JP3145192B2 - 光路切換え装置 - Google Patents
光路切換え装置Info
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- JP3145192B2 JP3145192B2 JP17563392A JP17563392A JP3145192B2 JP 3145192 B2 JP3145192 B2 JP 3145192B2 JP 17563392 A JP17563392 A JP 17563392A JP 17563392 A JP17563392 A JP 17563392A JP 3145192 B2 JP3145192 B2 JP 3145192B2
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、顕微鏡等において主観
察系と写真撮影系とに光路を切換えるのに用いることの
できる光路切換え装置に係り、特に反射ミラーを利用し
て光路を切換える光路切換え装置に関する。
察系と写真撮影系とに光路を切換えるのに用いることの
できる光路切換え装置に係り、特に反射ミラーを利用し
て光路を切換える光路切換え装置に関する。
【0002】
【従来の技術】顕微鏡等の光学機器に備えられる光路切
換え装置では、ミラー退避時には光路をケラないように
ミラーを完全に光路外へ退避させ、ミラー挿入時には精
度良く位置出しができることが求められる。図11
(a)には従来より在る光路切換え装置の構成例が示さ
れている。
換え装置では、ミラー退避時には光路をケラないように
ミラーを完全に光路外へ退避させ、ミラー挿入時には精
度良く位置出しができることが求められる。図11
(a)には従来より在る光路切換え装置の構成例が示さ
れている。
【0003】この光路切換え装置は、スタンド1にミラ
ー取付板2の一端を軸3で回動自在に支持し、ミラー取
付板2の面にミラー4を取付けている。スタンド1の底
面には、一対の位置決めピン5,6を互いに離間させて
設け、その位置決めピン5,6にミラー取付板2がそれ
ぞれ当接するようになっている。またミラー取付板2の
下面にバネ支持ピン7を設け、そのバネ支持ピン7に押
圧バネ8の一端を連結している。この押圧バネ8の他端
は、位置決めピン5,6間に設けられたバネ支持ピン9
に連結している。
ー取付板2の一端を軸3で回動自在に支持し、ミラー取
付板2の面にミラー4を取付けている。スタンド1の底
面には、一対の位置決めピン5,6を互いに離間させて
設け、その位置決めピン5,6にミラー取付板2がそれ
ぞれ当接するようになっている。またミラー取付板2の
下面にバネ支持ピン7を設け、そのバネ支持ピン7に押
圧バネ8の一端を連結している。この押圧バネ8の他端
は、位置決めピン5,6間に設けられたバネ支持ピン9
に連結している。
【0004】そしてバネ支持ピン7が挿入される開口部
11が形成されたスライダー10を、スタンド1の底部
に進退自在に設けて、このスライダー10の移動により
バネ支持ピン7が位置決めピン5側又はピン6側に選択
的に付勢されるようになっている。上記ミラー取付板2
と押圧バネ8との位置関係を図11(b)に示す。
11が形成されたスライダー10を、スタンド1の底部
に進退自在に設けて、このスライダー10の移動により
バネ支持ピン7が位置決めピン5側又はピン6側に選択
的に付勢されるようになっている。上記ミラー取付板2
と押圧バネ8との位置関係を図11(b)に示す。
【0005】ミラー取付板2が位置決めピン5側にある
とき、位置決めピン5,6の中間にあるとき、位置決め
ピン6側にあるときで、押圧バネ8はそれぞれ8a,8
b,8cの位置となり、バネ支持ピン7は7a,7b,
7cの位置になる。
とき、位置決めピン5,6の中間にあるとき、位置決め
ピン6側にあるときで、押圧バネ8はそれぞれ8a,8
b,8cの位置となり、バネ支持ピン7は7a,7b,
7cの位置になる。
【0006】上記光路切換え装置では、ミラー取付板2
が位置決めピン5側にあるときにはバネ支持ピン7が押
圧バネ8から図示F1方向の押圧力を受けて、位置決め
ピン5に押圧固定される。またミラー取付板2が位置決
めピン6側にあるときには,バネ支持ピン7が押圧バネ
8から図示F2方向の押圧力を受けて、位置決めピン6
に押圧固定される。
が位置決めピン5側にあるときにはバネ支持ピン7が押
圧バネ8から図示F1方向の押圧力を受けて、位置決め
ピン5に押圧固定される。またミラー取付板2が位置決
めピン6側にあるときには,バネ支持ピン7が押圧バネ
8から図示F2方向の押圧力を受けて、位置決めピン6
に押圧固定される。
【0007】従って、スライダー10を操作してバネ支
持ピン7の位置を中間位置から少しずらしてやることに
より、押圧バネ8からずらした方向の押圧力を受けて対
応する位置決めピンにミラー取付板2が押圧されること
になる。
持ピン7の位置を中間位置から少しずらしてやることに
より、押圧バネ8からずらした方向の押圧力を受けて対
応する位置決めピンにミラー取付板2が押圧されること
になる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述した構
成の光路切換え装置は、スライダー10の移動範囲をス
トッパー等で規制しないと、また規制したとしてもバネ
支持ピン7と開口部11との間にあそびがないと、スラ
イダー10に無理な力がかかったときにミラー取付板2
にその力が伝わり、位置決めピン5,6、ミラー取付板
2等の位置決め部品を破損する可能性がある。そこで図
11においてもスライダー10の開口部11にはあそび
が設けられている。
成の光路切換え装置は、スライダー10の移動範囲をス
トッパー等で規制しないと、また規制したとしてもバネ
支持ピン7と開口部11との間にあそびがないと、スラ
イダー10に無理な力がかかったときにミラー取付板2
にその力が伝わり、位置決めピン5,6、ミラー取付板
2等の位置決め部品を破損する可能性がある。そこで図
11においてもスライダー10の開口部11にはあそび
が設けられている。
【0009】また上記光路切換え装置では、ミラー取付
板2を中途半端な位置で止まらせないために、押圧バネ
8にはスライダー10を自然移動させるだけのバネ力が
必要になる。
板2を中途半端な位置で止まらせないために、押圧バネ
8にはスライダー10を自然移動させるだけのバネ力が
必要になる。
