JP3146814B2 - 床暖房用ヒ−タ−の構造 - Google Patents

床暖房用ヒ−タ−の構造

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は床暖房用ヒーターの
構造であり、発熱体、断熱層を重ね合わせかつ釘打ちが
可能な根太を一体化し、更に巻き上げ可能となされてい
るヒーター構造に係るものである。
【0002】
【従来の技術】従来からある床暖房用ヒ−タ−の構造
は、金属製のパネルタイプ、マットタイプ、根太間設置
タイプ等が提案されている。さて、金属製のパネルタイ
プの構造にあっては、木質系の床仕上材を施工する場合
には釘打ちが不可能であり、従ってこのパネルを用いた
場合に床仕上材を固定する手段が問題となっていた。こ
のため、かかるパネルに対する床仕上材の固定に際して
の釘打ちのため、このパネル間に新たに根太材を設置し
なければならず、その分だけコストアップとなり、又、
施工に工数がかかっていた。
【0003】又、木質系のヒ−タ−パネルの場合、床仕
上材の固定のための釘打ちが可能ではあるが、施工作業
上、保管或いは持ち運び上、3尺X6尺程度の大きさが
限界である。又、この木質系のヒ−タ−パネルの欠点と
しては、表板の熱抵抗により熱効率が損なわれてしまう
ことがあった。
【0004】更に、マットタイプの構造にあっては、発
熱線の部分を避けて釘打ちすることにより木質床仕上材
の施工は可能であるが、床仕上材の下側がマットである
ため、施工後の床がやわらかく感じる場合がある。又、
床下地と床仕上材間に存在するマットが、軟質材料であ
るために、歩行等によりクリ−プが発生したり、釘のゆ
るみによって床鳴りや床仕上材の浮きが発生することも
あった。
【0005】そして、根太間設置タイプにあっては、断
熱材、ヒ−タ−を別々に施工しなくてはならず、又、ヒ
−タ−ユニットが根太間にはまるだけの大きさとなるた
め、ヒ−タ−ユニットが比較的小さく、このため多くの
ユニットを使用しなくてはならない。従って、その分作
業現場での結線等に作業工数がかかり、その分だけ施工
性が悪いという欠点があった。又、このタイプにあって
は、発熱部と床仕上材下面との間に空気層が発生して熱
効率が低下する場合があった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記したよう
に従来のタイプの床暖房用ヒ−タ−の欠点を改良するこ
とを目的とし、床下への熱の逃げを少なくして熱効率を
向上させ、釘打ち可能な根太を組み込んで現場施工性を
上げ、更に床仕上げ後の足感をよくし、釘のゆるみによ
る床鳴りを防ぎ、床仕上材の浮き上りをなくした床暖房
用ヒ−タ−の構造を提供するものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は上記の目的を達
成するため次の構成としたものである。即ち、本発明の
要旨は、方形の軟質材からなる断熱性基材と、この断熱
性基材上に配置された発熱体と、この断熱性基材と固定
することなくその両側をはさむ釘打ち可能な長尺の根太
材と、断熱性基材及び根太材上に接着された均熱材シー
トとからなり、均熱材シートを内側として巻き上げ可能
となされていることを特徴とする床暖房用ヒーターの構
造にかかるものである。そして、一般的には断熱性基材
として軟質ウレタンフォーム、ウレタンフォームチップ
材を用いたものである。尚、均熱材シートは、熱伝導性
にすぐれたアルミシートとすることが好ましい。
【0008】
【発明の実施の形態】本発明は発熱体を表面に備えた軟
質の断熱性基材を釘打ち可能な長尺の根太材ではさみ込
み、これに均熱材シートを表装材として接着したもので
あって、一定の間隔に上記根太材を配備してあるので、
床仕上材を固定するための釘打込みやビス止めを可能と
し、かつ釘・ビスのゆるみを防止したものである。ま
た、断熱性基材と根太材とが固定されておらず、断熱性
基材と根太材との間を支持するものは表面に貼着された
均熱材シートだけであるので、均熱材シートを内側とし
て巻き上げることが可能である。
【0009】ここで言う軟質の断熱性基材は、例えば軟
質ウレタンフォーム、ウレタンフォームチップ等による
軟質フォーム材が好ましい。この基材の厚さは特に限定
はされないが9〜15mm程度であり、その幅は木質仕
上材の寸法を考慮して、300〜303mm、或いは4
50〜455mm程度が適当である。
【0010】発熱体としては、カ−ボン系、アルミ蒸着
等の面状発熱体或いは電熱線等が用いられる。又、断熱
性基材間に配置される根太材は、釘打ち或いはビス止め
が可能な合板等の木製のものが好ましい。更に、均熱シ
