JP3147488B2 - 圧縮機用モータの駆動装置 - Google Patents

圧縮機用モータの駆動装置

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は圧縮機用モータの駆動装
置に関し、特に空気調和機に用いられるのに好適な圧縮
用モータの駆動装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の空気調和機の圧縮機用直流モータ
駆動装置は、図6に示すように商用交流電源9からの
交流電圧を直流電圧に変換するためのコンバータ部1
と、直流電圧から圧縮機用直流モータ3を駆動させるた
めの信号を出力するインバータ部2と、インバータ部2
に流れる直流電流Id検出する電流検出用抵抗4と、
電流検出用抵抗4に流れる直流電流Idから発生する電
圧の増幅部5と、増幅部5の増幅率を調整するための可
変抵抗6と、インバータ部2に流れる直流電流Idを制
御するための電流指令値を出力する電流制御部7と、電
流制御部7から出力される電流指令値よりインバータ駆
動用の信号を生成するドライバ部8からなる。
【0003】この圧縮機用直流モータの駆動装置は、イ
ンバータに流れる直流電流値と運転負荷に応じた電流値
との差分により制御され従ってインバータに流れる
電流を正確に検出することが必要である。これはインバ
ータ部の電流制限制御、及びインバータ直流電流値を負
荷と等価に考えた場合の冷凍サイクルの負荷抑制制御に
おいても当てはまる。
【0004】しかし、この時増幅5を介して検出され
る電流値Idに相当する電圧VRは、部品のバラツキ等
により増幅率が変わって実際の電流値との誤差が生じ製
品個別により異なるため、増幅部5の増幅率を調整して
検出値を実際の電流値と合わせる必要がある。従来は増
幅部5に増幅率調整用のための可変抵抗6を設けて、基
準電流を流すための定電流電源を電流検出抵抗4の両端
に接続し、増幅5より出力される電圧VRを製品一つ
一つに対して手動で調整を行なってきた。 なお、この
種の圧縮機用直流モータの駆動装置に関連するものとし
て、例えば特開昭61−4492号公報に記載されたも
が挙げられるが、電流検出の調整に関しては考慮され
ていなかった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】かかる圧縮機用直流モ
ータの駆動装置よれば、検出電流の増幅率調整には製品
個別に対して手動による可変抵抗の調整を行う必要があ
り、製造工程で作業量が増加する要因となっており、し
かも調整自体に誤差が生じる可能性があった
【0006】本発明の目的は、検出電流の増幅率調整に
かかる作業量を低減でき、手動による調整時の誤差をな
くし正確な電流検出を行って電流制御を行うことができ
ると共に信頼性を向上できる圧縮機用モータの駆動装置
を提供するものである。
【0007】本発明は、商用電源からの交流を流に
換するコンバータ部と、このコンバータ部の直流から圧
縮機用モータを駆動させるための信号を出力するインバ
ータ部と、前記コンバータ部とこのインバータ部との間
回路中に接続された電流検出用抵抗と、この電流検出
用抵抗から発生する電圧を増幅する増幅部と、この増幅
部から得られる検出値に基づいて電流指令値を出力する
電流制御部と、この電流制御部からの電流指令値よりイ
ンバータ駆動信号を生成するドライバ部とを備えた圧縮
用モータの駆動装置において、前記電流検出抵抗に定
電流を流して前記増幅部から得られる検出値と、予め設
定された基準値との比率を生成する誤差生成手段と、
誤差生成手段から得られる前記比率を基に前記電流制
御部の電流指令値を補正する補正手段とを備えたことに
ある。
【0008】以下、空気調和機の室外機に適用された本
発明の圧縮機用モータの駆動装置の一実施例を図1から
図6を用いて説明する。
【0009】図1は本実施例に係る圧縮機用直流モータ
の駆動装置の電流検出調整時の構成図である。
【0010】本実施例における直流モータの駆動装置は
従来方式と比較して制御部7と接続された不揮発性記憶
媒体であるEEPROM11が追加されている。EEP
ROM11は制御部内のコントローラ、例えばマイコン
によって内部の記憶情報の変更が可能であり、電源を切
ってもその内容は消去されない性質を持っている。ま
た、前記増幅率調整用の抵抗6は従来方式と異なり固定
抵抗となっている。電流検出の調整を行なう時には、商
用電源との接続は行なわず、電流検出用抵抗4の両端に
定電流電源10を接続して調整用の基準電流Id0を流
す。そのためコンバータ部1及びインバータ部2は動作
しない。電流検出用抵抗4の両端には基準電流Id0
応じた電圧Vd0が発生し、増幅部5により電圧VR0
して電流制御部7に出力される。この時電圧値VR0は増
幅部5の増幅率のバラツキにより製品一つ一つで異なっ
た値になり、このままでは電流検出に誤差が生じて、正
確な電流制御が不可能である。
【0011】図2は本実施例に係る圧縮機用直流モータ
の駆動装置の電流検出調整時の電流制御部の動作図であ
る。電流制御部7は基準電流Id0が電流検出抵抗4に
流れたときの増幅部5より出力される電圧VR0の増幅率
のバラツキが0の場合、つまり実電流に対応した電圧V
STDをあらかじめ記憶しておき、電圧値VR0を検出した
後にVSTDとVR0との誤差比率kを計算する。そして計
算結果の誤差比率kはEEPRPM11に保存され、E
EPRPM11の記憶内容は電源を切っても保存される
ので、空気調和機を運転する際に調整時の誤差比率kを
基に電流制御用の電流検出の補正を行うことができる。
【0012】図3は本実施例に係る圧縮機駆動用直流モ
ータの駆動回路の運転中における構成図である。前記駆
動回路は運転時において商用交流電源9と接続され、直
流モータ3を駆動させる。この時のインバータ電流、す
なわち電流検出用の抵抗4に流れる電流Idは運転負荷
に応じて変化する。直流モータ3は圧縮機内にあり、冷
媒サイクルを循環させて冷暖房を行うが、本図において
はこれを省略した。電流制御部7はインバータ部2に流
れる電流を制御するための電流指令値を出力して、通常
運転時は空気調和機の運転負荷に応じた電流制御を行
う。運転中のインバータ部2に流れる直流電流Idは電
流検出抵抗4を流れて電圧Vdが発生する。増幅部5は
抵抗6の抵抗値で設定される増幅率で増幅されて電圧V
Rを制御部7に出力する。また、EEPROM11には
電流検出調整時に求めた電流検出誤差比率kが記憶され
ている。
【0013】図4は本実施例に係る圧縮機駆動用直流モ
ータの駆動装置の過電流制御の動作図である。電流制御
部7は増幅部5が出力する電圧VRを検出し、EEPR
OM11に記憶されている電流検出誤差比率kを呼び出
す。次に誤差比率kと検出電圧VRを掛け合わせて電流
検出補正値VR’を計算する。この電流検出補正値VR
は増幅率のバラツキによる誤差を補正した値である。こ
のVR’と運転負荷に対応して設定された電流値との差
分により電流制御を行う。
【0014】図5は本実施例に係る圧縮機用直流モータ
の駆動装置の過電流制御の動作図である。過電流制御は
インバータ部2に流れる電流とインバータ部2の制限電
流とを比較してインバータ電流が制限電流を越えた場
合、電流指令値を下げてインバータ電流に相当するVR
と制限電流に相当する電圧VLMTを比較して、VRがV
LMTより大きかった場合過電流と判断して電流指令値を
下げる。したがって過電流制御に関しても電流検出の補
正が有効である。
【0015】同様にインバータ電流を運転負荷と同等に
考え、制限負荷を電流値に置き換えれば過負荷制御につ
いても検出電流の補正を行うことにより制限負荷まで正
確に制御できる。
【0016】以上の実施例では、EEPROMを使って
誤差比率を記憶する方法について述べたが、定電流装置
を備え、起動毎に電流検出抵抗に定電流を流し、検出値
を基に誤差比率を、予め設定された数種類のデータより
選択することによっても同様の制御ができる。
【0017】
【発明の効果】本発明の圧縮機用モータ駆動装置によれ
ば、電流検出の増幅率の調整に手動による調整工程をな
くすことができ、これにより作業量を低減することがで
きると共に、手動の調整によるご差がなくなることによ
り、正確な検出補正が可能になり、信頼性を向上させる
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の圧縮機用直流モータの駆動装置の電流
検出調整時の構成図である。
【図2】本発明の圧縮機用直流モータの駆動装置の
御部の動作図である。
【図3】本発明の圧縮機用直流モータの駆動装置の運転
中における構成図である。
【図4】本発明の圧縮機用直流モータの駆動装置の運転
時の電流制御部の電流検出補正動作図である。
【図5】本発明の圧縮機用直流モータの駆動装置の過電
流制御の動作図である。
【図6】従来の圧縮機用直流モータの駆動装置の構成図
である。
【符号の説明】
1…コンバータ部、2…インバータ部、3…直流モー
タ、4…電流検出用抵抗、5…増幅部、6…増幅率調整
用抵抗、7…電流制御部、8…ドライバ部、9…商用交
流電源、10…定電流電源、11…EEPROM。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平2−262830(JP,A) 特開 昭63−140670(JP,A) 実開 昭64−53969(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H02M 7/48 F24F 11/02 102 F25B 1/00 361 H02P 7/63 302

