JP3145737B2 - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

Info

Publication number
JP3145737B2
JP3145737B2 JP19206691A JP19206691A JP3145737B2 JP 3145737 B2 JP3145737 B2 JP 3145737B2 JP 19206691 A JP19206691 A JP 19206691A JP 19206691 A JP19206691 A JP 19206691A JP 3145737 B2 JP3145737 B2 JP 3145737B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
value
image
toner
density
amount
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP19206691A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0535035A (ja
Inventor
行秀 牛尾
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
Priority to JP19206691A priority Critical patent/JP3145737B2/ja
Publication of JPH0535035A publication Critical patent/JPH0535035A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3145737B2 publication Critical patent/JP3145737B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Fax Reproducing Arrangements (AREA)
  • Dot-Matrix Printers And Others (AREA)
  • Laser Beam Printer (AREA)
  • Exposure Or Original Feeding In Electrophotography (AREA)
  • Control Or Security For Electrophotography (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電子写真プロセスによ
り作像された静電潜像を現像剤で現像して画像形成する
画像形成装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、画像形成装置の画像濃度設定を行
う場合は、装置内に設けられている濃度調整ボリウムな
どによって、出力画像の濃度を手動で調整していた。
【0003】図12は従来の画像形成装置に係る現像濃
度調整回路の一例を示す回路ブロック図である。本図に
おいて、100は感光体に対する高圧電源出力を制御す
る高圧電源制御部である。101はボリウム抵抗器であ
り、このボリウム抵抗器101の抵抗値を可変すること
により、感光体表面の帯電電位を決定する高圧DC出力
PriDCおよび現像電位を決定する高圧DC出力De
vDCを連動させて直線的に調整可能となる。
【0004】なお、高圧電源出力には、この他に転写高
圧出力またはシステムプロセス形態により、高圧DC出
力PriDCに重畳される高圧AC出力等があるがここ
では省略してある。
【0005】高圧電源制御部100において、OSCは
高圧DC出力PriDC,高圧DC出力DevDCを出
力するトランス118,130を駆動するトランジスタ
109,129へのパルス出力である。HV1は高圧D
C出力PriDCのON/OFF信号、HV2は高圧D
C出力DevDCのON/OFF信号である。
【0006】高圧DC出力PriDC,高圧DC出力D
evDCは、それぞれトランジスタ116,145のエ
ミッタ電位、つまりオペアンプ113,140の出力に
より決定される。さらに、オペアンプ113,140の
出力はボリウム抵抗器101と抵抗器102,104,
105および電源電圧VCCの構成で決定される。すな
わち、オペアンプ113,140の反転入力への電圧と
非反転入力への差電圧によるオープンループゲインによ
り決定される。
【0007】ここで、オペアンプ113,140の反転
入力と非反転入力への電圧はほぼ等しいため、高圧DC
出力PriDCは、反転入力への入力電圧と電源電圧V
CCを抵抗器122,123で分圧した電圧との差から
生じる電流ipriによる抵抗器126を介した電圧降
下分により決定される。なお、高圧DC出力DevDC
についても同様である。
【0008】112,115,120,133,13
7,141はコンデンサ、114,117,119,1
31,132,146はダイオード、103,106,
107,108,110,111,121,124,1
