JP2000039549A - カメラ - Google Patents

カメラ

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JP2000039549A
JP2000039549A JP10219902A JP21990298A JP2000039549A JP 2000039549 A JP2000039549 A JP 2000039549A JP 10219902 A JP10219902 A JP 10219902A JP 21990298 A JP21990298 A JP 21990298A JP 2000039549 A JP2000039549 A JP 2000039549A
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真也 鈴鹿
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雅弘 稲塚
Nobuaki Aoki
信明 青木
Masaru Endo
賢 遠藤
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Abstract

(57)【要約】 【課題】鏡筒の収納位置を常に一定とすることができる
カメラを提供すること。 【解決手段】本発明のカメラ1は、カメラ本体2を有
し、その内部には、箱状のシャーシ3が設置されてい
る。シャーシ3の内側には、鏡筒ハウジング4が調整ワ
ッシャ46を介して螺子45により固定されている。鏡
筒ハウジング4に対しては、第2の鏡筒7、第1の鏡筒
6およびレンズハウジング5が光軸方向に移動可能に設
置されている。また、カメラ1は、第2の鏡筒7のカメ
ラ本体2内への収納位置を検出する第1の検出手段8
と、第2の鏡筒7の繰り出し量を検出する第2の検出手
段9とを有している。第1の検出手段8は、金属板82
と、該金属板82に対し接触・離間可能な接片81とで
構成され、第2の検出手段9は、コード板91と、該コ
ード板91上を摺動する接片92とで構成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明が属する技術分野】本発明は、カメラに関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】従来のカメラの構造を図3および図4に
示す。これらの図に示すように、カメラ200は、カメ
ラ本体2を有し、該カメラ本体2内に箱状のシャーシ3
が設置され、このシャーシ3の内側に鏡筒ハウジング4
が設置され、この鏡筒ハウジング4に対し、第2の鏡筒
7、第1の鏡筒6およびレンズハウジング5が光軸方向
に移動可能に設置された構造である。
【0003】レンズハウジング5および第1の鏡筒6に
は、それぞれ、複数の撮影レンズが固定されている。
【0004】また、鏡筒ハウジング4は、シャーシ3に
対し、調整ワッシャ46を介して螺子45により固定さ
れている。
【0005】このカメラ200は、ズーム機構を備えて
いる。すなわち、第2の鏡筒7は、図示しないモータの
駆動によりカメラ本体2の前面から繰り出されるよう構
成され、これに伴い、第1の鏡筒6およびレンズハウジ
ング5もそれぞれ第2の鏡筒7に対しカメラ前方へ移動
する。また、これらの移動に伴い、第1の鏡筒6とその
内部に設置されたレンズハウジング5との光軸方向の距
離が変化し、焦点距離が例えば35mm(広角側)から1
05mm(望遠側)の範囲で変化する。なお、図3は、第
2の鏡筒7が広角側に位置した状態を示している。
【0006】また、カメラ200のメインスイッチ(図
示せず)をオフしたときには、図4に示すように、第2
の鏡筒7は、シャーシ3の最も奥部(フィルム100
側)、すなわち始端まで移動され、収納される。このと
き、第2の鏡筒7の先端(前方側端部)位置は、カメラ
本体2の前面とほぼ一致しているのが好ましい。
【0007】このカメラ200では、第2の鏡筒7の位
置を検出する検出手段210が設置されている。この検
