JP3218208B2 - トナー濃度センサ装置 - Google Patents

トナー濃度センサ装置

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JP3218208B2 JP24856997A JP24856997A JP3218208B2 JP 3218208 B2 JP3218208 B2 JP 3218208B2 JP 24856997 A JP24856997 A JP 24856997A JP 24856997 A JP24856997 A JP 24856997A JP 3218208 B2 JP3218208 B2 JP 3218208B2
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信也 川西
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、カラー複写機、カ
ラープリンタ等のカラー画像形成装置において、カラー
画像の形成に使用されるカラートナーおよびブラックト
ナーの濃度を検出するために使用されるトナー濃度セン
サ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】カラー複写機では、通常、感光体ドラム
上に形成された静電潜像に、イエロー(Ye)、マゼン
タ(Mg)、シアン(Cy)の3色のカラートナーを選
択的に付着させてカラー画像を形成し、そのカラー画像
を転写紙等に転写することにより、複写画像が形成され
る。このようなカラー複写機では、これら3色のカラー
トナーによって、ブラックを含む全てのカラーを再現す
ることができるが、ブラックをより鮮明に表現するため
に、これら3色のカラートナーとともに、ブラックトナ
ーを使用することも実施されている。
【0003】カラートナーとともにブラックトナーを使
用するカラー複写機では、良好な色再現性を得るため
に、感光体ドラムに付着したカラートナーおよびブラッ
クトナーの濃度を検出するトナー濃度センサが使用され
ている。カラートナーおよびブラックトナーの濃度を検
出するトナー濃度センサは、通常、モノクロ複写機にお
いてブラックトナーの濃度を検出するために使用される
トナー濃度センサ装置と同様の構造になっている。
【0004】図6(a)はカラートナーおよびブラック
トナーの濃度検出に使用される従来のトナー濃度センサ
装置の検出部の正面図、図6(b)はその側面図であ
る。このトナー濃度センサ50は、感光体ドラム20の
所定領域21に付着したトナーに対して赤外光を照射す
る赤外発光ダイオード51と、その所定領域21に付着
したトナー23によって反射された赤外光を受光する赤
外受光素子52とがケース53内に配置された反射型に
なっている。赤外発光ダイオード51は、感光体ドラム
20におけるトナー23が付着される所定領域21に対
して、所定の傾斜角度で赤外光を照射するように配置さ
れており、また、赤外受光素子52は、感光体ドラム2
0の所定領域21にて鏡面反射(正反射)される赤外光
を受光するように配置されている。
【0005】このようなトナー濃度センサ50では、赤
外発光ダイオード51から照射されて感光体ドラム20
の所定領域21に付着したトナー23にて反射された赤
外光が赤外受光素子52にて受光されるようになってお
り、赤外受光素子52は、受光した赤外光の光量に対応
した電圧を出力する。そして、赤外受光素子52の出力
電圧に基づいて、感光体ドラム20の所定領域21に付
着したトナー23の濃度が検出される。
【0006】図7は、このようなトナー濃度センサ装置
の電気的構成を示している。すなわち、赤外受光素子5
2のカソード端子は、電流−電圧(I/V)変換回路を
構成するオペアンプOP1のプラス入力端子と基準電圧
Vref1とに接続されており、赤外受光素子52のアノー
ド端子は、オペアンプOP1のマイナス入力端子に接続
されているとともに、抵抗R1を介してオペアンプOP