27,128,134,136,138,139,14
2,144は抵抗器、125,143はトランジスタで
ある。
【0009】以下、図13を参照しながらボリウム抵抗
器101による現像濃度調整動作について説明する。
【0010】図13は、図12に示したボリウム抵抗器
101による現像濃度調整と調整電位との関係を示す図
である。ここで、縦軸は電位を示し、横軸は調整レベル
Fを示し、F1がGND電位に対応し、F5がVCC/
2に対応し、F9がVCCに対応する。
【0011】この図13から分かるように、電圧DC出
力PriDCおよび現像電位を決定する高圧DC出力D
evDCはユーザーが操作部で濃度設定スイッチを操作
する毎に、調整レベルFが変位し、この変位に応じて直
線的に可変され、印字画像を濃い状態から淡い状態に調
整することが可能となっている。
【0012】なお、図13に示す特性は、電子写真プロ
セスがイメージ露光の場合である。
【0013】このように、電子写真プロセスにおける画
像濃度は、感光体の表面電位および現像剤に供給する電
荷量の制御値(以降この制御値のことをF値と略すこと
にする。)によって決定される。すなわち、F1からF
9の9段階(F1から段々に濃度は薄くなる)で画像濃
度が指示できるよう構成されている。従って、感光体の
表面電位および現像剤に供給する電荷量で決定される電
位差をより大きく設定すると、より多くの現像剤が感光
ドラムに付着するため、記録媒体(転写紙)により多く
の現像剤が転写されて画像濃度が上がる。一方、F9の
場合は、F1とは逆に感光体の表面電位および現像剤に
供給する電荷量で決定される電位差をより小さく設定す
ることで、現像剤(以降、現像剤のことをトナーと略
す)の感光ドラム付着量を抑え、記録媒体にトナーがよ
り少なく転写されて画像濃度が下がる。
【0014】換言すれば、上述した濃度調整ボリウムは
その設定状態を電圧に変換して読み取り、該F値に変換
するためのものである。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記従来
例では、現像器中のトナーが十分存在する時は、感光体
の表面電位およびトナーに供給する電荷量を補正制御す
ることで、所望の画像濃度に設定することができるが、
現像器内のトナーが不足してくると、感光体の表面電位
およびトナーに供給する電荷量を調整したとしても付着
すべきトナー量が減少し、やがて出力形成画像に影響が
出てくるという欠点がある。実際には、白抜け画像(白
抜け画像:黒く塗りつぶされるべき画像部分にトナーが
付着せずに、白いまま印刷されてしまうこと)となって
しまったり、中間調画像がうまく表現できなくなってし
まうことがある。
【0016】一方、レーザビームプリンタには、“トナ
ー無し予告”というトナー残量警告表示回路が設けられ
ている。しかし、この“トナー無し予告”は上述した出
力形成画像に影響が出てくるトナー量になった時に表示
されるのではなく、残り数十枚から百枚近くまで正常に
印刷できることを保証したトナー残量警告表示である。
【0017】また、残りの印刷できる枚数は、その印刷
画像内容に応じ異なってくるもので固定的な値ではな
い。従って、ユーザーは“トナー無し予告”が発せられ
た後の印刷画像について、明らかに出力形成画像に影響
が出ていれば問題ないが、気付かない程度の画像品質低
下近くでは、その都度細部にわたって画像をチェックし
なければならないという欠点がある。
【0018】さらに、“トナー無し予告”が発せられた
時にトナーを補給すれば問題はないが、カートリッジ方
式の場合、その都度使い捨ててしまうことはランニング
コスト的に不利になってしまうという欠点がある。
【0019】画像濃度を決定するもう一つの要因とし
て、感光体ドラム上に走査される光ビームの光強度(光
量)がある。光ビームの走査光量が弱くなれば、感光体
の表面電位量も低下し、トナーの付着量が低下して画像
濃度が薄くなってしまうという欠点がある。
【0020】この走査光量は、レーザビームプリンタに
おいては、レーザ光量自動調整(すでに公知であるレー
ザAPC:Auto Power Control)に
よって、所定の設定値に調整されている。
【0021】しかし、レーザも使用していると徐々に端
面劣化が生じるため、所定の設定値に調整されなくなっ
てしまう。レーザビームプリンタでは、この“レーザ光
量自動調整エラー”という故障モードは無く、印字不可
能になった時点で初めて光学系故障がユーザーに知らさ
れる。
【0022】すなわち、光量が所定の設定値に調整され
なくなってから光学系故障になるまで、画像濃度は徐々
に低下してくることになる。従って、ユーザーはF値を
再調整してやることで所望の画像を得ることができるう
ちは良いが、画像品質的に問題が起きてもユーザーが気
が付かなければ、不良画像出力が行われてしまうという
欠点がある。また、ユーザーが注意を払ったとしても、
その都度細部にわたって出力画像をチェックしなければ
ならないという欠点がある。
【0023】よって、本発明の目的は上述の点に鑑み、
