操作される。また、シフトキー6は、アルファベットの大文字/小文字を切り替えたり、母音キー3および子音キー4に割り振られた他の文字や記号を入力したりするために操作される。さらに、エンターキー7は、入力を確定するために操作される。
以上のように構成された母音キー3および子音キー4において、「A」〜「Z」のアルファベットは、図2に示すような順に配置されている。すなわち、「A」〜「D」が、同図の矢印1(図2では丸数字で示す。以下同じ)に示すように、「E」〜「H」が、同図の矢印2に示すように、「I」〜「N」が、同図の矢印3に示すように、「O」〜「T」が、同図の矢印4に示すように、そして、「U」〜「Z」が、同図の矢印5に示すように、順に配置されている。このように、キーボード1では、「A」〜「Z」のアルファベットが、母音キー3の各母音を起点として、アルファベット順に子音キー4に配置されており、使用者にとって、比較的覚えやすいように配置されている。
次に、キーボード1の操作方法について説明する。図3(a)は、使用者がキーボード1を両手に持った状態を示している。同図に示すように、キーボード1の操作時には、ボード本体2の左奥側の角部付近を左手で掴み、その親指を母音キー3の上に載せるとともに、人差し指および中指の指先をそれぞれ、ボード本体2の奥側端面の上部および下部に当てる。これにより、キーボード1は、左手で比較的しっかりと掴まれる。一方、右手については、その親指をいずれかの子音キー4の上に載せた状態で、ボード本体2のボード縁部9を軽く掴む。
上記のようにして、両手でキーボード1を持った状態で、例えば「A」〜「Z」のアルファベットを入力する場合には、左手の親指で母音キー3を押したり、右手の親指で子音キー4を押したりすることによって行う。
また、ローマ字による仮名入力を行う場合、例えば仮名「か」を入力するときには、図3(a)に示すように、先ず右手の親指で、5字・子音キー13の「K」を押し、その後、左手の親指で、母音キー3の外周キー3Bの「A」を押す。それにより、「か」の文字が入力される。また、上記の状態から、5字・子音キー13以外の子音を入力する場合には、右手をボード本体2のボード縁部9に沿って動かし、同図(b)に示すように、右手の親指を2字・子音キー14に載せ、それを揺動させるように、親指の先端部またはその直ぐ後部で押すことによって、一方の子音を入力する。なお、子音を入力する場合、右手の親指と、人差し指の親指側の側面との間に、ボード縁部9を挟んだ状態で、子音キー4を親指で押すので、そのキー操作を安定して行うことができる。
また、スペースキー5を操作する場合には、左手の人差し指の指先でスペースキー5を押す。一般に、日本語入力ソフトを用いて漢字を入力する場合、入力した仮名の漢字変換機能がスペースキーに割り振られていることが多く、したがって、左手の人差し指の操作だけで、漢字変換を容易に行うことができる。また、エンターキー6を操作する場合には、左手の中指の指先でエンターキー7を押す。このように、左手の中指の操作だけで、入力の確定を容易に行うことができる。以上のような人差し指および中指のキー操作は、キーボード1を掴んだ両手の位置をほとんど変えることなく、簡単に行うことができる。
図4は、シフトキー6を操作したときに入力可能な記号および数字、ならびにカーソルの移動方向の一例を示している。シフトキー6は、上述したスペースキー5と同様、左手の人差し指で操作される。同図に示すように、前述した母音キー3の「A」、「I」、「U」、「E」および「O」にそれぞれ、「?」、「−」、「、」、「!」および「。」の記号が割り振られている。また、子音キー4のうち、5字・子音キー13の外周キー13Bの「J」、「K」、「M」および「N」にそれぞれ、カーソルの移動方向である左(←)、上(↑)、下(↓)および右(→)が割り振られている。さらに、5字・子音キー13の手前側の5つの2字・子音キー14に、「0」〜「9」の数字が、奥側の1つの2字・子音キー14にカギ括弧(「、」)の記号が割り振られている。なお、図示しないが、奥側の他の2つの2字・子音キー14には、他の記号(例えば、「”」、「$」、「%」、「&」など)を割り振ることが可能であり、さらに、他の機能キー(例えば、デリートキー、バックスペースキー、インサートキーなど)として使用することが可能である。