1の出力側に接続されている。また、オペアンプOP1
の出力は、抵抗R2を介してオペアンプOP2のマイナ
ス端子に接続されているとともに、出力端子とマイナス
端子とが抵抗R3によって接続されており、オペアンプ
OP1のプラス端子には、基準電圧Vref1が与えられて
いる。また、アノード端子に駆動電圧VCC(5V)が与
えられた赤外発光ダイオード51のカソード端子は、固
定抵抗を介してアース電位に接続されている。なお、図
7中の符号20は感光体ドラム、符号22はトナーであ
る。
【0007】図8は、ブラックトナーの分光反射率を示
すグラフ、図9は、感光体ドラム20表面の分光反射率
を示すグラフである。ブラックトナーは、図8に示すよ
うに、400 〜900nm の波長の光に対して低い反射率にな
っているが、感光体ドラム20の表面は、図9に示すよ
うに、光の波長が大きくなるにつれて反射率が順次大き
くなり、赤外領域の光に対しては、50%以上の反射率
になっている。
【0008】感光体ドラム20の所定領域21にトナー
が付着していない場合には、赤外発光ダイオード51か
ら照射された赤外光は、感光体ドラム20の表面によっ
て鏡面反射されるとともに、感光体ドラム20の表面に
て拡散反射される。トナー濃度センサ50の赤外受光素
子52には、感光体ドラム20の表面にて鏡面反射した
光と、感光体ドラム20の表面の反射率によって決まる
拡散反射光とが受光される。
【0009】これに対して、感光体ドラム20の所定領
域21にブラックトナーが付着すると、ブラックトナー
の付着量に応じて、感光体ドラム20の表面によって鏡
面反射する赤外光の量が減少するとともに、感光体ドラ
ム20の表面およびブラックトナーの双方にて拡散反射
する赤外光の量も減少する。そして、ブラックトナーの
付着量(ブラックトナーの濃度)が増加すると、最終的
には、ブラックトナーによる拡散反射光のみが赤外受光
素子52によって受光されることになり、赤外受光素子
52の出力は一定となる。
【0010】図10(a)はイエロートナーの分光反射
率を示すグラフ、図10(b)はマゼンタトナーの分光
反射率を示すグラフ、図10(c)はシアントナーの分
光反射率を示すグラフである。イエロートナーは、500n
m 程度以下の波長の光に対しては反射率が低く、マゼン
タトナーは500 〜600nm 程度の波長の光に対しては反射
率が低く、シアントナーは600 〜800nm 程度の波長の光
に対して反射率が低くなっている。従って、全てのカラ
ートナーは、赤外領域の光に対しては反射率が大きく、
また、図9に示した感光体ドラム20の表面の赤外領域
の光に対する反射率よりも大きくなっている。
【0011】このようなカラートナーでは、感光体ドラ
ム20の表面に対する付着量(カラートナー濃度)が増
加する(大きくなる)と、感光体ドラム20表面による
鏡面反射光量は減少する。しかし、感光体ドラム20の
表面による赤外光の反射率よりも各カラートナーによる
赤外光の反射率が大きいために、感光体ドラム20に付
着する各カラートナー量が増加すると、拡散反射される
赤外光の光量が増加することになる。そして、感光体ド
ラム20表面に付着するカラートナー量が一定値以上に
なると、赤外受光素子52には、感光体ドラム20表面
からの鏡面反射光は受光されず、カラートナーによる拡
散反射光のみが受光される状態になり、赤外受光素子5
2の出力は一定になる。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】ところで、ブラックト
ナーについてみると、トナー濃度が大きくなるにつれ
て、赤外受光素子52の出力電圧V02が低下することに
なるが、この赤外受光素子52の出力電圧V02が低下す
ればするほど、図7中のオペアンプOP1の入力バイア
ス電流I0 が出力に影響を及ぼす(すなわち、I0 によ
り出力に誤差が生じる)といった問題があった。
【0013】また、図7中の基準電圧Vref1が、電源電
圧の変動に伴って変化すれば、出力電圧V0 (V01,V
