JP3147760U - 白えび蒲鉾 - Google Patents

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和悦 中陳
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生地蒲鉾有限会社
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【課題】一口大の小さい形状でありながら具の加わりにより食彩ロマンに富むと同時に栄養価が高まり、それが白えびの身姿の浮き彫り様であるために、富山湾の宝石とまで表される神秘さにふれながら風味豊かに食することのできる白えび蒲鉾を提供する。
【解決手段】魚肉をすり潰して調味料で味を整えた練り生地により一口大に小さく蒲鉾片を成形するとともに、白えびを具として蒲鉾片の上に横伏せに載せて押し込みにより姿身の浮き彫り様に一体化した一口蒲鉾からなり、複数の一口蒲鉾を相互に剥離可能に重ね並べ、全体を透明なプラスチックシートの袋で真空包装してなる。
【選択図】 図1

Description

この考案は、富山湾でのみ漁獲量のある珍しい白えび(白蝦)を具にした寿司風の一口蒲鉾からなる新規な白えび蒲鉾に関する。
蒲鉾は、すりつぶした魚肉に調味料、澱粉などを加えて成形し、蒸したり焼いたりして製造したもので、市販される一般的な形状も地方により様々であるが、例えば、断面楕円のずんぐり形に成形されたものが多い。しかし、食する場合には一口程度に輪切りにする必要があり、野外や車中等の飲食では不便であるので、即席用として輪切りにした一口片を将棋倒しの重ね状に並べ真空包装した状態で販売される。
また、特殊な場合としては、タイ等を象った蒲鉾本体に、チューブから色練り生地を出して巧みに飾り付けがなされた細工蒲鉾も富山県等では結婚式の引出物として造られる。しかし、タイ等の魚に似せるものであるために他の魚介類、例えば白えびを身姿で具として添えるというようなことはなく、また、大きさから一口で食し得るものではなかった。しかしながら、蒲鉾は酒の肴やダイエットに適する良質な蛋白質であるから、具とともに一口程度に軽く食することができれば好都合である。
一方、白えびは、しらえびまたはべっこうえびとも称される体長が6〜7cmのえびの一種であるが、日本の周辺全域に分布していながら数が極少なく、専業で漁業が行われている場所は富山湾だけであって、これで年間300〜400トンの漁獲があり、庄川、神通川、常願寺川沖の「あいがめ」という海谷の中で、特殊な底びき網を使って漁獲される深海の珍種である。捕れたてでは薄紅色に透き通った透明であるが、時間とともに白く変化する。料理では、むき身の刺し身のほか、てんぷら、あえもの、乾物にして賞味される。
従来、一口で食する程度の大きさの一般的な蒲鉾としては、上記のように輪切りの片を斜めに並べて真空包装したものがあるが、昆布等の渦巻き状で断面において風味や模様等が付けられる程度で、変化に乏しく食彩ロマンに欠けるという問題があった。また、一口大の小さい蒲鉾では細工を加えるとコスト高となる割りには栄養価が加わらないという問題もあった。
また、白えびについては、他の小さいあまえび等の小エビと同じようにむき身の刺し身のほか、てんぷら、あえもの、乾物等に調理されるが、比較的粘りがあり風味も豊かである珍魚であることから、この特性をさらに活かした食味の展開が期待できる。この点については、白えびの乾物を粉にして蒲鉾に混入する試みがあるが、これでは、富山湾の宝石として訴えることができなく期待に反するものであった。
この考案は、上記のような実情に鑑みて、一口大の小さい形状でありながら具の加わりにより食彩ロマンに富むと同時に栄養価が高まり、それが白えびの身姿の浮き彫り様であるために、富山湾の宝石とまで表される神秘さにふれながら風味豊かに食することのできる白えび蒲鉾を提供することを課題とした。
上記の課題を解決するために、この考案は、魚肉をすり潰して調味料で味を整えた練り生地により一口大に小さく蒲鉾片を成形するとともに、白えびを具として蒲鉾片の上に横伏せに載せて押し込みにより姿身の浮き彫り様に一体化した一口蒲鉾からなり、複数の一口蒲鉾を相互に剥離可能に重ね並べ、全体を透明なプラスチックシートの袋で真空包装してなることを特徴とする白えび蒲鉾を提供する。
以上説明したように、この考案の白えび蒲鉾によれば、一口大の小さい形状でありながら具の加わりにより、深海の神秘を思い浮かべるような食彩ロマンに富み、それが白えびの身姿の浮き彫り様であるために、富山湾の宝石とまで表される神秘さにふれながら、蒲鉾と白えびとの調和により風味豊かに食することができ、同時に良質な蛋白質にカルシウムが加わってこれまでになく栄養価が高まり、殊に育ち盛りの子供が食する副食としてはもちろん、酒の肴にもってこいと言える程に最適であるという優れた効果がある。
次に、この考案の実施形態を図面に基づいて説明する。
図面は、この考案の一実施の形態を示したもので、その形状や構造等について製造工程を加えて具体的に説明するが、この考案はこれに限定されないことはいうまでもない。
