JP3146699U - 油脂分解装置 - Google Patents

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義雄 和田
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有限会社ことぶき
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Abstract

【課題】小型で、安価な、グリーストラップ内の油脂分を分解する油脂分解装置を提供する。
【解決手段】油脂分解装置1は、厨房施設などから排出される油脂分を含んだ排水が供給されるグリーストラップ11内の油脂分を分解する装置であって、グリーストラップ11内に微生物菌をタイマー5で設定された所定時間毎に所定量供給する注入ポンプ3を備えるとともに、グリーストラップ11内に配置されてタイマー6で設定された所定時間毎に所定時間にわたってグリーストラップ11内の排水を撹拌する撹拌ポンプ9を備えたものである。
【選択図】図1

Description

本考案は、厨房施設などから排出される油脂分を含んだ排水が供給されるグリーストラップ内の油脂分を分解する油脂分解装置に関する。
レストラン、食堂、給食センターをはじめとする厨房施設などでは、互いに連通するように隔板で複数室に区分けされたグリーストラップに、排水を一時的に滞留させて、排水中の油脂分を浮遊させて分離した後、油脂分を除去した排水を排出している。このグリーストラップは、定期的に分離した油脂分をすくい取るなどの清掃作業が必要となるが、この清掃作業は煩雑であるとともに、油脂分などから悪臭が発生するという問題があった。
従来、この問題を解決するものとして、超音波とオゾンを利用して油脂分を分解する方法が提案されている(特許文献1)。
特開2006−169726号公報
しかしながら、この特許文献1に記載された方法は、超音波発生装置及びオゾン発生装置が必要なので、装置が大型となり、また、高価になるという不都合を有している。
本考案は、このような事情に鑑みてなされたもので、グリーストラップに適用して好適な小型で安価な油脂分解装置を提供することを目的とする。
この目的を達成するために、本考案に係る油脂分解装置は、厨房施設などから排出される油脂分を含んだ排水が供給されるグリーストラップ内の油脂分を分解する油脂分解装置であって、グリーストラップ内に微生物菌をタイマーで設定された所定時間毎に所定量供給する注入ポンプを備えてなるものである。
上述の構成に加えて、グリーストラップ内に配置されてタイマーで設定された所定時間毎に所定時間にわたってグリーストラップ内の排水を撹拌する撹拌ポンプを備えると好適である。
本考案によれば、小型で、安価な装置で、グリーストラップ内の油脂分を分解し、清掃の手間が省けるとともに、悪臭の発生もなく、さらにはゴキブリなど害虫の発生を防止するほか、排水による河川の水質汚濁をも防止するという効果を奏する。
以下、本考案の好適な実施形態を添付図面に基づき説明する。ここにおいて、図1は油脂分解装置の使用状態を示す部分断面図である。
まず、グリーストラップについて説明する。図1に示すように、グリーストラップ11は、ステンレス製またはFRP製で、隔板12,13により第1分離室14,第2分離室15,第3分離室16に区分けされるとともに、各分離室14,15,16は連通している。また、第2分離室15と第3分離室16には、じゃま板17,18が設けられている。なお、これらじゃま板17,18は必ずしも必要ではない。
第1分離室14には、厨房施設などから油脂分を含んだ排水を導入する導入管19の一端が取り付けられ、第3分離室16には、排水トラップ20に排水管21の一端を接続している。さらに、第1分離室14には、導入管19の開口端下方に位置して、排水中の生ゴミなどの固形物を収容するゴミ受けカゴ22が取り外し可能に設置されている。なお、図示してはいないが、グリーストラップ11の上面は、開閉可能な蓋体によって閉鎖されている。
続いて、油脂分解装置について説明する。油脂分解装置1の主たる構成要素は、後述する撹拌ポンプを除いて、グリーストラップ11の近傍に配置された、高さ53cm、幅48cm、奥行き25cmのステンレス製の筺体状のケーシング2内に収納されている。すなわち、前蓋を開放した状態で図示するケーシング2内には、注入ポンプ3、ブレーカー4、24時間タイマー5,分タイマー6、合成樹脂製のタンク7が収納されている。分タイマー6で設定された所定時間毎に所定時間動作する注入ポンプ3は、1分間に42.5ccの吐出能力を有し、タンク7内に収納した微生物菌を、注入パイプ8を介してグリーストラップ11の第1分離室14内に供給する。これによって、微生物菌は分タイマー6で設定された所定時間毎に所定量ずつ第1分離室14に供給される。