02)も電源電圧の変動に伴って変化してしまうといった
問題があった。
【0014】また、赤外発光ダイオード51の光量が低
下すると、赤外受光素子52の出力およびトナー濃度変
化に対する出力変化量が小さくなる。そのため、この赤
外受光素子52の出力をそのままマイコンのA/Dポー
トに入力すると、A/Dの分解能といった観点からみる
と悪い方向になってしまい、検出精度の低下につなが
る。逆に、周囲温度の変動等により赤外発光ダイオード
51の光量が増加すると、特にカラートナー濃度が高い
濃度の場合には、出力電圧が飽和してしまうといった問
題があった。
【0015】本発明は係る問題点を解決すべく創案され
たもので、その目的は、トナー濃度センサの出力特性に
影響を及ぼす上記した回路上の問題点を解決したトナー
濃度センサ装置を提供することにある。
【0016】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明のトナー濃度センサ装置は、赤外発光素子か
ら感光体上の所定領域に赤外光を照射し、赤外受光素子
にて受光される赤外光量に基づいて感光体に付着したト
ナー濃度を検出するトナー濃度センサ装置であって、前
記赤外受光素子の信号を処理するアンプが第1のアンプ
と第2のアンプとで構成され、前記第1のアンプは、プ
ラス入力端子に基準電圧の入力端子と前記赤外受光素子
であるフォトダイオードのカソード端子とが接続され、
マイナス端子に前記フォトダイオードのアノード端子が
接続されるとともに、第1の抵抗である感度調整用ボリ
ュームを介してその出力側に接続され、前記第2のアン
プは、プラス入力端子に基準電圧の入力端子が接続さ
れ、マイナス端子に前記第1のアンプの出力が第の抵
抗を介して接続されるとともに、第の抵抗を介してそ
の出力側に接続され、かつ前記第1のアンプがCMOS
のオペアンプによって形成されるとともに、前記第2の
アンプがバイポーラのオペアンプによって形成されてい
るものである。これにより、赤外受光素子の出力電流を
正確に増幅し、出力することが可能となる。
【0017】また、本発明のトナー濃度センサ装置は
前記第1のアンプの基準電圧及び前記第2のアンプの基
準電圧を安定化する定電圧回路を備え、該定電圧回路
は、レギュレータと、該レギュレータの出力を抵抗で分
圧した電圧がプラス入力端子に導かれるとともに、出力
端子をマイナス入力端子に帰還させたオペアンプとから
なるものである。これにより、電源電圧が変動しても、
センサの出力特性に影響を及ぼさない出力を得ることが
できる。
【0018】また、本発明のトナー濃度センサ装置は
記赤外発光素子をLEDによって形成するとともに、
このLEDのカソードを電流制御部のコネクタに接続し
たものである。すなわち、赤外発光素子の光量変化に対
して、外部より電流を可変し制御できるので、光量変化
の影響を受けない特性を得ることができる。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て、図面を参照して説明する。
【0020】図1は、本発明のトナー濃度センサ装置の
電気的構成を示すブロック図である。
【0021】すなわち、赤外受光素子(以下、フォトダ
イオードという)2のカソード端子は、オペアンプ(第
1のアンプ)OP1のプラス入力端子に接続されている
とともに、このプラス入力端子には、定電圧回路8によ
って安定化された基準電圧Vref1が与えられている。ま
た、赤外受光素子2のアノード端子は、オペアンプOP
1のマイナス入力端子に接続されているとともに、感度
調整用ボリュームVR1を介してオペアンプOP1の出
力側に接続されている。また、オペアンプOP1の出力
は、抵抗(第の抵抗)R2を介してオペアンプ(第2
のアンプ)OP2のマイナス端子に接続されているとと
もに、出力端子とマイナス端子とが抵抗(第の抵抗)
R3によって接続されており、オペアンプOPのプラ
ス端子には、定電圧回路8によって安定化された基準電
圧Vref1が与えられている。また、オペアンプOP2の
