JP3147758U - 調理装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】所望する様々な形態の需要に応じて区分して同時に炊事を行うことができるように構成した調理装置の提供。
【解決手段】上部蓋体と下部本体とが着脱可能に結合された状態で使用し、前記下部本体の内部で炊事を行うことができるように構成される通常の調理装置において、前記下部本体の内部空間に対して便利な押し込み又は引き出し可能に設けられ、多段に区切られた仕切り板を有するカートリッジ部材と、前記カートリッジ部材の前記仕切り板にそれぞれ載せられるユニット調理器具とを含んでなることを特徴とする、調理装置を提供する。
【選択図】図1
【解決手段】上部蓋体と下部本体とが着脱可能に結合された状態で使用し、前記下部本体の内部で炊事を行うことができるように構成される通常の調理装置において、前記下部本体の内部空間に対して便利な押し込み又は引き出し可能に設けられ、多段に区切られた仕切り板を有するカートリッジ部材と、前記カートリッジ部材の前記仕切り板にそれぞれ載せられるユニット調理器具とを含んでなることを特徴とする、調理装置を提供する。
【選択図】図1
Description
本考案は、調理装置に係り、特に、所望する様々な形態の需要に応じて区分して同時に炊事を行うことができるように構成した調理装置に関する。
一般に、従来の調理装置には、自体加熱源を備えている電気式調理装置や、調理装置の内部に自体加熱源を備えておらず、ガスレンジまたはインダクションなどの外部加熱装置によって加熱する状態で調理を行う通常の調理装置などがある。
これらの従来の調理装置は、共通的に下部に位置し且つ内部に調理空間を備えた本体の内部構造が単一空間からなり、調理の際に、その容積に応じて単一種類の所望の炊事量を炊事することができるようになっている。
よって、多様な種類の所望の形態で炊事するためには、その所望する形態の数に相当する、別途の調理装置、および該調理装置を加熱するための火具または加熱器を備えた加熱装置が必要であり、これによりそれぞれの調理装置を用いて種類ごとにそれぞれ炊事を行わなければならないという不便さがある。
また、食堂などの飲食店では、需要者が望んでいる飯、例えば糅飯、麦飯、豆飯、栗飯、各種材料を混合した栄養飯などに個人別に炊事を行う場合、小容量の飯釜や石釜などをそれぞれ備えてそれぞれ炊事を行わなければならないので、加熱源の役割をするガスレンジの火具もこれに相応する数だけ備えていなければならず、これにより過度な施設費、およびこれを維持管理するための作業人力が要求されて非経済的であるという問題点がある。
かかる問題点を一部解消するために、飯釜の内部を区画して同時に多種の飯を炊事することができるようにする方案が提示されているが、この場合はその大部分が飯釜自体に多数の区画部を構成した形態である。よって、この形態は、それぞれの区切られた区画部に、必要とする種類の炊事用材料を充填し、一挙に同時に炊事を行うことができるという利点はあるが、飲食の炊事が行われた後ではそれぞれの炊事済みの飲食を外部にそれぞれ独立に取り出すことが難しく、特に調理の直後である熱い状態では別途に取り扱うことがさらに難しく、調理の後にさらに炊事用として使用するための準備段階としてこれを洗浄しようとする場合、それぞれの区画部が狭くて深く構成されているため、隅々まで洗浄することが煩わしく、使用上非常に不便であるという欠点がある。
そこで、本考案はこのような問題点に鑑みてなされたもので、その目的とするところは、本体の内部に据え置くことが可能なカートリッジ部材を備え、このカートリッジ部材の内側には独立に構成されたユニット調理器具を載せ、それぞれのユニット調理器具には所望する形態の調理用材料をそれぞれ入れ、所望する数や種類、量などに応じて多様で味の良い炊事が同時に行われるようにすることにより、飯、汁などの様々な形態の調理が同時に行われることができ、これにより多くの人力を必要とすることなく効果的で経済的な調理を可能とする調理装置を提供することにある。
本考案の他の目的は、炊事の後で、本体からユニット調理器具を含んだカートリッジ部材を、カートリッジ部材を活用して同時に外部に安全に引き出すことができ、本体、カートリッジ部材およびユニット調理器具をそれぞれ分離してそれぞれ洗浄作業を行うことができるため、衛生的に活用することが可能な調理装置を提供することにある。
本考案の別の目的は、調理装置に適し、下部本体を加熱装置の収容部の内側に入れた状態で据え置くことができるように構成し、加熱の際に外部への熱損失を最小化して熱効率を向上させ、調理中に外力によっても倒れないようにして安全な使用を可能とする調理装置を提供することにある。
