JP3146186B2 - 新規なジホスホナート化合物、その製造中間体およびその製造方法 - Google Patents

新規なジホスホナート化合物、その製造中間体およびその製造方法

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JP3146186B2 JP18102698A JP18102698A JP3146186B2 JP 3146186 B2 JP3146186 B2 JP 3146186B2 JP 18102698 A JP18102698 A JP 18102698A JP 18102698 A JP18102698 A JP 18102698A JP 3146186 B2 JP3146186 B2 JP 3146186B2
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【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、新規なジホスホナート
化合物、その製造中間体およびそれらの製造方法に関
し、更に詳細には優れた不斉反応用触媒を構成する光学
活性ホスフィン化合物を製造するための製造中間体であ
るジホスホナート化合物およびこのジホスホナート化合
物の製造中間体並びにジホスホナートを簡便に合成する
新規な製造方法に関する。
【0002】
【従来技術】従来から、不斉水素化反応、不斉異性化反
応、不斉ヒドロシリル化反応等の不斉合成に利用できる
遷移金属錯体については、数多くの報告がなされてい
る。中でもルテニウム、ロジウム、イリジウム、パラジ
ウム等の遷移金属錯体に光学活性な三級ホスフィン化合
物が配位した錯体は、不斉合成反応の触媒として優れた
性能を有するものである。
【0003】この遷移金属錯体触媒の性能を更に高める
ために、これまで様々な構造のホスフィン化合物が多数
開発されている(日本化学会編「化学総説32 有機金属
錯体の化学」、23−238頁、昭和57年;"Asymmet
ric Catalysis In Organic Synthesis ",野依良治著,
A Wiley-Interscience Publication)。これらホスフィ
ン化合物の中でも、2,2’−ビス(ジフェニルホスフ
ィノ)−1,1’−ビナフチル(以下、「BINAP」
という。)はとりわけ優れた光学活性ホスフィンのひと
つであり、このBINAPを配位子としたロジウム錯体
(特開昭55−61973号公報)及びルテニウム錯体
(特開昭61−6390号公報)は既に報告されてい
る。
【0004】従来、これらのホスフィン化合物の合成法
としては、ラセミ体のビナフトールをトリフェニルホス
フィン−ジブロミドを用いて高温(240℃−320
℃)でブロム化し、ジグリニャール試薬に導いた後にジ
アリールホスフィニルクロライド化合物と縮合してジホ
スフィンオキシド化合物とし、光学分割した後にトリク
ロロシラン還元剤を用いて第三級ジホスフィン化合物
(BINAP類)とする方法が工業的な方法として知ら
れている。(H. Takaya, K. Mashima, K. Koyano, M. Ya
gi, H.Kumobayashi, T. Taketomi, S. Akutagawa, R. N
oyori, J. Org. Chem.,1986 年,51 巻,629頁)
【0005】また、ジアリールホスフィニルクロライド
化合物の合成法としては、アリールブロマイドより調製
されるグリニャール試薬とジエチルアミノホスフィニッ
クジクロライドを反応せしめて、ジアリールホスフィン
酸化合物とした後、塩化チオニルと反応せしめて、ジア
リールホスフィニルクロライド化合物を合成する方法が
知られている。(K. Mashima, K. Kusano, N. Sato, Y.
Matsumura, K. Nozaki, H.Kumobayashi, N. Sayo, Y. H
ori, T. Ishizaki, S. Akutagawa, H. Takaya,J. Org.