出力は、マイクロコンピュータを搭載した制御部6のア
ナログ−デジタル(A/D)変換入力端子に接続されて
いる。
【0022】また、アノード端子に駆動電圧VCC(5
V)が与えられた赤外発光ダイオード(以下、LEDと
いう)1のカソード端子は、制御部6によって制御され
る電流制御部7のコネクタ7aに、制御端子1aを介し
て接続されている。LED1は、制御部6による電流制
御部7の制御によって駆動電流が制御されるようになっ
ている。なお、図中の符号9は感光体ドラム、符号10
はトナーである。
【0023】上記構成において、本発明のトナー濃度セ
ンサ装置は、オペアンプOP1をCMOSのオペアンプ
によって形成し、オペアンプOP2をバイポーラのオペ
アンプによって形成している。
【0024】図2は、図1に示す定電圧回路8の構成例
を示している。本例では、レギュレータ81によって定
電圧回路8を構成している。すなわち、レギュレータ8
1の出力を抵抗R4とR5とで分圧した電圧を、オペア
ンプOP3のプラス入力端子に導くとともに、基準電圧
Vref1の出力端子をマイナス入力端子に帰還させた構成
となっている。
【0025】ここで、図1において、フォトダイオード
2の出力電流IPD、感度調整用ボリュームVR1の抵抗
値R1、基準電圧Vref1より、
【0026】
【数1】 VX =Vref1−R1×IPD ・・・(1) が成立する。
【0027】また、上記(1)式のVX 、基準電圧Vre
f1、抵抗R2、R3より、図1の出力電圧V0 は、
【0028】
【数2】 V0 =Vref1+(R3/R2)×(Vref1−VX ) ・・・(2) となり、(2)式に(1)式を代入すると、
【0029】
【数3】 V0 =Vref1+(R3/R2)×R1×IPD ・・・(3) となる。この(3)式は、トナー濃度により変化するI
PDを増幅した値がV0 となることを示している。
【0030】この(3)式により得られるV0 のトナー
濃度の特性例を図3に示す。以上の式は、理想的なV0
の式を示したが、実際には、オペアンプOP1の入力バ
イアス電流I0 、オペアンプOP2の入力オフセット電
圧V0Sが出力に影響を及ぼし、出力の誤差となって表れ
る。そこで、上記(1)式においてI0 を考慮すると、
【0031】
【数4】 VX =Vref1−R1×(IPD−I0 ) ・・・(1′) となる。また、上記(2)式においてV0Sを考慮する
と、
【0032】
【数5】 V0 =(Vref1+V0S)+(R3/R2)×[(Vref1+V0S)−VX ] ・・・(2′) となり、(2′)式に(1′)式を代入すると、
【0033】
【数6】 V0 =(Vref1+V0S)+(R3/R2)×[(Vref1+V0S)−Vx =Vref1+[(R2+R3)/R2]×V0S +(R3/R)×R1×(I PD −I0 )・・・(3′) となる。
【0034】(3)式と(3′)式とを見比べると、
[(R2+R3)/R2]×V0S、および(R3/R
)×R1×(−I0 )の違いがある。これは、オペア
ンプOP2のV0Sが(R2+R3)/R2倍されて出力
誤差として表れること、およびオペアンプOPのI0
が(R3/R)×R1倍されて出力誤差として表れる
ことを示している。
【0035】従って、これらオペアンプOP1,OP2
の特性に起因して生じる出力誤差を低減するためには、
第1のアンプであるオペアンプOP1に、I0 がバイポ
ーラのオペアンプより小さいCMOSのオペアンプを使
用し、第2のオペアンプであるオペアンプOP2に、V
0SがCMOSのオペアンプより小さいバイポーラのオペ
アンプを使用すればよいことがわかる。
【0036】図1に示す回路において、出力電圧V0
(3)式で表されるので、基準電圧Vref1が変動する
と、V0 が変動してしまう。例えば、図5に示す回路に
より基準電圧Vref1を構成したとすると、
【0037】
【数7】 Vref1=VCC×R5/(R4+R5) ・・・(4) としてVref1を表すことができる。これは、VCCの変動