出手段210は、鏡筒ハウジング4に設置されたコード
板220と、第2の鏡筒7の後端側外周に固定された接
片(ブラシ)230とで構成され、第2の鏡筒7の光軸
方向の移動に伴い、接片230がコード板220上を摺
動し、その接点240が接触位置に応じた信号を得るこ
とにより第2の鏡筒7の位置を検出するものである。
【0008】この検出手段210により検出される第2
の鏡筒7の位置は、望遠側、広角側およびそれらの間の
任意の位置の他に、前記第2の鏡筒7がカメラ本体2内
に収納された収納位置がある。
【0009】ところで、このようなカメラ200では、
第1の鏡筒6および第2の鏡筒7に固定されたレンズ群
の焦点Pがフィルム100のフィルム面(乳剤面)10
1上に一致する必要があり、そのため、カメラ200の
組み立て時等に、第2の鏡筒7の光軸方向の位置を調整
することが行われる。
【0010】この調整は、鏡筒ハウジング4とシャーシ
3との間に介在される調整ワッシャ46の厚さを変える
ことにより行われる。すなわち、厚さが厚い調整ワッシ
ャ46を用いると、第2の鏡筒7は、鏡筒ハウジング4
毎カメラ前方(光の入射側)に移動調整され、厚さが薄
い調整ワッシャ46を用いると、第2の鏡筒7は、鏡筒
ハウジング4毎カメラ後方(光の出射側)に移動調整さ
れる。
【0011】ところが、このような調整を行うと、第2
の鏡筒7は、鏡筒ハウジング4毎移動するため、鏡筒ハ
ウジング4上に設置されたコード板220も同時に移動
する。従って、コード板220上に設定された前記収納
位置の検出点も移動し、この検出点に基づいて始端への
停止制御がなされた第2の鏡筒7は、その収納位置も前
後方向にずれることとなる。その結果、第2の鏡筒7お
よびこれに連動する第1の鏡筒6の先端がカメラ本体2
の前面から突出すること、すなわち第1の鏡筒6および
第2の鏡筒7のカメラ本体2内への収納が不完全となる
ことがある。
【0012】この収納時の両鏡筒先端の突出量は、前記
第2の鏡筒7の位置の調整の程度に依存するので、各カ
メラ毎に異なり、バラツキが生じる。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、鏡筒
の収納位置を常に一定とすることができるカメラを提供
することにある。
【0014】
【課題を解決するための手段】このような目的は、下記
(1)〜(8)の本発明により達成される。
【0015】(1) カメラ本体と、前記カメラ本体に
対し光軸方向に移動可能な鏡筒とを有するカメラであっ
て、前記鏡筒の前記カメラ本体内への収納位置を検出す
る第1の検出手段と、前記鏡筒の繰り出し量を検出する
第2の検出手段とを有し、前記第1の検出手段を前記第
2の検出手段とは別の位置に設けたことを特徴とするカ
メラ。
【0016】(2) 前記第2の検出手段の位置を調整
することが可能であり、この調整により前記第1の検出
手段による前記鏡筒の収納位置の検出が影響を受けない
よう構成されている上記(1)に記載のカメラ。
【0017】(3) 前記第1の検出手段は、前記鏡筒
の光出射側端部に設けられている上記(1)または
(2)に記載のカメラ。
【0018】(4) 前記第1の検出手段は、接触・離
間可能な端子を有するスイッチ機構で構成されている上
記(1)ないし(3)のいずれかに記載のカメラ。
【0019】(5) 前記第2の検出手段は、コード板
と、前記コード板に接触しつつ前記コード板に対し相対
的に移動する接片とで構成されている上記(1)ないし
(4)のいずれかに記載のカメラ。
【0020】(6) 前記鏡筒を光軸方向に移動可能に
支持する支持部材を有し、該支持部材と前記鏡筒のいず
れか一方に前記コード板、他方に前記接片が設置されて
いる上記(5)に記載のカメラ。
【0021】(7) 前記第1の検出手段からの検出信
号と、前記第2の検出手段からの検出信号のそれぞれの
伝達経路が、同一の可撓性回路基板上に形成されている
上記(1)ないし(6)のいずれかに記載のカメラ。
【0022】(8) 前記鏡筒は、ズーム機能を有する