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】商用電源からの交流を流に変換するコン
    バータ部と、このコンバータ部の直流から圧縮機用モ
    タを駆動させるための信号を出力するインバータ部と、
    前記コンバータ部とこのインバータ部との間の回路中に
    接続された電流検出用抵抗と、この電流検出用抵抗から
    発生する電圧を増幅する増幅部と、この増幅部から得ら
    れる検出値に基づいて電流指令値を出力する電流制御部
    と、この電流制御部からの電流指令値よりインバータ駆
    動信号を生成するドライバ部とを備えた圧縮機用モータ
    の駆動装置において、前記電流検出抵抗に定電流を流し
    て前記増幅部から得られる検出値と、予め設定された基
    準値との比率を生成する誤差生成手段と、この誤差生成
    手段から得られる前記比率を基に前記電流制御部の電流
    指令値を補正する補正手段とを備えた圧縮機用モータの
    駆動装置。
  2. 【請求項2】請求項1において、前記誤差生成手段から
    得られる誤差を記憶するデータ書き替え可能な不揮発性
    記憶媒体を備え、前記補正手段は運転時に前記記憶媒体
    から得られる比率を基に前記電流制御部の電流指令値を
    補正する圧縮機用モータの駆動装置。
  3. 【請求項3】請求項1において、前記補正された電流指
    令値を基に、前記インバータ部に流れる電流を制限値内
    に抑制する制御を行う圧縮機用モータの駆動装置。
  4. 【請求項4】請求項1において、定電流電源を設けて起
    動毎に前記電流検出用抵抗に定電流を流し、これから得
    られる検出値を基に予め設定されたデータから選択して
    誤差を生成する圧縮機用モータの駆動装置。
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