【0010】実際に光路切換えを行う場合、スライダー
10を移動してミラー取付板2を回動させていくと、バ
ネ支持ピン7が図11(b)における7bの位置にきた
ときに、ミラー取付板2にかかる押圧バネ8の力Fの方
向が変わる。この時、バネ支持ピン7と開口部11との
間にはあそびがあり、かつ対応する位置決めピン方向に
強いバネ力を受けることになるので、そのあそびの分だ
け勢い良く回転してバネ支持ピン7が開口部11、もし
くはミラー取付板2が位置決めピン5,6に強くぶつか
ることになる。かかる衝撃により、ミラーの破損、剥
離、あるいは位置決め部品の精度の低下や耐久性の低下
を招く可能性がある。
10を移動してミラー取付板2を回動させていくと、バ
ネ支持ピン7が図11(b)における7bの位置にきた
ときに、ミラー取付板2にかかる押圧バネ8の力Fの方
向が変わる。この時、バネ支持ピン7と開口部11との
間にはあそびがあり、かつ対応する位置決めピン方向に
強いバネ力を受けることになるので、そのあそびの分だ
け勢い良く回転してバネ支持ピン7が開口部11、もし
くはミラー取付板2が位置決めピン5,6に強くぶつか
ることになる。かかる衝撃により、ミラーの破損、剥
離、あるいは位置決め部品の精度の低下や耐久性の低下
を招く可能性がある。
【0011】本発明は以上のような実情に鑑みてなされ
たもので、光路切換え時における部品同志の衝突を防止
して、部品の破損及び精度の低下を防止することのでき
る光路切換え装置を提供することを目的とする。
たもので、光路切換え時における部品同志の衝突を防止
して、部品の破損及び精度の低下を防止することのでき
る光路切換え装置を提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明の光路切換え装置は、光路を切換えるためのミ
ラーが取付けられ回転あるいは摺動自在に支持されたミ
ラー取付板と、このミラー取付板に予め決められた位置
で当接する位置決め部材と、前記ミラー取付板に連結さ
れていてそれ自体に長穴が形成されたリンクと、前記長
穴に嵌合して前記リンクを直線移動可能かつ回動可能に
支持する固定軸と、前記リンクに対して当該リンクの前
記長穴の長軸方向と略同じ方向に付勢力を作用させるバ
ネと、前記リンクを押圧して駆動する押圧ピンが取付け
られ回転範囲が規制されたドラムと、を具備し、前記バ
ネで付勢された前記リンクによって前記ミラー取付板は
前記位置決め部材に当接する方向に付勢されており、前
記ドラムの回転によって前記リンクが前記長穴に沿って
移動することにより前記ミラー取付板を回転あるいは摺
動させるようにしている。 また、本発明の光路切換え装
置は、写真撮影装置における写し込みデータ発生源から
の写し込みデータの光路を、写真光路に導入するよう偏
向する場合と偏向しない場合とを切換えるために前記写
真撮影装置に組み込まれ、前記偏向する場合は、前記ミ
ラー取付板により前記写真光路の一部を遮光してマスキ
ング部を形成するとともに該マスキング部に向けて前記
写し込みデータの光路を偏向させ、前記偏向しない場合
は、前記ミラー取付板を前記写真光路から完全に離脱し
て前記写し込みデータの光路の前記写真光路への導入を
防ぐようにしている。
に本発明の光路切換え装置は、光路を切換えるためのミ
ラーが取付けられ回転あるいは摺動自在に支持されたミ
ラー取付板と、このミラー取付板に予め決められた位置
で当接する位置決め部材と、前記ミラー取付板に連結さ
れていてそれ自体に長穴が形成されたリンクと、前記長
穴に嵌合して前記リンクを直線移動可能かつ回動可能に
支持する固定軸と、前記リンクに対して当該リンクの前
記長穴の長軸方向と略同じ方向に付勢力を作用させるバ
ネと、前記リンクを押圧して駆動する押圧ピンが取付け
られ回転範囲が規制されたドラムと、を具備し、前記バ
ネで付勢された前記リンクによって前記ミラー取付板は
前記位置決め部材に当接する方向に付勢されており、前
記ドラムの回転によって前記リンクが前記長穴に沿って
移動することにより前記ミラー取付板を回転あるいは摺
動させるようにしている。 また、本発明の光路切換え装
置は、写真撮影装置における写し込みデータ発生源から
の写し込みデータの光路を、写真光路に導入するよう偏
向する場合と偏向しない場合とを切換えるために前記写
真撮影装置に組み込まれ、前記偏向する場合は、前記ミ
ラー取付板により前記写真光路の一部を遮光してマスキ
ング部を形成するとともに該マスキング部に向けて前記
写し込みデータの光路を偏向させ、前記偏向しない場合
は、前記ミラー取付板を前記写真光路から完全に離脱し
て前記写し込みデータの光路の前記写真光路への導入を
防ぐようにしている。
【0013】
【作用】本発明の光路切換え装置では、ドラムを回転さ
せるとそのドラムに設けられた押圧ピンでミラー取付板
が直接あるいはリンクを介して押圧され、ミラー取付板
あるいはリンクがバネの引張力に抗して移動し、ミラー
取付板が位置決め部材に当接したところ、あるいはドラ
ムが位置規制されたところで停止する。
せるとそのドラムに設けられた押圧ピンでミラー取付板
が直接あるいはリンクを介して押圧され、ミラー取付板
あるいはリンクがバネの引張力に抗して移動し、ミラー
取付板が位置決め部材に当接したところ、あるいはドラ
ムが位置規制されたところで停止する。
【0014】ここで、バネの引張力は、ミラー取付板あ
るいはリンクを介してドラムの押圧ピンに作用するた
め、バネが最も伸びた状態のときにその引張力はドラム
の中心に向かって作用することになる。このため、バネ
が最も伸びた状態を少しでも越えると、ドラムはバネの
引張力により左右の位置規制位置に固定されることにな
る。よって、ミラー取付板に取付けられたミラーが位置
決め部材及びドラムの規定位置の2箇所で固定されるも
のとなり光路の切換えが可能になる。さらに、写真撮影
におけるデータ写込みを適宜実施することができ、デー
タ写込みを行わない場合にはマスキング部が残らない写
真撮影を行うことができる。
るいはリンクを介してドラムの押圧ピンに作用するた
め、バネが最も伸びた状態のときにその引張力はドラム
の中心に向かって作用することになる。このため、バネ
が最も伸びた状態を少しでも越えると、ドラムはバネの
引張力により左右の位置規制位置に固定されることにな
る。よって、ミラー取付板に取付けられたミラーが位置
決め部材及びドラムの規定位置の2箇所で固定されるも
のとなり光路の切換えが可能になる。さらに、写真撮影