光ビーム光量が不足して画像品質の劣化を生じるおそれ
がある場合に、その旨をユーザーが容易に判別し得るよ
うな画像出力を可能とした画像形成装置を提供すること
にある。
【0024】
【0025】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明に係る画像形成装置は、光ビームを感光体
に走査することによって形成される潜像を可視化する画
像形成装置において、所定光量の光ビームを発生させる
ために必要な駆動電流を検出する電流検出手段と、前記
電流検出手段により検出された駆動電流が所定値を超え
る場合に、可視化される画像の濃度を予め指定された値
より低くすることにより警告表示を行う濃度調整手段と
を有するものである。ここで、前記濃度調整手段は、前
記電流検出手段により検出された駆動電流が所定値を超
える場合に、該駆動電流を低下させることが可能であ
る。
【0026】
【0027】
【0028】
【0029】
【0030】
【0031】
【0032】
【0033】
【作用】本発明によれば、電流検出手段により検出され
た駆動電流が所定値を超える場合に、可視化される画像
の濃度を予め指定された値より低くすることにより警告
表示を行う構成としてあるので、最適な画像形成ができ
なくなった状態にあることを、出力画像を通してユーザ
ーに知らせることができる。
【0034】
【0035】
【実施例】以下、本発明の実施例を詳細に説明する。
【0036】実施例1 図1は、本発明の一実施例を示すブロック図である。本
図において、1は外部機器であり、以下に詳述するレー
ザビームプリンタ(以降、LBPと略す)2に印字指示
を行うなど、システムの上位機器として機能する。3
は、外部機器1とLBP2とを電気信号的に結合するイ
ンターフェイスである。4は、画像濃度を設定するため
の濃度調整用ボリウムである。5は、LBP2の制御を
司るCPUである。
【0037】6は、走査光学ユニットであり、特に図示
していないが、レーザ,スキャナモータ,ポリゴンミラ
ー,レンズ系などLBP用走査光学機構を含む。7は、
走査光学ユニット6から発せられる走査光を感光体ドラ
ム16の所定の位置に照射させるための折り返し反射ミ
ラーである。
【0038】8は高圧ユニットであり、感光体ドラムに
関連する電圧を制御する。9は、CPU9からの制御に
よって決定される感光体ドラムの表面電位および現像剤
に供給する電荷量を現像高圧発生回路11および帯電高
圧発生回路12に指示するF値変換回路である。13
は、感光体ドラム16に現像された画像を記録媒体に転
写する転写高圧発生回路である。14は、現像器18内
に存在するトナーの残り量を検出するためのトナー残量
検出回路であり、残検比較検出回路10に検出結果を出
力し、CPU5にトナー残量情報を伝達する。このトナ
ー残量検出回路14の構成は特に限定されるものではな
く、CPU5にトナー残量情報が伝達できれば良い。1
5は帯電ローラ、16は感光体ドラム、17は転写ロー
ラ、18は現像器である。
【0039】次に、図2を参照して、本実施例における
トナー残量検出処理を説明する。
【0040】本LBPにおけるトナー残量検出処理に
は、既に公知である通称“アンテナ方式”を用いてい
る。このアンテナ方式とは、現像器18内に予め設けて
あるアンテナと呼ばれる部分と、トナーを感光体ドラム
16に付着させる機能を有する現像スリーブとで実施さ
れる。すなわち、現像スリーブとアンテナとでコンデン
サを形成する(コンデンサの誘電体となるものが該トナ
ーである)。
【0041】従って、現像スリーブとアンテナ間にトナ
ーが一杯詰まっている時は、検出される静電容量は比較
的大であり、トナーが減るにつれて検出容量は減衰して
いく。この容量検出部がトナー残量検出回路14であ
り、ここで検出された静電容量情報をアナログ電圧値に
変換するのが残検比較検出回路10である。このトナー
残量と検出容量の傾向を示したのが図2である。この図
2の内容は、あるLBPでの一つの結果例であり、あく
までも傾向を示すにすぎない。そして、残検比較検出回
路10から出力されたアナログ電圧情報はCPU5のA
/D入力端子に伝達される。
【0042】図2において、Level−Aで示す値以
下の静電容量を検出した時には、トナー無しとして警告
表示する。また、Level−Bで示す値以下は、実質
上白抜け画像等の現像が現れる画像品質破損トナー残量
レベルを表す。このLevel−Bの値は機種毎に異な
っており、図に矢印で示したように、ある一定の範囲内
における特定値を選択する。
【0043】図3は、現像器18内に存在するトナー残
量に応じて、F値変換回路9に指示する制御値を決定す
るための手順を示すフローチャートである。
【0044】図3に示すとおり、CPU5はLBPの制
御プログラムのうちトナー残量検出ルーチンS30に入
ると、第1にステップS31で設定F値の検出を実行す
る。この設定F値の検出は、外部機器1から指示された
画像濃度設定値、あるいは、濃度調整用ボリウム4で指
示された画像濃度設定値のいずれかから得られる設定値
