JP3147021B2 - 積層型フィルムコンデンサ用積層フィルムのスリット方法 - Google Patents
積層型フィルムコンデンサ用積層フィルムのスリット方法Info
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- JP3147021B2 JP3147021B2 JP04194197A JP4194197A JP3147021B2 JP 3147021 B2 JP3147021 B2 JP 3147021B2 JP 04194197 A JP04194197 A JP 04194197A JP 4194197 A JP4194197 A JP 4194197A JP 3147021 B2 JP3147021 B2 JP 3147021B2
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は積層型フィルムコン
デンサにおいて、金属を蒸着したフィルムと生フィルム
を積層した積層フィルムの電極形成部となる面を中心に
スリットするスリット方法に関するものである。
デンサにおいて、金属を蒸着したフィルムと生フィルム
を積層した積層フィルムの電極形成部となる面を中心に
スリットするスリット方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】積層型フィルムコンデンサにおいて、金
属を蒸着したフィルムと生フィルムを積層した積層フィ
ルムを、コンデンサの電極形成部となる面を中心に条状
態にスリットする場合、フィルム同士が密着状態のた
め、スリット刃が破損し、併せて切断面近辺の金属蒸着
面にクラックが発生し、生産性の著しい低下とコンデン
サ特性面での耐電流性を疎外する要因となっていた。
属を蒸着したフィルムと生フィルムを積層した積層フィ
ルムを、コンデンサの電極形成部となる面を中心に条状
態にスリットする場合、フィルム同士が密着状態のた
め、スリット刃が破損し、併せて切断面近辺の金属蒸着
面にクラックが発生し、生産性の著しい低下とコンデン
サ特性面での耐電流性を疎外する要因となっていた。
【0003】以下図面を参照しながら、前述したような
従来のスリット方法について説明する。
従来のスリット方法について説明する。
【0004】図3は積層型フィルムのスリット方法の概
略を示す。図中1は積層フィルムで、蒸着フィルムと生
フィルムとを複数枚積層したものである。2は個別のフ
ィルムコンデンサにした時の電極形成部、3,4は電極
形成部2を中心に幅1〜2mmを上部より固定する固定プ
レート、5は固定プレート3,4を上部より力を加える
シリンダ、6はスライドブロック、7はスライドブロッ
ク6の固定ブロック8に固定したスリット刃、9はスリ
ット刃7を移動させるアクチュエータである。
略を示す。図中1は積層フィルムで、蒸着フィルムと生
フィルムとを複数枚積層したものである。2は個別のフ
ィルムコンデンサにした時の電極形成部、3,4は電極
形成部2を中心に幅1〜2mmを上部より固定する固定プ
レート、5は固定プレート3,4を上部より力を加える
シリンダ、6はスライドブロック、7はスライドブロッ
ク6の固定ブロック8に固定したスリット刃、9はスリ
ット刃7を移動させるアクチュエータである。
【0005】次に動作を説明すると、積層フィルム1の
フィルムコンデンサにした時に電極形成部となる部分を
中心に1〜2mmをシリンダ5により加圧された固定プレ
ート3,4で上部より押さえて固定し、その後スリット
刃固定ブロック8で固定されたスリット刃7を移動アク
チュエータ9により移動させてフィルムを条状態にスリ
ットする。
フィルムコンデンサにした時に電極形成部となる部分を
中心に1〜2mmをシリンダ5により加圧された固定プレ
ート3,4で上部より押さえて固定し、その後スリット
刃固定ブロック8で固定されたスリット刃7を移動アク
チュエータ9により移動させてフィルムを条状態にスリ
ットする。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、このような方
法では、上述のように積層フィルムの蒸着フィルムと生
フィルム同士が密着状態になっているため、スリット刃
が破損し、またフィルム切断面付近の金属蒸着面にクラ
ックが入り、生産性の著しい低下とコンデンサの耐電流
性を疎外する要因となっていた。
法では、上述のように積層フィルムの蒸着フィルムと生
フィルム同士が密着状態になっているため、スリット刃
が破損し、またフィルム切断面付近の金属蒸着面にクラ
ックが入り、生産性の著しい低下とコンデンサの耐電流
性を疎外する要因となっていた。
【0007】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に本発明は、金属を蒸着したフィルムと生フィルムを積
層した積層フィルムをプレスする際に、電極形成部とな
る部分を他の部分より圧縮力を緩和してプレスし、その
