JP3146091B2 - 食器洗い乾燥機 - Google Patents

食器洗い乾燥機

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JP3146091B2 JP13861593A JP13861593A JP3146091B2 JP 3146091 B2 JP3146091 B2 JP 3146091B2 JP 13861593 A JP13861593 A JP 13861593A JP 13861593 A JP13861593 A JP 13861593A JP 3146091 B2 JP3146091 B2 JP 3146091B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、低騒音化を図った食
器洗い乾燥機に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に食器洗い乾燥機にあっては、洗浄
水を噴射して食器を洗浄する洗浄装置の、一端が外に、
他端が洗浄兼乾燥室内に臨む吸気ダクトと、排気ダクト
とを有し、吸気ダクトを介して洗浄兼乾燥室内に送り込
まれた乾燥風は、排気ダクトを介して外に送り出される
ようになっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前記した如く食器洗い
乾燥機にあっては、洗浄兼乾燥室内に乾燥風を取入れる
吸気ダクトと、乾燥風を外へ送り出す排気ダクトを有す
る所から、運転中に発生する耳障りな音が前記ダクトを
介して外にでるようになる。
【0004】耳障りな音が外に漏れると品質感を損ねる
ために、例えば、排気ダクト内に2枚の遮塀板を交互に
設けて、直接的に音が外に抜けないようにした手段や、
排気ダクトの排気口を必要に応じて塞ぐようにした手段
が知られている。
【0005】しかしながら、前者にあっては高周波の音
においては効果が認められるものの低周波の音にあって
は大きな効果は期待できない面があった。
【0006】また、後者にあっては、乾燥工程におい
て、排気口を開かなければならず、排気口を開閉する開
閉機構及び開閉制御装置が必要となる等装置の複雑化を
招来すると共に組付性、コスト面においても望ましくな
かった。
【0007】そこで、この発明は、複雑化を招来するこ
となく、耳障りな高周波から低周波の音を小さく抑える
ことができるようにした食器洗い乾燥機を提供すること
を目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、この発明は、一端が外に、他端が洗浄兼乾燥室内に
臨む吸気ダクトと排気ダクトとを備えた食器洗い乾燥機
において、前記吸気ダクトもしくは排気ダクトの少なく
ともいずれか一方に、前記ダクト内と連通し合う取入口
を有すると共に運転中に発生する特定周波数を、共鳴周
波数とする長さの共鳴型消音器を設け、その共鳴型消音
器の取入口に、水の侵入を阻止する防水膜を設けるよう
にする。あるいは、共鳴型消音器を傾斜させると共に、
傾斜下流側の最下部に、前記ダクト内と連通し合う取入
口を設けるものである
【0009】
【0010】
【作用】かかる食器洗い乾燥機によれば、運転中に発生
する特定周波数が、ダクト内を通過する時に、特定周波
数と対応する共鳴型消音器によって音のエネルギーが大
巾に減衰し、小さく抑えられる。
【0011】一方、共鳴型消音器内には、食器洗い工程
中の洗浄水が内部に溜ることはなく不衛生になる虞れも
ない。
【0012】
【実施例】以下、図1乃至図5の図面を参照しながらこ
の発明の一実施例を詳細に説明する。
【0013】図2において1は食器洗い乾燥機3の乾燥
機本体を示しており、乾燥機本体1の前面に設けられた
開閉扉5を開けることで、洗浄兼乾燥室7に対して食器
の出し入れが可能となっている。
【0014】洗浄兼乾燥室7の内部には、洗浄装置9の
洗浄ノズル11と、乾燥風を吹き出す吹き出し口13及
び取出口15がそれぞれ設けられている。
【0015】洗浄装置9は、戻り槽17と連通し合う吸
水ポンプ19を有し、吸水ポンプ19から送り出された
洗浄水は前記洗浄ノズル11から噴射されるようになっ
ている。
【0016】一方、吹き出し口13は吸気ダクト21
と、取出口15は排気ダクト23とそれぞれ連通してい
る。
【0017】吸気ダクト21は、洗浄兼乾燥室7の上方
から背壁面にかけて配置され、一方の吸気口25は、開
閉扉5の上方前面パネル27の右側領域に設けられてい
る。また、他方の吹き出し口13は、洗浄兼乾燥室7の
背壁面中央部位に設けられると共に吸気ダクト21の背
壁面領域には乾燥ファン29が設けられている。これに
より、乾燥ファン29の作動により吸気口25から取り
込まれた乾燥風は、洗浄兼乾燥室7内へ強制的に送り込
まれることで循環するようになっている。
【0018】排気ダクト23は、洗浄兼乾燥室7の上方
に配置され、一方の取出口15は洗浄兼乾燥室7内に臨
んでいる。また、他方の排気口31は、開閉扉5の上方
前面パネル27の左側領域に設けられ、仕事を終えた乾
燥風は排気ダクト23を介して外へ排出されるようにな
っている。
【0019】排気ダクト23には、運転中に発生する耳
障りな特定周波数を減衰させるための共鳴型消音器33
が設けられている。
【0020】共鳴型消音器33は、図1に示すように取
入口35を有するボック状に形成され、前記取入口35
は、排気ダクト23に設けられた連通口37と接続連通
している。
【0021】共鳴型消音器33は、消音器本体の長さL
により減衰させたい特定周波数が決定される。具体的に
は、洗浄工程において吸水ポンプ19の羽根の回転のア
ンバランスに基づいて発生する固有の音がある。これ
は、吸水ポンプ19の回転数と羽根枚数の積で決まる周
波数の音で、例えば吸水ポンプ19の羽根枚数が10
枚、回転数が毎秒約46回転だとすると、周波数は約4
