JP3145112U - 折畳み収納可能式入れケース - Google Patents

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Abstract

【課題】 強度が強く、軽量、折畳みや収納が簡単、外観の多様な変化などの実用性を備えた折畳み収納可能式入れケースを実現することを目的とする。
【解決手段】 折畳み特性を有する板を折ってなる複数のフレキシブル板11、12を結合手段20により相互に結合してなる立体結合体10を有する。立体結合体10は、両側に相互に結合してなる漸縮縁部13が有する。立体結合体10の前面或いは上面等に、物品出し入れ口14が形成してある。立体結合体10は折畳み可能である。
【選択図】 図1

Description

本考案は入れケースに係り、特に折畳み収納可能式入れケースに関する。
一般の入れケースは、様々な外観の使用状態があり、入れケース作りには様々な材質が可能だが、
しかし、いろんな材質で作られた入れケースは、使用の際、不便なところがたくさんある。例えば、紙や布製入れケースは外観の多様な変化が可能になるが、構造上の支持強度がやや不足し、外力などで外観の変形や破裂が起こる可能性がある。
他の材質で作られた入れケースは、外観の多様性が限られ、通常は折畳み収納が簡単にできず、廃棄の際、容易に折畳めず、一定のスペースを占め、使用空間の無駄使いなどの問題になる。
上述の従来の構造に存在した問題点について、より理想的で、実用性があるオリジナル構造を開発するのが、ユーザの望むことでもあり、関連業者が努力して、研究開発、突破していく目標と方向でもある。
それらを鑑みて、考案者は関連製品の開発や設計に携わる長年の経験を持っており、上述の目標について詳しく設計、慎重に評価した。
本考案は、上記課題を解決した実用性のある折畳み収納可能式入れケースを提供することを目的とする。
本考案の課題を解決するための技術特徴としては、主にフレキシブル板の折畳み特性を利用して、折畳まれた複数のフレキシブル板を相互に結合し、立体結合体を構成してなり、その結合箇所は、結合手段により相互に結合し、そして、前記立体結合体は少なくとも片側が相互に結合し、漸縮縁部を形成してなり、前記立体結合体の大面積予定箇所に少なくとも一つの物品出し入れ口が設けられ、前記フレキシブル板の折畳み予定箇所に、相互に結合し、形成された立体結合体をプレス折畳み可能な形態にするための欠け口が形成してある。
結合手段としては、高周波結合、熱接着、スナップボタン、タブ差込式等の結合方式が可能である。
従来の技術に比較すると、本考案はこのようなオリジナル設計により、フレキシブル板の折畳みで立体結合体が構成され、大面積予定箇所に物品出し入れ口及び折畳み箇所に欠け口が設けられ、それにより、構成された構造体の支持強度がよく、軽量、折畳みや収納が簡単、外観の多様な変化が可能などの実用性・進歩性を持っている。
以下、本考案の折畳み収納可能式入れケースの各実施例について説明する。
図1は本考案の実施例1になる折畳み収納可能式入れケースの斜視図、図2は図1の折畳み収納可能式入れケースを背面側から見て示す斜視図、図3(A)は図1の折畳み収納可能式入れケースの正面図、(B)は折畳んだ状態のケースを示す図である。
Xは立体結合体10の長手方向、Yは奥行き方向、Zは高さ方向である。
折畳み特性を有する板(例えば、PP板)を折り予定箇所で折ってなる二枚のフレキシブル板11、12を結合し、立体結合体10が構成してある。この立体結合体10が折畳み収納可能式入れケースを構成する。フレキシブル板11、12間の結合箇所は、結合手段20により相互に結合してある。結合手段20は、高周波結合21(又は熱接着)である。立体結合体10の両側に漸縮縁部13が形成されている。また、立体結合体10の大面積予定箇所である前面の箇所に、物品を取り出すための、一つの物品出し入れ口14が形成してある。
図2に示すように、フレキシブル板11、12の折畳み予定箇所には、図3(B)に示すように圧縮した場合に、フレキシブル板11、12を扁平に折畳み可能とするための欠け口17が形成してある。
立体結合体10は、図3(B)に示すように、潰すようにプレスされて、圧縮されて扁平に折畳まれた形態となり、便利に収納可能で、使用空間が減少される。
図4は本考案の実施例2になる折畳み収納可能式入れケースの斜視図である。立体結合体10Bの大面積予定箇所である上面に物品出し入れ口14Bが設けてある。縦向きに物品を取り出せる使用状態が可能である。
図5は本考案の実施例3になる折畳み収納可能式入れケースの斜視図である。立体結合体10Cの片側のみに漸縮縁部13があり、この漸縮縁部13に物品出し入れ口14Cが設けてある。漸縮縁部13に対する他方側は、平らな底面となっており、縦向き使用状態が可能である。漸縮縁部13の予定箇所には紐16を通すための複数の貫通孔15が形成してあり、紐16(又は線)が貫通孔15を通っており、吊り上げができるようになっている。
図6及び図7は、本考案の結合手段20を示す。フレキシブル板11、12間の結合手段20は、オス、メススナップボタン22、23が相互に嵌め合って、結合してある構成、或いは、差込タブ24と差込口25の差し入れによる位置固定タイプである。