におけるデータ写込みを適宜実施することができ、デー
タ写込みを行わない場合にはマスキング部が残らない写
真撮影を行うことができる。
【0015】
【実施例】以下、図面を参照しながら本発明の実施例を
説明する。
説明する。
【0016】図1には、本発明の第1実施例に係る光路
切換え装置の構成が示されている。本実施例の光路切換
え装置は、装置本体の取付面20に支持軸21が設けら
れており、その支持軸20にミラー取付板22の中間部
が軸支されている。ミラー取付板22の長手方向の一端
部には光路を切換えるためのミラー23が取付けられて
いる。また装置本体の取付面20には、位置決めピン2
4が固定されており、この位置決めピン24にミラー取
付板22のミラー取付け面と対向する側面の一部が当接
するようになっている。
切換え装置の構成が示されている。本実施例の光路切換
え装置は、装置本体の取付面20に支持軸21が設けら
れており、その支持軸20にミラー取付板22の中間部
が軸支されている。ミラー取付板22の長手方向の一端
部には光路を切換えるためのミラー23が取付けられて
いる。また装置本体の取付面20には、位置決めピン2
4が固定されており、この位置決めピン24にミラー取
付板22のミラー取付け面と対向する側面の一部が当接
するようになっている。
【0017】ここで、位置決めピン24が固定されてい
る位置は、ミラー取付板22を当該位置決めピン24に
当接させて位置決めすると、ミラー23が入射光に対し
て所定の角度で配置されて、そこで反射した光が第1の
光路に入射する位置に設定する。
る位置は、ミラー取付板22を当該位置決めピン24に
当接させて位置決めすると、ミラー23が入射光に対し
て所定の角度で配置されて、そこで反射した光が第1の
光路に入射する位置に設定する。
【0018】また、装置本体の取付面20とミラー取付
板22との空間には、支持軸21を挟んでミラー取付け
位置と対向する位置に、所定の直径を有する円盤状のド
ラム25が回転自在に支持されている。このドラム25
は、外周の約半分が切欠かれており、径の小さい半円部
が形成されている。そしてドラム回転軸から上記半円部
の半径よりも少しだけ離れた位置であって、ドラム半円
部の両端係合部27a,27bに当接し得る位置にスト
ッパーピン26が設けられている。このストッパーピン
26によりドラム25の回転範囲を規制している。
板22との空間には、支持軸21を挟んでミラー取付け
位置と対向する位置に、所定の直径を有する円盤状のド
ラム25が回転自在に支持されている。このドラム25
は、外周の約半分が切欠かれており、径の小さい半円部
が形成されている。そしてドラム回転軸から上記半円部
の半径よりも少しだけ離れた位置であって、ドラム半円
部の両端係合部27a,27bに当接し得る位置にスト
ッパーピン26が設けられている。このストッパーピン
26によりドラム25の回転範囲を規制している。
【0019】また上記ドラム25を上記支持軸21との
間に挟む位置に、バネ支持ピン28が設けられている。
このバネ支持ピン28には引張りバネ29の一端が固定
されており、引張りバネ29の他端がミラー取付板22
の長手方向の他端部に固定されている。さらにドラム2
5のミラー取付板22と対向する面には、ミラー取付板
22の側面に当接する押圧ピン30が設けられている。
間に挟む位置に、バネ支持ピン28が設けられている。
このバネ支持ピン28には引張りバネ29の一端が固定
されており、引張りバネ29の他端がミラー取付板22
の長手方向の他端部に固定されている。さらにドラム2
5のミラー取付板22と対向する面には、ミラー取付板
22の側面に当接する押圧ピン30が設けられている。
【0020】本実施例では、ドラム25の係合部27b
がストッパーピン28に接する前に、ミラー取付板22
が位置決めピン24に当接し、かつドラム25の係合部
27aがストッパーピン26に当接したときにはミラー
23が入射光の光路から脱するように各部品の位置関係
が調整されている。
がストッパーピン28に接する前に、ミラー取付板22
が位置決めピン24に当接し、かつドラム25の係合部
27aがストッパーピン26に当接したときにはミラー
23が入射光の光路から脱するように各部品の位置関係
が調整されている。
【0021】図1はミラー23を光路に挿入して第1の
光路を選択している状態である。この状態では、引張り
バネ29の引張力により、ミラー取付板22が支持軸2
1を支点にして左回りの回転力を受けるので、ミラー取
付板22が位置決めピン24に押圧固定される。
光路を選択している状態である。この状態では、引張り
バネ29の引張力により、ミラー取付板22が支持軸2
1を支点にして左回りの回転力を受けるので、ミラー取
付板22が位置決めピン24に押圧固定される。
【0022】ミラー取付板22は位置決めピン24に当
接することにより位置決めされて第1の光路を選択する
ものとなるので、第1の光路選択時のミラー取付板22
の位置が正確に出せることになる。
接することにより位置決めされて第1の光路を選択する
ものとなるので、第1の光路選択時のミラー取付板22
の位置が正確に出せることになる。
【0023】次に、図1に示す状態からドラム25を右
回転させると、押圧ピン30がミラー取付板22を押圧
し、その押圧力によりミラー取付板22が引張りバネ2
9の力に抗しながら支持軸21を支点にして回転する。
回転させると、押圧ピン30がミラー取付板22を押圧
し、その押圧力によりミラー取付板22が引張りバネ2
9の力に抗しながら支持軸21を支点にして回転する。
【0024】この時、押圧ピン30は回転軸から離れた
位置に設けられているため、引張りバネ29の引張力
が、ミラー取付板22を介して押圧ピン30に、ドラム
25を左回転させる力として働く。よって、その力より
も大きな力でドラム25を回転させる必要がある。
位置に設けられているため、引張りバネ29の引張力
が、ミラー取付板22を介して押圧ピン30に、ドラム
25を左回転させる力として働く。よって、その力より
も大きな力でドラム25を回転させる必要がある。
【0025】引張りバネ29が最も伸びた状態での押圧
ピン位置30′では、引張りバネ29の引張力がドラム
25の回転中心に向かって作用するため、この位置3
0′を境界にして、引張りバネ29の引張力がドラム2
5を右回転させる力として働くようになる。