上記目的を達成するために、本考案に係る調理装置は、上部蓋体と下部本体とが着脱可能に結合された状態で使用し、前記下部本体の内部で炊事を行うことができるように構成される通常の調理装置において、前記下部本体の内部空間に対して便利な押し込み又は引き出し可能に設けられ、多段に区切られた仕切り板を有するカートリッジ部材と、前記カートリッジ部材の前記仕切り板にそれぞれ載せられるユニット調理器具とを含んでなることを特徴とする。
また、前記下部本体は、下向きに長く延び、これに相応する内部空間を持つことを特徴とする。
本考案の調理装置によれば、本体内部に据え置くことが可能なカートリッジ部材を備え、このカートリッジの内側には独立に構成されたユニット調理器具を載せ、それぞれのユニット調理器具には所望する形態の調理用材料をそれぞれ入れ、所望する数や種類、量などに応じて多様で味の良い炊事が同時に行われるようにすることにより、飯、汁などの様々な形態の調理が同時に行われることができ、これにより多くの人力を必要とすることなく効果的で経済的な調理が可能である。
また、本考案は、炊事の後で、本体からユニット調理器具を含んだカートリッジ部材を、カートリッジ部材を活用して同時に外部に安全に引き出すことができ、本体、カートリッジ部材およびユニット調理器具をそれぞれ分離してそれぞれ洗浄作業を行うことができるため、衛生的に活用することができる。
また、本考案は、下部本体を加熱装置の収容部の内側に入れた状態で据え置くことができるように構成し、加熱の際に外部への熱損失を最小化して熱効率を向上させるとともに、調理中に外力によっても倒れないようにして安全に使用することができるなどの優れた効果を持つ。
以下に添付図面を参照しながら、本考案の好適な実施の形態について詳細に説明する。
図示したように、本考案に係る調理装置100は、上部蓋体1を下部本体2に着脱可能に結合して使用し、下部本体2の内部で炊事を行うことができるように構成される通常の調理装置において、前記下部本体2の内部空間20に対して便利な押し込みまたは引き出し可能に設けられ、多段に区切られた仕切り板30を有するカートリッジ部材3と、前記カートリッジ部材の前記仕切り板30にそれぞれ載せられるユニット調理器具4とを含んでなる
この際、前記下部本体2は、下方に長く延び、これに相応する内部空間を持つように構成する。これにより、本考案に係る調理装置100は、既存の調理装置に比べて大きい内容積を構成し、大量の調理を同時に行うことができる。
図示したように、本考案に係る調理装置100は、上部蓋体1を下部本体2に着脱可能に結合して使用し、下部本体2の内部で炊事を行うことができるように構成される通常の調理装置において、前記下部本体2の内部空間20に対して便利な押し込みまたは引き出し可能に設けられ、多段に区切られた仕切り板30を有するカートリッジ部材3と、前記カートリッジ部材の前記仕切り板30にそれぞれ載せられるユニット調理器具4とを含んでなる
この際、前記下部本体2は、下方に長く延び、これに相応する内部空間を持つように構成する。これにより、本考案に係る調理装置100は、既存の調理装置に比べて大きい内容積を構成し、大量の調理を同時に行うことができる。
また、図3および図6に示すように、加熱装置200の本体5に加熱器具50を設置して調理装置100を加熱することができるが、加熱装置200の前記本体5には調理装置100の下部本体2を内蔵させることが可能な収容部52を設け、前記収容部52の下部には加熱器具50を設置する。
この際、前記調理装置100の前記カートリッジ部材3は、図1、図2、図4、図5および図7に示すように、多数の仕切り板30を棚状に構成し、下端には脚部、上端には取っ手36を設ける。前記それぞれの仕切り板30の一側には、ユニット調理器具4を押し込んで載せたり、調理の後でユニット調理器具を外部に引き出したりすることが便利となるようにそれぞれ切欠部34を設ける。
また、前記カートリッジ部材3の多数の仕切り板30は、水平部30aと傾斜条溝30を交番に放射状に設けることにより、ユニット調理器具4で調理がなされながら下面または上面に水蒸気または水気が凝結する場合、それらが前記傾斜条溝30bの表面に沿って流下して外部に落下し、ユニット調理器具4に直接落下しないようにすることが好ましい。
前記ユニット調理器具4は、図1〜図6、図8および図9に示すように、多数の区画部40を備えた形態、或いは単純な金属容器形態、或いは区画部40なしで単純な容器形態の単一形態でそれぞれ構成してもよく、多数の区画に区切られた形態で構成して必要に応じて互いに組み合わせて使用することができるように構成してもよい。