微生物菌としては、油脂分解能力を有するものであればよいが、例えば、好熱性の微生物群で、放線菌を主原料とし、糸状菌、細菌及び酵母成分からなるものを挙げることができる。この微生物菌の分析例を示すと、放線菌3.0×10、糸状菌1.2×10、細菌1.9×10である。
一方、油脂分解装置1の構成要素の一つである撹拌ポンプ9は、グリーストラップ11の第2分離室15内に配置されている。この撹拌ポンプ9は、24時間タイマー5で設定された所定時間毎、すなわち24時間毎に所定時間動作して、グリーストラップ11内の排水を撹拌する。
そして、24時間タイマー5と分タイマー6とは連動するよう構成されており、24時間タイマー5がオン動作すると、分タイマー6もオン動作する。具体的には、24時間タイマー5は、厨房施設などの業務終了後の時間、例えば、午前1時から1時間オン動作し、このオン動作と連動して分タイマー6は、午前1時から4分間オン動作するよう設定される。このタイマー設定によって、グリーストラップ11内の排水は、24時間毎に、すなわち毎日、撹拌ポンプ9によって午前1時から1時間撹拌され、この時、注入ポンプ3から4分間で170ccの微生物菌が注入パイプ8を介して注入される。
また、第1分離室14内には、ヒーター10が隔板12に取り付けられて配置されている。このヒーター10は、グリーストラップ11内の排水の温度を上昇させるためのもので、常に必要なものではないが、冬期、特に寒冷地での使用において、微生物菌の作用を向上させるのに有効である。
本実施形態は上述のように構成したので、グリーストラップ11内に供給された排水は、第1分離室14で生ゴミなどの固形物がゴミ受けカゴ22内に収容、分離された後、じゃま板17,18を超える水位になると、順次、第2分離室15、第3分離室16へと流入する。そして、24時間タイマー5及び分タイマー6の動作により、毎日、午前1時になると、撹拌ポンプ9が作動して1時間にわたって排水を撹拌し、同時に注入ポンプ3が作動して4分間に170ccの微生物菌を排水に注入する。
すなわち、第1分離室14には、毎日午前1時になると、170ccの微生物菌が注入パイプ8から供給され、同時に、第2分離室15内では、撹拌ポンプ9が1時間排水を撹拌する。これによって、第2分離室15、第3分離室16内の排水にも順次、微生物菌が拡散する一方、通常は排水上層部に浮遊する油脂分も特に第2分離室15内で排水中に拡散し、この第2分離室15内での微生物菌と油脂分との接触率が高まって、油脂分の分解が効率よく行われる。もちろん、この撹拌ポンプ9による排水撹拌時に限らず、微生物菌による油脂分解は行われ、また、第1分離室14及び第3分離室16でも微生物菌による油脂分解は行われる。このようにして油脂分が分解、除去された排水は、第3分離室16の排水トラップ20から排水パイプ21を通って、排出される。
なお、本考案は上述の実施形態に限定されるものではなく、例えば、注入パイプ8は、第2分離室15内に微生物菌を注入するよう構成してもよい。また、使用する微生物菌は、上述の例に限らず、油脂分解作用を奏するものであればよい。さらに、各タイマー5,6の動作設定時間は、上述の例に限らず、使用環境に応じて種々変更可能であるほか、24時間タイマー5及び分タイマー6以外のタイマーを使用することも可能である。
油脂分解装置の使用状態を示す部分断面図。
符号の説明
1 油脂分解装置
3 注入ポンプ
5 24時間タイマー
6 分タイマー
7 タンク
8 注入パイプ
9 撹拌ポンプ
10 ヒーター
11 グリーストラップ
14 第1分離室
15 第2分離室
16 第3分離室

Claims (2)

  1. 厨房施設などから排出される油脂分を含んだ排水が供給されるグリーストラップ内の油脂分を分解する油脂分解装置であって、グリーストラップ内に微生物菌をタイマーで設定された所定時間毎に所定量供給する注入ポンプを備えてなることを特徴とする油脂分解装置。
  2. 請求項1の油脂分解装置において、グリーストラップ内に配置されてタイマーで設定された所定時間毎に所定時間にわたってグリーストラップ内の排水を撹拌する撹拌ポンプを備えてなることを特徴とする油脂分解装置。
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