ピン位置30′では、引張りバネ29の引張力がドラム
25の回転中心に向かって作用するため、この位置3
0′を境界にして、引張りバネ29の引張力がドラム2
5を右回転させる力として働くようになる。
【0026】そして、押圧ピン30が位置30′を若干
過ぎたところで、ドラム25の係合部27aがストッパ
ー26に当接するが、引張りバネ29の引張力は、ミラ
ー取付板22と押圧ピン30を介してドラム25を右回
転させる方向に働くので、ドラム25はストッパーピン
26に押圧固定され、ミラー取付板22はこの位置で固
定される。この状態ではミラー取付板22の他端が押圧
ピン30で図中左方向に押されるため、支持軸21を支
点とするミラー取付板22の一端は図中右方向に移動し
て、ミラー23が光路から完全に脱出することになる。
ミラー23が光路から完全に脱出すると、入射光はその
まま直進して第2の光路に入射するものとなる。
過ぎたところで、ドラム25の係合部27aがストッパ
ー26に当接するが、引張りバネ29の引張力は、ミラ
ー取付板22と押圧ピン30を介してドラム25を右回
転させる方向に働くので、ドラム25はストッパーピン
26に押圧固定され、ミラー取付板22はこの位置で固
定される。この状態ではミラー取付板22の他端が押圧
ピン30で図中左方向に押されるため、支持軸21を支
点とするミラー取付板22の一端は図中右方向に移動し
て、ミラー23が光路から完全に脱出することになる。
ミラー23が光路から完全に脱出すると、入射光はその
まま直進して第2の光路に入射するものとなる。
【0027】この様に本実施例によれば、ミラー23を
光路に対して挿脱することにより光路の切換えを行うこ
とができ、ミラー23を光路に挿入して第1の光路を選
択した際にはミラー取付板22が位置決めピン24によ
って位置規制されるため光路の位置決めが高精度のもの
となる。
光路に対して挿脱することにより光路の切換えを行うこ
とができ、ミラー23を光路に挿入して第1の光路を選
択した際にはミラー取付板22が位置決めピン24によ
って位置規制されるため光路の位置決めが高精度のもの
となる。
【0028】またドラム25に外部操作等により無理な
力がかかったとしても、ミラー取付板22には、引張り
バネ29の力よりも大きな力は伝わらないため、従来の
ような位置決め部品を損傷するといった心配がない。
力がかかったとしても、ミラー取付板22には、引張り
バネ29の力よりも大きな力は伝わらないため、従来の
ような位置決め部品を損傷するといった心配がない。
【0029】また光路切換え時には、常に押圧ピン30
がミラー取付板22に当接して連続的な動きをしてお
り、しかも押圧ピン30が位置30′を越えてドラム2
5を回転させる方向が反転する時であっても、その力が
押圧ピン30とミラー取付板22との間での摩擦、及び
ドラム25の慣性力により緩和されるので、位置決め部
品が強い力で衝突することがなくなる。その結果、位置
決め部品の損傷、ミラー23の損傷や剥離の発生を防止
でき、安全でしかも耐久性が良くなる。次に、図3及び
図4を参照して本発明の第2実施例について説明する。
がミラー取付板22に当接して連続的な動きをしてお
り、しかも押圧ピン30が位置30′を越えてドラム2
5を回転させる方向が反転する時であっても、その力が
押圧ピン30とミラー取付板22との間での摩擦、及び
ドラム25の慣性力により緩和されるので、位置決め部
品が強い力で衝突することがなくなる。その結果、位置
決め部品の損傷、ミラー23の損傷や剥離の発生を防止
でき、安全でしかも耐久性が良くなる。次に、図3及び
図4を参照して本発明の第2実施例について説明する。
【0030】本実施例の光路切換え装置は、装置本体の
取付面31に設けられた回転軸32で、T字型をなすミ
ラー取付板33の水平部の一端を軸支している。ミラー
取付板33の垂直部は屈曲しており、その屈曲面にミラ
ー34が設けられている。また装置本体の取付面31に
は、位置決めピン35が固定されており、この位置決め
ピン35にミラー取付板33が予め決められた回転位置
で当接するようになっている。
取付面31に設けられた回転軸32で、T字型をなすミ
ラー取付板33の水平部の一端を軸支している。ミラー
取付板33の垂直部は屈曲しており、その屈曲面にミラ
ー34が設けられている。また装置本体の取付面31に
は、位置決めピン35が固定されており、この位置決め
ピン35にミラー取付板33が予め決められた回転位置
で当接するようになっている。
【0031】上記ミラー取付板33の水平部の他端に
は、L字型をなすリンク36の長辺部36aの一端が連
結軸371により回動自在に連結されている。またリン
ク36の長辺部36aには長径方向が長手方向を向いた
長孔37が形成されている。このリンク36は、取付面
31に固定された固定軸38を長孔37に挿入させるこ
とにより、装置本体に対して長孔37の長手径方向へ摺
動自在に支持されている。
は、L字型をなすリンク36の長辺部36aの一端が連
結軸371により回動自在に連結されている。またリン
ク36の長辺部36aには長径方向が長手方向を向いた
長孔37が形成されている。このリンク36は、取付面
31に固定された固定軸38を長孔37に挿入させるこ
とにより、装置本体に対して長孔37の長手径方向へ摺
動自在に支持されている。
【0032】また装置本体の取付面31には、位置決め
ピン35と固定軸38との間であって、その両者よりも
図示下方位置にバネ支持ピン39が固定されている。こ
のバネ支持ピン39には引張りバネ40の一端が固定さ
れており、その引張りバネ40の他端がリンク36の屈
折部に固定されている。
ピン35と固定軸38との間であって、その両者よりも
図示下方位置にバネ支持ピン39が固定されている。こ
のバネ支持ピン39には引張りバネ40の一端が固定さ
れており、その引張りバネ40の他端がリンク36の屈
折部に固定されている。
【0033】さらに、リンク36の短辺部36bと取付
面31との空間に、前記第1実施例と同様に、短辺部3
6bを押圧する押圧ピン41を有するドラム42が回転
自在に支持されている。そして取付面31にストッパー
ピン43が固定されて、ドラム42の回転範囲を規制し
ている。
面31との空間に、前記第1実施例と同様に、短辺部3
6bを押圧する押圧ピン41を有するドラム42が回転
自在に支持されている。そして取付面31にストッパー
ピン43が固定されて、ドラム42の回転範囲を規制し
