JP3146235B2 - クラッチレリーズ機構の組立構造 - Google Patents

クラッチレリーズ機構の組立構造

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、変速動作に連動してク
ラッチをOFFするクラッチレリーズ機構の組立構造に
関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、騎乗型車両、自動二輪車、三及
び四輪車両等にあっては、一部を除きクラッチレリーズ
機構が設けられており、ライダーはチェンジペダルを踏
んで変速操作を行う前にクラッチレバーを操作してクラ
ッチレリーズ機構を駆動することによってクラッチをO
FFする動作が必要となる。
【0003】ところが、変速操作の都度クラッチレバー
を操作する動作はライダーにとって煩わしい場合があ
る。
【0004】そこで、変速操作に連動してクラッチをO
FFするクラッチレリーズ機構が提案され、実用に供さ
れており、斯かるクラッチレリーズ機構としては、例え
ばボールカム式のものが知られている。このボールカム
式のクラッチレリーズ機構は、傾斜したカム溝を有する
一対のシフトガイドと、両シフトガイドの間に介設され
た複数のボールを含んで構成され、該クラッチレリーズ
機構においては、変速操作に連動して一方のシフトガイ
ドが回動することによって、カム溝を転動するボールに
よって両シフトガイドの間隔が押し拡げられ、これによ
ってシフトガイドがクラッチのプッシュロッドを移動さ
せてクラッチをOFFする。
【0005】ところで、車両によっては、上記クラッチ
レリーズ機構をクランクケースカバーに保持することが
あり、斯かる場合、組立性を考慮してクラッチレリーズ
機構をクランクケースカバーに予めサブ組みしておくこ
とが行われる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
ようにクラッチレリーズ機構をクランクケースカバーに
サブ組みしたままの状態では、該クラッチレリーズ機構
の部品が脱落し、その後の本組みに支障を来してしまう
という問題がある。
【0007】そこで、クラッチレリーズ機構をサブ組み
の状態で固定しておくための固定手段が必要となり、こ
の固定手段として例えばスプリングとサークリップを用
いたものが提案されている。
【0008】ところが、従来の固定手段は部品点数が多
くなるためにコストアップを招くという問題があった。
【0009】又、前記固定手段は組立後も作用を維持す
るため、スプリングの荷重が変速操作の負荷を増大させ
るという問題もあった。
【0010】本発明は上記問題に鑑みてなされたもの
で、その目的とする処は、コストアップを招くことなく
簡単な機構で組立性向上を図ることができるとともに、
組立後は変速操作に影響を及ぼさないクラッチレリーズ
機構の組立構造を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1記載の発明は、クラッチレリーズ機構をク
ランクケースカバーにサブ組みした状態で該クラッチレ
リーズ機構を固定状態に保ち、且つ、同クラッチレリー
ズ機構をクランクケースカバーと共に本組みした後は該
クラッチレリーズ機構の固定状態を解除する固定手段を
クランクケースカバーに設けたことを特徴とする。
【0012】請求項2記載の発明は、請求項1記載の発
明において、前記固定手段を、前記クランクケースカバ
ーに突設されたピンに対して摩擦力を有しながら摺動可
能に嵌合する係止手段で構成し、該係止手段はクラッチ
レリーズ機構の本組み後の最初の作動によって固定解除
位置に退避するものとしたことを特徴とする。
【0013】請求項3記載の発明は、請求項2記載の発
明において、前記係止手段をブッシュ状のクリップで構
成したことを特徴とする。
【0014】請求項4記載の発明は、請求項1記載の発
明において、前記固定手段を、前記クランクケースカバ
ーに貫設されたフランジ付ピンで構成し、該フランジ付
ピンは、前記クラッチレリーズ機構のサブ組み状態にお
いて、その端部に形成されたフランジ部でクラッチレリ
ーズ機構を固定状態に保ち、クラッチレリーズ機構が本
組みされた後にクランクケースカバー内方へ移動するこ