上記(1)ないし(7)のいずれかに記載のカメラ。
【0023】
【発明の実施の形態】以下、本発明のカメラを添付図面
に示す好適実施例に基づいて詳細に説明する。
【0024】図1および図2は、それぞれ、本発明のカ
メラの実施例を示す断面側面図である。これらの図に示
すように、本発明のカメラ1は、カメラ本体2を有す
る。カメラ本体2の前面(図1中左側)には、第2の鏡
筒が通過可能な円形の開口21が形成されている。ま
た、カメラ本体2の後面(図1中右側)には、開閉可能
な裏蓋22が設置されている。
【0025】カメラ本体2の内部には、箱状のシャーシ
3が設置されている。シャーシ3の後端には、アパーチ
ャ(開口)31が形成され、このアパーチャ31の周囲
には、フィルム100の幅方向の位置決めを行う一対の
外レール32と、外レール32より内側に形成され、外
レール32より高さが低い一対の内レール33とが形成
されている。
【0026】また、裏蓋22の内面には、図示しない板
バネを介して圧板23が支持されており、裏蓋22を閉
じた状態で、圧板23が前記板バネの付勢力により外レ
ール32に当接する。この圧板23により、フィルム1
00の光軸方向の位置が規制される。
【0027】また、圧板23の後面には、第1の検出手
段8、第2の検出手段9からの信号の処理等の制御を行
うICチップ(CPU)93が設置されている。このI
Cチップ93の各端子は、可撓性回路基板90上または
可撓性回路基板90に接続された他の基板に形成された
所定の回路に接続されている。
【0028】シャーシ3の内側には、鏡筒ハウジング4
がシャーシ3に対し支持、固定されている。この場合、
鏡筒ハウジング4は、シャーシ3に対し、調整ワッシャ
46を介して螺子45により固定されている。この調整
ワッシャ46の厚さを変えることにより、鏡筒ハウジン
グ4(およびこれに設置された後述する第2の鏡筒7、
第1の鏡筒6、レンズハウジング5等)のシャーシ3に
対する光軸方向の位置を調整することができる。すなわ
ち、調整ワッシャ46を厚くすると、鏡筒ハウジング4
は、カメラ1の前方(光の入射側)に移動調整され、調
整ワッシャ4の厚さを薄くすると、鏡筒ハウジング4
は、カメラ後方(光の出射側)に移動調整される。
【0029】なお、調整ワッシャ46の厚さの変更は、
挿入する調整ワッシャ46を厚さの異なるものに交換す
る方法、挿入する調整ワッシャ46の枚数を増減する方
法、またはこれらを組み合わせた方法が挙げられる。
【0030】この調整は、カメラ1の組み立て時等に、
後述する第1レンズ群65および第2レンズ群55によ
る被写体像の焦点Pをフィルム100のフィルム面(乳
剤面)101上に一致させるために行われる。この調整
に伴い、後述する第2の調整手段9の位置も同様に調整
される。
【0031】鏡筒ハウジング4内には、第2の鏡筒7が
光軸方向に移動可能に設置され、第2の鏡筒7内には、
第1の鏡筒6が光軸方向に移動可能に設置され、第1の
鏡筒6内には、レンズハウジング5が光軸方向に移動可
能に設置され、これらが相互に移動して、ズーム機能
(画角可変機能)を発揮する。
【0032】第1鏡筒6は、その内部に複数のレンズよ
りなる第1レンズ群65を支持し、レンズハウジング5
は、その内部に複数のレンズよりなる第2レンズ群55
を支持している。
【0033】鏡筒ハウジング4の内周面には、ヘリコイ
ドギア41が形成され、一方、第2の鏡筒7の外周に
は、ヘリコイドギア41と係合するフォロアー72が形
成されている。
【0034】また、第2の鏡筒7の内周面には、ヘリコ
イドギア71が形成され、一方、第1の鏡筒6の外周に
は、ヘリコイドギア71と係合するフォロアー62が形
成されている。
【0035】また、第2の鏡筒7の内周面には、カム溝
73が形成され、一方、レンズハウジング5の外周に
は、第1の鏡筒6に形成された開口61を貫通してカム
溝73と係合するフォロアー51が形成されている。
【0036】また、第1の鏡筒6とレンズハウジング5
との間には、第1の鏡筒6およびレンズハウジング5の