ている。
【0034】以上のように構成された本実施例では、ド
ラム42を回転させてミラー34を光路上に配置するこ
とにより第1の光路が選択される。図3は第1の光路を
選択した状態を示している。ミラー取付板33には、引
張りバネ40の引張力がリンク36を介して作用し、回
転軸32を支点にして左回転の力を受けている。ミラー
取付板33は位置決めピン35に当接することにより、
正確な位置出しがされており、かつ左回転の力を受けて
いることからその位置に押圧固定されることになる。こ
の時、ドラム42の係合部とストッパーピン43との
間、及び長孔37の端部と固定軸38との間には若干の
あそびが存在するようになっている。
ラム42を回転させてミラー34を光路上に配置するこ
とにより第1の光路が選択される。図3は第1の光路を
選択した状態を示している。ミラー取付板33には、引
張りバネ40の引張力がリンク36を介して作用し、回
転軸32を支点にして左回転の力を受けている。ミラー
取付板33は位置決めピン35に当接することにより、
正確な位置出しがされており、かつ左回転の力を受けて
いることからその位置に押圧固定されることになる。こ
の時、ドラム42の係合部とストッパーピン43との
間、及び長孔37の端部と固定軸38との間には若干の
あそびが存在するようになっている。
【0035】次に、第1の光路から第2の光路へ切換え
るためにはドラム42を右回転させる。ドラム42を右
回転させると、押圧ピン41がリンク36の短辺部36
bに当接し、引張りバネ40の引張力に抗しながらリン
ク36を図中右方向へ移動させる。そしてドラム42を
さらに右回転させると、図4に示すように引張りバネ4
0が最も伸びた状態での押圧ピン位置41′を、押圧ピ
ン41が若干過ぎたところで、ドラム42の係合部がス
トッパーピン43に当接する。この状態では、引張りバ
ネ40の引張力はリンク36と押圧ピン41を介して、
ドラム42に働き、当該ドラム42をストッパーピン4
3に当接させる。
るためにはドラム42を右回転させる。ドラム42を右
回転させると、押圧ピン41がリンク36の短辺部36
bに当接し、引張りバネ40の引張力に抗しながらリン
ク36を図中右方向へ移動させる。そしてドラム42を
さらに右回転させると、図4に示すように引張りバネ4
0が最も伸びた状態での押圧ピン位置41′を、押圧ピ
ン41が若干過ぎたところで、ドラム42の係合部がス
トッパーピン43に当接する。この状態では、引張りバ
ネ40の引張力はリンク36と押圧ピン41を介して、
ドラム42に働き、当該ドラム42をストッパーピン4
3に当接させる。
【0036】一方、リンク36が固定軸38の挿入され
ている長孔37にガイドされて右方向へ移動すると、ミ
ラー取付板33の連結軸371が右方向へ引張られる。
その結果、ミラー取付板33が回転軸32を支点にして
右回転し、ミラー34が光路から完全に脱出する。
ている長孔37にガイドされて右方向へ移動すると、ミ
ラー取付板33の連結軸371が右方向へ引張られる。
その結果、ミラー取付板33が回転軸32を支点にして
右回転し、ミラー34が光路から完全に脱出する。
【0037】また図4に示す状態から、ドラム42を左
回転させて押圧ピン41がピン位置41′を越えると、
引張りバネ40が、押圧ピン41とリンク36との摩擦
力、及びドラム42の慣性力に抗しながら、ドラム42
が再びストッパーピン43に当接するまでリンク36を
図中右方向へ移動させる。そしてドラム42が再びスト
ッパーピン43に当接したところで第1の光路に切換わ
る。
回転させて押圧ピン41がピン位置41′を越えると、
引張りバネ40が、押圧ピン41とリンク36との摩擦
力、及びドラム42の慣性力に抗しながら、ドラム42
が再びストッパーピン43に当接するまでリンク36を
図中右方向へ移動させる。そしてドラム42が再びスト
ッパーピン43に当接したところで第1の光路に切換わ
る。
【0038】この様に本実施例によれば、ドラム42の
回転をリンク36を介してミラー取付板33へ伝えるよ
うにしたので、前記第1実施例と同様の効果を得ること
ができ、さらに光路切換え操作を光路から離れた位置で
行うことができる。従って、操作位置の自由度が大きく
なることから、操作が容易な位置に操作位置を設定する
ことができる。次に、本発明の第3実施例について説明
する。
回転をリンク36を介してミラー取付板33へ伝えるよ
うにしたので、前記第1実施例と同様の効果を得ること
ができ、さらに光路切換え操作を光路から離れた位置で
行うことができる。従って、操作位置の自由度が大きく
なることから、操作が容易な位置に操作位置を設定する
ことができる。次に、本発明の第3実施例について説明
する。
【0039】図5には第3実施例に係る光路切換え装置
の構成が示されている。なお、図3,図4に示す装置と
同一機能を有する部分には同一を符号を付し詳しい説明
は省略する。
の構成が示されている。なお、図3,図4に示す装置と
同一機能を有する部分には同一を符号を付し詳しい説明
は省略する。
【0040】本実施例の光路切換え装置は、リンク36
の長辺部36aに隣接して取付面31に固定された固定
台51が設けられている。この固定台51には、リンク
36の長辺部36aと平行な2本の摺動軸52,53が
固定されている。
の長辺部36aに隣接して取付面31に固定された固定
台51が設けられている。この固定台51には、リンク
36の長辺部36aと平行な2本の摺動軸52,53が
固定されている。
【0041】一方、ミラー取付板54は、上記摺動軸5
2,53が挿入される貫通穴が形成された凸部55を有
し、その凸部55の近傍で連結軸371によりリンク3
6に連結されている。そしてミラー取付板54に設けら
れた凸部55の貫通穴に、それぞれ対応する摺動軸5
2,53を挿入させている。
2,53が挿入される貫通穴が形成された凸部55を有
し、その凸部55の近傍で連結軸371によりリンク3
6に連結されている。そしてミラー取付板54に設けら
れた凸部55の貫通穴に、それぞれ対応する摺動軸5
2,53を挿入させている。
【0042】上記固定台51、摺動軸52,53及びミ
ラー取付板54の部分を図6に拡大して示す。基端部を
固定台51に固定された摺動軸52,53の先端は、ミ
ラー取付板54の凸部55を貫通しており、一方の摺動
軸52の先端にはストッパー56が取付けられている。