によりVref1が変動してしまうことを示している。
【0038】そこで、本発明では、図2に示すように、
定電圧回路(本例ではレギュレータ81としている)よ
り基準電圧を構成することにより、レギュレータ81の
出力Vr (例えば、3V)は、VCC(例えば、5V)が
変動しても変化しない。従って、
【0039】
【数8】 Vref1=Vr ×R5/(R4+R5) ・・・(5) で表せるVref1は、電源電圧VCCが変動しても、Vr
一定の値であるため、一定の値が得られることになる。
つまり、(3)式で表されるV0 は、VCCの変動の影響
を受けない特性が得られるようになる。
【0040】次に、LED1の光量が変化したときの出
力電圧の変動特性を図4に示す。LED1の初期の良好
な出力特性を図4中に実線で示す特性(符号11により
示す)とすると、例えば周囲温度の変動等によってLE
D1の光量が増加したとき、図4中に一点鎖線で示す特
性(符号12により示す)となり、出力が飽和してしま
う領域(符号12aにより示す)がある。逆に、周囲温
度の変動等によってLED1の光量が減少したとき、図
4中に二点鎖線で示す特性(符号13により示す)とな
る。
【0041】この場合、LED1が初期の良好な出力特
性が得られる状態において、感光体8にトナーが付着し
ていないとき(トナー濃度0mg/cm2 )の出力電圧値
(図4中の符号11で示す特性のトナー濃度0mg/cm2
時の出力)を初期の出力電圧値として記憶部に記憶して
おき、以後の使用中において感光体8にトナーが付着し
ていないときの出力電圧値と、記憶部に記憶されている
初期の出力電圧値とを定期的に比較し、実際の出力電圧
値が初期の初期の出力電圧値に一致するように、LED
1の駆動電流を制御することが可能である。しかしなが
ら、出力の変化量が初期の出力電圧特性(符号11によ
り示す)と比較して小さくなる方向のため、検出精度的
には悪くなる方向となる。
【0042】そこで、本発明では、LED1の電流をセ
ンサ装置の外部に設けられた電流制御部7によって可変
できるようにしている。これにより、トナー濃度0mg/
cm2時の出力電圧V0 が初期値より変化した場合(すな
わち、図4において符号12,13に示す特性となった
場合)、符号11により示す初期の出力特性となるよう
に電流制御部7によりLED1の電流値を可変する。こ
れにより、LED1の発光光量が、周囲温度の変動や経
時変化等により変化しても、LED1の電流を可変する
ことにより、初期の特性と同じ特性を得ることができる
ものである。
【0043】
【発明の効果】本発明のトナー濃度センサ装置は、赤外
受光素子の信号を処理するアンプが第1のアンプと第2
のアンプとで構成し、第1のアンプは、プラス入力端子
に基準電圧の入力端子と赤外受光素子であるフォトダイ
オードのカソード端子とを接続し、マイナス端子にフォ
トダイオードのアノード端子を接続するとともに、第1
の抵抗である感度調整用ボリュームを介してその出力側
に帰還し、第2のアンプは、プラス入力端子に基準電圧
の入力端子を接続し、マイナス端子に第1のアンプの出
力を第の抵抗を介して接続するとともに、第の抵抗
を介してその出力側に帰還し、かつ第1のアンプをCM
OSのオペアンプによって形成するとともに、第2のア
ンプをバイポーラのオペアンプによって形成している。
つまり、出力誤差の少ないオペアンプを使用した増幅回
路の構成としたので、カラートナー濃度をより高精度に
測定することができる。
【0044】また、本発明のトナー濃度センサ装置は、
第1のアンプの基準電圧及び第2のアンプの基準電圧を
定電圧回路によって安定化しているので、電源電圧が変
動しても、センサの出力特性に影響を及ぼさないため、
カラートナー濃度をより高精度に測定することができ
る。
【0045】また、本発明のトナー濃度センサ装置は、
赤外発光素子をLEDによって形成するとともに、この
LEDのカソードを電流制御部のコネクタに接続した構
成としている。すなわち、赤外発光素子の光量変化に対