Chem.,1994 年,59 巻,3064 頁)
【0006】他のホスフィン化合物の合成法としては、
置換基を有する(2−ニトロフェニル)ジフェニルホス
フィンオキシド化合物を還元し(2−アミノフェニル)
ジフェニルホスフィンオキシド化合物とし、続いてジア
ゾ化、ヨウ素化を行い、置換基を有する(2−ヨードフ
ェニル)ジフェニルホスフィンオキシド化合物とした
後、銅存在下二量化してビスホスフィンオキシド化合物
とし、光学分割した後にトリクロロシラン還元剤を用い
て第三級ジホスフィン化合物とする方法が知られてい
る。(特表平5−507503号公報)
【0007】一方、BINAPを配位子として用いた触
媒は優れた特性を有するが、対象とする反応あるいはそ
の反応基質によっては選択性(化学選択性、エナンチオ
選択性)、触媒活性が十分ではない場合がある。本発明
者等は、これを解決するため、((5,6),(5’,
6’)−ビス(メチレンジオキシ)ビフェニル−2,
2’−ジイル)ビス(ジフェニルホスフィン)(以下、
「SEGPHOS」という。)あるいはその誘導体を配
位子として用いた遷移金属錯体を開発し、先に出願した
(特願平8−359818号)。この遷移金属錯体は、
ヒドロキシアセトンの不斉水素化反応、α−置換−β−
ケトエステル類の不斉水素化反応に優れた触媒活性およ
びエナンチオあるいはジアステレオ選択を発揮する。し
かしながら、これらジホスフィン化合物は、製造中間体
によっては製造工程が長くなったり、必要とする光学活
性化合物の収量が低いとか、中間体の収量が悪いという
問題があり、経済性および工業的操作性を満足する方法
ではない。このため、製造方法の改良が望まれている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、不斉合成反
応、特に不斉水素化反応の触媒として優れた性能(化学
選択性、エナンチオ選択性、触媒活性)を有するSEG
PHOSなどのジホスフィン化合物の製造に有用な新規
製造中間体を提供することを目的とする。また、本発明
の他の目的は、該製造中間体を簡便に、かつ収率よく製
造する方法を提供することである。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明者等は、上記課題
を解決するために、鋭意開発を重ねた結果、((5,
6),(5’,6’)−ビス(メチレンジオキシ)ビフ
ェニル−2,2’−ジイル)ビス(ジフェニルホスホナ
ート)(以下、「PhO−SEGPHOSO」とい
う。)などのジホスホナート化合物が、SEGPHOS
などのジホスフィン化合物の製造に有用な製造中間体で
あることを見出し、またPhO−SEGPHOSOが、
ジフェニル(3,4−メチレンジオキシフェニル)ホス
ホナートをリチウムジイソプロピルアミドなどの塩基で
処理した後三塩化鉄などの酸化剤で処理することによ
り、従来はヨウ素化、ウルマンカップリング反応による
二量化の2段階反応が必要とされていたところ、1段階
反応で、簡便かつ収率よく製造できることを見出して本
発明を完成したものである。
【0010】即ち、本第1の発明は、一般式(1)
【化7】 (式中、R1 およびR2 は、各々独立に、アルキル基、
フェニル基または炭素数が1〜4のアルキル基、炭素数
が1〜4のアルコキシル基、ハロゲン原子あるいはジア
ルキルアミノ基で置換された置換フェニル基を表す。)
で表されるジホスホナート化合物である。
【0011】また、本第2の発明は、一般式(2)
【化8】 (式中、R1 およびR2 は上記と同じものを表す。)で
表されるホスホナート化合物である。
【0012】また、本第3の発明は、一般式(3)
【化9】 (式中、R1 およびR2 は前記と同じものを表す。)で
表されるクロロホスフェート化合物と、一般式(4)
【化10】 (式中、Xはハロゲン原子を表す。)で表される化合物
より調整されるグリニャール試薬またはリチウム試薬と
を反応させ、一般式(2)
【化11】 (式中、R1 、R2 は前記と同じものを表す。)で表さ
れるホスホナート化合物とし、続いて塩基で処理し、そ