とによって固定解除位置に退避するものとしたことを特
徴とする。
【0015】請求項5記載の発明は、請求項1記載の発
明において、前記固定手段を、前記クランクケースカバ
ーに貫設されたストッパ付きピンで構成し、該ストッパ
付ピンは、前記クラッチレリーズ機構のサブ組み状態に
おいて、その端部に設けられたストッパでクラッチレリ
ーズ機構を固定状態に保ち、クラッチレリーズ機構が本
組みされた後に所定角度回動することによって固定解除
位置に退避するものとしたことを特徴とする。
【0016】
【作用】本発明によれば、クランクケースカバー側に固
定手段(例えば、クリップ、フランジ付ピン、ストッパ
付ピン)を設け、該固定手段によってサブ組み状態のク
ラッチレリーズ機構を固定するようにしたため、該クラ
ッチレリーズ機構をクランクケースカバーと共に本組み
する際にクラッチレリーズ機構の部品が脱落することが
なく、コストアップを招くことなく簡単な機構でクラッ
チレリーズ機構の組立性を高めることができる。
【0017】そして、クラッチレリーズ機構が本組みさ
れた後は、固定手段は固定解除位置に退避するため、該
固定手段がクラッチレリーズ機構の作動を阻害すること
がない。
【0018】
【実施例】以下に本発明の実施例を添付図面に基づいて
説明する。
【0019】<第1実施例>図1は本発明の第1実施例
に係るクラッチレリーズ機構の組立構造を示す車両の変
速機構部分の平断面図、図2は同側面図(クランクケー
スカバーを取り外した状態)、図3乃至図6はクラッチ
レリーズ機構の組立要領をその工程順に示す部分平断面
図である。
【0020】本実施例においては、四輪車両(バギー
車)の左側(車体前方に向かって左側)にシフト軸1が
クランクケース2及びクランクケースカバー3に回動自
在に保持されて水平に設けられており、該シフト軸1に
はシフトレバー4が結着されるとともに、別のシフトレ
バー5がスリーブ6を介して回動自在に保持されてい
る。
【0021】上記シフトレバー4は図2に示すようにL
字状に成形され、その一端(前端)4aにはピン7によ
ってローラ8が保持されており、他端(下端)4bは内
方に折り曲げられて前記シフトレバー5に形成された係
合孔5aに所定の隙間を設けて臨んでいる。
【0022】一方、前記スリーブ6の外周にはシフトリ
ターンスプリング9が巻装されており、該リターンスプ
リング9の両端部はクランクケース2側に螺着されたス
トッパネジ10を両側から狭持することによってシフト
レバー5を中立位置に保持している。
【0023】尚、図示しないが、前記シフト軸1のクラ
ンクケースカバー3の外方へ突出する端部にはチェンジ
ペダルが結着されている。
【0024】他方、シフト軸1の前方にはボールカム式
のクラッチレリーズ機構11が設けられている。このク
ラッチレリーズ機構11はクランクケースカバー3側に
保持され、これは傾斜したカム溝を有する左右一対のシ
フトガイド12,13と、両シフトガイド12,13の
間に介設された3つのボール14を含んで構成され、一
方のシフトガイド12はスペーサ15に結着されてお
り、該スペーサ15はクランクケースカバー3にナット
16によって結着されたストッパネジ17に螺着されて
位置調整自在に保持されている。
【0025】又、上記スペーサ14には有底筒状の別の
スペーサ18が左右方向に移動自在に被冠されており、
該スペーサ18には前記シフトガイド13が結着されて
いる。そして、このシフトガイド18には、図2に示す
ように二股状を成す係合爪13aが形成されており、該
係合爪13aには前記シフトレバー4の前端4aに設け
られたローラ8が係合している。
【0026】尚、図1に示すように、前記スペーサ18
には、左右方向に移動することによって不図示のクラッ
チをON/OFFするプッシュロッド19の一端が当接
している。
【0027】又、前記シフトガイド12の上部外周近傍
には、ピン20がクランクケースカバー3に植設されて
該クランクケースカバー3の内側に向かって水平に突出
しており、該ピン20はシフトガイド12の上部外周に
形成された係合溝12aに係合してシフトガイド12の
回り止め部材として機能している。
【0028】而して、上記ピン20には、樹脂で一体成
形されたブッシュ状のクリップ21が摺動可能に嵌合保
持されており、図1に示すように、該クリップ21はピ
