JP3148122U - ドラムブレーキのシュー間隙調整装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】ベルクランクレバーの回動を制限する手段を有しながら、ドラムブレーキの組立て性が向上するドラムブレーキのシュー間隙調整装置を提供すること。【解決手段】ブレーキシュー20,30のライニング22,32の摩耗が進行してベルクランクレバー42の初期状態から回動量が所定の値を超えたときにドラムブレーキのバックプレート10に当接してベルクランクレバー42の回動を制限するストッパ42dを、ベルクランクレバー42の扇状腕部42aと突起状腕部42bとの中間に設けた。【選択図】図1

Description

本考案は、ドラムブレーキのシュー間隙調整装置に関するものである。
シューウェブに穿設した検知孔に遊びを有して係合するベルクランクレバーの突起状腕部が顎状のストッパを有し、ブレーキシューのライニングの摩耗が進行して、ベルクランクレバーの初期状態からの回動量が所定の値を超えたときにストッパがブレーキシューに当接することでベルクランクレバーの回動を制限するドラムブレーキのシュー間隙調整装置が広く知られている。
この構造によれば、ベルクランクレバーのストッパは、シューウェブの検知孔に当接している突起状腕部のカム面よりも突き出た顎状であるので、ドラムブレーキを組立てる際にベルクランクレバーの突起状腕部をシューウェブの検知孔に挿入するときにそのストッパがシューウェブに干渉してしまい、組付け性が悪くなることがある。
特に、ドラムブレーキを自動で組立てる際には、この干渉を避けるために組立装置を複雑な構造にする等が必要で費用が増大した。
実開昭56−108032号公報
本考案は以上の問題点を解決するためになされたもので、その目的とするところは、ベルクランクレバーの過大な回動を制限するストッパを具備しながら、ドラムブレーキの組立て性が向上するドラムブレーキのシュー間隙調整装置を提供することにある。
本考案は、対向する一対のブレーキシュー間に配設したストラット本体の調整歯と、このストラット本体の一方の端部に回動可能で、かつ、ストラット本体の長手方向に可動的に軸支したベルクランクレバーの扇状腕部に形成した調整歯とを弾性的に係合したストラットを具備し、ベルクランクレバーの突起状腕部をブレーキシューのシューウェブに穿設した検知孔に遊びを有して係合して、ブレーキシューの拡開量が所定の値を超えたときにベルクランクレバーが回動してブレーキシューとブレーキドラムとの間隙を自動的に調整するドラムブレーキのシュー間隙調整装置において、ブレーキシューのライニングの摩耗が進行して、ベルクランクレバーの初期状態からの回動量が所定の値を超えたときに、ブレーキシューに当接することでベルクランクレバーの回動を制限するストッパを突起状腕部に具備せず、かつ、ブレーキシューのライニングの摩耗が進行して、ベルクランクレバーの初期状態からの回動量が所定の値を超えたときに、ドラムブレーキのバックプレートに当接することでベルクランクレバーの回動を制限するストッパをベルクランクレバーの扇状腕部と突起状腕部との中間に具備したことを特徴とする、ドラムブレーキのシュー間隙調整装置である。
また、上記のドラムブレーキのシュー間隙調整装置において、ベルクランクレバーのストッパは、ブレーキシューを縮径するときに工具が係合する縮径操作部を兼ねることを特徴とする、ドラムブレーキのシュー間隙調整装置である。
本考案のドラムブレーキのシュー間隙調整装置は、以上説明したように構成されているので、以下に記載されるような効果を奏する。
<1>ベルクランクレバーの突起状腕部に顎状のストッパを形成しないので、ドラムブレーキを組立てる際にベルクランクレバーの突起状腕部をシューウェブの検知孔に挿入するときにその顎状のストッパが干渉することがなく、ドラムブレーキの組付け性が向上する。
<2>ブレーキシューを縮径するときに工具が係合する縮径操作部と兼用させれば、構造が簡素になる。
図面を参照しながら、本考案の実施の形態について説明する。
図1に本考案の実施例1に係るドラムブレーキのシュー間隙調整装置を具備するドラムブレーキの要部断面を示す。
<イ>シュー間隙自動調整装置
ストラット40は板状のストラット本体41とベルクランクレバー42とベルクランクレバースプリング44、ピン43から成り、そのストラット40にアンチラトルスプリング50を付加してシュー間隙自動調整装置が構成されている。
パーキングブレーキ用のブレーキレバー60は、ブレーキシュー30のシューウェブ31に重合して配設され、ブレーキレバー60の図外の基端がシューウェブ31に図外のレバーピンで以って回転可能に軸支されており、ブレーキレバー60の図外の自由端部に図外のブレーキケーブルが接続される。図外のホイルシリンダに隣接してドラムブレーキのバックプレート10に対して平行に配設されるストラット本体41は、その右方に形成された切欠部41aがブレーキレバー60とシューウェブ31とを収容し、切欠部41aの底面がブレーキレバー60を支持している。このストラット本体41の中間部には小刻みな調整歯41bが刻設されている。
ベルクランクレバー42の中間部は前記ストラット本体41の左方部41cに回転可能で、かつ、ストラット本体41の長手方向の板面に沿って可動的にピン43で以って軸支されており、その扇状腕部42aの外周に刻設された小刻みな調整歯42bが前記ストラット本体41の調整歯41bに噛み合っている。又、カム面を有する突起状腕部42cは、ブレーキシュー20のシューウェブ21に形成された検知孔21aのブレーキ内方側内面に所定の隙間δを存して遊嵌され、前記カム面が検知孔21aのブレーキ外方側内面に当接している。
ベルクランクレバー42の扇状腕部42aと突起状腕部42cとの中間のバックプレート10側には、ブレーキシューのライニングの摩耗が進行したときにドラムブレーキのバックプレート10に当接してベルクランクレバー42の回動を制限するストッパ42dが形成されている。
アンチラトルスプリング50はシューウェブ31とストラット本体41との間に張設され、ベルクランクレバースプリング44はストラット本体41とピン43との間に張設されている。ここで、両者の取り付け荷重はアンチラトルスプリング50の方が大きく設定してある。
<ロ>シュー間隙の自動調整作用
サービスブレーキ作動により両ブレーキシュー20,30が拡張すると、ストラット本体41はアンチラトルスプリング50のばね力によってブレーキシュー30に追従する。
ライニング22,32が摩耗して、一対のブレーキシュー20,30の拡張量が前記ベルクランクレバー42の突起状腕部42cとシューウェブ21の検知孔21aとの間の隙間δと調整歯42bの高さを加えた値を超えると、ベルクランクレバー42が回動して1歯相当分だけシューウェブ21の検知孔21aに当接する突起状腕部42cのカム面の当接点を変位せしめ、該突起状腕部42cが支持する検知孔21aのブレーキ外方側内面とブレーキレバー60の内縁を支持するストラット本体41の溝底との距離を伸長せしめて、シュー間隙を常にほぼ一定に保つ。言い換えるとストラット40の実質的な有効長を伸長してブレーキドラム(図示せず)との隙間を詰めて、シュー間隙を常にほぼ一定に保つ。
又、パ―キングブレーキ作動時には、ストラット40がブレーキシュー20と一体に図1における左方向に移動し、アンチラトルスプリング50が伸びてブレーキシュー30が右方向に移動するだけであるから、シュー間隙の自動調整作用には何ら影響を与えない。
<ハ>ライニング摩耗時におけるベルクランクレバーの回動制限作用
前記したドラムブレーキのシュー間隙調整時において、ライニング22,32の摩耗が進行するに連れて、ベルクランクレバー42が図1における反時計回り方向に回動する。
そして、ベルクランクレバー42の回動が図2に示す位置まで進むとストッパ42dがドラムブレーキのバックプレート10に当接してそれ以上の回動が制限される。
よって、ストラット本体41とベルクランクレバー42の調整歯41b、42bの噛み合いが外れることがない。
<ニ>ブレーキシューの縮径作用
前記したドラムブレーキのシュー間隙調整時において、図3に示すようにベルクランクレバー42のストッパ42dに工具70を係合し、ベルクランクレバー42を図1における時計回り方向に回動することによって、ブレーキシュー20,30が縮径する。
よって、図外のブレーキドラムが段付き摩耗した状態においても、ブレーキドラムをドラムブレーキから外すことが可能となる。
本考案に係わるドラムブレーキのシュー間隙調整装置を適用したドラムブレーキの要部断面図である。 ブレーキシューのライニングが摩耗した際に、ベルクランクレバーが回動するのが制限されている状態を示す説明図。 ブレーキシューの縮径時に工具が係合している状態を示す説明図。
符号の説明
10 バックプレート
20,30 ブレーキシュー
21,31 シューウェブ
21a 検知孔
22,32 ライニング
40 ストラット
41 ストラット本体
41a (ストラット本体の)切欠き部
41b (ストラット本体の)調整歯
41c (ストラット本体の)左方部
42 ベルクランクレバー
42a (ベルクランクレバーの)扇状腕部
42b (ベルクランクレバーの)調整歯
42c (ベルクランクレバーの)突起状腕部
42d (ベルクランクレバーの)ストッパ
43 ピン
44 ベルクランクレバースプリング
50 アンチラトルスプリング
60 ブレーキレバー
70 工具