情報を検出するものである。
【0045】次に、ステップS32に移り、残検比較検
出回路10から出力されるアナログ電圧情報を検出し、
ステップS33においては、検出したトナー残量レベル
が図2に示すLevel−A以上であるか否かを判断す
る。その結果、トナー残量が十分である時は、ステップ
S36に移り、ステップS31で検出した画像濃度設定
値(F値情報)に基づきF値を設定し、F値変換回路9
に伝達する。このことにより、現像高圧発生回路11の
現像高圧値,帯電電圧発生回路12の転写高圧値は所望
の設定画像濃度値になる。
【0046】一方、トナー残量レベルが減少し、ステッ
プS33でLevel−A以下であると判断された時に
は、ステップS34に移り、本来のトナー無し予告の警
告表示を実行する。そして、ステップS35では、先に
ステップS31で検出した画像濃度設定値により指示さ
れたF値に対し、所定の補正値(本場合は、プラス1と
している。)を加え最終的なF値を決定する。そして、
その補正F値をF値変換回路9に伝達する。
【0047】以上の処理によって、トナーが現像器18
内に十分あることを条件として設定された感光体の表面
電位およびトナーに供給する電荷量で決定される画像濃
度に対し、トナーが減少して画像濃度が低下する状態下
においても、画像濃度補正が自動的になされ、画像品質
に影響が出るまで(すなわち、画像品質破壊が生じるま
で)、適切な画像濃度が保たれることになる。
【0048】なお、本実施例においては、トナー無し予
告後のF値補正を一回だけ、かつ一段階のみ行うよう説
明したが、トナーの減少量に応じて数段階でかつ、数ス
テップ分のF値を補正しても良いことは言うまでも無
い。
【0049】次に、本発明のその他の実施例について説
明する。なお、以下に詳述する各実施例は、いずれも図
1に示したブロック構成の下で実施される。
【0050】実施例2 図4を用いて、第2の実施例を説明する。
【0051】図4において、図3に示した第1の実施例
で述べたものと同一のステップには、同一の符号を付し
てある。
【0052】図4において、第1の実施例と同じくトナ
ー残量レベルをステップS33で判断する。その結果、
通常はステップS36に移り、ステップS31で検出し
た画像濃度設定値により指示されたF値を設定し、F値
変換回路9に伝達する。
【0053】一方、ステップS33にてトナー残量レベ
ルが少ないと判断されると、ステップS34でトナー無
し予告の警告表示を実行する。次に、ステップS45で
は、F値の自動補正を実行するか否かを判断する。この
ステップS45での判断(補正キャンセル)は、外部機
器1とのインターフェイスコマンドに予め登録しておく
か、あるいは、本LBP装置内に予め記憶させておけば
よい。
【0054】すなわち、ユーザーがマニュアル濃度設定
を希望するならばF値固定レベル設定をキャンセルすれ
ば良い。そうすれば、ステップS36に移り、今まで通
りステップS31検出した画像濃度設定値により指示さ
れたF値情報に基づき所望の画像濃度が出力される。他
方、ステップS45においてF値固定レベルをキャンセ
ルしなければ、ステップS46に移り、ステップS31
で検出した画像濃度設定値で指示されるF値に拘わら
ず、所定の固定値を最終的なF値として決定する。そし
て、固定F値をF値変換回路9に伝達する。
【0055】以上によって、トナーが現像器18内に十
分あることを条件として設定された感光体の表面電位お
よびトナーに供給する電荷量で決定される画像濃度に対
し、トナーが減少して画像濃度が低下する状態下におい
ても、画像品質に影響が出来るまで(すなわち、画像品
質破壊が生じるまで)、一定の画像濃度が保たれること
になる。
【0056】なお、本実施例において、固定F値は、あ
くまでも画像設定濃度が一定に保たれる範囲で濃く設定
するものであることは言うまでもない。ただし、LBP
の種類によって、この固定F値の値は異なる。
【0057】実施例3 次に図5,図6を参照して、第3の実施例について説明
する。
【0058】まず、図5に基づいて、走査光量と画像濃
度について簡単に説明する。
【0059】CPU5によって制御される走査光学系6
のレーザ光量は、従来例で説明した如く画像濃度に対し
て少なからずの影響力をもっている。そのレーザの光量
と駆動電流の関係を示したのが図5である。通常のレー
ザは図5中、“ア”で示される特性を有する。しかし、
長時間使用して来ると“イ”で示すように所定光量を得
るための駆動電流量が増して来る。そして、寿命レベル
に達すると、駆動電流設定値をオーバーフローすること
になる。しかし、レーザAPCにより、最大可能な駆動
電流まで駆動電流が増加され、その値でホールドし、光
学系故障まで維持される。
【0060】このようにレーザ駆動電流が最大値まで達
すると、それ以降は感光体ドラム16に走査されるレー
ザ光量が低減し、F値設定が一定に保たれたとしても、
画像濃度は低下してくることになる。
【0061】そこで第3の実施例では、図6に示す処理
手順により画像濃度の補正を実行する。図6における処