ン20との摩擦力によってクランクケース2の端面に当
接した状態で静止している。尚、このクリップ21の内
周面21aは図1の右方に向かって縮径するテーパ状に
成形され、その一端(左端)外周にはフランジ部21a
が形成され、他端部(右端部)は複数のスリット21c
が形成されている。
【0029】而して、ライダーが変速操作のために不図
示のチェンジペダルを足で踏むと、シフト軸1が回動
し、該シフト軸1に結着されたシフトレバー4の端部4
bが他方のシフトレバー5の係合孔5aに係合するまで
の間(つまり、シフトレバー5が不動状態を保っている
間であって、変速操作がなされる以前)はシフトレバー
4のみが単独で回動してその前端4aに係合するクラッ
チレリーズ機構11の一方のシフトガイド13を回動せ
しめる。すると、両シフトガイド12,13の間に介設
された前記ボール14がシフトガイド12,13に形成
されたカム溝に沿って転動するためにシフトガイド13
が内方(図1の右方)へ移動し、プッシュロッド19が
シフトガイド13によって押されるために不図示のクラ
ッチがOFFされる。
【0030】そして、シフトレバー4の端部4bがシフ
トレバー5の係合孔5aに係合すると、それ以後は両シ
フトレバー4,5が共に同方向に回動し、シフトレバー
5の回動によって所要の変速操作がなされる。尚、変速
機構は公知であるため、ここではその構成及び作用の説
明は省略する。
【0031】以上のように、本実施例ではチェンジペダ
ルを踏む変速操作に連動してクラッチがOFFされるた
め、ライダーの負担が軽減される。
【0032】ところで、組立性を考慮して、前記クラッ
チレリーズ機構11はクランクケースカバー3に予めサ
ブ組みした状態でクランクケース2に組み付けられる
が、ここで、クラッチレリーズ機構11の組付要領を図
3乃至図6に従って説明する。
【0033】先ず、図3に示すように、クラッチレリー
ズ機構11をクランクケースカバー2にサブ組みし、ピ
ン20に前記クリップ21を嵌め込む。このとき、クリ
ップ21は前述のようにその内周面21aがテーパ状に
成形され、且つ、その一端部(右端部)にスリット21
cが形成されているため、該クリップ21をピン20に
押し込むと、その一端部が拡がるとともに、当該クリッ
プ21とピン20との間に摩擦力が発生する。
【0034】従って、クリップ21をそのフランジ部2
1bがクラッチレリーズ機構11のシフトガイド13に
当接するまで押し込めば、図3に示すようにクラッチレ
リーズ機構11が固定状態に保たれ、サブ組み状態にお
いてクラッチレリーズ機構11のシフトガイド13やボ
ール14が脱落することがない。尚、サブ組み状態にお
いては、スペーサ15はストッパネジ17のストッパ部
17aに当接させ、両者の間に隙間を設けない。
【0035】次に、図3に示すようにサブ組みされたク
ラッチレリーズ機構11をクランクケースカバー3と共
にクランクケース2に取り付ける本組みがなされるが、
この本組みにおいては、前述のようにクランクケースカ
バー3にサブ組みされたクラッチレリーズ機構11がク
リップ21によって固定されてその部品の脱落が防がれ
ているため、高い組立性が得られる。
【0036】上述のようにクラッチレリーズ機構11が
クランクケースカバー3と共に本組みされると、ナット
16を緩め、図4に示すようにスペーサ18の端面がプ
ッシュロッド19の一端に当接するまでストッパネジ1
7を回してクラッチレリーズ機構11の位置調整を行
い、この位置調整が終わるとナット16を締め付ける。
【0037】以上によってクラッチレリーズ機構11の
組み付けが終了するが、組み付け後の最初の変速操作に
連動して当該クラッチレリーズ機構11が作動したため
にシフトガイド13が図5に示すように右方へ移動する
と、該シフトガイド13に当接するクリップ21がピン
20に沿って同方向に移動し、図6に示すようにクリッ
プ21はクランクケース2の端面に当接する固定解除位
置で静止する。
【0038】そして、その後変速操作が終了して図6に
示すようにシフトガイド13が元の非作動位置(クラッ
チONの位置)に戻っても、クリップ21は固定解除位
置に残されるため、該クリップ21がクラッチレリーズ
機構11のその後の作動を阻害することがない。
【0039】又、クリップ21は図6に示すようにクラ
ンクケース2の端面に当接した状態で保持されるため、
これがピン20から脱落することがない。
【0040】以上のように、本実施例によれば、樹脂製
の軽量で安価なクリップ21を既設のピン20に嵌め込
むだけで済むため、コストアップを招くことなく簡単な
構成でクラッチレリーズ機構11の組立性を高めること
ができる。
【0041】尚、本実施例では、固定手段としてブッシ
ュ状のクリップ21を用いたが、固定手段としては、そ
の他任意のもの(例えば、筒状のカラーの内部にサーク
リップやOリング等を嵌め込んだもの、カラー自体をゴ
ムや板ばね等の弾性体で構成したもの等)を用いること
ができる。
【0042】<第2実施例>次に、本発明の第2実施例
を図7及び図8に基づいて説明する。尚、図7及び図8
はクラッチレリーズ機構の組立要領を示す部分断面図で
あり、これらの図においては図3乃至図6に示したと同
一要素には同一符号を付している。
【0043】本実施例においては、サブ組み状態におい
てクラッチレリーズ機構11を固定する固定手段として
フランジ付ピン30を用いており、該フランジ付ピン3
0はクランクケースカバー3の円孔3aに貫設されてい
る。
【0044】而して、図7に示すようにクラッチレリー
ズ機構11をクランクケースカバー3にサブ組みした状
態で、フランジ付ピン30の端部に形成されたフランジ
部30aでシフトガイド13を押えてクラッチレリーズ
機構11を固定状態に保ち、この状態のまま該クラッチ
レリーズ機構11をクランクケースカバー3と共に本組
みする。
【0045】そして、本組み終了後に図8に示すように
クランクケースカバー3の円孔3aに工具Tを差し込
み、該工具Tによってフランジ付ピン30を内方(図示
矢印方向)に打ち込めば、該フランジ付ピン30はその
フランジ部30がシフトガイド13から離脱する固定解
除位置に退避する。
【0046】以上のように、本実施例においても、サブ
組み状態のクラッチレリーズ機構11はフランジ付ピン
30によって固定状態が保たれ、クラッチレリーズ機構
11が本組みされた後はフランジ付ピン30は固定解除
位置に退避するため、前記第1実施例と同様の効果が得
られる。
【0047】尚、本実施例では、フランジ付きピン30
を工具Tによって打ち込んだが、前記第1実施例と同様
に、組立後の最初の変速操作によってフランジ付きピン
30が退避位置に移動するよう構成しても良い。
【0048】<第3実施例>次に、本発明の第3実施例
を図9及び図10に基づいて説明する。尚、図9及び図
10はクラッチレリーズ機構の組立要領を示す部分断面
図であり、これらの図においても図3乃至図6に示した
と同一要素には同一符号を付している。
【0049】本実施例においては、サブ組み状態におい
てクラッチレリーズ機構11を固定する固定手段とし
て、クランクケースカバー3の円孔3aに貫設されたス
トッパ付ピン40を用いている。
【0050】而して、図9に示すようにクラッチレリー
ズ機構11をクランクケースカバー3にサブ組みした状
態で、フランジ付ピン40の端部に結着されたストッパ
40aでシフトガイド13を押えてクラッチレリーズ機
構11を固定状態に保ち、この状態のまま該クラッチレ
リーズ機構11をクランクケースカバー3と共に本組み
する。
【0051】そして、本組み終了後は、図10に示すよ
うに、ドライバー等の不図示の工具を用いてストッパ付
ピン40を略180°の角度だけ回動させれば、該スト
ッパ付ピン40はそのストッパ40aがシフトガイド1
3から離脱する固定解除位置に退避する。
【0052】以上のように、本実施例においても、サブ
組み状態のクラッチレリーズ機構11はストッパ付ピン
40によって固定状態が保たれ、クラッチレリーズ機構
11が本組みされた後はストッパ付ピン40は固定解除
位置に退避するため、前記第1実施例と同様の効果が得
られる。
【0053】
【発明の効果】以上の説明で明らかなように、本発明に
よれば、クランクケースカバー側に固定手段(例えば、
クリップ、フランジ付ピン、ストッパ付ピン)を設け、
該固定手段によってサブ組み状態のクラッチレリーズ機
構を固定するようにしたため、該クラッチレリーズ機構
をクランクケースカバーと共に本組みする際にクラッチ