また、図示しないが、シフトキー6を操作したときに入力可能な記号などは、母音キー3および子音キー4に印字されたアルファベットとともに、その付近に印字されている。さらに、上記のように構成されたキーボード1のボード本体2には、パソコンなどにキーボード1を有線で接続する場合には、両者を接続するためのケーブルの接続端子が設けられ、無線で接続する場合には、赤外線などの出力端子が設けられる。
以上詳述したように、本実施形態によれば、使用者がキーボード1を手に持ちながら、両手の親指で、上述したようにして「A」〜「Z」のアルファベットを入力するので、このキーボード1では、キー操作する際に、誤入力を低減し、良好な操作性を確保することができる。加えて、英文を入力する場合はもちろん、日本語をローマ字入力する場合も、入力効率を向上させることができる。また、ボード本体2のボード縁部9の外縁が円弧状に凹んでいるので、キーボード1全体をコンパクトに構成することができる。
また、キーボード1では、母音キー3の中央キー3Aおよび外周キー3Bが、全体としてまとまった状態に配置されるので、母音ごとの母音キーを一列に配置する従来と異なり、親指を大きく動かすことなく、母音を簡単に入力することができる。これは、子音キー4のうちの5字・子音キー13を操作する場合も同様である。
さらに、子音キー4のうちの各2字・子音キー14については、互いに異なる2つの子音を入力可能であるので、子音ごとに子音キーを設ける場合に比べて、子音キーの数を少なくすることができ、キーボード1全体を、よりコンパクトに構成することができる。加えて、2字・子音キー14を操作する場合、それを親指で揺動させるように押すことにより、2つの子音の一方を簡単に入力することができる。
さらにまた、ボード本体2を左手で掴んだ状態のまま、その手の人差し指や中指によって、スペースキー5やシフトキー6、エンターキー7を、簡単に操作することができる。
図5は、本考案の第2実施形態によるキーボードを示している。なお、上述した第1実施形態と同じ構成部分については、同一の符号を付し、その詳細な説明を省略するものとする。このキーボード21は、第1実施形態のキーボード1に対し、主にボード本体の形状が異なっており、母音キー3、子音キー4、スペースキー5、シフトキー6およびエンターキー7は、キーボード1と同様に構成されている。
図5に示すように、このキーボード21のボード本体22は、凸字を横にした平面形状を有している。ボード本体22には、左半部に母音キー3が配置され、右半部に、その縁部の長さ方向に沿って、子音キー4が配置されている。また、ボード本体22の左半部の奥側端面には、上部にスペースキー5およびシフトキー6が、下部にエンターキー7が配置されている。
このキーボード21の操作時には、図5に示す状態のキーボード21を、時計方向に約45度回転させた状態で、ボード本体22の左半部を左手で掴み、その親指を母音キー3の上に載せるとともに、人差し指および中指の指先をそれぞれ、ボード本体22の奥側端面の上部および下部に当てる。一方、右手については、その親指をいずれかの子音キー4の上に載せた状態で、ボード本体22のボード縁部9を軽く掴む。そして、このキーボード21は、第1実施形態のキーボード1と同様にしてキー操作され、同様の作用、効果を得ることができる。なお、このキーボード21の子音キー4を操作する際に、ボード本体22の左半部を掴んだ左手の手首のスナップを利かせ、キーボード21を若干回すようにしながら、子音キー4のキー操作を行うことも可能である。
なお、本考案は、説明した上記実施形態に限定されることなく、種々の態様で実施することができる。例えば、実施形態では、母音キー3を左手の親指で、子音キー4を右手の親指で操作するように構成したが、ボード本体2、22の平面形状、母音キー3および子音キー4の配置を左右反転した状態に構成してもよい。この場合には、母音キー3が右手の親指で、子音キー4が左手の親指で操作される。また、母音キー3の外周キー3Bおよび5字・子音キー13の外周キー13B、ならびに2字・子音キー14は、単一のキーで複数の母音または子音を入力可能に構成したが、これらのキー3B、13Bおよび14を、1つの母音または子音ごとに構成することも可能である。
また、実施形態で示したキーボード1、21、母音キー3および子音キー4の細部の構成や、母音および子音の配置などは、あくまで例示であり、本考案の趣旨の範囲内で適宜、変更することができる。