の後酸化剤を使用して二量化することを特徴とする、一
般式(1)
【化12】 (式中、R1 、R2 は前記と同じものを表す。)で表さ
れるジホスホナート化合物の製造方法である。
【0013】また、本第4の発明は、上記第3の発明に
おいて、塩基が有機リチウム化合物もしくは有機マグネ
シウム化合物であることを特徴とする一般式(1)で表
されるジホスホナート化合物の製造方法である。
【0014】また、本第5の発明は、上記第3または第
4の発明において、酸化剤が酸化性を有する金属化合物
であり、具体的には、該金属化合物が鉄、銅、ルテニウ
ム、コバルト、ニッケル、バナジウム、モリブデン、マ
ンガン、チタンの金属塩又は金属錯化合物から選ばれる
少なくとも1種であることを特徴とする一般式(1)で
表されるジホスホナート化合物の製造方法である。
【0015】以下、本発明を更に詳細に説明する。上記
一般式(1)において、式中のR1 、R2 のアルキル基
はC1 〜C5 のアルキル基が好ましもので、この好まし
いアルキル基の例としては、メチル基、エチル基、プロ
ピル基、ブチル基、ペンチル基があげられる。また、置
換フェニル基における置換基は、C1 〜C4 のアルキル
基、C1 〜C4 のアルコキシル基、ハロゲン原子もしく
はジ(低級アルキル)アミノ基である。またここでいう
低級アルキルとはC1 〜C5 のアルキル基である。
【0016】これらの化合物のなかで、好ましい化合物
は、一般式(5)
【化13】 (式中、Ar1 は、
【化14】 であり、R4 およびR5 は、各々独立に、水素原子、C
1 〜C4 のアルキル基またはC1 〜C4 のアルコキシル
基を表し、R6 は、水素原子、C1 〜C4 のアルキル基
またはC1 〜C4 のアルコキシル基を表す。)であり、
【0017】更に好ましい化合物は、一般式(6)
【化15】 (式中、Ar2
【化16】 であり、R7 およびR8 は同一で、かつ水素原子、t−
ブチル基、n−ブチル基、n−プロピル基、イソプロピ
ル基、エチル基またはメチル基を表し;R9 は、水素原
子、t−ブトキシ基、イソプロポキシ基、エトキシ基ま
たはメトキシ基を表す。)で表される化合物である。
【0018】上記化合物の中では、
【化17】 (式中、Phはフェニル基を表す。)が特に好ましい化
合物である。
【0019】また、本発明の上記一般式(2)で表され
るホスホナート化合物は、上記一般式(1)で表される
ジホスホナート化合物を製造するための製造中間体とし
て用いられるものである。
【0020】以下、上記一般式(2)で表される化合物
を経て上記一般式(1)で表される化合物を製造する方
法の一例を説明する。合成は、次の経路により行われ
る。
【化18】 (式中、R1 、R2 、Xは上記と同じものを表す。)
【0021】まず、式(4)で表される化合物より調整
されるグリニャール試薬またはリチウム試薬と式(3)
で表されるクロロホスフェート化合物とを反応させるこ
とにより、式(2)で表されるホスホナート化合物が製
造される。前記グリニャール試薬またはリチウム試薬の
調整は、通常の方法、例えばテトラヒドロフラン、ジオ
キサン、エーテル、トルエン、ヘキサンなどの溶媒中、
ハロゲン化アルキル、ハロゲン化アリールとマグネシウ
ム金属またはリチウム金属を反応させることにより容易
に行うことができる。また、式(3)で表される化合物
とグリニャール試薬またはリチウム試薬との反応も通常
の方法、例えばグリニャール試薬またはリチウム試薬の
テトラヒドロフラン、ジオキサン、エーテル、トルエ
ン、ヘキサンなどの溶液に式(3)で表される化合物を
室温で滴下、反応させることにより容易に行うことがで
きる。
【0022】次いで、式(2)で表されるホスホナート
化合物から式(1)で表されるジホスホナート化合物が
製造される。この製造においては、まず塩基によりホス
ホナート化合物をアニオン化するが、このアニオンの調
整は、それ自体知られている方法で実施することができ
る。例えば式(2)で表されるホスホナート化合物を、
1当量以上の、好ましくは1.2〜2.0当量のリチウ
ムアルキルアミド、アルキルリチウム、アリルリチウム