理手順は、以下に述べる通りである。
【0062】まず、ステップS60のレーザ光量設定ル
ーチンに入ると、ステップS31で設定F値の検出を実
行する。この設定F値の検出は、外部機器1から指示さ
れた画像濃度設定値、あるいは、濃度調整用ボリウム4
で指示された画像濃度設定値のどちらかから得られる設
定値情報を検出するものである。
【0063】次に、ステップS62に移り、レーザAP
Cで決定されたレーザ駆動電流設定値を検出する。そし
て、ステップS63にて、レーザ駆動電流設定値がLe
vel−Cに達しているか否かを判断する。ここで言う
Level−Cで示す電流設定値とは、予め設定すべき
光量に達するために必要とされる最大駆動電流を示す。
すなわち、レーザ駆動のための電流設定値が劣化により
所定の設定値以上に達したか否かを判断するものであ
る。その結果、走査光量が低下して画像濃度が薄くなる
と判断されなければ、ステップS36に移り、ステップ
S31で検出した画像濃度設定値に基づきF値を設定
し、F値変換回路9に伝達する。これとは逆に、ステッ
プS63において、走査光量の低下により画像濃度が薄
くなると判断されると、ステップS35に移り、ステッ
プS31で検出した画像濃度設定値により指示されたF
値情報に対し、所定の補正値(本実施例の場合は、プラ
ス1としている。)を加えて最終的なF値を決定する。
そして、その補正F値をF値変換回路9に伝達する。
【0064】以上によって、レーザ駆動電流値が設定レ
ベルに対して十分対応できることを条件として設定され
た感光体の表面電位およびトナーに供給する電荷量で決
定される画像濃度に対し、レーザ駆動電流値が設定レベ
ル以上となり画像濃度が低下する状態下にあっても、画
像濃度補正が自動的になされ画像品質に影響が出るまで
適切な画像濃度が保たれることになる。
【0065】実施例4 図7は、第4の実施例における処理手順を示すフローチ
ャートである。
【0066】まず、CPU5はLBPの制御プログラム
のうちトナー残量検出ルーチンに入ると、ステップS3
1で設定F値の検出を実行する。この設定F値の検出
は、外部機器1からコマンドで指示された画像濃度設定
値、あるいは、濃度調整用ボリウム4で指示された画像
濃度設定値のいずれかから得られる設定値情報を検出す
るものである。
【0067】次に、ステップS32に移り、残検比較検
出回路10から出力されるアナログ電圧情報を検出し、
次のステップS73でその検出したトナー残量レベルが
図2に示されるLevel−B以下であるか否か判断す
る。このLevel−Bのトナー残量となった時は画像
品質の維持ができないと判断されるトナー残量時であっ
て、LBPの機種によって異なることは言うまでも無い
までもない。
【0068】ステップS73において、トナー残量がL
evel−B以下でないと判断された場合(トナー無し
予告レベルになっている、いないに拘わらず)は、ステ
ップS36に移り、ステップS31で検出した画像濃度
設定値に基づきF値を設定し、F値変換回路9に伝達す
る。
【0069】一方、トナー残量が不足し、Level−
B以下であるとステップS73で判断された場合には、
ステップS74に移り、設定すべきF値の値を検出値よ
り例えば2ステップ分減算させた値に設定し、F値変換
回路9に伝達する。なお、本実施例では濃度を2ステッ
プ分減算しているが、これは一例であって、ユーザーに
とって画像濃度が薄くなったことを察知できるレベルに
なればよいため、この減算値は特に限定されたものでは
ない。
【0070】以上によって、トナー残量が不足して画像
品質を悪化させる状態になった時は、出力画像濃度を自
動的に極端に低下させ、ユーザーに知らせることができ
る。
【0071】実施例5 次に、図8を用いて、第5の実施例を説明する。
【0072】図8において、ステップS73でトナー残
量レベルを判断し、通常はステップS36に移り、ステ
ップS31で検出した画像濃度設定値に基づきF値を設
定し、F値変換回路9に伝達する。他方、ステップS7
3において、トナー残量が不足し画像品質が悪化すると
判断されると、ステップS45に移る。ステップS45
では、画像濃度をより薄く出力するための制御を実行す
るか否かを判断する。このF値固定レベルキャンセルモ
ードは、予め外部機器1とのインターフェイスコマンド
に登録しておくか、あるいは、本LBP装置内に予め記
憶させておくことにより設定できるものであり、設定タ
イミングについては、特に限定されたものではない。こ
のステップS45におけるF値固定レベルキャンセルモ
ードは、画像品質が悪化することをユーザーに警告でき
れば良く、ユーザー自体に印刷を続けるか否かの選択を
委ねるためのものである。
【0073】仮にユーザーは、印刷を続けることを希望
するならばF値固定レベルをキャンセルすれば良い。そ
うすれば、ステップS36に移り、今まで通りステップ
S31で検出した画像濃度設定値に基づきF値を設定
し、それなりの画像濃度で出力が可能となる。また、F
値固定レベルをキャンセルしなければ、ステップS85
に移り、自動的に所定の固定値を最終的なF値として決