−トとしてはアルミニウム等の熱伝導性に優れたものが
使用され、このシ−トの厚さも特に限定はないが、通常
は100〜200μmである。
【0011】
【実施例】以下、本発明を図面をもって更に詳細に説明
する。図1は本発明の床暖房用ヒ−タ−の構造の断面図
であり、図2は一部切欠平面図である。図中、1は軟質
ウレタンフォ−ムからなる断熱性のある基材であって、
その厚さは9mmである。この断熱基材1上に電熱線よ
りなる発熱体2を配設する。そしてこの断熱基材1の長
さを1800mm、幅を300mm、厚さ9mmとし、
この断熱基材1、1間に厚さ9mmの長尺の木質根太材
3を配置し、更に、これらの表面に均熱材シ−ト4とし
て、200μmのアルミフィルムをもって均熱材シ−ト
4を接着するものである。
【0012】図3は、上記した床暖房用ヒ−タ−を実際
に使用した際の断面図であり、図4はその一部切欠平面
図である。図中、5は床下地であり、6は木質系の床仕
上材を示す。即ち、本発明の床暖房用ヒ−タ−を床下地
5上に敷きつめ、これを釘打ちした後この上に床仕上材
6を重ねるものであって、床仕上材6はヒ−タ−の木質
根太材3の部位に釘打ち7することとなり、この釘打ち
を順次行うことによって床仕上材6を床暖房用ヒ−タ−
に一体に固定するものである。そして、本発明の床暖房
用ヒ−タ−を採用した床の断面構造上は、従来の根太工
法と同等なものとなり、一方、マットタイプの暖房床に
比べて堅牢なものとなり、釘7のゆるみによる床鳴りや
床仕上材6の浮き等の発生するおそれがなくなったもの
である。
【0013】又、床暖房用ヒ−タ−のユニットとして
も、大型化が可能であり、このため、施工現場での結線
作業に手間がかからないものとなる。更に、発熱体下面
に直接断熱層を一体化することにより、実際に使用した
場合に床下への熱の逃げを少なくできることともなる。
更に、発熱体2と床仕上材6の下面との間には均熱層が
あるだけで、例えば木質系のヒ−タ−パネル等に比べて
熱抵抗が小さく、温度の立ち上がりも早いという特徴が
ある。
【0014】図5は上記した床暖房用ヒーターの運搬
時、或いは保管時の状態を示す断面図である。即ち、断
熱性基材1が軟質材よりなっており、しかも断熱性基材
1と根太材3との間を支持するものは表面に貼着された
均熱材シート4だけである。このため、断熱性基材1の
変形が可能であり、更に断熱性基材1と根太材3との裏
側での開閉が自在である。従って、これらの機能を利用
して図5に示すように均熱材シート4を内側として巻き
上げることが可能であり、例えばこの状態にて施工現場
に搬入し、これを巻き戻すだけで仕上がることとなる。
【0015】
【0016】
【本発明の効果】本発明の床暖房用ヒ−タ−にあって
は、床仕上材を直接釘打ち可能としたものであり、更に
床暖房用ヒ−タ−ユニットとして大型化が可能となり、
又、その運搬も容易であり、現場での施工作業が簡略化
されることとなる。しかも熱効率もよく優れた床暖房用
ヒ−タ−を提供することとなったものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明の床暖房用ヒーターの構造の断面
図である。
【図2】図2は図1における床暖房用ヒーターの一部切
欠平面図である。
【図3】図3は図1における床暖房用ヒーターを実際に
使用した際の断面図である。
【図4】図4は図3における一部切欠平面図である。
【図5】図5は図1における床暖房用ヒーターの運搬
時、或いは保管時の状態を示す断面図である。
【符号の説明】
1‥‥断熱基材、 2‥‥発熱体、 3‥‥長尺の根太材、 4‥‥均熱材シート、 5‥‥床下地、 6‥‥床仕上材、 7‥‥釘。

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 方形の軟質材からなる断熱性基材と、こ
    の断熱性基材上に配置された発熱体と、この断熱性基材
    と固定することなくその両側をはさむ釘打ち可能な長尺
    の根太材と、断熱性基材及び根太材上に接着された均熱
    材シートとからなり、均熱材シートを内側として巻き上
    げ可能となされていることを特徴とする床暖房用ヒータ
    ーの構造。
  2. 【請求項2】 断熱性基材として軟質ウレタンフォーム
    を用いた請求項第1項記載の床暖房用ヒーターの構造。
JP30594093A 1993-11-11 1993-11-11 床暖房用ヒ−タ−の構造 Expired - Fee Related JP3146814B2 (ja)

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