Claims (2)

  1. 対向する一対のブレーキシュー間に配設したストラット本体の調整歯と、このストラット本体の一方の端部に回動可能で、かつ、前記ストラット本体の長手方向に可動的に軸支したベルクランクレバーの扇状腕部に形成した調整歯とを弾性的に係合したストラットを具備し、前記ベルクランクレバーの突起状腕部を一方のブレーキシューのシューウェブに穿設した検知孔に遊びを有して係合して、ブレーキシューの拡開量が所定の値を超えたときに前記ベルクランクレバーが回動してブレーキシューとブレーキドラムとの間隙を自動的に調整するドラムブレーキのシュー間隙調整装置において、
    前記ブレーキシューのライニングの摩耗が進行して、前記ベルクランクレバーの初期状態からの回動量が所定の値を超えたときに、前記ブレーキシューに当接することで前記ベルクランクレバーの回動を制限するストッパを前記突起状腕部に具備せず、かつ、
    前記ブレーキシューのライニングの摩耗が進行して、前記ベルクランクレバーの初期状態からの回動量が所定の値を超えたときに、前記ドラムブレーキのバックプレートに当接することで前記ベルクランクレバーの回動を制限するストッパを前記ベルクランクレバーの扇状腕部と突起状腕部との中間に具備したことを特徴とする、
    ドラムブレーキのシュー間隙調整装置。
  2. 請求項1に記載のドラムブレーキのシュー間隙調整装置において、
    前記ベルクランクレバーのストッパは、前記ブレーキシューを縮径するときに工具が係合する縮径操作部を兼ねることを特徴とする、ドラムブレーキのシュー間隙調整装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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