定する。そして、その補正F値をF値変換回路9に伝達
し、画像濃度をより低下させた画像出力を実行して、ユ
ーザーに画像品質の悪化をアピールする。
【0074】以上によって、現像機内のトナー残量が不
足し画像品質状態が維持できなくなった時には、出力画
像濃度を自動的に薄くしてやることにより、使用者は直
ちにトナーの充填行為を行えるようになる。
【0075】なお、上述した第4および第5の実施例で
は、トナー残量が不足して画像品質を悪化させる状態に
なった時は、出力画像濃度を低下させてその旨をユーザ
ーに知らせているが、画像濃度をさらに著しく低下させ
たり、あるいは、白画像になるよう設定して画像を出力
させても良い。
【0076】実施例6 図5に関して先に述べたとおり、レーザ駆動電流が最大
値まで達すると、それ以降は感光体ドラム16に走査さ
れるレーザ光量が低減し、F値設定が一定に保たれたと
しても画像濃度は低下してくることになる。しかし、多
少の光量低下による画像濃度低下は、F値の調整で補え
るが、レーザ光量の低下がある値以上になると画像品質
の悪化につながる。
【0077】ここで、図9のブロック図を用いてレーザ
APCについて簡単に説明をする。図9において、LD
はレーザダイオードであり、PDは該レーザに内蔵され
レーザの光量をモニタするための受光素子である。R
は、受光素子PDの発生電流を電圧に変換するための抵
抗である。51は定電圧回路であり、CPU5より出力
されるアナログ電圧により制御されるものである。52
は、定電圧回路51からの出力電圧値をレーザ駆動用の
電流値に変換する電圧−電流変換回路である。53は、
外部機器1(図1参照)から入力される画像情報信号に
応じ、レーザ駆動電流をレーザLDに対してスイッチン
グする駆動電流スイッチ回路であり、ここで走査光量の
オン/オフを決定する。54は、抵抗Rによって電圧変
換された微小電圧を増幅し、CPU5のA/D入力で検
出できるレベルにする増幅回路である。CPU5は、増
幅回路54から出力されたレーザ光量検出電圧を判断し
て、定電圧回路51にアナログ電圧を出力する。このよ
うなフィードバックループにより、レーザAPCは実行
される。
【0078】そこで、第6の実施例では、図10に示す
フローチャートに従って出力画像の濃度を制御すること
により、レーザ光量の低減による画像品質の悪化をユー
ザーに警告するものである。
【0079】図10において、まずレーザー光量制御ル
ーチンに入ると、ステップS31で設定F値の検出を実
行する。この設定F値の検出は、外部機器1から指示さ
れた画像濃度設定値、あるいは、濃度調整用ボリウム4
で指示された画像濃度設定値のどちらかから得られる設
定値情報を検出するものである。
【0080】次にステップS62に移り、図9の定電圧
回路51に出力されているレーザ駆動電流設定値を検出
する。そして、ステップS103にて該レーザ駆動電流
設定値がオーバーフローレベルに達したか否かを判断す
る。仮にレーザ駆動電流設定値がオーバーフローしてい
なければ、ステップS36に移り、ステップS31で検
出した画像濃度設定値に基づきF値を設定し、F値変換
回路9に伝達する。
【0081】他方、ステップS103において駆動電流
設定値がオーバーフローしていると判断されれば、ステ
ップS104に移り、図9の増幅回路54から得られる
現状のレーザ光量を判断する。その判断基準となる光量
レベルは特に限定されないが、例えば、目標設定レベル
の半分になっていたならば画像品質に悪影響を与えるも
のとして、ステップS74に移る。そうでなければ、ス
テップS36に移り、ステップS31で検出した画像濃
度設定値で指示されたF値情報に基づきF値を設定す
る。
【0082】ステップS74では、例えば、ステップS
31で検出した画像濃度設定値で指示されたF値情報に
対して、所定値を減算してF値を設定する。
【0083】以上により、レーザ光量の低減による画像
品質の低下を、比較的簡単に画像濃度を薄くすること
で、ユーザーに警告することができる。
【0084】なお、上述した第4および第5の実施例と
同様に、トナー残量が不足して画像品質を悪化させる状
態になった時は、該画像濃度を著しく低下させたり、あ
るいは、白画像になるよう設定し、画像を出力させても
良い。
【0085】実施例7 図11は、第7の実施例を示す。この図11に示したフ
ローチャートでは、図10のステップS74が、ステッ
プS119に置き替っているだけである。すなわち、図
10のステップS74に示したようにF値の値を減算す
るのではなく、図11のステップS119に示すように
レーザ駆動電流を所定の値に低下させることによって、
画像濃度の低減を図っている。
【0086】実施例の効果 1)トナーの残り量を検出する現像剤残量検知手段と、
この現像剤残量検知手段の出力によってトナーの残り量
なし予告を発する警告手段と、この警告手段から出力が
発せられると現像濃度設定手段で指示された設定値に対
して所定の値を加算し、画像濃度を濃くする濃度補正調
整手段とを設けることにより、トナーの残り量なし予告