して、外部より電流を可変し制御できるので、光量変化
の影響を受けない特性を得ることができるため、カラー
トナー濃度をより高精度に測定することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のトナー濃度センサ装置の電気的構成を
示すブロック図である。
【図2】図1に示す定電圧回路の回路構成図である。
【図3】出力トナー濃度の特性例を示すグラフである。
【図4】赤外発光ダイオードの光量が変化したときの出
力電圧の変動特性を示すグラフである。
【図5】基準電圧を得るための回路構成図である。
【図6】(a)は従来のトナー濃度センサの実施形態の
一例を示す正面図、(b)はその側面図である。
【図7】従来のトナー濃度センサ装置の電気的構成を示
すブロック図である。
【図8】ブラックトナーの分光反射率の概略を示すグラ
フである。
【図9】感光体ドラムの分光反射率の概略を示すグラフ
である。
【図10】(a)はイエロートナーの分光反射率の概略
を示すグラフ、(b)はマゼンタトナーの分光反射率の
概略を示すグラフ、(c)はシアントナーの分光反射率
の概略を示すグラフである。
【符号の説明】
1赤外発光ダイオード(LED) 2赤外受光素子(フォトダイオード) OP1オペアンプ(CMOSのオペアンプ) OP2オペアンプ(バイポーラのオペアンプ) VR1感度調整用ボリュームR1 第1の抵抗 R2 第の抵抗 R3 第の抵抗
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G03G 15/00 G03G 15/01 G03G 15/08 G03G 21/00 - 21/04 G03G 21/14 G01N 21/00 - 21/61 H03F 1/00 - 3/52

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 赤外発光素子から感光体上の所定領域に
    赤外光を照射し、赤外受光素子にて受光される赤外光量
    に基づいて感光体に付着したトナー濃度を検出するトナ
    ー濃度センサ装置において、 前記赤外受光素子の信号を処理するアンプが第1のアン
    プと第2のアンプとで構成され、前記第1のアンプは、
    プラス入力端子に基準電圧の入力端子と前記赤外受光素
    子であるフォトダイオードのカソード端子とが接続さ
    れ、マイナス端子に前記フォトダイオードのアノード端
    子が接続されるとともに、第1の抵抗を介してその出力
    側に接続され、前記第2のアンプは、プラス入力端子に
    基準電圧の入力端子が接続され、マイナス端子に前記第
    1のアンプの出力が第の抵抗を介して接続されるとと
    もに、第の抵抗を介してその出力側に接続され、かつ
    前記第1のアンプがCMOSのオペアンプによって形成
    されるとともに、前記第2のアンプがバイポーラのオペ
    アンプによって形成されていることを特徴とするトナー
    濃度センサ装置。
  2. 【請求項2】 前記第1の抵抗が感度調整用ボリューム
    であることを特徴とする請求項1に記載のトナー濃度セ
    ンサ装置。
  3. 【請求項3】 前記第1のアンプの基準電圧及び前記第
    2のアンプの基準電圧を安定化する定電圧回路を備え、
    該定電圧回路は、レギュレータと、該レギュレータの出
    力を抵抗で分圧した電圧がプラス入力端子に導かれると
    ともに、出力端子をマイナス入力端子に帰還させたオペ
    アンプとからなることを特徴とする請求項1又は2のい
    ずれかに記載のトナー濃度センサ装置。
  4. 【請求項4】 前記赤外発光素子をLEDによって形成
    するとともに、このLEDのカソードを電流制御部のコ
    ネクタに接続したことを特徴とする請求項1、2又は3
    のいずれかに記載のトナー濃度センサ装置。
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