レリーズ機構の部品が脱落することがなく、コストアッ
プを招くことなく簡単な機構でクラッチレリーズ機構の
組立性を高めることができるという効果が得られる。
【0054】又、本発明によれば、クラッチレリーズ機
構が本組みされた後は、固定手段は固定解除位置に退避
するため、該固定手段がクラッチレリーズ機構の作動を
阻害することがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例に係るクラッチレリーズ機
構の組立構造を示す車両の変速機構部分の平断面図であ
る。
【図2】本発明の第1実施例に係るクラッチレリーズ機
構の組立構造を示す車両の変速機構部分の側面図(クラ
ンクケースカバーを取り外した状態)である。
【図3】本発明の第1実施例に係るクラッチレリーズ機
構の組立要領を示す部分平断面図である。
【図4】本発明の第1実施例に係るクラッチレリーズ機
構の組立要領を示す部分平断面図である。
【図5】本発明の第1実施例に係るクラッチレリーズ機
構の組立要領を示す部分平断面図である。
【図6】本発明の第1実施例に係るクラッチレリーズ機
構の組立要領を示す部分平断面図である。
【図7】本発明の第2実施例に係るクラッチレリーズ機
構の組立要領を示す部分平断面図である。
【図8】本発明の第2実施例に係るクラッチレリーズ機
構の組立要領を示す部分平断面図である。
【図9】本発明の第3実施例に係るクラッチレリーズ機
構の組立要領を示す部分平断面図である。
【図10】本発明の第3実施例に係るクラッチレリーズ
機構の組立要領を示す部分平断面図である。
【符号の説明】
3 クランクケースカバー 11 クラッチレリーズ機構 20 ピン 21 クリップ(固定手段) 30 フランジ付ピン(固定手段) 30a フランジ部 40 ストッパ付ピン(固定手段) 40a ストッパ

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 クランクケースカバー側に保持され、変
    速操作に連動してクラッチをOFFするクラッチレリー
    ズ機構の組立構造であって、前記クラッチレリーズ機構
    を前記クランクケースカバーにサブ組みした状態で該ク
    ラッチレリーズ機構を固定状態に保ち、且つ、同クラッ
    チレリーズ機構をクランクケースカバーと共に本組みし
    た後は該クラッチレリーズ機構の固定状態を解除する固
    定手段をクランクケースカバーに設けたことを特徴とす
    るクラッチレリーズ機構の組立構造。
  2. 【請求項2】 前記固定手段は前記クランクケースカバ
    ーに突設されたピンに対して摩擦力を有しながら摺動可
    能に嵌合する係止手段で構成され、該係止手段はクラッ
    チレリーズ機構の本組み後の最初の作動によって固定解
    除位置に退避することを特徴とする請求項1記載のクラ
    ッチレリーズ機構の組立構造。
  3. 【請求項3】 前記係止手段は、ブッシュ状のクリップ
    で構成されることを特徴とする請求項2記載のクラッチ
    レリーズ機構の組立構造。
  4. 【請求項4】 前記固定手段は前記クランクケースカバ
    ーに貫設されたフランジ付ピンで構成され、該フランジ
    付ピンは、前記クラッチレリーズ機構のサブ組み状態に
    おいて、その端部に形成されたフランジ部でクラッチレ
    リーズ機構を固定状態に保ち、クラッチレリーズ機構が
    本組みされた後にクランクケースカバー内方へ移動する
    ことによって固定解除位置に退避することを特徴とする
    請求項1記載のクラッチレリーズ機構の組立構造。
  5. 【請求項5】 前記固定手段は前記クランクケースカバ
    ーに貫設されたストッパ付きピンで構成され、該ストッ
    パ付ピンは、前記クラッチレリーズ機構のサブ組み状態
    において、その端部に設けられたストッパでクラッチレ
    リーズ機構を固定状態に保ち、クラッチレリーズ機構が
    本組みされた後に所定角度回動することによって固定解
    除位置に退避することを特徴とする請求項1記載のクラ
    ッチレリーズ機構の組立構造。
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