例えば、摺動軸52の先端部外周にねじ溝を切っておい
て、ねじをストッパーとして用いる。そしてミラー取付
板54がストッパー56に当接したところで、第1の光
路が選択されるように設定しておく。
ラー取付板54の部分を図6に拡大して示す。基端部を
固定台51に固定された摺動軸52,53の先端は、ミ
ラー取付板54の凸部55を貫通しており、一方の摺動
軸52の先端にはストッパー56が取付けられている。
例えば、摺動軸52の先端部外周にねじ溝を切っておい
て、ねじをストッパーとして用いる。そしてミラー取付
板54がストッパー56に当接したところで、第1の光
路が選択されるように設定しておく。
【0043】以上のように構成された本実施例の動作に
ついて説明する。なお、ドラム42とリンク36の動作
は前記第2実施例と同様であるので、ここでは本実施例
において特徴的な動作についてのみ説明する。
ついて説明する。なお、ドラム42とリンク36の動作
は前記第2実施例と同様であるので、ここでは本実施例
において特徴的な動作についてのみ説明する。
【0044】図5に示す状態は第1の光路を選択した状
態である。すなわち、引張りバネ40の引張力がリンク
36を介してミラー取付板54に伝えられ、ミラー取付
板54が摺動軸52のストッパー56に当接して位置決
めされている。この時、入射光はミラー34の例えば中
央部に入射して反射されている。
態である。すなわち、引張りバネ40の引張力がリンク
36を介してミラー取付板54に伝えられ、ミラー取付
板54が摺動軸52のストッパー56に当接して位置決
めされている。この時、入射光はミラー34の例えば中
央部に入射して反射されている。
【0045】次にドラム42を右回転させると、押圧ピ
ン41に押圧されたリンク36が長穴37にガイドされ
て水平に図中右方向へ移動する。リンク36が右方向へ
移動すると、ミラー取付板54は連結軸371を介して
同様に右方向の力を受ける。
ン41に押圧されたリンク36が長穴37にガイドされ
て水平に図中右方向へ移動する。リンク36が右方向へ
移動すると、ミラー取付板54は連結軸371を介して
同様に右方向の力を受ける。
【0046】ミラー取付板54にはリンク36の移動方
向と平行に摺動軸52,53が摺動自在に挿入されてい
るため、ミラー取付板54は連結軸371に右方向の力
を受けると摺動軸52,53にガイドされて右方向へ移
動する。
向と平行に摺動軸52,53が摺動自在に挿入されてい
るため、ミラー取付板54は連結軸371に右方向の力
を受けると摺動軸52,53にガイドされて右方向へ移
動する。
【0047】ここで、ミラー34は光軸に対して所定の
角度を持っているため、ミラー取付板54が水平に右方
向へ移動すると、図7に図中破線で示すように、入射光
の反射位置が上記中央部よりも高い位置となる。このよ
うなミラー取付板54の水平移動に応じた反射位置の変
化を、光路の切換えに利用することができる。
角度を持っているため、ミラー取付板54が水平に右方
向へ移動すると、図7に図中破線で示すように、入射光
の反射位置が上記中央部よりも高い位置となる。このよ
うなミラー取付板54の水平移動に応じた反射位置の変
化を、光路の切換えに利用することができる。
【0048】なお、第2の光路位置でミラー取付板54
を固定させるのは、前記第2実施例と同様に、引張りバ
ネ40、リンク36、ドラム42及びストッパーピン4
3の位置関係を調整することによって可能である。
を固定させるのは、前記第2実施例と同様に、引張りバ
ネ40、リンク36、ドラム42及びストッパーピン4
3の位置関係を調整することによって可能である。
【0049】この様に本実施例によれば、ミラー34を
光軸方向に移動させることにより光路の切換えを行うこ
とができ、前記第1及び第2実施例と同様の効果を得る
ことができる。また摺動軸52の先端に取付けるストッ
パー56の位置を変えることにより、光路の角度を変え
ずに光軸の微調整を行うことができる。次に、図8〜図
10を参照して本発明の第4実施例を説明する。本実施
例は、前記第2実施例の光路切換え装置と同じ光路切換
え原理を有する光路切換え装置を、写真のデータ写込み
装置に適用したものである。
光軸方向に移動させることにより光路の切換えを行うこ
とができ、前記第1及び第2実施例と同様の効果を得る
ことができる。また摺動軸52の先端に取付けるストッ
パー56の位置を変えることにより、光路の角度を変え
ずに光軸の微調整を行うことができる。次に、図8〜図
10を参照して本発明の第4実施例を説明する。本実施
例は、前記第2実施例の光路切換え装置と同じ光路切換
え原理を有する光路切換え装置を、写真のデータ写込み
装置に適用したものである。
【0050】図に示す符号60は写真撮影装置のホルダ
ーであり、このホルダー60の上面にフィルムバック6
1が取付けられ、そのフィルムバック内にフィルム面6
2が配置される。このフィルム面62には不図示の観察
光学系からの写真撮影像が結像される。データ写込み装
置は、上記フィルム面62の一部63(マスキング部)
に写真撮影に関する各種データを写込むための装置であ
る。
ーであり、このホルダー60の上面にフィルムバック6
1が取付けられ、そのフィルムバック内にフィルム面6
2が配置される。このフィルム面62には不図示の観察
光学系からの写真撮影像が結像される。データ写込み装
置は、上記フィルム面62の一部63(マスキング部)
に写真撮影に関する各種データを写込むための装置であ
る。
【0051】本実施例のデータ写込み装置は、装置本体
64が上記ホルダー60の側面に一部をホルダー内に挿
入させた状態で取付けられている。ホルダー内に挿入さ
れたミラー取付板65の一端部が回転軸66により軸支
されており、また他端部に反射面を所定の角度でホルダ
ー側面に向けたミラー67が取付けられている。このミ
ラー取付板65のミラー取付側面には連結板68が形成
されており、この連結板68が連結軸69を介してリン
ク70の長手部先端に回転自在に連結されている。また
装置本体64のホルダー内に挿入された部分には、ミラ
ー取付板65の下面と当接してミラー取付板65を位置
決めする当接面71が形成されている。上記ミラー取付
板65は、その長手部と平行な長孔72が形成されてお
り、その長孔72に本体64の取付面に固定された固定
軸73が、長孔72の長径方向へ摺動可能に挿入されて
いる。
64が上記ホルダー60の側面に一部をホルダー内に挿