(a)は、本考案の第1実施形態によるキーボードを示す平面図であり、(b)は(a)のIb−Ib線に沿う断面図、(c)は(a)のIc−Ic線に沿う断面図である。 第1実施形態のキーボードにおけるアルファベットの配置を説明するための説明図である。 (a)は、第1実施形態のキーボードを、使用者が手に持ちながら操作する状態を示し、(b)は、2字・子音キーを操作する状態を示している。 シフトキーが押されたときに入力可能な文字などを示す図である。 本考案の第2実施形態によるキーボードを示す平面図である。
符号の説明
1 キーボード
2 ボード本体
3 母音キー
3A 中央キー(母音用第1キー)
3B 外周キー(母音用第2キー)
4 子音キー
5 スペースキー(第1機能キー)
6 シフトキー(第1機能キー)
7 エンターキー(第2機能キー)
8 母音キー配置領域(所定キー配置領域)
9 ボード縁部
13 5字・子音キー
13A 5字・子音キーの中央キー(子音用第1キー)
13B 5字・子音キーの外周キー(子音用第2キー)
14 2字・子音キー
15 支軸(軸線)
21 キーボード
22 ボード本体

Claims (6)

  1. 使用時に使用者が手に持ちながらキー操作可能なキーボードであって、
    使用者の一方の手で掴まれた状態においてその手の親指が可動な範囲で且つ所定のキーが配置される所定キー配置領域を有し、平面形状が当該所定キー配置領域から拡がるように形成されたボード本体と、
    前記所定のキーとして前記所定キー配置領域に配置され、前記一方の手の親指によるキー操作により、「A」〜「Z」のアルファベットのうち、「A」、「I」、「U」、「E」および「O」である母音を入力するための複数の母音キーと、
    前記ボード本体の前記所定キー配置領域から遠い縁部において、当該縁部の長さ方向に沿って配置され、他方の手の親指によるキー操作により、前記アルファベットのうち、前記母音以外である子音を入力するための複数の子音キーと、
    を備えていることを特徴とするキーボード。
  2. 前記ボード本体の前記縁部は、その外縁が前記所定キー配置領域側に凹む円弧状に形成されていることを特徴とする請求項1に記載のキーボード。
  3. 前記複数の母音キーは、
    所定の1つの母音を入力するための母音用第1キーと、
    この母音用第1キーの周囲を囲むように配置されるとともに、当該母音用第1キーの前後左右において押圧可能に構成され、前記所定の1つの母音と異なる4つの母音を入力するための母音用第2キーと、
    を有していることを特徴とする請求項1または2に記載のキーボード。
  4. 前記複数の子音キーのうちの1つ以上の子音キーは、前記ボード本体の前記縁部の長さ方向とほぼ同じ方向に延びる軸線を支点として揺動自在に構成され、互いに異なる2つの子音を入力可能に構成されていることを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載のキーボード。
  5. 前記複数の子音キーは、
    所定の1つの子音を入力するための子音用第1キーと、
    この子音用第1キーの周囲を囲むように配置されるとともに、当該子音用第1キーの前後左右において押圧可能に構成され、前記所定の1つの子音と異なりかつ互いに異なる所定の4つの子音を入力するための子音用第2キーと、
    を有していることを特徴とする請求項1ないし4のいずれかに記載のキーボード。
  6. 前記ボード本体の奥側端面の上部に設けられるとともに、当該ボード本体が前記一方の手で掴まれた状態においてその手の人差し指で操作可能に構成され、所定機能を実行するために操作される第1機能キーと、
    前記ボード本体の奥側端面の下部に設けられるとともに、当該ボード本体が前記一方の手で掴まれた状態においてその手の中指で操作可能に構成され、前記所定機能と異なる他の所定機能を実行するために操作される第2機能キーと、
    をさらに備えていることを特徴とする請求項1ないし5のいずれかに記載のキーボード。
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JP2018005874A (ja) * 2016-09-01 2018-01-11 京セラ株式会社 物理キーユニット、及び物理キーユニットが外付けされる電子機器

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