等の有機リチウム試薬、グリニャール試薬等の有機マグ
ネシウム試薬から選ばれる塩基、好ましくはリチウムジ
エチルアミド、リチウムジイプロピルアミド(以下、
「LDA」という。)、メチルリチウム、ブチルリチウ
ム、フェニルリチウム、C1 〜C5 のアルキルマグネシ
ウムハライド、非置換もしくは置換フェニルマグネシウ
ムハライド、マグネシウムアミド等の塩基、より好まし
くはLDAと、エーテル、脂肪族又は芳香族炭化水素系
溶媒又はこれらの混合溶媒、好ましくはテトラヒドロフ
ラン(以下、「THF」という。)、ジオキサン、ジエ
チルエーテル、トルエン、ヘキサン、ヘプタン等の溶媒
又はこれらの混合溶媒、より好ましくはTHF中、−5
℃以下、好ましくは−78℃〜−15℃で、反応させる
ことにより行われる。
【0023】更に一般式(1)で表されるジホスホナー
ト化合物をアニオンより製造する方法は、次のようにし
て行うことができる。即ち、上述の方法により調製した
アニオン溶液を、1当量以上の、好ましくは1.2〜
2.0当量(当量数は塩基の当量と同一でも、異なって
いてもかまわない。)の酸化性を有する金属化合物と、
THF又はTHFと脂肪族又は芳香族炭化水素との混合
溶媒中、50℃以下、好ましくは−5℃〜15℃で反応
させることにより行われる。必要に応じて、反応は、低
温、好ましくは−78℃〜−40℃で、酸化剤をアニオ
ン溶液中に直接加えることにより実施することもでき
る。上記酸化性を有する金属化合物は、鉄、銅、ルテニ
ウム、コバルト、ニッケル、バナジウム、モリブデン、
マンガン、チタンなどの酸化性を有する化合物から選ば
れ、これら化合物としては、好ましくは三価の鉄、二価
の銅、三価のルテニウム、三価のコバルト、二価のニッ
ケル、三、四または五価のバナジウム、三、四、五また
は六価のモリブデン、三、四、五または六価のマンガ
ン、三または四価のチタンの金属塩または金属錯化合物
から選ばれる酸化剤、より好ましくはこれら金属の塩化
物、臭化物、沃化物、硝酸塩、硫酸塩、過塩素酸塩、酢
酸塩、シュウ酸塩、アセチルアセトン錯体、これら金属
塩のビピリジル、フェナンスレン錯体、更に好ましくは
三塩化鉄、三臭化鉄、三沃化鉄、二塩化銅、二臭化銅、
二沃化銅などが挙げられる。
【0024】煩雑さを避けるために本発明に含まれる化
合物の中から上記一般式(7)で表される化合物;
((5,6),(5’,6’)−ビス(メチレンジオキ
シ)ビフェニル−2,2’−ジイル)ビス(ジフェニル
ホスホナート)(PhO−SEGPHOSO)を例にし
て、本発明の化合物の製法の代表例を具体的に説明す
る。ただし、本発明はこの例に限定されるものではな
い。
【化19】
【0025】すなわち、マグネシウム片と3,4−メチ
レンジオキシブロモベンゼン(8)とを反応させてグリ
ニャール試薬とし、これをジフェニルホスホリルクロリ
ドに作用させ、ジフェニル(3,4−メチレンジオキシ
フェニル)ホスホナート(9)を合成する。この化合物
をLDAと反応させ、続いて三塩化鉄を作用させると、
目的とするPhO−SEGPHOSO(7)が高効率で
製造できる。
【0026】さらに、本発明のジホスホナート化合物に
おいて、フェニル基に置換基を有するジホスホナート化
合物は、ジフェニルホスホリルクロリドの代わりに、置
換基を有するフェニル基を有するジアリールホスホリル
クロリドを利用することにより調製することができる。
【0027】また、フェニル基の代わりにアルキル基を
有するジホスホナート化合物は、ジフェニルホスホリル
クロリドの代わりに、アルキル基を有するジアルキルホ
スホリルクロリドを利用することにより調製することが
できる。
【0028】
【発明の効果】本発明の上記一般式(1)で表される新
規なジホスホナート化合物はとくにSEGPHOSなど
のジホスフィン化合物の合成中間体として有用である。
上記一般式(2)で表される新規ホスホナート化合物
は、一般式(1)で表されるジホスホナート化合物の合
成中間体として有用である。また本発明の新規製造方法
により、簡便にかつ収率よく新規ジホスホナート化合物
を製造することができ、産業的に極めて有用である。
【0029】
【実施例】以下に実施例、参考例を挙げ、本発明を詳細
に説明するが、本発明はこれらによってなんら限定され
るものではない。なお、各実施例における物性の測定に
用いた装置は次の通りである。 核磁気共鳴 1H NMR Bruker AM400(400MHz) 31P NMR Bruker AM400(162MHz) 融点 Yanaco MP−500D 旋光度 日本分光 DIP−4 ガスクロマトグラフィ− GLC Hewlett Packard 5890−II 高速液体クロマトグラフィー HPLC 島津製作所 LC10AT&SPD10A 質量分析 MASS 日立 M−80B
【0030】〔実施例1〕ジフェニル(3,4−メチレ
ンジオキシフェニル)ホスホナートの合成 窒素気流下、マグネシウム51g(2.10mol)、
THF(100ml)、ヨウ素 (触媒量) を入れ撹拌し
ている中に1−ブロモ−(3,4)−メチレンジオキシ
ベンゼン405.9g(2.02mol)のTHF(2
L)溶液を少量加えグリニャール試薬の生成を確認した
後、反応温度を25〜30℃に保ちながら滴下を続け
た。室温で一晩撹拌した後、生成したグリニャール試薬
を、−5℃に冷却したジフェニルホスホリルクロライド
580g(2.05mol)のTHF(1L)溶液中に
滴下した。室温で一晩撹拌した後、THFを減圧留去
し、酢酸エチル(3L)、1N塩酸(1.5L)を加え
撹拌した。有機層を分離し、水、飽和炭酸水素ナトリウ
ム水溶液で洗浄した後、硫酸マグネシウムで乾燥し、溶
媒を減圧留去して粗生成物(746.48g)を得た。
粗生成物は酢酸エチルより再結晶を行い、表題化合物5
74.9gを得た。
【0031】収率 80% mp:55.5℃1 H−NMR(CDCl3 ): δ6.04(2H,
s),6.90(1H,dd,J=7.8,3.9H
z),7.12−7.20(5H,m),7.27−
7.31(4H,m),7.35(1H,dd,J=1
3.6,1.3Hz),7.52(1H,ddd,J=
14.7,8.0,1.5Hz)31 P−NMR(CDCl3 ): δ12.5
【0032】〔実施例2〕((5,6),(5’,
6’)−ビス(メチレンジオキシ)ビフェニル−2,
2’−ジイル)ビス(ジフェニルホスホナート)の合成 窒素気流下、氷浴で冷却したジイソプロピルアミン11
5ml(0.88mol)のTHF600ml溶液に、
1.6Nノルマルブチルリチウム溶液500ml(0.
80mol)を滴下し、滴下終了後さらに2時間撹拌し
てLDAを調整した。次に−60℃にてジフェニル
(3,4−メチレンジオキシフェニル)ホスホナート2
34g(0.66mol)のTHF1.5L溶液に、調
整したLDAを加え、45分間撹拌し、さらに−70℃
にて三塩化鉄128g(0.80mol)を加え、室温
で一晩撹拌した。溶媒を減圧にて留去し酢酸エチル(2
L)、1N塩酸(1.5L)を加え撹拌した。有機層を
分離し、飽和食塩水で洗浄した後、硫酸マグネシウムで
乾燥し、溶媒を減圧にて留去して粗生成物(230g)
を得た。粗生成物はアセトニトリルより再結晶を行い、
表題化合物91.7gを得た。
【0033】収率 40% mp:119−123℃1 H−NMR(CDCl3 ): δ5.54(2H,
d,J=1.4Hz),5.90(2H,d,J=1.
4Hz),6.77−6.94(8H,m),6.97
(2H,dd,J=8.1,3.5Hz),7.01−
7.08(4H,m),7.08−7.20(8H,
m),7.82(2H,dd,J=15.7,8.1H
z)31 P−NMR(CDCl3 ): δ10.5
【0034】〔実施例3〕ジエチル(3,4−メチレン
ジオキシフェニル)ホスホナートの合成 窒素気流下、四つ口フラスコにマグネシウム6.05g
(0.25mol)、THF(15ml)を量り取り、
少量のジブロモエタンでマグネシウムを活性化した後、
4−ブロモ−1,2−メチレンジオキシベンゼン50g
(0.25mol)のTHF235ml溶液を、反応温
度を25〜30℃に保ちながら滴下した。室温で1時間
半攪拌した後、氷浴中、ジエチルリン酸クロリド35.
9ml(o.25mol)を滴下し、1時間攪拌し、更
に室温に戻し、2時間攪拌した。THFを減圧留去し飽
和塩化アンモニウム水溶液を加え攪拌した後、酢酸エチ
ルを加え抽出した。有機層を分離し、飽和食塩水で洗浄
し、硫酸マグネシウムで乾燥後、溶媒を減圧留去して粗
生成物を得た。粗生成物を減圧蒸留(20mmHg,1
45℃)し、表題化合物42.45g(0.165mo
l)を無色の液体として得た。
【0035】収率 66.3%1 H−NMR(CDCl3 ): δ1.27(6H,
t,J=7.1Hz),4.06(4H,m),6.0
1(2H,d,J=2.0Hz),6.86(1H,d
d,J=8.0,3.6Hz),7.22(1H,d
d,J=12.9,1.4Hzm),7.38(1H,
ddd,J=13.9,7.9,1.4Hzm)31 P−NMR(CDCl3 ): δ19.6
【0036】〔実施例4〕((5,6),(5’,
6’)−ビス(メチレンジオキシ)ビフェニル−2,
2’−ジイル)ビス(ジエチルホスホナート)の合成 窒素気流下、1Lの四つ口フラスコにジエチル(3,4
−メチレンジオキシフェニル)ホスホナート42.0g
(0.163mol)、THF(210ml)を量り取
り、ドライアイス−アセトン浴中(−72℃)で0.7
M LDAのTHF280ml溶液(0.196mo
l)を滴下し、さらに2時間攪拌した。次に窒素気流
下、1Lの四つ口フラスコに塩化第二鉄31.75g
(0.1957mol)を量り取りTHF209mlを
滴下し攪拌した後、ドライアイス−アセトン浴中(−7
2℃)で先の溶液を滴下し、一晩攪拌反応させた。反応
混合物から溶剤を留去し、飽和塩化アンモニウム水溶液
を加え攪拌し、酢酸エチルで抽出した。有機層を飽和塩
化ナトリウム水溶液で洗い、硫酸マグネシウムで乾燥
し、濃縮した。シリカゲルカラムで精製した後、クロロ
ホルム−ヘキサンより再結晶を行い、得られた結晶を減
圧にて乾燥して表題化合物22.7gを得た。
【0037】収率 54.1% mp:189℃1 H−NMR(CDCl3 ): δ1.13(6H,
t,J=7.1Hz),1.19(6H,t,J=7.
1Hz),3.77(2H,m),3.97(6H、
m),5.96(2H,d,J=1.4Hz),6.0
1(2H,d,J=1.4Hz),6.87(2H,d
d,J=8.0,3.0Hz),7.56(2H,d
d,J=14.1,8.1Hz)31 P−NMR(CDCl3 ): δ18.1
【0038】〔参考例1〕(±)−((5,6),
(5’,6’)−ビス(メチレンジオキシ)ビフェニル
−2,2’−ジイル)ビス(ジフェニルホスフィンオキ
シド)の合成 窒素気流下、((5,6),(5’,6’)−ビス(メ
チレンジオキシ)ビフェニル−2,2’−ジイル)ビス
(ジフェニルホスホナート)1.0g(1.42mmo
l)のTHF10ml溶液に、0.5Nフェニルマグネ
シウムブロマイド(14mmol)のTHF溶液28m
lを室温で滴下した。その後室温で一晩撹拌反応させ、
水を加え過剰のグリニャール試薬をクエンチした。溶媒
を減圧にて留去し、酢酸エチル(100ml)、1N塩
酸(100ml)を加え撹拌した。有機層を分離し、飽
和食塩水で洗浄した後、硫酸マグネシウムで乾燥し、溶
媒を減圧にて留去して粗生成物を得た。シリカゲルカラ
ムで精製を行い、表題化合物(0.73g)を得た。
【0039】収率 81% mp:230−232℃1 H−NMR(CDCl3 ): δ5.26(2H,
d,J=1.5Hz),5.72(2H,d,J=1.