入させた状態で取付けられている。ホルダー内に挿入さ
れたミラー取付板65の一端部が回転軸66により軸支
されており、また他端部に反射面を所定の角度でホルダ
ー側面に向けたミラー67が取付けられている。このミ
ラー取付板65のミラー取付側面には連結板68が形成
されており、この連結板68が連結軸69を介してリン
ク70の長手部先端に回転自在に連結されている。また
装置本体64のホルダー内に挿入された部分には、ミラ
ー取付板65の下面と当接してミラー取付板65を位置
決めする当接面71が形成されている。上記ミラー取付
板65は、その長手部と平行な長孔72が形成されてお
り、その長孔72に本体64の取付面に固定された固定
軸73が、長孔72の長径方向へ摺動可能に挿入されて
いる。
【0052】また、引張りバネ74の一端がリンク70
に固定され、また引張りバネ74の他端が装置本体64
のホルダー側側面に固定されて、リンク70をその長手
方向と平行にホルダー側へ引張るようになっている。
に固定され、また引張りバネ74の他端が装置本体64
のホルダー側側面に固定されて、リンク70をその長手
方向と平行にホルダー側へ引張るようになっている。
【0053】そして上記リンク70を押圧する押圧ピン
75が設けられたドラム76が装置本体64に回転範囲
を規制されて取付けられている。ドラム76の回転範囲
はストッパーピン77により規定される。ドラム76、
リンク70及びミラー取付板65の関係は前記第2実施
例と同様に設定されている。
75が設けられたドラム76が装置本体64に回転範囲
を規制されて取付けられている。ドラム76の回転範囲
はストッパーピン77により規定される。ドラム76、
リンク70及びミラー取付板65の関係は前記第2実施
例と同様に設定されている。
【0054】さらに、装置本体64に写込みデータを発
生させるLED78が設置されている。このLED78
で発光した光はミラー79で反射して図示しないレンズ
に入射し、さらにレンズ80を透過した光が、位置決め
面71で位置決めされたミラー取付板65のミラー67
に入射するようになっている。そしてミラー67で反射
させた光を、上記フィルム面62のマスキング部63に
結像させている。なお、フィルム面62は上記レンズの
結像位置に配置されている。
生させるLED78が設置されている。このLED78
で発光した光はミラー79で反射して図示しないレンズ
に入射し、さらにレンズ80を透過した光が、位置決め
面71で位置決めされたミラー取付板65のミラー67
に入射するようになっている。そしてミラー67で反射
させた光を、上記フィルム面62のマスキング部63に
結像させている。なお、フィルム面62は上記レンズの
結像位置に配置されている。
【0055】図8に示す状態は、ミラー取付板65が光
路に挿入されLED78で発生させたデータが写込まれ
ている状態である。すなわち、ミラー取付板65が写真
光路の一部を遮光し、フィルム面62の縁部にマスキン
グ部63を形成し、そのマスキング部63にデータが写
込まれる。この時、ミラー取付板65は位置決め面71
に当接しているため正確な位置決めがなされるものとな
る。また、引張りバネ74の作用により、前記第2実施
例と同様に、ミラー取付板65が位置決め面71に押圧
固定されて、図8に示す状態が保持される。
路に挿入されLED78で発生させたデータが写込まれ
ている状態である。すなわち、ミラー取付板65が写真
光路の一部を遮光し、フィルム面62の縁部にマスキン
グ部63を形成し、そのマスキング部63にデータが写
込まれる。この時、ミラー取付板65は位置決め面71
に当接しているため正確な位置決めがなされるものとな
る。また、引張りバネ74の作用により、前記第2実施
例と同様に、ミラー取付板65が位置決め面71に押圧
固定されて、図8に示す状態が保持される。
【0056】またドラム76を右回転させると、リンク
70を介して連結軸69が図中右方向へ引張られ、図9
に示すようにミラー取付板65が写真光路から完全に脱
したところで、前記第2実施例と同様に、ドラム76の
回転位置が固定され、上記データの光路の写真光路への
導入を防ぐものとなる。この時、引張りバネ74の引張
力も大幅に緩和されることから部品同志が強く衝突する
ことはない。
70を介して連結軸69が図中右方向へ引張られ、図9
に示すようにミラー取付板65が写真光路から完全に脱
したところで、前記第2実施例と同様に、ドラム76の
回転位置が固定され、上記データの光路の写真光路への
導入を防ぐものとなる。この時、引張りバネ74の引張
力も大幅に緩和されることから部品同志が強く衝突する
ことはない。
【0057】この様に本実施例によれば、前記第2実施
例の効果に加えて、さらに写真撮影におけるデータ写込
みを適宜実施することができ、データ写込みを行わない
場合にはマスキング部が残らない写真撮影を行うことが
できる。また前記第4実施例に示すデータ写込み原理
を、図10に示すような、顕微鏡による大版写真撮影装
置に適用することもできる。
例の効果に加えて、さらに写真撮影におけるデータ写込
みを適宜実施することができ、データ写込みを行わない
場合にはマスキング部が残らない写真撮影を行うことが
できる。また前記第4実施例に示すデータ写込み原理
を、図10に示すような、顕微鏡による大版写真撮影装
置に適用することもできる。
【0058】同図に示す大版写真撮影装置は、顕微鏡の
上部に設けられた取付部90に、大版胴91が取付けら
れ、さらに大版胴91の上端面にホルダー92,フィル
ムバック93が配置される。そしてホルダー92に前記
第4実施例と同様にデータ写込み装置94が取付けられ
ている。なお、符号95はフィルム取出口、96は遮光
板引出取手である。
上部に設けられた取付部90に、大版胴91が取付けら
れ、さらに大版胴91の上端面にホルダー92,フィル
ムバック93が配置される。そしてホルダー92に前記
第4実施例と同様にデータ写込み装置94が取付けられ
ている。なお、符号95はフィルム取出口、96は遮光
板引出取手である。
【0059】この大版写真撮影装置では、顕微鏡からの
観察像が大版のフィルムに結像されると共に、前記第4
実施例と同様に、ミラー取付板を写真光路に挿入するこ
とによりLEDで発生させたデータをフィルム面に写込
むことができ、不要な時にはミラー取付板を写真光路か
ら脱することができる。
観察像が大版のフィルムに結像されると共に、前記第4