この際、前記ユニット調理器具4の中央下部には中央凹部42を設け、前記カートリッジ部材3の多数の仕切り板30には前記中央凹部42に嵌合される中央突部32を設けることにより、前記中央突部32と前記中央凹部42との嵌合状態では前記ユニット調理器具4が前記カートリッジ部材3の仕切り板30から滑ったり落下したりしないように構成することが好ましい。
また、前記ユニット調理器具4には、必要に応じて、図9に示すように開閉可能な別途の蓋44を設けてもよい。
次に、前述したように構成される本考案の作動関係について説明する。
次に、前述したように構成される本考案の作動関係について説明する。
まず、上部蓋体1を下部本体2から分離した状態で内部を綺麗に洗浄し、カートリッジ部材3と多数のユニット調理器具4もそれぞれ洗浄することにより、使用のための準備を行う。
炊事のための材料を別途に準備し、それぞれのユニット調理器具4に炊事材料をそれぞれ入れ、例えば飯を炊く場合には洗浄された米、麦、豆などの材料と定量の水を入れ、これらの準備されたそれぞれのユニット調理器具4を、カートリッジ部材3の仕切り板30の切欠部を活用して手で押し込んで据え置くが、中央突部32と中央凹部42が採用された場合にはこれらの中央突部32と中央凹部42とが嵌合された状態で正しい位置に位置させる。
このようにカートリッジ部材3の仕切り板30の内側に、炊事しようとするユニット調理器具4を全て据え置き、カートリッジ部材3を水の一部充填された下部本体2の内部空間20に入れて上部蓋体1を被せた後、加熱装置200の収容部52の内側に入れて加熱器具50の上部に据え置いた後、加熱器具50を作動させて一定の時間加熱し、炊事を行う。
このように炊事が行われる場合、下部本体2の下部内側に位置する水が沸いて蒸気に変化し、このように変化した蒸気は炊事材料に均一に及ぶことにより加熱がなされ、例えば飯、汁などの様々で味の良い形態で炊事が完了すると、上部蓋体1を開いて下部本体2からカートリッジ部材3を取り出すが、取っ手36を用いて外部に便利に引き出し、調理済みのそれぞれのユニット調理器具4を前記カートリッジ部材3の区画部30から切欠部34を活用して取り出して目的に応じて活用すればよい。
勿論、調理済みのそれぞれのユニット調理器具4はそれ自体を用いてそのまま飯または飲食入りの容器として活用可能なので使用が便利であり、上部蓋体1、下部本体2、カートリッジ部材3およびユニット調理器具4は使用済みの後にはそれぞれ洗浄して再び活用する。
1 上部蓋
2 下部本体
3 カートリッジ部材
4 ユニット調理器具
20 内部空間
30 仕切り板
40 区画部
100 調理装置
2 下部本体
3 カートリッジ部材
4 ユニット調理器具
20 内部空間
30 仕切り板
40 区画部
100 調理装置
Claims (6)
- 上部蓋体(1)と下部本体(2)とが着脱可能に結合された状態で使用し、前記下部本体(2)の内部で炊事を行うことができるように構成される通常の調理装置において、
前記下部本体(2)の内部空間(20)に対して便利な押し込み又は引き出し可能に設けられ、多段に区切られた仕切り板(30)を有するカートリッジ部材(3)と、
前記カートリッジ部材の前記仕切り板(30)にそれぞれ載せられるユニット調理器具(4)とを含んでなることを特徴とする、調理装置。 - 請求項1に記載の調理装置において、前記下部本体(2)は、下向きに長く延び、これに相応する内部空間(20)を持つことを特徴とする、調理装置。
- 請求項1に記載の調理装置において、前記カートリッジ部材(3)は、多数の仕切り板(30)を棚状に構成し、下端には脚部、上端には取っ手(36)を設けており、
前記それぞれの仕切り板(30)は、一側には切欠部(34)を有し、水平部(30a)と傾斜条溝(30b)を交番に放射状に設けて構成されることを特徴とする、調理装置。 - 請求項1に記載の調理装置において、前記ユニット調理器具(4)は、多数の区画部(40)を備え、中央下部には中央凹部(42)を設け、前記カートリッジ部材(3)は、多数の仕切り板(30)には前記中央凹部(42)に嵌合される中央突部(32)を設けることを特徴とする、調理装置。
- 請求項1または4に記載の調理装置において、前記ユニット調理器具(4)は、多数の区画に区切られており、これらの区画を互いに組み合わせて使用することができるように構成されることを特徴とする、調理装置。
- 請求項1に記載の調理装置において、前記ユニット調理器具(4)には、開閉可能な別途の蓋(44)を備えることを特徴とする、調理装置。
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP3147758U true JP3147758U (ja) | 2009-01-15 |
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