回転を規制する直進案内板74が設置されている。この
直進案内板74は、その後端部付近にて第2の鏡筒7と
係合している。この場合、第2の鏡筒7は、直進案内板
74に対し回転可能に係合している。
【0037】直進案内板74の後端は、外周方向(光軸
から離れる方向)へ向かって屈曲する屈曲部75を有
し、この屈曲部75の先端は、鏡筒ハウジング4の内周
面に光軸と平行に形成されたキー溝42内に挿入されて
いる。これにより、直進案内板74は、キー溝42に沿
って光軸方向に移動することができ、光軸に対し回転は
しない。
【0038】図示しないモータの駆動により第2の鏡筒
7を所定方向に回転すると、フォロアー72がヘリコイ
ドギア41に沿って移動し、第2の鏡筒7は、前方(図
1中左方向)へ移動し、繰り出される。これに伴い、第
2の鏡筒7に係合している直進案内板74も前方へ移動
するが、屈曲部75の先端がキー溝42内に挿入されて
いるため、直進案内板74は、光軸に対し回転すること
なく、前方へ移動する。
【0039】また、第2の鏡筒7の回転により、フォロ
アー62がヘリコイドギア71に沿って移動し、第1の
鏡筒6は、第2の鏡筒7に対し前方へ移動し、繰り出さ
れる。このとき、直進案内板74は第1の鏡筒6と係合
し、その回転を規制しているため、第1の鏡筒6は、光
軸に対し回転することなく、前方へ移動する。
【0040】また、第2の鏡筒7の回転および前方への
移動により、フォロアー51がカム溝73に沿って摺動
し、レンズハウジング5は、第2の鏡筒7に対し前方へ
移動する。このとき、直進案内板74はレンズハウジン
グ5と係合し、その回転を規制しているため、レンズハ
ウジング5は、光軸に対し回転することなく、前方へ移
動する。なお、第2の鏡筒7に対する第1の鏡筒6とレ
ンズハウジング5の移動量は、異なっている。
【0041】第1の鏡筒6、第2の鏡筒7を収納する場
合には、図示しないモータの駆動により第2の鏡筒7を
前記と逆方向に回転する。これにより前記と同様の作用
で、第1の鏡筒6、第2の鏡筒7、レンズハウジング5
が後方へ移動する。
【0042】このように、第2の鏡筒7の回転方向およ
び回転量を制御することにより、繰り出し量を調整し、
第2の鏡筒7のカメラ本体2内への収納状態や、ズーム
倍率(焦点距離)を設定することができる。
【0043】このようなカメラ1では、第2の鏡筒7の
カメラ本体2内への収納位置を検出する第1の検出手段
8と、第2の鏡筒7の繰り出し量を検出する第2の検出
手段9とを有する。以下、これらについて詳述する。
【0044】鏡筒ハウジング4の下部内面には、可撓性
回路基板(FPC)90上に形成されたコード板91が
設置されている。一方、第2の鏡筒7の後端下部には、
コード板91に接触しつつ第2の鏡筒7とともに光軸方
向に移動する接片(ブラシ)92が設置されている。接
片92は、弾性変形可能な金属片で構成され、その先端
に端子921が形成されている。これらコード板91と
接片92とで第2の検出手段9が構成される。
【0045】コード板91上には、第2の鏡筒7と第1
の鏡筒6とレンズハウジング5とが最小の画角を形成す
る位置関係となる状態(以下、「望遠側」と言う)に対
応する望遠側検出点91aと、第2の鏡筒7と第1の鏡
筒6とレンズハウジング5とが最大の画角を形成する位
置関係となる状態(以下、「広角側」と言う)に対応す
る広角側検出点91bとが、前方から後方に向かってこ
の順序で形成されている。そして、コード板91上に
は、第2の鏡筒7等の収納位置に対応する収納位置検出
点は、設けられていない。
【0046】第2の鏡筒7の光軸方向の移動に伴い、接
片92の端子921が望遠側検出点91a、広角側検出
点91bと接触したときには、それぞれ、それに応じた
信号がコード板91から出力される。また、端子921
が望遠側検出点91aから広角側検出点91bまでの間
の任意の箇所に接触した場合も、同様である。
【0047】このようなコード板91から得られる信号
に基づいて、第2の鏡筒7の光軸方向の位置、すなわち
繰り出し量を検出することができる。そして、第2の鏡
