JP3145954B2 - 液晶表示装置 - Google Patents

液晶表示装置

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潤一郎 三浦
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鹿児島日本電気株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、液晶表示装置に関
し、特に液晶内の不純物イオンを吸着する物質を備えた
液晶表示装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のカラー液晶表示装置は、図3に示
す様にカラーフィルタ基板10と対向基板11を有し、
それぞれの基板にITO膜13を形成し、ITO膜13
の表面に配向膜14を有している。そしてこの2枚の基
板10,11は、均一なギャップを保つためスペーサ1
2により挟持させ、シール15によりこれら2枚の基板
を接着し、液晶16をその内部に充填した構造をしてい
る。
【0003】特開平6−110064,特開平2−26
4926には、スペーサとしてイオン吸着性物質を使用
した、具体的にはイオン交換樹脂又は合成ゼオライトを
用いた液晶表示装置が開示されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】これら従来技術の第1
の問題点は、合成ゼオライトを用いても液晶中のイオン
性不純物の量は減少しないことである。その理由は、合
成ゼオライトはイオン性不純物を吸着する代わりに金属
イオンを液晶中に放出するからである。第2の問題点
は、イオン交換樹脂を使用すると、液晶表示装置の輝度
が低下することである。その理由は、イオン交換樹脂は
半透明または不透明であるからである。
【0005】本発明の目的は、配向膜表面にイオン性不
純物が吸着して電気二重層が形成されるのを防止するこ
とで、焼付不良や表示ムラ不良の発生を防止し、信頼性
を向上させた液晶表示装置を提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の液晶表示装置
は、液晶を配向させるための配向膜をイオン吸着性の低
いポリイミドで形成し、液晶内のスペーサとしてイオン
吸着性の高いポリアミック酸の微粒子を均一に散布する
ことにより分散させて設けた構成を有する。また、配向
膜もポリアミック酸で形成してもよい。
【0007】
【作用】配向膜よりもスペーサの方がイオン吸着性が高
いので、液晶中のイオン性不純物はスペーサに選択的に
吸着され、配向膜表面にイオン性不純物が吸着して電気
二重層が形成されることはない。このため焼付不良や表
示ムラ不良の発生が防止できる。
【0008】
【発明の実施の形態】次に本発明について図面を参照し
て説明する。図1は本発明の第1の実施の形態を示す液
晶表示装置の断面図である。カラーフィルタ基板1上に
ITO膜4を重ね、その上にポリアミック酸からなる配
向膜5を形成し、さらにポリアミック酸からなるスペー
サ3を均一に散布する。対向基板2を重ね合せ液晶7を
注入する。ポリアミック酸は高イオン吸着性物質である
ので、液晶中のイオン性不純物はスペーサにも吸着され
る。このようにして製造した液晶表示装置は従来に比べ
て液晶の電圧保持特性が5〜7%向上し、またイオン性
不純物による表示不良も1/5に低減させることができ
た。
【0009】図2は、本発明の第2の実施の形態を示す
液晶表示装置の断面図である。カラーフィルタ基板1上
にITO膜4を形成し、その上にポリイミドからなる配
向膜8を塗布し、ラビング処理を行い、ポリアミック酸
からなるスペーサ3を均一に散布した後、対向基板2を
重ね合わせて液晶7を注入する。この組み合わせを用い
た場合、配向膜のポリイミドに比べてスペーサのポリア
ミック酸の方がイオン吸着性が高いために、液晶中に存
在するイオン性不純物はスペーサの方に選択的に吸着さ
れる。このようにして製造された液晶表示装置は従来に
比べて液晶の電圧保持率は8〜10%向上し、またイオ
ン性不純物による表示不良も1/10以下に低減でき
た。
【0010】また本発明を用いた場合、合成ゼオライト
を使用した時の様な無機イオンの放出はなく、イオン交
換樹脂を使用する時の様な輝度の低下も起こらない。
【0011】
【発明の効果】以上説明した本発明の第1の効果は、液
晶中のイオン性不純物を減少できることである。これに
より、表示ムラ不良を低減できるようになる。その理由
は、液晶中のスペーサにイオン吸着性の高いポリアミッ
ク酸を使用しているからである。
【0012】第2の効果は、液晶に対する印加電圧の低
下が防止できることである。これにより表示ムラ不良や
焼付不良を低減できるようになる。その理由は、上記に
加え配向膜にイオン吸着性の低いポリイミドを使用する
ことで液晶中のイオン性不純物はスペーサに選択的に吸
着されるので配向膜表面にイオン分が吸着して電気二重
層が形成されることがないからである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態を示す断面図であ
る。
【図2】本発明の第2の実施の形態を示す断面図であ
る。
【図3】従来の液晶表示装置を示す断面図である。
【符号の説明】
1 カラーフィルタ基板 2 対向基板 3 ポリアミック酸からなるスペーサ 4 ITO膜 5 ポリアミック酸からなる配向膜 6 シール 7 液晶 8 ポリイミドからなる配向膜

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電極を有する2枚の基板間に液晶を挟持
    し、前記液晶内に基板間の距離を一定に保つためスペー
    サを有する液晶表示装置において、液晶を配向させる配
    向膜をイオン吸着性の低いポリイミドで形成し、液晶内
    のスペーサとしてイオン吸着性の高いポリアミック酸の
    微粒子を均一に散布することにより分散させて設けた
    とを特徴とする液晶表示装置。
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