JP3146375B2 - 既設構造物の保持方法 - Google Patents
既設構造物の保持方法Info
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- JP3146375B2 JP3146375B2 JP05913292A JP5913292A JP3146375B2 JP 3146375 B2 JP3146375 B2 JP 3146375B2 JP 05913292 A JP05913292 A JP 05913292A JP 5913292 A JP5913292 A JP 5913292A JP 3146375 B2 JP3146375 B2 JP 3146375B2
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Classifications
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- E—FIXED CONSTRUCTIONS
- E01—CONSTRUCTION OF ROADS, RAILWAYS, OR BRIDGES
- E01B—PERMANENT WAY; PERMANENT-WAY TOOLS; MACHINES FOR MAKING RAILWAYS OF ALL KINDS
- E01B2/00—General structure of permanent way
- E01B2/006—Deep foundation of tracks
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Architecture (AREA)
- Civil Engineering (AREA)
- Structural Engineering (AREA)
- Consolidation Of Soil By Introduction Of Solidifying Substances Into Soil (AREA)
Description
造物を保持する方法に関するものである。
新しい構造物を建設するケースが、都市の再開発と共に
増加している。このような場合、既設構造物を撤去すれ
ば容易に地下構造物の構築が可能である。しかし、それ
が出来ない場合、パイプルーフ工法により先行したパイ
プ等で既設構造物を仮受けする方法が用いられている。
この様な地盤では、パイプを支持するだけの強度が不足
するケースが多く、薬液注入やその他の地盤改良工法に
より強度不足の地盤の支持力を補っている。
うな問題点がある。 <イ>地盤が砂地の場合は、薬液注入工法でも良いが、
粘土質の場合は、薬液が浸透せず、有効に作用しない。 <ロ>地上に鉄道路線や、浅い地盤にガス管などの埋設
管がある時、砂地盤でも注入圧で地盤を急激に隆起させ
る危険がある。
重が加わっている地盤を補強する方法を提供することに
ある。
を有するロッドを用いて既設構造物の下部地盤の横方向
に小径先行ボーリングを行うステップと、該先行ボーリ
ング後、該ロッドの掘削攪拌翼を拡げて地盤を大径に掘
削攪拌すると共に、セメントミルクを注入し、該掘削攪
拌翼を後退し、掘削攪拌柱を形成するステップと、該掘
削攪拌柱に補強材を挿入するステップとを有することを
特徴とする既設構造物の保持方法、及び、更に、該補強
材の前方にスペーサを設けて該掘削攪拌柱の内部に補強
材を配置するようにしたことを特徴とする既設構造物の
保持方法にある。
いて説明する。詳細な説明に先立って、図1を用いて実
施例の概要を示す。鉄道が施設されている地盤の下方に
隧道1を建設する場合、鉄道の運転を止めることなく地
盤を補強する必要がある。そこで、隧道1を掘削する前
に、掘削予定地盤の外方周辺を補強するために、大径の
攪拌掘削柱2をその周辺に複数形成する。その攪拌掘削
柱2の内部に補強材3を挿入して曲げ強度などを補強す
る。複数の攪拌掘削柱2の内部に従来の工法である支保
工を用いてコンクリートを打ち、隧道を建設する。
ーリングを所定の位置まで施工する。ボーリング機械4
は、掘削攪拌翼5が伸縮自在な拡翼式であり、収納筒6
及び口元管9を介して地盤に押し込まれる。所定の深さ
まで掘削攪拌翼5を縮めたままボーリングを行う。 <ロ>掘削攪拌柱の作成 ボーリングが所定の深さに達すると、ボーリング機械4
を回転させながら、内蔵した掘削攪拌翼5を拡げ、セメ
ントミルクを注入する。セメントミルクはボーリング機
械4の先端部のミルク孔7から掘削攪拌柱2に注入され
る。掘削攪拌翼5を回転して地盤を掘削・攪拌しなが
ら、掘削された土とセメントミルクを混合する。ボーリ
ング機械4を徐々に後退しながら、掘削・攪拌・混合を
行い、地盤の側面近くまで移動する(3図参照)。掘削
攪拌翼5は、例えば、三点ヒンジで油圧により伸び縮み
し、翼を広げることができる構造や、内蔵したロッドを
回転させながら張り出す構造等がある。この工程によ
り、径の大きい掘削攪拌柱2が地盤の横方向に作られ
る。掘削攪拌柱2は径が大きいため、体積が大きく地盤
の改良となる。それ故、粘土質地盤でも、また、砂質地
盤でも良質な地盤改良が可能となる。ボーリング機械を
掘削攪拌柱から引き抜く際は、ボーリング機械に掘削攪
拌翼を収納する(4図参照)。掘削攪拌柱2は、原位置
土とセメントミルクの混合物で充填されており、通常の
ボーリングのように空洞が出来ることがないから、常に
上部からの圧力が掛かっていても、地盤が崩れる心配は
ない。
拌柱2から外部に流れ出さないように、収納筒6にゲー
トが設けられる。ゲートは、地盤に近いフロントゲート
10と地盤から離れたバックゲート11の2重構造にす
る。この構造により、フロントゲート10を開けた際、
混合物が流出しても、バックゲート11で阻止できるの
で、大量の流出を防止出来る。ブリージングや脱水等に
より、混合された土が収縮する恐れがあると、収納筒6
に設けられた注入口8からセメントミルクなどの固化材
を補充する。 <ニ>補強材の挿入 掘削攪拌柱2は曲げに弱いために内部にH鋼などの補強
材3を挿入する。まず、バックゲート11を開いて補強
材3を収納筒6に挿入していく。次に、バックゲート1
1を閉じ、フロントゲート10を開いて補強材3を掘削
攪拌柱2に押し込む。バックゲート11は補強材の断面
形状に合致した形に加工され、例えば、図1の補強材3
の断面形状とする。この際、土とセメントミルクの混合
物が収納筒6に流れ込むが、バックゲート11により阻
止できる。
量が重いため先端が下方に下がる恐れがある。それを補
正するために、補強材3の先端下部に注入パック12を
取り付けておく。補強材3が掘削攪拌柱2の先端に到達
した後、注入パック12にセメントミルク、場合によっ
ては水を注入し、注入パック12を膨らませてスペーサ
として機能させる。これにより、補強材3は、望ましい
位置、例えば、掘削攪拌柱2の中心部に配置される。こ
の様にして、複数の掘削攪拌柱で所定の領域を囲んだ
後、その領域の内部を支保工により支持して隧道などの
建造物を建設する。
のような格別な効果を得ることができる。 <イ>地盤の土を掘出して孔を掘るのではなく、地盤を
掘削・攪拌するだけであるから、上部から荷重が常にか
かっていても、地盤が崩れる恐れがない。 <ロ>大径のコンクリートからなる掘削攪拌柱が作られ
るため、地盤自体が改良される。 <ハ>掘削攪拌柱に鉄骨などの補強材を挿入するので、
曲げに対しても強く、上部からの荷重が大きくても、十
分に支えることが出来る。
Claims (1)
- 【請求項1】既設構造物の保持方法において、 掘削攪拌翼を有するロッドを用いて既設構造物の下部地
盤の横方向に小径先行ボーリングを行うステップと、 該先行ボーリング後、該ロッドの掘削攪拌翼を拡げて地
盤を大径に掘削攪拌すると共に、セメントミルクを注入
し、該掘削攪拌翼を後退し、掘削攪拌柱を形成するステ
ップと、補強材の前方にスペーサを設けて該掘削攪拌柱の内部に
補強材を配置する ステップと、 を有することを特徴とする既設構造物の保持方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP05913292A JP3146375B2 (ja) | 1992-02-14 | 1992-02-14 | 既設構造物の保持方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP05913292A JP3146375B2 (ja) | 1992-02-14 | 1992-02-14 | 既設構造物の保持方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05222736A JPH05222736A (ja) | 1993-08-31 |
JP3146375B2 true JP3146375B2 (ja) | 2001-03-12 |
Family
ID=13104485
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP05913292A Expired - Fee Related JP3146375B2 (ja) | 1992-02-14 | 1992-02-14 | 既設構造物の保持方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3146375B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH07138965A (ja) * | 1993-11-16 | 1995-05-30 | Ask Kenkyusho:Kk | 既存の地下構築物の真下の地盤の補強方法 |
-
1992
- 1992-02-14 JP JP05913292A patent/JP3146375B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH05222736A (ja) | 1993-08-31 |
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