筒7の繰り出し量は、撮影画像の画角(撮影光学系の焦
点距離)に対応するので、第2の鏡筒7の繰り出し量を
検出することにより、カメラ1はこの情報を把握するこ
とができる。
【0048】本実施例では、コード板91からの信号
は、例えば、カメラ1の露出制御に利用される。すなわ
ち、第2の鏡筒7等の移動により画角(焦点距離)が変
わると、それに応じてf値も変わるので、当該情報を元
に露出を決定する。
【0049】また、画角の程度や焦点距離をファインダ
ー内や外部に設置された図示しない表示装置(LCD)
に表示することもできる。
【0050】特に、第2の鏡筒7の広角側の位置を検出
したときや、望遠側(終端)の位置を検出したときは、
第2の鏡筒7を移動せしめるモータの駆動を停止する制
御を行う。
【0051】鏡筒ハウジング4の後部側の空間(第2の
鏡筒7の光出射側端部)には、接片81が設置されてい
る。接片81は、弾性変形可能な金属片で構成され、そ
の先端に端子811が形成されている。また、接片81
は、その基端部においてシャーシ3に固定されている。
【0052】一方、第2の鏡筒7の後面には、接片81
の端子811と接触可能な金属板82が設置されてい
る。この金属板82は、前記接片92と接続または一体
化されている。接片81は、金属板82に対し接触・離
間可能であり、これらにより、スイッチ機構よりなる第
1の検出手段8が構成される。
【0053】第2の鏡筒7が後方へ移動し、接片81の
端子811が金属板82に接触すると、それに応じた信
号が出力される。これにより、第2の鏡筒7と第1の鏡
筒6とレンズハウジング5とがカメラ本体2内に収納さ
れた状態(以下、「収納位置」と言う)にあることを検
出することができる。
【0054】なお、この収納位置は、予め好適な位置
(理想的な位置)を設定しておくことができる。例え
ば、図2に示すように、第2の鏡筒7および第1の鏡筒
6の先端面がカメラ本体2の前面とぼぼ一致する状態と
することができる。
【0055】カメラ1のメインスイッチ(電源スイッ
チ)をオフすると、第2の鏡筒7は、広角側から望遠側
の範囲のどの位置にあっても、後方側へ移動される。第
2の鏡筒7が広角側を超えてさらに後方へ移動すると、
接片81の端子811が金属板82と接触し、収納位置
となったことが検出される。これにより、第2の鏡筒7
を移動せしめるモータの駆動を停止する制御がなされ
る。
【0056】このような第1の検出手段8は、接片81
がシャーシ3に対し固定的に設置されているので、前記
調整ワッシャ46の厚さの変更による鏡筒ハウジング4
の位置調整を行っても、収納位置の検出には影響を受け
ず、よってそれにより規制(制御)される収納位置は不
変である。
【0057】このように、本発明のカメラ1では、収納
位置は、前記鏡筒ハウジング4の位置調整のいかんにか
かわらず、常に一定の位置となるため、第2の鏡筒7等
の収納位置を理想的な位置に設定することができ、第2
の鏡筒7や第1の鏡筒6の先端がカメラ本体2の前面か
ら突出し過ぎたりすることが防止される。特に、カメラ
毎に第2の鏡筒7や第1の鏡筒6の先端の突出量がばら
つくということが防止できる。
【0058】接片81は、可撓性回路基板90上に形成
された所定の回路に接続されている。すなわち、第1の
検出手段8からの検出信号と、第2の検出手段9からの
検出信号のそれぞれの伝達経路は、同一の可撓性回路基
板90上に形成されている。これにより、従来の制御手
段と何ら変わりなく、定位置での収納位置を制御できる
という利点がある。
【0059】以上、本発明のカメラを図示の実施例につ
いて説明したが、本発明は、これらに限定されるもので
はない。例えば、接片81が第2の鏡筒7側に設置さ
れ、金属板82がシャーシ3側に設置されていてもよ
い。また、コード板91が第2の鏡筒7側に設置され、
接片92が鏡筒ハウジング4側に設置されていてもよ
い。
【0060】
【発明の効果】以上述べたように、本発明のカメラによ
れば、鏡筒の収納位置を常に一定とすることができる。
そのため、鏡筒の収納位置を理想的な位置に設定するこ
とができ、鏡筒の先端がカメラ本体の前面から突出し過
ぎたりすることを防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のカメラの実施例(広角側)を示す断面
側面図である。
【図2】本発明のカメラの実施例(収納位置)を示す断
面側面図である。
【図3】従来のカメラの構成(広角側)を示す断面側面
図である。
【図4】従来のカメラの構成(収納位置)を示す断面側
面図である。
【符号の説明】
1 カメラ 2 カメラ本体 21 開口 22 裏蓋 23 圧板 3 シャーシ 31 アパーチャ 32 外レール 33 内レール 4 鏡筒ハウジング 41 ヘリコイドギア 42 キー溝 45 螺子 46 調整ワッシャ 5 レンズハウジング 51 フォロアー 55 第2レンズ群 6 第1の鏡筒 61 開口 62 フォロアー 65 第1レンズ群 7 第2の鏡筒 71 ヘリコイドギア 72 フォロアー 73 カム溝 74 直進案内板 75 屈曲部 8 第1の検出手段 81 接片 811 端子 82 金属板 9 第2の検出手段 90 可撓性回路基板 91 コード板 91a 望遠側検出点 91b 広角側検出点 92 接片 921 端子 93 ICチップ 100 フィルム 101 フィルム面 200 カメラ 210 カメラ 220 コード板 230 接片 240 接点
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 稲塚 雅弘 東京都板橋区前野町2丁目36番9号 旭光 学工業株式会社内 (72)発明者 青木 信明 東京都板橋区前野町2丁目36番9号 旭光 学工業株式会社内 (72)発明者 遠藤 賢 東京都板橋区前野町2丁目36番9号 旭光 学工業株式会社内 Fターム(参考) 2H044 AJ01 AJ06 BD02 BD06 BD07 BD08 BD09 BD13 DE06 EF01

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 カメラ本体と、前記カメラ本体に対し光
    軸方向に移動可能な鏡筒とを有するカメラであって、 前記鏡筒の前記カメラ本体内への収納位置を検出する第
    1の検出手段と、前記鏡筒の繰り出し量を検出する第2
    の検出手段とを有し、前記第1の検出手段を前記第2の
    検出手段とは別の位置に設けたことを特徴とするカメ
    ラ。
  2. 【請求項2】 前記第2の検出手段の位置を調整するこ
    とが可能であり、この調整により前記第1の検出手段に
    よる前記鏡筒の収納位置の検出が影響を受けないよう構
    成されている請求項1に記載のカメラ。
  3. 【請求項3】 前記第1の検出手段は、前記鏡筒の光出
    射側端部に設けられている請求項1または2に記載のカ
    メラ。
  4. 【請求項4】 前記第1の検出手段は、接触・離間可能
    な端子を有するスイッチ機構で構成されている請求項1
    ないし3のいずれかに記載のカメラ。
  5. 【請求項5】 前記第2の検出手段は、コード板と、前
    記コード板に接触しつつ前記コード板に対し相対的に移
    動する接片とで構成されている請求項1ないし4のいず
    れかに記載のカメラ。
  6. 【請求項6】 前記鏡筒を光軸方向に移動可能に支持す
    る支持部材を有し、該支持部材と前記鏡筒のいずれか一
    方に前記コード板、他方に前記接片が設置されている請
    求項5に記載のカメラ。
  7. 【請求項7】 前記第1の検出手段からの検出信号と、
    前記第2の検出手段からの検出信号のそれぞれの伝達経
    路が、同一の可撓性回路基板上に形成されている請求項
    1ないし6のいずれかに記載のカメラ。
  8. 【請求項8】 前記鏡筒は、ズーム機能を有する請求項
    1ないし7のいずれかに記載のカメラ。
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