6Hz),6.65(2H,dd,J=8.1,2.1
Hz),6.77(2H,dd,J=14.1,8.1
Hz),7.28−7.72(20H,m)31 P−NMR(CDCl3 ): δ29.6
【0040】〔参考例2〕(±)−((5,6),
(5’,6’)−ビス(メチレンジオキシ)ビフェニル
−2,2’−ジイル)ビス(ビス(3,5−ジメチルフ
ェニル)ホスフィンオキシド)の合成 窒素気流下、((5,6),(5’,6’)−ビス(メ
チレンジオキシ)ビフェニル−2,2’−ジイル)ビス
(ジフェニルホスホナート)1.0g(1.42mmo
l)のTHF10ml溶液に、3,5−ジメチルフェニ
ルマグネシウムブロマイド(14mmol)のTHF2
0ml溶液を室温で滴下した。その後室温で一晩撹拌反
応させ、水を加え過剰のグリニャール試薬をクエンチし
た。溶媒を減圧にて留去し,酢酸エチル(100m
l)、1N塩酸(100ml)を加え撹拌した。有機層
を分離し、飽和食塩水で洗浄した後、硫酸マグネシウム
で乾燥し、溶媒を減圧にて留去して粗生物を得た。シリ
カゲルカラムで精製を行い、表題化合物(0.90g)
を得た。
【0041】収率 85% mp:256−258℃1 H−NMR(CDCl3 ): δ2.11(12H,
s),2.30(12H,s),5.43(2H,d,
J=1.6Hz),5.77(2H,d,J=1.6H
z),6.65(2H,dd,J=8.1,2.0H
z),6.92(2H,dd,J=14.0,8.1H
z),6.95(2H,s)7.09(2H,s),
7.14(4H,d,J=12.2Hz),7.37
(4H,d,J=12.1Hz)31 P−NMR(CDCl3 ): δ30.5
【0042】〔参考例3〕(±)−((5,6),
(5’,6’)−ビス(メチレンジオキシ)ビフェニル
−2,2’−ジイル)ビス(ビス(4−メチルフェニ
ル)ホスフィンオキシド)の合成 窒素気流下、四つ口フラスコにマグネシウム4.3g
(0.178mol)、THF(8ml)、ヨウ素(触
媒量)を入れ室温で1時間攪拌し、p−ブモトルエン2
9.6g(0.17mol)のTHF(150ml)溶
液を滴下し室温で3時間攪拌した。((5,6),
(5’,6’)−ビス(メチレンジオキシ)ビフェニル
−2,2’−ジイル)ビス(ジフェニルホスホナート)
20.0g(0.0283mol)のTHF(140m
l)溶液に、先に調整した4−メチルフェニルマグネシ
ウムブロマイドのTHF溶液を氷浴中で滴下し、室温で
一晩攪拌反応させた。反応混合物から溶剤を留去し、飽
和塩化アンモニウム水溶液を加え攪拌し、酢酸エチルで
抽出した。有機層を3N水酸化ナトリウム水溶液で3回
洗い、次いで飽和塩化ナトリウム水溶液で洗い、硫酸マ
グネシウムで乾燥した後濃縮した。シリカゲルカラムで
精製した後、酢酸エチルより再結晶を行い、得られた結
晶を減圧で乾燥して表題化合物(19.4g)を得た。
【0043】収率 98% mp:156−158℃1 H−NMR(CDCl3 ): δ2.27(6H,
s),2.38(6H,s),5.37(2H,d,J
=1.6Hz),5.75(2H,d,J=1.6H
z),6.65(2H,dd,J=8.1,2.0H
z),6.78(2H,dd,J=14.0,8.1H
z),7.04(2H,dd,J=8.0,2.2H
z),7.19(2H,dd,J=8.0,2.2H
z),7.43(4H,dd,J=11.9,8.1H
z),7.57(4H,dd,J=11.7,8.1H
z)31 P−NMR(CDCl3 ): δ29.6
【0044】〔参考例4〕(±)−((5,6),
(5’,6’)−ビス(メチレンジオキシ)ビフェニル
−2,2’−ジイル)ビス(ビス(4−クロロフェニ
ル)ホスフィンオキシド)の合成 100mLの三つ口フラスコの内部を窒素で置換した
後、マグネシウム0.76g(32mmol)、THF
2mlを計り取る。少量のジブロモエタンを加え、激し
く撹拌しマグネシウムを活性化させた後、1−ブロモ−
4−クロロベンゼン5.43g(28mmol)のTH
F24ml溶液を水浴下で滴下した後、室温にて3時間
撹拌した。次に、((5,6),(5’,6’)−ビス
(メチレンジオキシ)ビフェニル−2,2’−ジイル)
ビス(ジフェニルホスホナート)2.01g(2.8m
mol)、THF16mlを量り取り、50〜60℃
で、調製したグリニャール試薬を溶液に滴下した。3/
4滴下したところで反応の終了を確認し、水で過剰の試
薬を潰し反応を終了した。溶媒を減圧にて留去し、塩化
メチレン100mlを加え1.2N塩酸水溶液100m
l×2回、1N水酸化ナトリウム水溶液100ml×2
回、水100ml×2回洗浄した後、硫酸マグネシウム
で乾燥し、減圧にて溶媒を留去して粗目的物3.2gを
得た。酢酸エチル、メタノ−ルで洗浄を行うことによ
り、表題化合物(1.56g)を得た。
【0045】収率71% mp:310−313℃(分解)1 H−NMR(CDCl3 ): δ5.41(2H,
d,J=1.4Hz),5.80(2H,d,J=1.
5Hz)),6.67−6.73(4H,m),7.2
9(4H,dd,J=8.6,2.2Hz),7.41
(4H,dd,J=8.7,2.2Hz),7.46
(4H,dd,J=11.7,8.5Hz),7.57
(4H,dd,J=11.3,8.5Hz)31 P−NMR(CDCl3 ): δ28.7
フロントページの続き (72)発明者 石▲崎▼ 健朗 神奈川県平塚市西八幡一丁目4番11号 高砂香料工業株式会社 総合研究所内 (56)参考文献 特開 平11−246576(JP,A) 特開 平10−182678(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) C07F 9/655 CA(STN) REGISTRY(STN)

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】一般式(1) 【化1】 (式中、R1 およびR2 は、各々独立に、アルキル基、
    フェニル基または炭素数が1〜4のアルキル基、炭素数
    が1〜4のアルコキシル基、ハロゲン原子あるいはジア
    ルキルアミノ基で置換された置換フェニル基を表す。)
    で表されるジホスホナート化合物。
  2. 【請求項2】一般式(2) 【化2】 (式中、R1 およびR2 は、各々独立に、アルキル基、
    フェニル基または炭素数が1〜4のアルキル基、炭素数
    が1〜4のアルコキシル基、ハロゲン原子あるいはジア
    ルキルアミノ基で置換された置換フェニル基を表す。)
    で表されるホスホナート化合物。
  3. 【請求項3】一般式(3) 【化3】 (式中、R1 およびR2 は、各々独立に、アルキル基、
    フェニル基または炭素数が1〜4のアルキル基、炭素数
    が1〜4のアルコキシル基、ハロゲン原子あるいはジア
    ルキルアミノ基で置換された置換フェニル基を表す。)
    で表されるクロロホスフェート化合物と、一般式(4) 【化4】 (式中、Xはハロゲン原子を表す。)で表される化合物
    より調整されるグリニャール試薬またはリチウム試薬と
    を反応させることにより、一般式(2) 【化5】 (式中、R1 、R2 は前記と同じものを表す。)で表さ
    れるホスホナート化合物とし、続いて塩基で処理し、そ
    の後酸化剤を使用して二量化することを特徴とする、一
    般式(1) 【化6】 (式中、R1 、R2 は前記と同じものを表す。)で表さ
    れるジホスホナート化合物の製造方法。
  4. 【請求項4】塩基が有機リチウム化合物もしくは有機マ
    グネシウム化合物である請求項3記載のジホスホナート
    化合物の製造方法。
  5. 【請求項5】酸化剤が酸化性を有する金属化合物である
    請求項3または4記載のジホスホナート化合物の製造方
    法。
  6. 【請求項6】酸化性を有する金属化合物が鉄、銅、ルテ
    ニウム、コバルト、ニッケル、バナジウム、モリブデ
    ン、マンガン、チタンの金属塩又は金属錯化合物から選
    ばれる少なくとも1種である請求項5記載のジホスホナ
    ート化合物の製造方法。
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