60Hzとなる。このことは、前記羽根枚数、回転数の
条件において、図11に示す如く排気口31付近での周
波数を音響パワーレベルで示した分析図からも理解でき
るように、約460Hzにピークを持っていることがわ
かる。
【0022】この特定周波数460Hzを減衰させるに
は、L=(2N−1)・C/4fmの式で求められる。
【0023】ここで、L:共鳴型消音器の長さ fm:減衰させたい周波数 C:音速(346.67m/s 25℃) N:整数値(1,2,3,…) この実施例では、前記式から、特定周波数fmは460
Hzであるから長さLは18.8mmとなっている。
【0024】なお、共鳴型消音器33の数は、複数の箇
所から発生する特定周波数に対応して設けるようにする
ことも可能である。あるいは、図1に示すように同一の
特定周波数に対してより確実な減衰が得られるよう複数
設けてもよい。
【0025】この場合、図8、図9に示すように、排気
ダクト23と一体に共鳴型消音器33の領域を形成する
ようにしてもよい。この実施例の場合には、加工性、組
付性の面で大変優れたものとなる。
【0026】このように構成された食器洗い乾燥機によ
れば、運転中に発生する耳障りな特定周波数は、排気ダ
クト23内を通過する時に、取入口35を介して共鳴型
消音器33内に取り込まれることで共鳴が起き、この共
鳴に費やされるエネルギー損失により減衰されるように
なる。
【0027】図5に実験結果を示している。この実験
は、特定周波数が460Hzで、共鳴型消音器33の長
さL=18.8mmの条件で行なったもので、約3.5
dBの減衰が得られた。
【0028】この場合、実施にあたっては、共鳴型消音
器33内に洗浄水が溜まり不衛生となることがないよう
に、図6に示すように共鳴型消音器33の取入口35
に、水の侵入を阻止する防水膜39を設けることが望ま
しい。
【0029】防水膜39を設けた実験結果を図7に示
す。この実験は、防水膜39の厚さを0.03mm、材
質をポリ塩化ビニリデンを用いたもので、他の条件は前
記実施例と同一である。この実験結果によれば、防水膜
39をつけても、共鳴型消音器33の効果はあり、約3
dBの減衰結果が得られた。
【0030】図10は、共鳴型消音器33の取入口35
の変形例を示したもので、共鳴型消音器33をθ傾斜さ
せると共に、傾斜下流側の最下部に、連通口37を介し
て排気ダクト23内と連通し合う取入口35に設けるも
のである。
【0031】この実施例によれば、図5に示す減衰が得
られると共に、洗浄水は常に排水されるため内部に溜る
虞れはない。
【0032】なお、この実施例では、排気ダクト23に
設けた実施例となっているが吸気ダクト21側に設ける
ようにしてもよく、また、排気ダクト23、吸気ダクト
21の組合せとしてもよい。
【0033】
【発明の効果】以上、説明したようにこの発明によれ
ば、次のような効果を奏する。 (1) 共鳴型消音器の長さを変えることで、高周波から低
周波までの耳障りな特定周波数の減衰が図れると共に構
造も簡単なものとなる。 (2) 洗浄水の溜りがなくなり、共鳴型消音器を衛生的に
保つことができる。 (3) 防水膜により洗浄水の侵入を阻止できる効果があ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明にかかる排気ダクトに共鳴型消音器を
取付けた切断平面図。
【図2】この発明を実施した食器洗い乾燥機の切断側面
図。
【図3】食器洗い乾燥機の斜視図。
【図4】排気ダクトと吸気ダクトを示した概要平面図。
【図5】排気口付近の周波数分析図。
【図6】取入口に防水膜を用いた図1と同様の切断面
図。
【図7】防水膜を設けた時の排気口付近の周波数分析
図。
【図8】共鳴型消音器を排気ダクトと一体とした平面
図。
【図9】図8の側面図。
【図10】共鳴型消音器の取入口を、傾斜下流側の最下
部に設けた説明図。
【図11】従来例を示した図5と同様の周波数分析図。
【符号の説明】
7 洗浄兼乾燥室 21 吸気ダクト 23 排気ダクト 33 共鳴型消音器 35 取入口 39 防水膜
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平3−237961(JP,A) 特開 昭52−41462(JP,A) 特開 昭56−165850(JP,A) 特開 平4−5939(JP,A) 特開 平4−33625(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A47L 15/42

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一端が外に、他端が洗浄兼乾燥室内に臨
    む吸気ダクトと排気ダクトとを備えた食器洗い乾燥機に
    おいて、前記吸気ダクトもしくは排気ダクトの少なくと
    もいずれか一方に、前記ダクト内と連通し合う取入口を
    有すると共に運転中に発生する特定周波数を、共鳴周波
    数とする長さの共鳴型消音器を設け、その共鳴型消音器
    の前記取入口に、水の侵入を阻止する防水膜を設けたこ
    とを特徴とする食器洗い乾燥機。
  2. 【請求項2】 一端が外に、他端が洗浄兼乾燥室内に臨
    む吸気ダクトと排気ダクトとを備えた食器洗い乾燥機に
    おいて、前記吸気ダクトもしくは排気ダクトの少なくと
    もいずれか一方に、前記ダクト内と連通し合う取入口を
    有すると共に運転中に発生する特定周波数を、共鳴周波
    数とする長さの共鳴型消音器を設け、その共鳴型消音器
    を傾斜させると共に、傾斜下流側の最下部に、ダクト内
    と連通し合う取入口を設けることを特徴とする請求項1
    記載の食器洗い乾燥機。
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