実施例と同様に、ミラー取付板を写真光路に挿入するこ
とによりLEDで発生させたデータをフィルム面に写込
むことができ、不要な時にはミラー取付板を写真光路か
ら脱することができる。
【0060】また大版フィルム、または遮光板の引出し
や、フィルム交換の操作時に、データ写込み装置94が
操作の妨げになることはない。また、フィルムホルダー
の取付部を持つ顕微鏡装置であれば適用可能であるの
で、大版胴91の中にデータ写込みユニットを内蔵させ
るものに比べてシステム性が良いものとなる。
や、フィルム交換の操作時に、データ写込み装置94が
操作の妨げになることはない。また、フィルムホルダー
の取付部を持つ顕微鏡装置であれば適用可能であるの
で、大版胴91の中にデータ写込みユニットを内蔵させ
るものに比べてシステム性が良いものとなる。
【0061】
【発明の効果】以上詳記したように本発明の光路切換え
装置によれば、光路切換え時における部品同志の衝突を
防止して、部品の破損及び精度の低下を防止することの
できる光路切換え装置を提供できる。
装置によれば、光路切換え時における部品同志の衝突を
防止して、部品の破損及び精度の低下を防止することの
できる光路切換え装置を提供できる。
【図1】本発明の第1実施例に係る光路切換え装置の構
成図。
成図。
【図2】上記第1実施例に係る光路切換え装置であっ
て、図1に示す状態とは異なる動作状態を示す図。
て、図1に示す状態とは異なる動作状態を示す図。
【図3】本発明の第2実施例に係る光路切換え装置の構
成図。
成図。
【図4】上記第2実施例に係る光路切換え装置であっ
て、図3に示す状態とは異なる動作状態を示す図。
て、図3に示す状態とは異なる動作状態を示す図。
【図5】本発明の第3実施例に係る光路切換え装置の構
成図。
成図。
【図6】上記第3実施例の光路切換え装置に備えられた
ミラー取付板付近の側面図。
ミラー取付板付近の側面図。
【図7】上記第3実施例に係る光路切換え装置の要部の
動作説明図。
動作説明図。
【図8】本発明の第4実施例に係るデータ写込み装置の
構成図。
構成図。
【図9】上記第4実施例に係るデータ写込み装置であっ
て、図8に示す状態とは異なる動作状態を示す図。
て、図8に示す状態とは異なる動作状態を示す図。
【図10】上記第4実施例に係るデータ写込み装置が適
用された大版写真撮影装置の外観図。
用された大版写真撮影装置の外観図。
【図11】従来の光路切換え装置の構成及び動作状態を
示す図。
示す図。
20…取付面、21…支持軸、22,33…ミラー取付
板、23,34…ミラー、24,35…位置決めピン、
25,42…ドラム、26,43…ストッパー、29,
40…引張りバネ。
板、23,34…ミラー、24,35…位置決めピン、
25,42…ドラム、26,43…ストッパー、29,
40…引張りバネ。
Claims (2)
- 【請求項1】光路を切換えるためのミラーが取付けられ
回転あるいは摺動自在に支持されたミラー取付板と、 このミラー取付板に予め決められた位置で当接する位置
決め部材と、 前記ミラー取付板に連結されていてそれ自体に長穴が形
成されたリンクと、 前記長穴に嵌合して前記リンクを直線移動可能かつ回動
可能に支持する固定軸と、 前記リンクに対して当該リンクの前記長穴の長軸方向と
略同じ方向に付勢力を作用させるバネと、 前記リンクを押圧して駆動する 押圧ピンが取付けられ回
転範囲が規制されたドラムと、 を具備し、 前記バネで付勢された前記リンクによって前記ミラー取
付板は前記位置決め部材に当接する方向に付勢されてお
り、前記ドラムの回転によって前記リンクが前記長穴に
沿って移動することにより前記ミラー取付板を回転ある
いは摺動させるようにし たことを特徴とする光路切換え
装置。 - 【請求項2】写真撮影装置における写し込みデータ発生
源からの写し込みデータの光路を、写真光路に導入する
よう偏向する場合と偏向しない場合とを切換えるために
前記写真撮影装置に組み込まれ、 前記偏向する場合は、前記ミラー取付板により前記写真
光路の一部を遮光してマスキング部を形成するとともに
該マスキング部に向けて前記写し込みデータの光路を偏
向させ、 前記偏向しない場合は、前記ミラー取付板を前記写真光
路から完全に離脱して前記写し込みデータの光路の前記
写真光路への導入を防ぐことを特徴とする請求項1に記
載の光路切換え装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17563392A JP3145192B2 (ja) | 1992-07-02 | 1992-07-02 | 光路切換え装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17563392A JP3145192B2 (ja) | 1992-07-02 | 1992-07-02 | 光路切換え装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0618769A JPH0618769A (ja) | 1994-01-28 |
JP3145192B2 true JP3145192B2 (ja) | 2001-03-12 |
Family
ID=15999501
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP17563392A Expired - Fee Related JP3145192B2 (ja) | 1992-07-02 | 1992-07-02 | 光路切換え装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3145192B2 (ja) |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN109416500B (zh) * | 2016-06-29 | 2020-12-08 | 麦克赛尔株式会社 | 投射型影像显示装置 |
-
1992
- 1992-07-02 JP JP17563392A patent/JP3145192B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0618769A (ja) | 1994-01-28 |
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