白えび蒲鉾Pは、図1に示すように、数個の一口蒲鉾1,1,・・を熊笹の葉4の上に重ね並べた状態で、透明なプラスチックシートの平たい袋5に納めて真空包装したものであって、各一口蒲鉾1は、蒲鉾片7の上に白えび3を腰曲がりの横伏せに姿身のまま載せて寿司風の外形に一体化されている。
蒲鉾片7は、普通の蒲鉾と同じ作り方であって、その原料魚に、グチ、オキギス、ハモ、エソ、ムツ、カレイ、タラ、メヌケなどを使用する。まず、この魚肉をよく水で晒してからすり潰すが、この際に、食塩、グルタミン酸ソーダ、砂糖、でんぷん、みりん、卵白などを順次加えてさらによくすり潰し練り生地を造り、成形型Mで特殊な形に成形した。
白えび3は、冷凍したものを解凍した。漁獲期が限られているからである。解凍したものは蒸してから使用するが、その前に香りが出る程度に簡単に炙って少し焦げ色11を付けた。焦げ色11は、火が通りやすい本来は視覚しがたい薄い腹部や足、周囲等の箇所で比較的多く発生するので、これで白地の蒲鉾片7の上に白えび3の姿身がはっきり識別できるようになり、あたかも泳いでいるが如くに見える。
型Mは、上面に複数の成形穴13,13,・・を凹欠して設けた木型であって、各成形穴13は、さや付きの豆の形に腰曲げ形に形成されている。したがって、白えび3はその形状に沿って具合いよく添えることができる。また、別の観点から見ると、「豆」には、小さいという意味もあるので、蒲鉾片7を豆形に成形すると、食べやすい一口大であるという印象をそれとなく与えることになる。
また、えび形に曲がっていると食べやすく好都合でもある。どうしてかと言えば、一口大といっても、必ずしも一気に口にほうばる大きさを意味するのではなく、実際には何回かに噛み切って摂ることになるが、その際に、L字形ないしえび形に曲がっていると持ち手を口の真正面にもってくる必要はなく、口横に持ち手を置きながら噛み込むことができる。しかも、こうした持ち方であると、女性では他方の手でそれとなく上品に口を隠しやすく具合が良い。
成形穴13に蒲鉾の練り生地を充填した時、直ぐにその生地の上に白えび3を置いても良い。しかし、この実施形態では、生地を少し座らせてから載せることとした。白えび3を生地で汚すことなく、白えび3の輪郭を明瞭にしたまま白えび3を生地に少しだけ埋め込みやすいからである(図4参照)。したがって、こうすると、白えび3の身姿がくっきりと浮き彫りに見えることになり、正に宝石を連想する程に見栄えが良くなる。このように落ちつかせる要領としては、少し座りを入れた生地の上に白えび3を指先等で軽く押しつけて沈下させる。なお、この座りの程度は、40°Cの温度で20〜30分加熱することにより得られる。
成形型Mの蒲鉾片7の上にこのようにして白えび3を一体化させてから本格的に蒸気で蒸すと、一体化が確実となった一口蒲鉾1が出来上がる。その様は、蒲鉾片7の白地をベースに、薄赤茶とも言える美しい彩りの白えび3の姿身が浮き彫りのように鮮明に映えるため、これは深海の宝石とも言える。一方、さらに全体の表面を軽く焼くことにより、全体的にこんがりした焼き具合の色付きを得ることもできる。
包装するときには、熊笹の葉4の上に隣接する蒲鉾片7,7を端で重ねて、言わば将棋倒しの重ね状態に並べる。熊笹の葉4は抗菌性を有するために食品の包装に多用されるが、この実施形態では、蒲鉾片7を重ね並べる方向が強靱な葉脈の延びる葉4の長手方向であるから、葉4との粘着を介して各蒲鉾片7,7,・・が安定したつながりを保持するようになる点でも有意義である。また、こうした白えび3の群れ様が袋5から透けて見えるため、店頭の陳列時や開封時などで眼に触れると、あたかも数多くの白えびが深海で泳ぐ様に連想される
この考案の一実施形態を示す白えび蒲鉾の斜視図である。 同白えび蒲鉾の製造に使用する木型の一部とともに白えび蒲鉾を製造する要領を示す平面図である。 同白えび蒲鉾を包装する要領で示す分解斜視図である。 図3のA−A線矢視の拡大断面図である。
符号の説明
P 白えび蒲鉾
1 一口蒲鉾
3 白えび
4 熊笹の葉
5 袋
7 蒲鉾片
11 焦げ色

Claims (3)

  1. 魚肉をすり潰して調味料で味を整えた練り生地により一口大に小さく蒲鉾片を成形するとともに、白えびを具として蒲鉾片の上に横伏せに載せて押し込みにより姿身の浮き彫り様に一体化した一口蒲鉾からなり、複数の一口蒲鉾を相互に剥離可能に重ね並べ、全体を透明なプラスチックシートの袋で真空包装してなることを特徴とする白えび蒲鉾。
  2. 白えびを軽く焼くことにより殻に焦げ色が付けられていることを特徴とする請求項1記載の白えび蒲鉾。
  3. 一口蒲鉾の並びの下に熊笹の葉が敷かれて前記真空包装がなされていることを特徴とする請求項1または2記載の白えび蒲鉾。


















JP2008007660U 2008-10-31 白えび蒲鉾 Expired - Lifetime JP3147760U (ja)

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