が発せられたとしてもユーザーがその都度F値を再調整
する必要がなくなる。
【0087】2)上記濃度補正調整手段の作動を無効と
する補正無効手段と、この補正無効手段が実行されたと
きには現像濃度設定手段で指示された設定値によって画
像濃度が決定され、また、補正無効手段が実行されない
ときには現像濃度設定手段で指示される設定値に関係な
く所定の濃度に固定設定する濃度調整選択手段とを設け
ることにより、トナーの残り量なし予告が発せられたと
してもユーザーの意志によって望みの濃度にF値を再調
整することができるようになる。
【0088】3)感光体を走査する光ビームの光量を一
定に保つための駆動電流が、所定の設定値以上になった
時点もしくはオーバーフローした時点に応じて、濃度補
正調整手段の実行を決定する手段を設けることにより、
レーザ光量の低減による濃度変化を自動的に補正するこ
とができる。
【0089】4)トナーの残り量を検出する現像剤残量
検知手段と、この現像剤残量検知手段の出力によってト
ナーの残り量なし予告を発する警告手段と、出力画像に
影響を与えるトナー残り量を判断する現像剤残量限界判
断手段と、この現像剤残量限界判断手段によってトナー
不足が判断されたとき現像濃度設定手段で指示された設
定値から所定の値を減算し、画像濃度を薄くする濃度補
正調整手段とを設けることにより、出力画像を見れば、
比較的簡単に画像濃度の調整不可能状態をユーザーに知
らせることができる。このことにより、画像品質の低下
を未然に防ぐことが可能となり、F値の再調整よりもト
ナーの充填をユーザーに要求することが可能となる。
【0090】5)感光体を走査する光ビームの光量を一
定に保つための駆動電流がオーバーフローし、かつ、光
ビームの設定光量が所定値以下と判断した場合には、濃
度補正調整手段を作動させるか、あるいは、レーザ駆動
電流を所定の値に低下させることにより出力画像の濃度
をより低下させ、このことにより、レーザ光量の低減に
よる画像品質の低下を比較的簡単に判断できるようにな
る。
【0091】
【発明の効果】以上述べた通り、本発明によれば、電流
検出手段により検出された駆動電流が所定値を超える場
合に、可視化される画像の濃度を予め指定された値より
低くすることにより警告表示を行う構成としてあるの
で、最適な画像形成ができなくなった状態にあること
を、出力画像を通してユーザーに知らせることができ
る。
【0092】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を実施するためのハードウエア構成を示
すブロック図である。
【図2】トナー残量検知についての原理的説明図であ
る。
【図3】本発明の第1の実施例における制御手順を示す
フローチャートである。
【図4】本発明の第2の実施例における制御手順を示す
フローチャートである。
【図5】レーザ光量と駆動電流との一般的関係を示す線
図である。
【図6】本発明の第3の実施例における制御手順を示す
フローチャートである。
【図7】本発明の第4の実施例における制御手順を示す
フローチャートである。
【図8】本発明の第5の実施例における制御手順を示す
フローチャートである。
【図9】レーザAPCの一般的回路を示すブロック図で
ある。
【図10】本発明の第6の実施例における制御手順を示
すフローチャートである。
【図11】本発明の第7の実施例における制御手順を示
すフローチャートである。
【図12】従来技術の説明図である。
【図13】従来技術の説明図である。
【符号の説明】
1 外部機器 2 LBP(レーザビームプリンタ) 3 インターフェイス 4 濃度調整用ボリウム 5 CPU 6 走査光学ユニット 8 高圧ユニット 9 F値変換回路 10 残検比較検出回路 13 転写高圧発生回路 14 トナー残量検出回路 15 帯電ローラ 16 感光体ドラム 17 転写ローラ 18 現像器 51 定電圧回路 52 電圧−電流変換回路 53 駆動電流スイッチ回路 54 増幅回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平1−133075(JP,A) 特開 平2−82676(JP,A) 特開 平3−33771(JP,A) 特開 平4−242766(JP,A) 特開 平2−253969(JP,A) 特開 昭61−128269(JP,A) 特開 平3−119373(JP,A) 特開 平3−215876(JP,A) 実開 昭61−112352(JP,U) 実開 平3−11245(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G03G 15/00 G03G 21/00 B41J 2/44

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光ビームを感光体に走査することによっ
    て形成される潜像を可視化する画像形成装置において、 所定光量の光ビームを発生させるために必要な駆動電流
    を検出する電流検出手段と、 前記電流検出手段により検出された駆動電流が所定値を