図10は、本考案の立体結合体を複数組み合わせてなる組立体40を示す。図9は図10の組立体40の一部である部分組立体41を示す。図8は図9の部分組立体41を分解して示す。
立体結合体10を構成するフレキシブル板11、12、及び、形成された漸縮縁部13の所定の箇所には、組立や位置固定に合わせるためのオス、メス留め具30、31の設置に供するために、設置孔18が形成してある。漸縮縁部13は高さ方向に限らず、立体結合体10の奥行き方向Yについても漸縮されている。設置孔18は奥行き方向Yに漸縮されている部分よりも外側の箇所に形成してある。
詳細には、フレキシブル板12の片側及びその形成された漸縮縁部13の設置孔18内には、オス留め具30が設けてある。そして、フレキシブル板12と相対して設置されたフレキシブル板11は、設置孔18内にメス留め具31が設けてある。これによって、組み合わさっている立体結合体10は幅広い面積で接触することが可能になり、漸縮縁部13はもう一つの立体結合体10の漸縮縁部13と相互に重なって組み立てられる。
組立体40は、立体結合体10が複数積み重なっている両側の積重体42及び43と、その間の積重体44とからなる。両側の積重体42及び43は、立体結合体10の長さの分、離して配置され、積重体42と積重体43とは対向する側は、漸縮縁部13がジグザグに並んでおり、三角形の凹部が対向して並んでいる状態となる。積重体42と積重体43との間に、立体結合体10がその両側の漸縮縁部13を三角形の凹部に嵌合させて、重なっている漸縮縁部13の間を設置孔18を通してオス、メス留め具30、31でもって固定してある。
中央の積重体44の立体結合体10は、両側の積重体42及び43の立体結合体10に対して立体結合体10の高さの半分だけずれた位置関係にある。中央の積重体44の立体結合体10の漸縮縁部13と、両側の積重体42及び43の立体結合体10の漸縮縁部13とは交互に重なっている。
図11及び図12はオス、メス留め具30、31の具体的な形態を示す。オス留め具30は、突出柱32を有し、突出柱32の先端に位置固定リング凹縁33が形成してある。メス留め具31は、突出柱32に対応するスロット34を有し、スロット34のスロット口に、位置固定リング凹縁33に対応する位置固定突止部35が設けてある。
立体結合体10を重ねて組立てるとき、図11に示すように、相互の組立対応の設置孔18に前記オス、メス留め具30、31を嵌合させて、オス、メス留め具30、31を組み合わせて、図12に示すように、メス留め具31のスロット34にある位置固定突止部35が、オス留め具30の突出柱32にある位置固定リング凹縁33内に係合され、位置が固定される。
[効果の説明]
本考案は、従来と異なる入れケースの結合実施形態を提供し、フレキシブル板の折畳みで構成された立体結合体を利用し、しかも、大面積予定箇所に物品出し入れ口と折畳み箇所に欠け口を設けて、構成された構造体の支持強度がよく、軽量、折畳みや収納が簡単などの実用性・進歩性を持っており、それに、フレキシブル板のフレキシブルの折畳み特性で、作られた構造体の外観形態は多様な組み合わせが可能で、ユーザの購買欲を高める効果がある。
本考案の新しい効果を持つ事実は、次のようになる。
前記入れケースの立体結合体は、面積が幅広く、形成された漸縮縁部は予定箇所に、組立用オス、メス留め具の設置に供するための設置孔があり、それで、前記入れケースは単独使用や、相互に重なって組み立てることが可能になり、二つの立体結合体が相互に重なった部分に対応するために設けられた前記オス、メス留め具により、更に複数の収納空間ありの組合式立体結合体を構成している。
上述の実施例は本考案を具体的に説明したものであり、文中では特定の専門用語を用いて説明しているが、本考案の範囲を限定するものではなく、この技術分野を熟知した人員は本考案の精神及び原則を逸脱しない限り、本考案に変更または改良を加えることができる。しかし、それらの変更または改良は全て実用新案登録請求の範囲の範疇に含まれるものである。
本考案の実施例1になる折畳み収納可能式入れケースの斜視図である。 図1の折畳み収納可能式入れケースを背面側から見て示す斜視図である。 (A)は図1の折畳み収納可能式入れケースの正面図、(B)は折畳んだ状態のケースを示す図である。 本考案の実施例2になる折畳み収納可能式入れケースの斜視図である。 本考案の実施例3になる折畳み収納可能式入れケースの斜視図である。 結合手段を示す図である。 結合手段を拡大して示す図である。 図9の部分組立体を分解して示す図である。 図10中の組立体の一部である部分組立体を示す図である。 立体結合体を複数組み合わせてなる組立体を示す図である。 オス、メス留め具を対向させて示す断面図である。 オス、メス留め具による結合状態を示す図である。
符号の説明
10、10B、10C 立体結合体
11、12 フレキシブル板
13 漸縮縁部
14、14B、14C 物品出し入れ口
15 貫通孔
16 紐
17 欠け口
18 設置孔
20 結合手段
21 高周波結合
22、23 オス、メススナップボタン
24 差込タブ
25 差込口
30 オス留め具
31 メス留め具
32 突出柱
33 位置固定リング凹縁
34 スロット
35 位置固定突止部
40 組立体
41 部分組立体

Claims (5)

  1. 折畳み特性を有する板を折ってなる複数のフレキシブル板(11、12)を結合手段(20)により相互に結合してなる立体結合体(10)を有し、
    前記立体結合体(10)は、少なくとも片側に、相互に結合した漸縮縁部(13)を有してなり、
    且つ、前記立体結合体(10)の大面積予定箇所に、少なくとも一つの物品出し入れ口(14)が形成してあることを特徴とする折畳み収納可能式入れケース。
  2. 前記結合手段(20)は、高周波結合、熱接着、スナップボタン、タブ差込式等の結合方式が可能であることを特徴とする請求項1に記載の折畳み収納可能式入れケース。
  3. 前記フレキシブル板は、折畳み予定箇所に、相互に結合し、形成された立体結合体(10)をプレス折畳み可能な形態にするための欠け口(17)が形成してあることを特徴とする請求項1に記載の折畳み収納可能式入れケース。
  4. 前記漸縮縁部(13)の所定の箇所には、紐(16)を通すための、複数の貫通孔(15)が形成してあることを特徴とする請求項1に記載の折畳み収納可能式入れケース。
  5. 前記立体結合体(10)を形成するフレキシブル板(11、12)の所定の箇所、及び形成された漸縮縁部(13)の所定の箇所に、組立や位置固定に合わせるためのオス、メス留め具(30、31)の設置に供するための設置孔(18)が形成してあることを特徴とする請求項1に記載の折畳み収納可能式入れケース。
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