後電極形成部の両側をプレートで固定し、スリット刃を
スリット方向に所定の角度傾けて切断面に平行に移動し
て積層フィルムを切断するスリット方法である。
に本発明は、金属を蒸着したフィルムと生フィルムを積
層した積層フィルムをプレスする際に、電極形成部とな
る部分を他の部分より圧縮力を緩和してプレスし、その
後電極形成部の両側をプレートで固定し、スリット刃を
スリット方向に所定の角度傾けて切断面に平行に移動し
て積層フィルムを切断するスリット方法である。
【0008】
【発明の実施の形態】本発明は、金属を蒸着したフィル
ムと生フィルムとを積層した積層フィルムのプレス時
に、電極形成部を中心に数mm程度、プレスプレートを凹
状にして他の部分より圧縮力を緩和してプレスする。そ
の後、電極形成部の両側を爪状のプレートで固定し、厚
さ0.3mmの超鋼よりなるスリット刃をスリット方向に
所定の角度傾けて電極形成部の切断面に平行に移動して
板状体の積層フィルムを条状態に切断することにより、
生産性の向上とコンデンサ特性の耐電流性向上が図れ
る。
ムと生フィルムとを積層した積層フィルムのプレス時
に、電極形成部を中心に数mm程度、プレスプレートを凹
状にして他の部分より圧縮力を緩和してプレスする。そ
の後、電極形成部の両側を爪状のプレートで固定し、厚
さ0.3mmの超鋼よりなるスリット刃をスリット方向に
所定の角度傾けて電極形成部の切断面に平行に移動して
板状体の積層フィルムを条状態に切断することにより、
生産性の向上とコンデンサ特性の耐電流性向上が図れ
る。
【0009】以下本発明の実施例について、図面を参照
しながら説明する。図1、図2に積層型フィルムコンデ
ンサにおいて、積層フィルムを条状態にスリットする方
法の概略を示す。図中11は積層フィルムで、蒸着フィ
ルムと生フィルムとを積層したものである。12は個別
のフィルムコンデンサにした時に電極となる電極形成部
で、積層フィルム11のプレス時、他の部分より圧縮力
が緩和されるようにプレスされている。13,14は電
極形成部12を中心に幅1〜2mmの位置の両側を固定す
る固定プレート、15,16は固定プレート13,14
を保持するシリンダ、17はスライドブロック、18は
スリット刃、19は上部スリット刃固定ブロック、20
は下部スリット刃固定ブロック、21は上下ブロック固
定部である。
しながら説明する。図1、図2に積層型フィルムコンデ
ンサにおいて、積層フィルムを条状態にスリットする方
法の概略を示す。図中11は積層フィルムで、蒸着フィ
ルムと生フィルムとを積層したものである。12は個別
のフィルムコンデンサにした時に電極となる電極形成部
で、積層フィルム11のプレス時、他の部分より圧縮力
が緩和されるようにプレスされている。13,14は電
極形成部12を中心に幅1〜2mmの位置の両側を固定す
る固定プレート、15,16は固定プレート13,14
を保持するシリンダ、17はスライドブロック、18は
スリット刃、19は上部スリット刃固定ブロック、20
は下部スリット刃固定ブロック、21は上下ブロック固
定部である。
【0010】次に動作を説明すると、積層フィルム11
の電極形成部12の両側を固定プレート13,14によ
り上部から押さえる。固定プレート13,14はシリン
ダ15,16によりスリット時にフィルム材が移動しな
い程度の力で押さえる。スリット刃18は破損を防ぐと
ともにスリット時の抵抗により刃のブレが発生するのを
防ぐために上部スリット刃固定ブロック19と下部スリ
ット刃固定ブロック20により固定されており、電極形
成部12の切断面に平行で、スリット方向に所定の角度
傾けている。
の電極形成部12の両側を固定プレート13,14によ
り上部から押さえる。固定プレート13,14はシリン
ダ15,16によりスリット時にフィルム材が移動しな
い程度の力で押さえる。スリット刃18は破損を防ぐと
ともにスリット時の抵抗により刃のブレが発生するのを
防ぐために上部スリット刃固定ブロック19と下部スリ
ット刃固定ブロック20により固定されており、電極形
成部12の切断面に平行で、スリット方向に所定の角度
傾けている。
【0011】次に、スリット刃移動アクチュエータ(図
示せず)によりスリット刃18と固定ブロック19,2
0を長手方向に移動して板状のフィルムを条状態にスリ
ットする。
示せず)によりスリット刃18と固定ブロック19,2
0を長手方向に移動して板状のフィルムを条状態にスリ
ットする。
【0012】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、積層フィ
ルムの電極形成部におけるプレス時の圧縮力を緩和し、
かつスリット刃をスリット方向に所定の角度傾けて電極
形成部の切断面に平行に移動して積層フィルムを切断す
るスリット方法であるため、生産性の向上とコンデンサ
特性の耐電流性を向上させることができる。
ルムの電極形成部におけるプレス時の圧縮力を緩和し、
かつスリット刃をスリット方向に所定の角度傾けて電極
形成部の切断面に平行に移動して積層フィルムを切断す
るスリット方法であるため、生産性の向上とコンデンサ
特性の耐電流性を向上させることができる。
【図1】本発明の実施例における積層型フィルムコンデ
ンサ用積層フィルムのスリット方法を示す概略図
ンサ用積層フィルムのスリット方法を示す概略図
【図2】同じく要部を示す概略図
【図3】従来の積層型フィルムコンデンサにおけるスリ
ット方法を示す概略図
ット方法を示す概略図
11 積層フィルム 12 電極形成部 13,14 固定プレート 18 スリット刃
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平3−79013(JP,A) 特開 昭63−249317(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01G 4/00 - 4/40 H01G 13/00 - 13/06
Claims (1)
- 【請求項1】 金属を蒸着したフィルムと生フィルムと
を積層した積層フィルムをプレスする際に電極形成部と
なる部分を他の部分より圧縮力を緩和してプレスし、そ
の後電極形成部の両側をプレートで固定し、スリット刃
をスリット方向に所定の角度傾けて切断面に平行に移動
して積層フィルムを切断する積層型フィルムコンデンサ
用積層フィルムのスリット方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP04194197A JP3147021B2 (ja) | 1997-02-26 | 1997-02-26 | 積層型フィルムコンデンサ用積層フィルムのスリット方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP04194197A JP3147021B2 (ja) | 1997-02-26 | 1997-02-26 | 積層型フィルムコンデンサ用積層フィルムのスリット方法 |
Related Child Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000353801A Division JP2001155956A (ja) | 2000-11-21 | 2000-11-21 | 積層型フィルムコンデンサ用積層フィルムのスリット方法およびその装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10241994A JPH10241994A (ja) | 1998-09-11 |
JP3147021B2 true JP3147021B2 (ja) | 2001-03-19 |
Family
ID=12622251
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP04194197A Expired - Fee Related JP3147021B2 (ja) | 1997-02-26 | 1997-02-26 | 積層型フィルムコンデンサ用積層フィルムのスリット方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3147021B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6397323B1 (en) | 1995-07-12 | 2002-05-28 | Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha | Data processor having an instruction decoder |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN113319916B (zh) * | 2021-05-18 | 2023-02-28 | 杭州科技职业技术学院 | 一种切割效率高的壁纸生产切割装置 |
-
1997
- 1997-02-26 JP JP04194197A patent/JP3147021B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6397323B1 (en) | 1995-07-12 | 2002-05-28 | Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha | Data processor having an instruction decoder |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH10241994A (ja) | 1998-09-11 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
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