    超える場合に、可視化される画像の濃度を予め指定され
    た値より低くすることにより警告表示を行う濃度調整手
    段とを有することを特徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】 前記濃度調整手段は、前記電流検出手段
    により検出された駆動電流が所定値を超える場合に、該
    駆動電流を低下させることを特徴とする請求項1に記載
    の画像形成装置。
JP19206691A 1991-07-31 1991-07-31 画像形成装置 Expired - Fee Related JP3145737B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP19206691A JP3145737B2 (ja) 1991-07-31 1991-07-31 画像形成装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP19206691A JP3145737B2 (ja) 1991-07-31 1991-07-31 画像形成装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0535035A JPH0535035A (ja) 1993-02-12
JP3145737B2 true JP3145737B2 (ja) 2001-03-12

Family

ID=16285062

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP19206691A Expired - Fee Related JP3145737B2 (ja) 1991-07-31 1991-07-31 画像形成装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3145737B2 (ja)

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005326727A (ja) * 2004-05-17 2005-11-24 Fuji Xerox Co Ltd 交換ユニットが装着された画像形成装置
JP4766365B2 (ja) * 2004-05-17 2011-09-07 富士ゼロックス株式会社 交換ユニットが装着された画像形成装置
JP4765983B2 (ja) * 2007-03-30 2011-09-07 ブラザー工業株式会社 画像形成システム、制御プログラム及び画像形成装置
JP6204704B2 (ja) * 2013-06-06 2017-09-27 キヤノン株式会社 画像形成装置

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0535035A (ja) 1993-02-12

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR100461298B1 (ko) 화상형성장치의 대전전압 제어장치 및 그 제어방법
JP2619218B2 (ja) 現像装置の経時劣化によるトナー濃度ドリフトに対する自動補償方法
US7403214B2 (en) Systems and methods for adjusting the dynamic range of a scanning laser beam
JP3234246B2 (ja) 画像形成装置
JP3145737B2 (ja) 画像形成装置
JP2746942B2 (ja) 画像形成装置
JP3282404B2 (ja) 画像形成装置
JPH06118759A (ja) 画像安定化法
JP4899448B2 (ja) 画像形成装置
JP3218197B2 (ja) トナー濃度センサ装置
JP3135281B2 (ja) 画像形成装置
EP0536733B1 (en) Method for controlling an image forming apparatus
US5726759A (en) Image forming apparatus
US4929970A (en) Laser printer
JPH1083102A (ja) 光源の異常判定装置及び方法
JPH08234635A (ja) 画像形成装置
JP3160933B2 (ja) 画像形成装置
JP3227822B2 (ja) 作像装置
JP3446637B2 (ja) レーザダイオード駆動回路及び画像形成装置
JP3218208B2 (ja) トナー濃度センサ装置
JP2001341347A (ja) 画像形成装置及び該装置におけるレーザ駆動制御方法
JP2686626B2 (ja) 画像形成装置
JP3364252B2 (ja) 画像形成装置
JP3021524B2 (ja) デジタル画像形成装置
JPH0631975A (ja) レーザビームプリンタ

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees